JPH04279592A - 均一触媒及びオレフィン重合法 - Google Patents

均一触媒及びオレフィン重合法

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JPH04279592A
JPH04279592A JP3313020A JP31302091A JPH04279592A JP H04279592 A JPH04279592 A JP H04279592A JP 3313020 A JP3313020 A JP 3313020A JP 31302091 A JP31302091 A JP 31302091A JP H04279592 A JPH04279592 A JP H04279592A
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alkyl
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John G Hefner
ジョン ジー ヘフナー
Brian W S Kolthammer
ブライアン ダブリュー エス コルトハマー
Dennis R Gifford
デニス アール ギフォード
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、共触媒又は活性剤化合物の存在
下又はなしに有用な均一触媒複合体に関し、さらにこれ
ら触媒の存在下α−オレフィンを重合する方法に関する
【0002】
【従来の技術】均一オレフィン重合触媒の二三の例は、
種々の遷移(W.Kaminsky及びR.Steig
er、Polyhedron、1988、vol.7,
no.22/23,pp.2375−2381)、ラン
タニド(P.L.Watson、J.Am.Chem.
Soc.,1982,vol.104,no.1,pp
.337−339)及びアクチニド(P.J.Tosc
ano及びT.J.Marks、J.Am.Chem.
Soc.,1985、vol.107,no.3,pp
.653−659)金属複合体について文献に現われて
いる。現在まで報告されている均一オレフィン重合触媒
の多くは、可溶性の共触媒例えばメチルアルミノキサン
(MAO)の使用を必要としている。均一触媒の一つの
特別な利点は、代表的な不均一触媒に比べて、処方中に
おける腐食性成分の不存在及びそれらを製造するのに必
要な成分の数の減少がある。二三の不利益は、工業上の
オレフィン重合法における触媒作用のこの方法の有用性
を制限することである。これらは、オレフィンを有効に
重合するのにしばしば必要なMAOの非常に高い比によ
るMAOの出費、MAOのバッチ毎の変化を含み、一般
に応用を制限する低分子量生成物を得る。
【0003】R.F.Jordan、J.Chem.E
d.,1988,vol.65,no.4,pp.28
5−289は、カチオン重合触媒を含む均一オレフィン
重合の他の形を開示している。これらの重合触媒は、一
般に狭い分子量分布及び高い分子量を有する重合体を生
成する。それらは、一般にシクロペンタジエニル基又は
他のシクロジエニル基及び塩との反応から製造されるカ
チオンとともに遷移金属成分例えばチタン又はジルコニ
ウムを含む。複合体は、一般に非常に空気に鋭敏で、特
別な取り扱いを必要とする。重合反応は、非常に溶媒に
依存し、一般にエチレン重合体の工業上の製造には概し
て用いられない溶媒例えば塩化メチレン、ジエチルエー
テル及びテトラヒドロフランを必要とする。
【0004】一般的なタイプ、式17
【式17】 の複合体は、シンジオタクチックポリスチレンの製造に
ついて1990年1月5日に出願された米国特許出願第
07/462861号にR.E.Campbe−11及
びJ.G.Hefnerにより開示され、但しLはΠ−
結合基例えばシクロペンタジエニル又はインデニルであ
り、Xはアルコール、ハライド又はアミドである。共触
媒は、50:1−10000:1のAl:Tiの原子比
の範囲で重合反応例えばMAO(メチルアルミノキサン
)に必要とされる。全ての重合反応について、それが高
価でありそして一定に製造することが困難であるので、
必要なMAOの量を排除するか又は減少することが非常
に望ましい。
【0005】D.F.Birkelbach、米国特許
第4120820及び4189553号は、又Xがハラ
イドであり、Lが電子供与体である一般式17のTi複
合体を利用してオレフィンの重合のためにより複雑な混
合物を開示している。L基の性質は、この技術で使用さ
れるようなΠ−供与体を特に記述していない。その上、
この混合物は、活性触媒を製造するためにジアルキルマ
グネシウム及びアルキルアルミニウム又はアルキルアル
ミニウムハライドのような成分を必要とした。
【0006】下記の特徴の1種以上を有する触媒を利用
するのが望ましいだろう。 1.α−オレフィンの重合のために活性触媒を製造する
のに要求される成分の数の減少。 2.工程条件の変更により及び/又は2種以上のインデ
ニル又はインデニド含有触媒の混合物の使用により広い
範囲の重合体の分子量の生成。 3.室温での熱安定性。 4.広い温度範囲での有効性。 5.腐食性副生物の本質的な不存在。 6.活性形で酸化安定性。 7.発火成分の本質的な不存在。
【0007】
【発明の概要】本発明の一つの態様は、式1又は式2

式1】又は
【式2】 (式中、Lはインデニル、C1−C4アルキル置換イン
デニル、−OSiR3置換インデニルよりなる群から選
ばれるΠ結合リガンドであり、同じ窒素原子に結合する
各R1基は同じであるが、しかし異なる窒素原子に結合
するR1基は、同じであるか又は他の窒素原子に結合し
たものとは異なることができそしてC1−C4アルキル
基であり、そしてXはハロゲン好ましくは塩素又は臭素
である)により示される触媒化合物に関する。
【0008】本発明の他の態様は、式1
【式1】 (式中、Lはインデニル、C1−C4アルキル置換イン
デニル、−OSiR3置換インデニルよりなる群から選
ばれるΠ結合リガンドであり、各R1基は同じでありそ
してC1−C4アルキル基である)により示される触媒
化合物を製造する方法において、該方法は、(1)式3
【式3】 (式中、各R1基は同じでありそしてC1−C4アルキ
ル基である)により示される化合物と式4
【式4】 (式中、R’は水素、C1−C4アルキル基、−OSi
R3、−OR又はハロゲン好ましくは塩素、臭素又は沃
素であり、RはC1−C4アルキル基であり、Indは
インデニル基である)により示される化合物とを反応さ
せ、そして(2)反応混合物から所望の生成物を採取す
ることよりなる。
【0009】本発明の他の態様は、式1
【式1】 (式中、(式中、Lはインデニル、C1−C4アルキル
置換インデニル、−OSiR3置換インデニルよりなる
群から選ばれるΠ結合リガンドであり、R1基は同じで
ありそしてC1−C4アルキル基である)により示され
る触媒化合物を製造する方法において、該方法は、(1
)式5
【式5】 (式中、各R1基は同じでありそしてC1−C4アルキ
ル基である)により示される化合物と、式6
【式6】 (式中、Mはアルカリ金属であり、R’は水素、C1−
C4アルキル基、−OSiR3、−OR又はハロゲン好
ましくは塩素、臭素又は沃素であり、Xはハロゲン原子
好ましくは塩素、臭素又は沃素であり、Indはインデ
ニル基である)とを反応させ、そして(2)反応混合物
から所望の生成物を採取することよりなる。
【0010】本発明の他の態様は、式7
【式7】 (式中、Lはインデニル、C1−C4アルキル置換イン
デニル、−OSiR3置換インデニルよりなる群から選
ばれるΠ結合リガンドであり、各R1基は同じでありそ
してC1−C4アルキル基であり、そしてXはハロゲン
好ましくは塩素、臭素又は沃素である)により示される
化合物を製造する方法において、該方法は、(1)式8
【式8】 (式中、R1はC1−C4アルキル基である)により示
される化合物と式6
【式6】 (式中、R’は水素、C1−C4アルキル基、−OSi
R3、−OR又はハロゲン好ましくは塩素、臭素又は沃
素であり、そしてIndはインデニル基であり、Mはア
ルカリ金属である)により示される化合物とを反応させ
、そして(2)反応混合物から所望の生成物を採取する
ことよりなる。
【0011】本発明の他の態様は、式10
【式10】 (式中、Lはインデニル、C1−C4アルキル置換イン
デニル、−OSiR3置換インデニルよりなる群から選
ばれるΠ結合リガンドであり、R1及びR2は異なりそ
して各R1及びR2は独立してC1−C4アルキル基で
あり、そしてXはハロゲン好ましくは塩素、臭素又は沃
素である)により示される化合物を製造する方法におい
て、該方法は(1)(a)式8により示される化合物、
(b)式11
【式11】 及び(c)式12
【式12】 (式中、R’は水素、C1−C4アルキル基、−OSi
R3、−OR又は、ハロゲン好ましくは塩素、臭素又は
沃素であり、そしてIndはインデニル基であり、Mは
アルカリ金属であり、そしてRはC1−C4アルキル基
である)よりなる群から選ばれる任意の2種の化合物を
反応させ、(2)反応物から反応生成物を分離し、(3
)工程(2)からの生成物と、工程(1)で反応しなか
った成分(b)又は(c)とを反応させ、そして(4)
所望の生成物を採取することよりなる。
【0012】本発明の他の態様は、式14
【式14】 (式中、Lはインデニル、C1−C4アルキル置換イン
デニル、−OSiR3置換インデニルよりなる群から選
ばれるΠ結合リガンドであり、R1,R2及びR3は異
なりそして独立してC1−C4アルキル基である)によ
り示される触媒化合物を製造する方法において、(1)
式10(式中、R1及びR2は異なりそして各R1及び
R2は独立してC1−C4アルキル基であり、そしてX
はハロゲン好ましくは塩素、臭素又は沃素であり、そし
てLは前記同様である)の任意の1種により示される化
合物と式15
【式15】 (式中、R3はR1及びR2とは異なるC1−C4アル
キル基であり、MはK、Li又はNaである)とを反応
させ、そして(2)所望の生成物を採取することよりな
る。
【0013】本発明の他の態様は、1種以上のα−オレ
フィン又は1種以上のα−オレフィン及び1種以上の重
合可能なエチレン性不飽和単量体よりなる1種以上の単
量体を重合する方法において、該方法は、式1
【式1】 (式中、Lはインデニル、C1−C4アルキル置換イン
デニル、−OSiR3置換インデニルよりなる群から選
ばれるΠ結合リガンドであり、RはC1−C4アルキル
基であり、単一の窒素原子に結合する各R1基は同じで
あるが、しかし異なる窒素原子に結合するR1基とは異
なることができそして独立してC1−C4アルキル基で
ある)により示される均一触媒化合物の存在下該単量体
を溶液重合条件にかけることよりなる。
【0014】本発明の他の態様は、1種以上のα−オレ
フィン又は1種以上のα−オレフィン及び1種以上の重
合可能なエチレン性不飽和単量体よりなる1種以上の単
量体を重合する方法において、該方法は、式1
【式1】 (式中、Lはシクロペンタジエニル、C1−C4アルキ
ル置換シクロペンタジエニル、シクロペンタジエンのオ
リゴマー、シクロペンタジエンのC1−C4アルキル置
換オリゴマー、フルオレニル又はC1−C4アルキル置
