JPH04272429A - ターボ過給機付き内燃機関 - Google Patents

ターボ過給機付き内燃機関

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Publication number
JPH04272429A
JPH04272429A JP3034194A JP3419491A JPH04272429A JP H04272429 A JPH04272429 A JP H04272429A JP 3034194 A JP3034194 A JP 3034194A JP 3419491 A JP3419491 A JP 3419491A JP H04272429 A JPH04272429 A JP H04272429A
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JP
Japan
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valve
intake pipe
pump impeller
bypass
throttle valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP3034194A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Miyake
光浩 三宅
Toru Hashimoto
徹 橋本
Tomonobu Sakagami
坂上 友伸
Koji Ichikawa
耕司 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上流端がターボ過給機
のポンプインペラよりも上流側の吸気管内に連通すると
共に下流端がターボ過給機のポンプインペラとスロット
ル弁との間の吸気管内に連通するバイパス通路と、この
バイパス通路を開閉するバイパス弁とを具えたターボ過
給機付き内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】カルマン渦式流量計は、管路内を流れる
流体の流量を迅速且つ高精度に検出できることから、例
えば内燃機関に対する吸入空気量を検出するセンサ等と
して利用されている。このカルマン渦式流量計では、管
壁に沿って形成されるカルマン渦を何らかの手段にて計
数することにより、流体の流量を測定するようにしてい
るため、管路内を流れる流体がほぼ層流状態となってい
る必要がある。
【0003】ところで、ターボ過給機を搭載した内燃機
関においては、車両の減速時に吸気管内がスロットル弁
により塞がれた状態となり、ポンプインペラの回転に伴
って圧縮された吸入空気が大きな背圧となり、スロット
ル弁やポンプインペラ等のメカニズムに悪影響を及ぼす
虞がある。
【0004】このため、ターボ過給機を搭載した内燃機
関においては、ポンプインペラの上流側及び下流側にて
吸気管内に連通するバイパス通路を形成し、車両の減速
時にはポンプインペラの回転に伴って圧縮された吸入空
気がバイパス通路と吸気管との間を循環させ、スロット
ル弁やポンプインペラ等のメカニズムに悪影響を及ぼさ
ないように工夫したものが考えられている。
【0005】このような構造を採用したターボ過給機付
き内燃機関の吸気系の一例を表す図4に示すように、吸
気弁101を介して機関102の燃焼室103に連通す
る吸気管104の途中には、排気弁105を介して機関
102の燃焼室103に連通する排気管106の途中に
組み込まれた図示しないタービンインペラと同軸一体の
ポンプインペラ107が組み込まれている。このポンプ
インペラ107と当該ポンプインペラ107よりも下流
側の吸気管104の途中に形成されたサージタンク10
8との間の吸気管104の途中には、機関102の燃焼
室103側への吸入空気量を調整するためのスロットル
弁109が設けられ、更に吸気管104の最上流端に設
けられたエアクリーナ110の下流側には、エアフロー
センサ111が組み込まれている。
【0006】下流側がポンプインペラ107とスロット
