JPH04272825A - 耐熱遮光バリヤー性多層ボトル - Google Patents

耐熱遮光バリヤー性多層ボトル

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JPH04272825A
JPH04272825A JP9155786A JP5578691A JPH04272825A JP H04272825 A JPH04272825 A JP H04272825A JP 9155786 A JP9155786 A JP 9155786A JP 5578691 A JP5578691 A JP 5578691A JP H04272825 A JPH04272825 A JP H04272825A
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0207Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features
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  • Ceramic Engineering (AREA)
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、延伸ブロー成形によっ
て製造される樹脂製ボトルに関し、更に詳しくは耐熱性
、遮光性及びバリヤー性に優れた多層ボトルに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
ポリエステル製ボトルに80〜95℃の液体を充填する
いわゆるホットフィル(加熱充填)や、ホットシャワー
によるパステライジング(熱殺菌)が行われるようにな
り、そのためボトルの口部付近に優れた耐熱性が要求さ
れるようになった。というのは、ホットフィルでは口部
が熱い液体に最初にさらされ、またホットシャワーによ
るパステライジングでも、ホットシャワーをボトル上方
から注ぐのが一般的であるからである。
【0003】このような事情により、ポリエステル製ボ
トルに耐熱性を付与するために種々の試みがなされてい
る。
【0004】そのような試みとして、ポリエステルと耐
熱性樹脂とを共射出して多層化した予備成形体とし、そ
れを延伸ブロー成形することによって耐熱性のボトルを
製造する方法が、特開昭63−19208号に開示され
ている。 また本出願人は先に、共射出方法を改善することによっ
て、ボトルをさらに多層化することを提案した(特願平
1−163261 号及び特願平2−16329号)。 これらの多層ボトルにおいては、特に口部において多く
の耐熱性樹脂層を有し、良好な耐熱性を備えている。
【0005】一方、乳飲料、乳酸飲料等の飲料類の中に
は、長時間光にさらされると変質するものが多い。従っ
て、製造から消費までの間、変質を防止して品質保証す
るために、それらを封入するボトルは遮光性を有してい
るのが望ましい。
【0006】そのような遮光性のボトルとして、例えば
着色ガラスのボトルや、あるいはそのボトルの胴部にさ
らに紙を巻いたもの等がある。しかし、それらはデザイ
ンが極端に制約され、外観上見劣りするものが多い。ま
た、重いので取扱いが不便である。  また、ブロー成
形ボトルとして、ポリスチレンにチタンホワイト( T
iO 2 ) を分散させた樹脂で製造したものが比較
的遮光性に優れていて、一部で用いられている。しかし
、そのボトルは紫外線に対する遮光性は高いけれども、
可視光が多く透過してしまうため、内容物が変質しやす
く、賞味期間が十分に長くはなかった。
【0007】さらに、酸素の影響を受けやすいジュース
とか、炭酸飲料等や鮮度の維持が必要な食品等を内容物
とする場合には、優れたガスバリヤー性を有するボトル
にすることが必要である。また内容物によっては、外界
の水分が混入してくるのを嫌うものもあり、そのような
内容物に対するボトルには、水分バリヤー性が求められ
る。
【0008】従って本発明の目的は、耐熱性を有すると
ともに遮光性とバリヤー性に優れたブロー成形多層ボト
ルを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者は、ブロー成形ボトルを遮光性樹脂層
と耐熱性樹脂層とバリヤー性樹脂層とからなる多層構造
とするとともに、遮光性樹脂層を、ポリエステルに光反
射性顔料と光吸収性顔料とを同時に含有させたものにす
ることによって、ボトルに耐熱性と遮光性とバリヤー性
を付与することができることを発見し、本発明を完成し
た。
【0010】すなわち本発明の耐熱遮光バリヤー性多層
ボトルは、口部と、前記口部の下端に設けられたサポー
トリングと、前記サポートリングに続く肩部と、胴部及
び底部とを有し、前記口部は遮光性樹脂層と耐熱性樹脂
層とからなり、前記胴部は遮光性樹脂層とバリヤー性樹
脂層とからなる多層構造を有し、前記遮光性樹脂層は、
ポリエステル100 重量部に対して、光反射性顔料2
.5 〜6.0 重量部と、光吸収性顔料0.005 
〜0.015 重量部とを含有することを特徴とする。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1に本発明の一実施例によるボトルを示す。ボ
トル10は、口部1と、肩部2と、それらの間に設けら
