JP2002081540A - ホイール式油圧走行車両の速度制御装置 - Google Patents
ホイール式油圧走行車両の速度制御装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/38—Control of exclusively fluid gearing
- F16H61/40—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
- F16H61/4061—Control related to directional control valves, e.g. change-over valves, for crossing the feeding conduits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
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- F16H61/38—Control of exclusively fluid gearing
- F16H61/40—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
- F16H61/46—Automatic regulation in accordance with output requirements
- F16H61/47—Automatic regulation in accordance with output requirements for achieving a target output speed
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ホイール式油圧ショベルの車両最高速度を効
率的に低減させる。 【解決手段】 アクセルペダル22の操作によって発生
するパイロット圧P1を減圧弁27または電磁弁26を
介して可変容量ポンプ3A,3Bのレギュレータ11A,
11Bに導く。電磁弁26は速度制限スイッチ30の操
作によって切り換えられ、スイッチ30をオンすると、
レギュレータ11A,11Bに作用するパイロット圧P
2の上限は減圧弁27で制限される。これによって、モ
ータ1を大型化することなく車両最高速度を抑えること
ができ、効率的である。
率的に低減させる。 【解決手段】 アクセルペダル22の操作によって発生
するパイロット圧P1を減圧弁27または電磁弁26を
介して可変容量ポンプ3A,3Bのレギュレータ11A,
11Bに導く。電磁弁26は速度制限スイッチ30の操
作によって切り換えられ、スイッチ30をオンすると、
レギュレータ11A,11Bに作用するパイロット圧P
2の上限は減圧弁27で制限される。これによって、モ
ータ1を大型化することなく車両最高速度を抑えること
ができ、効率的である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホイール式油圧ショベ
ル等のホイール式油圧走行車両の速度制御装置に関す
る。
ル等のホイール式油圧走行車両の速度制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ホイール式油圧ショベル等の車両は、本
体に設けられる油圧ポンプから吐出される圧油を駆動源
とし、この圧油を走行用油圧モータに供給することで走
行駆動する。その車両の最高速度は、各国の採用する規
格によって定められている。走行油圧モータにはモータ
傾転を調整するための調整代が設けられ、最高速の規制
が厳しい国に輸出する場合には、従来はモータ傾転をモ
ータに設けられるプラグ(調整ネジのようなもの)など
により、その可動範囲を調整し、最高速を強制的に制限
していた。また、タイヤの径を大きくした場合にも、モ
ータの傾転をプラグによって調整し、最高速を制限して
いた。
体に設けられる油圧ポンプから吐出される圧油を駆動源
とし、この圧油を走行用油圧モータに供給することで走
行駆動する。その車両の最高速度は、各国の採用する規
格によって定められている。走行油圧モータにはモータ
傾転を調整するための調整代が設けられ、最高速の規制
が厳しい国に輸出する場合には、従来はモータ傾転をモ
ータに設けられるプラグ(調整ネジのようなもの)など
により、その可動範囲を調整し、最高速を強制的に制限
していた。また、タイヤの径を大きくした場合にも、モ
ータの傾転をプラグによって調整し、最高速を制限して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、我が国において
は、ホイール式油圧ショベル等を高速走行させる傾向に
ある。そのため、油圧ポンプの大型化などによりポンプ
吐出量を増やして最高速を上昇させている。しかしなが
ら、最高速の規制の厳しい国に輸出する場合やタイヤの
径を大きくした場合、ポンプの大型化によりポンプの吐