換フルオレニルよりなる群から選ばれるΠ結合リガンド
であり、単一の窒素原子に結合する各R1基は同じであ
るが、しかし異なる窒素原子に結合するR1基とは異る
ことができそして独立してC1−C4アルキル基である
)により示される均一触媒化合物の存在下そして全ての
共触媒又は活性剤化合物の不存在下該単量体を溶液重合
条件にかけることよりなる。
【0015】本発明は、好適には、前記の成分を含み、
よりなり又は本質的によりなる。
【0016】好適にここに説明的に開示された本発明は
、ここに特に開示又は表示されていない成分の不存在下
で実施できる。
【0017】用語シクロペンタジエンのオリゴマーは、
1分子当り10−30個の炭素原子を有するオリゴマー
及びこれらオリゴマーの全ての組合せを意味する。
【0018】任意の窒素原子に結合した全てのR基が同
じ触媒
【0019】R1基が同じである式16により示される
本発明の触媒は、二つの独立した方法の何れかにより製
造できる。
【0020】第一の方法では、各Rが独立してC1−C
4アルキル基である式18
【式18】 により示されるチタンテトラキス(ジアルキルアミド)
は、インデン又は置換インデンと、−78℃−還流温度
好ましくは0℃−還流温度さらに好ましくは試薬を室温
で組合せ、次に好適な溶媒又は反応媒体例えば脂肪族又
は芳香族炭化水素又は他の反応物又は反応生成物の何れ
かに不活性な媒体の存在下反応を完了するのに十分な時
間通常0.5−48好ましくは1−35さらに好ましく
は5−24時間還流することにより反応させる。好まし
い溶媒は、トルエン、ベンゼン、ヘキサン、ヘプタン、
オクタン、イソオクタン、ノナン、デカン、ケロセン又
はこれらの任意の組合せである。
【0021】所望の生成物は、所望ならば残留物の真空
蒸留により除去揮発性溶媒又は反応媒体のような任意の
好適な手段により反応混合物から採取される。
【0022】高い反応温度は、所望の反応を完了するの
に短い時間を要するが、低い反応温度は、所望の反応を
完了するのに長い時間を要するが、但し温度は、任意の
反応物又は反応生成物の分解温度以下に保たれる。
【0023】溶媒は、反応混合物の還流温度が150℃
を越えないように選ばれる。
【0024】前記の製造方法において、−78℃より低
い温度で、インデンの酸性プロトンの交換反応は遅く、
そして反応の収率は、一般に上記の反応時間内で低い。
【0025】上記の製造方法において、150℃より高
い温度で、有機金属反応物の多くは、熱分解を開姶する
【0026】第二の方法において、R1及びXが前記同
様である式5により示されるチタントリス(ジアルキル
アミド)ハライドは、Mがアルカリ金属例えばLi、N
a又はKでありそしてIndが前記同様である式12に
より示される金属化インデン及び置換インデンと、−7
8℃−還流温度好ましくは0℃−還流温度さらに好まし
くは試薬を室温(約25℃)で組合せ、次に好適な溶媒
又は反応媒体例えば脂肪族又は芳香族炭化水素又は他の
反応物又は反応生成物の何れかに不活性な媒体の存在下
反応を完了するのに十分な時間通常0.1−12好まし
くは0.2−6さらに好ましくは0.5−1時間還流す
ることにより反応する。反応は、反応物又は反応生成物
の何れかと反応しない好適な溶媒又は反応媒体の存在下
行われる。好適なこれら溶媒は、例えば脂肪族又は芳香
族炭化水素、グリコールエーテル又は環式及び非環式エ
ーテル、これらの組合せを含む。特に好適なこれらの溶
媒は、例えばペンタン、ヘキサン、トルエン、ベンゼン
、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、グリム、ジ
グリム、ジメトキシエタン又はこれらの任意の組合せを
含む。最も好ましい溶媒は、ジエチルエーテルである。 1種以上の反応生成物は、好適な炭化水素例えばペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン又はトルエンにより反応混合物
から抽出できる。
【0027】所望の生成物は、任意の好適な手段例えば
アルカリ金属塩からの濾過、溶媒抽出、デカンテーショ
ン又は真空蒸留又はこれらの任意の組合せにより、反応
混合物から採取できる。
【0028】高い反応温度は、所望の反応を完了するの
に短い時間を要するが、低い反応温度は、所望の反応を
完了するのに長い時間を要するが、但し温度は、任意の
反応物又は反応生成物の分解温度以下に保たれる。
【0029】溶媒は、反応混合物の還流温度が150℃
を越えないように選ばれる。
【0030】前記の製造方法において、−78℃より低
い温度で、インデンの酸性プロトンの交換反応は遅く、
そして反応の収率は、一般に上記の反応時間内で低い。
【0031】上記の製造方法において、150℃より高
い温度で、有機金属反応物の多くは、熱分解を開始する
【0032】単一の窒素原子に結合した全てのR基は同
じであるが、窒素原子に結合したR原子は窒素原子の少
なくとも2個において異なる触媒
【0033】本発明の触媒は、用いるリガンドのタイプ
及び中心の金属イオンに望まれる異なるアミド基の数に
応じて異なる方法により製造される。
【0034】第一の方法において、R1がC1−C4ア
ルキル基でありXがハロゲン好ましくは塩素、臭素又は
沃素である式9により示されるジハロチタンビス(ジア
ルキルアミド)は、Mがアルカリ金属例えばLi、Na
又はKであり、R’が水素、C1−C4アルキル基、−
OSiR3であり、RがC1−C4アルキル基であり、
そしてIndがインデニル又はインデンである式12に
より示される金属化インデン又は置換インデンと、適当
に、−100℃から反応混合物の還流温度好ましくは−
78℃から還流温度の温度で、さらに好ましくは試薬を
−78℃で組合せ、次に反応を完了するのに十分な時間
通常0.1−12好ましくは0.2−6さらに好ましく
は0.5−1時間還流することにより反応する。反応は
、反応物又は反応生成物の何れかと反応しない好適な溶
媒又は反応媒体の存在下行われる。好適なこれら溶媒は
、例えば脂肪族又は芳香族炭化水素、グリコールエーテ
ル又は環式及び非環式エーテル、これらの組合せを含む
。特に好適なこれらの溶媒は、例えばペンタン、ヘキサ
ン、トルエン、ベンゼン、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、グリム、ジグリム、ジメトキシエタン又は
これらの任意の組合せを含む。最も好ましい溶媒は、ジ
エチルエーテルである。1種以上の反応生成物は、好適
な炭化水素例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン又はト
ルエンにより反応混合物から抽出できる。生成物は、次
に低温度で好適な溶媒例えば抽出に用いられたものから
又は溶媒の容積を減少させることにより結晶化され、最
も好ましい方法は、両者の技法の組合せである。次の工
程は、R1、X及びIndが前記同様である式19
【式
19】 により示されるインデニルチタンビス(ジアルキルアミ
ド)ハライドと、Mが選択されたアルカリ金属例えばL
i、Na又はKであり、R2がC1−C4アルキル基で
あり、各R2が同じであるがR1から異なってC1−C
4アルキル基である式11により示される金属化アミド
とを、−100℃から反応混合物の還流温度好ましくは
−78℃から還流温度の温度で、さらに好ましくは試薬
を−78℃で組合せ、次に反応を完了するのに十分な時
間通常0.1−12好ましくは0.2−6さらに好まし
くは0.5−1時間還流することにより反応する。反応
は、反応物又は反応生成物の何れかと反応しない好適な
溶媒又は反応媒体の存在下行われる。好適なこれら溶媒
は、例えば脂肪族又は芳香族炭化水素、グリコールエー
テル又は環式及び非環式エーテル、これらの組合せを含
む。特に好適なこれらの溶媒は、例えばペンタン、ヘキ
サン、トルエン、ベンゼン、ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、グリム、ジグリム、ジメトキシエタン又
はこれらの任意の組合せを含む。最も好ましい溶媒は、
ジエチルエーテルである。所望の反応生成物は、好適な
炭化水素例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン又はトル
エンにより反応混合物から抽出できる。
【0035】所望の生成物は、任意の好適な手段例えば
アルカリ金属塩からの濾過、溶媒抽出、デカンテーショ
ン又は真空蒸留又はこれらの任意の組合せにより、反応
混合物から採取できる。
【0036】高い反応温度は、所望の反応を完了するの
に短い時間を要するが、低い反応温度は、所望の反応を
完了するのに長い時間を要するが、但し温度は、任意の
反応物又は反応生成物の分解温度以下に保たれる。
【0037】溶媒は、反応混合物の還流温度が150℃
を越えないように選ばれる。
【0038】前記の製造方法において、−100℃より
低い温度で、塩の除去反応は遅く、そして反応の収率は
、一般に上記の反応時間内で低い。
【0039】上記の製造方法において、150℃より高
い温度で、有機金属反応物の多くは、熱分解を開始する
【0040】第二の方法において、R1がC1−C4ア
ルキル基であり、Xがハロゲン例えば塩素、臭素又は沃
素である式8により示されるトリハロチタンジアルキル
アミドは、Mがアルカリ金属例えばLi、Na又はKで
あり、R’が水素、C1−C4アルキル基、−OSiR
3であり、RがC1−C4アルキル基であり、Indが
インデンである式12により示される金属化インデン又
は置換インデンと、−100℃から反応混合物の還流温
度好ましくは−78℃から還流温度の温度で、さらに好
ましくは試薬を−78℃で組合せ、次に反応を完了する
のに十分な時間通常0.1−12好ましくは0.2−6
さらに好ましくは0.5−1時間還流することにより反
応する。反応は、反応物又は反応生成物の何れかと反応
しない好適な溶媒又は反応媒体の存在下行われ  る。 好適なこれら溶媒は、例えば脂肪族又は芳香族炭化水素
、グリコールエーテル又は環式及び非環式エーテル、こ
れらの組合せを含む。特に好適なこれらの溶媒は、例え
ばペンタン、ヘキサン、トルエン、ベンゼン、ジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、グリム、ジグリム、ジ
メトキシエタン又はこれらの任意の組合せを含む。最も
好ましい溶媒は、ジエチルエーテルである。所望の反応
生成物は、好適な炭化水素例えばペンタン、ヘキサン、
ヘプタン又はトルエンにより反応混合物から抽出できる
。 生成物は、次に、好適な溶媒例えば低温度で抽出に使用
されるものから、又は溶媒の容積を減少させることによ
り結晶化され、最も好ましい方法は、両方の技法の組合
せである。次の工程は、R’、R1、X及びIndが前
記同様である式20
【式20】 により示されるインデニルチタン(ジアルキルアミド)
ジハライドと、2当量のMが選択されたアルカリ金属例
えばLi、Na又はKであり、R2がC1−C4アルキ
ル基である式11により示される金属化アミドと、−1
00℃から反応混合物の還流温度好ましくは−78℃か
ら還流温度の温度で、さらに好ましくは試薬を−78℃
で組合せ、次に反応を完了するのに十分な時間通常0.
