JPH04281125A - 消音装置及び消音方法 - Google Patents

消音装置及び消音方法

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JPH04281125A
JPH04281125A JP3016567A JP1656791A JPH04281125A JP H04281125 A JPH04281125 A JP H04281125A JP 3016567 A JP3016567 A JP 3016567A JP 1656791 A JP1656791 A JP 1656791A JP H04281125 A JPH04281125 A JP H04281125A
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sound
noise
sensor
sound source
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Application number
JP3016567A
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Inventor
Susumu Fujiwara
奨 藤原
Mikio Ishizuka
石塚 幹夫
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家庭用電気製品等か
ら放射される音を能動的に消音する消音装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来例1. (1)  従来技術の構成の説明 図7は、従来の一般的なエアコン室内機の構造を示す概
略断面図である。図において、11はエアコン体系、1
2は外装、13はエアコン本体11の全面に設けられた
室内空気の吸込み口、14は前記エアコン本体11の下
部に設けられた吹出し口、15は熱交換機、16は熱交
換機15に配管されている冷媒配管、17は熱交換機1
5の下部に設けられたドレーンパン、18は着脱式のエ
アフィルタ、19は風路用のエアガイド板、110は風
路、111は制御部116内に設けられた送風機用電動
機、112は風路110内に設けられ送風機用電動機1
11で運転する送風機(ラインフローファン)、113
は風向調節ベーン、114は冷媒配管に巻き付けている
振動防止用ダンパ、115はエアガイド板の外側に貼っ
てある騒音防止用のポリウレタンフォームである。一般
的なエアコン室内機の構造は、熱交換機と送風機、およ
び、これらを制御するコントローラ(図示せず)から構
成されている。
【0003】(2)  従来技術の作用、動作の説明次
に動作について説明する。冷媒配管16の冷媒は熱交換
機15で気化され暖房運転時は暖められ、冷房運転時は
冷やされ、送風機112が運転され熱交換機15で熱交
換される。暖房時は温風が、冷房時は冷風が吹出し口よ
り吹き出され、吸込み口より戻ってくる空気循環風路が
形成されている。
【0004】エアコン室内機の騒音源は、送風機112
の風切り音の外に、冷媒配管の振動音に対しては配管の
振動の大きい部分に対してダンパ114を巻き付けて振
動の防止を図っている。風路110の送風音に対しては
、エアガイド板19にポリウレタンフォームを貼付して
騒音を防止している。
【0005】従来例2. (1)  従来技術の構成の説明 次に、図8は、例えば騒音制御(Vol.14,No.
2,1990,77−79)の研究報告「電気洗濯機の
騒音低減」に記載されている従来の一般的洗濯機の構造
図である。図に於いて、21は外装、22は洗濯機の槽
内、23は洗濯槽、24は前記洗濯槽23を外装21に
吊り下げている吊り棒、25は前記洗濯槽3の底面に取
り付けてあるモーター部、26は前記モーター部25と
接続しているギヤボックス、27は前記ギヤボックスに
接続しているパルセーター、28は洗濯機の外装21の
底面である。
【0006】一般的な洗濯機の構造は、洗濯、すすぎ、
脱水を行う洗濯槽23と、その中で洗濯動作を行う為の
パルセーター、このパルセーターの動力を伝達する為の
モーター部等から構成されており、これら構成部材は外
装21から吊り棒24を介して吊り下げられた構造をし
ている。
【0007】(2)  従来技術の作用、動作の説明次
に動作について説明する。パルセーター27の回転は洗
濯槽23の底面に取り付けられたモーター部25により
、ギヤボックス26を介して駆動される。パルセーター
27が回転して、洗濯槽23内に入れた水と洗濯物が回
転する事で洗浄行為が起こり洗濯機としての役目が果た
