JPH04280602A - ガラス封止形サーミスタの製造方法 - Google Patents

ガラス封止形サーミスタの製造方法

Info

Publication number
JPH04280602A
JPH04280602A JP4368791A JP4368791A JPH04280602A JP H04280602 A JPH04280602 A JP H04280602A JP 4368791 A JP4368791 A JP 4368791A JP 4368791 A JP4368791 A JP 4368791A JP H04280602 A JPH04280602 A JP H04280602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermistor
element mounting
conductor
glass
sealed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4368791A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Fukuyama
福山淳一
Itaru Kubota
久保田格
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP4368791A priority Critical patent/JPH04280602A/ja
Publication of JPH04280602A publication Critical patent/JPH04280602A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Thermistors And Varistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に+100℃〜+
300℃の高温域における温度測定または温度補償に適
用されるガラス封止形サーミスタの製造方法に関し、さ
らに詳細には、該高温域にて連続使用されるサーミスタ
素体を温度、湿度及び物理的要因等による外部環境から
保護するとともに、一連の組立工程の自動化を可能なら
しめ単位時間当たりの製造数を向上して大量生産に対応
することのできるガラス封止形サーミスタの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、サーミスタ素子は、小形、簡易
構造及び設計の自由度が大きい等の理由より、暖房器、
エアコン、冷蔵庫、給湯器及び電気毛布等の家電用製品
または自動車、船舶、農業機械、制御機器及び工業計測
等の産業用製品に幅広く応用されている。
【0003】該サーミスタ素子を構造に関して分類する
と、マンガン、ニッケルまたはコバルト等の金属酸化物
を混合焼結して固体状に加工したものと、薄膜形成技術
により基板面に金属酸化物膜、シリコン膜、ゲルマニウ
ム膜または炭化シリコン膜等を形成したものと、に大別
することができる。
【0004】また、使用される温度領域においては、−
50℃〜+125℃範囲に該当する常温サーミスタ素子
と、+100℃〜300℃範囲に該当する高温サーミス
タとに分類することもできる。
【0005】なかでも、適用温度範囲が+100℃〜3
00℃に該当する高温サーミスタは、例えば近年価格の
低下並びに使用の簡便さ等の理由により購買及び利用頻
度が飛躍的に向上した電子レンジ等の比較的高温の装置
に関する温度制御に適用されている。
【0006】上記高温サーミスタは、測温部であるサー
ミスタ素体に電気的入出力部を付与し、さらに保護部材
であるガラス等により被覆保護されることにより構成さ
れている。
【0007】従来のガラス封止形サーミスタの製造方法
を、図9及び図10の外観図を参照することにより説明
する。
【0008】各種金属酸化物を混合焼結して略四角板状
に成型することによりサーミスタ素体10が形成されて
おり、該サーミスタ素体10は温度変化にともない素体
自身の保有する固体抵抗値が変化するという温度依存性
を有している。
【0009】該サーミスタ素体10の上面及び下面には
それぞれ導電性の良好なる銀等の第1電極11及び第2
電極12を、例えば物理的蒸着または塗着焼結等により
被膜形成する。
【0010】一方、電気伝導性が良好且つ耐熱性を有す
るジュメット線を定寸に切断したものにより第1電線1
7及び第2電線18が形成されている。
【0011】該第1電線17及び第2電線18を、前記
サーミスタ素体10に形成された第1電極11及び第2
電極12にそれぞれ溶接または銀ろう等の導電材料にて
