JPH04276360A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置に関し
、特に磁気ディスクのディフェクトスキップ機能を備え
た磁気ディスク装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のＣＫＤ（Ｃｏｕｎｔ，Ｋｅｙ，Ｄ
ａｔａ）記録方式における磁気ディスク装置のディフェ
クトスキップ方式では、各レコードのカウント部に当レ
コードのトラック上の位置、当レコード内のキー部、デ
ータ部のバイト長、及びトラック上の欠陥の位置を記録
している。このうちトラック上の欠陥の位置を記録する
情報をスキップコントロールと呼んでいる。この記録フ
ォーマットはデータ部の長さ・位置・媒体上の傷である
ディフェクトの位置を、トラックの最初であることを示
しているインデックスを基準として記録するが、３２バ
イトを１セグメントとしたセグメント単位で表している
。ＣＫＤ記録フォーマットは２種類ありスキップコント
ロールの値を書いておくカウント部または、ホームアド
レス部と、データを探すためのキーを書いておくキー部
と、データを書いておくデータ部からなる第１の種類、
または、キー部を除いた２つのフィールドをレコードの
単位とする第２の種類のＣＫＤ方式を用いている。

【０００３】以上述べたＣＫＤ記録方式の信号フォーマ
ットを図４に示し、図４のうちのホームアドレス部（Ｈ
ＡＦ）を図５に、カウント部（ＣＦ）を図６に示す。す
なわち、図４は、磁気ディスク装置のトラック上のイン
デックスと、トラック上に書かれている各フィールドの
状態を表したものであり、左のインデックスマーク５と
、右のインデックスマーク５は同一のものである。ここ
で５はインデックスマーク、６はＨＡＦホームアドレス
部、７はカウント部、８はデータ部である。

【０００４】ＨＡＦホームアドレス部６の内容は図５に
示すように、デフェクトの情報であるスキップコントロ
ール情報（ＳＣ）９と、ホームアドレス部（ＨＡＦ）６
の位置情報であるセグメント情報（ＳＮ）１０と、トラ
ックの物理的な情報である物理アドレス（ＰＡ）１１と
、トラックの属性を示すフラグ（Ｆ）１２と、トラック
のシリンダーのアドレスであるシリンダ番号（ＣＣ）１
３と、トラックのヘッドのアドレスであるヘッド番号（
ＨＨ）１４からなる。

【０００５】ＣＦカウント部７の内容は図６に示すよう
に、スキップコントロール情報（ＳＣ）９、セグメント
情報（ＳＮ）１０、物理アドレス（ＰＡ）１１、フラグ
（Ｆ）１２、シリンダ番号（ＣＣ）１３、ヘッド番号（
ＨＡ）１４については、ホームアドレス部（ＨＡＦ）６
と同じである。さらにレコード番号（Ｒ）１５は、トラ
ック上に複数個あるレコードの番号を示している。キー
長（ＫＬ）１６は、同一コードのキー部の長さであり、
データ長（ＤＬ）１７も、同一レコードのデータ部（Ｄ
Ｆ）８の長さである。

【０００６】従来例におけるＣＫＤ方式の磁気ディスク
装置を使用したディフェクトスキップ方式の読みだし・
書き込みの処理は、前記のカウント部を読みだし、カウ
ント部内のスキップコントロールの値と、そのカウント
部の次のキー部・データ部の位置を比較することにより
、ディフェクトが有れば、読み出しの場合にはディフェ
クトの間だけデータを読み飛ばすスペース動作を行い、
書き込みの場合には、データを書き込まず“０”を書き
込むパッド動作をおこなうことによりディフェクトを回
避しているが、これらの操作は、磁気ディスクをコント
ロールする磁気ディスクコントローラが、磁気ディスク
に指示をだすことにより行っている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】この従来の磁気ディス
ク装置のディフェクトスキップ方式では、カウント部の
スキップコントロールの値とそのカウント部の次のキー
部・データ部の長さとカウント部の位置を比較する演算
が必要であり、この演算処理は、カウント部とキー部と
の間、キー部とデータ部との間、およびデータ部と次の
レコードのカウント部との間に設けられたフィールド間
のギャップ中に行うためギャップ長を短くできないとい
う欠点がある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の磁気ディスク装
置は、磁気ディスクのトラック上のディフェクトの情報
とヘッドの位置情報をメモリデコーダを介して記憶する
メモリと、トラックのセグメントと前記メモリとの同期
をとる同期カウンタと、前記メモリから読み出されるデ
ィフェクトの有無判断情報を読み出すメモリローダと、
このメモリローダの制御によりデータスキップの動作を
行うパッドスペース動作発生回路とを有する。

