JPH0428011A - 浮上型磁気ヘッド装置 - Google Patents

浮上型磁気ヘッド装置

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JPH0428011A
JPH0428011A JP13454390A JP13454390A JPH0428011A JP H0428011 A JPH0428011 A JP H0428011A JP 13454390 A JP13454390 A JP 13454390A JP 13454390 A JP13454390 A JP 13454390A JP H0428011 A JPH0428011 A JP H0428011A
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JP
Japan
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magnetic head
recording medium
piezoelectric actuator
slider
magnetic
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Application number
JP13454390A
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English (en)
Inventor
Kanji Murano
寛治 村野
Tetsuo Sekiya
哲夫 関谷
Junichi Toyoda
準一 豊田
Tadashi Morimoto
森本 忠司
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば電子計算機の外部記憶装置として用い
られる例えばハードディスク装置(以下HD D :H
ard Disc Driveと記す)の浮上型磁気ヘ
ッド装置に係わる。
〔発明の概要〕
本発明は浮上型磁気ヘッド装置に係わり、磁気記録媒体
に対して浮上して走行するスライダーと、このスライダ
ーに設けられた圧電アクチュエータと、このアクチュエ
ータに設けられ、作動磁気ギャップがスライダーの浮上
面側に臨む様に設けられた磁気ヘッド素子とより成り、
圧電アクチュエータの駆動によりこの磁気ヘッド素子と
磁気記録媒体との間隔を可変にしたことによって、磁気
ヘッド素子と磁気記録媒体との距離を任意に選択するこ
とによって電磁変換効率の向上をはかる。
他の本発明は、上述の浮上型磁気ヘッド装置において、
磁気ヘッド素子と磁気記録媒体との間隔が一定になる様
圧電アクチュエータが駆動されるようにしたことにより
、電磁変換効率の安定化をはかる。
また他の本発明は、上述の浮上型磁気ヘッド装置におい
て、磁気記録媒体に対して停止時に磁気ヘッド素子がス
ライダーの浮上面より突出する様に圧電アクチュエータ
が駆動されるようにしたことによって、磁気記録媒体と
磁気ヘッドとのはりつきを防止する。
またさらに他の本発明は、上述の浮上型磁気ヘッド装置
において、外部からの衝撃を検知して、磁気ヘッド素子
をスライダーの浮上面より後退する様に圧電アクチュエ
ータが駆動されるようにしたことによって、衝撃による
磁気ヘッド及び磁気記録媒体の損傷を防止する。
〔従来の技術〕
HDD等の磁気記録再生では、浮上型磁気ヘッド装置が
用いられ、これにはスライダーが設けられ、その磁気記
録媒体と所要の間隔を保持して対向する浮上面に、この
浮上面とほぼ同一面に作動磁気ギャップが臨むように磁
気ヘッドが取りつけられ、その磁気記録媒体例えば磁気
ディスクの回転によって生じる空気流によってこのスラ
イダーが磁気ディスク面から浮上するようになされる。
このときの磁気ディスクと磁気ヘッドとの浮上距離をフ
ライングハイド(以下FHと記す)と呼び、このFHの
値が小さい程磁気ヘッドと磁気記録媒体との電磁変換効
率は大となる。
このHDD駆動時の磁気ディスクと磁気ヘットの路線的
拡大断面図を第9図に示す。第9図において、(71)
は磁気記録媒体例えば磁気ディスクで、(72)はスラ
イダー、(73)は磁気ヘッドである。この場合磁気デ
ィスク(71)は矢印aで示す方向に回転される。スラ
イダー(72)は、例えば一端が固定(図示せず)され
た弾性体(74)の遊端下に金属板(75)を介して配
