JPH04272331A - 油圧走行車両の駆動制御装置 - Google Patents

油圧走行車両の駆動制御装置

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JPH04272331A
JPH04272331A JP5601591A JP5601591A JPH04272331A JP H04272331 A JPH04272331 A JP H04272331A JP 5601591 A JP5601591 A JP 5601591A JP 5601591 A JP5601591 A JP 5601591A JP H04272331 A JPH04272331 A JP H04272331A
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Akira Tatsumi
辰巳 明
Kazuhiro Ichimura
和弘 一村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホイール式油圧ショベ
ルに代表される油圧走行車両の駆動制御装置に関し、特
に車両降坂時の乗り心地性を改善したものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の油圧制御装置が搭載される油圧
建設機械として例えば図6に示すようなホイール式油圧
ショベルがある。図において、4は走行用油圧モータで
あり、この油圧モータ4の回転によりトランスミッショ
ン101およびプロペラシャフト102を介して後輪1
03が駆動され、車両が走行する。またブームシリンダ
21の伸縮により、フロントアタッチメントの一部であ
るブーム104が昇降される。
【0003】図7は上記ホイール式油圧ショベルの走行
油圧回路の一部を示している。不図示の前後進切換弁を
前進位置に切換えて走行ペダルを操作すると、その操作
量に応じたストローク量で制御弁2が切換わり、これに
より、可変容量油圧ポンプ1からの吐出油が管路91,
制御弁2,管路92aおよびチェック弁31aを経て油
圧モータ4に供給され車両が走行する。車両の速度は走
行ペダルの踏込量に依存する。走行中にペダルを離すと
制御弁2が中立位置に切換わるので、油圧ポンプ1の吐
出油が遮断され、管路92bに吐出された油圧モータ4
からの圧油はカウンタバランス弁3bの絞り3cおよび
制御弁2の絞り2cによって絞られる。これにより、油
圧モータ4の吐出流量が多い場合には、まずクロスオー
バードリリーフ弁32bが開いて大きな油圧ブレーキが
作用し車両が減速する。吐出流量が減少するとリリーフ
弁32bは閉じ、油圧モータ4の吐出油は上記絞り2c
,3cに絞られ、小さな油圧ブレーキが働く。
【0004】また車両の降坂走行時には、油圧モータ4
の負荷が小さくなるので管路92aの圧力(駆動圧)が
低下する。このためカウンタバランス弁3bが閉じて管
路92bの圧油(油圧モータ4の吐出油)が絞り3cに
より絞られ、上述と同様に油圧モータ4に油圧ブレーキ
が作用し、これにより油圧モータ4のオーバーランが防
止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記降
坂走行時にカウンタバランス弁3aが閉じると、油圧モ
ータ4の吐出油が絞られるために管路92aに駆動圧が
たってカウンタバランス弁3aが開き、油圧ブレーキが
解除される。これにより管路92aの圧力が所定値以下
になると再びカウンタバランス弁3aが閉じて油圧ブレ
ーキが働き、以下、それが繰返えされるためにハンチン
グが発生し、乗り心地が悪いという問題がある。
【0006】本発明の目的は、降坂走行時のハンチング
を防止した油圧走行車両の駆動制御装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1〜図
3に対応付けて説明すると、本発明に係る油圧走行車両
の駆動制御装置は、油圧ポンプ1と、この油圧ポンプ1
からの吐出油により駆動される走行用油圧モータ4と、
この油圧モータ4と油圧ポンプ1との間に設けられ、油
圧モータ4の負荷が所定値以下になると油圧モータ4に
油圧ブレーキを付与する油圧ブレーキ弁3a,3bと、
車両が降坂走行中か否かを検出し、降坂走行中のときに
はそれ以外のときよりも油圧ポンプ1の吐出流量を大き
くする流量制御手段60とを具備し、これにより上記問