【０００９】

【実施例】次に本発明について図面を参照して説明する
。

【００１０】図１は本発明の一実施例の磁気ディスク装
置内部のディフェクトスキップ制御部５のブロック図、
図２は一般的な磁気ディスクシステムのブロック図であ
り、ディフェクトスキップ制御部５を設けている磁気デ
ィスク制御装置２の配置を示している。図３は本実施例
の動作を説明する信号フォーマット図である。

【００１１】まず図２により一般的な磁気ディスクシス
テムを説明する。ディスク制御装置２は、入出力チャン
ネル１を通して接続されていて磁気ディスク制御装置２
により複数の磁気ディスクインターフェース３が接続さ
れている。磁気ディスクインターフェース３の読みだし
書き込みは、入出力チャンネル１から磁気ディスク制御
装置２に指示され、磁気ディスク制御装置２が磁気ディ
スクインターフェース３に指示することにより、磁気デ
ィスク装置４の読みだし書き込み操作が行われる。

【００１２】次に図１により本実施例の構成と動作を説
明する。磁気ディスク装置本体４に、データとディスク
制御に関する情報が記録されている。磁気ディスク装置
本体４から、トラックに書かれているデータとディスク
制御に関する情報を、磁気ディスクインターフェース３
を使って受渡しするが、磁気ディスク装置本体４から磁
気ディスクインターフェース３の入出力バス２６は、ゲ
ート２１により、ホームアドレス部（ＨＡＦ）６または
、カウント部（ＣＦ）７の読みだし、書き込みの際に、
メモリリセット信号２７をつかってメモリ２５がリセッ
トされたのち、スキップコントロール情報（ＳＣ）９の
部分が、メモリデコーダ２３に転送され、デコードした
結果をメモリ２５にセグメント単位のディフェクトの有
無を記録する。セグメント情報ＳＮ１０の部分が、同期
カウンタ２２に転送され、ホームアドレス部（ＨＡＦ）
６またはカウント部（ＣＦ）７の位置情報となる。 この動作によりホームアドレス部（ＨＡＦ）６またはカ
ウント部（ＣＦ）７のスキップコントロール情報（ＳＣ
）９とセグメント情報（ＳＮ）１０が、セグメント単位
にメモリ２５に記録される。同期カウンタ２２は、磁気
ディスク装置本体４のセグメント処理と同期のとれたク
ロックのデバイス同期信号線２８により現在処理中のセ
グメントを計数している。同期カウンタ２２により、メ
モリ２５に記録されたセグメント単位のディフェクトを
メモリローダ２４に磁気ディスク装置本体４と同期して
読み出すことにより、ディフェクトの有無を判断してい
る。パッド・スペース動作発生回路１９は、メモリロー
ダ２４の制御により、磁気ディスクインターフェース３
からのデータを操作してディフェクトが有れば、読み出
しの場合にはディフェクトの間だけデータを読み飛ばす
スペース動作を行い、書き込みの場合には入出力バス２
６のデータを止めて、データを書き込まず“０”を書き
込むパッド動作をおこなうことによりディフェクトをス
キップする。また、カウント部を書き込む際にトラック
のセグメント情報を表している同期カウンタ２２のセグ
メントの位置情報を磁気ディスク装置本体４のセグメン
ト情報（ＳＮ）１０に書き込む。

