JPH0427533B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、外ケースと、該外ケースから引出し
可能であつて写真パイルを収容するスライダとを
備えた、写真用の可視パツケージであつて、前記
外ケースが、スライダを押込む際に最上の写真を
見るための窓を有しており、さらにスライダを引
出す際に写真パイルのうち１枚の写真を個々に引
出すための引出し装置を備えており、さらに、引
出された写真を、スライダを次に押込む際に写真
パイルの反対側に案内する置換え装置が設けられ
ている形式のものに関する。

従来の技術 前述の形式の可視パツケージは、ドイツ連邦共
和国特許出願広告第2745214号明細書、ドイツ連
邦共和国特許第3014394号明細書及びヨーロツパ
特許第0113057号明細書により公知である。これ
らの可視パツケージは、写真の簡単なパツケージ
として役立ち、しかも写真フレームもしくはスラ
イド映写機と組合わせて使用することもできる。
このような可視パツケージによつて、写真パイル
の写真を１枚１枚順次に引出すことができ、従つ
て写真に直接手を触れることなしに、窓から見え
る写真を交換しかつパイルのすべての写真を見る
ことができる。しかも写真パイルの写真の配列順
序は保たれたままである。

前述の形式の公知の可視パツケージは、ほとん
どがばねによつて運動される多くの機械的な部材
を備えた、極めて複雑な、高価な構成であり、し
かも個々の運動動作及びばねによつて生ぜしめら
れる力が正確に規定されている。従つてこのよう
な構成では、常に、機能を損うような誤操作が生
じやすい。さらに、写真と協働し、かつスライダ
もしくはケースに対して相対運動している、しか
し写真の小さい面としか係合しない部材は、この
写真に損傷を、たとえばひつかき傷を付ける。

前述の形式の全ての公知の装置は、引出し装置
をケースの底範囲に設けている。この目的のため
に、スライダ自体が、写真パイルの支持に役立つ
底範囲に貫通する縦スリツトを有していなければ
ならず、この縦スリツトを通つてケース底に取付
けられた引出し装置は、その都度パイルの最下位
置の写真と係合する。このような公知の引出し装
置はスライダの前記縦スリツトを通つてスライダ
底の乗り上げ面上で写真の厚さだけ突入する横ス
トツパを有しており、この横ストツパは、スライ
ダを引出す際にケース内の最下位置の写真を把持
する。別の引出し装置は、スライダ底の縦スリツ
トを通つて係合しかつスライダの引出し時に所定
の回転をする、高い摩擦係数の周面を有するロー
ラを設けている。スライダを引出す際に、ケース
底に取付けられたばね又はケース底上でばね弾性
的に旋回可能なフラツプが解放され、このフラツ
プが、引出された写真を窓まで引上げる。スライ
ダを新たに押込む際に、スライダの写真パイル収
容部を先行するガイド部材が写真をパイルの上側
に変向させ、従つて今や正しい位置で窓から見る
ことができる。この場合、スライダの前記位置で
スライダ底のための支持ばねを働らかせる構成も
公知であり、従つて底が写真パイル全体をケース
の窓壁に対して圧着する。

発明の課題 本発明の課題は、簡単に製造され、かつ高い運
転安全性を有しており、しかも写真を損傷、特に
引かき傷又は摩耗に対して著しく保護しているよ
うな前述の形式の可視パツケージを提供すること
である。

課題を解決するための手段 前述の課題を解決するための本発明の手段は、
引出し装置が、写真パイルの窓に向かう側に配属
されており、かつ外ケースの引出し端部に引出し
方向に対して横方向に、最大で写真１枚の厚さだ
け突出する抜取りストツパを備えており、さらに
写真パイルの側方のための縁ストツパ又は側壁を
備えたスライダが、外ケース内に突入する端部
に、写真パイル収容範囲上に突出する定置の受容
部を支持しており、この受容部が、スライダによ
つて窓とは反対側に取付けられた外ケース底上を
移動可能であり、かつスライダを押込む際に、窓
を上方に向けた状態で写真乗り上げ面上に移され
たかつ後方の横縁によつて外ケース内に支持され
た先に引出された写真を受容して写真パイルの下
側に案内するようになつていることである。

