JPH04273908A - 冷媒加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】〔発明の目的〕

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の室外ユニ
ットに適用される冷媒加熱装置に係り、特にバーナでの
燃焼ガスを加熱媒体とする冷媒加熱装置に関する。

【０００３】

【従来の技術】図５にこの種の冷媒加熱装置の従来例を
示している。

【０００４】すなわち、ファンユニット１を備えたバー
ナ２と、このバーナ２の火炎ａおよび燃焼ガス（矢印ｂ
）を一端側から導入して外周側の冷媒パイプ３を加熱す
る筒状の加熱器４とを有している。

【０００５】加熱器４は、内周側にフィン５を有する筒
状の加熱器本体６と、この加熱器本体６の中心部に配置
され燃焼ガスの流路７を加熱器本体６の周壁側に形成す
るバッフル８と、このバッフル８の下流側で開口する排
気口９とを備えた構成とされている。なお、排気口９は
、空気調和機の配管構成等の影響による排気ガスの経路
を考慮して、加熱器本体６の軸心と直交する方向に開口
している。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の冷媒加熱装置では、加熱器本体６の後流側の周壁を
開口させて排気口９を形成しているので、フィン５の一
部を切断したり孔あけする等の加工が必要であった。ま
た、燃焼ガスの流路７は排気口９の部位まで直線的で、
比較的騒音が大きくなるため、例えば排気口９の後流側
に消音器を設ける必要が生じる場合もあった。したがっ
て、加工数や部品数の増大等によりコスト高となる等の
問題があった。

【０００７】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、フィンの切断や孔あけ等の加工を不要とするこ
とができるとともに、騒音発生が抑制でき、これにより
加工数や部品数を低減して低コスト化が図れる冷媒加熱
装置を提供することを目的とする。 〔発明の構成〕

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、空気調和機の
室外ユニットに設けられる冷媒加熱装置であって、バー
ナと、このバーナの燃焼ガスを一端側から導入して外周
側の冷媒パイプを加熱する筒状の加熱器とを有し、前記
加熱器は、内周側にフィンを有する筒状の加熱器本体と
、この加熱器本体の中心部に配置され燃焼ガスの流路を
加熱器本体周壁側に形成するバッフルと、このバッフル
の下流側で前記加熱器本体の軸心と直交する方向に開口
する排気口とを備えたものにおいて、加熱器本体内に前
記流路を前記バッフルの後流側で閉塞する閉塞部を設け
る一方、前記バッフルは中空で燃焼ガス流の後流側端部
近傍の周壁に多数の燃焼ガス導入孔を有するものとし、
かつ前記バッフルの後流側端部にその内部に導入された
燃焼ガスを絞る絞り部を設けるとともに、前記加熱器本
体の後流側端部に前記絞り部と前記排気口とを連通する
ダクト部を形成したことを特徴とする。

【０００９】

【作用】本発明によると、燃焼ガスを一旦バッフル内に
燃焼ガス導入孔を介して導入し、絞り部を介してダクト
に導いた後、排気口から排出するようにしたので、燃焼
ガスの流れの変化により騒音発生が抑制される。したが
って、排気口の後流側に消音器等を設ける必要性が少な
い。

【００１０】また、加熱器本体の後流側端部に絞り部と
前記排気口とを連通するダクト部を形成したので、加熱
器本体のフィンを切断したり、加熱器本体に排気口とし
ての孔あけを行う必要がない。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図４を参照
して説明する。

【００１２】図１は冷媒加熱装置を一部断面で示す正面
図、図２は図１のＡ−Ａ線断面図、図３は要部を示す斜
視図、図４は冷媒加熱装置が適用される空気調和機を示
す系統図である。

【００１３】本実施例の冷媒加熱装置１１は、図４に示
すヒートポンプ式空気調和機に設けられている。すなわ
ち、この空気調和機は、室外ユニット１２と室内ユニッ
ト１３とに分けられたスプリットタイプのもので、圧縮
器１４、四方弁１５、室内側熱交換器１６、減圧機構１
７、室外側熱交換器１８等を有する構成とされており、
冷媒加熱装置１１は室外ユニット１２のバイパス配管で
ある冷媒パイプ２３に組込まれている。

【００１４】冷媒加熱装置１１は図１〜図３に示すよう
に、ファンユニット２１を備えたバーナ２２と、このバ
ーナ２２の火炎ａおよび燃焼ガス（矢印ｂ）を一端側か
ら導入して外周側の冷媒パイプ２３を加熱する筒状の加
熱器２４とを有している。