ル弁109との間の吸気管104内に連通すると共に上
流側がポンプインペラ107とエアフローセンサ111
との間の吸気管104内に連通するバイパス通路112
には、このバイパス通路112を開閉し得る機械式のバ
イパス弁113が設けられている。
【0007】このバイパス弁113は、圧縮ばね114
が組み込まれたばね室115と弁体116が突設された
ベローズ117を挾んでこのばね室115と対向するリ
リーフ室118とを有し、ばね室115にはスロットル
弁109よりも下流側の吸気管104内に連通する第一
の調圧通路119が接続する一方、リリーフ室118に
はポンプインペラ107とスロットル弁109との間の
吸気管104内に連通する第二の調圧通路120が接続
している。
【0008】従って、スロットル弁109が開いてポン
プインペラ107により圧縮された吸入空気が抵抗なく
機関102の燃焼室103側へ供給される状態では、ス
ロットル弁109の上流側と下流側とで圧力差が発生せ
ず、第一の調圧通路119内の圧力と第二の調圧通路1
20内の圧力とは等しくなる。このため、バイパス弁1
13の弁体116は圧縮ばね114のばね力によりバイ
パス通路112内を塞いだ通常の状態となる。
【0009】ここで、運転者がアクセルペダルの踏み込
みを中止して車両が減速状態に移行すると、スロットル
弁109が閉じて吸気管104内を塞いだ状態となり、
このスロットル弁109の上流側と下流側とで圧力差が
発生し、スロットル弁109の上流側が正圧となると共
にその下流側が負圧となる。これにより、バイパス弁1
13のばね室115内が負圧でリリーフ室118内が正
圧となり、圧縮ばね114のばね力に抗して弁体116
が図中、上方に持ち上げられ、バイパス通路112が開
いた状態となり、ポンプインペラ107により圧縮され
た吸入空気はバイパス通路112及びエアフローセンサ
111とスロットル弁109との間の吸気管104を循
環するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ターボ過給機付き内燃
機関の吸気系にバイパス通路とこのバイパス通路を開閉
するバイパス弁とを組み込んだ図4に示す如き構造のも
のでは、車両の減速時におけるバイパス通路112の開
放動作を早めるためには、圧縮ばね114のばね力を弱
めに設定する必要がある。
【0011】ところが、圧縮ばね114のばね力を弱め
に設定すると、車両が減速状態から加速状態に移行する
際に、バイパス通路112の閉鎖動作が緩慢となること
に加え、いわゆるターボラグにより車両の加速性が損な
われることとなる。このため、車両の加速性を確保する
ためには圧縮ばね114のばね力を逆に強めに設定する
必要がある。
【0012】そこで、圧縮ばね114のばね力を強めに
設定すると、車両が減速状態に移行する際にバイパス通
路112の開放動作が緩慢となり、ポンプインペラ17
の慣性回転に伴って発生する圧縮された吸気の圧力波が
エアフローセンサ111側へ伝わってしまい、エアフロ
ーセンサ111としてカルマン渦流量計を用いたもので
は、このエアフローセンサ111の誤動作により吸気量
が過大に読み取られる結果、燃料が余分に供給されてい
わゆるオーバーリッチの状態となり、減速ショックを発
生する。
【0013】ここで、圧縮ばね114のばね力を強めに
設定した場合と弱めに設定した場合とにおける車両の加
速時での弁体116の押圧力の変化を図5に示し、車両
の減速時での弁体116の押圧力の変化を図6に示す。 又、バイパス弁113のばね室115及びリリーフ室1
18の圧力差と弁体116のリフト量との関係を図7に
示す。何れも圧縮ばね114のばね力を強めに設定した
場合を実線で示し、圧縮ばね114のばね力を弱めに設
定した場合を破線で示す。
【0014】これらのグラフからも明らかなように、圧
縮ばね114のばね力は車両の加速性を左右すると共に
車両の減速時におけるエアフローセンサ111の誤動作
を招来する一因となる。このため、従来では車両の加速
性と減速性とを勘案してバイパス弁の作動圧を設定して
おり、加速性及び減速性に対してそれぞれ最適なバイパ