接続して、第1ろう付部13及び第2ろう付部14を形
成する。
【0012】このことにより、前記サーミスタ素体10
の温度依存による抵抗値変化を、該第1電線17及び第
2電線18に電流を通電して電圧値変化として検出する
ことが可能になる。
【0013】該サーミスタ素体10及び各ろう付部等を
湿度または機械的振動等の外部環境から保護するために
、当該部をガラス等の保護部材19により被覆する。
【0014】さらに、前記第1電線17及び第2電線1
8を、テフロン、ポリイミド等の絶縁性並びに耐熱性を
有するチューブにより被覆し、第1被覆電線15及び第
2被覆電線16を得る。
【0015】しかる後、前記第1被覆電線15及び第2
被覆電線16を介して、サーミスタ素体10等の温度−
抵抗特性等を検査し適合品を選出することにより、ガラ
ス封止形サーミスタ1が製造される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のガラス封止形サーミスタの製造方法によれば、測温
体であるサーミスタ素体の各面に形成された各電極に、
被覆電線の露出電線部をろう付等により接着して電気的
に接続しているが、該被覆電線が柔軟性を有しているこ
と、また該素体の両面に電極が形成されていることより
、該電線のろう付等の一連の取付工程は人力による手作
業に依存するところが大であり、該工程を自動化するこ
とは非常に困難であるという問題点があった。
【0017】また、前記サーミスタ素体の各電極に露出
電線部をろう付した後に、該サーミスタ素体等を保護ガ
ラス部材により封止保護する工程並びに各種の検査を行
う工程においても、該電線が可撓性を有していること等
により取扱性に劣るため、工程の規格均一化を図り自動
化することが困難であり、人力による手作業に依存せざ
るを得ないという問題点があった。
【0018】さらに、前記ガラス封止形サーミスタを製
造する工程は、該工程全般を通じて単体を製造するプロ
セスであり、単一過程が単一工程に対応するという構成
になっており、従って単位時間当たりの製造数に限界が
あり大量生産に不向きであるという問題点があった。
【0019】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、高温域にて連続使用されるサーミスタ素体を温
度、湿度及び物理的要因等による外部環境から保護する
とともに、一連の組立工程の自動化を可能ならしめ単位
時間当たりの製造数を向上することにより大量生産に対
応することのできるガラス封止形サーミスタの製造方法
を提供するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、素子搭載基板にサーミスタ素子が搭載
される導体パターンを複数形成する工程と、該導体パタ
ーンにサーミスタ素子を実装する工程と、該サーミスタ
素子を保護ガラス部材にて封止する工程と、前記導体パ
ターンに相応して素子搭載基板を切断する工程と、を有
することにより、上記目的を達成するものである。
【0021】
【作用】本発明においては、サーミスタ素子が搭載され
る導体パターンを、所定の規則性を有して素子搭載基板
の基板主面へ同時に複数形成し、該サーミスタ素子を導
体パターンの各々に順次搭載するとともにろう付等の溶
接により実装して、該サーミスタ素子と導体パターンと
の電気的接続を行っているため、可撓性を有する被覆電
線等を素体両面に形成された電極にろう付固定する等の
煩雑な作業工程を排除できるとともに当該工程を自動化
することができる。
【0022】また、前記素子搭載基板の複数の導体パタ
ーンに実装されたサーミスタ素子を、該素子搭載基板の
規則性を有する導体パターンに応じて保護ガラス部材に
より順次封止しているため、当該工程を自動化すること
ができるとともに複数同時にサーミスタ素体を封止保護
することも可能となる。
【0023】また、前記素子搭載基板に複数実装された
各サーミスタ素子に各種規格に則った特性検査を行う工
程においても、該素子基板に形成された導体パターンが
規則性を有しているため、当該工程の自動化が可能であ
るとともに、該検査を整然と行うことができる。
【0024】さらに、前記複数の導体パターンに実装さ
れるとともに保護ガラス部材により封止されたサーミス
タ素子を、該導体パターンに相応して切断し個々体に分
割しているため、単一の素子搭載基板より複数のガラス
封止形サーミスタを製造することが可能となる。
【0025】
【実施例】本発明の実施例を、図面に基いて詳細に説明
する。
【0026】図1は同実施例の本発明に係わるガラス封
止形サーミスタを製造する工程を示すフローチャート、
図2は同実施例において素子搭載基板に導体パターンを