発明の効果 本発明によれば、従来の一般的な機能を逆にし
て、その都度、パイルの最上位置の写真を引出す
ようにすることにより、従来公知の可視パツケー
ジの持上げばね又はフラツプを簡単に省略するこ
とができる。上方に向いた写真を有していて、そ
の下に相応する傾斜保持部を備えている一般的な
使用保持部において、引出された写真は外ケース
内で底に落ち、かつ自然に写真パイルの下側に配
属される。さらに本発明によれば、写真を側方に
対して凸状に曲げもしくは写真パイルを縦縁から
簡単に押すことによつてスライダ内に挿入する前
にたやすく相応に変形させるようにすることで写
真は実際に常に見える。現存する又は強制する横
曲げによつて、写真の縦方向の曲げ強さが高めら
れて、縦曲げが阻止される。最上位置の写真を引
出す際に、１枚１枚の写真の戻り弾性によつてケ
ースの窓からの確実な投下が保証される。写真を
曲げるようにするために、写真パイルとして存在
する複数の写真は危険がない。すなわち、所望の
枚数の写真のために設計されたスライダは、程度
の差はあるが若干数の写真を収容することがで
き、しかも１枚１枚の写真を強く又は弱く曲げる
ことによつてパイル高さが、使用されうる高さに
自動的に調節され、従つて最上位置の写真に、引
出し装置が確実に到達できる。あまり少なすぎる
写真を入れると、窓を下方に向けた状態で引出さ
れて、パツケージを再び普通の使用位置にひつく
り返すことができ、しかも引出された写真は再ひ
下方へ落ちて、パイルの下側に差込まれる。さら
に、写真をわずかに曲げることも、剛性部分であ
る受容部によつて写真を受容することも簡単であ
る。このことによつて、可視パツケージの最も簡
単かつ機能的に確実な全体構造が、引出し装置及
び受容部において可能である。

実施態様 本発明の有利な実施態様によれば、条片状に形
成された抜取りストツパが、窓を受容する外ケー
ス上面の下側に取付けられていて、外ケースの引
出し端部とは反対の端部に旋回可能又は弾性的に
支持されて支承されている、写真パイルの上面の
ためのプレート状又はフレーム状の押え部材に設
けられており、この押え部材が、切欠き部を有し
ており、もしくは透明な窓部分を形成している。

このような押え部材を使用することによつて、
まずその都度の最上位置の写真が外ケース上面及
び窓から十分な間隔で保持される。押え部材は同
時に、そお都度の最上位置の写真のための装飾フ
レームを形成しており、従つて写真縁もしくはパ
イル縁は窓から見えなくなつている。しかも押え
部材の主な役目は、写真パイルにおける種々の枚
数の写真を平衡し、もしくは写真の種々の弾性特
性を提供し、さらに、写真パイル高さがわずかに
異なる際にも最上の写真がストツパによつてつか
まれることを保証することである。

スライダを差込む際に押え部材を固定するため
に、スライダの引出し端部にグリパ部材が取付け
られており、このグリツパ部材は、外ケース内に
スライダを押込む際に押え部材の突出部を受容及
び固定するめの導入スリツトあるいは類似のもの
を有している。

引出された写真のために外ケース底上に側縁の
ための乗り上げ部が設けられており、従つて写真
はスライダの下方に係合する部分によつて受容さ
れる。しかし、写真の横曲げを利用するために有
利な実施態様によれば、受容部が、扁平に形成さ
れた外ケース底上を移動可能なスライダ底の舌状
突出部によつて形成されており、該舌状突出部
が、写真パイルのためのスライダ底の乗り上げ面
に向かつて上昇するキー面を有していて、かつこ
のキー面に、スライダの導入端部においてスライ
ダ側壁から突出するガイド部材が配属されてお
り、該ガイド部材が、写真パイルの横側を制限し
ていてかつ写真パイルの下側と外ケース底もしく
はスライダ底との間に、受容される写真の側縁の
ための導入スリツトを解放している。キー面は、
有利には前方のパイル縁の下側にも達し、このこ
とによつて写真はパイルの下側に簡単に押込まれ
る。

引出された個々の写真は種々の横曲げを有して
いる。写真はできるだけ平らに向けられた状態で
パイルの下側に押込まれる。適当に整合するため
に、舌状突出部とガイド部材とが協働することが
できる。強く曲げられた写真も確実に通されて、
平らに向けられるために、ガイド部材の下側が、
スライダ底の舌状突出部とは反対側に斜めにされ
ており、このことによつてホツパ状の入口が形成
され、かつガイド部材の下側が、舌状突出部の縁
部分と一緒に、最狭の個所でほぼ写真１枚の厚さ
を有する入口ギヤツプを規定している。

