JPH04281937A - 鉄骨の耐火被覆工法 - Google Patents
鉄骨の耐火被覆工法Info
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- JPH04281937A JPH04281937A JP6777591A JP6777591A JPH04281937A JP H04281937 A JPH04281937 A JP H04281937A JP 6777591 A JP6777591 A JP 6777591A JP 6777591 A JP6777591 A JP 6777591A JP H04281937 A JPH04281937 A JP H04281937A
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- structural steel
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- 229910000746 Structural steel Inorganic materials 0.000 title abstract 8
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- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨の耐火被覆工法に
係るもので、特に建築物の梁や柱などの鉄骨を耐火被覆
材で被覆する耐火被覆工法の改良に関する。
係るもので、特に建築物の梁や柱などの鉄骨を耐火被覆
材で被覆する耐火被覆工法の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、建築物の梁、柱などに使われてい
るＨ型鋼、みぞ型鋼、Ｉ型鋼等の鉄骨を耐火被覆材で被
覆する耐火被覆工法として、ロックウール等の無機質繊
維を主材として調製した耐火被覆材や熱によって膨張ま
たは発泡する耐火被覆材を鉄骨表面に吹付けて所要厚さ
の耐火被覆を形成する吹付け工法や、予め所要の厚さに
形成した無機質フェルトや耐火板等の耐火被覆材を接着
またはピンのスポット溶接等の手段で取り付ける工法が
適用されている。
るＨ型鋼、みぞ型鋼、Ｉ型鋼等の鉄骨を耐火被覆材で被
覆する耐火被覆工法として、ロックウール等の無機質繊
維を主材として調製した耐火被覆材や熱によって膨張ま
たは発泡する耐火被覆材を鉄骨表面に吹付けて所要厚さ
の耐火被覆を形成する吹付け工法や、予め所要の厚さに
形成した無機質フェルトや耐火板等の耐火被覆材を接着
またはピンのスポット溶接等の手段で取り付ける工法が
適用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前述した耐火被覆工法
による耐火被覆構造にあっては、鉄骨全体がほぼ同じ耐
火被覆厚さで施工されるが、特に鉄骨のエッジ部に対し
ては、下記の如き問題がある。
による耐火被覆構造にあっては、鉄骨全体がほぼ同じ耐
火被覆厚さで施工されるが、特に鉄骨のエッジ部に対し
ては、下記の如き問題がある。
【０００４】鉄骨エッジ部は、火災の発生の際、他の部
分と異なり、多方向から炎に晒され、温度が高くなり、
鉄骨の他の部分より耐火性能が劣ることから、鉄骨全体
の耐火被覆厚さは鉄骨エッジ部の耐火性能を確保するの
に必要な厚さに施工されている。したがって、工期短縮
、施工コスト低減、耐火性能等の観点からみると、前記
耐火被覆工法は施工期間が長くなり、かつ不経済な工法
であるということができる。
分と異なり、多方向から炎に晒され、温度が高くなり、
鉄骨の他の部分より耐火性能が劣ることから、鉄骨全体
の耐火被覆厚さは鉄骨エッジ部の耐火性能を確保するの
に必要な厚さに施工されている。したがって、工期短縮
、施工コスト低減、耐火性能等の観点からみると、前記
耐火被覆工法は施工期間が長くなり、かつ不経済な工法
であるということができる。
【０００５】また、吹付け施工に用いる繊維被覆材や膨
張型被覆材などによる鉄骨エッジ部への施工にあっては
、鉄骨の形状が角形で、かつ端部であるため、被覆厚さ
が不足し易いという欠点がある。
張型被覆材などによる鉄骨エッジ部への施工にあっては
、鉄骨の形状が角形で、かつ端部であるため、被覆厚さ
が不足し易いという欠点がある。
【０００６】
【発明の目的】本発明の目的は、鉄骨エッジ部の耐火性