形成した状態を示す一部平面図、図3は同実施例におい
てサーミスタ素子を素子搭載ランドに搭載する状態を示
す一部斜視図、図4は同実施例においてサーミスタ素子
が実装された状態を示す一部平面図、図5は同実施例に
係わるガラス封止形サーミスタを示す一部を切欠いた斜
視図、図6は同実施例におけるガラス封止形サーミスタ
を示す一部を透視した平面図、図7は同実施例における
ガラス封止形サーミスタを示す一部を切欠いた側面図、
図8は本発明に係わる他の導体パターンを素子搭載基板
に形成した状態を示す平面図である。
【0027】図1に示すように、ガラス封止形サーミス
タの製造方法100は、セラミック材料からなる板状の
未焼成成型体を準備する成型工程101と、該加工の際
に所定位置に分割溝を形成する分割溝形成工程102と
、該基板を焼成して素子搭載基板とする基板焼成工程1
03と、該素子搭載基板にサーミスタ素子が搭載される
導体パターンを複数印刷する導体パターン印刷工程10
4と、印刷された導体パターンを焼成する導体パターン
焼成工程105と、該導体パターンに導体保護ガラスを
塗着するとともに該導体保護ガラスを焼成する導体保護
ガラス塗着工程106及び導体保護ガラス焼成工程10
7と、導体パターンにおける素子搭載ランドにろう付材
を印刷するろう付材印刷工程108と、前記サーミスタ
素子を該素子搭載ランドに搭載するサーミスタ素子搭載
工程109と、前記ろう付材を焼付けるろう付材焼付工
程110と、該サーミスタ素子に保護ガラス部材を塗着
する保護ガラス部材塗着工程111と、該保護ガラス部
材を焼成する保護ガラス部材焼成工程112と、を有し
ている。
【0028】前記ガラス封止形サーミスタの製造方法1
00における各工程を、図2から図7の相当する各図を
参照することにより詳述する。
【0029】(成型工程101)一般のセラミックス焼
結体の製造方法に基いて、セラミック材料粉末を、ドク
ターブレードまたは押出し成型機等により所定の幅及び
厚さを有するシート状に成型加工する。
【0030】(分割溝形成工程102)前記シート状成
型体に、金型等を使用することにより所定の形状並びに
溝深さを有するように基板分割溝50,50´…を加工
するとともに、所定寸法に打抜き成型する。
【0031】なお、分割溝形成工程102により形成さ
れる基板分割溝50,50´…は、前記成型工程101
において同時に形成されるものであってもよい。
【0032】(基板焼成工程103)該成型加工基板を
、セラミックス焼結体となるように、所定の焼成温度に
て焼成して、素子搭載基板30を形成する。
【0033】(導体パターン印刷工程104)前記素子
搭載基板30の主面に、厚膜印刷法等を適用して、図2
に示すように規則性を有する導体パターン31,31´
を複数組形成する。
【0034】ここで、該導体パターン31,31´…の
一組を観察すると、一対の細長導体の導体部32,32
´が形成されており、該導体部32,32´の各々の端
部には、幅広の素子搭載ランド33,33´と外部接続
ランド34、34´とが配設されている。
【0035】(導体パターン焼成工程105)前記素子
搭載基板30に印刷形成された導体パターン31,31
´…を、電気焼成炉等により所定の温度並びに時間を付
与することにより焼成する。
【0036】(導体保護ガラス塗着工程106)前記導
体パターン31,31´…における素子搭載ランド33
,33´及び外部接続ランド34、34´を除外する導
体部32,32´部に、導体部保護ガラス52を厚膜印
刷法等により塗着する。
【0037】この際、該導体部保護ガラス52は、前記
導体パターン31,31´…の数量及び位置等に相応し
て塗着されるものとする。
【0038】(導体保護ガラス焼成工程107)前記導
体部保護ガラス52を、電気焼成炉等により所定の温度
並びに時間にて焼成することにより、図3に示すように
前記導体パターン31,31´…の導体部32,32´
を被覆保護する。
【0039】(ろう付材印刷工程108)前記素子搭載
基板30における導体パターン31の素子搭載ランド3
3,33´に、銀等のろう付材35,35´を印刷する
【0040】(サーミスタ素子搭載工程109)前記素
子搭載ランド33,33´に搭載されるサーミスタ素子
44は、図3に示されるように、板状のアルミナ等のセ
ラミックス基板40の側面並びに上下平面の一部にかけ
て厚膜印刷焼成法等により、Ag−Pd等の第1側面電
極41及び第2側面電極42を形成し、さらに上面に薄
膜形成技術等により金属酸化物膜、シリコン膜、ゲルマ
ニウム膜または炭化シリコン膜等を形成することにより
薄膜サーミスタ素体43が形成されている。
【0041】該サーミスタ素子44を、前記ろう付材3