曲げられた位置から平らな位置に案内される場
合に、横曲げされた写真が十分な遊びスペースを
有しているために、舌状突出部が幅広い中央部分
と縁部分との間に切欠きを有しており、このこと
によつて写真は受容部によつて中央と縁でのみ支
持されて案内され、かつガイド部材によつてギヤ
ツプ内に導入する際に平らにされる。

ガイド部材は、二重の機能を満たしており、か
つ上方へ向いたガイド面を有しており、このガイ
ド面は、押え部材と一緒に、引出される写真のた
めの縁ガイドを、かつ同時に押え部材の旋回運動
を制限するストツパを形成する。

さらに、外ケースの滑らかな平らな外側形状を
得るために、外ケースの引出し端部とは反対の側
のケース端部が、引出された写真の後方縁のため
のストツパと、舌状突出部及びガイド部材を垂直
に受容するための切欠き部とを有している。

実施例 可視パツケージは、外ケース１と、該外ケース
内で縦方向で引出し可能にガイドされるスライダ
２とを有している。両部材１，２はたとえばプラ
スチツク射出成形部材から形成される。外ケース
１は、底３と、側壁４と、透明な材料から製造さ
れたカバー５と、前記スライダ２の引出しとは逆
の側にありかつ突出部７と一体成形された閉鎖壁
６とを有している。カバー５の下側において、前
記突出部７に、実施例でフレーム状の押え部材８
が、縦端部９によつて制限されて旋回可能に、あ
るいは自由端部１０によつて下方へ弾性的に固定
されている。このような固定のために、突出部７
が支承部が取付けられる。しかも、押え部材８を
保持ピンによつて簡単に固定することができる。
押え部材８の自由端部には突出部１１が設けられ
ており、この突出部は、スライダを押込む際に、
ケースに向かつて開口する、スライダのグリツプ
部材１２に係合するが、突出部１１の左右には短
いスリツト１３が設けられていて、これらのスリ
ツトにグリツプ部材１２の側壁が係合する。

第１図は、外ケースのカバー５がフレーム状の
不透明な外部分と、嵌込まれた透明な窓５ａとに
よつて形成されている実施例を示しており、この
場合、押え部材８のフレーム切欠き部１４が前記
窓５ａに相応する。この実施例では、外ケース１
の底３は扁平に構成されている。

スライダ２が前記のグリツプ部材１２を有して
いる。スライダ２の底１５はグリツプ部材１２に
向かつて段部を形成されており、しかもグリツプ
部材の下側部分１６は外ケース底３の切欠き部１
７に係合するために、かつグリツプ部材１２の上
側部分はカバー５の相応する切欠き部１８に係合
するために規定されている。スライダ底１５には
平行な縦みぞ１９を一体成形することができる。
スライダ底１５の、外ケース内に向かう端部が舌
状突出部２０を備えており、この舌状突出部は、
スライダを押込む際に外ケース突出部７の下側に
係合して、かつここに突込する。スライダ底の前
記舌状突出部２０は、幅広い中央の舌片と縁部分
２１との間に切欠き２２を有している。さらにス
ライダ２は側壁２３を備えていて、これらの側壁
は、スライダ２を押込む際に閉鎖壁６まで達す
る。さらにスライダは、内方に向かうガイド部材
２４を有しておりしかもこのガイド部材は側方で
見て菱形の基本形状を有しており、従つてこのガ
イド部材の上側は押え部材８と一緒に、引出し端
部に解放するキーみぞを、かつガイド部材の下側
は縁部分２１の相応するキー面と一緒に、押込み
側へ開放するキーみぞを形成する。ガイド部材２
４の、グリツプ部材１２に向いた側が、スライダ
２によつて収容される写真パイル２５の横側の制
限部を形成しており、さらに側壁２３が写真パイ
ルの側方ガイド部を、かつグリツプ部材１２の端
面が写真パイルの他方の横側の制限部を形成して
いる。ガイド部材２４は、スライダ２を押込む際
に、外ケース突出部７の両側の切欠き２６内に受
容される。舌状突出部２０のキー面２７が、外ケ
ース突出部７の下側に係合する。

