JPH04275769A - カラー画像処理方法 - Google Patents
カラー画像処理方法Info
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- JPH04275769A JPH04275769A JP3037416A JP3741691A JPH04275769A JP H04275769 A JPH04275769 A JP H04275769A JP 3037416 A JP3037416 A JP 3037416A JP 3741691 A JP3741691 A JP 3741691A JP H04275769 A JPH04275769 A JP H04275769A
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- color correction
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Landscapes
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像通信に用い
られるカラー画像処理方法及び装置に関するものである
。
られるカラー画像処理方法及び装置に関するものである
。
【0002】
【従来の技術】従来、異機種間カラー画像通信は、以下
の様に行なわれていた。異機種間カラー画像通信とは、
カラースキャナ、カラープリンタ、又は、カラースキャ
ナプリンタ一型機が、コネクタケーブルや通信回線等で
接続され、カラー画像を送受信することである。カラー
複写機に代表される様なカラースキャナプリンタ一体型
機における複写においては、入力画像と出力画像とを比
較することができるのでブラックボックス的な色補正を
行なうことができ、原画像にできるだけ忠実な複写画像
が得られる。一方、一般にカラー画像通信においては送
信機と受信機が離れているため、送信画像と受信画像と
を比較することができず適切な色補正がされているかど
うかがわからないまま、カラー画像を送受信していた。
の様に行なわれていた。異機種間カラー画像通信とは、
カラースキャナ、カラープリンタ、又は、カラースキャ
ナプリンタ一型機が、コネクタケーブルや通信回線等で
接続され、カラー画像を送受信することである。カラー
複写機に代表される様なカラースキャナプリンタ一体型
機における複写においては、入力画像と出力画像とを比
較することができるのでブラックボックス的な色補正を
行なうことができ、原画像にできるだけ忠実な複写画像
が得られる。一方、一般にカラー画像通信においては送
信機と受信機が離れているため、送信画像と受信画像と
を比較することができず適切な色補正がされているかど
うかがわからないまま、カラー画像を送受信していた。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、カラー画像通信において送信側及び受信
側が、カラースキャナ又はカラープリンタを限定するこ
とができない場合には、適切な色補正を行なえず、次の
ような欠点があった。
記従来例では、カラー画像通信において送信側及び受信
側が、カラースキャナ又はカラープリンタを限定するこ
とができない場合には、適切な色補正を行なえず、次の
ような欠点があった。
【0004】(1)送信側で送信しようとしている原画
像に忠実な色再現となる出力画像が受信側で得られず、
色相、明度、彩度等がずれてしまう。
像に忠実な色再現となる出力画像が受信側で得られず、
色相、明度、彩度等がずれてしまう。
【0005】(2)仮にある機種同志で色の整合性がと
れたとしても、機種が変わると色の再現性が保証されな
い。
れたとしても、機種が変わると色の再現性が保証されな
い。
【0006】本発明は、かかる従来技術に鑑みてなされ
たものであり、カラー画像通信において、色再現性を向
上させた画像処理方法及び装置を提供することを目的と
する。
たものであり、カラー画像通信において、色再現性を向
上させた画像処理方法及び装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するため、本発明のカラー画像処理方法は、基準カラー
画像を入力し、該カラー画像を符号化し、符号化された
カラー画像を復号化し、復号化されたカラー画像と所定
の基準カラー信号とに応じて色補正を行うことを特徴と
する。また、本発明のカラー画像処理装置は、入力カラ
ー画像に対して色補正を行う色補正手段、前記色補正手
段により色補正されたカラー画像を符号化する符号化手
段、前記符号化手段により符号化されたカラー画像を復
号化する復号化手段とを有し、前記復号化手段により復
号化されたカラー画像と所定の基準カラー信号とに応じ
て前記色補正手段の色補正のパラメータを決定すること
を特徴とする。
するため、本発明のカラー画像処理方法は、基準カラー
画像を入力し、該カラー画像を符号化し、符号化された
カラー画像を復号化し、復号化されたカラー画像と所定
の基準カラー信号とに応じて色補正を行うことを特徴と
する。また、本発明のカラー画像処理装置は、入力カラ
ー画像に対して色補正を行う色補正手段、前記色補正手
段により色補正されたカラー画像を符号化する符号化手
段、前記符号化手段により符号化されたカラー画像を復
号化する復号化手段とを有し、前記復号化手段により復
号化されたカラー画像と所定の基準カラー信号とに応じ
て前記色補正手段の色補正のパラメータを決定すること
を特徴とする。
【0008】
【実施例】1.図1を用いて本発明のカラー画像通信シ
ステムの説明をする。図1は、本発明を実現するハード
ウェア構成例である。
ステムの説明をする。図1は、本発明を実現するハード
ウェア構成例である。
【0009】通常のカラー画像の通信では送信側である
カラースキャナ1より通信回線等を経て、受信側である
カラープリンタ2へ、カラー画像が伝送される。その時
カラースキャナ1の内部では以下の様な処理が行われる
。送信する画像をCCDセンサなどによって構成される
画像入力部3にて読みとり、各画素ごとのデジタル色信
号R,G,Bを得る。R,G,Bはそれぞれレッド,グ
リーン,ブルーの原色成分信号である。色信号R,G,
Bは色変換部4にてカラー画像の圧縮に適した色信号Y
,Cr,Cbに変換される(Yは輝度信号,Cr,Cb