1−12好ましくは0.2−6さらに好ましくは0.5
−1時間還流することにより反応する。反応は、反応物
又は反応生成物の何れかと反応しない好適な溶媒又は反
応媒体の存在下行われる。好適なこれら溶媒は、例えば
脂肪族又は芳香族炭化水素、グリコールエーテル又は環
式及び非環式エーテル、これらの組合せを含む。特に好
適なこれらの溶媒は、例えばペンタン、ヘキサン、トル
エン、ベンゼン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、グリム、ジグリム、ジメトキシエタン又はこれらの
任意の組合せを含む。最も好ましい溶媒は、ジエチルエ
ーテルである。所望の反応生成物は、好適な炭化水素例
えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン又はトルエンにより
反応混合物から抽出できる。
【0041】所望の生成物は、任意の好適な手段例えば
アルカリ金属塩からの濾過、溶媒抽出、デカンテーショ
ン又は真空蒸留又はこれらの任意の組合せにより、反応
混合物から採取できる。
【0042】高い反応温度は、所望の反応を完了するの
に短い時間を要するが、低い反応温度は、所望の反応を
完了するのに長い時間を要するが、但し温度は、任意の
反応物又は反応生成物の分解温度以下に保たれる。
【0043】溶媒は、反応混合物の還流温度が150℃
を越えないように選ばれる。
【0044】前記の製造方法において、−100℃より
低い温度で、塩の除去反応は遅く、そして反応の収率は
、一般に上記の反応時間内で低い。
【0045】上記の製造方法において、150℃より高
い温度で、有機金属反応物の多くは、熱分解を開始する
【0046】第3の方法では、R1及びR2が独立して
C1−C4アルキル基であり、各R1及び各R2が同じ
であるが各R1はR2とは異なり、Xはハロゲン好まし
くは塩素、臭素又は沃素である式21
【式21】 により示される不均化ジハロチタン(ジアルキルアミド
)(ジアルキルアミド’)は、Mがアルカリ金属例えば
Li、Na又はKであり、R’が水素、C1−C4アル
キル基、−OSiR3であり、RがC1−C4アルキル
基であり、Indがインデンである式12により示され
る金属化インデンと、−100℃から反応混合物の還流
温度好ましくは−78℃から還流温度の温度で、さらに
好ましくは試薬を−78℃で組合せ、次に反応を完了す
るのに十分な時間通常0.1−12好ましくは0.2−
6さらに好ましくは0.5−1時間還流することにより
反応する。反応は、反応物又は反応生成物の何れかと反
応しない好適な溶媒又は反応媒体の存在下行われる。 好適なこれら溶媒は、例えば脂肪族又は芳香族炭化水素
、グリコールエーテル又は環式及び非環式エーテル、こ
れらの組合せを含む。特に好適なこれらの溶媒は、例え
ばペンタン、ヘキサン、トルエン、ベンゼン、ジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、グリム、ジグリム、ジ
メトキシエタン又はこれらの任意の組合せを含む。最も
好ましい溶媒は、ジエチルエーテルである。所望の反応
生成物は、好適な炭化水素例えばペンタン、ヘキサン、
ヘプタン又はトルエンにより反応混合物から抽出できる
。生成物は、次に、好適な溶媒例えば低温度で抽出に使
用されるものから、又は溶媒の容積を減少させることに
より結晶化され、最も好ましい方法は、両方の技法の組
合せである。次の工程は、R’、R1、X及びIndが
前記同様である式22
【式22】 により示されるインデニルチタン(ジアルキルアミド)
(ジアルキルアミド’)ハライドとR1、X及びInd
が前記同様である式22
【式22】 により示されるインデニルチタン(ジアルキルアミド)
(ジアルキルアミド’)ハライドと、、Mがアルカリ金
属例えばLi、Na又はKであり、R3がC1−C4ア
ルキル基であり、R1、R2及びR3は異なるが各R1
、各R2及び各R3は同じである式15により示される
金属化アミドとを、−100℃から反応混合物の還流温
度好ましくは−78℃から還流温度の温度で、さらに好
ましくは試薬を−78℃で組合せ、次に反応を完了する
のに十分な時間通常0.1−12好ましくは0.2−6
さらに好ましくは0.5−1時間還流することにより反
応する。反応は、反応物又は反応生成物の何れかと反応
しない好適な溶媒又は反応媒体の存在下行われる。 好適なこれら溶媒は、例えば脂肪族又は芳香族炭化水素
、グリコールエーテル又は環式及び非環式エーテル、こ
れらの組合せを含  む。特に好適なこれらの溶媒は、
例えばペンタン、ヘキサン、トルエン、ベンゼン、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、グリム、ジグリム
、ジメトキシエタン又はこれらの任意の組合せを含む。 最も好ましい溶媒は、ジエチルエーテルである。所望の
反応生成物は、好適な炭化水素例えばペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン又はトルエンにより反応混合物から抽出で
きる。
【0047】所望の生成物は、任意の好適な手段例えば
アルカリ金属塩からの濾過、溶媒抽出、デカンテーショ
ン又は真空蒸留又はこれらの任意の組合せにより、反応
混合物から採取できる。
【0048】高い反応温度は、所望の反応を完了するの
に短い時間を要するが、低い反応温度は、所望の反応を
完了するのに長い時間を要するが、但し温度は、任意の
反応物又は反応生成物の分解温度以下に保たれる。
【0049】溶媒は、反応混合物の還流温度が150℃
を越えないように選ばれる。
【0050】前記の製造方法において、−100℃より
低い温度で、塩の除去反応は遅く、そして反応の収率は
、一般に上記の反応時間内で低い。
【0051】上記の製造方法において、150℃より高
い温度で、有機金属反応物の多くは、熱分解を開始する
【0052】第四の方法において、R1がC1−C4ア
ルキル基であり、Xがハロゲン例えば塩素、臭素又は沃
素である式8により示されるトリハロチタンジアルキル
アミドは、Mがアルカリ金属例えばLi、Na又はKで
あり、R’が水素、C1−C4アルキル基、−OSiR
3であり、Indがインデンである式12により示され
る金属化インデンと、−100℃から反応混合物の還流
温度好ましくは−78℃から還流温度の温度で、さらに
好ましくは試薬を−78℃で組合せ、次に反応を完了す
るのに十分な時間通常0.1−12好ましくは0.2−
6さらに好ましくは0.5−1時間還流することにより
反応する。反応は、反応物又は反応生成物の何れかと反
応しない好適な溶媒又は反応媒体の存在下行われる。好
適なこれら溶媒は、例えば脂肪族又は芳香族炭化水素、
グリコールエーテル又は環式及び非環式エーテル、これ
らの組合せを含む。特に好適なこれらの溶媒は、例えば
ペンタン、ヘキサン、トルエン、ベンゼン、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、グリム、ジグリム、ジメ
トキシエタン又はこれらの任意の組合せを含む。最も好
ましい溶媒は、ジエチルエーテルである。所望の反応生
成物は、好適な炭化水素例えばペンタン、ヘキサン、ヘ
プタン又はトルエンにより反応混合物から抽出できる。 生成物は、次に、好適な溶媒例えば低温度で抽出に使用
されるものから、又は溶媒の容積を減少させることによ
り結晶化され、最も好ましい方法は、両方の技法の組合
せである。次の工程では、R1、X及びIndが前記同
様である式23
【式23】 により示されるインデニルチタン(ジアルキルアミド)
ジハライドと、Mが選択されたアルカリ金属例えばLi
、Na又はKであり、R2がC1−C4アルキル基であ
り、各R1及び各R2は同じであるがR1及びR2は異
なる式11により示される金属化アミドと、−100℃
から還流温度好ましくは−78℃から還流温度の温度で
、さらに好ましくは試薬を−78℃で組合せ、次に反応
を完了するのに十分な時間通常0.1−12好ましくは
0.2−6さらに好ましくは0.5−1時間還流するこ
とにより反応す  る。反応は、反応物又は反応生成物
の何れかと反応しない好適な溶媒又は反応媒体の存在下
行われる。好適なこれら溶媒は、例えば脂肪族又は芳香
族炭化水素、グリコールエーテル又は環式及び非環式エ
ーテル、これらの組合せを含む。特に好適なこれらの溶
媒は、例えばペンタン、ヘキサン、トルエン、ベンゼン
、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、グリム、ジ
グリム、ジメトキシエタン又はこれらの任意の組合せを
含む。最も好ましい溶媒は、ジエチルエーテルである。 所望の反応生成物は、好適な炭化水素例えばペンタン、
ヘキサン、ヘプタン又はトルエンにより反応混合物から
抽出できるか、又は生成物は次の反応工程のため單離す
る必要はない。次の工程では、R1、X及びIndが前
記同様である式22により示されるインデニルチタン(
ジアルキル1アミド)(ジアルキル2アミド)ハライド
と、Mが群Li、Na又はKから選ばれるアルカリ金属
であり、RがR1及びR2とは異なるC1−C4アルキ
ル基である式15により示される金属化アミドとを、−
100℃から反応混合物の還流温度好ましくは−78℃
から還流温度の温度で、さらに好ましくは試薬を−78
℃で組合せ、次に反応を完了するのに十分な時間通常0
.1−12好ましくは0.2−6さらに好ましくは0.
