JPS6314146B2 - - Google Patents
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- JPS6314146B2 JPS6314146B2 JP56081345A JP8134581A JPS6314146B2 JP S6314146 B2 JPS6314146 B2 JP S6314146B2 JP 56081345 A JP56081345 A JP 56081345A JP 8134581 A JP8134581 A JP 8134581A JP S6314146 B2 JPS6314146 B2 JP S6314146B2
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- covering
- felt
- fireproof coating
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、建物の鉄骨を耐火材で被覆する耐
火被覆工法の改良に関するものである。
火被覆工法の改良に関するものである。
従来の技術
従来、建物の梁や柱などの鉄骨に耐火材を被覆
する工法として、ロツクウールを主材とし、それ
にポルトランドセメント結合材、水溶性紛末質有
機糊材を配合して調製した耐火材を水と共に鉄骨
表面に吹き付ける乾式の耐火被覆工法、またはロ
ツクウールにポルトランドセメントと水で粘稠ペ
ースト状に調製した耐火材をポンプで圧送してス
プレーガンで吹き付ける湿式の耐火被覆工法、あ
るいは石綿珪酸カルシウム板のような成形板を接
着剤と釘を併用して貼り付ける成形板による耐火
被覆工法が適用されている。
する工法として、ロツクウールを主材とし、それ
にポルトランドセメント結合材、水溶性紛末質有
機糊材を配合して調製した耐火材を水と共に鉄骨
表面に吹き付ける乾式の耐火被覆工法、またはロ
ツクウールにポルトランドセメントと水で粘稠ペ
ースト状に調製した耐火材をポンプで圧送してス
プレーガンで吹き付ける湿式の耐火被覆工法、あ
るいは石綿珪酸カルシウム板のような成形板を接
着剤と釘を併用して貼り付ける成形板による耐火
被覆工法が適用されている。
しかし、前述した乾式・湿式吹き付け耐火被覆
工法にあつては、下記の如き欠点がある。
工法にあつては、下記の如き欠点がある。
(イ) ホコリが出るため、作業環境が悪く、作業中
は他の作業員が同時に仕事ができない。
は他の作業員が同時に仕事ができない。
(ロ) ホコリが多いため、吹き付け作業場所の周辺
をシートで囲つて屋外にホコリを出さないよう
にし、また床や壁が汚れないようにシートを敷
く必要がある。
をシートで囲つて屋外にホコリを出さないよう
にし、また床や壁が汚れないようにシートを敷
く必要がある。
(ハ) 水を使うため、被覆材が硬化するまで、夏期
は1ケ月、冬期は2ケ月の養生期間が必要であ
る。
は1ケ月、冬期は2ケ月の養生期間が必要であ
る。
(ニ) 現場作業であるため、表面の仕上げが作業員
の技術に左右され、一般に表面性状が悪い。
の技術に左右され、一般に表面性状が悪い。
(ホ) 吹き付け作業には特別な技術、熟練を必要と
する。
する。
(ヘ) 現場作業のため、被覆層の厚さや密度が不均
一である。
一である。
(ト) 吹き付け作業には特別な機械が必要である。
一方、成形板による被覆工法にあつては、その
耐火被覆材が硬い成形板であるため、鉄骨の曲面
部分や屈曲部分、配管回りなどの複雑な形状部分
への被覆施工が困難であり、また鉄骨の形状寸法
に合わせて切断するのに、ダイヤモンドソーや丸
鋸ソーのような特殊な切断工具を必要とし、かつ
その切断作業に多大の労力を要するため、作業性
が非常に悪く、しかも成形板の切断時に作業者の
健康を害する粉塵を多量に発生するなど、不都合
な問題を多くかゝえている。
耐火被覆材が硬い成形板であるため、鉄骨の曲面
部分や屈曲部分、配管回りなどの複雑な形状部分
への被覆施工が困難であり、また鉄骨の形状寸法
に合わせて切断するのに、ダイヤモンドソーや丸
鋸ソーのような特殊な切断工具を必要とし、かつ
その切断作業に多大の労力を要するため、作業性
が非常に悪く、しかも成形板の切断時に作業者の
健康を害する粉塵を多量に発生するなど、不都合
な問題を多くかゝえている。
発明が解決しようとする問題点
この発明は、前述した乾式・湿式の吹き付け耐