ス弁の作動圧を選択することができなかった。
【0015】
【発明の目的】本発明は、車両の減速時にエアフローセ
ンサの誤動作を防止することに加え、車両の加速性を確
保するために車両の加減速時に最適なタイミングでバイ
パス弁の開閉を制御し得るターボ過給機付き内燃機関を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1番目の本発明による
ターボ過給機付き内燃機関は、上流端がターボ過給機の
ポンプインペラよりも上流側の吸気管内に連通すると共
に下流端が前記ターボ過給機のポンプインペラとスロッ
トル弁との間の吸気管内に連通するバイパス通路と、こ
のバイパス通路を開閉するためのバイパス弁と、このバ
イパス弁を開閉するアクチュエータと、前記スロットル
弁の開度を検出するスロットル開度センサと、このスロ
ットル開度センサからの検出信号に基づいて前記アクチ
ュエータの作動を制御する電子制御ユニットとを具えた
ものである。
【0017】又、第2番目の本発明によるターボ過給機
付き内燃機関は、上記第1番目の構成に加えてターボ過
給機のポンプインペラとスロットル弁との間の吸気管内
の圧力を検出する圧力センサを設け、電子制御ユニット
はこの圧力センサ及びスロットル開度センサからの検出
信号に基づいてアクチュエータの作動を制御するように
したものである。
【0018】
【作用】第1番目の発明では、電子制御ユニットがスロ
ットル開度センサにより検出されたスロットル弁の開度
に基づいてアクチュエータの作動を制御する。
【0019】例えば、スロットル弁が開放側に動いてい
る、即ち車両を加速させる必要があると判断した場合に
は、バイパス弁が閉じるようにアクチュエータを作動さ
せる。逆に、スロットル弁が閉塞側に動いている、即ち
車両を減速させる必要があると判断した場合には、バイ
パス弁が開くようにアクチュエータを作動させる。
【0020】第2番目の発明では、電子制御ユニットが
スロットル開度センサにより検出されたスロットル弁の
開度及び圧力センサにより検出されるターボ過給機のポ
ンプインペラとスロットル弁との間の吸気管内の圧力に
基づいてアクチュエータの作動を制御する。
【0021】例えば、スロットル弁が開放側に動くか或
いはポンプインペラとスロットル弁との間の吸気管内の
圧力が低下しつつある、即ち車両を加速させる必要があ
ると判断した場合には、バイパス弁が閉じるようにアク
チュエータを作動させる。逆に、スロットル弁が閉塞側
に動くか或いはポンプインペラとスロットル弁との間の
吸気間内の圧力が上昇しつつある、即ち車両を減速させ
る必要があると判断した場合には、バイパス弁が開くよ
うにアクチュエータを作動させる。
【0022】
【実施例】第一の本発明によるターボ過給機付き内燃機
関の一実施例の概略構成を表す図1に示すように、吸気
弁11を介して機関12の燃焼室13に連通する吸気管
14の途中には、排気弁15を介して機関12の燃焼室
13に連通する排気管16の途中に組み込まれた図示し
ないタービンインペラと同軸一体のポンプインペラ17
が組み込まれている。このポンプインペラ17と当該ポ
ンプインペラ17よりも下流側の吸気管14の途中に形
成されたサージタンク18との間の吸気管14の途中に
は、機関12の燃焼室13側への吸入空気量を調整する
ためのスロットル弁19が設けられ、更に吸気管14の
最上流端に設けられたエアクリーナ20の下流側には、
エアフローセンサ21が組み込まれている。
【0023】下流側がポンプインペラ17とスロットル
弁19との間の吸気管14内に連通すると共に上流側が
ポンプインペラ17とエアフローセンサ21との間の吸
気管14内に連通するバイパス通路22には、このバイ
パス通路22を開閉し得るバイパス弁23が設けられて
いる。
【0024】このバイパス弁23は、圧縮ばね24が組
み込まれたばね室25と弁体26が突設されたベローズ
27を挾んでこのばね室25と対向するリリーフ室28
とを有し、ばね室25にはスロットル弁19よりも下流
側の吸気管14内に連通する第一の調圧通路29が接続
する一方、リリーフ室28にはポンプインペラ17とス
