JPH04276213A - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

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JPH04276213A
JPH04276213A JP5840191A JP5840191A JPH04276213A JP H04276213 A JPH04276213 A JP H04276213A JP 5840191 A JP5840191 A JP 5840191A JP 5840191 A JP5840191 A JP 5840191A JP H04276213 A JPH04276213 A JP H04276213A
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JP
Japan
Prior art keywords
teeth
gear
gears
internal
tooth
Prior art date
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Pending
Application number
JP5840191A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kawakita
川 北   忠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差動歯車減速機構とし
て遊星歯車機構を巧みに利用することでシートクッショ
ンに対するシートバックの傾動位置を調節自在に構成し
たリクライニング装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば車両用シート等において、シート
クッションとシートバックとの間にリクライニング装置
を設け、シートバックをシートクッションに対し傾動可
能に構成することが一般に行なわれる。そして、このよ
うにすれば、シートを着座者の体型や好みに応じて自由
に調節し得るものである。ところで、この種のリクライ
ニング装置において要求されることは、その構成が簡単
で、各部の加工性や組立性等の面で優れ、コスト的にも
安価であるばかりでなく、シートバックを自由にしかも
適切な角度にて傾動調節することができ、またその調節
操作もがた付きがなく、しかも軽快な操作力できわめて
容易に行なえ、また着座者による荷重に抗してその係止
状態を確実に維持し得ることである。そして、これらの
点を考慮して従来から種々の構成のものが提案されてお
り、その一つに差動歯車減速機構として遊星歯車機構を
巧みに利用することで、無段階の回動調整が可能となる
等の利点を奏するリクライニング装置が、例えば特開昭
51−104722号公報、特開昭55−118714
号公報を始めとして実開昭60−187645号公報、
実開昭60−187646号公報等により知られていた
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな遊星歯車機構を採用してなるリクライニング装置に
よれば、ベースプレートおよびアームプレートの内歯部
に、複数の遊星歯車に形成した第1及び第2の歯部を噛
合させると共に、これらの遊星歯車のいずれか一方の歯
部に、操作軸となる回転軸上に軸支される制御歯車を噛
合させてなる構成であり、この場合に各歯車の歯部のピ
ッチ円直径や歯数を、適宜異ならせて形成することが、
差動歯車減速機構として必要とされるもので、それぞれ
の歯部が特殊歯となり、各噛合部分にがた付きを生じ易
く、円滑な作動状態が得られず、操作性の面で問題とな
るばかりでなく、作動時にごつごつ感が発生し、作動音
、さらにトルク変動等と言った問題を生じてしまうもの
であった。特に、上述した遊星歯車における各歯部を、
異なるピッチ円直径を持ち且つ歯数も異なるように形成
することが一般に行われているが、このような構成では
、該遊星歯車のそれぞれの歯部を形成する上で製造が困
難であり、またこれに合わせて各プレート側の内歯部は
、異なるピッチ円直径を有し且つ歯数が同じとなるよう
に形成することが必要で、製造面での問題があるばかり
でなく、歯部同士の噛合いにモジュールが一致しない噛
合部が生じることを避けられず、がた付き問題が必ず生
じてしまうものであった。これは、遊星歯車の歯数を同
じとした場合でも同様に生じてしまうものである。 そして、このような従来構造では、各歯部間での噛合時
のがた付きにより、歯面に摩耗等が生じ、耐久性が損な
われるという品質面での問題もあり、このような問題点
を一掃し得る何らかの対策を講じることが望まれている
。特に、このような作動音発生や耐久性での問題は、こ
の種のリクライニング装置を、従来一般的なマニュアル
操作用に代えて、電動モータ等によるパワー駆動用とし
て使用しようとする場合に、回転軸上の制御歯車を介し
て遊星歯車等に大きな入力トルクが作用することから著
しいものであった。そして、このような場合に過度の作
用力が作用すると、強度上での問題から歯部破壊等に至
る虞れもあり、このような点をも考慮することが必要と
されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本考案に係るリクライニング装置は、同軸上で回
動自在に支持されるベースプレートおよびアームプレー
トの対向する面に凹設される円孔内に形成した内歯部に
噛合する第1及び第2の歯部を有する複数の段付き遊星
歯車と、そのいずれか一方の歯部に噛合させた状態で両
プレートの回転軸上に設けられる制御歯車を備えてなり
、段付き遊星歯車における第1及び第2の歯部を、ピッ
チ円直径が異なり且つ歯数が同一となるように形成する
と共に、各プレートの内歯部を、ピッチ円直径が異なり
且つ歯数も異なるように形成し、それぞれ噛合する歯部
同士のモジュールを一致させて構成したものである。
