JPH04277171A - 紙葉類繰り出し集積装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は紙葉類繰り出し集積装置
、特に現金処理機などの紙幣繰り出し集積装置に関する
。

【０００２】

【従来の技術】従来、金庫のような紙葉類の繰り出しや
集積の両機能を備えた装置は、図２に示すように互いに
独立した繰り出し機構と集積機構及び紙葉類搬送経路１
０１，１０２を二つ備えることにより実現していた。図
２において、１はプッシャローラ、２はピッカローラ、
３はステップモータ、４はベルト、５は分離ローラ、６
はフィードローラ、７は紙葉類、８は押圧板、９はガイ
ド、１１は光センサ、１２は押圧板アジャスト機構であ
る。１６はスイーパー、１７は繰り出しガイド、１９は
ゴム部である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の繰り出し集積の
両機能を有する装置では、繰り出した紙葉類の搬送経路
と集積するための紙葉類の搬送経路が別々に必要となり
、部品点数が多くなる上、紙幣集積部の両側に搬送経路
を設けなければならないため、実装上搬送経路を含めた
装置が大きくなるという問題点があった。

【０００４】本発明の目的は、前記課題を解決した紙葉
類繰り出し集積装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
、本発明に係る紙葉類繰り出し集積装置においては、ロ
ーラ対と、モータと、押圧板と、押圧板アジャスト機構
と、ローラアジャスト機構と、スイーパーとを有する紙
葉類繰り出し集積装置であって、ローラ対は、複数枚積
層された紙葉類を一枚ずつ分離し繰り出し搬送を行うも
のであり、モータは、ローラ対を正逆転駆動するもので
あり、押圧板は、積層された又は搬送された紙葉類を保
持するものであり、押圧板アジャスト機構は、押圧板に
よる押圧力調整及び昇降を行うものであり、ローラアジ
ャスト機構は、ローラ対のギャップを調整するものであ
り、スイーパーは、ローラ対側に設けられ昇降するもの
で、ローラ対間を通して搬送され押圧板上に積層される
紙葉類の集積状態を整えるものである。

【０００６】また、押圧力コントローラを有し、押圧力
コントローラは、押圧板によるローラ対に対する押圧力
に基いて押圧板アジャスト機構を制御するものである。

【０００７】また、繰り出しコントローラを有し、繰り
出しコントローラは、紙葉類の繰り出し状態を検出した
信号に基いてモータ及びローラアジャスト機構を制御す
るものである。

【０００８】

【作用】集積時と繰り出し時との搬送路を共通化し、一
つの搬送路を共用して紙葉類の搬送を行うものである。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図により説明する
。図１は、本発明の一実施例を示す側面図である。図に
おいて、本発明は、複数枚積層された紙葉類を一枚ずつ
分離し繰り出し搬送を行うローラ（プッシャローラ１、
ピッカローラ２、分離ローラ５）と、積層された紙葉類
の保持およびプッシャローラ１への押圧を行う押圧板８
と、プッシャローラ１への押圧力を検出する圧力センサ
１０と、押圧板８の押圧力調整および昇降を行う押圧板
アジャスト機構１２と、前記圧力センサ１０で検出した
押圧力により押圧板アジャスト機構１２を制御する押圧
力コントローラ１４と、ピッカローラ２と分離ローラ５
のギャップを調整する分離ローラアジャスト機構１３と
、紙葉類の繰り出し状態を検出する光センサ１１と、繰
り出し時及び集積時にプッシャローラ１およびピッカロ
ーラ２を駆動するモータ３と、前記光センサ１１で検出
した紙葉類の繰り出し状態によりプッシャローラ１、ピ
ッカローラ２を駆動するモータ３と分離ローラアジャス
ト機構１３とを制御する繰り出しコントローラ１５と、
紙葉類の集積状態を整えるスイーパー１６と、前記スイ
ーパー１６の昇降を行うスイーパーアジャスト機構２０
とを有し、繰り出し時と集積時に同一の経路で紙葉類を
搬送するものである。繰り出し時、全周がゴム部１９よ
り形成されるプッシャローラ１及びピッカローラ２と、
その駆動源となるステップモータ３とベルト４により駆
動伝達され、ピッカローラ２と対向して分離ローラ５が
配置され、その間に繰り出し時紙葉類搬送経路１０１が
形成され、経路１０１を通してフィードローラ６により
紙葉類７は搬送される。紙葉類７は、押圧板８によりプ
ッシャローラ１へ押しつけられガイド９にサポートされ
ており、押圧力は圧力センサ１０で検出される。