5−1時間還流することにより反応する。反応は、反応
物又は反応生成物の何れかと反応しない好適な溶媒又は
反応媒体の存在下行われる。好適なこれら溶媒は、例え
ば脂肪族又は芳香族炭化水素、グリコールエーテル又は
環式及び非環式エーテル、これらの組合せを含む。特に
好適なこれらの溶媒は、例えばペンタン、ヘキサン、ト
ルエン、ベンゼン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、グリム、ジグリム、ジメトキシエタン又はこれら
の任意の組合せを含む。最も好ましい溶媒は、ジエチル
エーテルである。所望の反応生成物は、好適な炭化水素
例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン又はトルエンによ
り反応混合物から抽出できる。
【0053】所望の生成物は、任意の好適な手段例えば
アルカリ金属塩からの濾過、溶媒抽出、デカンテーショ
ン又は真空蒸留又はこれらの任意の組合せにより、反応
混合物から採取できる。
【0054】高い反応温度は、所望の反応を完了するの
に短い時間を要するが、低い反応温度は、所望の反応を
完了するのに長い時間を要するが、但し温度は、任意の
反応物又は反応生成物の分解温度以下に保たれる。
【0055】溶媒は、反応混合物の還流温度が150℃
を越えないように選ばれる。
【0056】前記の製造方法において、−100℃より
低い温度で、塩の除去反応は遅く、そして反応の収率は
、一般に上記の反応時間内で低い。
【0057】上記の製造方法において、150℃より高
い温度で、有機金属反応物の多くは、熱分解を開始する
【0058】アルキル基がn−プロピル又はn−ブチル
である2個のジアルキルアミドリガンドを含む複合体を
製造するとき、二三の反応生成物が副反応により得られ
ることが、一般に理解される。又、多くの生成物が、3
個の異なるジアルキルアミド基を含む複合体の製造に観
察される。これらは、一般に、アミド個の酸化的付加を
伴わない遷移金属からのハライドの還元的除去による反
応である。還元的除去が生じていることを示す、常磁性
成分が反応混合物に存在していることは、顕微鏡的に明
らかである。
【0059】本発明で使用できる、Π−結合リガンドが
インデニル又は置換インデニルである特に好適な触媒は
、例えば、インデニルチタントリス(ジメチルアミド)
、インデニルチタントリス(ジエチルアミド)、インデ
ニルチタントリス(ジ−n−プロピルアミド)、インデ
ニルチタントリス(ジ−n−ブチルアミド)、インデニ
ルチタンビス(ジメチルアミド)(ジエチルアミド)、
インデニルチタンビス(ジメチルアミド)(ジ−n−プ
ロピルアミド)、インデニルチタンビス(ジメチルアミ
ド)(ジ−n−ブチルアミド)、インデニルチタンビス
(ジエチルアミド)(ジメチルアミド)、インデニルチ
タンビス(ジエチルアミド)(ジ−n−プロピルアミド
)、インデニルチタンビス(ジエチルアミド)(ジ−n
−ブチルアミド)、インデニルチタンビス(ジ−n−プ
ロピルアミド)(ジメチルアミド)、インデニルチタン
ビス(ジ−n−プロピルアミド)(ジエチルアミド)、
インデニルチタンビス(ジ−n−プロピルアミド)(ジ
−n−ブチルアミド)、インデニルチタンビス(ジ−n
−ブチルアミド)(ジメチルアミド)、インデニルチタ
ンビス(ジ−n−ブチルアミド)(ジエチルアミド)、
インデニルチタンビス(ジ−n−ブチルアミド)(ジ−
n−プロピルアミド)、インデニルチタン(ジメチルア
ミド)(ジエチルアミド)(ジ−n−プロピルアミド)
、インデニルチタン(ジエチルアミド)(ジ−n−プロ
ピルアミド)(ジ−n−ブチルアミド)、インデニルチ
タン(ジメチルアミド)(ジ−n−プロピルアミド)(
ジ−n−ブチルアミド)、インデニルチタン(ジメチル
アミド)(ジエチルアミド)(ジ−n−ブチルアミド)
又はこれらの組合せを含む。
【0060】本発明で使用できる、Π−結合リガンドが
シクロペンタジエニル又はC1−C4置換シクロペンタ
ジエニル又はシクロペンタジエニルのオリゴマー又はシ
クロペンタジエニルのC1−C4置換オリゴマーである
特に好適な触媒は、例えば、シクロペンタジエニルチタ
ントリス(ジメチルアミド)、シクロペンタジエニルチ
タントリス(ジエチルアミド)、シクロペンタジエニル
チタントリス(ジ−n−プロピルアミド)、シクロペン
タジエニルチタントリス(ジ−n−ブチルアミド)、メ
チルシクロペンタジエニルチタントリス(ジメチルアミ
ド)、メチルシクロペンタジエニルチタントリス(ジエ
チルアミド)、メチルシクロペンタジエニルチタントリ
ス(ジ−n−プロピルアミド)、メチルシクロペンタジ
エニルチタントリス(ジ−n−ブチルアミド)、ペンタ
メチルシクロペンタジエニルチタントリス(ジメチルア
ミド)、ペンタメチルシクロペンタジエニルチタントリ
ス(ジエチルアミド)、ペンタメチルシクロペンタジエ
ニルチタントリス(ジ−n−プロピルアミド)、ペンタ
メチルシクロペンタジエニルチタントリス(ジ−n−ブ
チルアミド)又はこれらの任意の組合せを含む。
【0061】Π−結合リガンドがフルオレニル又はC1
−C4置換フルオレニルである特に好適な触媒は、例え
ば、フルオレニルチタントリス(ジメチルアミド)、フ
ルオレニルチタントリス(ジエチルアミド)、フルオレ
ニルチタントリス(ジ−n−プロピルアミド)、フルオ
レニルチタントリス(ジ−n−ブチルアミド)又はこれ
らの任意の組合せを含む。
【0062】本発明で使用できる好適なα−オレフィン
は、例えば、2−20、好ましくは2−10、より好ま
しくは2−8個の炭素原子を有するものを含む。特に好
ましいこれらα−オレフィンは、例えば、エチレン、プ
ロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、
4−メチルペンテン−1、ヘプテン−1、オクテン−1
、ノネン−1、デセン−1、ウンデセン−1、トリデセ
ン−1、テトラデセン−1、3−メチルブテン−1、触
媒を破壊しない任意の2種以上の単量体の任意の組合せ
を含む。
【0063】任意の1種以上の前記のα−オレフィンと
共重合可能な好適な重合可能なエチレン性不飽和単量体
は、例えば、ジエン、エチレン性不飽和ニトリル、不飽
和脂肪族又はハロゲン置換芳香族化合物、又は任意の2
種以上のこれら重合可能な単量体の任意の組合せを含む
。特に好適なこれら重合可能なエチレン性不飽和単量体
は、例えば、ブタジエン、ネオプレン、イソプレン、ク
ロロプレン、1、7−オクタジエン、1、4−ヘキサジ
エン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、スチレ
ン、4−メチルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチ
レン、又は任意の2種以上のこれら重合可能な単量体の
任意の組合せを含む。
【0064】Π−結合リガンドがインデニル又は置換イ
ンデニルである触媒は、もし所望ならば、共触媒又は活
性剤化合物とともに使用できるが、これらの共触媒又は
活性剤化合物は必要とされない。好適なこれら共触媒又
は活性剤化合物は、例えばメチルアルミノキサンを含む
【0065】これらの共触媒又は活性剤化合物が用いら
れるとき、それらは、0.001:1−10000:1
好ましくは0.01:1−5000:1より好ましくは
0.1:1−1000:1の共触媒又は活性剤化合物中
に存在する金属対Tiの原子比をもたらす量で用いられ
る。
【0066】用いられるとき、共触媒又は活性剤化合物
は、重合反応器に導入される前にチタン含有触媒ととも
に混合されるか、又は共触媒又は活性剤化合物及びチタ
ン含有触媒は、別々に重合反応器に加えられる。
【0067】重合は、スラリー、溶液又は気相の条件下
行われる。
【0068】重合法は、0℃−250℃好ましくは25
℃−200℃より好ましくは40℃−170℃の温度で
行われる。溶液条件下の重合では、温度は、通常、12
0℃−250℃好ましくは130℃−200℃より好ま
しくは140℃−170℃の範囲である。スラリーの条
件下の重合では、温度は、通常、0℃−100℃好まし
くは25℃−95℃より好ましくは50℃−90℃の範
囲である。
【0069】重合法は、5psig(0.17kg/m
2)−10000psig(399kg/m2)好まし
くは50psig(1.7kg/m2)−1000ps
ig(33.9kg/m2)より好ましくは100ps
ig(3.39kg/m2)−700psig(23.
73kg/m2)の圧力で行われる。
【0070】α−オレフィンを重合する溶液法における
重合媒体として使用できる好適な希釈剤は、例えば、2
−15好ましくは4−12より好ましくは6−10個の
炭素原子を有する液化脂肪族炭化水素、6−12個の炭
素原子を有する芳香族又はアルキル置換芳香族炭化水素
又はこれらの任意の組合せを含む。
【0071】重合は、水素の存在下、又は他の周知の分
子量コントロール法例えば共単量体濃度、反応器の温度
、単量体/溶媒の比又はこれらの組合せにより行われる
。これらの分子量コントロール法は、官能的に当量の量
、即ち所望の分子量又はメルトインデックス又はメルト
フロー速度値を有する重合体をもたらす量で使用され、
これらの値は、相対的分子量の指標(即ちメルトインデ
ックスの値が高ければ高いほど分子量は低くなる)であ
る。
【0072】
【実施例】以下の実施例は、本発明の例示であるが、決
してその範囲を制限するものと考えてはならない。
【0073】一般的な方法
【0074】以下の方法は、実施例の全てで用いられた
【0075】全ての複合体は、水及び酸素を可能なかぎ
リ除くために、シリカ上の還元クロムのカラムを通した
乾燥窒素の下で製造した。ヘキサン及びジエチルエーテ
ルは、窒素下Na/Kベンゾフェノンケタールラジカル
アニオンから蒸留した。トルエンを窒素下Na又はNa
/K合金の何れかから蒸留した。全ての溶媒は、使用前
脱気した。操作は、標準のSchlenk及び真空ライ
ン技術を用いて行った。
【0076】n−ブチルリチウム、四塩化チタン及びイ
ンデンは、Aldrich  Ch−emical  
Co.から購入し、さらに精製することなく用いた。ジ
エチルアミン及びジプロピルアミンは、Aldrich
  Chemical  Co.から購入し、乾燥窒素
下CaH2から還流及び蒸留により精製した。ジメチル
アミン(無水)は、Mathesonから購入し、さら
に精製することなく用いた。メチルアルミノキサン(M
AO)は、Scherigから購入した。メチルシクロ
ペンタジエンは、Chemical  Sample 
 Companyから得られ、使用前蒸留した。シクロ
ペンタジエンは、The  Dow  Chemica
lCompanyから得た。複合体チタンテトラキス(
ジメチルアミド)、チタンテトラキス(ジエチルアミド
)及びチタンテトラキス(ジプロピルアミド)は、以下
のやり方で製造した。
【0077】チタンテトラキス(ジアルキルアミド)の
製造
【0078】A.チタンテトラキス(ジメチルアミド)
の製造
【0079】工程(1)リチウムジメチルアミドの製造
【0080】ジメチルアミンを、Linde4A分子ふ
るいを通して−20℃で250ml容Schlenkフ
ラスコに凝縮した。液体を、気相の転移を避けるために
、−10℃又はそれ以下に保った。1L容Schlen
kフラスコに、350mlのジエチルエーテルを入れ、
圧力平衡滴下漏斗及び磁気攪拌棒を取り付けた。内容物
をドライアイス/アセトン浴で冷却し、添加中−20℃
又はそれ以下に保った。1000ml容フラスコ中の冷
却したジエチルエーテルに、ヘキサン中のn−ブチルリ
チウム0.500モルの2.90M溶液を加えた。 ジエチルエーテル150mlを滴下漏斗(液体温度を−
20℃以下に保つためにドライアイスにより囲んだ)に
加え、次に過剰のジメチルアミン35ml(0.528
モル)を加えた。ジメチルアミンを1時間かけて100
0ml容Schlenkフラスコ中に徐々に注いだ。リ
チウムジメチルアミドと確認された、白色の発火性粉末
を得た。混合物を、過剰のジメチルアミンを揮発させる
ために、1時間室温に加温した。
【0081】工程(2)チタンテトラキス(ジメチルア
ミド)の製造
【0082】実施例Aの工程(1)に記載されたのと同
じ装置をこの方法で使用した。250ml容圧力平衡滴
下漏斗に、100mlのトルエン及び四塩化チタン12
.4ml(0.112モル)を加えた。溶液を、−20
℃で0.5時間かけてリチウムジメチルアミドの磁気的
に攪拌した懸濁物に滴下した。不溶性のリチウム塩上の
褐色の溶液が得られ、それを2時間還流した。全ての揮
発分を室温で真空下除き、混合物を2回200mlずつ
のヘキサンにより抽出した。塩を溶液から濾過し、抽出
物を合わせた。溶媒を溶液から蒸留して濃オレンジ色の
油を得た。油(沸点、60℃−63℃、0.025mm
Hg)を蒸留して、90%の収率でオレンジ色の液体チ
タンテトラキス(ジメチルアミド)を得た。
【0083】B.チタンテトラキス(ジエチルアミド)
の製造
【0084】工程(1)リチウムジエチルアミドの製造
【0085】500ml容Schlenkフラスコに、
−78℃にドライアイス/アセトン浴中で冷却した25
0mlのジエチルエーテルを加えた。次に、ヘキサン中
のn−ブチルリチウム0.300モルの2.90M溶液
を加え、内容物を放置して−20℃に加温した。新しく
水素化カルシウムから蒸留したジエチルアミン35ml
(0.34モル)を30分かけて250ml容圧力平衡
滴下漏斗を経て加え、その間混合物を−20℃で攪拌し
た。内容物を1時間かけて室温に加温した。
【0086】工程(2)チタンテトラキス(ジエチルア
ミド)の製造
【0087】実施例Bの工程(1)に記載されたのと同
じ装置をこの方法で使用した。250ml容圧力平衡滴
下漏斗に、50mlのトルエン及び四塩化チタン7.7
ml(75mモル)を加えた。−78℃に冷却したリチ
ウムジメチルアミドの溶液に0.5時間かけて加えた。 混合物を室温に加温し、次に2時間還流した。全ての揮
発分を真空下除き、残留物を2回100mlずつのヘキ
サンにより抽出し、リチウム塩から濾過した。合わせた
抽出物の溶媒容積を低下させ、蒸留装置に移した。複合
体チタンテトラキス(ジエチルアミド)を混合物から1
03−105℃(0.025mmHg)で蒸留して、約
8gのオレンジ色の液体を得た。
【0088】C.チタンテトラキス(ジ−n−プロピル
アミド)の製造
【0089】工程(1)リチウムジ−n−プロピルアミ
ドの製造
【0090】250ml容の圧力平衡滴下漏斗及び磁気
攪拌棒を備えた1L容Schle−nkフラスコに、5
00mlのジエチルエーテルを入れた。内容物をドライ
アイス/アセトン浴で−78℃に冷却し、ヘキサン中2
.81M溶液のn−ブチルリチウム0.250モルを次
に加えた。ジエチルエーテル150mlに溶解したジ−
n−プロピルアミン38ml(0.277モル)を含む
溶液をn−ブチルリチウム溶液に滴下し、その間内容物
を磁気的に攪拌し、室温に徐々に加温した。内容物を室
温で一晩攪拌して反応を完全にした。
【0091】工程(2)チタンテトラキス(ジ−n−プ
ロピルアミド)の製造 実施例Cの工程(1)に記載されたのと同じ装置をこの
方法で使用した。250ml容圧力平衡滴下漏斗に、1
00mlのトルエン及び四塩化チタン10.7g(0.