ロットル弁19との間の吸気管14内に連通する第二の
調圧通路30が接続している。
【0025】前記第一の調圧通路29の途中には、ソレ
ノイド31により開閉が切り換えられて本発明によるア
クチュエータとして機能する三方切換弁32が設けられ
ており、この三方切換弁32はバイパス弁のばね室25
に対してスロットル弁19より下流側の吸気管14内及
びポンプインペラ17とスロットル弁19との間の吸気
管14内の何れか一方を車両の加減速状態に応じて連通
させるものである。
【0026】このため、三方切換弁32を介してばね室
25側に連通し得る調圧切換通路33が第二の調圧通路
30に接続している。又、三方切換弁32のソレノイド
31に対する通電の制御は、電子制御ユニット34から
の指令に基づいて行われるが、非通電時にはこの三方切
換弁32に組み込まれた圧縮ばね35のばね力により、
ばね室25と調圧切換通路33とが連通した状態となる
【0027】前記スロットル弁19には、その開度を検
出するスロットル開度センサ36とスロットル弁19の
全閉状態を検出するアイドルスイッチ37とが組み付け
られ、これらの検出信号が電子制御ユニット34に出力
され、電子制御ユニット34はこれらの検出信号に基づ
いて三方切換弁32のソレノイド31に対する通電を制
御するようになっている。
【0028】この処理の流れを表す図2に示すように、
まずS1にてスロットル開度センサ36からの検出信号
やアイドルスイッチ37オン/オフ情報等の入力データ
を読み込み、S2にてアイドルスイッチ37がオフ状態
であるか否かを判定する。
【0029】このS2のステップにてアイドルスイッチ
37がオフ状態である、即ちスロットル弁19が全閉状
態ではないと判断すると、S3にて単位時間当たりのス
ロットル開度の変化量、つまりスロットル開度変化率d
θが予め設定した負の判定値−ΘSよりも小さいか否か
を判定する。
【0030】このS3のステップにてスロットル開度変
化率dθが負の判定値−ΘSよりも小さい、即ちスロッ
トル弁19が比較的急速に閉じつつあると判断した場合
には、S4にてソレノイド31に対する通電時間の終了
を規定するためのタイマーのカウントダウンを開始し、
S5にてソレノイド31に対する通電を行って前記S1
のステップに戻る。
【0031】これにより、三方切換弁32の圧縮ばね3
5のばね力に抗して弁棒38が図中、上方に押し上げら
れて調圧切換通路33を塞ぐと共に第一の調圧通路29
を開放し始める。この結果、スロットル弁19の上流側
と下流側とでの圧力差に対応してバイパス弁23の弁体
26が図中、上方に持ち上げられ、バイパス通路112
が開いた状態となり、ポンプインペラ17により圧縮さ
れた吸入空気はバイパス通路22及びエアフローセンサ
21とスロットル弁19との間の吸気管14を循環し始
める。
【0032】つまり、スロットル弁19が吸気管14内
を塞ぐ方向に動き始めると、これに対応してバイパス通
路22が開く方向にバイパス弁23が直ちに作動するた
め、吸気脈動によるエアフローセンサ21側への悪影響
を回避することができる。
【0033】前記S3のステップにてスロットル開度変
化率dθが負の判定値−ΘSよりも大きい、即ちスロッ
トル弁19が閉じ方が緩やかであるか或いはスロットル
弁19が開放側に動いていると判断した場合には、S6
にて今度はスロットル開度変化率dθが予め設定した正
の判定値ΘOよりも大きいか否かを判定する。
【0034】このS6のステップにてスロットル開度変
化率dθが正の判定値ΘOよりも大きくない、即ちスロ
ットル弁19の開閉動作緩やかであると判断した場合に
は、S4のステップにて開始されたタイマーのカウント
ダウンが終了したか否かをS7にて判定する。
【0035】そして、このS7のステップにてタイマー
のカウントが0である、つまりカウントダウンが終了し
ていると判断した場合には、S8にてソレノイド31に
対する通電を中止し、再び前記S1のステップに戻る。
【0036】これにより、三方切換弁32の圧縮ばね3
5のばね力が作用して弁棒38が図中、下方に押し下げ
られ、バイパス弁23のばね室25と調圧切換通路33