は色信号)。ここでの変換は以下の数1
カラースキャナ1より通信回線等を経て、受信側である
カラープリンタ2へ、カラー画像が伝送される。その時
カラースキャナ1の内部では以下の様な処理が行われる
。送信する画像をCCDセンサなどによって構成される
画像入力部3にて読みとり、各画素ごとのデジタル色信
号R,G,Bを得る。R,G,Bはそれぞれレッド,グ
リーン,ブルーの原色成分信号である。色信号R,G,
Bは色変換部4にてカラー画像の圧縮に適した色信号Y
,Cr,Cbに変換される(Yは輝度信号,Cr,Cb
は色信号)。ここでの変換は以下の数1
【0010】
【外1】
で示される様な線形変換である。スイッチ9は不図示の
操作部に設けられ、画像を実際に送信する送信モード(
通常モード)か後述の色補正部6における色補正のパラ
メータを演算する色補正値演算モード(キャリブレーシ
ョンモード)かを切り換えるスイッチであり、そのスイ
ッチ9によって設定される状態がセレクタ5へ送られる
。上記の様な通信時には、スイッチ9は送信モードに設
定されている。セレクタ5はスイッチ9の状態を検知し
、色信号Y,Cr,Cbは色補正部6へと送られる。 色補正部6では例えば画像入力部3のCCDセンサの特
性や、色変換部4の変換特性などこのカラースキャナ1
固有の色特性を補正し、標準色信号Y1,Cr1,Cb
1に変換するブロックである。色補正値演算部10より
色補正マトリクスM1があらかじめ設定されていて、下
記の数2に示す様なマトリクス演算を行う。
操作部に設けられ、画像を実際に送信する送信モード(
通常モード)か後述の色補正部6における色補正のパラ
メータを演算する色補正値演算モード(キャリブレーシ
ョンモード)かを切り換えるスイッチであり、そのスイ
ッチ9によって設定される状態がセレクタ5へ送られる
。上記の様な通信時には、スイッチ9は送信モードに設
定されている。セレクタ5はスイッチ9の状態を検知し
、色信号Y,Cr,Cbは色補正部6へと送られる。 色補正部6では例えば画像入力部3のCCDセンサの特
性や、色変換部4の変換特性などこのカラースキャナ1
固有の色特性を補正し、標準色信号Y1,Cr1,Cb
1に変換するブロックである。色補正値演算部10より
色補正マトリクスM1があらかじめ設定されていて、下
記の数2に示す様なマトリクス演算を行う。
【0011】
【外2】
【0012】図3に色補正部6の詳細を説明するハード
ウェア構成例を示す。色補正値演算部10より設定され
たマトリクスM1は書き換え可能なメモリ61(RAM
を用いる)に保存される。送信画像の画素ごとの色信号
Y,Cr,Cbは、それぞれ乗算器62,63,64に
て色補正マトリクスM1の第1列,第2列,第3列と乗
算され、加算器65,66,67にて、それぞれの項が
加算されることで(2)式のマトリクス演算が実現され
標準色信号Y1,Cr1,Cb1に変換される。標準色
信号Y1,Cr1,Cb1は画像圧縮部7にて圧縮色信
号Y1′,Cr1′,Cb1′に変換される。画像圧縮
部7では、カラー静止画像の符号化方式であるADCT
方式(Adaptive Discrete Co
sine Transform)により、画像を圧縮
する。ADCT方式により、各標準色信号Y1,Cr1
,Cb1は8×8の画素ブロックごとに2次元の離散コ
サイン変換(Discrete Cosine T
ransform)で変換される。その変換係数を所定
の量子化テーブルを用いてスカラー量子化し、可変長符
号(ハフマン符号)で量子化された係数を符号化するこ
とで、圧縮色信号Y1′,Cr1′,Cb1′が得られ
る。圧縮色信号Y1′,Cr1′,Cb1′は通信制御
部8へ送られ、通信形式に従い、通信回線等を経由し送
信される。以上がカラー画像の通信における、送信側の
カラースキャナ1内部での色信号処理の流れの説明であ
る。
ウェア構成例を示す。色補正値演算部10より設定され
たマトリクスM1は書き換え可能なメモリ61(RAM
を用いる)に保存される。送信画像の画素ごとの色信号
Y,Cr,Cbは、それぞれ乗算器62,63,64に
て色補正マトリクスM1の第1列,第2列,第3列と乗
算され、加算器65,66,67にて、それぞれの項が
加算されることで(2)式のマトリクス演算が実現され
標準色信号Y1,Cr1,Cb1に変換される。標準色
信号Y1,Cr1,Cb1は画像圧縮部7にて圧縮色信
号Y1′,Cr1′,Cb1′に変換される。画像圧縮
部7では、カラー静止画像の符号化方式であるADCT
方式(Adaptive Discrete Co
sine Transform)により、画像を圧縮
する。ADCT方式により、各標準色信号Y1,Cr1
,Cb1は8×8の画素ブロックごとに2次元の離散コ
サイン変換(Discrete Cosine T
ransform)で変換される。その変換係数を所定
の量子化テーブルを用いてスカラー量子化し、可変長符
号(ハフマン符号)で量子化された係数を符号化するこ
とで、圧縮色信号Y1′,Cr1′,Cb1′が得られ
る。圧縮色信号Y1′,Cr1′,Cb1′は通信制御
部8へ送られ、通信形式に従い、通信回線等を経由し送
信される。以上がカラー画像の通信における、送信側の
カラースキャナ1内部での色信号処理の流れの説明であ
る。
【0013】次に、カラー画像の通信での受信側である
カラープリンタ2内部での処理を説明する。例えばIS
DNなどのデジタル通信回線を経由して通信制御部12
にて受信された圧縮色信号Y1′,Cr1′,Cb1′
は、画像伸長部13へと送られる。画像伸長部13では
、符号化された圧縮色信号Y1′,Cr1′,Cb1′
を、ADCT方式により、標準色信号Y3,Cr3,C
b3へと伸長する。
カラープリンタ2内部での処理を説明する。例えばIS
DNなどのデジタル通信回線を経由して通信制御部12
にて受信された圧縮色信号Y1′,Cr1′,Cb1′
は、画像伸長部13へと送られる。画像伸長部13では
、符号化された圧縮色信号Y1′,Cr1′,Cb1′
を、ADCT方式により、標準色信号Y3,Cr3,C
b3へと伸長する。
【0014】伸長の方法は、上述の圧縮の場合と逆の手
順である。即ち、受信したハフマン符号を復号化し復号
化された係数を量子化時に用いられた量子化テーブルと
同一のテーブルを用いて逆量子化し、得られた係数を逆
DCT変換する。以上の手順で標準色信号Y3,Cr3
,Cb3が得られる。