0562モル)を加えた。これを、リチウムジ−n−プ
ロピルアミドを含むフラスコに滴下し、一方磁気的に攪
拌した。全添加時間は、大体30分であった。混合物を
1.5時間還流した。全ての揮発分を蒸留及び真空下除
き、濃褐色の油状の残留物を得た。残留物をヘキサン(
2x150ml)により抽出し、次にリチウム塩から濾
過した。抽出物を合わせ、溶媒を真空下除いた。残った
油を小さいスケールの蒸留装置に移した。157℃、0
.05mmHgにおける真空蒸留により、オレンジ−褐
色の液体として生成物チタンテトラキス(ジ−n−プロ
ピルアミド)を得た。
【0092】複合体を、熱安定性に応じて窒素下の不活
性気体ボックス中で、液体について−20℃以下に貯蔵
した。固体を乾燥窒素下不活性気体ボックスに貯蔵した
。重合組成物は、13x分子ふるい及び脱酸素触媒例え
ばVacuum  Atom−spheresから入手
できるものを充填した再循環触媒列を備えたVacu−
um  Atomspheresドライボックス中で希
釈又は混合された。
【0093】下記の実施例において、メルトインデック
ス値I2及びI10は、ASTMD  1238−86
により求められ、I2では条件「E」でありI10では
条件「N」であり、密度値は、ASTM  D  12
48−84により求められた。
【0094】実施例  1
【0095】A.インデニルチタントリス(ジメチルア
ミド)(複合体IA)の製造
【0096】250ml容Schlenkフラスコに、
トルエン75ml及びチタンテトラキス(ジメチルアミ
ド)2.35g(10.48mモル)を入れた。混合物
を工程全体を通して磁気的に攪拌した。新しく脱気した
インデン(窒素噴霧)を、過剰に2.44ml(20.
96mモル)で室温でSchlenkフラスコに加えた
。混合物を少なくとも24時間還流し、鮮紅色の溶液を
得た。全ての揮発分を室温で真空下除き濃赤色の油状の
残留物を得た。残留物を最低量のヘキサンでミクロスケ
ールの蒸留装置に移し、真空下蒸留した。粘性の赤色の
油は、60℃(0.025mmHg)で蒸留し、それは
、核磁気共鳴分光法(NMR)によりインデニルチタン
トリス(ジメチルアミド)として同定された。収率は、
この製法により70%であった。
【0097】B.インデニルチタントリス(ジメチルア
ミド)(複合体IB)の製造
【0098】工程(1)クロロチタントリス(ジメチル
アミド)の製造
【0099】四塩化チタンによるチタンテトラキス(ジ
メチルアミド)の不均化生成物は、以下の方法により製
造された。250ml容Schlenkフラスコに、チ
タンテトラキス(ジメチルアミド)7.74g(34m
モル)及びトルエン100mlを入れた。磁気的に攪拌
した混合物に、四塩化チタン2.18g(12mモル)
を加えた。混合物を少なくとも1時間還流し、濃褐色溶
液を得た。全ての揮発分を室温で真空下除き、黄褐色の
粉末を得た。粉末をドライボックス中で昇華装置に移し
、次に真空下(0.05mmHg)加熱した。クロロチ
タントリス(ジメチルアミド)の黄色の針状物が、50
℃−70℃の間でドライアイスで冷却した  プローブ
に昇華した。結晶をドライボックス中でプローブから除
き、貯蔵のため瓶に移した。収率は、この製造では84
%であった。
【0100】工程(2)リチウムインデニドの製造
【0
101】100ml容Schlenkフラスコに、ジエ
チルエーテル50ml及びn−ブチルリチウム5.2m
l(13.88mモル)(ヘキサン中2.68M溶液)
を−78℃で入れた。磁気的に攪拌し冷却した溶液に、
窒素で脱気したインデン1.8ml(15.27mモル
)を加えた。混合物を攪拌し、1−2時間かけて室温に
加温した。混合物を室温で少なくともさらに4時間攪拌
して、さらに用いる前に反応を完全にした。
【0102】工程(3)リチウムインデニドとクロロチ
タントリス(ジメチルアミド)との反応
【0103】2
50ml容Schlenkフラスコに、クロロチタント
リス(ジメチルアミド)2.72g(12.62mモル
)及びジエチルエーテル75mlを入れた。フラスコを
−78℃に冷却し、磁気的に攪拌し、その間リチウムイ
ンデニド(実施例1Bの工程2)を含む溶液を加えた。 混合物を室温に加温し、次に約1.5時間還流した。全
ての揮発分を室温で真空下除き、濃赤色の油状残留物を
得た。残留物をヘキサン(1x50ml)により抽出し
、抽出物をLiCl塩から瀘過した。 全ての揮発分を室温で真空下除いて粘性の赤色油を得た
。油のプロトンNMRは、生成物が十分に純粋なインデ
ニルチタントリス(ジメチルアミド)であることを示し
、さらに精製することなく使用した。塩素に関するテス
トは、それが生成物にないことを示した。収率は、この
製法では、95%であった。
【0104】C.インデニルチタントリス(ジエチルア
ミド)(複合体II)の製造
【0105】工程(1)クロロチタントリス(ジエチル
アミド)の製造
【0106】250ml容Schlenkフラスコに、
トルエン100ml及びチタンテトラキス(ジエチルア
ミド)6.21g(18.5mモル)を入れた。磁気的
に攪拌した溶液に、四塩化チタン1.17g(6.15
mモル)を加え、溶液が次第に黒くなった。混合物を還
流しつつ1時間攪拌した。全ての揮発分を室温で真空下
除いて黄褐色の油を得た。油をミクロ蒸留装置に移し、
真空下蒸留した。112−118℃(0.025mmH
g)で蒸留する黄褐色の液体を得た。生成物は、クロロ
チタントリス(ジエチルアミド)であることが分かった
【0107】工程(2)リチウムインデニドの製造
【0
108】250ml容Schlenkフラスコに、ジエ
チルエーテル100mlを入れ、次に−20℃に冷却し
た。冷却した溶媒に、n−ブチルリチウム5.4ml(
15mモル)(ヘキサン中2.79M)を加えた。 磁気的に攪拌した混合物に、窒素脱気インデン1.92
ml(16.5mモル)を加えた。混合物を室温で一晩
攪拌した。
【0109】磁気攪拌棒を外付けした250ml容Sc
hlenkフラスコに、ドライボックス中で、クロロチ
タントリス(ジエチルアミド)4.05g(13.5m
モル)を加えた。フラスコを真空ラインに移し、トルエ
ン50mlを加え、溶液を攪拌して全ての固体を溶解し
た。ClTi(NEt2)3を含む溶液を、前記の実施
例1Cの工程(2)に記載したようなジエチルエーテル
で製造したリチウムインデニドを含むフラスコに、真空
ラインのカニューラを経て移した。混合物を4時間還流
して、深黄色の溶液を得た。全ての揮発分を室温で真空
下除き、濃色の油を得た。油をヘキサン(1x50ml
)により抽出し、淡黄色の固体を赤色の溶液から分離さ
せた。溶媒を真空下除くと、深赤色の粘性の油を得た。 油のNMRが得られ、それは複合体が純粋なインデニル
チタントリス(ジエチルアミド)であることを示し、そ
のため、それはさらに精製することなく使用した。
【0110】D.インデニルチタントリス(ジ−n−プ
ロピルアミド)(複合体III)の製造
【0111】工
程(1)クロロチタントリス(ジ−n−プロピルアミド
)の製造
【0112】磁気攪拌棒を備えた250ml容Schl
enkフラスコに、チタンテトラキス(ジ−n−プロピ
ルアミド)4.49g(10.0mモル)及びトルエン
100mlを入れた。四塩化チタン0.63g(3.3
4mモル)を、100ml容Schlenkフラスコで
トルエン50mlで希釈し、次にチタンテトラキス(ジ
−n−プロピルアミド)を含む磁気的に攪拌したフラス
コに加えた。濃色の溶液を1時間還流し、次いで全ての
揮発分を真空下除いた。生成物クロロチタントリス(ジ
−n−プロピルアミド)をさらに精製することなく使用
した。
【0113】工程(2)リチウムインデニドの製造
【0
114】100ml容Schlenkフラスコに、ジエ
チルエーテル50ml及びn−ブチルリチウム5.22
ml(14.67mモル)(ヘキサン中2.81M溶液
)を−78℃で入れた。磁気的に攪拌し冷却した溶液に
、窒素で脱気したインデン1.70g(14.6mモル
)を加えた。混合物を攪拌し、1−2時間かけて室温に
加温した。混合物を室温で少なくともさらに4時間攪拌
して、さらに用いる前に反応を完全にした。
【0115】工程(3)リチウムインデニドとクロロチ
タントリス(ジ−n−プロピルアミド)との反応
【01
16】250ml容Schlenkフラスコに、ジエチ
ルエーテル100ml中のクロロチタントリス(ジ−n
−プロピルアミド)6.18g(13.34mモル)を
加えた。ジエチルエーテル中リチウムインデニド14.