とが連通状態となる。この結果、ばね室25内の圧力は
ポンプインペラ17とスロットル弁19との間の吸気管
14内の圧縮状態の吸気と同じになり、弁体26はこの
吸気の圧力と圧縮ばね24のばね力とで図中、下方に押
し下げられ、バイパス通路22が強制的に塞がれる。
【0037】つまり、スロットル弁19が急速に塞がら
ない状態ではバイパス通路22を塞ぐことにより、ター
ボ過給機を正常に機能させ、ポンプインペラ17により
圧縮された吸気が機関12の燃焼室13側に強制的に送
り込み、車両の加速性を向上させることができる。
【0038】なお、本実施例ではスロットル弁19の開
度をスロットル開度センサ36とアイドルスイッチ37
とで検出するようにしたが、スロットル弁19の全閉状
態をスロットル開度センサ36のみで確実に検出するこ
とができる場合には、アイドルスイッチ37を省略して
も良い。又、本実施例では図4の構成に加えて三方切換
弁32等を追加して車両の加速性を確保するようにした
が、図4に示すバイパス弁に代えて電子制御ユニットに
よりバイパス通路を連続的に開閉するアクチュエータ作
動の調整弁を用いるようにしても良い。
【0039】このような第二の本発明による一実施例の
概念を表す図3に示すように、吸気弁11を介して機関
12の燃焼室13に連通する吸気管14の途中には、排
気弁15を介して機関12の燃焼室13に連通する排気
管16の途中に組み込まれた図示しないタービンインペ
ラと同軸一体のポンプインペラ17が組み込まれている
。このポンプインペラ17と当該ポンプインペラ17よ
りも下流側の吸気管14の途中に形成されたサージタン
ク18との間の吸気管14の途中には、機関12の燃焼
室13側への吸入空気量を調整するためのスロットル弁
19が設けられ、更に吸気管14の最上流端に設けられ
たエアクリーナ20の下流側には、エアフローセンサ2
1が組み込まれている。
【0040】下流側がポンプインペラ17とスロットル
弁19との間の吸気管14内に連通すると共に上流側が
ポンプインペラ17とエアフローセンサ21との間の吸
気管14内に連通するバイパス通路22には、本発明の
アクチュエータであるステッピングモータ39の作動に
よりこのバイパス通路22を開閉し得る開閉調整弁40
が設けられている。
【0041】前記スロットル弁19には、その開度を検
出するスロットル開度センサ36とスロットル弁19の
全閉状態を検出するアイドルスイッチ37とが組み付け
られ、更にポンプインペラ17とスロットル弁19との
間の吸気管14には、この吸気管14の部分の圧力を検
出する圧力センサ41が設けられている。そして、これ
らの検出信号が電子制御ユニット34に出力され、電子
制御ユニット34はこれらの検出信号に基づいて開閉調
整弁40のステッピングモータ39に対する通電を制御
するようになっている。
【0042】従って、車両が減速状態に移行する場合に
は、スロットル弁19が閉じると共にポンプインペラ1
7とスロットル弁19との間の吸気管14内の圧力が上
昇する傾向となるため、この状態をスロットル開度セン
サ36及び圧力センサ41からの出力信号に基づいて電
子制御ユニット34が判断し、このような場合にはステ
ッピングモータ39を作動して開閉調整弁40が開く方
向にその開度を制御する。
【0043】これにより、バイパス通路22が開く傾向
となってポンプインペラ17により圧縮された吸気がバ
イパス通路22と吸気管14との間で循環を始めるため
、吸気脈動によるエアフローセンサ21側への悪影響を
回避することができる。
【0044】又、車両が加速状態に移行する場合には、
スロットル弁19が開くと共にポンプインペラ17とス
ロットル弁19との間の吸気管14内の圧力が低下する
傾向となるため、この状態をスロットル開度センサ36
及び圧力センサ41からの出力信号に基づいて電子制御
ユニット34が判断し、このような場合にはステッピン
グモータ39を作動して開閉調整弁40が閉じる方向に
その開度を制御する。
【0045】これにより、バイパス通路22が塞がれる
傾向となってターボ過給機が正常に機能し始め、ポンプ