5,35´が印刷された素子搭載ランド33,33´に
、例えば自動部品搭載装置等を使用して、図3の矢印の
如く搭載する。
【0042】この際、前記素子搭載基板30に形成され
た導体パターン31,31´…に対応してサーミスタ素
子44,44´…は、所定位置に順次搭載されるように
なっている。
【0043】(ろう付材焼付工程110)前記素子搭載
ランド33,33´に印刷されたろう付材35,35´
を焼付けることによりろう付固定部36,36´を形成
して、該素子搭載ランド33,33´と、前記サーミス
タ素子44,44´…の第1側面電極41及び第2側面
電極42と、をそれぞれ電気的に接続するとともに固定
する。
【0044】ここで、該サーミスタ素子44,44´…
が、前記導体パターン31,31´…における各素子搭
載ランド33,33´に順次搭載された状態を、図4に
示す。
【0045】(保護ガラス部材塗着工程111)前記導
体パターン31,31´…における素子搭載ランド33
,33´にろう付搭載されたサーミスタ素子44,44
´…を、図5の如く封止するとともに、前記導体部32
,32´を封止している導体部保護ガラス52の一部に
重合するように保護ガラス部材51,51…を塗着する
【0046】但し、前記導体パターン31,31´…に
おける外部接続ランド34、34´は、該保護ガラス部
材51,51…による塗着より露出されている必要があ
る。
【0047】(保護ガラス部材焼成工程112)前記サ
ーミスタ素子44,44´…等に塗着された保護ガラス
部材51,51…を、電気炉等により所定の温度並びに
時間にて焼成することにより、該サーミスタ素子44,
44´…等を封止保護する。
【0048】本工程終了後において、前記外部接続ラン
ド34、34´に電子計測器の測定端子等を当接し、通
電することにより該サーミスタ素子44,44´…の各
種規格に則った特性検査等を順次行い、該規格等に適合
しないものを選出する。
【0049】しかる後、前記素子搭載基板30を、該素
子搭載基板30に形成された導体パターン31,31´
…に則って、図4等に示す基板分割溝50,50´…に
て切断し、個々体のガラス封止形サーミスタ55,55
´…を分割する。
【0050】このことは、前記素子搭載基板30より同
時に複数のガラス封止形サーミスタ55,55´…を形
成している。
【0051】上記の各工程により製造された個別のガラ
ス封止形サーミスタ55を、図6及び図7に示す。
【0052】このようなガラス封止形サーミスタ55,
55´…は、素子搭載基板30がセラミックスを材質と
するとともに前記サーミスタ素子44,44´…を封止
保護する保護ガラス部材51,51´…がガラス部材で
あることより、例えば庫内が高温にさらされる電子レン
ジ等の温度制御並びに管理等に適用することができる。
【0053】この際、外部との電気的接続を行うための
外部接続ランド34、34´が前記素子搭載基板30の
端部に固定して設けられているため、該ガラス封止形サ
ーミスタ55を検温センサとするとともに素子搭載基板
30の端部を基板コネクタとして活用し、該端部形状に
合致した受容部を、該電子レンジ等の庫内に設けること
により、該ガラス封止形サーミスタ55を自在に着脱す
ることが可能となり、従って任意の期間内または故障時
等において簡便に交換等を行うことが可能となる。
【0054】本実施例によるガラス封止型サーミスタ5
5は、導体パターン印刷工程104において素子搭載基
板30に規則性を有する複数の導体パターン31,31
´…を同一の工程にて形成し、ろう付材印刷工程108
において該導体パターン31,31´…の素子搭載ラン
ド33,33´にろう付材35,35´を印刷し、サー
ミスタ素子搭載工程109において該素子搭載ランド3
3,33´の各々にサーミスタ素子44,44´…を順
次搭載し、さらにろう付材焼付工程110においてサー
ミスタ素子44,44´…の第1側面電極41及び第2
側面電極42を該素子搭載ランド33,33´にそれぞ
れろう付を行うことにより、前記サーミスタ素子44,
44´…を導体パターン31,31´…に実装している
ため、従来の可撓性を有する被覆電線等を所定の電極に
ろう付固定する等の煩雑な作業工程を排除でき、当該工
程を自動化することができる。
【0055】また、前記素子搭載基板30の導体パター
ン31,31´…に整然と実装されたサーミスタ素子4
4,44´…を、保護ガラス部材塗着工程111及び保
護ガラス部材焼成工程112において保護ガラス部材5
1,51…により順次封止するとともに焼成しているた
め、当該工程の自動化が図れるとともに複数同時に封止
保護することも可能となる。