67mモルを次に、チタン複合体を含む磁気的に攪拌し
た溶液に加えた。反応物を−20℃で合わせ、次に室温
に加温し、少なくとも12時間攪拌した。混合物を45
分間還流した。全ての揮発分を室温で真空下除いた。濃
色の油状の残留物が残った。残留物をヘキサン(1x5
0ml)により抽出して、白色の塩の上に鮮紅色の溶液
を得た。ヘキサンを真空下除いて、濃色の粘性の油を得
た。抽出物を50℃(1x10−6Torr)でさらに
8時開真空下に置き、未反応インデンを除いた。残留物
の得たNMRは、物質が十分に純粋なインデニルチタン
トリス(ジ−n−プロピルアミド)複合体IIIである
ことを示し、さらに精製することなく使用した。
【0117】E.シクロペンタジエニルチタントリス(
ジメチルアミド)(複合体IV)の製造
【0118】2
50ml容Schlenkフラスコに、チタンテトラキ
ス(ジメチルアミド)2.48g(11.06mモル)
及びトルエン100mlを入れた。新しくクラックした
シクロペンタジエン単量体2.7ml(33.18mモ
ル)を磁気的に攪拌した溶液に加えた。混合物を1時間
還流して、深赤色の溶液を得た。全ての揮発分を室温で
真空下除いて、粘性の深赤色の油を得た。油をミクロ蒸
留装置を移し、低融点固体を真空下(0.05mmHg
)70℃で蒸留した。生成物は、シクロペンタジエニル
チタントリス(ジメチルアミド)であることが分かった
【0119】F.メチルシクロペンタジエニルチタント
リス(ジメチルアミド)(複合体V)の製造
【0120
】250ml容Schlenkフラスコに、チタンテト
ラキス(ジメチルアミド)3.73g(16.64mモ
ル)及びトルエン100mlを入れた。メチルシクロペ
ンタジエニン5.33g(66.54mモル)を磁気的
に攪拌した溶液に加えた。混合物を1.5時間還流した
。溶媒及び揮発分は真空下除いて褐色の残留物を得た。 残留物をミクロ蒸留装置に移し、チタンテトラキス(ジ
メチルアミド)の前段を混合物から蒸留(35−40℃
、0.025mmHg)し、赤色の低融点固体(104
−108℃、0.025mmHg)が得られ、それは、
プロトンNMRによりメチルシクロペンタジエニルチタ
ントリス(ジメチルアミド)であることが分かった。
【0121】実施例  2  重合
【0122】以下の方法を重合反応に用い、表Iの全て
の実施例で用いたが、但し低温度の実験について述べた
例外を有した。2LのISOPAR  E(Exxon
  Corporationの1部門であるExxon
  Companyから販売されている113−143
℃の沸点を有する分留イソパラフィン溶媒)及び任意に
共単量体を含む攪拌する1ガロン(3.79L)バッチ
反応器を所望の重合温度に加熱し、溶媒の蒸気圧を記録
した。 これに、或る量の水素を任意に加え、それは75ml容
耐圧タンクからの圧力低下差として記録された。反応器
に次にエチレンを圧入し、最終の所望の反応器圧(約4
50psig(3.10MPa))とした。所望の生成
物の全量により決められる量の触媒を反応器に、触媒が
最早活性でなくなるまで注入した。溶液の条件では、注
入された触媒の量又は重合実験の時間は、重合体が溶液
相から沈殿する条件を避けるために、制限された。エチ
レン反応器の圧力は、重合反応により消費されるエチレ
ンを置換するために、デマンドフィードコントローラに
より一定のレベルに保たれた。全反応時間は、一定に保
たれるか、又は重合体の所望の収率に基づいて変化した
。結果は、表Iに示される。
【0123】実施例  3 A.MAO共触媒を含む触媒混合物の製造及び活性化

0124】MAO(メチルアルミノキサン)を含む若干
の例を、以下のように重合のために製造した。チタン(
Ti)対アルミニウム(Al)の比は、各成分の適切な
容量を用いて記載したように製造した。MAO及びTi
複合体は、バッチ反応器に注入される前にドライボック
スで4オンス(118ml)触媒瓶で合わせた。
【0125】(1)インデニルチタントリス(ジメチル
アミド)、複合体IAのストック溶液は、ISOPAR
  E50mlに0.5mモルを溶解することにより製
造された。50mlのシリンジに、複合体I、インデニ
ルチタントリス(ジメチルアミド)を含むストック溶液
2.5ml及びMAO共触媒(Al:Tiの原子比=1
000:1)の0.33M溶液50mlを加えた。 (2)50mlシリンジに、複合体IA、インデニルチ
タントリス(ジメチルアミド)を含む実施例3A−1か
らのストック溶液3ml及びMAO共触媒(Al:Ti
の原子比=400:1)の0.33M溶液36mlを加
えた。(3)10mlシリンジに、複合体IA、インデ
ニルチタントリス(ジメチルアミド)を含む実施例3A
−1からのストック溶液4ml及びMAO共触媒(Al
:Tiの原子比=50:1)の0.33M溶液5mlを
加えた。
【0126】B.不活性化触媒組成物の製造
【0127
】或る量の触媒をISOPAR  Eに溶解し、周知の
濃度の遷移金属複合体を作った。その一部を処方した濃
度に基づいて反応器に注入し、Tiのμモルで表示され
る適切な量の遷移金属複合体を得た。不活性希釈剤(I
SOPAR  E)中の複合体の濃度は、完全に任意な
ものであり、触媒製造にとり厳密なものではない。唯一
つの考慮は、全部分を収容する注入圧力容器の容積であ
る。濃度は調節されて、触媒成分の全部分が注入圧力容
器により受容されることを確実にした。
【0128】(1)触媒複合体の0.01M溶液5ml
を反応器に注入した。
【0129】(2)触媒複合体の0.005M溶液5m
lを反応器に注入した。
【0130】(3)複合体IA(インデニルチタントリ
ス(ジアルキルアミド))0.009g(30μモル)
を約10mlのISOPAR  Eに溶解し、反応器に
注入した。
【0131】(4)触媒複合体の0.001M溶液20
mlを反応器に注入した。
【0132】(5)複合体IB(インデニルチタントリ
ス(ジアルキルアミド))及びII(インデニルチタン
トリス(ジエチルアミド))の0.001M溶液を製造
し、20mlのブレンドを反応器に注入した。
【0133】(6)触媒複合体の0.01M溶液10m
lを反応器に注入した。
【0134】(7)複合体IB(インデニルチタントリ
ス(ジメチルアミド))及びII(インデニルチタント
リス(ジ−n−プロピルアミド))の0.002M溶液
を製造し、10mlの各溶液を4オンス(118ml)
瓶でブレンドした。20mlのブレンドを反応器に注入
した。
【0135】結果を表1に示す。
【0136】
【表1】
【0137】*  本発明の例ではない。 a  IA及びIBは、インデニルチタントリス(ジメ
チルアミド)であった。 b  IIは、インデニルチタントリス(ジエチルアミ
ド)であった。 c  IIIは、インデニルチタントリス(ジ−n−プ
ロピルアミド)であった。 d  メルトインデックスは、ASTM  D  12
38−86より求められ、I2では条件「E」、I10
では条件「N」であった。 e  密度は、ASTM  D  1248−84によ
り求められた。 f  測定されず。 g  3  Polymer  Laboratori
es,Ltd.を用いるWa−ters  150−C
  ALC/GPCのゲル透過クロマトグラフィ(GP
C)による重量平均分子量。並列の300x7、5mm
カラムと混合したPLゲル10μm。 h  GPCにより測定したMw/Mnの比。 i  450ml容ステンレス鋼Parr反応器をこの
例では用いた。これは、他の例で用いた1ガロン容バッ
チ反応器の約0.1のスケールであった。この反応器の
溶媒の容積は、250mlであった。 j  反応器に水素を入れる前後のゲージ圧の増大によ
り測定した水素圧。
【0138】混合トリス(ジアルキルアミド)インデニ
ルチタン複合体の製造
【0139】実施例  4 A.インデニルチタンビス(ジメチルアミド)、VIの
製造
【0140】工程(1)ジクロロチタンビス(ジメチル
アミド)の製造
【0141】250ml容Schlenkフラスコに、
チタンテトラキス(ジメチルアミド)6.994g(3
1.2mモル)及びトルエン150mlを入れた。磁気
的に攪拌した混合物に、四塩化チタン5.92g(31
.2mモル)を加えた。溶液の色は、直ぐに深褐色に変
わる。混合物を攪拌しつつ約1時間還流した。全ての揮
発分を真空下(0.0025mmHg)除いた。生成物
は、55−60℃で水平に昇華する褐色の針状物であり
、それは、Cl2Ti(NMe2)2についてE.Be
nzing及びW.Kornicker、Chem.B
er.vol.94、pp.2263−2267(19
61)により観察された性質に相当する。生成物の収量
は、10.69g(53.0mモル、85%)であった
【0142】工程(2)リチウムインデニドの製造
【0
143】500ml容Schlenkフラスコに、ジエ
チルエーテル225ml及びn−ブチルリチウム13.
6ml(45mモル)(ヘキサン中2.93M溶液)を
加えた。混合物を磁気的に攪拌し、ドライアイス/アセ
トン浴で−78℃に冷却した。インデン5.25ml(
45mモル)を溶液に加え、次に室温に放置して加温し
た。溶液をさらに反応させる前に室温で少なくとも12
時間攪拌した。サンプルの滴定は、反応が完了したこと
を示した。
【0144】工程(3)リチウムインデニドとジクロロ
チタンビス(ジメチルアミド)との反応
【0145】2
50ml容Schlenkフラスコに、ジクロロチタン
ビス(ジメチルアミド)7.24g(35mモル)及び
トルエン100mlを加えた。混合物を磁気的に攪拌し
、ドライアイス/アセトン浴で−78℃に冷却した。リ
チウムインデニド(4A−2)(45mモル)を混合物
に加え、次に放置して室温に徐々に加温した。混合物を
室温で約15時間攪拌した。全ての揮発分を室温で真空
下除いて、粘性の濃色の油を得た。残留物をヘキサン(
1x50ml)により抽出し、濾過した。溶液を−30
℃に冷却し、赤/オレンジ色の針状物を形成させた。生
成物を溶液のデカンテーションにより単離し、次に結晶
状生成物を真空乾燥した。生成物のプロトンNMRは、
それが純粋なインデニルチタンピス(ジメチルアミド)
クロライドであることを示した。塩化物のためのテスト
は、生成物中のハライドの存在を証明する。
【0146】工程(4)リチウムジエチルアミドの製造
【0147】100ml容Schlenkフラスコに、
ジエチルエーテル40mlを入れ、次に−78℃に冷却
した。n−ブチルリチウム0.73ml(1.92mモ
ル)(ヘキサン中2.60M溶液)を、磁気的に攪拌し
ているフラスコに加え、ジエチルアミン0.22ml(
2.11mモル)をさらに加えた。フラスコの内容物を
、この工程中−20℃又はそれ以下に保った。混合物を
室温に加温し、少なくとも12時間攪拌した。
【0148】工程(5)インデニルチタンビス(ジメチ
ルアミド)クロライドとリチウムジエチルアミドとの反
【0149】250ml容Schlenkフラスコに、
インデニルチタンビス(ジメチルアミド)クロライド0
.5g(1.74mモル)及びジエチルエーテル50m
lを入れた。磁気的に攪拌している混合物を−20℃に
冷却し、その間リチウムジエチルアミド(4A−4)の
溶液をカニューラを経て加えた。溶液を徐々に室温に加
温し、少なくとも12時間攪拌した。混合物を1時間還
流した。全ての揮発分を室温で真空下除いて油状の残留
物を得た。残留物をヘキサン(1x50ml)により抽
出し、濾過した。ヘキサンを真空下除き、赤褐色油が得
られ、それを、さらに8時間高真空下(1x10−6T
orr)に置いて、遊離のインデン及び全ての他の中程
度に高沸点の揮発分を除いた。塩化物の分析は、残存塩
化物が生成物に存在していないことを示した。NMRは
、生成物が十分に純粋でさらに精製することなく使用で
きることを示した。この反応の収率は、概して95%を
超えた。
【0150】B.インデニルチタンビス(ジメチルアミ
ド)ジ−n−プロピルアミド、VIIの製造
【0151
】実施例4A工程1−3で製造したインデニルチタンビ
ス(ジメチルアミド)クロライドを、原料としてこの製
造に用いた。
【0152】工程(1)リチウムジ−n−プロピルアミ
ドの製造
【0153】100ml容Schlenkフラスコに、
ジエチルエーテル50ml及びn−ブチルリチウム1.