され、弾性的に磁気ディスクに向かって押圧するように
なされ、磁気ディスク(71)の回転によって生しる空
気流によってその押圧弾性力に抗して浮上し、このスラ
イダー(72)の先端に取着された磁気ヘッド(73)
が磁気ディスク(71)上に所要の距離を保持して対向
するようになされ、磁気ディスク(71)上を走査して
記録再生を行うようになされている。
このような磁気ヘッドを有する浮上型磁気ヘッド装置に
おいては、浮上距離FHが小である程磁気ヘッド(73
)と磁気ディスク(71)との電磁変換効率が高くなり
、またHDDの磁気記録密度向上をはかる為にもこのF
Hが小であることが望まれるが、磁気ディスク面及びス
ライダー面の表面精度の問題や、スライダー(72)の
浮上に要する空気流の厚みの制限等によって、実際には
0.1μm以下の安定した浮上距離FHを保つことが困
難であった。
特にディスクリートメディアのように、磁気ディスク面
に凹凸のある場合は0.1μm以下のFHの実現は非常
に困難となる。
また、停止時において浮上型磁気ヘッド装置と、磁気デ
ィスクとの接触面積が大となることによって、磁気ヘッ
ド(73)と磁気ディスク(71)とにはりつきが生じ
、次の駆動が円滑に行われず、ある場合には磁気ヘッド
(73)や磁気ディスク(71)の表面を損傷する等の
問題があった。
或いはまた上述の浮上型磁気ヘッド装置においては、H
DD駆動中に外部から衝撃が加わった場合、この衝撃に
よってスライダー(72)が磁気記録媒体(71)にぶ
つかって、磁気ヘッド(73)や磁気ディスク(71)
に著しく損傷を与えるという問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上述したような浮上型磁気ヘッド装置の浮上
距離FHの短小化及び均一化によって電磁変換効率の向
上及び安定化をはかり、またHDD駆動停止時の磁気記
録媒体(71)と磁気ヘッド(73)とのはりつきを防
止し、さらに外部からの衝撃に因る破損を生じない浮上
型磁気ヘッド装置を構成する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による浮上型磁気ヘッド装置の一例の斜視図を第
1図に示す。
本発明は第1図に示すように、磁気記録媒体D(破線図
示)に対して浮上即ち離間して走行するスライダー(1
)と、このスライダー(1)に設けられた圧電アクチュ
エータ(2)と、このアクチュエータ(2)に設けられ
、作動磁気ギャップがスライダー(1)の浮上面(IA
)側に臨む様に設けられた磁気ヘッド素子(3)とより
成り、圧電アクチュエータ(2)の駆動によりこの磁気
ヘッド素子(3)と磁気記録媒体りとの間隔を可変にす
るものであり、このことによって磁気ヘッド素子(3)
と磁気記録媒体りとの距離を任意に選択する。
他の本発明は、磁気ヘッド素子(3)と磁気記録媒体り
との間隔が一定になる様圧電アクチュエータ(2)が駆
動されるようにする。
また他の本発明は、磁気記録媒体りに対して停止時に磁
気ヘッド素子(3)がスライダー(1)の浮上面(IA
)より突出する様に圧電アクチュエータ(2)が駆動さ
れるようにする。
さらにまた他の本発明は、外部からの衝撃を検知して、
磁気ヘッド素子(3)をスライダー(1)の浮上面(I
A)より後退する様に圧電アクチュエータ(2)が駆動
されるようにする。
〔作用〕
このように、本発明による浮上型磁気ヘッド装置は圧電
アクチュエータ(2)の駆動によって磁気ヘッド素子(
3)と磁気記録媒体りとの距離を任意にかつ一定に選択
することができるので、実質的にその浮上距離FHの短
小化及び安定動作を可能にして、電磁変換効率の向上と
安定化をはかることができる。例えば、ヘッドシーク時
にそのFHを大としておくことにより、シーク時の磁気
ヘッド素子と磁気記録媒体りとの接触を回避することが
できる。
また本発明は、磁気ヘッド素子(3)と磁気記録媒体り
との間隔が一定になる様に、例えば磁気記録媒体りに予
めFH検出信号を書き込み、この信号を基準として圧電
アクチュエータ(2)をサーボ駆動することによって、
例えば磁気記録媒体りの内周と外周でのHDD駆動駆動
速度の差異によるFHの変動を回避することができ、電
磁変換効率の安定化をはかることができる。
また本発明は、HDD駆動後の停止時に、磁気ヘッド素
子(3)がスライダー(1)の浮上面(1^)より突出
する様に圧電アクチュエータ(2)が駆動されるように