題点を解決する。請求項2のように、可変容量油圧ポン
プを用い、降坂中にポンプの押除け容積を増大させてポ
ンプ吐出流量を増やすようにしてもよい。
【0008】
【作用】流量制御手段60は、車両が降坂走行中のとき
にはそれ以外のときよりも油圧ポンプ1の吐出流量を大
きくする。これにより、降坂走行時であっても駆動圧が
所定値以上に保持され、油圧ブレーキ弁3a,3bが非
作動のままとなるので、上記ハンチングを防止できる。 なお、本発明の構成を説明する上記課題を解決するため
の手段と作用の項では、本発明を分かり易くするために
実施例の図を用いたが、これにより本発明が実施例に限
定されるものではない。
【0009】
【実施例】−第1の実施例− 図1〜図4により本発明の第1の実施例を説明する。図
2は本発明に係る油圧建設機械の駆動制御装置の一部分
を示す図、図3はその残りの部分を示す図であり、図7
と同様な箇所には同一の符号を付してある。1はエンジ
ン(原動機)27により駆動される可変容量油圧ポンプ
である。エンジン27の回転数は、ガバナ27aのガバ
ナレバー27bをパルスモータ28により回動すること
により制御される。そして、そのエンジン回転数に応じ
た可変容量油圧ポンプ1の吐出油が走行用制御弁2を介
して油圧モータ4に導かれるとともに、作業用制御弁2
0を介して作業用油圧シリンダ21に導かれる。
【0010】車両の走行は、前後進切換弁8を前進(F
位置)または後進(R位置)に切換えパイロット弁6の
ペダル6aを操作することにより行われる。これにより
パイロット油圧ポンプ5からの吐出油がパイロット式制
御弁2のパイロットポート2aまたは2bに導かれ、制
御弁2がパイロット油圧に応じたストローク量で切換わ
り、可変容量油圧ポンプ1からの吐出油が管路91,圧
力補償弁23,制御弁2を経て油圧モータ4に供給され
車両が走行する。
【0011】また作業レバー58を操作すると、その操
作量に応じて減圧弁59で減圧された圧力により油圧パ
イロット式の作業用制御弁20が切換わり、油圧ポンプ
1からの吐出油が管路93,圧力補償弁24および制御
弁20を介して作業用油圧シリンダ21に導かれ、油圧
シリンダ21の伸縮によりブームなどの作業用アタッチ
メントが昇降する。ここで、圧力補償弁23,24は、
油圧モータ4と油圧シリンダ21の作動を独立に補償さ
せ、これらにそれぞれの負荷圧よりも所定圧だけ高い圧
力を油圧ポンプ1から供給させるようにするものである
【0012】可変容量油圧ポンプ1の傾転角、すなわち
押除け容積は、傾転角制御装置40により制御される。 傾転角制御装置40は、エンジン27により駆動される
油圧ポンプ41と、一対の電磁弁42,43と、電磁弁
42,43の切換に応じて油圧ポンプ41からの圧油に
よりピストン位置が制御されるサーボシリンダ44とか
ら成り、サーボシリンダ44のピストン位置に応じて油
圧ポンプ1の傾転角が制御される。ここで、一対の電磁
弁42,43はコントローラ50により切換制御される
【0013】51は、油圧ポンプ1の傾転角θsを検出
する傾転角センサ、52は油圧ポンプ1の吐出圧力Pp
を検出する圧力センサ、53はエンジン27の回転数N
rを検出する回転数センサ、54は、油圧ポンプ1の吐
出圧力とアクチュエータの最大負荷圧力(油圧モータ4
の負荷圧力と油圧シリンダ21の負荷圧力のうち大きい
方の値であり、シャトル弁29にて選択されたものであ
る)との差圧、つまりLS差圧ΔPLSを検出する差圧
センサ、55はガバナレバー27bの回動量Nθを検出
するポテンショメ−タ、56は走行ペダル6aの操作量
に応じたパイロット圧力を検出する圧力センサ、58は
前後進切換弁8の切換位置を検出する位置センサであり
、これらの各センサの検出結果はコントローラ50に入
力される。位置センサ58は、制御弁8がF,R位置に
あるときにハイレベルの信号を、N位置にあるときにロ
−レベルの信号を出力する。さらにSW1はブレーキス
イッチであり、作業時にはオンされ、走行時にはオフさ
れる。ブレーキスイッチSW1がオンされると、不図示
の駐車ブレーキとサービスブレーキの双方が作動し、オ
フされると駐車ブレーキが非作動となり、サービスブレ
ーキがブレーキペダルの操作で作動可能になる。このブ
レーキスイッチSW1がオンされるとハイレベルの信号
が出力され、これがコントローラ50に入力される。