される。
【0008】従来例3. (1)  従来技術の構成の説明 次に、図9は、例えば三菱自動車工業(株)発行[AE
RO  QUEENシリーズカタログ」に記載されてい
るバスの横断面図である。図に於いて、31は移動体の
車体、32はバスの車室内33は車室内32の天井、3
4はバスの床面、35はバスの前面、36は複数個の座
席(客席)、37はバスの運転座席、38は客席36と
運転席37を遮断する仕切板である。一般的なバス、特
に観光バス等は、上記の様な構成をしている。
【0009】(2)  従来技術の作用、動作の説明移
動体の客席36に着座している搭乗者の話し声や歌声が
、運転座席37で運転業務についている運転手の運転妨
害にならないように、運転座席37と客席36との間に
は仕切板38が設置されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】(1)  従来技術の
問題点の説明 一般に、家庭用電気製品の多くは室内、または、生活環
境に近接した場所に設置・使用されるものであり、近年
特に、上記電気製品の運転音を静寂にする事への要求が
強くなってきた。
【0011】例えば、上記従来1.のエアコンの例では
、送風機を使用して熱交換し室内空気循環をすることに
より空気調和を行なってきたが、送風機自身からの機械
振動音、吹出し口からの風切り音、及び、風路系による
ビビリ音が発生している。また、冷媒配管系の振動によ
るなど、騒音の発生しやすい構造になっている。
【0012】また、例えば、上記従来例2.の洗濯機の
例では、大きな駆動力が発生する機械の割には薄板構造
の組み合わせで作られており、材料の面も、家電用電気
製品の安全性を考えて適用材料が限られているので、振
動、及び騒音の発生しやすい構造になっている。その為
に、洗濯機等の家電用電気製品には様々な騒音低減対策
が講じられてきた。例えば、動力の元であるモーターを
制振材料を介して取り付けたり、モーター全体を防振材
料で被膜してしまう等の方法、更には、製品の外装自身
を制振材料で製造する等の方法で騒音の低減を図ってき
た。しかしながら、家電製品等からは様々な周波数成分
を含んだ騒音が発生しており、防振材料や制振材料でこ
れらすべての周波数成分を減衰させようとすると材料の
構造が複雑化して、量、質的にも増加してコストの高騰
や重量増大を招いていた。更に、熱が外部に放射されず
に熱障害による故障問題等も引き起こす問題があり、上
記のすべての周波数成分を減衰させる事は現実的にはほ
とんど不可能であった。
【0013】また、従来例3.の例では、運転座席37
で運転業務遂行についている運転手と、客席36とは仕
切板38を用いる事で、客席からの話し声や歌声等を遮
断しようとしている。しかし、実際の仕切板38は緊急
時等の対応から、運転座席37の背面にのみ設置されて
いるだけである。その為に、客席36で発生する騒音の
ほとんどは、仕切板38で遮断されずに運転座席37で
運転業務についている運転遂行者に浴せられる。騒音の
多くは、話し声や歌声であり、運転時の注意を散漫にし
、最悪の場合には交通事故を引き起こす原因にもなって
いた。
【0014】(2)  発明の目的の説明この発明は、
上記の様な問題点を解決する為になされたもので、音波
の伝搬経路内における騒音源からの伝搬音波に対して、
逆位相で、かつ同音圧、同振幅の付加音を発生させ、前
記伝搬経路内の所定の位置で音波干渉をさせる事で消音
する消音装置を得ることを目的としたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の消音装置は、発生する音を収集するセンサーと、
音源からの伝搬音波に対して逆位相で、且つ同音圧の音
波を発生させ、前記伝搬経路の所定位置でその音波干渉
により消音を行う為の付加音源を、2個以上所定位置に
設置したことを特徴とする消音装置である。
【0016】また、請求項2記載の消音装置は音を収集
する第一のセンサーと、この音信号に対して、逆位相・
同振幅・同音圧の音波を放射する付加音源と、付加音源
により音波干渉された音を収集し、かつ、モニターして
いる第二のセンサーと、上記第一と第二のセンサーの信
号により付加音源の音波を補正するメインコントロール
部を具備することを特徴とする消音装置である。
【0017】また、請求項3記載の消音方法は以下の工
程を有するものである。 (a)  音をセンサーにより収集する収集工程、(b
)  収集された音と逆位相、同振幅の音波を発生させ
、2ケ所以上から収集された音に対し放射する放射工程
、(c)  放射工程により音波干渉された音を収集し