火被覆工法および成形板貼り付け耐火被覆工法の
すべての欠点を解消するためになされたものであ
つて、吹き付け工法と比べてホコリの発生が殆ん
どなく、また熟練した施工技術を必要とせず、し
かも施工期間の大巾な短縮化ができる鉄骨の耐火
被覆工法を提供することを主たる目的としている
ものである。
火被覆工法および成形板貼り付け耐火被覆工法の
すべての欠点を解消するためになされたものであ
つて、吹き付け工法と比べてホコリの発生が殆ん
どなく、また熟練した施工技術を必要とせず、し
かも施工期間の大巾な短縮化ができる鉄骨の耐火
被覆工法を提供することを主たる目的としている
ものである。
問題点を解決するための手段
この発明による鉄骨の耐火被覆方法は、鉄骨を
被覆する耐火被覆材に無機繊維を主材として形成
したフエルト材を用い、このフエルト材の鉄骨へ
の被覆固定は、ピンあるいはスタツドボルトの如
き掛止め部材を溶接手段により行い、次いで掛止
め部材の先端にフエルト材の抜け止めを施すこと
を特徴としているものである。
被覆する耐火被覆材に無機繊維を主材として形成
したフエルト材を用い、このフエルト材の鉄骨へ
の被覆固定は、ピンあるいはスタツドボルトの如
き掛止め部材を溶接手段により行い、次いで掛止
め部材の先端にフエルト材の抜け止めを施すこと
を特徴としているものである。
前記無機繊維としては、ロツクウール、グラス
フアイバー、石綿、セラミツクフアイバーなどが
用いられる。
フアイバー、石綿、セラミツクフアイバーなどが
用いられる。
前記掛止め部材はピンあるいはスタツドボルト
の使用が適しており、これにフエルト材を挿し込
んだあと、ピンの場合には座金を強く嵌着し、ボ
ルトの場合なら座金を螺着することによつてフエ
ルト材の抜け止めとすることができる。この抜け
止めについては、他の手段を適宜に採用してもよ
い。
の使用が適しており、これにフエルト材を挿し込
んだあと、ピンの場合には座金を強く嵌着し、ボ
ルトの場合なら座金を螺着することによつてフエ
ルト材の抜け止めとすることができる。この抜け
止めについては、他の手段を適宜に採用してもよ
い。
実施例
図面において、第1図はフエルト材1をH型梁
鉄骨2に直貼りした実施例を示したものである。
鉄骨2に直貼りした実施例を示したものである。
第2図および第3図は、鉄骨2にフエルト材1
を被覆するに際し、ピンあるいはスタツドボルト
などの掛止め部材3を鉄骨に溶接手段で固定し、
その先端に座金4を強く嵌着し、フエルト材1の
抜け止めにする例を示したものである。
を被覆するに際し、ピンあるいはスタツドボルト
などの掛止め部材3を鉄骨に溶接手段で固定し、
その先端に座金4を強く嵌着し、フエルト材1の
抜け止めにする例を示したものである。
第4図は、鉄骨2に前記と同様に掛止め部材を
固定し、補強用ラス5を挿し込んで溶接で固着
し、ラスの外に突出する掛止め部材にフエルト材
1を挿し込み、抜け止めを施して被覆する例を示
したものである。6は建物のスラブである。
固定し、補強用ラス5を挿し込んで溶接で固着
し、ラスの外に突出する掛止め部材にフエルト材
1を挿し込み、抜け止めを施して被覆する例を示
したものである。6は建物のスラブである。
前記のように、耐火被覆材として、無機繊維を
主材として形成したフエルト材を用い、それを鉄
骨側に予め固定した掛止め部材に挿し込んで鉄骨
を被覆する方法によれば、下記の効果が得られ
る。
主材として形成したフエルト材を用い、それを鉄
骨側に予め固定した掛止め部材に挿し込んで鉄骨
を被覆する方法によれば、下記の効果が得られ
る。
(1) 前記無機繊維を主材として形成したフエルト
材は、鉄骨の耐火被覆材として、すぐれた性能
を具備している。
材は、鉄骨の耐火被覆材として、すぐれた性能
を具備している。
(2) 前記フエルト材は、特殊な切断工具を必要と
せず、ナイフ、包丁、鋏などの簡単な切断工具
で切断できる。
せず、ナイフ、包丁、鋏などの簡単な切断工具
で切断できる。
(3) 前記フエルト材は、切断時に粉塵の発生がな
いから、作業者の健康を害するおそれは全くな
い。
いから、作業者の健康を害するおそれは全くな
い。
(4) 前記フエルト材は、適度の柔軟性と可撓性を
具えているので、360度まで屈曲可能であり、
また筋付け機による筋付け加工も容易であるか
ら、鉄骨の端部、角部、曲面部、屈曲部、配管
回わりなどへの被覆が隙間なく一体的にできる