したので、これによって停止時の浮上型磁気ヘッド装置
(10)の例えばスライダー(1)と磁気記録媒体りと
の接触面積を小とすることができ、これらのはりつきを
回避することができる。
また本発明は、例えば加速度を感知するセンサーを別に
設けることによって外部からの衝撃を検知して、磁気ヘ
ッド素子(3)をスライダー(1)の浮上面(IA)よ
り後退する様に圧電アクチュエータ(2)が駆動される
ようにしたので、磁気ヘッド素子(3)と磁気記録媒体
りとがぶつかることを回避することができ、磁気ヘッド
素子(3)の損傷を防くことができる。
〔実施例〕
以下、本発明による浮上型磁気ヘッド装置の各側を、第
1図〜第6図の斜視図を参照して詳細に説明する。この
場合、第1図及び第2図に示す例はコンポジットタイプ
の磁気ヘッド素子を用いた例、第3図〜第6図に示す例
は薄膜タイプの磁気ヘッド素子を用いた例を示す。
実施例1 第1図に示すように、スライダー(1)を設ける。
このスライダー(1)の、磁気記録媒体りと対向する側
には、磁気記録媒体との相対的走行によって空気流を発
生してスライダー(1)を浮上させる、直線状の平行す
る凸部より成る、第1及び第2のレール(6)及び(7
)が設けられる。そして第1及び第2のレール(6)及
び(7)の一部を含む、例えば第1のレール(6)の端
部を含むスライダー(1)の−角が、切り欠かれた切欠
部(4)が設けられて、例えばPZT(ジルコン酸チタ
ン酸鉛)より成る圧電アクチュエータ(2)がこの切欠
部(4)上に配設される。そしてこの圧電アクチュエー
タ(2)に磁気ヘッド素子(3)が取着され、その作動
磁気ギャップが第1のレール(6)の突出面すなわち磁
気記録媒体りと所要の間隔を保持する浮上面(IA)側
に臨むようになされ、浮上型磁気ヘッド装置(10)が
構成される。(9)はスライダー(1)の切欠部(4)
側面とブロック(8)との間の間隙を示す。
磁気ヘッド素子(3)は、例えばスライダー(1)と同
組成の非磁性体ブロック(8)に保持されて成る。(5
)はヘッド巻線である。ブロック(8)にはスライダー
(1)の例えば第1のレール(6)の端部から延長する
補助レール(16)がスライダー(1)の浮上面(IA
)側に設けられる。
そしてこの例では、圧電アクチュエータ(2)がスライ
ダー(1)の浮上面(IA)に対して平行するように面
状に形成され、これに所要の電圧を印加することにより
、その緬モードd3ffを利用して厚みを変化させて、
これに取着された磁気ヘッド素子(3)即ちその作動磁
気ギャップが浮上面(IA)から突き出したり後退した
り駆動するようになされる。
このような圧電アクチュエータ(2)は、例えば第7図
にその路線的断面図を示すように、10μm程度の圧電
体層を例えば20層積層して交互に正負の電位となるよ
うな構造とし、各層にIOV程度の電圧を印加すると約
±0.2μmの厚み変化が得られ、これを利用して所要
の厚み変化を得るように構成することができる。
実施例2 この例においては、第2図に示すように第1のレール(
6)及び第2のレール(7)の中間に第3のレール(2
6)が配置され、この第3のレール(26)の端部に切
欠部(4)を設けてここに圧電アクチュエータ(2)を
介して磁気ヘッド素子(3)を配置する。
第2図において、第1図に対応する部分には同一符号を
付して重複説明を省略する。
実施例3 この例では、第3図に示すように薄膜磁気ヘッド素子(
33)を用いた場合で、スライダー(1)の一端に切欠
部(4)を設けて対の薄膜磁気ヘッド素子(33)を有
するブロック(8)を圧電アクチュエータ(2)を介し
て配置した場合である。
第3図において、第1図に対応する部分には同一符号を
付して重複説明を省略する。
実施例4 この例では、第4図に示すようにプレーナ型薄膜磁気ヘ
ッド素子(43)を用いた場合で、スライダー(1)の
中間部即ち第1のレール(6)及び第2のレール(7)
の浮上面(IA)側中間部に切欠部(4)を設けて対の
プレーナ型薄膜磁気ヘッド素子(43)を有するブロッ
ク(8)を圧電アクチュエータ(2)を介して配置した
場合である。
第4図において、第1図に対応する部分には同一符号を
付して重複説明を省略する。
実施例5 この例では、第5図に示すように薄膜磁気ヘッド素子(
33)を用いた場合で、スライダー(1)の一端に切欠
部(4)を設けて対の薄膜磁気ヘッド素子(33)を有