【0056】また、各種規格に則った特性検査を行うに
際しても、該素子搭載基板30に形成された導体パター
ン31,31´…が所定の間隔を有して整然と配置され
ているため、該導体パターン31,31´…の外部接続
ランド34、34´を介して行われる当該工程を自動化
することが可能となる。
【0057】さらに、導体パターン印刷工程104にお
いて、複数の導体パターン31,31´…を形成し、ろ
う付材印刷工程108においてろう付材35,35´を
素子搭載ランド33,33´に印刷し、サーミスタ素子
搭載工程109においてサーミスタ素子44,44´…
を該素子搭載ランド33,33´に搭載し、ろう付材焼
付工程110において該素子搭載ランド33,33´に
サーミスタ素子44,44´…をろう付固定し、さらに
保護ガラス部材塗着工程111により保護ガラス部材5
1,51…をサーミスタ素子44,44´…等に塗着す
ることにより封止保護して、予め前記素子搭載基板30
に形成されている基板分割溝50,50´…に沿って個
々体に分割することによりガラス封止形サーミスタ55
,55´…を形成しているため、前記一連の製造工程を
踏襲することにより、同時に複数のガラス封止形サーミ
スタ55,55´…を製造することができる。
【0058】なお、本発明による導体パターン形成工程
21において形成される導体パターンは、図8に示すよ
うに、サーミスタ素子44の長手方向と細長の導体部6
2,62´の長手方向とが平行となるように素子搭載基
板30に実装される導体パターン61並びに素子搭載ラ
ンド63,63´を構成したガラス封止形サーミスタ6
5であってもよい。
【0059】また、前記素子搭載基板30に関しては、
高温域使用に対する耐性を有しておればよく、セラミッ
クスを例にとれば、 Al2O3 ,AlN,ZrO2
 等が望ましい。
【0060】また、本実施例においてはサーミスタ素子
44に薄膜製造工程による薄膜サーミスタ素体43を適
用していたが、金属酸化物等を固体状に焼結したサーミ
スタ素体に電極を付設したものを、前記素子搭載ランド
33,33´に搭載するものであってもよい。
【0061】さらに、前記保護ガラス部材塗着工程11
1において、殊に外部接続ランド34、34´にマスキ
ングを施して、前記素子搭載基板30全体に渡って保護
ガラス部材51,51…を塗着し、しかる後、該マスク
を剥離する等の方法を考慮することもできる。
【0062】また、本実施例においては、素子搭載基板
30を焼結する以前の分割溝形成工程102において基
板分割溝50,50´…を形成していたが、該工程を削
除し、前記保護ガラス部材塗着工程111等が終了した
段階において、カッティングマシン等を使用して個々体
に分割加工してもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明に係わるガラス封止形サーミスタ
の製造方法は、上記のように構成されているため、以下
に記載するような効果を有する。
【0064】(1)素子搭載基板にサーミスタ素子が搭
載される導体パターンを複数形成し、該導体パターンに
サーミスタ素子を実装しているため、該実装工程が導体
パターンの規則性に依存して自動化することが可能とな
り、従来の手作業により可撓性を有する被覆電線等を所
定の電極部位にろう付固定する等の煩雑な工程を排除で
き、従って製造工程の簡素化を図ることができるという
優れた効果を有する。
【0065】(2)前記素子搭載基板にサーミスタ素子
が所定の規則性を有して複数実装されている状態におい
て、該サーミスタ素子を保護部材にて封止保護している
ため、該被覆保護工程の自動化が図れるとともに、複数
のサーミスタ素子を同時に封止することが可能となると
いう優れた効果を有する。
【0066】(3)前記素子搭載基板の導体パターンが
所定の間隔を有して整然と形成され、しかも該導体パタ
ーンに複数のサーミスタ素子がそれぞれ実装されている
ため、該サーミスタ素子の各種規格に則った特性検査を
行う該検査の併行化並びに自動化が可能となり、簡素化
及び機械化による検査の信頼性の向上が図れるという優
れた効果を有する。
【0067】(4)前記素子搭載基板に規則性を有して
形成された導体パターンに、複数のサーミスタ素子が実
装されるとともに保護部材により封止された状態におい
て、前記導体パターンに相応して素子搭載基板を切断す
ることにより個々体に分割しているため、前記一連の製
造工程を踏襲することにより、同一工程において複数の
ガラス封止形サーミスタを製造することができ、単位時
間当たりの製造数の向上を図ることによる大量生産が可
能となり、従って大幅な生産コストの削減を達成するこ
とができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明に係わるガラス封止形サーミスタを
製造する工程を示すフローチャート
【図2】  同実施例における素子搭載基板に導体パタ
ーンを形成した状態を示す一部平面図
【図3】  同実施例におけるサーミスタ素子を素子搭
載ランドに搭載した状態を示す一部斜視図
【図4】  
同実施例においてサーミスタ素子を実装した状態を示す
一部平面図
【図5】  同実施例に係わるガラス封止形サーミスタ
を示す一部を切欠いた斜視図
【図6】  同実施例におけるガラス封止形サーミスタ
を示す一部を透視した平面図
【図7】  同実施例におけるガラス封止形サーミスタ
を示す一部を切欠いた側面図
【図8】  本発明に係わる他の導体パターンを素子搭
載基板に形成した状態を示す平面図
【図9】  従来のガラス封止形サーミスタの概観を示
す一部を透視した平面図
【図10】従来のガラス封止形サーミスタの概観を示す
一部を切欠いた側面図
【符号の説明】
30    素子搭載基板 31    導体パターン 33    素子搭載ランド 34    外部接続ランド 35    ろう付材 36    ろう付固定部 44    サーミスタ素子 50    基板分割溝 51    保護ガラス部材 52    導体部保護ガラス 55    ガラス封止形サーミスタ 100  ガラス封止形サーミスタの製造方法101 
 成型工程 102  分割溝形成工程 103  基板焼成工程 104  導体パターン印刷工程 105  導体パターン焼成工程 106  導体保護ガラス塗着工程 107  導体保護ガラス焼成工程 108  ろう付材印刷工程 109  サーミスタ素子搭載工程 110  ろう付材焼付工程 111  保護ガラス部材塗着工程 112  保護ガラス部材焼成工程

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  素子搭載基板にサーミスタ素子が搭載
    される導体パターンを複数形成する工程と、該導体パタ
    ーンにサーミスタ素子を実装する工程と、該サーミスタ
    素子を保護ガラス部材にて封止する工程と、前記導体パ
    ターンに相応して素子搭載基板を切断する工程と、を有
    することを特徴とするガラス封止形サーミスタの製造方
    法。
JP4368791A 1991-03-08 1991-03-08 ガラス封止形サーミスタの製造方法 Pending JPH04280602A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4368791A JPH04280602A (ja) 1991-03-08 1991-03-08 ガラス封止形サーミスタの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4368791A JPH04280602A (ja) 1991-03-08 1991-03-08 ガラス封止形サーミスタの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04280602A true JPH04280602A (ja) 1992-10-06

Family

ID=12670755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4368791A Pending JPH04280602A (ja) 1991-03-08 1991-03-08 ガラス封止形サーミスタの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04280602A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996034260A1 (de) * 1995-04-28 1996-10-31 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zum herstellen eines temperaturfühlers und bauelement mit temperaturabhängigem widerstandswert
JP2005243827A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Murata Mfg Co Ltd Ptc素子の選別方法