、その音量により、放射工程で発生させる音波を調節す
るコントロール工程。
【0018】
【作用】第1の発明におけるセンサーは、家電用電気製
品等の中で発生する騒音を収集する為のものであり、セ
ンサーで収集された騒音に基づいて、消音信号としての
音が複数個の付加音源から発生され、広域の確実な消音
が行なえる。
【0019】第2の発明に於ける第一のセンサーは、家
電用電気製品等の中に発生する騒音を収集する為のもの
であり、第一のセンサーで収集された騒音は、メインコ
ントローラー部で処理されて、消音信号としての音が付
加音源から発生される。そして、消音信号、及び機器の
騒音は常時、第二のセンサーによりモニターされて、メ
インコントローラー部で処理され、消音信号を調節する
【0020】第3の発明に於ける収集工程は、騒音を収
集し、放射工程は、騒音と干渉する音を騒音に放射し、
コントロール工程は、干渉した音を収集してその結果か
ら干渉音を調節するものである。
【0021】
【実施例】実施例1. (1)  実施例1.の構成の詳細な説明以下、この発
明の一実施例を図について説明する。図1は、本発明に
よる消音装置の構成をエアコン室内機を例にして示した
場合の概略断面図である。図2は、エアコン室内機の概
略正面図である。
【0022】図において、11から16は図7に示した
従来のエアコン室内機を構成する部材と同一または相当
部分を示している。117はセンサーマイクロホンM1
(センサーあるいは第一のセンサー)であり、風路11
0内の送風機12の吐出側でその中央に設置されている
。118はセンサーマイクロホンM2(センサーあるい
は第二のセンサー)であり、風路110の吹出し口14
の左右両端に設置している。119はセンサーマイクロ
ホンM2の入力信号を増幅する為のアンプAである。 120は付加音源用スピーカー(付加音源)であり、風
路110内の吐出側でセンサーマイクロホンM1(11
7)とセンサーマイクロホンM2(118)の間で、吹
き出し口14の左右両端に設置している。この付加音源
用スピーカー120の音放射面は、吹出し口14を閉塞
する方向に向けられている。121は付加音源用スピー
カー120の出力信号を増幅する為のアンプBである。 122はセンサーマイクロホンM1(117)、センサ
ーマイクロホンM2(118)、および付加音源用スピ
ーカー120の伝達信号を統括処理するメインコントロ
ール部である。実際にはアンプA(119)、アンプB
(121)と共に制御部116内に収納されている。
【0023】なお、(W)はセンサーマイクロホンM2
(118)の間隔距離、(D)は付加音源用スピーカー
120の間隔距離、(L)はセンサーマイクロホンM2
(18)と付加音源用スピーカー120の間隔距離を示
している。間隔距離(W)と(D)には下記の関係があ
る。 (W)  ≧  (D)  ────────────
  式1また、間隔距離(L)は、音波の伝搬経路内の
風路110において長く取る事がのぞましい。
【0024】(2)  実施例1.の作用、動作の詳細
な説明 エアコン室内機は運転を開始すると矢印Aのように通風
される。風路110に設置されたセンサーマイクロホン
M1(117)、センサーマイクロホンM2(118)
は送風機112や冷媒配管16から発生する振動・騒音
を収集し、メインコントロール部122に送る。主に、
センサーマイクロホンM1(117)の出力はエラー信
号(機械騒音)として用いられ、このエラー信号はメイ
ンコントロール部122の構成部材であるディタルフィ
ルタなどで、エラー信号として収集した騒音信号に対し
て、逆位相・同音圧・同振幅の消音信号を創出する。こ
の消音信号を、アンプB21を経て2個の付加音源用ス
ピーカー120から風路110内に直接放射する。セン
サーマイクロホンM2(118)は、付加音源用スピー
カー120から放射される消音信号をリアルタイムに監
視しており、付加音源用スピーカー120から放射する
消音信号を補正する働きも行なう。以上の様な動作で、
エアコン本体11からの騒音は消音される。
【0025】実施例2. なお、上記実施例ではエアコン室内機の騒音をセンサー
マイクロホンM1(117)で収集する方法について示
したが、マイクロホンの代わりに、振動−加速度ピック
アップによって収集する方法でも同等の効果を発揮でき
る。また、マイクロホンと振動−加速度ピックアップの
両方を用いてもよい。
【0026】以上のように、上記実施例では、エアコン
室内機において、風路110内の送風機112の吐出側
騒音を収集するセンサーマイクロホンM1(117)と
、この騒音信号に対して、逆位相・同振幅、同音圧の音