4ml(3.84mモル)(ヘキサン中2.76M溶液
)を−78℃で加えた。磁気的に攪拌している混合物を
、次の工程中、ドライアイス/アセトン浴で−78℃に
保った。フラスコに、ジ−n−プロピルアミン0.6m
l(4.22mモル)を加え、混合物を室温に加温した
。混合物を室温で約7時間攪拌した。
【0154】工程(2)インデニルチタンビス(ジメチ
ルアミド)クロライドとリチウムジ−n−プロピルアミ
ドとの反応
【0155】250ml容Schlenkフラスコに、
インデニルチタンビス(ジメチルアミド)クロライド1
.00g(3.49mモル)及びジエチルエーテル75
mlを入れた。磁気的に攪拌している混合物を氷浴中で
−20℃以下に保ち、その間リチウムジ−n−プロピル
アミド(4B−1で製造)を加えた。フラスコの内容物
をさらに8時間室温で攪拌し、次に2時間還流した。 全ての揮発分を真空下除いて、濃色の粘性の残留物を得
た。残留物をヘキサン(1x50ml)により抽出し、
濾過した。ヘキサンを室温で真空下除き、赤褐色の油が
得られ、それを、高真空下(1x10−6Torr)に
置いて、過剰又は遊離のインデンを除いた。塩化物の分
析及びNMRは、生成物が十分に純粋なインデニルチタ
ンビス(ジメチルアミド)ジ−n−プロピルアミド、V
IIであり、さらに精製することなく重合に使用できる
ことを示した。
【0156】C.インデニルチタンビス(ジエチルアミ
ド)ジメチルアミド、VIIIの製造
【0157】工程(1)ジクロロチタンビス(ジエチル
アミド)の製造
【0158】250ml容Schlenkフラスコに、
トルエン150ml及びチタンテトラキス(ジエチルア
ミド)9.49g(28.2mモル)を入れた。磁気的
に攪拌している混合物に、四塩化チタン5.35g(2
8.2mモル)を加え、褐色の溶液を直ちに形成させた
。混合物を1時間攪拌し還流した。全揮発分を室温で真
空下で除き、褐色の油を得た。油をショートパスミクロ
蒸留装置に移し、残留物を真空下蒸留した。赤褐色の油
を、残留物から95−103℃(0.05mmHg)で
蒸留し、それは、TiCl2(NEt2)2であること
が分かった。生成物の収率は、78%であった。
【0159】工程(2)リチウムインデンの製造
【01
60】100ml容Schlenkフラスコに、ジエチ
ルエーテル50ml及びn−ブチルリチウム5.5ml
(16mモル)(ヘキサン中2.78M溶液)を加え、
その間磁気的に攪拌し、温度をドライアイス/アセトン
浴で−20℃又はそれ以下に保った。窒素を脱気したイ
ンデン2.0ml(16.8mモル)を冷却且つ攪拌し
ている溶液に加えた。混合物を室温に加温し、約15時
間攪拌し、次に1時間還流した。反応は、化学量論的と
考えられ、リチウムインデンの前の製造から得られた滴
定のデータに基づいて完了した。
【0161】工程(3)リチウムインデンとジクロロチ
タンビス(ジエチルアミド)との反応
【0162】250ml容Schlenkフラスコに、
ジクロロチタンビス(ジエチルアミド)4g(15.2
0mモル)及びジエチルエーテル50mlを入れた。磁
気的に攪拌している混合物を次の工程のため−78℃以
下に冷却した。リチウムインデン(16mモル)(実施
例4C工程2)をカニューラを経て250ml容Sch
lenkフラスコに加え、混合物を放置して徐々に室温
に加温した。反応は、オレンジ色の沈殿の形成により−
50℃で明らかであった。混合物を室温で約15時間攪
拌し、次に1時間還流した。全ての揮発分を室温で真空
下除いて、深オレンジ色の粉末を得た。残留物をヘキサ
ン(5x50ml)により抽出し、各抽出物を瀘過し次
いで合わせた。抽出物の溶媒の容積を真空下減少させ、
−30℃に冷却した。オレンジ色の結晶が得られ、それ
を真空乾燥した。生成物のNMRは、それが純粋なイン
デニルチタンビス(ジエチルアミド)クロライドである
ことを明らかにした。収率は、4.2g又は81%であ
った。
【0163】工程(4)リチウムジメチルアミドの製造
【0164】100ml容Schlenkフラスコに、
ジエチルエーテル50mlを入れ、次に−78℃に冷却
した。磁気的に攪拌している溶媒に、n−ブチルリチウ
ム1.8ml(5.04mモル)(ヘキサン中2.78
M溶液)を加えた。無水ジメチルアミン0.4ml(5
.80mモル)をシリンジを経て冷却した溶液に加えた
。混合物を室温に加温し、次いで24時間攪拌した。
【0165】工程(5)リチウムジメチルアミドとイン
デニルチタンビス(ジエチルアミド)クロライドとの反
【0166】実施例4C工程4に記載されたように製造
されたリチウムジメチルアミドを含むフラスコを、ドラ
イアイス/アセトン浴で−78℃に冷却した。100m
l容Schlenkフラスコに、ジエチルエーテル25
ml及び(Ind)TiCl(NEt2)21.5g(
4.38mモル)を入れた。混合物を、複合体を溶解す
るために磁気的に攪拌した。(Ind)TiCl(NE
t2)2を含む溶液を、カニューラを経て、リチウムジ
メチルアミド(実施例4C工程4)を含む磁気的に攪拌
している懸濁物に加えた。混合物は直ちに黒くなり、室
温に加温された。反応混合物は1時間還流され、次に室
温でさらに12時間攪拌した。全揮発分を室温で真空下
で除き、濃褐色の油状の残留物を得た。残留物を、全て
の未反応揮発分例えばインデンを除くために、室温で数
時間高真空下(1x10−6Torr)に置いた。残留
物をヘキサン(1x50ml)により抽出し、全溶媒を
真空下除くと深赤色の粘性の液体を得た。残留物を再び
数時間高真空に置いた。残留物のNMRは、生成物が主
として(Ind)Ti(NEt2)2(NMe2)、V
IIIであることを示した。収率は、95%を超えた。
【0167】D.インデニルチタンビス(ジエチルアミ
ド)ジ−n−プロピルアミド、IXの製造実施例4C工
程1−3で製造したインデニルチタンビス(ジエチルア
ミド)クロライドを、原料としてこの製造に用いた。
【0168】工程(1)リチウムジ−n−プロピルアミ
ドの製造
【0169】100ml容Schlenkフラスコに、
ジエチルエーテル50mlを入れ、次に−78℃にドラ
イアイス/アセトン浴で冷却した。磁気的に攪拌してい
るフラスコに、n−ブチルリチウム1.2ml(3.2
1mモル)(ヘキサン中2.78M溶液)次にジ−n−
プロピルアミン0.5ml(3.53mモル)を加えた
。内容物を室温に加温し、次いでさらに15時間攪拌し
た。
【0170】工程(2)リチウムジ−n−プロピルアミ
ドとインデニルチタンビス(ジエチルアミド)クロライ
ドとの反応 250ml容Schlenkフラスコに、インデニルチ
タンビス(ジエチルアミド)クロライド1g(2.92
mモル)及びジエチルエーテル100mlを入れた。混
合物をドライアイス/アセトン浴で−78℃に冷却し、
磁気的に攪拌した。実施例4D工程1で製造されたリチ
ウムジ−n−プロピルアミドをカニューラを経てフラス
コに加えた。混合物を、攪拌しつつ室温に徐々に加温し
た。混合物を次に約2時間還流した。全揮発分を室温で
真空下で除き、深黄褐色の粘性の油を得た。残留物を、
全ての未反応インデンを除くために、数時間高真空下(
1x10−6Torr)に置いた。塩化物の分析及びN
MRは、生成物が十分に純粋なインデニルチタンビス(
ジエチルアミド)ジ−n−プロピルアミド、IXであり
、さらに精製することなく重合に使用できることを示し
た。
【0171】実施例  5  重合 以下は、重合反応に用いられる方法であり、表IIの全
ての実施例で使用された。2LのISOPAR  E及
び任意に共単量体を含む、攪拌している1ガロン(3.