順である。即ち、受信したハフマン符号を復号化し復号
化された係数を量子化時に用いられた量子化テーブルと
同一のテーブルを用いて逆量子化し、得られた係数を逆
DCT変換する。以上の手順で標準色信号Y3,Cr3
,Cb3が得られる。
【0015】スイッチ18は受信側の装置の不図示の操
作部に設けられ、画像を受信する受信モードか後述の色
補正部15における色補正のパラメータを演算する色補
正値演算モードかを切り換えるスイッチであり、スイッ
チ18の状態がセレクタ14へ送られる。スイッチ18
が、受信モードである場合には、セレクタ14は画像伸
長部からの標準色信号Y3,Cr3,Cb3を色補正部
15へ送る。色補正部15では、例えば色変換部16の
変換特性や画像出力部17の出力特性などこのカラープ
リンタ2の固有の色特性を考慮し、標準色信号Y5,C
r5,Cb5からカラープリンタの特性を含んだ色信号
Y6,Cr6,Cb6への変換を行なう。この変換は、
色補正値演算部20よりあらかじめ設定されてあるマト
リクスM2を用いて以下の数3マトリクス演算により行
われる。
作部に設けられ、画像を受信する受信モードか後述の色
補正部15における色補正のパラメータを演算する色補
正値演算モードかを切り換えるスイッチであり、スイッ
チ18の状態がセレクタ14へ送られる。スイッチ18
が、受信モードである場合には、セレクタ14は画像伸
長部からの標準色信号Y3,Cr3,Cb3を色補正部
15へ送る。色補正部15では、例えば色変換部16の
変換特性や画像出力部17の出力特性などこのカラープ
リンタ2の固有の色特性を考慮し、標準色信号Y5,C
r5,Cb5からカラープリンタの特性を含んだ色信号
Y6,Cr6,Cb6への変換を行なう。この変換は、
色補正値演算部20よりあらかじめ設定されてあるマト
リクスM2を用いて以下の数3マトリクス演算により行
われる。
【0016】
【外3】
【0017】これは3×3のマトリクス演算であるので
、図3に示した様なハードウェアと同様の構成で実現で
きる。その後、色信号Y6,Cr6,Cb6は色変換部
16にて印刷に適した色信号C(シアン),M(マゼン
タ),Ye(イエロー),Bk(ブラック)に変換され
画像出力部17により受信画像が出力される。
、図3に示した様なハードウェアと同様の構成で実現で
きる。その後、色信号Y6,Cr6,Cb6は色変換部
16にて印刷に適した色信号C(シアン),M(マゼン
タ),Ye(イエロー),Bk(ブラック)に変換され
画像出力部17により受信画像が出力される。
【0018】なお、色変換部16は入力されたY6,C
r6,Cb6信号に対して直接C,M,Ye,Bk信号
を出力するテーブル(RAM,ROM,ゲートアレー等
により構成される)であるが、一度C,M,Yeを発生
し、そのあとにUCR(下色除去)を行ってBkを抽出
してもよい。
r6,Cb6信号に対して直接C,M,Ye,Bk信号
を出力するテーブル(RAM,ROM,ゲートアレー等
により構成される)であるが、一度C,M,Yeを発生
し、そのあとにUCR(下色除去)を行ってBkを抽出
してもよい。
【0019】画像出力部17は、例えばレーザービーム
プリンタ、熱転写プリンタ、インクジェットプリンタな
どのハードコピーを行うプリンタである。インクジェッ
トプリンタには熱エネルギーによる膜沸騰を利用して液
滴を吐出するタイプのヘッドを用いたいわゆるバブルジ
ェット方式のプリンタが含まれる。
プリンタ、熱転写プリンタ、インクジェットプリンタな
どのハードコピーを行うプリンタである。インクジェッ
トプリンタには熱エネルギーによる膜沸騰を利用して液
滴を吐出するタイプのヘッドを用いたいわゆるバブルジ
ェット方式のプリンタが含まれる。
【0020】なお、色変換部16により、例えばNTS
C方式のR,G,B信号に変換することにより、ディス
プレイにモニタ表示するようにしてもよい。
C方式のR,G,B信号に変換することにより、ディス
プレイにモニタ表示するようにしてもよい。
【0021】以上が、カラー画像の通信における送信側
、受信側における処理と色信号の流れである。次に、通
信先の相手に依存しない色補正値の算出法について説明
する。
、受信側における処理と色信号の流れである。次に、通
信先の相手に依存しない色補正値の算出法について説明
する。
【0022】送信側であるカラースキャナ1の色補正値
の算出法を以下に示す。色補正値とは(2)式に示した
3×3のマトリクスM1のことであり、スキャナ特有の
特性を含んだ色信号Y,Cr,Cbを、その原稿の本来
の表色値である標準色信号Y1,Cr1,Cb1に変換
する働きをもつ。この色補正値を求める為に、図2に示
す様なN色のカラーパッチを用いる。
の算出法を以下に示す。色補正値とは(2)式に示した
3×3のマトリクスM1のことであり、スキャナ特有の
特性を含んだ色信号Y,Cr,Cbを、その原稿の本来
の表色値である標準色信号Y1,Cr1,Cb1に変換
する働きをもつ。この色補正値を求める為に、図2に示
す様なN色のカラーパッチを用いる。
【0023】図2を用いて、本発明の色補正値演算時に
用いるカラーパッチにについて説明する。図2はカラー
パッチの一例を示した図である。カラーパッチは、シア
ン,マゼンタ,イエロー,ブラックの4色のインクをイ
ンク量を様々な割合で組み合わせて、表現可能な色を数
多く印刷したカラーのスケールである。これらのカラー
パッチをあらかじめ測色器(Color:meter)
で測色することにより、N色それぞれの色の表色値デー
タ(Y2,Cr2,Cb2)を得ておく。それらN色の
表色値データ(Y2,Cr2,Cb2)を色補正値演算
時に用いる為、ルックアップテーブル11に保存してお
く。 ここで用いるカラーパッチは事前に表色値のわかってい
るものを用いても良い。
用いるカラーパッチにについて説明する。図2はカラー
パッチの一例を示した図である。カラーパッチは、シア
ン,マゼンタ,イエロー,ブラックの4色のインクをイ
ンク量を様々な割合で組み合わせて、表現可能な色を数
多く印刷したカラーのスケールである。これらのカラー
パッチをあらかじめ測色器(Color:meter)
で測色することにより、N色それぞれの色の表色値デー
タ(Y2,Cr2,Cb2)を得ておく。それらN色の
表色値データ(Y2,Cr2,Cb2)を色補正値演算
時に用いる為、ルックアップテーブル11に保存してお
