JPH04280421A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH04280421A
JPH04280421A JP4213991A JP4213991A JPH04280421A JP H04280421 A JPH04280421 A JP H04280421A JP 4213991 A JP4213991 A JP 4213991A JP 4213991 A JP4213991 A JP 4213991A JP H04280421 A JPH04280421 A JP H04280421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
heat treatment
wafer
implanted
si3n4
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Pending
Application number
JP4213991A
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English (en)
Inventor
Katsuo Oikawa
及川 勝夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製造歩留りを向上したM
OSトランジスタの製造方法に関する。大量の情報を迅
速に処理する必要から情報処理装置の主体を構成する半
導体装置は大容量化が行われてLSIやVLSIが実用
化されている。
【0002】こゝで、半導体装置の大容量化は主として
単位素子の小型化によって行われていることから、単位
素子を構成するパターンは微小化しており、導体線路の
最小線幅はサブミクロン(Sub−micron) に
達している。
【0003】然し、単位素子の微小化のために隣接する
素子間の絶縁が低下したり、電気的特性がバラツクなど
の問題を生じている。
【0004】
【従来の技術】MOSトランジスタを作るには公知のよ
うに、厚さが約500μm でp型の導電型を示すシリ
コン(Si) 基板を用い、このSi基板( 以下略し
てSiウエハ) の表面に気相成長法( 略称CVD 
法) によって窒化シリコン(Si3N4) 膜を被覆
してウエハ表面を保護した後、写真蝕刻技術( フォト
リソグラフィ) を用いて素子分離用酸化膜形成位置に
あるSi3N4 膜を除去する。
【0005】次に、水蒸気の存在の下で約1000℃の
熱処理を行って厚さが約5000Åの素子分離用酸化膜
を形成した後、熱燐酸(H3PO4) を用いて中央部
に存在するSi3N4 膜を除去する。
【0006】次に、熱酸化を行って、素子分離用酸化膜
で囲まれた中央部のSiウエハ上に厚さが約200 Å
の酸化シリコン(SiO2)膜を形成した後、CVD 
法により、更にこのSiウエハ上に厚さが2000〜3
000ÅのポリSi膜を形成する。
【0007】次に、写真蝕刻技術を用いて素子分離用酸
化膜により囲まれた中央領域にゲートとなる領域を残し
、他の領域のポリSi膜を除去する。次に、このゲート
領域と素子分離用酸化膜とをマスクとして使用し、イオ
ン注入装置を用いて砒素イオン( As+ ) の注入
を行い、その後に注入したAs+ の活性化のための熱
処理を行うことによりMOSトランジスタが作られてい
る。
【0008】図2はこのようにして作られたMOSトラ
ンジスタの断面構造を示すもので、p型をしたSiウエ
ハ1の上に素子分離用酸化膜2に囲まれてn型のソース
領域3とドレイン領域4が中央のゲート5を挟んで設け
られている。
【0009】然し、LSIよりVLSIと大容量化が進
むに従って単位のMOSトランジスタが小型化している
のに比例し、表面段差による断線の発生などの障害を抑
制する見地から熱処理やCVD 法により形成される膜
厚も薄くなっている。
【0010】例えば、素子分離用酸化膜2の厚さは従来
の約5000Åより約2500Åに減少してきており、
またゲート5を構成するポリSi膜の下にあるゲート酸
化膜6の厚さも従来の約200 Åより約100Åに減
少してきている。
【0011】さて、先に記したようにゲート5と素子分
離用酸化膜2をマスクとしてAs+ の注入を行った後
は、このイオンの活性化のために900 〜1000℃
,30 分程度の熱処理が必要であるが、マスクの厚さ
が薄いためにこの熱処理の過程でAs+ がマスクとし
て働くSiO2膜を拡散して貫通し、トランジスタの閾
値電圧(Vth) を変動させたり、甚だしい場合はソ
ース領域3とドレイン領域4とを短絡させたり、或いは
素子間の絶縁を低下させるとなどの障害を発生させる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】半導体集積回路は集積
化が進むに従ってチップを構成するトランジスタは小型
化しており、また、微細な導体線路の断線を避けるため
にはトランジスタの表面段差を少なくすることが必要で
ある。
【0013】そのため素子分離用酸化膜やゲート酸化膜
などの厚さが減少している。然し、これが原因でイオン
注入処理後に行われる活性化用熱処理にあたって、注入
されているAsイオンが絶縁膜中を拡散して突き抜け、
トランジスタの特性を変動させたり、短絡させたりする
ことが問題で、この解決が課題である。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題はSi基板上
