JPH04274316A - 分子線エピタキシー用セル - Google Patents

分子線エピタキシー用セル

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Publication number
JPH04274316A
JPH04274316A JP5963191A JP5963191A JPH04274316A JP H04274316 A JPH04274316 A JP H04274316A JP 5963191 A JP5963191 A JP 5963191A JP 5963191 A JP5963191 A JP 5963191A JP H04274316 A JPH04274316 A JP H04274316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crucible
cell
molecular beam
beam epitaxy
diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP5963191A
Other languages
English (en)
Inventor
Michihiro Ito
伊藤 道弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH04274316A publication Critical patent/JPH04274316A/ja
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  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体デバイスに用
いられるIII −V族化合物半導体の結晶成長に用い
られる分子線エピタキシー用セルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、分子線エピタキシー法による結晶
成長においてはPBN(Pyroritic Boro
n Nitride) 等で作られたそれぞれのるつぼ
の中に、例えばGaあるいはAl等のIII 族元素と
As等のV族元素を入れ、超高真空中でそれぞれのるつ
ぼを適当な温度に制御し、各成長成分(蒸発源)の比率
を一定に保ちつつ蒸発させることにより、基板上に所定
の結晶をエピタキシャル成長させることが一般に行なわ
れている。
【0003】図2は従来のGaAsの結晶成長に用いら
れるGa用セル構造の概略構成図であり、ここではII
I −V族化合物半導体としてGaAs結晶を成長する
場合のGa用セルを例にとって示している。この図にお
いて、20はGa用セルで、このGa用セル20は、タ
ンタルで2重構造に形成され、その間にタンタル板を入
れた放熱防止筒1の中にPBN等で作られたるつぼ2が
設置されている。このるつぼ2はタンタルで作られたキ
ャップ7で放熱防止筒1の上部開口部に押え付けられ保
持されている。るつぼ2の中には材料源(蒸発源)であ
るGa3が収納されている。るつぼ2は加熱用ヒータ4
で加熱され、熱電対5により温度を検出し、所定の温度
に調節される。他の蒸発源、例えばAs等の必要な材料
源も同様に構成されたセルにより所定の条件に設定され
ており、成長すべき基板その他の条件を設定した後、G
a用セル等、各セルのシャッタ6を開けると、Ga3等
が蒸発する。かくして基板(図示せず)上にGaAsの
結晶が成長する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のGa用セル20
は以上のように構成されており、このような構成のGa
用セル20を用いて結晶成長させる時、るつぼ2中のG
a3を消費しながら結晶成長を行なうので、成長回数を
増すとGaが減少し、成長速度が遅くなったり、結晶組
成が変化したりする。この結晶性の変化を防ぐためにる
つぼ2の容量を大きくしてGa3を多く入れられるよう
にした場合、Ga3の液面全体において温度分布が生じ
たり、るつぼ3の先端開口部の温度が他の部分より低く
なり、蒸発したGaの一部がるつぼ3の先端開口部付近
にGaの液滴8となって付着する。このGaの液滴8は
再蒸発した場合、結晶成長中に基板に付着しオーバルデ
ィフェクトと呼ばれる分子線エピタキシー特有の欠陥が
生じる原因ともなっている。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、るつぼの先端開口部への蒸発
源の液滴の付着を少なくでき、特性のすぐれた結晶成長
層を再現性よく得ることができる分子線エピタキシー用
セルを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る分子線エ
ピタキシー用セルは、るつぼの先端開口部付近の直径を
他の部分よりも小さくし、かつ、当該部分のヒータの巻
き径を小さくするようにしたものである。
【0007】
【作用】この発明においては、るつぼの先端開口部付近
のみその直径を小さくすることにより、るつぼに入れる
Ga量を多くすることができるので、Ga液滴の変化を
少なくすることができる。また、るつぼ先端開口部付近
の直径を小さくし、かつ当該部分のヒータの巻き径を小
さくすることにより、るつぼ先端開口部付近の温度分布
を少なくし、かつ当該部分の温度を他の部分より高くす
ることができるので、蒸発したGaがるつぼ先端開口部
付近に液滴となって付着,再蒸発をし、オーバルディフ
ェクトと呼ばれる欠陥が発生するのを抑えることができ
、結晶性の良いエピタキシャル成長層を得ることができ
る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の一実施例による分子線エピタキシ