出量を増加させるとその分だけモータ傾転量を増加させ
なければならず、調整代が不足するおそれがある。この
ような問題を回避するため、油圧モータを大型化して十
分な調整代を確保することが考えられる。しかしなが
ら、車両の高速化を目指してポンプ吐出量を増やしたの
に、油圧モータを大型化して最高速を抑えたのでは、不
合理であり、無駄が大きい。
は、ホイール式油圧ショベル等を高速走行させる傾向に
ある。そのため、油圧ポンプの大型化などによりポンプ
吐出量を増やして最高速を上昇させている。しかしなが
ら、最高速の規制の厳しい国に輸出する場合やタイヤの
径を大きくした場合、ポンプの大型化によりポンプの吐
出量を増加させるとその分だけモータ傾転量を増加させ
なければならず、調整代が不足するおそれがある。この
ような問題を回避するため、油圧モータを大型化して十
分な調整代を確保することが考えられる。しかしなが
ら、車両の高速化を目指してポンプ吐出量を増やしたの
に、油圧モータを大型化して最高速を抑えたのでは、不
合理であり、無駄が大きい。
【0004】本発明の目的は、効率よく車両の最高速を
抑えることができるホイール式油圧走行車両の速度制御
装置を提供することにある。
抑えることができるホイール式油圧走行車両の速度制御
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】実施の形態の図面に対応
づけて本発明を説明する。 (1)請求項1の発明は、図1、9に示すように、原動
機2で駆動される可変容量油圧ポンプ3A,3Bと、油
圧ポンプ3A,3Bの傾転量を調節するポンプ傾転調節
手段11A,11B,60と、油圧ポンプ3A,3Bから
吐出される圧油で駆動される走行用油圧モータ1と、油
圧ポンプ3A,3Bから油圧モータ1に供給される圧油
の流れを制御する制御弁4A,4Bとを有するホイール
式油圧走行車両の速度制御装置に適用される。そして、
油圧モータ1の最高速度を制限する指令を出力する制限
指令手段30と、指令が出力されると、油圧ポンプ3
A,3Bの傾転量の最大値を第1の値qp1に制限し、
指令が出力されないとき、第1の値qp1よりも大きい
第2の値qpmaxに制限するようにポンプ傾転調節手段
11A,11B,60を制御する制限手段26,27,6
4,65とを備えることにより上述した目的は達成され
る。 (2)請求項2の発明は、請求項1に記載のホイール式
油圧走行車両の速度制御装置において、図1に示すよう
に、走行指令を出力する走行指令手段31を有し、制限
手段26,27は、走行指令が出力されると、制限指令
手段30からの指令を有効化し、走行指令が出力されな
いとき、制限指令手段30からの指令を無効化して油圧
ポンプ3A,3Bの傾転量を第2の値qpmaxに制限する
ようにポンプ傾転調節手段11A,11Bを制御するも
のである。 (3)請求項3の発明は、請求項1または2に記載のホ
イール式油圧走行車両の速度制御装置において、第1の
値qp1を可変としたものである。
づけて本発明を説明する。 (1)請求項1の発明は、図1、9に示すように、原動
機2で駆動される可変容量油圧ポンプ3A,3Bと、油
圧ポンプ3A,3Bの傾転量を調節するポンプ傾転調節
手段11A,11B,60と、油圧ポンプ3A,3Bから
吐出される圧油で駆動される走行用油圧モータ1と、油
圧ポンプ3A,3Bから油圧モータ1に供給される圧油
の流れを制御する制御弁4A,4Bとを有するホイール
式油圧走行車両の速度制御装置に適用される。そして、
油圧モータ1の最高速度を制限する指令を出力する制限
指令手段30と、指令が出力されると、油圧ポンプ3
A,3Bの傾転量の最大値を第1の値qp1に制限し、
指令が出力されないとき、第1の値qp1よりも大きい
第2の値qpmaxに制限するようにポンプ傾転調節手段
11A,11B,60を制御する制限手段26,27,6
4,65とを備えることにより上述した目的は達成され
る。 (2)請求項2の発明は、請求項1に記載のホイール式
油圧走行車両の速度制御装置において、図1に示すよう
に、走行指令を出力する走行指令手段31を有し、制限
手段26,27は、走行指令が出力されると、制限指令
手段30からの指令を有効化し、走行指令が出力されな
いとき、制限指令手段30からの指令を無効化して油圧
ポンプ3A,3Bの傾転量を第2の値qpmaxに制限する
ようにポンプ傾転調節手段11A,11Bを制御するも
のである。 (3)請求項3の発明は、請求項1または2に記載のホ
イール式油圧走行車両の速度制御装置において、第1の
値qp1を可変としたものである。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【実施の形態】−第1の実施の形態− 図1〜8を参照して本発明の第1の実施の形態を説明す
る。なお、以下では、本発明をホイール式油圧ショベル
に適用した場合について説明する。ホイ−ル式油圧ショ
ベルは、走行体上に旋回体を旋回可能に搭載し、この旋