【0005】
【作用】本発明によれば、回転軸上の制御歯車を回転さ
せることにより、複数の遊星歯車を回転させ、これによ
りその第1及び第2の歯部に噛合する各プレートの内歯
部との噛合によって、両プレート間に相対的な回動変位
を生じさせ、所要のリクライニング機能を得られると共
に、各歯車の噛合する歯部同士のモジュールを一致させ
て円滑な噛合状態を得て、噛合部分にがた付きがなく、
作動音を防ぎ、また強度的にも充分なものとし、耐久性
等を向上させ得るものである。
【0006】
【実施例】図1及び図2は本発明に係るリクライニング
機構の一実施例を示し、その要部構成のみを示している
。これらの図において、全体を符号10で示すリクライ
ニング機構は、シートを構成するシートクッションとシ
ートバック(共に図示せず)にそれぞれ取付けられる一
対のプレートとしてのベースプレート(以下ベースとい
う)11およびアームプレート(以下アームという)1
2を備えている。そして、これらベース11およびアー
ム12には、同一軸線上(シートの軸支部上)で互いに
対向する円孔内に内歯部13a,14aを形成している
ベース側及びアーム側のギヤプレート13,14が、サ
ポート片11a,12aによって一体的に組付け固定さ
れている。この場合、これらの内歯部13a,14aは
、そのピッチ円直径が異なり且つ歯数が異なるように形
成されている。15は上述した内歯部13a,14aに
それぞれ噛合する第1及び第2の歯部16,17が軸線
方向に形成された複数(本実施例では3個)の段付き遊
星歯車で、それぞれの歯部16,17が、前記内歯部1
3a,14aに噛合するような構成とされている。そし
て、これら3個の段付き遊星歯車15の中央部分には、
いずれか一方の歯部(本実施例では小径な第2の歯部1
7)に噛合し太陽歯車となる制御歯車18が、前記プレ
ート側の内歯部13a,14aと同一軸線上で回転軸1
9により軸支された状態で配設されている。
【0007】20は上述した制御歯車18に回転軸19
を介して回転駆動力を伝達する自動リクライニング調整
用の電動モータで、モータブラケット21により前記ア
ーム12側に付設されている。尚、図中22,23はモ
ータ軸20aの回転を回転軸19に伝達するための伝達
歯車で、さらに19aは回転軸19に連結される連結軸
である。又、24はモータカバー、25はスペーサ、2
6は上述した回転軸19上で各部材を組み立てて軸線方
向でナットにより一体化するための皿ばねで、さらに2
7は前記複数の遊星歯車15を回転軸19上での所要の
公転軌道上に位置させるための軸保持部を有する保持プ
レートである。
【0008】そして、このような構成によれば、制御歯
車18を、回転軸19により回転駆動すると、その回転
が遊星歯車15に伝わり、その第1及び第2の歯部16
,17に噛合する内歯部13a,14aとの噛合い比に
よって、アーム12がベース11に対し相対角度を自由
にかつ無段階で調節されることになる。この相対角度は
遊星歯車15の歯部16,17が噛合する内歯部13a
,14aの歯数差により決定されるもので、また制御歯
車18を停止させると、アーム12はその内歯部14a
、遊星歯車15の歯部17を介してベース11側の内歯
部13aに噛合されることで、その噛合位置でロックさ
れることも、周知の通りである。ここで、このような構
成によるリクライニング装置10の詳細な構成および各
部の動作は、従来から周知の通りであり、その詳細な説
明は省略する。
【0009】さて、本発明によれば、上述したような構
成によるリクライニング装置10において、ベース11
およびアーム12側の円孔内に形成した内歯部13a,
14aに噛合する段付き遊星歯車15における第1及び
第2の歯部16,17を、ピッチ円直径が異なり且つ歯
数が同一となるように形成すると共に、各内歯部13a
,14aを、ピッチ円直径が異なり且つ歯数も異なるよ
うに形成し、これによってそれぞれ噛合する歯部同士の
モジュールを一致させて構成したところに特徴を有して
いる。  即ち、本発明では、遊星歯車15における第
1及び第2の歯部16,17を形成するにあたって、両
歯部の歯数を異ならせて形成するよりは、段付き歯車で
あっても、両歯部16,17の歯数を同一とした方が製
造容易である点に鑑み、さらにこれらに噛合するベース
11とアーム12側の内歯部13a,14aでのピッチ
円直径と歯数とを異なるように設定するにあたって、遊
星歯車15側との噛合部分でのモジュールを一致させる
ようにすることで、歯車噛合い部におけるこすれ部分を
なくし、摩擦によるすべりが生じることを防ぎ、その結
果として摩耗によるがたの発生を防止することで、いず
れの噛合部分でも滑らかな噛合いによる作動が可能とな
るように構成したものである。
【0010】そして、このようにすれば、遊星歯車15
の歯部16,17、内歯部13a,14a、さらに制御
歯車18を、転位させない標準歯車として形成でき、全
ての歯部同士の噛合部分でのモジュールを等しくし、そ
れぞれをピッチ円上での噛合いによって噛合させること
が可能で、これにより作動時に滑らかな回転伝達が可能
で、作動音やトルク変動等と言った従来の問題を一掃で
き、また各噛合部分でのすべり接触の要因が少なくなる
ために、使用によって経時的に生じていた歯面での摩耗
や遊星歯車15の支軸部での摩耗を少なくし、使用に伴
うがた付き量の増大等と言った問題も少なくでき、強度
面や耐久性を向上させ得るという利点を奏することが可
能となるものである。尚、本実施例構造では、上述した
各遊星歯車15における回転中心部分にボス状の支軸部
15aを一体に突設し、且つこれを保持プレート27に
て所要の公転軌道上で支持するように構成することによ
って、各部の加工性や組付け性を向上させ得るようにし
ている。
【0011】ここで、上述した遊星歯車機構の各歯車部
での諸元を例示し、それぞれの噛合い部分でのモジュー
ルを一致させた場合を簡単に説明する。即ち、段付き遊