く。 ここで用いるカラーパッチは事前に表色値のわかってい
るものを用いても良い。
【0024】このカラーパッチを画像入力部3にて読み
とり、その色信号R,G,Bを色変換部4で(1)式に
より、色信号Y,Cr,Cbに変換する。この場合スイ
ッチ9の状態を色補正値演算モードにしておく。セレク
タ5はスイッチ9の状態に従って、色信号Y,Cr,C
bを色補正値演算部10へ送る。色補正値演算部10で
は、画像入力部3が読みとり変換し、色信号Y,Cr,
Cbとなる色の本来の表色値Y2,Cr2,Cb2をル
ックアッップテーブル11から読み出し、下記の数4式
に示す演算を行う。
とり、その色信号R,G,Bを色変換部4で(1)式に
より、色信号Y,Cr,Cbに変換する。この場合スイ
ッチ9の状態を色補正値演算モードにしておく。セレク
タ5はスイッチ9の状態に従って、色信号Y,Cr,C
bを色補正値演算部10へ送る。色補正値演算部10で
は、画像入力部3が読みとり変換し、色信号Y,Cr,
Cbとなる色の本来の表色値Y2,Cr2,Cb2をル
ックアッップテーブル11から読み出し、下記の数4式
に示す演算を行う。
【0025】
【外4】
【0026】このE1が最小となるb11〜b33をN
個の色について計算する。
個の色について計算する。
【0027】即ち、画像入力部3から入力された色信号
Y,Cr,Cbと基準となる表色値Y2,Cr2,Cb
2の2乗誤差が最小となるよう、いわゆる最小2乗法に
より演算を行う。
Y,Cr,Cbと基準となる表色値Y2,Cr2,Cb
2の2乗誤差が最小となるよう、いわゆる最小2乗法に
より演算を行う。
【0028】そして得られたマトリクスM1を色補正部
6のメモリ61に設定する。このカラーパッチの色の選
び方により色補正値が異なる。一般的な用途には、色空
間全体にわたって均等に分布したカラーパッチを選択す
るのが良い。また、特定の色に対して特に精度良く色再
現を行いたい場合は、その色に近い色のパッチを重点的
に読みとらせれば良い。例えば、図4に示す様に赤系統
の色について精度を追求する場合には(a)の暖色系カ
ラーパッチを用い、青系統の色について精度良く色再現
する場合には(b)の寒色系カラーパッチを用いればよ
い。
6のメモリ61に設定する。このカラーパッチの色の選
び方により色補正値が異なる。一般的な用途には、色空
間全体にわたって均等に分布したカラーパッチを選択す
るのが良い。また、特定の色に対して特に精度良く色再
現を行いたい場合は、その色に近い色のパッチを重点的
に読みとらせれば良い。例えば、図4に示す様に赤系統
の色について精度を追求する場合には(a)の暖色系カ
ラーパッチを用い、青系統の色について精度良く色再現
する場合には(b)の寒色系カラーパッチを用いればよ
い。
【0029】次に受信側であるカラープリンタ2の色補
正値の算出方法を以下に示す。この色補正値とは(3)
式に示した3×3のマトリクスM2のことであり、原稿
の本来の表色値である標準色信号Y5,Cr5,Cb5
をプリンタの特性に合わせた色信号Y6,Cr6,Cb
6に変換する働きをもつ。まず、不図示の操作部よりス
イッチ18を色補正値演算モードにセットする。セレク
タ14は、ルックアップテーブル19より標準色信号Y
4,Cr4,Cb4を読み出す。このルックアップテー
ブル19にはY,Cr,Cb色空間内を均等に分布する
ようなカラーパッチに相当するN色分のY4,Cr4,
Cb4値があらかじめ設定してある。読み出された標準
色信号Y4,Cr4,Cb4はスイッチ18の状態(色
補正値演算モード)により色補正部15では何の処理を
受けずに色変換部16にて色信号C,M,Yeに変換さ
れ画像出力部17にてカラーパッチとして出力される。 このカラープリンタ2によって出力されたカラーパッチ
を測色器により測色しCIEが推奨している表色値X,
Y,ZをN色分得る。そのX,Y,Z値を色変換部21
に入力し、色信号Y7,Cr7,Cb7を得る。この変
換は以下の数5
正値の算出方法を以下に示す。この色補正値とは(3)
式に示した3×3のマトリクスM2のことであり、原稿
の本来の表色値である標準色信号Y5,Cr5,Cb5
をプリンタの特性に合わせた色信号Y6,Cr6,Cb
6に変換する働きをもつ。まず、不図示の操作部よりス
イッチ18を色補正値演算モードにセットする。セレク
タ14は、ルックアップテーブル19より標準色信号Y
4,Cr4,Cb4を読み出す。このルックアップテー
ブル19にはY,Cr,Cb色空間内を均等に分布する
ようなカラーパッチに相当するN色分のY4,Cr4,
Cb4値があらかじめ設定してある。読み出された標準
色信号Y4,Cr4,Cb4はスイッチ18の状態(色
補正値演算モード)により色補正部15では何の処理を
受けずに色変換部16にて色信号C,M,Yeに変換さ
れ画像出力部17にてカラーパッチとして出力される。 このカラープリンタ2によって出力されたカラーパッチ
を測色器により測色しCIEが推奨している表色値X,
Y,ZをN色分得る。そのX,Y,Z値を色変換部21
に入力し、色信号Y7,Cr7,Cb7を得る。この変
換は以下の数5
【0030】
【外5】
で示される様な線形変換により得られる。この色信号Y
7,Cr7,Cb7はカラープリタ2の色再現特性によ
って得られる出力結果である。つまり標準色信号Y4,
Cr4,Cb4を与えたら色信号Y7,Cr7,Cb7
の値をもつ色として出力されたのであるから、色信号Y
7,Cr7,Cb7値に相当する色を出力したい場合に
は色信号Y4,Cr4,Cb4値をカラープリンタ2に
入力すれば良いことになる。つまり色補正値演算部20
はこの得たい色となるように標準色信号を変換する為の
マトリクスM2を算出する部分である。具体的には、数
6
7,Cr7,Cb7はカラープリタ2の色再現特性によ
って得られる出力結果である。つまり標準色信号Y4,
Cr4,Cb4を与えたら色信号Y7,Cr7,Cb7
の値をもつ色として出力されたのであるから、色信号Y
7,Cr7,Cb7値に相当する色を出力したい場合に
は色信号Y4,Cr4,Cb4値をカラープリンタ2に
入力すれば良いことになる。つまり色補正値演算部20
はこの得たい色となるように標準色信号を変換する為の
マトリクスM2を算出する部分である。具体的には、数
6
【0031】
【外6】
【0032】のE2が最小となるようなC11〜C33