押え部材８の下側には、突出部１１の近くに、
最高で写真１枚の厚さを有する条片状の抜取りス
トツパ２８が設けられている。

使用時には、スライダ２の前記の収容スペース
内に写真パイル２５が入れられ、スライダは第１
図〜第４図もしくは第７図に示す位置にもたらさ
れる。パイルの最上の写真２５ａが（第７図）、
窓５ａ及び切欠き部１４から見える。ガイド部材
２４は、外ケース突出部７の両側で所定の沈んだ
静止位置にある。写真パイルは、この押込まれた
位置で、外ケース突出部７の内側によつてガイド
部材２４のガイド面に対してわずかに離すように
押される。写真は、初めから、あるいは相応する
変形によつて軽く横方向で湾曲されている。押え
部材８は、そのプレロードもしくは旋回可能な支
承部によつて軽く最上の写真２５ａを押す。

ところでスライダ２が引出されると、最上の写
真２５ａ（第８図）が条片状の抜取りストツパ２
８に衝突する。スライダ２をさらに移動させる際
に、この最上の写真は写真パイル２５から引出さ
れ、この場合写真の側縁は、後方の縁範囲から出
発してガイド部材２４の上方の傾斜ガイド面２９
を介して上方へ押される。このことによつて、引
出された写真２５ａは平らに保持される。さら
に、最も簡単な部材によつて誤操作が阻止されて
いる。スライダ２が完全に引出されないと、部分
的に引出された最初の写真２５ａはｓ写真パイル
２５に対して相対位置にとどまる。この場合、ス
ライダ２を再び押込むと、写真２５ａは外ケース
突出部７の下側に当接して再び写真パイルの上側
に戻される。今やスライダ２が完全に引出される
と、ガイド部材２４は傾斜ガイド面２９の頂点が
抜取りストツパ２８を越えて出て来て、写真２５
ａは完全に解放されて、外ケース底３の上に落ち
る。ガイド部材２４の頂点範囲は、押え部材８の
側方部分とさらに係合したままである。引出され
た写真２５ａが外ケース底３上に落ちた後に、ス
ライダ２を再び押込むことができる。この場合、
まず舌状突出部２０の中央の舌片と縁部分２１と
が上側のキー面２７によつて、落下した写真２５
ａ（第９図）と係合しかつこれを外ケース突出部
７と衝突する位置に移動させる。写真２５ａのス
ライダ側の縁は持上げられて、最終的には写真は
ガイド部材２４の下側を越えてキーみぞの狭い個
所を通つて案内される。この場合、部材２０，２
１，２４が写真と協働することによつて、写真
は、その一般的な又は押付けられた湾曲状態から
扁平位置に向けられて、写真パイル２５の下側に
侵入する。これはキー面２７が写真パイル２５の
乗り上げ部の下側まで達しているからである。さ
らに押込む際に、写真２５ａは写真パイル２５の
下側に差込まれ、従つて写真２５ａは、スライダ
２を完全に押込む際に写真パイル２５の下側に位
置し、今や写真パイルの最上にある写真を窓５ａ
通して見ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による可視パツケージの概略的
平面図、第２図は第１図による可視パツケージを
カバーを取外して示す図、第３図は押え部材の下
側で外ケース底に対して平行に断面して示す図、
第４図は第１図の−線に沿つた断面図、第５
図はスライダを部分的に引出し状態で示す第２図
に相応する図、第６図は第５図の−線に沿つ
た断面図、第７図はスライダを部分的に引出した
位置で示す拡大横断面図、第８図及び第９図は写
真の引出しもしくは受容動作を説明するための部
分的に破断して示す拡大図である。 １……外ケース、２……スライダ、３……外ケ
ース底、４……側壁、５……カバー、５ａ……
窓、６……閉鎖壁、７……突出部、８……押え部
材、９……縦端部、１０……自由端部、１１……
突出部、１２……グリツプ部材、１３……スリツ
ト、１４……切欠き部、１５……スライダ底、１
６……下側部分、１７，１８……切欠き部、１９
……縦みぞ、２０……舌状突出部、２１……縁部
分、２２……切欠き、２３……側壁、２４……ガ
イド部材、２５……写真パイル、２５ａ……最上
の写真、２６……切欠き、２７……キー面、２８
……抜取りストツパ、２９……傾斜ガイド面。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 外ケース１と、該外ケースから引出し可能で