れたサポートリング5と、胴部3と、底部4とからなる
。 また、ボトル10は遮光性樹脂層7とバリヤー性樹脂層
8と耐熱性樹脂層9とからなる多層構造を有する。すな
わち、口部1とサポートリング5は、3層の耐熱性樹脂
層9と2層の遮光性樹脂層7からなる5層構造を有し、
胴部3と底部4は、2層の遮光性樹脂層7とそれらの間
に挟まれた1層のバリヤー性樹脂層8からなる。
【0012】このように、口部1は表面に耐熱性樹脂層
9が設けられているので耐熱性が高い。また、胴部3と
底部4は遮光性とバリヤー性が高い。胴部3と底部4に
おけるバリヤー性樹脂層8の厚さは胴部と底部の肉厚の
5〜8%とするのがよい。
【0013】多層ボトル10は、例えば特開平1−29
4025号に例示された方法で遮光性樹脂と耐熱性樹脂
とバリヤー性樹脂を共射出成形することによって予備成
形体を製造し、その予備成形体を二軸延伸ブロー成形す
ることによって製造する。共射出成形の際、樹脂を射出
するホットランナーノズル内の樹脂流路の数や共射出開
始、停止のタイミングを変更することによって、完成後
の各部位の層の数を適宜変更することができる。
【0014】例えば2ゲート共射出法による場合、図2
に示すコア型110 、リップ型111 、及びキャビ
ティ型112 により形成されたキャビティ120 を
有する射出金型に、ノズル113 から遮光性樹脂とバ
リヤー性樹脂を共射出し、それらの樹脂を胴部に対応す
る部分のキャビティ120 内に流入せしめる。一方、
ノズル114 より耐熱性樹脂を射出し、ゲート115
 から半径方向に耐熱性樹脂を流入せしめる。
【0015】遮光性樹脂層7は、ポリエステル樹脂中に
光反射性顔料の粒子と光吸収性顔料の粒子が分散してい
るものである。
【0016】上記ポリエステル樹脂としては、飽和ジカ
ルボン酸と飽和二価アルコールとからなる熱可塑性樹脂
が使用できる。飽和ジカルボン酸としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレン−1,4− 
又は2,6−ジカルボン酸、ジフェニルエーテル−4,
4′− ジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸類、ジ
フェノキシエタンジエタンジカルボン酸類等の芳香族ジ
カルボン酸類、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸
、デカン−1,10−ジカルボン酸等の脂肪族ジカルボ
ン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボ
ン酸等を使用することができる。また飽和二価アルコー
ルとしては、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコール、ドデカメチレングリ
コール、ネオペンチルグリコール等の脂肪族グリコール
類、シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール
、2,2−ビス(4′− β− ヒドロキシエトキシフ
ェニル)プロパン、その他の芳香族ジオール類等を使用
することができる。好ましいポリエステルは、テレフタ
ル酸とエチレングリコールとからなるポリエチレンテレ
フタレートである。
【0017】上記ポリエステル樹脂は、固有粘度が 0
.5〜1.5 、好ましくは0.55〜0.85の範囲
の値を有する。またこのようなポリエステルは、溶融重
合で製造され、 180〜250 ℃の温度下で減圧処
理または不活性ガス雰囲気で熱処理されたもの、または
固相重合して低分子量重合物であるオリゴマーやアセト
アルデヒドの含有量を低減させたものが好適である。
【0018】上記ポリエステル100 重量部に対して
、光反射性顔料を2.5 〜6.0 重量部添加する。 光反射性顔料としては、チタンホワイト( TiO 2
 ) 、アルミニウム粉、マイカ粉、硫化亜鉛、亜鉛華
等の白色顔料が好ましく、特にルチル型のチタンホワイ
トを用いるのが好ましい。樹脂に光が入射すると、光反
射性顔料の粒子によって光が散乱される。2.5 重量
部未満では光の散乱効果が十分に得られず、6.0 重
量部を超えるとそれ以上添加しても効果の著しい向上が
なく、また樹脂の成形性が悪くなる。光反射性顔料の好
ましい含有量は4〜5.3 重量部である。
【0019】また、上記ポリエステル100 重量部に
対して、さらに光吸収性顔料を0.005 〜0.01
5 重量部添加する。光吸収性顔料としては、カーボン
ブラック、セラミックブラック、ボーンブラック等の有
色顔料が好ましく、特に黒色顔料であるカーボンブラッ
クを用いるのが好ましい。光反射性顔料の粒子によって
散乱された光は、光吸収性顔料の粒子によって吸収され
るので、樹脂を光が透過しない。光吸収性顔料が0.0
05 重量部未満では光の吸収効果が十分に得られず、
0.015 重量部を超えるとそれ以上添加しても効果
の著しい向上がなく、また、樹脂の色が黒ずんで、ボト
ルの外観が損なわれる。 光吸収性顔料の好ましい含有量は0.009 〜0.0
12 重量部である。
【0020】さらに遮光性樹脂層7中には、上記光吸収
性顔料を隠蔽し、その発色を抑えるために、一般にベン
ガラと称される酸化鉄( Fe2 O 3 ) を0.