波を吹出し口14内に放射する付加音源用スピーカー1
20と、吹出し口14の騒音を収集し、かつ、モニター
しているセンサーマイクロホンM2(118)と、上記
これらの信号を補正するメインコントロール部122を
具備することを特徴とする消音装置を説明した。
【0027】実施例3. (1)  実施例3.の構成の詳細な説明以下、この発
明の他の実施例を図について説明する。図3は、本発明
による消音装置の構成を洗濯機を例にして示した場合の
断面図である。図において、21から28は図8に示し
た従来の洗濯機を構成する部材と同一又は相当部分を示
している。29はセンサーマイクロホンM1(センサー
あるいは第一のセンサー)であり、洗濯槽23の底面に
取り付けられているモーター部25、及びギヤボックス
26近傍の所定位置に設置されている。210はセンサ
ーマイクロホンM2(センサーあるいは第二のセンサー
)であり、洗濯機の槽内22の所定位置に任意間隔で2
個以上設置している。211はセンサーマイクロホンM
2の入力信号を増幅する為のアンプである。212は付
加音源用スピーカー(付加音源)であり、槽内22の底
面28の所定位置に任意間隔で2個以上設置している。 この付加音源用スピーカー212の音放射面は、洗濯機
の洗濯槽23の方向に向けられている。213は付加音
源用スピーカー212の出力信号を増幅する為のアンプ
である。
【0028】なお、(W)はセンサーマイクロホンM2
(210)の間隔距離、(D)は付加音源用スピーカー
212の距離間隔、(L)はセンサーマイクロホンM2
(210)と付加音源用スピーカー212の距離間隔を
示している。距離間隔(W)、(D)には下記の関係が
ある。           (W)  ≧  (D)────
────────────    式1また、距離間隔
(L)は、音波の伝搬経路内の空間(本例では洗濯槽2
3内の空間)でほぼ決定する。214は前記センサーマ
イクロホンM1(29)、センサーマイクロホンM2(
210)、及び付加音源用スピーカー212の伝達信号
を統括処理する為のメインコントロール部である。
【0029】(2)  実施例3.の作用、動作の詳細
な説明 洗濯機の洗濯槽23内底面の所定位置に設置されたセン
サーマイクロホンM1(29)、及び洗濯機23の所定
位置に設置された2個以上のセンサーマイクロホンM2
(210)は、モーター部25やギヤボックス26の騒
音、及び洗濯槽の振動音等を収集し、メインコントロー
ル部214に送る。主に、センサーマイクロホンM1(
29)の出力はエラー信号として用いられ、このエラー
信号はメインコントロール部214の構成部材であるデ
ィジタルフィルタ等で、エラー信号として収集した騒音
信号に対して、逆位相、同音圧、同振幅の消音信号を創
生する。この消音信号を、アンプ213を経て、2個以
上の付加音源用スピーカー212から洗濯槽内で発生し
ている騒音に直接放射する。センサーマイクロホンM2
(210)は、付加音源用スピーカー212から放射さ
れる消音信号をリアルタイムに監視しており、付加音源
用スピーカー212から放射する消音信号を補正する働
きも行う。以上の様な動作で、洗濯槽23内の騒音は消
音される。なお、アンプ211、213、及びメインコ
ントローラ214は、実際には家電製品内に納められて
いる。
【0030】実施例4. なお、上記実施例では洗濯機の騒音をセンサーマイクロ
ホンM1(29)で収集する方法について示したが、マ
イクロホンの代りに、振動−加速度ピックアップによっ
て収集する方法でも同等の効果を発揮出来る。図4に他
の実施例を示す。図中、215は振動−加速度ピックア
ップである。さらにマイクロホンと振動−加速度ピック
アップとを同時に用いてもよい。
【0031】以上のように、上記実施例では、家電用電
気製品の内部に、前記家電用電気製品から発生する騒音
を収集するセンサーと、前記家電用電気製品内に於ける
騒音源からの伝搬音波に対して逆位相で、且つ同音圧の
音波を発生させ、前記伝搬経路内の所定位置でその音波
干渉により消音を行う為の付加音源用スピーカーを、各
2個以上所定位置に設置したことを特徴とする消音装置
を説明した。また、センサーを、マイクロホンで構成し
た事を特徴とする消音装置、及び、センサーを、振動−
加速度ピックアップで構成した事を特徴とする消音装置
を説明した。また、さらに、センサーを、マイクロホン
と振動−加速度ピックアップの両者を同時に用いた事を
特徴とする消音装置も説明した。
【0032】実施例5. (1)実施例5.の構成の詳細な説明 以下、この発明のその他実施例を図について説明する。 図5は、本発明による消音装置の構成を移動体を代表し