【００１０】紙葉類７の繰り出し状態は、二連の光セン
サ１１で検出される。また、押圧板８の押圧力は押圧板
アジャスト機構１２により、ピッカローラ２と分離ロー
ラ５のギャップは分離ローラアジャスト機構１３により
それぞれ自動調整される。

【００１１】押圧力コントローラ１４は、圧力センサ１
０で検出した押圧力に応じて押圧板アジャスト機構１２
をフィードバック制御しており、繰り出しコントローラ
１５は、光センサ１１で検出した紙葉類７の繰り出し状
態に応じてステップモータ３及び分離ローラアジャスト
機構１３をフィードバック制御している。このとき、ス
イーパー１６はスイーパーアジャスト機構２０により繰
り出し時紙葉類搬送経路１０１より退避する。

【００１２】集積時、押圧板８を押圧板アジャスト機構
１２により降下させて紙葉類７を退避することにより、
集積する空間をつくり、スイーパー１６をスイーパーア
ジャスト機構２０により分離ローラ５と同位置まで上昇
させ、フィードローラ６、ピッカローラ２、プッシャロ
ーラ１を繰り出し時とは逆転させて紙葉類を搬送し、ス
イーパー１６により整えながら集積する。このとき、分
離ローラ５とピッカローラ２とのギャップは分離ローラ
アジャスト機構１２により繰り出し時より広くし、搬送
時の障害とならないようにして集積時紙葉類搬送経路１
０２が形成され、経路１０２を通して紙葉類が搬送され
て押圧板８上に集積される。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、繰り出し
時と集積時に同一の経路で紙葉類を搬送することにより
部品点数を削減できる。また、搬送経路が一つとなり、
紙葉類の集積部分に対し片側からのみ搬送経路を設けれ
ばよく、実装上小型化が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す側面図である。

【図２】従来例を示す側面図である。

【符号の説明】

１　　プッシャローラ ２　　ピッカローラ ３　　ステップモータ ４　　ベルト ５　　分離ローラ ６　　フィードローラ ７　　紙葉類 ８　　押圧板 ９　　紙幣ガイド １０　　圧力センサ １１　　光センサ １２　　押圧板アジャスト機構 １３　　分離ローラアジャスト機構 １４　　押圧力コントローラ １５　　繰り出しコントローラ １６　　スイーパー １７　　繰り出しガイド １８　　モータ １９　　ゴム部 ２０　　スイーパーアジャスト機構 １０１　　繰り出し時紙葉類搬送経路 １０２　　集積時紙葉類搬送経路

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ローラ対と、モータと、押圧板と、押
   圧板アジャスト機構と、ローラアジャスト機構と、スイ
   ーパーとを有する紙葉類繰り出し集積装置であって、ロ
   ーラ対は、複数枚積層された紙葉類を一枚ずつ分離し繰
   り出し搬送を行うものであり、モータは、ローラ対を正
   逆転駆動するものであり、押圧板は、積層された又は搬
   送された紙葉類を保持するものであり、押圧板アジャス
   ト機構は、押圧板による押圧力調整及び昇降を行うもの
   であり、ローラアジャスト機構は、ローラ対のギャップ
   を調整するものであり、スイーパーは、ローラ対側に設
   けられ昇降するもので、ローラ対間を通して搬送され押
   圧板上に積層される紙葉類の集積状態を整えるものであ
   ることを特徴とする紙葉類繰り出し集積装置。
2. 【請求項２】　　押圧力コントローラを有し、押圧力コ
   ントローラは、押圧板によるローラ対に対する押圧力に
   基いて押圧板アジャスト機構を制御するものであること
   を特徴とする請求項１に記載の紙葉類繰り出し集積装置
   。
3. 【請求項３】　　繰り出しコントローラを有し、繰り出
   しコントローラは、紙葉類の繰り出し状態を検出した信
   号に基いてモータ及びローラアジャスト機構を制御する
   ものであることを特徴とする請求項１に記載の紙葉類繰
   り出し集積装置。