星歯車15での第1の歯部16と第2の歯部17とのピ
ッチ円直径を23.63 mm、21.25 mmとし
、歯数をそれぞれ17とすると、それぞれのモジュール
(ピッチ円直径/歯数)は、1.39、1.25となる
。一方、ベース11側の内歯部13aでのピッチ円直径
を61.16 mm、歯数を44とし、アーム12側の
ピッチ円直径を58.75mm、歯数を47とすると、
それぞれのモジュール(ピッチ円直径/歯数)は、1.
39、1.25となり、各噛合部分でのモジュールが等
しくなり、それぞれの噛合いは滑らかなものとなる。そ
して、上述した第2の歯部17に噛合する制御歯車18
でのピッチ円直径を16.25 mm、歯数を13とし
て、そのモジュールを1.25とし、上述した第2の歯
車17と一致させると、各噛合部分での噛合いを滑らか
なものとすることが可能となるもので、これにより上述
した作用効果を発揮し得ることは容易に理解されよう。
【0012】なお、本発明は上述した実施例構造に限定
されず、各部の形状、構造等を必要に応じて適宣変形、
変更することは自由である。たとえば上述した実施例で
は、複数の段付き遊星歯車15において小径な第2の歯
部17に制御歯車18を噛合させた場合を例示したが、
これとは逆に第1の歯部16に噛合させてもよいもので
ある。さらに、本発明に係るリクライニング装置10は
、車両用シートに採用して効果を発揮し得るものである
が、勿論これに限定されるものではない。また、上述し
た実施例では、回転軸19の内方端側をシートバック内
側に設けた電動モータ20で回転駆動するように構成す
ることでパワー操作用としてのリクライニング装置10
を得ている場合を例示しているが、本発明はこれに限定
されず、回転軸19の外方端側を延設して操作ノブを設
け、手動操作用とすることも可能である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るリクラ
イニング装置によれば、ベースおよびアームの内歯部に
噛合するとともにこれら両プレートの回転軸上に設けら
れた制御歯車に噛合する複数の段付き遊星歯車の第1及
び第2の歯部を、ピッチ円直径が異なり且つ歯数が同一
となるように形成すると共に、両プレートの内歯部を、
ピッチ円直径が異なり且つ歯数も異なるように形成し、
それぞれ噛合する歯部同士のモジュールを一致させるよ
うにしたので、簡単な構成にもかかわらず、各歯車部を
、転位させない標準歯車として形成でき、全ての歯部同
士の噛合部分でのモジュールを等しくし、それぞれをピ
ッチ円上での噛合いによって噛合させることが可能で、
これにより作動時に滑らかな回転伝達が可能で、作動音
やトルク変動等と言った従来の問題を一掃でき、また各
噛合部分でのすべり接触の要因が少なく、使用によって
経時的に生じていた歯面での摩耗や遊星歯車の支軸部で
の摩耗等を少なくし、使用に伴うがた付き量の増大等を
防ぎ、強度面や耐久性を向上させ得る等の種々優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリクライニング装置の一実施例を
示す要部断面図。
【図2】図1における装置の概略分解斜視図。
【符号の説明】
10    リクライニング機構 11    ベース(プレート) 12    アーム(プレート) 13a  内歯部 14a  内歯部 15    段付き遊星歯車 16    第1の歯部 17    第2の歯部 18    制御歯車 19    回転軸 20    電動モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  互いに同軸上で回動自在に支持され且
    つその対向する円孔内に内歯部を有するベースプレート
    およびアームプレートと、これら各プレートの内歯部に
    噛合する第1及び第2の歯部を有する複数の段付き遊星
    歯車と、これら段付き遊星歯車のいずれか一方の歯部に
    噛合させた状態で前記両プレートの回転軸上に設けられ
    る制御歯車を備えてなり、前記段付き遊星歯車における
    第1及び第2の歯部を、ピッチ円直径が異なり且つ歯数
    が同一となるように形成すると共に、前記ベースプレー
    トとアームプレートとの内歯部を、ピッチ円直径が異な
    り且つ歯数も異なるように形成し、それぞれ噛合する歯
    部同士のモジュールを一致させて構成したことを特徴と
    するリクライニング装置。
JP5840191A 1991-02-28 1991-02-28 リクライニング装置 Pending JPH04276213A (ja)

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JP5840191A JPH04276213A (ja) 1991-02-28 1991-02-28 リクライニング装置

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JP5840191A JPH04276213A (ja) 1991-02-28 1991-02-28 リクライニング装置

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JPH04276213A true JPH04276213A (ja) 1992-10-01

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ID=13083341

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JP5840191A Pending JPH04276213A (ja) 1991-02-28 1991-02-28 リクライニング装置

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