【0014】コントローラ50は図1に示すような制御
回路部60を有している。図1において、ロードセンシ
ング制御部(以下、LS制御部)61は、目標差圧ΔP
LSRと、差圧センサ54で検出されたLS差圧ΔPL
Sとの偏差Δ(PLS)を演算し、この偏差Δ(PLS
)から目標値の変化量ΔθLを演算し、これを積分して
ロードセンシング制御のための目標ポンプ傾転角θLを
求めて出力する。
【0015】トルク制御部62は、回転数センサ53で
検出されたエンジン回転数Nrと、ポテンショメ−タ5
5で検出されたガバナレバー位置Nθとの偏差ΔTを演
算してスピードセンシングを行い、この偏差ΔTからエ
ンジンストールを防止するための目標トルクTpoを演
算し、この目標トルクTpoに圧力センサ52で検出さ
れたポンプ吐出圧力Ppの逆数を乗じて馬力演算を行い
、その値θpsに一時遅れ要素のフィルタをかけて入力
トルク制限制御のための目標ポンプ傾転角θTを求める
【0016】また上記ポンプ吐出圧力Ppは関数発生器
64にも入力され、関数発生器64は、この吐出圧力P
pに応じて図示の特性から目標傾転角θtmaxを求め
る。この特性によれば目標傾転角θtmaxは、吐出圧
力Ppが平地走行時の最小圧力P0以上の場合には一定
であるが、吐出圧力Ppが平地走行時の最小圧力P0未
満になると、吐出圧力Ppが小さいほど大きくなるよう
に設定されている。ここで、吐出圧力PpがP0未満で
あるということは、降坂走行時であることを示しており
、エンジン回転数を一定とすれば、Ppが小さいほど急
坂であることを示している。またP0に対応する傾転角
θ0と、上記LS制御部61およびトルク制御部62で
得られる目標傾転角θL,θTとの関係は、(1)θL
の最大値>θ0 (2)θTの最大値>θ0 とされ、さらにθtmaxの最大値は、油圧ポンプ1の
流量が油圧モータ4の許容回転数を越えない流量となる
ように設定される。
【0017】この関数発生器64の出力、すなわち目標
傾転角θtmaxは選択部65に入力される。選択部6
5にはまた、予めメモリ66内に格納された作業時の最
大傾転角θdmaxが入力される。
【0018】判定部67を構成する比較器67aは、圧
力センサ56により検出されたパイロット圧Ptが予め
設定された所定圧力より高い場合にオンするものであり
、そのオン・オフ信号はアンドゲート回路67bに出力
される。またアンドゲート回路67bには、ブレーキス
イッチSW1のオン・オフ状態と、位置センサ58から
の信号がそれぞれ入力され、■ブレーキスイッチSW1
がオフし(スイッチSW1はロ−レベルの信号を出力)
、■前後進切換弁8がN位置以外(F位置またはR位置
)にあり(位置センサ58はハイレベルの信号を出力)
、■上記パイロット圧Ptが所定値より高い(比較器6
7aはハイレベルの信号を出力)、の3つの条件が全て
満たされたときにのみアンドゲート回路67bがオンす
る。ここで、上記3つの条件が全て満たされるというこ
とは、車両走行状態であることを示している。
【0019】第1の選択部65は、アンドゲート回路6
7bがオフのときには、予めメモリ66内に設定された
作業時の最大傾転角θdmaxを目標傾転角θmaxと
して選択し、アンドゲート回路67bがオンのときには
、関数発生器64の出力、すなわち目標傾転角θtma
xを目標傾転角θmaxとして選択する。
【0020】また第2の選択部63は、上記LS制御部
61およびトルク制御部62および第1の選択部からの
3つの目標傾転角θL,θT、θmaxのうち最も小さ
い値を傾転角指令値θrとして選択し、サーボ制御部6
6に出力する。サ−ボ制御部66は、選択された傾転角
指令値θrと、傾転角センサ51により検出した傾転角
フィ−ドバック値θsとを比較し、ポンプ傾転角θsが
傾転角指令値θrに一致するよう傾転角制御装置40を
制御する。
【0021】ここで、上記LS制御部61によるロード
センシング制御によれば、LS差圧が一定値になるよう
に可変容量油圧ポンプ1の押除け容積が制御され、上記
ポンプ圧がロードセンシング圧よりも所定の目標値だけ
高く保持されるので、ポンプ吐出流量が制御弁2または
20の要求流量になるようにポンプ傾転角が制御され、
余分な流量を吐出することがなく絞り損失による無駄が
なくなり燃費および操作性の向上が図れる。またトルク
制御部62による入力トルク制御によれば、油圧ポンプ
1のトルクがエンジン27の出力トルクの範囲内に保持