能を十分に確保することができ、しかも工期短縮と経済
的な施工が実現できる鉄骨の耐火被覆工法を提供するこ
とにある。
能を十分に確保することができ、しかも工期短縮と経済
的な施工が実現できる鉄骨の耐火被覆工法を提供するこ
とにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明による鉄骨の耐火
被覆工法は、無機質繊維に無機質バインダーを含浸させ
てなるウエットフェルト材を用いて、予め鉄骨のエッジ
部を被覆し、次いで前記ウエットフェルト材を含む鉄骨
表面を耐火被覆材で被覆することを要旨としている。
被覆工法は、無機質繊維に無機質バインダーを含浸させ
てなるウエットフェルト材を用いて、予め鉄骨のエッジ
部を被覆し、次いで前記ウエットフェルト材を含む鉄骨
表面を耐火被覆材で被覆することを要旨としている。
【０００８】
【作用】上記耐火被覆工法によれば、鉄骨のエッジ部の
耐火被覆厚さは、他の部分より厚く施工される。
耐火被覆厚さは、他の部分より厚く施工される。
【０００９】
【実施例】図１に本発明を柱鉄骨（Ｈ型鋼）に実施した
例を示し、図２に梁鉄骨（Ｈ型鋼）に実施した例を示し
、図３に梁鉄骨（みぞ型鋼）に実施した例を示す。各図
において、１は鉄骨、１ａは鉄骨のエッジ部、２はエッ
ジ部を被覆しているウエットフェルト材、３は鉄骨全体
を被覆している耐火被覆材、４はコンクリートスラブで
ある。
例を示し、図２に梁鉄骨（Ｈ型鋼）に実施した例を示し
、図３に梁鉄骨（みぞ型鋼）に実施した例を示す。各図
において、１は鉄骨、１ａは鉄骨のエッジ部、２はエッ
ジ部を被覆しているウエットフェルト材、３は鉄骨全体
を被覆している耐火被覆材、４はコンクリートスラブで
ある。
【００１０】上記ウエットフェルト材２に用いる無機質
繊維としては、シリカ・アルミナファイバー、アルミナ
ファイバー、シリカファイバー等のシリカ・アルミナ系
のセラミックファイバー、またはそれとガラスファイバ
ーからなる混綿、あるいはロックウール等が挙げられる
が、シリカ・アルミナファイバーが好適である。無機質
バインダーとしては、コロイダルシリカ、水ガラス等の
水性系のものを用いるが、好ましくはコロイダルシリカ
である。
繊維としては、シリカ・アルミナファイバー、アルミナ
ファイバー、シリカファイバー等のシリカ・アルミナ系
のセラミックファイバー、またはそれとガラスファイバ
ーからなる混綿、あるいはロックウール等が挙げられる
が、シリカ・アルミナファイバーが好適である。無機質
バインダーとしては、コロイダルシリカ、水ガラス等の
水性系のものを用いるが、好ましくはコロイダルシリカ
である。
【００１１】上記ウエットフェルト材２で鉄骨エッジ部
を被覆する被覆厚さは、エッジ部の耐火性能と耐火被覆
材の被覆施工からみて、３〜１５ｍｍの範囲が好ましい
。 鉄骨を耐火被覆材で被覆するには、まず適宜の長さ、幅
に裁断した未乾燥状態のウエットフェルト材２で鉄骨エ
ッジ部１ａを被覆する。未乾燥状態のウエットフェルト
材２は柔軟性があるから、エッジ部の形状に沿って折り
曲げて当て付けることが容易にできる。ウエットフェル
ト材が離れやすいようなエッジ面に対しては、ピンのス
ポット溶接等を用いて保持させておく。
を被覆する被覆厚さは、エッジ部の耐火性能と耐火被覆
材の被覆施工からみて、３〜１５ｍｍの範囲が好ましい
。 鉄骨を耐火被覆材で被覆するには、まず適宜の長さ、幅
に裁断した未乾燥状態のウエットフェルト材２で鉄骨エ
ッジ部１ａを被覆する。未乾燥状態のウエットフェルト
材２は柔軟性があるから、エッジ部の形状に沿って折り
曲げて当て付けることが容易にできる。ウエットフェル
ト材が離れやすいようなエッジ面に対しては、ピンのス
ポット溶接等を用いて保持させておく。
【００１２】鉄骨エッジ部を被覆した前記ウエットフェ
ルト材２は、自然乾燥による接着性を具備しており、か
つ適当な柔軟性を有しているので、鉄骨エッジ部への取
付け一体化が容易である。次いで、前記ウエットフェル
ト材２を含む鉄骨表面を耐火被覆材３で被覆する。図示
の例は、耐火被覆材３を吹付け施工によって形成した場
合である。耐火被覆材を吹付け施工によらず、無機質繊
維フェルト等の板状材料を、接着やピンのスポット溶接
等の手段により、前記ウエットフェルト材を含む鉄骨表
面に貼り付けてもよい。
ルト材２は、自然乾燥による接着性を具備しており、か