をN個の色について計算する。そして、得られたマトリ
クスM2を色補正部15に設定する。ルックアップテー
ブル19に設定する色の選び方により、色補正値が異な
ることはカラースキャナ1の場合と同様である。
をN個の色について計算する。そして、得られたマトリ
クスM2を色補正部15に設定する。ルックアップテー
ブル19に設定する色の選び方により、色補正値が異な
ることはカラースキャナ1の場合と同様である。
【0033】以上説明したように、本実施例によれば、
個々のカラースキャナ、カラープリンタ、又はカラース
キャナプリンター体型機のスキャナ部、プリンタ部に、
それぞれ色補正値演算手段と、色補正値演算時に用いる
カラーパッチの表色値データを保存しておくメモリとを
設け、カラースキャナ、カラープリンタ、それぞれ独自
に通信先の機種に依存することなく色補正することで、
送信原画像に忠実な色再現となる受信出力画像が得られ
るという効果と、色補正を独自に行うので、通信先の機
種が変わっても色の再現性は保証されるという効果があ
る。
個々のカラースキャナ、カラープリンタ、又はカラース
キャナプリンター体型機のスキャナ部、プリンタ部に、
それぞれ色補正値演算手段と、色補正値演算時に用いる
カラーパッチの表色値データを保存しておくメモリとを
設け、カラースキャナ、カラープリンタ、それぞれ独自
に通信先の機種に依存することなく色補正することで、
送信原画像に忠実な色再現となる受信出力画像が得られ
るという効果と、色補正を独自に行うので、通信先の機
種が変わっても色の再現性は保証されるという効果があ
る。
【0034】特に本実施例においては、ISDNなどの
デジタル回線を用いて、画像通信を行うので回線網の中
で誤り訂正が行われ、デジタルデータの信頼性が確保さ
れているので、特に本発明のような送信側でフィードバ
ッチ系により色補正パラメータを決定し、画像信号を標
準化しておくことは効果的となる。
デジタル回線を用いて、画像通信を行うので回線網の中
で誤り訂正が行われ、デジタルデータの信頼性が確保さ
れているので、特に本発明のような送信側でフィードバ
ッチ系により色補正パラメータを決定し、画像信号を標
準化しておくことは効果的となる。
【0035】2.次に図5を用いて、本発明の第2の実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0036】上述の実施例においては、画像圧縮される
前の画像データ処理部の特性を補正する場合と画像伸長
された後の画像データ処理部の特性を補正する場合につ
いて説明したが、本実施例においては画像の圧縮・伸長
における色特性の変化も考慮した色補正を行うことがで
きるようにしたものである。
前の画像データ処理部の特性を補正する場合と画像伸長
された後の画像データ処理部の特性を補正する場合につ
いて説明したが、本実施例においては画像の圧縮・伸長
における色特性の変化も考慮した色補正を行うことがで
きるようにしたものである。
【0037】以下具体的に説明する。なお図5において
図1と同様の機能を有するものについては同一の番号を
付し、その説明は省略する。
図1と同様の機能を有するものについては同一の番号を
付し、その説明は省略する。
【0038】スイッチ9により送信モードが設定されて
いる場合には、画像入力部3から入力されたR,G,B
信号は色変換部4においてY,Cr,Cb信号に変換さ
れ、色補正部6において所定の色補正パラメータに応じ
てY1,Cr1,Cb1信号に補正され、画像圧縮部7
においてY1′,Cr1′,Cb1′信号に圧縮符号化
される。このモードにおいてはセレクタ201により通
信制御部8側が選択され、Y1′,Cr1′,Cb1′
信号が送信される。
いる場合には、画像入力部3から入力されたR,G,B
信号は色変換部4においてY,Cr,Cb信号に変換さ
れ、色補正部6において所定の色補正パラメータに応じ
てY1,Cr1,Cb1信号に補正され、画像圧縮部7
においてY1′,Cr1′,Cb1′信号に圧縮符号化
される。このモードにおいてはセレクタ201により通
信制御部8側が選択され、Y1′,Cr1′,Cb1′
信号が送信される。
【0039】一方スイッチ9により色補正値演算モード
が設定されている場合には、画像入力部3からカラーパ
ッチを入力し、得られた信号に対して上述と同様の処理
を行うが、セレクタ20により画像伸長部202側が選
択され画像伸長部202によりY1″,Cr1″,Cb
1″信号に伸長され、色補正値演算部10に入力される
。なお、このモードにおいては色補正部6においては入
力信号は何も処理されず、スルーで出力される。色補正
値演算部10においてはルックアップテーブルに格納さ
れたY2,Cr2,Cb2信号と、Y1″,Cr1″,
Cb1″信号の誤差が最小となるように上述の実施例と
同様の演算が行われ、補正値M1が色補正部6に出力さ
れ、以後その補正値M1によって色補正を行うことにな
る。
が設定されている場合には、画像入力部3からカラーパ
ッチを入力し、得られた信号に対して上述と同様の処理
を行うが、セレクタ20により画像伸長部202側が選
択され画像伸長部202によりY1″,Cr1″,Cb
1″信号に伸長され、色補正値演算部10に入力される
。なお、このモードにおいては色補正部6においては入
力信号は何も処理されず、スルーで出力される。色補正
値演算部10においてはルックアップテーブルに格納さ
れたY2,Cr2,Cb2信号と、Y1″,Cr1″,
Cb1″信号の誤差が最小となるように上述の実施例と
同様の演算が行われ、補正値M1が色補正部6に出力さ
れ、以後その補正値M1によって色補正を行うことにな
る。
【0040】また、受信側においても以下の様に画像伸
長による劣化を考慮した色補正を行う。
長による劣化を考慮した色補正を行う。
【0041】受信モードの場合は、上述の実施例と同様
の処理が行われる。
の処理が行われる。
【0042】一方、スイッチ18により色補正値演算モ
ードが設定されている場合にはルックアップテーブル1
9から出力された基準画像となるカラーパッチの信号Y
4,Cr4,Cb4は、画像圧縮部203において圧縮
され、セレクタ204によって選択されて、画像伸長部
13において伸長されY3,Cr3,Cb3信号として
セレクタ205に送られる。本モードにおいてはセレク
タ205によって色補正部15と色補正値演算部の双方