インペラ17により圧縮された吸気が機関12の燃焼室
13側に強制的に送り込まれ、車両の加速性が向上する
【0046】
【発明の効果】本発明のターボ過給機付き内燃機関によ
ると、電子制御ユニットがスロットル開度センサにより
検出されたスロットル弁の開度に基づいてアクチュエー
タの作動を制御するため、バイパス弁の開閉を迅速に行
うことが可能となり、車両の減速時にエアフローセンサ
の誤動作を防止することに加え、車両の加速性を確保す
るために車両の加減速時に最適なタイミングでバイパス
弁の開閉を制御することができる。
【0047】又、電子制御ユニットがスロットル開度セ
ンサにより検出されたスロットル弁の開度及び圧力セン
サにより検出されるターボ過給機のポンプインペラとス
ロットル弁との間の吸気管内の圧力に基づいてアクチュ
エータの作動を制御するため、車両の加減速状態を迅速
に判定することが可能となり、これに伴ってバイパス弁
の開閉を車両の加減速に先立って行うことが可能となり
、制御の追従性を大幅に改善することができる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1番目の本発明によるターボ過給機付き内燃
機関の一実施例の概略機構を表す概念図である。
【図2】その制御の流れを表すフローチャートである。
【図3】第2番目の本発明によるターボ過給機付き内燃
機関の一実施例の概略機構を表す概念図である。
【図4】吸気系にバイパス通路とバイパス弁とを組み込
んだ従来のターボ過給機付き内燃機関の一例を表す機構
概念図である。
【図5】従来のバイパス弁を用いた車両の加速時におけ
る弁体の押圧力の変化を表すグラフである。
【図6】従来のバイパス弁を用いた車両の減速時におけ
る弁体の押圧力の変化を表すグラフである。
【図7】従来のバイパス弁のリリーフ室及びばね室の圧
力差と弁体のリフト量との関係を表すグラフである。
【符号の説明】
12は機関、14は吸気管、17はポンプインペラ、1
9はスロットル弁、21はエアフローセンサ、22はバ
イパス通路、23はバイパス弁、24は圧縮ばね、25
はばね室、26は弁体、27はベローズ、28はリリー
フ室、29は第一の調圧通路、30は第二の調圧通路、
31はソレノイド、32は三方切換弁、33は調圧切換
通路、34は電子制御ユニット、35は圧縮ばね、36
はスロットル開度センサ、37はアイドルスイッチ、3
8は弁棒、39はステッピングモータ、40は開閉弁、
41は圧力センサである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  上流端がターボ過給機のポンプインペ
    ラよりも上流側の吸気管内に連通すると共に下流端が前
    記ターボ過給機のポンプインペラとスロットル弁との間
    の吸気管内に連通するバイパス通路と、このバイパス通
    路を開閉するためのバイパス弁と、このバイパス弁を開
    閉するアクチュエータと、前記スロットル弁の開度を検
    出するスロットル開度センサと、このスロットル開度セ
    ンサからの検出信号に基づいて前記アクチュエータの作
    動を制御する電子制御ユニットとを具えたターボ過給機
    付き内燃機関。
  2. 【請求項2】  上流端がターボ過給機のポンプインペ
    ラよりも上流側の吸気管内に連通すると共に下流端が前
    記ターボ過給機のポンプインペラとスロットル弁との間
    の吸気管内に連通するバイパス通路と、このバイパス通
    路を開閉するためのバイパス弁と、このバイパス弁を開
    閉するアクチュエータと、前記スロットル弁の開度を検
    出するスロットル開度センサと、前記ターボ過給機のポ
    ンプインペラと前記スロットル弁との間の吸気管内の圧
    力を検出する圧力センサと、これら圧力センサ及びスロ
    ットル開度センサからの検出信号に基づいて前記アクチ
    ュエータの作動を制御する電子制御ユニットとを具えた
    ターボ過給機付き内燃機関。
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