から、完全な耐火断熱被覆を形成することがで
きる。
具えているので、360度まで屈曲可能であり、
また筋付け機による筋付け加工も容易であるか
ら、鉄骨の端部、角部、曲面部、屈曲部、配管
回わりなどへの被覆が隙間なく一体的にできる
から、完全な耐火断熱被覆を形成することがで
きる。
(5) 前記フエルト材は硬質の成形板に比べて吸音
率が大きく、建物内で発生する騒音・振動の吸
収に効果がある。
率が大きく、建物内で発生する騒音・振動の吸
収に効果がある。
(6) 前記フエルト材に化粧フエルト材を使用する
場合には、耐火被覆後の化粧施工を省くことが
できる。
場合には、耐火被覆後の化粧施工を省くことが
できる。
(7) 前記フエルト材の使用によれば、前述したよ
うに、切断が容易で鉄骨への被覆施工が簡単に
できるから、耐火被覆施工の作業性を大巾に改
善向上させることができる。またフエルト材の
場合には、長尺でロール状にしたものが使用で
きるので、作業性の向上に寄与できるうえ、切
断切り落しによる被覆材料の損失を少なく抑え
ることができる。
うに、切断が容易で鉄骨への被覆施工が簡単に
できるから、耐火被覆施工の作業性を大巾に改
善向上させることができる。またフエルト材の
場合には、長尺でロール状にしたものが使用で
きるので、作業性の向上に寄与できるうえ、切
断切り落しによる被覆材料の損失を少なく抑え
ることができる。
(8) 前記フエルト材は軽量であるから、これを梁
や柱などの鉄骨に被覆しても、鉄骨に与える荷
重負担は少ない。
や柱などの鉄骨に被覆しても、鉄骨に与える荷
重負担は少ない。
(9) 前記フエルト材は、鉄骨面に溶接で固定した
ピンやスタツドボルトに串差し状に挿し込むだ
けでよいから、被覆作業は極めて簡単容易であ
る。
ピンやスタツドボルトに串差し状に挿し込むだ
けでよいから、被覆作業は極めて簡単容易であ
る。
(10) 前記フエルト材の場合、それにニードリング
加工を施して被覆材の強度増大が簡単にでき
る。
加工を施して被覆材の強度増大が簡単にでき
る。
発明の効果
以上に述べたように、この発明によれば、無機
繊維を主材として形成したフエルト材を耐火被覆
材に用い、フエルト材の鉄骨への被覆固定は、ピ
ンあるいはスタツドボルトの如き掛止め部材を溶
接手段で行い、次いで止め部材の先端にフエルト
材の抜け止めを施すものであるから、従来の吹き
付け耐火被覆工法あるいは成形板貼り付け耐火被
覆工法の問題点をすべて解消し、鉄骨への耐火被
覆材の施工技術分野へ大きく貢献することができ
る。
繊維を主材として形成したフエルト材を耐火被覆
材に用い、フエルト材の鉄骨への被覆固定は、ピ
ンあるいはスタツドボルトの如き掛止め部材を溶
接手段で行い、次いで止め部材の先端にフエルト
材の抜け止めを施すものであるから、従来の吹き
付け耐火被覆工法あるいは成形板貼り付け耐火被
覆工法の問題点をすべて解消し、鉄骨への耐火被
覆材の施工技術分野へ大きく貢献することができ
る。
第1図は鉄骨に耐火材を直貼りした状態を示す
鉄骨被覆部分の断面図、第2図および第3図は掛
止め部材によるフエルト材の被覆状態を示す鉄骨
被覆要部の断面図、第4図は鉄骨に耐火材を箱状
に貼付けた状態を示す鉄骨被覆部分の断面図であ
る。 1…フエルト材、2…鉄骨、3…掛止め部材、
4…座金、5…ラス、6…スラブ。
鉄骨被覆部分の断面図、第2図および第3図は掛
止め部材によるフエルト材の被覆状態を示す鉄骨
被覆要部の断面図、第4図は鉄骨に耐火材を箱状
に貼付けた状態を示す鉄骨被覆部分の断面図であ
る。 1…フエルト材、2…鉄骨、3…掛止め部材、
4…座金、5…ラス、6…スラブ。
Claims (1)
- 1 鉄骨を被覆する耐火被覆材に無機繊維を主材
として形成したフエルト材を用い、このフエルト
材の鉄骨への被覆固定は、ピンあるいはスタツド
ボルトの如き掛止め部材を溶接手段により行い、
次いで掛止め部材の先端にフエルト材の抜け止め
を施すことを特徴とする鉄骨を耐火材で被覆する