【００１３】このような回路動作を図３の信号フォーマ
ット図により説明する。図３はトラック上のフィールド
と、メモリとの関係を表した図であり、磁気ディスク装
置のヘッドが、トラック上のカウントフィールド（ＣＦ
）２９を読み込んだ場合に、カウントフィールド（ＣＦ
）２９のスキップコントロール情報（ＳＣ）９で、メモ
リ３３にセグメント単位で、ディフェクトの存在を表す
ビット３４を付ける。つぎにＤＦデータフィールド（Ｄ
Ｆ）３１を読み込む際に、トラックのセグメントと同期
をとったメモリ３３によりヘッドがディフェクト３０に
きたときに、ディフェクトの存在を表すビット３４を検
出して、ディフェクトによるスペース・パッドの範囲３
５をスペースする。そして、データフィールド（ＤＦ）
３２の読み込み動作を実行する。

【００１４】また、データフィールド（ＤＦ）３１の書
き込みの時も同様に、メモリ３３によりヘッドがディフ
ェクト３０にきたときに、ディフェクトの存在を表すビ
ット３４を検出してディフェクトによるスペース・パッ
ドの範囲３５をパッドする。その後、データフィールド
（ＤＦ）３２の書き込み動作を実行する。カウントフィ
ールド（ＣＦ）２９、データフィールド（ＤＦ）３１、
データフィールド（ＤＦ）３２を書き込む場合には、カ
ウントフィールド（ＣＦ）２９のスキップコントロール
情報（ＳＣ）９を書き込むと同時に、メモリ３３にセグ
メント単位で、ディフェクトの存在を表すビット３４を
付け、メモリ３３によりヘッドがディフェクト３０にき
たときディフェクトの存在を表すビット３４を検出して
ディフェクトによるスペース・パッドの範囲３５をパッ
ドする。その後、データフィールド（ＤＦ）３２の書き
込み動作を実行する。

【００１５】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、カウント
部または、ホームアドレス部読み込みの際に、ディフェ
クト情報と、そのカウント部または、ホームアドレス部
の位置情報であるセグメント情報とを、ハードウェアの
利用のできるメモリに記憶し、トラックの読み込み・書
き込み動作と同時にメモリ上のディフェクトの情報を読
み出しながら、ディフェクトスキップをする回路を備え
ているので、ディフェクトの判断、セグメント情報の決
定をする演算を省略できる。したがってフィールドの間
にあるギャップを短縮できることにより記録容量の向上
と処理速度を向上できる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す磁気ディスク装置のブ
ロック図である。

【図２】一般的な磁気ディスクシステムのブロック図で
ある。

【図３】本実施例の動作を説明する信号フォーマット図
である。

【図４】一般的なＣＫＤ方式の信号フォーマット図であ
る。

【図５】一般的なホームアドレス部の信号フォーマット
図である。

【図６】一般的なカウント部の信号フォーマット図であ
る。

【符号の説明】

１　　　　入出力チャネル ２　　　　磁気ディスク制御装置 ３　　　　磁気ディスクインターフェイス４　　　　磁
気ディスク装置本体 ５　　　　ディフェクトスキップ制御部１９　　　　パ
ッド・スペース動作発生回路２１　　　　ゲート ２２　　　　同期カウンタ ２３　　　　メモリデコーダ ２４　　　　メモリローダー ２５　　　　メモリ ２６　　　　入出力バス ２７　　　　メモリリセット信号線 ２８　　　　デバイス同期信号線

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　磁気ディスクのトラック上のディフェ
   クトの情報とヘッドの位置情報をメモリデコーダを介し
   て記憶するメモリと、トラックのセグメントと前記メモ
   リとの同期をとる同期カウンタと、前記メモリから読み
   出されるディフェクトの有無判断情報を読み出すメモリ
   ローダと、このメモリローダの制御によりデータスキッ
   プの動作を行うパッドスペース動作発生回路とを有する
   ことを特徴とする磁気ディスク装置。