79L)容バッチ反応器を、所望の重合温度に加熱し、
溶媒の蒸気圧を記録した。これに、或る量の水素が任意
に加えられ、それは、75ml容耐圧タンクからの圧力
の低下の差として記録された。反応器に次にエチレンを
圧入して約450psig(3.10MPa)である最
終の所望の反応器の圧力にした。所望の生成物の全重量
により決められる量の触媒を、触媒が最早活性でなくな
るまで反応器中に注入した。溶液の条件では、注入され
た触媒の量又は重合の実験の時間は、重合体が溶液相か
ら沈殿する条件を避けるために、制限された。エチレン
反応器の圧力は、重合反応により消費されるエチレンを
置換するために、デマンドフィードコントローラにより
ー定のレベルに保たれた。全反応時間は、一定に保たれ
るか、又は重合体の所望の収率に基づいて変化した。結
果は、表2に示される。
【0172】実施例  6  触媒組成物の製造
【01
73】或る量の触媒をISOPAR  Eに溶解し、周
知の濃度の遷移金属複合体を作った。その一部を処方し
た濃度に基づいて反応器に注入し、Tiのμモルで表示
される適切な量の遷移金属複合体を得た。不活性希釈剤
(ISOPAR  E)中の複合体の濃度は、完全に任
意なものであり、触媒製造にとり厳密なものではない。 唯一つの考慮は、全部分を収容する注入圧力容器の容積
である。濃度は調節されて、触媒成分の全部分が注入圧
力容器により受容されることを確実にした。
【0174】(1)インデニルチタンビス(ジメチルア
ミド)ジエチルアミドの0.001M溶液は、0.03
2g(100μモル)をIsopar  E100ml
に溶解することにより製造した。この溶液の20mlを
反応器に注入した。
【0175】(2)インデニルチタンビス(ジメチルア
ミド)ジエチルアミドの0.001M溶液は、0.03
2g(100μモル)をIsopar  E100ml
に溶解することにより製造した。この溶液の40mlを
反応器に注入した。
【0176】(3)インデニルチタンビス(ジメチルア
ミド)ジ−n−プロピルアミドの0.001M溶液は、
0.035g(100μモル)をIsopar  E1
00mlに溶解することにより製造した。この溶液の2
0mlを反応器に注入した。
【0177】(4)インデニルチタンビス(ジエチルア
ミド)ジメチルアミドの0.002M溶液は、0.03
5g(100μモル)をIsopar  E50mlに
溶解することにより製造した。この溶液の20mlを反
応器に注入した。
【0178】(5)インデニルチタンビス(ジエチルア
ミド)ジ−n−プロピルアミドの0.002M溶液は、
0.041g(100μモル)をIsopar  E5
0mlに溶解することにより製造した。この溶液の20
mlを反応器に注入した。
【0179】
【表2】
【0180】a  メルトインデックスは、ASTM 
 D  1238−86より求められ、I2では条件「
E」、I10では条件「N」であった。 b  密度は、ASTM  D  1248−84によ
り求められた。 c  測定されず。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式1 【式1】 又は式2 【式2】 (式中、Lはインデニル、C1−C4アルキル置換イン
    デニル、−OSiR3置換インデニルよりなる群から選
    ばれるΠ結合リガンドであり、同じ窒素原子に結合する
    各R1基は同じであるが、しかし異なる窒素原子に結合
    するR1基は、同じであるか又は他の窒素原子に結合し
    たものとは異なることができそしてC1−C4アルキル
    基であり、そしてXはハロゲンである)により示される
    ことを特徴とする化合物。
  2. 【請求項2】Lはインデニル基であり、そしてR1はメ
    チル、エチル又はn−プロピルである請求項1の化合物
  3. 【請求項3】式1 【式1】 (式中、Lはインデニル、C1−C4アルキル置換イン
    デニル、−OSiR3置換インデニルよりなる群から選
    ばれるΠ結合リガンドであり、各R1基は同じでありそ
    してC1−C4アルキル基である)により示される触媒
    化合物を製造する方法において、該方法は、(1)式3
    【式3】 (式中、各R1基は同じでありそしてC1−C4アルキ
    ル基である)により示される化合物と式4【式4】 (式中、R’は水素、C1−C4アルキル基、−OSi
    R3、−OR又はハロゲンであり、RはC1−C4アル
    キル基であり、そしてIndはインデニル基である)に
    より示される化合物とを反応させ、そして(2)反応混
    合物から所望の生成物を採取することを特徴とする方法
  4. 【請求項4】成分は室温で組み合わされ、次に還流温度
    に加熱され、Lはインデニルであり、各Rは独立してメ
    チル、エチル又はn−プロピルである請求項3の方法。
  5. 【請求項5】式1 【式1】 (式中、(式中、Lはインデニル、C1−C4アルキル
    置換インデニル、−OSiR3置換インデニルよりなる
    群から選ばれるΠ結合リガンドであり、R1基は同じで
    ありそしてC1−C4アルキル基である)により示され
    る触媒化合物を製造する方法において、該方法は、(1
    )式5 【式5】 (式中、各R1基は同じでありそしてC1−C4アルキ
    ル基である)により示される化合物と、式6【式6】 (式中、Mはアルカリ金属であり、R’は水素、C1−
    C4アルキル基、−OSiR3、−OR又はハロゲンで
    あり、Xはハロゲン原子であり、そしてIndはインデ
    ニル基である)とを反応させ、そして(2)反応混合物
    から所望の生成物を採取することを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】成分は室温で組み合わされ、次に還流温度
    に加熱され、MはK、Li又はNaであり、Rはメチル
    、エチル又はn−プロピルである請求項5の方法。
  7. 【請求項7】式7 【式7】 (式中、Lはインデニル、C1−C4アルキル置換イン
    デニル、−OSiR3置換インデニルよりなる群から選
    ばれるΠ結合リガンドであり、各R1基は同じでありそ
    してC1−C4アルキル基であり、そしてXはハロゲン
    である)により示される化合物を製造する方法において
    、該方法は、(1)式8 【式8】 (式中、R1はC1−C4アルキル基である)により示
    される化合物と式6 【式6】 (式中、R’は水素、C1−C4アルキル基、−OSi
    R3、−OR又はハロゲンであり、そしてIndはイン
    デニル基であり、Mはアルカリ金属である)により示さ
    れる化合物とを反応させ、そして(2)反応混合物から
    所望の生成物を採取することを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】成分は室温で組み合わされ、次に還流温度
    に加熱され、MはK、Li又はNaであり、Rはメチル
    、エチル又はn−プロピルである請求項7の方法。
  9. 【請求項9】式2 【式2】 (式中、Lはインデニル、C1−C4アルキル置換イン
    デニル、−OSiR3置換インデニルよりなる群から選
    ばれるΠ結合リガンドであり、各R1基は同じであるり
    そしてC1−C4アルキル基であり、そしてXはハロゲ
    ンである)により示される化合物を製造する方法におい
    て、該方法は、(1)式9 【式9】 (式中、R1はC1−C4アルキル基である)により示
    される化合物と式6 【式6】 (式中、R’は水素、C1−C4アルキル基、−OSi
    R3、−OR又はハロゲンであり、そしてIndはイン
    デニル基であり、Mはアルカリ金属である)により示さ
    れる化合物とを反応させ、そして(2)反応混合物から
    所望の生成物を採取することを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】成分は室温で組み合わされ、次に還流温
    度に加熱され、MはK、Li又はNaであり、Rはメチ
    ル、エチル又はn−プロピルである請求項9の方法。
  11. 【請求項11】式10 【式10】 (式中、Lはインデニル、C1−C4アルキル置換イン
    デニル、−OSiR3置換インデニルよりなる群から選
    ばれるΠ結合リガンドであり、R1及びR2は異なりそ
    して各R1及びR2は独立してC1−C4アルキル基で
    あり、そしてXはハロゲンである)により示される化合
    物を製造する方法において、該方法は(1)(a)式8
    により示される化合物、(b)式11 【式11】 及び(c)式12 【式12】 (式中、R’は水素、C1−C4アルキル基、−OSi
    R3、−OR又はハロゲンであり、そしてIndはイン
    デニル基であり、Mはアルカリ金属であり、そしてRは
    C1−C4アルキル基である)よりなる群から選ばれる
    任意の2種の化合物を反応させ、(2)反応物から反応
    生成物を分離し、(3)工程(2)からの生成物と、工
    程(1)で反応しなかった成分(b)又は(c)とを反
    応させ、そして(4)所望の生成物を採取することを特
    徴とする方法。
  12. 【請求項12】成分は室温で組み合わされ、次に還流温
    度に加熱され、MはK、Li又はNaであり、Rはメチ
    ル、エチル又はn−プロピルである請求項11の方法。
  13. 【請求項13】式13 【式13】 (式中、Lはインデニル、C1−C4アルキル置換イン
    デニル、−OSiR3置換インデニルよりなる群から選
    ばれるΠ結合リガンドであり、R1及びR2は異なりそ
    して各R1及びR2は独立してC1−C4アルキル基で
    あり、そしてXはハロゲンである)により示される触媒
    化合物を製造する方法において、該方法は(1)(a)
    式9により示される化合物、(b)式11及び(c)式
    12 【式12】 (式中、R’は水素、C1−C4アルキル基、−OSi
    R3、−OR又はハロゲンであり、そしてIndはイン
    デニル基であり、Mはアルカリ金属であり、そしてRは
    C1−C4アルキル基である)よりなる群から選ばれる
    任意の2種の化合物を反応させ、(2)反応物から反応
    生成物を分離し、(3)工程(2)からの生成物と、工
    程(1)で反応しなかった成分(b)又は(c)とを反
    応させ、そして(4)所望の生成物を採取することを特
    徴とする方法。
  14. 【請求項14】成分は室温で組み合わされ、次に還流温
    度に加熱され、MはK、Li又はNaであり、Rはメチ
    ル、エチル又はn−プロピルである請求項13の方法。
  15. 【請求項15】式14 【式14】 (式中、Lはインデニル、C1−C4アルキル置換イン
    デニル、−OSiR3置換インデニルよりなる群から選
    ばれるΠ結合リガンドであり、R1、R2及びR3は異
    なりそして独立してC1−C4アルキル基である)によ
    り示される触媒化合物を製造する方法において、(1)
    式10(式中、R1及びR2は異なりそして各R1及び
    R2は独立してC1−C4アルキル基であり、そしてX
    はハロゲンであり、そしてLは前記同様である)の任意
    の1種により示される化合物と式15 【式15】 (式中、R3はR1及びR2とは異なるC1−C4アル
    キル基であり、MはK、Li又はNaである)とを反応
    させ、そして(2)所望の生成物を採取することを特徴
    とする方法。
  16. 【請求項16】成分は室温で組み合わされ、次に還流温
    度に加熱され、MはK、Li又はNaであり、Rはメチ
    ル、エチル又はn−プロピルである請求項15の方法。
  17. 【請求項17】1種以上のα−オレフィン又は1種以上
    のα−オレフィン及び1種以上の重合可能なエチレン性
    不飽和単量体よりなる1種以上の単量体を重合する方法
    において、該方法は、式1 【式1】 (式中、Lはインデニル、C1−C4アルキル置換イン
    デニル、−OSiR3置換インデニルよりなる群から選
    ばれるΠ結合リガンドであり、同じ窒素原子に結合する
    各R1基は同じであるが、しかし異なる窒素原子に結合
    するR1基は、同じであるか又は他の窒素原子に結合し
    たものとは異なることができそしてC1−C4アルキル
    基である)により示される均一触媒化合物の存在下該単
    量体を重合にかけることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】Lはインデニル基であり、そして各R1
    は独立してメチル、エチル又はn−プロピルである請求
    項17の方法。
  19. 【請求項19】エチレン、又はプロピレン、ブテン−1
    、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1又はオクテン
    −1の少なくとも1種とエチレンとの混合物を溶液重合
    条件下重合する請求項18の方法。
  20. 【請求項20】1種以上のα−オレフィン又は1種以上
    のα−オレフィン及び1種以上の重合可能なエチレン性
    不飽和単量体よりなる1種以上の単量体を重合する方法
    において、該方法は、式16 【式16】 (式中、Lはシクロペンタジエニル、C1−C4アルキ
    ル置換シクロペンタジエニル、シクロペンタジエンのオ
    リゴマー、シクロペンタジエンのC1−C4アルキル置
    換オリゴマー、フルオレニル又はC1−C4アルキル置
    換フルオレニルよりなる群から選ばれるΠ結合リガンド
    である)により示される均一触媒の存在下該単量体を重
    合にかけ、該重合は全ての共触媒又は活性剤化合物の不
    存在下で行われることを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】Lはインデニル基であり、そして各Rは
    独立してメチル、エチル又はn−プロピルである請求項
    20の方法。
  22. 【請求項22】エチレン、又はプロピレン、ブテン−1
    、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1又はオクテン
    −1の少なくとも1種とエチレンとの混合物を溶液重合
    条件下重合する請求項21の方法。
  23. 【請求項23】1種以上のα−オレフィン又は1種以上
    のα−オレフィン及び1種以上の重合可能なエチレン性
    不飽和単量体よりなる1種以上の単量体を重合する方法
    において、該方法は、式16 【式16】 (式中、Lはシクロペンタジエニル、C1−C4アルキ
    ル置換シクロペンタジエニル、シクロペンタジエンのオ
    リゴマー、シクロペンタジエンのC1−C4アルキル置
    換オリゴマー、フルオレニル又はC1−C4アルキル置
    換フルオレニルよりなる群から選ばれるΠ結合リガンド
    である)により示される均一触媒の存在下該単量体を重
    合にかけ、該重合は、溶液重合条件下そして全ての共触
    媒又は活性剤化合物の不存在下で行われることを特徴と
    する方法。
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