つ適当な柔軟性を有しているので、鉄骨エッジ部への取
付け一体化が容易である。次いで、前記ウエットフェル
ト材２を含む鉄骨表面を耐火被覆材３で被覆する。図示
の例は、耐火被覆材３を吹付け施工によって形成した場
合である。耐火被覆材を吹付け施工によらず、無機質繊
維フェルト等の板状材料を、接着やピンのスポット溶接
等の手段により、前記ウエットフェルト材を含む鉄骨表
面に貼り付けてもよい。
【００１３】上記の如く、鉄骨を耐火被覆する際、予め
鉄骨エッジ部をウエットフェルト材で被覆し、それによ
る被覆厚さを他の部分より厚くする耐火被覆工法によれ
ば、下記の効果が得られる。
鉄骨エッジ部をウエットフェルト材で被覆し、それによ
る被覆厚さを他の部分より厚くする耐火被覆工法によれ
ば、下記の効果が得られる。
【００１４】（１）無機質繊維に無機質バインダーを含
浸させてなるウエットフェルト材はそれ自体すぐれた耐
火性能を具備しているので、このウエットフェルト材の
被覆によって被覆厚さが厚くなった鉄骨エッジ部にあっ
ては、火災発生の際、多方向から炎に晒されても、また
その上に施工された耐火被覆材の厚さが不足している場
合や耐火被覆層に亀裂が発生するといった不具合があっ
ても、鉄骨エッジ部の温度上昇は妨げられる。したがっ
て、鉄骨エッジ部を被覆したウエットフェルト材は、エ
ッジ部の耐火性能の低下を抑制し、耐火性能を十分補う
ことができる。したがって、吹付け耐火被覆材や貼り付
け耐火被覆材の被覆厚さを薄くすることが可能となる。
浸させてなるウエットフェルト材はそれ自体すぐれた耐
火性能を具備しているので、このウエットフェルト材の
被覆によって被覆厚さが厚くなった鉄骨エッジ部にあっ
ては、火災発生の際、多方向から炎に晒されても、また
その上に施工された耐火被覆材の厚さが不足している場
合や耐火被覆層に亀裂が発生するといった不具合があっ
ても、鉄骨エッジ部の温度上昇は妨げられる。したがっ
て、鉄骨エッジ部を被覆したウエットフェルト材は、エ
ッジ部の耐火性能の低下を抑制し、耐火性能を十分補う
ことができる。したがって、吹付け耐火被覆材や貼り付
け耐火被覆材の被覆厚さを薄くすることが可能となる。
【００１５】（２）前記ウエットフェルト材は、自然乾
燥による接着性を具備しており、かつ適度な柔軟性を有
しているので、鉄骨エッジ部への取付け一体化が簡単に
、かつ容易にできる。
燥による接着性を具備しており、かつ適度な柔軟性を有
しているので、鉄骨エッジ部への取付け一体化が簡単に
、かつ容易にできる。
【００１６】（３）鉄骨エッジ部に取り付けて一体化し
たウエットフェルト材は、角部がなく丸味を帯びた形状
となるため、吹付け耐火被覆材等の被覆材が施工し易く
、所定の耐火被覆厚さを容易に形成できる。
たウエットフェルト材は、角部がなく丸味を帯びた形状
となるため、吹付け耐火被覆材等の被覆材が施工し易く
、所定の耐火被覆厚さを容易に形成できる。
【００１７】（４）前記ウエットフェルト材は、自然乾
燥により硬くなり、高い強度を有するので、耐火被覆材
の先付け工法にも適している。
燥により硬くなり、高い強度を有するので、耐火被覆材
の先付け工法にも適している。
【００１８】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
鉄骨エッジ部の耐火性能を十分に確保でき、かつ耐火被
覆厚さを薄くすることが可能であり、施工期間の短縮と
施工コスト低減を実現することができる。
鉄骨エッジ部の耐火性能を十分に確保でき、かつ耐火被
覆厚さを薄くすることが可能であり、施工期間の短縮と
施工コスト低減を実現することができる。
【図１】本発明をＨ型柱鉄骨に実施した場合の耐火被覆
鉄骨の断面図である。
鉄骨の断面図である。
【図２】本発明をＨ型梁鉄骨に実施した場合の耐火被覆
鉄骨の断面図である。
鉄骨の断面図である。
【図３】本発明をみぞ型梁鉄骨に実施した場合の耐火被
覆鉄骨の断面図である。
覆鉄骨の断面図である。
１ 鉄骨
１ａ 鉄骨エッジ部
２ ウエットフェルト材
３ 耐火被覆材
４ コンクリートスラブ
Claims (3)
- 【請求項１】 無機質繊維に無機質バインダーを含浸
させてなるウエットフェルト材を用いて、予め鉄骨のエ
ッジ部を被覆し、次いで前記ウエットフェルト材を含む
鉄骨表面を耐火被覆材で被覆することを特徴とする鉄骨
の耐火被覆工法。 - 【請求項２】 前記耐火被覆材を、吹付け施工によっ