するブロック(8)を圧電アクチュエータ(2)を介し
て配置した場合である。
この場合、圧電アクチュエータ(2)はスライダー(1
)の浮上面(1^)に対して直交する方向に面状に形成
され、これに所要の電圧を印加することにより、その横
モードdollを利用して厚みを矢印Cで示す方向に変
化させて、これに伴う体積変化を戻すように矢印d方向
の厚みを変化させ、これに取着された磁気ヘッド素子(
3)即ちその作動磁気ギャップが浮上面(IA)から突
き出したり後退したり駆動するようになされる。
第5図において、第1図に対応する部分には同一符号を
付して重複説明を省略する。
実施例6 二の例においても、第6図に示すように薄膜磁気ヘッド
素子(33)を用いた例で、第5図で説明した例と同様
にスライダー(1)の一端に切欠部(4)を設けて対の
薄膜磁気ヘッド素子(33)を有するブロック(8)を
圧電アクチュエータ(2)を介して配置した場合である
この場合においても圧電アクチュエータ(2)はスライ
ダー(1)の浮上面(IA)に対して直交する方向に面
状に形成され、これに所要の電圧を印加することにより
、そのすべりモードdlsを利用して厚みを矢印eで示
す方向に変化させて、これに取着された磁気ヘッド素子
(3)即ちその作動磁気ギャップが浮上面(IA)から
突き出したり後退したり駆動するようになされる。
第6図において、第1図に対応する部分には同一符号を
付して重複説明を省略する。
このような構成において、浮上型磁気ヘッド装置(10
)を磁気記録媒体り上に浮上させる。即ち、磁気記録媒
体の相対的高速移行例えばHDDの高速回転駆動による
空気流によって磁気ヘッド装置(10)を浮上させる。
このような状態で、圧電アクチュエータ(2)に所要の
電圧を印加して磁気ヘッド素子(3)をスライダー(1
)の浮上面(IA)に対して進退させることにより、磁
気ヘッド素子(3)と磁気記録媒体との距離FHを可変
にする。
また圧電アクチュエータ(2)によってブロック(8)
を進退させるだけでなく、例えば磁気記録媒体りに予め
FH検出信号を書き込み、この信号を基準として圧電ア
クチュエータ(2)をサーボ駆動することによりブロッ
ク(8)の浮上距離FHを一定の例えば0.05μmに
設定するように制御して、HDD等の磁気記録媒体の、
内周と外周での速度の差異による浮上距離FHの変動を
制御することもできる。
更に、磁気ヘッド素子(3)と磁気記録媒体りとの距離
FHの変動を検出するセンサを設けて、検出FH値をも
とにブロック(8)の突出量を修正して、浮上距離FH
を一定に保持するように制御することもできる。
また磁気記録媒体の停止時においてブロック(8)を突
出させたり、外部からの衝撃を、別に設けたセンサによ
って検知してブロック(8)を後退させたりすることも
できる。
また、磁気記録媒体が停止する際、或いは回転等の相対
的移行を始める際に、圧電アクチュエータ(2)に高周
波例えば59kHzの交流電圧を印加してブロック(8
)を振動させることにより、磁気へ・ノド素子(3)と
磁気記録媒体との実質的な摩擦抵抗を小とすることがで
き、これにより磁気ヘッド素子(3)と磁気記録媒体と
の擦過による損傷を回避することができる。
ちなみにこのような浮上型磁気ヘッド装置(10)の浮
上距離FHを調べるために、第8図の斜視図に示す浮上
型磁気ヘッド装置モデル(20)を用いてシミュレーシ
ョンを行った。この場合、第8図に示すように、スライ
ダー(1)の長さり、が2540 u ts、幅L2が
2032μ園、厚さL3が508μ観であるとし、この
スライダー(1)の磁気記録媒体(図示せず)と対向す
る側の面に幅L4が500μ謡の第1及び第2のレール
(6)及び(7)を設けるものとした。この第1及び第
2のレール(6)及び(7)の一端を長さし、が254
μlの斜面状とする。そして第1のレール(6)の他端
にはブロック(8)との間に溝幅Gの間隙(9)を形成
し、長さしを有する切欠部(4)を設けて、PZTより
成る圧電アクチュエータ(2)をこの切欠部(4)上に
配設した。そしてこの圧電アクチュエータ(2)にブロ
ック(8)を取着して厚さL6を250μmとし、その
上面が第1のレール(6)の突出面すなわち磁気記録媒
体と所要の間隔を保持する浮上面(l^)側に臨むよう
にした。
このような構成において、溝幅G及び長さしを変化させ
、また圧電アクチュエータ(2)による磁気記録媒体側