され、エンジン27に過負荷が作用するのが防止される
【0022】次に、本実施例における可変容量油圧ポン
プ1のP−Q線図について説明する。本実施例では、L
S制御部61とトルク制御部62からそれぞれ目標傾転
角θL,θTが出力されるとともに、選択部65から最
大傾転角θmaxが出力され、選択部63で最も小さい
値が選択されるから、傾転角の最大値は最大傾転角θm
axで制限される。そして、基本P−Q線図をトルク制
御部62で設定するとともに走行時最大傾転角を作業時
よりも小さくし、さらに走行時のエンジン回転数を作業
時のエンジン回転数よりも高くして、図4のP−Q線図
を得る。図4において、Tが走行時のP−Q線図、Dが
作業時のP−Q線図である。
【0023】したがって、油圧ポンプ1の最大吐出流量
は、図4からわかるように走行時はQtとなり、作業時
はQd(>Qt)となり、走行時の圧力損失を低減でき
、また、ポンプ流量が低減された分だけ油圧モータの押
除け容積を小さくでき、モータ容積効率、トルク効率お
よび圧力損失も含めた効率が向上でき、容量を小さくし
ても所定の走行トルクを得ることができる。さらに、降
坂時はポンプ圧力Ppが所定値P0よりも低くなると、
走行用最大傾転角θtmaxがポンプ圧力Ppが低くく
なるほど大きくなるので、ポンプ最大流量が増加して最
高速度を平地走行時よりも早くできる。
【0024】次に、実施例の動作を説明する。車両を走
行させるに当たり、ブレーキスイッチSW1をオフし、
前後進切換弁8を例えば前進(F位置)に切換え走行ペ
ダル6aを操作すると、パイロット油圧ポンプ5からの
吐出油がパイロット式制御弁2のパイロットポート2a
に導かれ、この制御弁2がパイロット油圧に応じたスト
ローク量で切換わる。これにより、可変容量油圧ポンプ
1からの吐出油が管路91,圧力補償弁23,制御弁2
,管路92aおよびチェック弁31aを経て油圧モータ
4に供給され、油圧モータ4が回転して車両が走行する
。車両の速度は走行ペダル6aの踏込量に依存する。
【0025】ここで車両走行時には、上述した■■■の
条件が全て満足されるので、アンドゲート回路67b(
図1)がオンし、したがって第1の選択部65は関数発
生器64で求められる傾転角θtmaxを目標傾転角θ
maxとして選択する。そして平地走行時の場合には、
油圧ポンプ1の吐出圧力Ppが平地走行時の最小圧力P
0以上となり、関数発生器64で求められる傾転角θt
max、すなわち目標傾転角θmaxはθ0となる。第
2の選択部63は目標傾転角θmax,θL,θTの最
小値を傾転角指令値θrとして選択し、サーボ制御部6
6では、選択された傾転角指令値θrと、傾転角センサ
51により検出した傾転角フィ−ドバック値θsとを比
較し、ポンプ傾転角θsが傾転角指令値θrに一致する
よう傾転角制御装置40を制御する。
【0026】車両が降坂走行状態に入ると、油圧モータ
4に働く負荷が小さくなるので油圧ポンプ1の吐出圧力
Ppが低下して平地走行時の最小圧力P0未満となる。 このため関数発生器64は上記傾転角θ0よりも大きい
傾転角θtmaxを出力し、これが第1の選択部65に
て目標傾転角θmaxとして選択される。そして、θm
ax<θLかつθmax<θTの場合には、θmaxが
第2の選択部63で傾転角指令値θrとして選択され、
ポンプ傾転角θsが制御される。これによれば、ポンプ
傾転角θsは平地走行時よりも大きくなり、油圧ポンプ
1の吐出流量が増加する。したがって、管路92aの駆
動圧が所定値以上に保持され、カウンタバランス弁3b
は開状態で保持され、その結果、従来のハンチングが防
止される。
【0027】また上述したように、関数発生器64で得
られる目標傾転角θtmaxの最大値は、油圧ポンプ1
の流量が油圧モータ4の許容回転数を越えない流量とな
るように設定されているので、いかなる場合でも油圧モ
ータ4がオーバーランすることはない。
【0028】さらに、上記■■■の条件の少なくともい
ずれかが満足されない場合(例えば作業時)には、アン
ドゲート回路67bがオフするので、選択部65ではメ
モリ66に格納された作業時の最大傾転角θdmaxが
目標回転数θmaxとして選択され、この目標回転数θ
max、および目標回転数θL,θTのうち最小のもの
が回転数指令値θrとして選択される。
【0029】以上の実施例の構成において、カウンタバ