CN107622849A (zh) * 2017-09-22 2018-01-23 中国振华集团云科电子有限公司 一种热敏电阻器包封方法、热敏电阻器的制备方法以及热敏电阻器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63299101A (ja) * 1987-05-28 1988-12-06 Tdk Corp 高温センサ用リ−ド端子
JPH01270302A (ja) * 1988-04-22 1989-10-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜サーミスタ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63299101A (ja) * 1987-05-28 1988-12-06 Tdk Corp 高温センサ用リ−ド端子
JPH01270302A (ja) * 1988-04-22 1989-10-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜サーミスタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996034260A1 (de) * 1995-04-28 1996-10-31 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zum herstellen eines temperaturfühlers und bauelement mit temperaturabhängigem widerstandswert
JP2005243827A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Murata Mfg Co Ltd Ptc素子の選別方法
CN107622849A (zh) * 2017-09-22 2018-01-23 中国振华集团云科电子有限公司 一种热敏电阻器包封方法、热敏电阻器的制备方法以及热敏电阻器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU627663B2 (en) Sic thin-film thermistor
EP0017359B1 (en) Ceramic type sensor device
US7524337B2 (en) Method for the manufacture of electrical component
JPH07190863A (ja) 温度センサ
GB2148676A (en) Ceramic heater having temperature sensor integrally formed thereon
JPH0443930A (ja) 温度センサ
JPH03504551A (ja) サーミスタおよびその製造方法
JP2591205B2 (ja) サーミスタ
KR100324098B1 (ko) Ntc 써미스터 및 칩형의 ntc 써미스터
JPH04280602A (ja) ガラス封止形サーミスタの製造方法
US6469614B2 (en) Printed circuit boards having at least one metal layer
US7674038B2 (en) Arrangement for temperature monitoring and regulation
JP2011530186A (ja) センサ装置及びその製造方法
JP2847102B2 (ja) チップ型サーミスタおよびその製造方法
US4068205A (en) Resistance element for a resistance thermometer
JPS622726Y2 (ja)
RU2755344C1 (ru) Способ получения толстоплёночных структур для теплоэлектрических генераторов
JPH09297069A (ja) 温度検知用センサ
KR100228146B1 (ko) 측온저항체 소자의 저항온도계수의 조정방법 및 측온저항체 소자의 제조방법
JPH04273402A (ja) 樹脂封止形サーミスタ
JPH04150001A (ja) サーミスタ素子
JP2000299203A (ja) 抵抗器およびその製造方法
US20090196327A1 (en) Sensor Connection Lead with Reduced Heat Conduction
JPH07220903A (ja) サーミスタ式温度センサ
JP3000670B2 (ja) サーミスタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970506