てバスを例にして示した場合の、運転座席部分の横断面
図であり、図6は同じく運転座席部分を後面から見た場
合の一部断面図である。図において、39はセンサーマ
イクロホンM1(センサーあるいは第一のセンサー)で
あり、運転座席37の上部周辺、つまり、車体31の天
井33に取り付けられている。310は運転座席37の
背もたれ部であり、311は運転座席37のヘッドレス
ト部、312は前記ヘッドレスト部311の側面である
。313はヘッドレスト部311の左右の側面312の
任意位置に1対、計2個を埋め込み設置してなるセンサ
ーマイクロホンM2(センサーあるいは第二のセンサー
)であり、(W)はセンサーマイクロホンM2の間隔距
離を示す。314はバスの床面34に埋め込み設置した
付加音源用スピーカー(付加音源)であり、該付加音源
用スピーカー314は、運転座席37のヘッドレスト部
311のほぼ真下を近似する位置にスピーカー放射面3
15を、ヘッドレスト311に設置したセンサーマイク
ロホンM2(313)の方向に向けて、センサーマイク
ロホンM2(313)と同じ1対、計2個設置している
。(D)は付加音源用スピーカー314を設置する時の
間隔距離であり、センサーマイクロホンM2(313)
とは式1の関係で、付加音源用スピーカー314を床面
34に埋め込み設置している。           (W)  ≧  (D)  ──
────────────  式1316はセンサーマ
イクロホンM2(313)用アンプであり、317は付
加音源用スピーカー314用のアンプである。更に、3
18はセンサーマイクロホンM1(39)、センサーマ
イクロホンM2(313)、及び付加音源用スピーカー
314の信号を統合制御する為の、メインコントロール
部である。
【0033】(2)実施例5.の作用、動作の詳細な説
明 車体31の天井33、つまり、運転座席37の上部周辺
に設置されたセンサーマイクロホンM1(39)、及び
運転座席37のヘッドレスト部311の左右の側面31
2のそれぞれの面に設置された1対、2個以上のセンサ
ーマイクロホンM2(313)は、移動体の車室内32
、特に客席36で発生する歌声や話し声等の騒音を収集
し、メインコントロール部318に送る。主に、センサ
ーマイクロホンM1(39)の出力は基本となる騒音信
号(エラー信号)として用いられ、このエラー信号はメ
インコントロール部314の構成部材であるディジタル
フィルタ等で、前記騒音信号に対する、逆位相、同音圧
、同振幅の消音信号を瞬時に創生する。この消音信号は
、アンプ317を経て車体31の床面34に埋め込み設
置した1対、2個以上の付加音源用スピーカー314に
送られて、車室内で発生している客席37方向から伝搬
してくる話し声や歌声等の騒音に直接放射する。更に、
センサーマイクロホンM2(313)は、付加音源用ス
ピーカー314から放射される消音信号をリアルタイム
にモニターすると共に、車室内32で発生する騒音も同
時に監視している。以上の様な動作で、車室内32の客
席方向から伝搬してくる騒音はリアルタイム処理される
と共に、消音される。なお、アンプ316、317、及
びメインコントロール部318は、実際には車室内の所
定位置に納められている。
【0034】実施例6. なお、上記実施例では移動体のバスを例にして説明した
が、バス以外の移動体で座席を有する物であれば上記と
同等の効果を発揮出来る。また、上記説明では客席の乗
客から発生して伝搬してくる騒音を消音する事を述べて
いるが、此に限らず、移動体の車室内に到来してくるエ
ンジン音やロードノイズ等も、上記と同等に消音する事
ができる。更に上記実施例では、特に運転席を中心に消
音を行う方法について説明したが、運転席に限らず、個
々の客席に対して消音域を創生する事も出来る。
【0035】以上、上記実施例では、移動体の車室内で
発生する騒音において、前記車室内の座席周辺に設けた
センサーマイクロホンM1と、前記車室内の座席を構成
しているヘッドレスト部の側面にセンサーマイクロホン
M2を設置して、前記センサーマイクロホンM1、及び
センサーマイクロホンM2で、車室内で発生して前記座
席に伝搬してくる騒音をエラー信号として収集し、前記
エラー信号に対して逆位相、同音圧、且つ同振幅の音波
を、前記座席の下部に設置してなる付加音源用スピーカ
ーから、前記座席に伝搬してくる騒音に対して直接放射
することで、音波干渉による消音域を前記座標の周囲に
創生する事を特徴とする消音装置を説明した。
【0036】なお、上記実施例では、センサーマイクロ
ホンM2が騒音のセンサーとして働くと同時に、干渉さ
れた音をモニターしてメインコントロール部にフィード