05〜0.1 重量部添加するのが好ましい。0.05
重量部未満では上記の効果が得られず、0.1 重量部
を超えると酸化鉄による着色が著しくなり、ボトルの外
観が損なわれる。酸化鉄の好ましい含有量は0.07〜
0.09重量部である。
【0021】さらに、遮光性樹脂層中に、本発明の目的
を損なわない範囲で滑剤、安定剤、酸化防止剤、熱劣化
防止剤、紫外線劣化防止剤、帯電防止剤、抗菌剤等の添
加剤やその他の樹脂を適量加えることができる。
【0022】次に、耐熱性樹脂層9を構成する樹脂とし
ては、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリアセタール、ポリサルフォン、ポ
リエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、
ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド、及
びこれらの樹脂とポリエチレンテレフタレートとのブレ
ンドポリマー、及び上記耐熱性樹脂間のブレンドポリマ
ー、さらには上記耐熱性樹脂の2種以上の樹脂とポリエ
チレンテレフタレートとのブレンドポリマー、Uポリマ
ー(ユニチカ製、ポリアリレートとポリエチレンテレフ
タレートのブレンドポリマー)、ポリアリレートとポリ
カーボネート及びポリエチレンテレフタレートのポリマ
ーアロイ等を使用し得る。
【0023】また、バリヤー性樹脂としては、酸素、炭
酸ガス等のガスバリヤー性に優れるものとして、共重合
ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エチレンビニルア
ルコール共重合樹脂、ハイニトリル樹脂、ポリアクリロ
ニトリル、アクリロニトリルとメチルアクリレートとブ
タジエンとのコポリマー(商品名:バレックス)、ポリ
塩化ビニル、メタキシリレンジアミンとアジピン酸とか
らなるナイロンMXD6、ポリエチレンイソフタレート
系コポリマー、及び各種の液晶ポリエステル等が挙げら
れる。特に共重合ポリエステル樹脂を用いるのが好まし
い。具体的には、B010( 三井ペット樹脂( 株)
製共重合ポリエステル樹脂)、MXナイロン( 三菱ガ
ス化学(株)製ポリアミド樹脂)、XYDAR(ダート
コ製) 、VECTRA (セラニーズポリプラスチッ
ク製) 、エコノール (住友化学製) 、ロッドラン
 (ユニチカ製) 、EPE(三菱化成製) 、X7G
(イーストマン製) 、ULTRAX(BASF 製)
 等がある。またガスバリヤー性と水分バリヤー性の両
方に優れたものとしては、テレフタル酸、エチレングリ
コール及びシクロヘキサンジメタノールからなるポリエ
チレンコポリマー(PETG)と、エチレンビニルアル
コール共重合体とのブレンドポリマーや、上記PETG
とポリビニルアルコールとのブレンドポリマー等が使用
できる。
【0024】防湿性に優れたボトルとするには、ポリオ
レフィンや塩化ビニル樹脂等が好適である。
【0025】
【作  用】本発明の多層ボトルは、口部の表面に耐熱
性樹脂層9が設けられているので耐熱性が高い。また胴
部3と底部4は遮光性樹脂層7とバリヤー性樹脂層8か
らなるので、遮光性とバリヤー性が高い。
【0026】また、遮光性樹脂層が遮光性を発揮するの
は、以下の理由によるものと考えられる。すなわち、図
3に示すように、ポリエステル樹脂をマトリックスとす
る遮光性樹脂層7中に分散した光反射性顔料の粒子20
により、入射した光は散乱され、遮光性樹脂層7を通過
する際の光路は著しく長くなる。また遮光性樹脂層7中
には光吸収性顔料の粒子30も存在するので、散乱光は
光吸収性顔料の粒子30に当たり、吸収される確率が高
くなる。このため、光吸収性顔料が比較的少なくても、
全体として吸光率は十分に高くなる。このような原理に
より、多量の光吸収性顔料を使用しなくても、十分な遮
光性が得られる。
【0027】本発明を以下の具体的実施例により、さら
に詳細に説明する。 実施例1 ポリエチレンテレフタレート樹脂(ユニチカ(株)製N
EH−2050)100 重量部に対して、チタンホワ
イト5.29重量部、カーボンブラック0.01重量部
、酸化鉄0.07重量部と、さらに滑剤としてアルキレ
ンビス脂肪酸アマイド0.1 重量部及び高級脂肪酸塩
0.16重量部を添加して、遮光性樹脂を調製した。ま
た耐熱性樹脂として、ポリエチレンテレフタレートとポ
リアリレートのブレンドポリマー(Uポリマー8400
、ユニチカ(株)製)を調製した。さらにバリヤー性樹
脂として、共重合ポリエステル樹脂(三井ペット樹脂(
株)製B010)を調製した。