が選択される。色補正部15においては何ら処理が行わ
れず、色変換部16でC,M,Ye,Bk信号に変換さ
れ、画像出力部17でカラーパッチが出力される。出力
されたカラーパッチを測色器によって測定し、上述と同
様の手順で色補正値M2を演算する。
ードが設定されている場合にはルックアップテーブル1
9から出力された基準画像となるカラーパッチの信号Y
4,Cr4,Cb4は、画像圧縮部203において圧縮
され、セレクタ204によって選択されて、画像伸長部
13において伸長されY3,Cr3,Cb3信号として
セレクタ205に送られる。本モードにおいてはセレク
タ205によって色補正部15と色補正値演算部の双方
が選択される。色補正部15においては何ら処理が行わ
れず、色変換部16でC,M,Ye,Bk信号に変換さ
れ、画像出力部17でカラーパッチが出力される。出力
されたカラーパッチを測色器によって測定し、上述と同
様の手順で色補正値M2を演算する。
【0043】以上の様に本実施例によれば、圧縮・伸長
による画像の劣化を考慮して色補正を行うことができる
。
による画像の劣化を考慮して色補正を行うことができる
。
【0044】なお、受信側の基準信号はルックアップテ
ーブル19に既に圧縮されたデータを記憶させてもよい
。その場合には画像圧縮部203は不要となり、回路構
成が簡単になる。
ーブル19に既に圧縮されたデータを記憶させてもよい
。その場合には画像圧縮部203は不要となり、回路構
成が簡単になる。
【0045】3.次に図6を用いて本発明の第3の実施
例について説明する。
例について説明する。
【0046】本実施例は第1の実施例における色補正演
算を行う部分を送信器及び受信器から分離できるデタッ
チャブルの構成にしたものである。
算を行う部分を送信器及び受信器から分離できるデタッ
チャブルの構成にしたものである。
【0047】即ち、送信側については、基準表色値信号
Y2,Cr2,Cb2を出力するルックアップテーブル
11と色補正値演算部10を色補正値演算装置301と
して独立させ、送信器本体のI/Oポート302を介し
てデータのやりとりをする。演算装置301へは基準パ
ッチを入力したときのY,Cr,Cb信号が入力され、
上述と同様の方法で演算された結果得られる補正値M1
が本体側に出力される。
Y2,Cr2,Cb2を出力するルックアップテーブル
11と色補正値演算部10を色補正値演算装置301と
して独立させ、送信器本体のI/Oポート302を介し
てデータのやりとりをする。演算装置301へは基準パ
ッチを入力したときのY,Cr,Cb信号が入力され、
上述と同様の方法で演算された結果得られる補正値M1
が本体側に出力される。
【0048】かかる色補正演算装置には、例えばマイク
ロコンピュータを用いることができ、上述の演算方法を
実現するプログラムに応じて動作させることができる。
ロコンピュータを用いることができ、上述の演算方法を
実現するプログラムに応じて動作させることができる。
【0049】また、受信側については、ルックアップテ
ーブル19、色補正値演算部20、色変換部21を色補
正値演算装置303として独立させ、I/Oポート30
4を介してデータのやりとりをする構成とする。
ーブル19、色補正値演算部20、色変換部21を色補
正値演算装置303として独立させ、I/Oポート30
4を介してデータのやりとりをする構成とする。
【0050】また、演算装置301,303はフソフト
ウェアを切り替えることにより共通のコンピュータで実
現することができる。
ウェアを切り替えることにより共通のコンピュータで実
現することができる。
【0051】以上のような本実施例によれば、色補正値
演算のための特別の回路を送信部、受信部に持つ必要が
なくなり、回路構成を簡潔にすることができる。
演算のための特別の回路を送信部、受信部に持つ必要が
なくなり、回路構成を簡潔にすることができる。
【0052】特に工場出荷時に、上述の様な色補正値演
算を行っておけばいい場合には演算装置に相当する部分
の部品を省くことができ、コストが下げられるという格
別の効果を有する。
算を行っておけばいい場合には演算装置に相当する部分
の部品を省くことができ、コストが下げられるという格
別の効果を有する。
【0053】また、サービスマンが調整する場合には演
算装置301,303を携帯可能なマイクロコンピュー
タによって実現すればよい。
算装置301,303を携帯可能なマイクロコンピュー
タによって実現すればよい。
【0054】また、図7に示すように、読み取られたY
,Cr,Cbの値を不図示の操作部に設けられた表示部
305により表示させ、その値を演算装置301のキー
入力部307から入力するようにしてもよい。この場合
には、演算結果を表示部308に数値表示させ、数値を
不図示の操作部に設けられたテンキー入力部306から
入力する。
,Cr,Cbの値を不図示の操作部に設けられた表示部
305により表示させ、その値を演算装置301のキー
入力部307から入力するようにしてもよい。この場合
には、演算結果を表示部308に数値表示させ、数値を
不図示の操作部に設けられたテンキー入力部306から
入力する。
【0055】受信側も同様にテンキー入力部309を設
け、また、演算装置303には数値表示部310を設け
る。
け、また、演算装置303には数値表示部310を設け
る。
【0056】このようにオペレータのマニュアルによる
数値表示、数値入力を行うことにより、特別のI/Oポ
ートが不要となり、回路構成が簡単になる。
数値表示、数値入力を行うことにより、特別のI/Oポ
ートが不要となり、回路構成が簡単になる。
【0057】4.上述の実施例ではカラープリンタ2の
色補正値演算をする際に、いったんカラーパッチを出力
し、それを測色器により測色しX,Y,Z値を色変換部
21に入力するとしたが、カラー画像通信をカラースキ
ャナ、カラープリンタ、一体型機で行う場合、カラース
キャナ部のマトリクスM1が求められていれば、出力し
たカラーパッチをカラースキャナ部で読みとり色補正部
6の出力Y1,Cr1,Cb1を色補正値演算部20の
入力に用いることで、測色器で測色する必要がなくなる
。
色補正値演算をする際に、いったんカラーパッチを出力
し、それを測色器により測色しX,Y,Z値を色変換部
21に入力するとしたが、カラー画像通信をカラースキ
ャナ、カラープリンタ、一体型機で行う場合、カラース