ランス弁3a,3bが油圧ブレーキ弁を、コントローラ
50の制御回路部60が流量制御手段をそれぞれ構成す
る。
【0030】−第2の実施例− 次に、図5により本発明の第2の実施例を説明する。図
5において、本実施例における制御回路部60’では、
LS制御部61からの目標傾転角θLとトルク制御部6
2からの目標傾転角θTのうちの小さい方が選択部63
’にて目標回転数θminとして選択される。そして、
この選択された目標回転数θminおよび上記関数発生
器64で求められた傾転角θtmaxのうちいずれかが
選択部68で選択される。すなわち選択部68は、上記
アンドゲート回路67bがオフの場合(走行時以外の場
合)には、目標回転数θminを回転数指令値θrとし
て選択し、アンドゲート回路67bがオンの場合(走行
時の場合)には、目標回転数θtmaxを回転数指令値
θrとして選択する。
【0031】これによっても、降坂走行時に油圧ポンプ
1の傾転角θsが平地走行時よりも増加してポンプ吐出
流量が増加し、上述したと同様にカウンタバランス弁3
bを開状態で保持してハンチングを防止することができ
るとともに、油圧モータ4のオーバーランを防止できる
。なお本実施例では、上述した(1),(2)の条件は
不要である。
【0032】また以上の第1および第2の実施例では、
油圧ポンプ1の傾転角(押除け容積)を大きくして吐出
流量を増大させるようにしたが、エンジン回転数を高く
して吐出流量を増大させるようにしてもよい。この場合
、油圧ポンプは固定容量でもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、車両が降坂走行中のと
きには降坂以外の走行時よりも油圧ポンプの吐出流量を
大きくするようにしたので、上記駆動圧が所定値以上に
保持され、油圧ブレーキ弁が開状態を保持し、これによ
り従来のハンチングが防止され、乗り心地性の改善が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す制御系のブロック
図である。
【図2】駆動制御装置の一部分を示す構成図である。
【図3】図2の残りの部分を示す構成図である。
【図4】油圧ポンプのP−Q線図である。
【図5】第2の実施例を示す制御系のブロック図である
【図6】ホイール式油圧ショベルの側面図である。
【図7】走行油圧回路の一部を示す図である。
【符号の説明】
1  可変容量油圧ポンプ 2  走行用制御弁 2c  絞り 3a,3b  カウンタバランス弁 3c  絞り 4  走行用油圧モータ 6  パイロット弁 6a  走行ペダル 8  前後進切換弁 20  作業用制御弁 21  作業用シリンダ 27  エンジン(原動機) 28  パルスモータ 31a,31b  チェック弁 32a,32b  クロスオーバードリリーフ弁40 
 傾転制御装置 50  コントローラ 51  傾転角センサ 52  圧力センサ 53  回転数センサ 54  差圧センサ 55  ポテンショメ−タ 56  圧力センサ 57  回転数設定装置 57a  燃料レバー 58  位置センサ 60,60’  制御回路部 61  LS制御部 62  トルク制御部 63  第2の選択部 64  関数発生器 65  第1の選択部 66  サ−ボ制御部 67  判定部 SW1  ブレーキスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  油圧ポンプと、この油圧ポンプからの
    吐出油により駆動される走行用油圧モータと、この油圧
    モータと前記油圧ポンプとの間に設けられ、油圧モータ
    の負荷が所定値以下になると油圧モータに油圧ブレーキ
    を付与する油圧ブレーキ弁と、車両が降坂走行中か否か
    を検出し、降坂走行中のときにはそれ以外のときよりも
    前記油圧ポンプの吐出流量を大きくする流量制御手段と
    を具備することを特徴とする油圧走行車両の駆動制御装
    置。
  2. 【請求項2】  前記油圧ポンプは可変容量形とされ、
    前記流量制御手段は、降坂走行中のときにはそれ以外の
    ときよりも前記可変容量形油圧ポンプの押除け容積を増
    大させて前記吐出流量を大きくすることを特徴とする請
    求項1に記載の油圧走行車両の駆動制御装置。
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