ー用セルを示す概略構成図である。図1において、図2
と同一符号は同一のものを示す。9はるつぼ2の先端開
口部の口径を調節するための口径調節用キャップである
。るつぼ2はその直径が約10cm程度の円筒状に形成
され、その上に先端開口部の口径調節用のキャップ9が
はめ合わされる。この時、先端開口部の直径はおよそ3
cmである。なお、As等の他のセルも先端開口部とそ
れ以外の部分の直径比はこのGaセルの場合と同様であ
る。当該るつぼを加熱する加熱用ヒータ4はるつぼの直
径よりおよそ1cm以内の間隔をあけて円状にるつぼの
周囲に巻かれるように構成されている。これにより、こ
の実施例の分子線エピタキシー用セル10が構成される
【0009】次にその動作について説明すると、PBN
などで作られたるつぼ2と開口部の口径調整用キャップ
9は一体化され、加熱用ヒータ4及び熱電対5と共に放
熱防止用筒1中に設置されキャップ7により固定される
。また、材料源であるGa3もるつぼ2中に収容される
。このるつぼ2は加熱用ヒータ4で加熱され、熱電対5
でその温度を検出し、所定の温度に調節される。この時
るつぼ2の温度は約1000°C であり、上述のよう
にるつぼの出口開口部付近の直径が他の部分よりも小さ
く、かつ当該部分のヒータの巻き径が小さいため、先端
開口部の口径調整用キャップ9の先端部分はおよそ30
°C ないし50°C 高くなる。このため、蒸発した
Gaがるつぼ先端開口部付近に液滴となって付着するの
を防止でき、オーバルディフェクトが発生するのを防止
できる。Ga以外の材料源であるAsその他の材料源も
同様に調節され、成長すべき基板(図示せず)を所定の
温度に調節され、その他の条件が整った後シャッタ6を
開き成長が開始される。
【0010】なお、図1に示す実施例ではるつぼ2と口
径調整用キャップ9は2分割で構成されていたが、当該
2つの部品を一体化したり、あるいはそれ以上に分割し
た部品を組合せて形成することも可能であり、加熱用ヒ
ータ4も場合によっては複数個のヒータを用いて温度調
節を行なってもよく、上記実施例と同様の効果が得られ
る。
【0011】また、GaAs以外のIII −V族化合
物半導体の結晶成長にも用いることができ、上記実施例
と同様の効果を奏する。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る分子線エ
ピタキシー用セルによれば、るつぼの出口開口部付近の
直径を他の部分よりも小さくし、かつ当該部分のヒータ
の巻き径を小さくするようにしたので、るつぼの内容積
を大きくでき、蒸発源の充填量を増やすことができるの
で、安定したエピタキシャル成長層を再現性よく得るこ
とができる。また、上端開口部の温度を高くすることが
できるので、るつぼ上端開口部に蒸発源の液滴の付着が
なくなる。従って、当該蒸発源の再蒸発がなくなり、不
純物の混入を防ぐことができ、結晶性の向上が図れる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるGa用セルの概略構
成図である。
【図2】従来のGa用セルの概略構成図である。
【符号の説明】
1    放熱防止用筒 2    るつぼ 3    Ga 4    加熱用ヒータ 5    熱電対 6    シャッタ 7    キャップ 8    Ga液滴 9    口径調節用キャップ 10  Gaセル 20  従来のGaセル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  るつぼの中に蒸発源を収容し、前記る
    つぼを加熱して前記蒸発源を蒸発させ、基板上に所望の
    化合物半導体の結晶成長を行なうための分子線エピタキ
    シー用セルにおいて、るつぼの出口開口部付近の直径を
    他の部分よりも小さくし、かつ当該部分のヒータの巻き
    径を小さくしたことを特徴とする分子線エピタキシー用
    セル。
JP5963191A 1991-02-28 1991-02-28 分子線エピタキシー用セル Pending JPH04274316A (ja)

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JP5963191A JPH04274316A (ja) 1991-02-28 1991-02-28 分子線エピタキシー用セル

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6475278B2 (en) 2000-02-02 2002-11-05 Sharp Kabushiki Kaisha Molecular beam source and molecular beam epitaxy apparatus
JP2008261052A (ja) * 1996-08-29 2008-10-30 Veeco Compound Semiconductor Inc 単一坩堝とかかる坩堝を利用した流出(エフュージョン)源
JP2011079736A (ja) * 1995-05-03 2011-04-21 Veeco Compound Semiconductor Inc 単体るつぼ

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JP4713612B2 (ja) * 1996-08-29 2011-06-29 ビーコ コンパウンド セミコンダクター インコーポレイテッド 単一坩堝とかかる坩堝を利用した流出(エフュージョン)源
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