キャナ部のマトリクスM1が求められていれば、出力し
たカラーパッチをカラースキャナ部で読みとり色補正部
6の出力Y1,Cr1,Cb1を色補正値演算部20の
入力に用いることで、測色器で測色する必要がなくなる
。
【0058】かかる第4の実施例を説明したのが図8で
ある。
ある。
【0059】図8において、401はリーダーとプリン
タが一体となった画像通信装置である。本実施例におい
ては、最初に送信部(入力側)の色補正値M1を上述と
同様の方法で決定しておく。その際スイッチ18により
セレクタ402はA側が選択されている。そして色補正
部6により標準化された画像出力ができるようになって
から受信側(出力側)の色補正値M2を決定する。その
際スイッチ18によりセレクタ402はB側を選択する
。スイッチ18はセレクタ14にも連動しており、色補
正値演算モードにはいる。本実施例では、画像出力部1
7から出力されたカラーパッチ画像を画像入力部3によ
り読み取る点が上述の実施例とは異なるが、演算方法そ
のものは上述の実施例と同様である。
タが一体となった画像通信装置である。本実施例におい
ては、最初に送信部(入力側)の色補正値M1を上述と
同様の方法で決定しておく。その際スイッチ18により
セレクタ402はA側が選択されている。そして色補正
部6により標準化された画像出力ができるようになって
から受信側(出力側)の色補正値M2を決定する。その
際スイッチ18によりセレクタ402はB側を選択する
。スイッチ18はセレクタ14にも連動しており、色補
正値演算モードにはいる。本実施例では、画像出力部1
7から出力されたカラーパッチ画像を画像入力部3によ
り読み取る点が上述の実施例とは異なるが、演算方法そ
のものは上述の実施例と同様である。
【0060】本実施例によれば図1の色変換部21及び
測色器が不要となり、自らの系のみで色補正値演算が可
能となる。
測色器が不要となり、自らの系のみで色補正値演算が可
能となる。
【0061】5.図9は第5の実施例を示す図である。
【0062】501は、図8同様リーダーとプリンタが
一体となった画像通信装置であり、本発明においては、
画像の圧縮・伸長に伴う誤差も色補正パラメータの決定
の際に考慮するようにしたものである。
一体となった画像通信装置であり、本発明においては、
画像の圧縮・伸長に伴う誤差も色補正パラメータの決定
の際に考慮するようにしたものである。
【0063】本実施例における色補正値演算の方法を説
明する。
明する。
【0064】〈色補正部6の色補正値の決定〉まず、画
像入力部3より、基準カラー画像を入力し、色変換部4
において色変換を行う。色補正部は不図示のCPUから
の指示によって、画像データをスルーで通し、セレクタ
505はCPUからの指示によりA側が選択され、画像
圧縮部7へ画像データを送る。画像圧縮部7で圧縮され
た圧縮データは、セレクタ502によってB側が選択さ
れ、画像伸長部13へ送られる。画像伸長部13で伸長
された画像データは、セレクタ503によってB側が選
択され色補正値演算部506に入力される。一方ルック
アップテーブル507からは、基準画像データY2,C
r2,Cb2がセレクタ504のA側を通して色補正演
算部506に入力される。演算部506では前述と同様
に補正値の演算が行われ、補正値M1が色補正部6にセ
ットされる。
像入力部3より、基準カラー画像を入力し、色変換部4
において色変換を行う。色補正部は不図示のCPUから
の指示によって、画像データをスルーで通し、セレクタ
505はCPUからの指示によりA側が選択され、画像
圧縮部7へ画像データを送る。画像圧縮部7で圧縮され
た圧縮データは、セレクタ502によってB側が選択さ
れ、画像伸長部13へ送られる。画像伸長部13で伸長
された画像データは、セレクタ503によってB側が選
択され色補正値演算部506に入力される。一方ルック
アップテーブル507からは、基準画像データY2,C
r2,Cb2がセレクタ504のA側を通して色補正演
算部506に入力される。演算部506では前述と同様
に補正値の演算が行われ、補正値M1が色補正部6にセ
ットされる。
【0065】〈色補正値15の色補正値の決定〉次に、
ルックアップテーブル507から基準画像データY4,
Cr4,Cb4が出力されセレクタ504のB側を介し
て画像圧縮部7で圧縮される。圧縮データは、セレクタ
502のB側を通って画像伸長部13に送られ伸長され
たデータが、セレクタ503のA側を介して、色補正部
15に入力される。色補正部15ではCPUからの指示
によりデータがスルーで出力され色変換部16で色変換
され画像出力部17で記録媒体上に可視像形成される。 形成された画像は画像入力部3によって読み取られ、色
変換部4で色変換され、色補正部6で色補正値M1に応
じた色補正を行う。セレクタ505では、B側が選択さ
れ色補正されたデータY7,Cr7,Cb7が色補正演
算部506に入力される。一方基準画像データY4,C
r4,Cb4は、セレクタ504のA側を介して色補正
演算部506に入力され、上述の実施例同様の方法で色
補正値M2が演算され、色補正部15にセットされる。
ルックアップテーブル507から基準画像データY4,
Cr4,Cb4が出力されセレクタ504のB側を介し
て画像圧縮部7で圧縮される。圧縮データは、セレクタ
502のB側を通って画像伸長部13に送られ伸長され
たデータが、セレクタ503のA側を介して、色補正部
15に入力される。色補正部15ではCPUからの指示
によりデータがスルーで出力され色変換部16で色変換
され画像出力部17で記録媒体上に可視像形成される。 形成された画像は画像入力部3によって読み取られ、色
変換部4で色変換され、色補正部6で色補正値M1に応
じた色補正を行う。セレクタ505では、B側が選択さ
れ色補正されたデータY7,Cr7,Cb7が色補正演
算部506に入力される。一方基準画像データY4,C
r4,Cb4は、セレクタ504のA側を介して色補正
演算部506に入力され、上述の実施例同様の方法で色
補正値M2が演算され、色補正部15にセットされる。
【0066】〈通常の送受信の場合〉セレクタ502、
503、505はすべてA側が選択される。
503、505はすべてA側が選択される。
【0067】以上の様に本実施例によれば圧縮部、伸長
部をキャリブレーション時に共用できるので回路構成が