への突き出し量を変化させて、浮上距離FHのシミュレ
ーションを行った結果を表1に示す。このシミュレーシ
ョンでは、この浮上型磁気ヘッド装置モデルと磁気記録
媒体との相対速度を9 m/secとしてFHを解析し
た。この速度は3.5インチHDDの回転速度を360
0回/分としたときの中心部における速度にほぼ等しい
。但しく )内数字は、第1及び第2のレール上に同形
状のブロックを設けた場合に、この両ブロックを溝幅、
長さ及び突き出し量を同じ条件としてFHをシミュレー
ションした結果を示す。
表 FH量 (単位二μm) 表1かられかるように、浮上距離FHはほぼ突き出し量
の増加に反比例して減少している。この場合突き出し量
が0.15μm程度でFHが0.10μm以下となって
おり、突き出し量0.20μmではFHは0.05μm
以下となった。このとき、溝幅Gが10μmより100
μmの場合に比較的FHが小となっているが、はとんど
同程度のFHの短小化がはかられている。またこのとき
第2のレール(7)の端部のFHは殆ど変化しない。
また、第1及び第2の両レール(6)及び(7)にブロ
ックを設けてこの両ブロックの突き出しを行った場合は
、片側のブロックのみを突き出した場合に比してFHが
小となることがわかる。
この溝幅の効果を調べるために、第1のレール(6)の
みにブロック(8)を設けた場合において、溝幅Gを0
μmとして長さしを300μmとし、さらに突き出し量
を0.10μmとしてシミュレーションを行った。この
ときの第1のレール(6)及び第2のレール(7)の各
浮上距離FHの結果を表2に示す。
表 2    FH量 (単位:μm)表2かられかる
ように、 このとき各レールのF Hの差は0.259−0.202=0.057μmで、
突き出し量0.10μmに比して小さく、第1のレール
(6)が第2のレール(7)に比してかなり浮上してい
ることがわかる。これは、溝幅Gを0μmとしたために
、空気の流れがブロック(8)によって妨げられてFH
が大となったものと思われる。このため、圧電アクチュ
エータ(2)によるブロック(8)とスライダー(1)
との間には空気の逃げ溝を設けたほうが浮上距離FHは
小となることがわかる。
従って、本発明装置においては、ブロック(8)と、ス
ライダー(1)との間に間隙(9)を設けることが望ま
しい。
〔発明の効果] 上述したように、本発明による浮上型磁気ヘッド装置(
10)は圧電アクチュエータ(2)の駆動によってブロ
ック(8)を移動させることにより、このブロック(8
)上の磁気ヘッド素子(3)と磁気記録媒体りとの距離
を可変にすることができ、磁気ヘッド素子(3)と磁気
記録媒体りとの距離を任意に選択して実質的に浮上距離
FHの短小化を可能にし、これにより電磁変換効率の向
上をはかることができる。
また例えばヘッドシーク時にFHを大としておくことに
より、シーク時の磁気ヘッド素子と磁気記録媒体との接
触を回避することができる等、種々の効果を得ることが
できる。
また、例えば磁気記録媒体に予めFH検出信号を書き込
み、この信号を基準として圧電アクチュエータ(2)を
サーボ駆動することによって、磁気ヘッド素子(3)と
磁気記録媒体との間隔が一定になる様にすることができ
、このため例えばHDD等の磁気記録媒体の、内周と外
周でのHDD駆動時の速度の差異によるFHの変動を回
避することができる。更に、例えば磁気ヘッド素子(3
)と磁気記録媒体りとの距離FHの変動を検出するセン
サを設けて、この検出FH値によってブロック(8)の
突出量を修正して、浮上距離FHを一定に保持するよう
に制御することもでき、これによって電磁変換効率の安
定化をはかることができる。
あるいはまた、HDD駆動後の停止時に、ブロツク(8
)を突出させるように、すなわち磁気ヘッド素子(3)
が浮上面(IA)より突出する様に圧電アクチュエータ
(2)が駆動されるようにすることができ、これによっ
て停止時の浮上型磁気ヘッド装置(10)の例えばスラ
イダー(1)と磁気記録媒体りとの接触面積が小となっ
て、これらのはりつきを回避することができる。従って
、次の動作時にその立ち上がりから円滑に動作すること
ができ、さらに磁気記録媒体等の損傷を回避することが
できる。
または、加速度を感知するセンサーを別に設けることに
よって外部からの衝撃を検知して、突出部(8)即ち磁
気ヘッド素子(3)を浮上面(IA)より後退する様に
圧電アクチュエータ(2)が駆動されるようにすること