バックする機能をあわせもつ場合を示したが、どちらか
一方の機能だけを有している場合でもよい。
【0037】また、上記実施例では、付加音源用スピー
カーとセンサーマイクロホンM2が各2個ある場合を示
したが、これは、広範囲の消音を目的としたものであり
、この点で2個以上あってもかまわない。また、付加音
源用スピーカーの数と、センサマイクロホンM2の数は
異なっていてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上の様に、この発明によれば家庭用電
気製品等に、騒音を収集するセンサーおよび前記センサ
ーで収集した騒音に対して、逆位相・同音圧・同振幅の
消音信号を放射する付加音源を設置する構成にする事で
、制振材料等では不可能であった広い周波数帯域への消
音効果を精度よく、確実に、かつ広範囲で得る事ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による消音装置の構成を示すエアコン室
内機の概略断面図である。
【図2】本発明による消音装置の構成を示すエアコン室
内機の概略正面図である。
【図3】本発明による消音装置の構成を示す洗濯機例で
の断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す消音装置の断面図で
ある。
【図5】本発明による消音装置の構成をバスの運転座席
を例にして示した場合の横断面図である。
【図6】本発明による消音装置の構成をバスの運転座席
を例にして示した場合の後面一部断面図である。
【図7】従来のエアコン室内機の構成を示す断面図であ
る。
【図8】従来の洗濯機の構成を示す断面図である。
【図9】従来の移動体(バス)の構成を示す一部断面図
である。
【符号の説明】
11  エアコン本体 12  外装 13  吸込み口 14  吹出し口 15  熱交換機 16  冷媒配管 17  ドレーンパン 18  エアフィルタ 19  エアガイド板 110  風路 111  送風機用電動機 112  送風機 113  風向調節ベーン 114  振動防止用ダンパ 115  ポリウレタンフォーム 116  制御部 117  センサーマイクロホンM1 118  センサーマイクロホンM2 119  アンプA 120  付加音源用スピーカー 121  アンプB 122  メインコントロール部 21  外装 22  槽内 23  洗濯槽 24  吊り棒 25  モーター部 26  ギヤボックス 27  パルセーター 28  底面 29  センサーマイクロホンM1 210  センサーマイクロホンM2 211、213  アンプ 212  付加音源用スピーカー 214  メインコントロール部 215  振動−加速度ピックアップ 31  車体 32  車室内 33  天井 34  床面 35  前面 36  座席(客席) 37  運転座席 38  仕切板 39  センサーマイクロホンM1 310  背もたれ部 311  ヘッドレスト部 312  側面 313  センサーマイクロホンM2 314  付加音源用スピーカー 315  スピーカー放射面 316  センサーマイクロホンM2のアンプ317 
 付加音源用スピーカーのアンプ318  メインコン
トロール部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  発生する音を収集するセンターと、音
    源からの伝搬音波に対して逆位相で、且つ同音圧の音波
    を発生させ、前記伝搬経路の所定位置でその音波干渉に
    より消音を行う為の付加音源を、2個以上所定位置に設
    置したことを特徴とする消音装置。
  2. 【請求項2】  音を収集する第一のセンサーと、この
    音信号に対して、逆位相・同振幅・同音圧の音波を放射
    する付加音源と、付加音源により音波干渉された音を収
    集し、かつ、モニターしている第二のセンサーと、上記
    第一と第二のセンサーの信号により付加音源の音波を補
    正するメインコントロール部を具備することを特徴とす
    る消音装置。
  3. 【請求項3】  以下の工程を有する消音方法(a)音
    をセンサーにより収集する収集工程、(b)収集された
    音と逆位相、同振幅の音波を発生させ、2カ所以上から
    収集された音に対して放射する放射工程、(c)放射工
    程により音波干渉された音を収集し、その音量により、
    放射工程で発生させる音波を調節するコントロール工程
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