   あつて写真パイル２５を収容するスライダ２とを
   備えた、写真用の可視パツケージであつて、前記
   外ケース１が、スライダを押込む際に最上の写真
   ２５ａを見るための窓５ａを有しており、さらに
   スライダ２を引出す際に写真パイルのうち１枚の
   写真を個々に引出すための引出し装置２８を備え
   ており、さらに、引出された写真を、スライダを
   次に押込む際に写真パイルの反対側に案内する置
   換え装置が設けられている形式のものにおいて、
   前記引出し装置が、写真パイルの窓５ａに向かう
   側に配属されており、かつ外ケースの引出し端部
   に引出し方向に対して横方向に、最大で写真１枚
   の厚さだけ突出する抜取りストツパ２８を備えて
   おり、さらに写真パイル２５の側方のための縁ス
   トツパ又は側壁２３を備えたスライダ２が、外ケ
   ース１内に突入する端部に、写真パイル収容範囲
   上に突出する定置の受容部２０を支持しており、
   この受容部が、スライダによつて窓５ａとは反対
   側に取付けられた外ケース底３上を移動可能であ
   り、かつスライダを押込む際に、窓を上方に向け
   た状態で写真乗り上げ面上に移されたかつ後方の
   横縁によつて外ケース内に支持された先に引出さ
   れた写真２５ａを受容して写真パイルの下側に案
   内するようになつていることを特徴とする、写真
   用の可視パツケージ。 ２ 条片状に形成された前記抜取りストツパ２８
   が、窓５ａを受容する外ケース上面の下側に取付
   けられていて、外ケース１の引出し端部とは反対
   の端部に旋回可能又は弾性的に支持されて支承さ
   れている、写真パイルの上面のためのプレート状
   又はフレーム状の押え部材８に設けられており、
   この押え部材が、切欠き部１４を有しており、も
   しくは透明な窓部分を形成れている特許請求の範
   囲第１項記載の可視パツケージ。 ３ スライダ２の引出し端部に取付けられたグリ
   ツパ部材１２が、外ケース内にスライダを押込む
   際に押え部材８の突出部１１を受容及び固定する
   ための導入スリツトあるいは類似のものを有して
   いる特許請求の範囲第１項又は第２項記載の可視
   パツケージ。 ４ 前記受容部が、扁平に形成された外ケース底
   ３上を移動可能なスライダ底１５の舌状突出部２
   ０によつて形成されており、該舌状突出部が、写
   真パイル２５のためのスライダ底の乗り上げ面に
   向かつて上昇するキー面２７を有していて、かつ
   このキー面に、スライダの導入端部においてスラ
   イダ側壁２３から突出するガイド部材２４が配属
   されており、該ガイド部材が、写真パイルの横側
   を制限していてかつ写真パイルの下側と外ケース
   底もしくはスライダ底との間に、受容される写真
   の側縁のための導入スリツトを解放している特許
   請求の範囲第１項から第３項までのいずれか１項
   記載の可視パツケージ。 ５ 前記ガイド部材２４の下側が、スライダ底１
   ５の舌状突出部２０とは反対側に斜めにされてお
   り、かつ舌状突出部の縁部分２１と一緒に、最狭
   の個所でほぼ写真１枚の厚さを有する入口ギヤツ
   プを規定している特許請求の範囲第４項記載の可
   視パツケージ。 ６ 舌状突出部が幅広い中央部分と縁部分２１と
   の間に切欠き２２を有している特許請求の範囲第
   ５項記載の可視パツケージ。 ７ ガイド部材２４の上方に向いた傾斜ガイド面
   ２９が、押え部材８と一緒に、引出される写真の
   ための縁ガイドを、かつ同時に押え部材の旋回運
   動を制限するストツパを形成する特許請求の範囲
   第１項から第６項までのいずれか１項記載の可視
   パツケージ。 ８ 外ケースの引出し端部とは反対の側の外ケー
   ス端部が、引出された写真２５ａの後方縁のため
   のストツパとしての突出部７と、舌状突出部２０
   及びガイド部材２４を垂直に受容するための切欠
   き部とを有している特許請求の範囲第１項から第
   ７項までのいずれか１項記載の可視パツケージ。