ができ、これによって磁気ヘッド素子(3)と磁気記録
媒体との接触を回避することができる。従ってその衝撃
による磁気ヘッド素子(3)の損傷を回避することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明による浮上型磁気ヘッド装置の
各側を示す斜視図、第7図は圧電アクチュエータの一例
を示す路線的断面図、第8図は浮上距離のシミュレーシ
ョンに用いた浮上型磁気ヘッド装置モデルの斜視図、第
9図は従来の浮上型磁気ヘッド装置を示す構成図である
。 (1)はスライダー、(IA)は浮上面、(2)は圧電
アクチュエータ、(3)は磁気ヘッド素子、(4)は切
欠部、(5)はヘッド巻線、(6)及び(7)は第1及
び第2のレール、(8)はブロック、(9)は間隙、(
16)は補助レール、(26)は第3のレール、(33
)は薄膜磁気ヘッド素子、(43)はプレーナ型薄膜磁
気ヘッド素子、(10)は浮上型磁気ヘッド装置、(2
0)は浮上型磁気ヘッド装置モデル、(71)は磁気記
録媒体、(72)はスライダ(73)は磁気ヘッド、(
74)は弾性体、(75)は金属板である。 代 理 人 松 隈 秀 盛 第 図 第4図 星4E主石aチへ7に裏置モチ゛ル 5t=!谷&負へ砕茨1モフル1示T斜履圓第8図 ′3二i確肩ヘウト=izの−1八口 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁気記録媒体に対して浮上して走行するスライダー
    と、 このスライダーに設けられた圧電アクチュエータと、 このアクチュエータに設けられ、作動磁気ギャップがス
    ライダーの浮上面側に臨む様に設けられた磁気ヘッド素
    子とより成り、 上記圧電アクチュエータの駆動により上記磁気ヘッド素
    子と上記磁気記録媒体との間隔を可変にしたこと を特徴とする浮上型磁気ヘッド装置。 2 特許請求の範囲第1項に記載の浮上型磁気ヘッド装
    置において、 上記間隔が一定になる様上記圧電アクチュエータが駆動
    されるようにしたこと を特徴とする浮上型磁気ヘッド装置。 3 特許請求の範囲第1項に記載の浮上型磁気ヘッド装
    置において、 磁気記録媒体に対して停止時に上記磁気ヘッド素子が上
    記スライダーの浮上面より突出する様に圧電アクチュエ
    ータが駆動されるようにしたこと を特徴とする浮上型磁気ヘッド装置。 4 特許請求の範囲第1項に記載の浮上型磁気ヘッド装
    置において、 外部からの衝撃を検知して、上記磁気ヘッド素子を上記
    浮上面より後退する様に圧電アクチュエータが駆動され
    るようにしたこと を特徴とする浮上型磁気ヘッド装置。
JP13454390A 1990-05-24 1990-05-24 浮上型磁気ヘッド装置 Pending JPH0428011A (ja)

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JP13454390A JPH0428011A (ja) 1990-05-24 1990-05-24 浮上型磁気ヘッド装置

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JP13454390A Pending JPH0428011A (ja) 1990-05-24 1990-05-24 浮上型磁気ヘッド装置

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JP (1) JPH0428011A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04153909A (ja) * 1990-10-17 1992-05-27 Nec Corp 磁気ディスク装置
KR100400038B1 (ko) * 2000-03-31 2003-09-29 삼성전자주식회사 헤드 위치결정 조립체 및 이를 적용한 데이타 저장 장치의로드 빔
JP2007184091A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Samsung Electronics Co Ltd ハードディスクドライブのヘッドスライダ

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