【００１５】加熱器２４は、内周側にフィン２５を有す
る筒状の加熱器本体２６と、この加熱器本体２６の中心
部に配置され燃焼ガスの流路２７を加熱器本体２６の周
壁側に形成するバッフル２８と、このバッフル２８の下
流側で開口する排気口２９とを備えた構成とされ、排気
口２９は、空気調和機の配管構成等の影響による排気ガ
スの経路を考慮して、加熱器本体２６の軸心と直交する
方向に開口している。

【００１６】このものにおいて、加熱器本体２６内に流
路２７をバッフル２８の後流側で閉塞する閉塞部３０が
設けられている。また、バッフル２８は中空で燃焼ガス
流の後流側端部近傍の周壁に多数の燃焼ガス導入孔３１
を有するものとされている。さらに、バッフル２８の後
流側端部にその内部に導入された燃焼ガスを絞る絞り部
３２が設けられるとともに、加熱器本体２６の後流側端
部に絞り部３２と排気口２９とを連通するダクト部３３
が形成されている。

【００１７】なお、図３に示すように、閉塞部３０と絞
り部３２とは一体構成とされている。

【００１８】しかして、燃焼ガスは矢印ｂで示すように
、バッフル２８によって流れを規制され、熱を受けるフ
ィン２５に接触して、冷媒パイプ２３を加熱する。

【００１９】加熱に供された燃焼ガスはその後、バッフ
ル２８内に導入孔３１を介して導入され、絞り部３２を
介してダクト３３に導かれた後、排気口２９から排出さ
れる。

【００２０】このように構成された本実施例の冷媒加熱
器によれば、燃焼ガスの流れが加熱器本体２６の内部で
変化することにより、騒音発生が抑制される。したがっ
て、排気口２９の後流側に消音器等を設ける必要性が少
ない。

【００２１】また、加熱器本体２６の後流側端部に絞り
部３２と排気口２９とを連通するダクト部３３を形成し
たので、加熱器本体２６のフィン２５を切断したり、加
熱器本体２６に排気口としての孔あけを行う必要がない
。よって、加工数や部品数を低減して低コスト化が図れ
る。

【００２２】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、燃焼ガ
スを一旦バッフル内に導入し、絞り部を介してダクトに
導いた後、排気口から排出するようにしたので、燃焼ガ
スの流れの変化により騒音発生が抑制できる。したがっ
て、排気口の後流側に消音器等を設ける必要性が少ない
。また、加熱器本体の後流側端部に絞り部と前記排気口
とを連通するダクト部を形成したので、加熱器本体のフ
ィンを切断したり、加熱器本体に排気口としての孔あけ
を行う必要がない。よって、加工数や部品数を低減して
低コスト化が図れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る冷媒加熱装置を一部断
面で示す正面図。

【図２】図１のＡ−Ａ線断面図。

【図３】前記実施例の要部を示す分解斜視図。

【図４】冷媒加熱装置が適用される空気調和機を示す系
統図

【図５】従来例を一部断面で示す正面図。

【符号の説明】

１１　　冷媒加熱装置 ２２　　バーナ ２３　　冷媒パイプ ２４　　加熱器 ２５　　フィン ２６　　加熱器本体 ２７　　燃焼ガスの流路 ２８　　バッフル ２９　　排気口 ３０　　閉塞部 ３１　　燃焼ガス導入孔 ３２　　絞り部 ３３　　ダクト部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　空気調和機の室外ユニットに設けられ
   る冷媒加熱装置であって、バーナと、このバーナの燃焼
   ガスを一端側から導入して外周側の冷媒パイプを加熱す
   る筒状の加熱器とを有し、前記加熱器は、内周側にフィ
   ンを有する筒状の加熱器本体と、この加熱器本体の中心
   部に配置され燃焼ガスの流路を加熱器本体周壁側に形成
   するバッフルと、このバッフルの下流側で前記加熱器本
   体の軸心と直交する方向に開口する排気口とを備えたも
   のにおいて、加熱器本体内に前記流路を前記バッフルの
   後流側で閉塞する閉塞部を設ける一方、前記バッフルは
   中空で燃焼ガス流の後流側端部近傍の周壁に多数の燃焼
   ガス導入孔を有するものとし、かつ前記バッフルの後流
   側端部にその内部に導入された燃焼ガスを絞る絞り部を
   設けるとともに、前記加熱器本体の後流側端部に前記絞
   り部と前記排気口とを連通するダクト部を形成したこと
   を特徴とする冷媒加熱器。