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8134581A JPS57197349A (en) | 1981-05-28 | 1981-05-28 | Covering of iron skeltal by refractory material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8134581A JPS57197349A (en) | 1981-05-28 | 1981-05-28 | Covering of iron skeltal by refractory material |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6008789A Division JPH01310040A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 鉄骨を耐火材で被覆する構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57197349A JPS57197349A (en) | 1982-12-03 |
JPS6314146B2 true JPS6314146B2 (ja) | 1988-03-29 |
Family
ID=13743773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8134581A Granted JPS57197349A (en) | 1981-05-28 | 1981-05-28 | Covering of iron skeltal by refractory material |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57197349A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6183705U (ja) * | 1984-11-06 | 1986-06-03 | ||
JPS62156459A (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-11 | ニチアス株式会社 | 鉄骨の耐火被覆工法 |
JPH0678657B2 (ja) * | 1986-05-14 | 1994-10-05 | 株式会社竹中工務店 | 鉄骨の耐火被覆構造 |
JPS63166713U (ja) * | 1987-04-17 | 1988-10-31 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS486488U (ja) * | 1971-06-07 | 1973-01-24 | ||
US3738217A (en) * | 1970-10-08 | 1973-06-12 | Omark Industries Inc | Insulation hanger |
JPS54141442A (en) * | 1978-04-26 | 1979-11-02 | Isolite Insulating Prod | Fireeproof heat insulating wall |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS489544U (ja) * | 1971-06-17 | 1973-02-02 | ||
JPS4981720U (ja) * | 1972-11-06 | 1974-07-16 |
-
1981
- 1981-05-28 JP JP8134581A patent/JPS57197349A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3738217A (en) * | 1970-10-08 | 1973-06-12 | Omark Industries Inc | Insulation hanger |
JPS486488U (ja) * | 1971-06-07 | 1973-01-24 | ||
JPS54141442A (en) * | 1978-04-26 | 1979-11-02 | Isolite Insulating Prod | Fireeproof heat insulating wall |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57197349A (en) | 1982-12-03 |
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