て形成する請求項１に記載の鉄骨の耐火被覆工法。 - 【請求項３】 前記耐火被覆材を、無機質繊維フェル
ト等の取付けによって形成する請求項１に記載の鉄骨の
耐火被覆工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3067775A JPH0768727B2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 鉄骨の耐火被覆工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3067775A JPH0768727B2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 鉄骨の耐火被覆工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04281937A true JPH04281937A (ja) | 1992-10-07 |
| JPH0768727B2 JPH0768727B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=13354665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3067775A Expired - Lifetime JPH0768727B2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 鉄骨の耐火被覆工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0768727B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0740822U (ja) * | 1993-12-28 | 1995-07-21 | 株式会社竹中工務店 | 耐火被覆構造 |
| JP2014163112A (ja) * | 2013-02-25 | 2014-09-08 | Sekisui House Ltd | 建物壁部の耐火構造 |
| JP2019100113A (ja) * | 2017-12-05 | 2019-06-24 | 株式会社エフコンサルタント | 被覆構造体 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5268226A (en) * | 1975-12-03 | 1977-06-06 | Daido Steel Sheet Corp | Fire preventiveeresistive material |
| JPH01114705U (ja) * | 1988-01-26 | 1989-08-02 |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP3067775A patent/JPH0768727B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5268226A (en) * | 1975-12-03 | 1977-06-06 | Daido Steel Sheet Corp | Fire preventiveeresistive material |
| JPH01114705U (ja) * | 1988-01-26 | 1989-08-02 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0740822U (ja) * | 1993-12-28 | 1995-07-21 | 株式会社竹中工務店 | 耐火被覆構造 |
| JP2014163112A (ja) * | 2013-02-25 | 2014-09-08 | Sekisui House Ltd | 建物壁部の耐火構造 |
| JP2019100113A (ja) * | 2017-12-05 | 2019-06-24 | 株式会社エフコンサルタント | 被覆構造体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0768727B2 (ja) | 1995-07-26 |
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