【0028】上記遮光性樹脂、耐熱性樹脂及びバリヤー
性樹脂を用い、共射出成形により予備成形体を成形した
【0029】次いで、この予備成形体を二軸延伸ブロー
成形することによって、約0.35mmのほぼ均一な肉
厚を有し、容量925 mlの乳白色を呈するボトルを
製造した。このボトルは図1に示すような、口部は5層
からなり、胴部は3層からなる多層構造を有していた。
【0030】このボトルの胴部の光透過度を、分光光度
計を用いて測定したところ、600nm 以下の波長の
光を100 %カットし、優れた遮光性を有することが
確認された。
【0031】またこのボトルに乳酸飲料を加熱充填して
封入し、一年間保管した後、官能テストを行った結果、
良好な味を示し、十分に長い賞味期間が保証されること
が確認された。
【0032】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の多層ボトル
に光が入射すると、胴部の大部分を占める遮光性樹脂層
中の光反射性顔料の粒子が光を散乱し、遮光性樹脂層中
の光路が長くなる。そのため、散乱光は光吸収性顔料の
粒子によって吸収される確率が高くなり、ボトルの遮光
性が向上する。従って、内容物の賞味期間を著しく長く
することができる。また、遮光性樹脂層中に、さらに酸
化鉄を添加すると光吸収性顔料の発色が抑えられ、ボト
ルの色合いを良好に保つことができる。さらに、胴部に
はバリヤー性樹脂層も設けられているのでバリヤー性が
高い。一方、口部の表面には耐熱性樹脂層が設けられて
いるので、ホットフィルやパステライジングに対して十
分な耐熱性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるボトルを示す断面図で
ある。
【図2】多層予備成形体を製造するのに使用する2ゲー
ト金型の一例を示す断面図である。
【図3】本発明のボトルの遮光作用を説明するための遮
光性樹脂層の拡大断面図である。
【符号の説明】
1        口部 2        肩部 3        胴部 4        底部 5        サポートリング 7        遮光性樹脂層 8        バリヤー性樹脂層 9        耐熱性樹脂層 10        ボトル 20        光反射性顔料の粒子30    
    光吸収性顔料の粒子110        コ
ア型 111        リップ型 112        キャビティ型 113、114   ノズル 115        ゲート 120        キャビティ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  口部と、前記口部の下端に設けられた
    サポートリングと、前記サポートリングに続く肩部と、
    胴部及び底部とを有し、前記口部は遮光性樹脂層と耐熱
    性樹脂層とからなり、前記胴部は遮光性樹脂層とバリヤ
    ー性樹脂層とからなる耐熱遮光バリヤー性多層ボトルに
    おいて、前記遮光性樹脂層は、ポリエステル100 重
    量部に対して、光反射性顔料2.5 〜6.0 重量部
    と、光吸収性顔料0.005 〜0.015 重量部と
    を含有することを特徴とする耐熱遮光バリヤー性多層ボ
    トル。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の耐熱遮光バリヤー性
    多層ボトルにおいて、前記遮光性樹脂層は、さらに酸化
    鉄0.05〜0.1 重量部を含有することを特徴とす
    る耐熱遮光バリヤー性多層ボトル。
  3. 【請求項3】  請求項1又は2に記載の耐熱遮光バリ
    ヤー性多層ボトルにおいて、前記バリヤー性樹脂層は、
    共重合ポリエステル樹脂からなることを特徴とする耐熱
    遮光バリヤー性多層ボトル。
  4. 【請求項4】  請求項1乃至3のいずれかに記載の耐
    熱遮光バリヤー性多層ボトルにおいて、前記光反射性顔
    料はチタンホワイトであることを特徴とする耐熱遮光バ
    リヤー性多層ボトル。
  5. 【請求項5】  請求項1乃至4のいずれかに記載の耐
    熱遮光バリヤー性多層ボトルにおいて、前記光吸収性顔
    料はカーボンブラックであることを特徴とする耐熱遮光
    バリヤー性多層ボトル。
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Cited By (4)

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