簡単になる。また、ルックアップテーブル色補正演算部
も共通にすることができる。また測色器を使用しなくて
も良い。
部をキャリブレーション時に共用できるので回路構成が
簡単になる。また、ルックアップテーブル色補正演算部
も共通にすることができる。また測色器を使用しなくて
も良い。
【0068】なお、上述の実施例において、色変換部4
でカラー画像の圧縮に適した色信号Y,Cr,Cbに変
換したが、この色信号はY,Cr,Cbに限定するもの
ではなく、Y,U,V値(R,G,Bより線形変換可能
)を用いても良く、またY,I,QやL*,a*,b*
など他の表色値を用いても良い。
でカラー画像の圧縮に適した色信号Y,Cr,Cbに変
換したが、この色信号はY,Cr,Cbに限定するもの
ではなく、Y,U,V値(R,G,Bより線形変換可能
)を用いても良く、またY,I,QやL*,a*,b*
など他の表色値を用いても良い。
【0069】又、色補正部6,15では(2),(3)
式に示した様な3×3の1次のマトリクス演算としたが
、これに限定されることなくメモリの容量や演算スピー
ドや変換精度などに応じて、2次の項を含んだマトリク
ス演算(非線型色補正演算)を行っても良い。
式に示した様な3×3の1次のマトリクス演算としたが
、これに限定されることなくメモリの容量や演算スピー
ドや変換精度などに応じて、2次の項を含んだマトリク
ス演算(非線型色補正演算)を行っても良い。
【0070】画像圧縮部7,画像伸長部13ではカラー
画像の圧縮符号化、伸長復元化にADCT方式を用いた
が、特にこれに限定されず、例えばDPCMやベクトル
量子化など他の方式で行っても良い。
画像の圧縮符号化、伸長復元化にADCT方式を用いた
が、特にこれに限定されず、例えばDPCMやベクトル
量子化など他の方式で行っても良い。
【0071】また、画像入力部はCCDセンサを用いた
スキャナに限らず、ホストコンピュータやVTR、スチ
ルビデオカメラなどであってもよい。
スキャナに限らず、ホストコンピュータやVTR、スチ
ルビデオカメラなどであってもよい。
【0072】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、カラー画
像通信において、色再現性を向上させることができる。
像通信において、色再現性を向上させることができる。
【図1】本発明を実施したカラー画像通信システムのハ
ードウェア構成図。
ードウェア構成図。
【図2】カラーパッチを説明する図。
【図3】色補正部6を説明する図。
【図4】カラーパッチを説明する図。
【図5】第2の実施例を説明するブロック図。
【図6】第3の実施例を説明するブロック図。
【図7】第3の実施例を説明するブロック図。
【図8】第4の実施例を説明するブロック図。
【図9】第5の実施例を説明するブロック図。
1 カラースキャナ
2 カラープリンタ
3 画像入力部
4,16,21 色変換部
5,14 セレクタ
6,15 色補正部
7 画像圧縮部
8,12 通信制御部
9,18 スイッチ
10,20 色補正値演算部
11,19 ルックアップテーブル
13 画像伸長部
17 画像出力部
Claims (2)
- 【請求項1】 基準カラー画像を入力し、該カラー画
像を符号化し、符号化されたカラー画像を復号化し、復
号化されたカラー画像と、所定の基準カラー信号とに応
じて色補正を行うことを特徴とするカラー画像処理方法
。 - 【請求項2】 入力カラー画像に対して色補正を行う
色補正手段、前記色補正手段により色補正された、カラ
ー画像を符号化する符号化手段、前記符号化手段により
符号化されたカラー画像を復号化する復号化手段とを有
し、前記復号化手段により復号化されたカラー画像と所
定の基準カラー信号とに応じて、前記色補正手段の色補
正のパラメータを決定することを特徴とするカラー画像
処理装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3037416A JPH04275769A (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | カラー画像処理方法 |
US08/376,376 US5489998A (en) | 1991-03-04 | 1995-01-23 | Color image processing apparatus having transmitter and receiver which perform color correction in accordance with a common standard color image and method for same |
US08/558,157 US5801853A (en) | 1991-03-04 | 1995-11-15 | Color image processing method and apparatus which calibrates correction data for image data |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3037416A JPH04275769A (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | カラー画像処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04275769A true JPH04275769A (ja) | 1992-10-01 |
Family
ID=12496919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3037416A Pending JPH04275769A (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | カラー画像処理方法 |
Country Status (1)
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1991
- 1991-03-04 JP JP3037416A patent/JPH04275769A/ja active Pending
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