に形成した素子分離膜により囲まれて存在するトランジ
スタ形成領域の中央部にゲートを形成した後、このSi
基板に対してAsイオンの注入を行い、ゲートの両側に
ソースおよびドレイン領域を形成するMOSトランジス
タの製造工程において、Asイオンの注入後にSi基板
上にSi3N4 膜を形成し、引き続いてAsイオン活
性化用の熱処理を行うことを特徴として半導体装置の製
造方法を構成することにより解決することができる。
【0015】
【作用】本発明はAs+ の拡散速度は酸素イオン(O
2−) とのAs−O結合が存在すると増加すると云う
実験事実から、この結合の発生を無くするために窒化膜
を設けるものである。
【0016】すなわち、As+ の拡散による短絡など
の障害はイオン注入後に行われる活性化用の熱処理温度
が高いために生ずることから、窒素(N2) 気流中で
行われる熱処理に当たっては、O2の混入を防ぐために
多大の注意が払われている。
【0017】然し、現状ではウエハの入替えに当たって
多少なりとも炉内へのO2の巻き込みを避けることがで
きず、そのためO2の影響を受ける。そこで、炉内に多
少のO2が存在しても、この影響を遮断する方法として
、本発明は活性化用の熱処理に先立って図1に示すよう
にSi3N4 膜7を素子形成の終わったウエハの全域
に形成するものである。
【0018】なお、Si3N4 膜7の形成はAs+ 
の注入の前に行っても結果は同じである。
【0019】
【実施例】二枚のSiウエハを用意し、水蒸気の存在の
もとで熱処理を行い、この上に厚さが380nm のS
iO2膜を形成した。
【0020】このSiO2膜は素子分離用酸化膜に対応
している。次に、このSiO2膜のついたウエハに対し
、As+ を160KeVの加速電圧で2.5 ×10
16個/ cm2 の濃度で注入した。
【0021】次に、一方のウエハについてのみSiO2
膜の上にスパッタ法によりSi3N4 膜を1000Å
の厚さに形成し、両者についてN2気流中で温度115
0℃で10分間に亙って熱処理を行った。
【0022】図3はこの結果であり、また図4は同じ雰
囲気と温度条件で10時間に亙って熱処理したものつい
ての測定結果であって、図3はフーリエ変換赤外分光法
(略称FT−IR)の測定結果であって、横軸に波数を
、また縦軸には吸収強度を任意単位で表している。
【0023】こゝで実線9は本発明を適用したSi3N
4 膜被覆Siウエハの特性を、また破線10はSi3
N4 膜の無いSiウエハの特性を示しており、波数9
30 の位置はAs−0の結合がある場合に吸収を示す
位置であるが、本発明を適用したSi3N4 膜被覆S
iウエハについてはAs−0の結合の存在を示す吸収は
見られない。
【0024】また、図4は二次イオン質量分析法(略称
SIMS) による分析結果であって、SiO2膜の深
さ方向へのAs濃度を示している。こゝで、一点破線1
1はSi3N4 膜形成した後活性化のための熱処理を
行わないウエハについての結果であり、As濃度は約1
00nm の深さをピークとして急激に減少している。
【0025】一方、実線12はSi3N4 膜形成した
後に活性化処理を行ったウエハ、また破線13はSi3
N4 膜をつけないで活性化処理を行ったウエハについ
ての結果であり、前者の濃度分布は比較的緩やかに減少
しているのに対し、後者は深さ約350nm の位置に
第2のピークがあり、As+ の拡散が進行したことを
示している。
【0026】以上の結果から、As+ の活性化処理に
先立ってSi3N4 膜を被覆することによりAs−O
結合の発生を無くし、これによりAs+ の拡散を抑制
していることが判る。
【0027】
【発明の効果】本発明の実施によりAs+ の活性化処
理に当たってAs+ の拡散を抑制することができ、こ
れによりトランジスタの特性のバラツキや隣接するトラ
ンジスタとの絶縁低下などの問題を無くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したMOSトランジスタの構成断
面図である。
【図2】MOSトランジスタの構成を示す断面図である
【図3】フーリエ変換赤外分光法による測定結果である
【図4】二次イオン質量分析法による測定結果である。
【符号の説明】
1      Siウエハ 2      素子分離用酸化膜 6      ゲート酸化膜 7      Si3N4 膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シリコン基板上に形成した素子分離膜
    により囲まれて存在するトランジスタ形成領域の中央部
    にゲートを形成した後、該シリコン基板に対し砒素イオ
    ンの注入を行い、前記ゲートの両側にソースおよびドレ
    イン領域を形成するMOSトランジスタの製造工程にお
    いて、砒素イオンの注入後に該シリコン基板上に窒化シ
    リコン膜を形成し、引き続いて砒素イオン活性化用の熱
    処理を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP4213991A 1991-03-08 1991-03-08 半導体装置の製造方法 Pending JPH04280421A (ja)

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