回体に作業用アタッチメントを取付けたものである。
る。なお、以下では、本発明をホイール式油圧ショベル
に適用した場合について説明する。ホイ−ル式油圧ショ
ベルは、走行体上に旋回体を旋回可能に搭載し、この旋
回体に作業用アタッチメントを取付けたものである。
【0008】図1は、本発明が適用されるホイール式油
圧ショベルの走行用油圧回路図であり、第1の実施の形
態に係わる速度制御装置の構成を示している。図1に示
すように、エンジン(原動機)2によりそれぞれ駆動さ
れる一対の可変容量型メインポンプ3A,3Bからの吐
出油は、一対のコントロールバルブ4A,4Bによりそ
の方向および流量がそれぞれ制御され、カウンタバラン
スバルブ5を内蔵したブレーキバルブ6を経て可変容量
型走行モータ1に供給される。走行モータ1の回転はト
ランスミッション7によって変速され、プロペラシャフ
ト8,アクスル9を介してタイヤ10に伝達され、ホイ
ール式油圧ショベルが走行する。トランスミッションの
変速比は不図示のレバー操作によりロー/ハイいずれか
に決定される。なお、メインポンプ3A,3Bからの吐
出油(図1の)は、例えばブーム、アーム、バケット
からなる作業用アタッチメントの駆動用油圧回路(図
5)や旋回体の旋回用油圧回路にも導かれる。
圧ショベルの走行用油圧回路図であり、第1の実施の形
態に係わる速度制御装置の構成を示している。図1に示
すように、エンジン(原動機)2によりそれぞれ駆動さ
れる一対の可変容量型メインポンプ3A,3Bからの吐
出油は、一対のコントロールバルブ4A,4Bによりそ
の方向および流量がそれぞれ制御され、カウンタバラン
スバルブ5を内蔵したブレーキバルブ6を経て可変容量
型走行モータ1に供給される。走行モータ1の回転はト
ランスミッション7によって変速され、プロペラシャフ
ト8,アクスル9を介してタイヤ10に伝達され、ホイ
ール式油圧ショベルが走行する。トランスミッションの
変速比は不図示のレバー操作によりロー/ハイいずれか
に決定される。なお、メインポンプ3A,3Bからの吐
出油(図1の)は、例えばブーム、アーム、バケット
からなる作業用アタッチメントの駆動用油圧回路(図
5)や旋回体の旋回用油圧回路にも導かれる。
【0009】パイロット回路は、パイロットポンプ21
と、アクセルペダル22の踏込みに応じてパイロット2
次圧力を発生する走行パイロットバルブ23と、このパ
イロットバルブ23に後続しパイロットバルブ23への
戻り油を遅延するスローリターンバルブ24と、このス
ローリターンバルブ24に接続し車両の前進、後進、中
立を選択する前後進切換バルブ25とを有する。前後進
切換バルブ25はステアリングの近傍に設けられる不図
示の操作レバーの操作によって切り換えられる。パイロ
ット回路からのパイロット圧はコントロールバルブ4
A,4Bのパイロットポートに作用し、コントロールバ
ルブ4A,4Bを駆動する。このときのバルブストロー
ク量をアクセルペダルで調整することで車両の走行速度
を調整することができる。
と、アクセルペダル22の踏込みに応じてパイロット2
次圧力を発生する走行パイロットバルブ23と、このパ
イロットバルブ23に後続しパイロットバルブ23への
戻り油を遅延するスローリターンバルブ24と、このス
ローリターンバルブ24に接続し車両の前進、後進、中
立を選択する前後進切換バルブ25とを有する。前後進
切換バルブ25はステアリングの近傍に設けられる不図
示の操作レバーの操作によって切り換えられる。パイロ
ット回路からのパイロット圧はコントロールバルブ4
A,4Bのパイロットポートに作用し、コントロールバ
ルブ4A,4Bを駆動する。このときのバルブストロー
ク量をアクセルペダルで調整することで車両の走行速度
を調整することができる。
【0010】メインポンプ3A,3Bの傾転量はポンプ
レギュレータ11A,11Bによりそれぞれ調整され
る。ポンプレギュレータ11A,11Bはポジコン制限
部11Pとトルク制限部11Tをそれぞれ備える。スロ
ーリターン弁24を通過したパイロット圧P1は電磁弁
26または減圧弁27を介し、シャトル弁28を通過し
てポジコン制限部11Pに導かれ、ポジティブコントロ
ール制御(略してポジコン制御)が行われる。なお、シ
ャトル弁28には作業用アタッチメントなど他の油圧回
路からのパイロット圧が導かれ(図1の)、高圧選択
された圧油がポジコン制限部11Pに作用する。
レギュレータ11A,11Bによりそれぞれ調整され
る。ポンプレギュレータ11A,11Bはポジコン制限
部11Pとトルク制限部11Tをそれぞれ備える。スロ
ーリターン弁24を通過したパイロット圧P1は電磁弁
26または減圧弁27を介し、シャトル弁28を通過し
てポジコン制限部11Pに導かれ、ポジティブコントロ
ール制御(略してポジコン制御)が行われる。なお、シ
ャトル弁28には作業用アタッチメントなど他の油圧回
路からのパイロット圧が導かれ(図1の)、高圧選択
された圧油がポジコン制限部11Pに作用する。
【0011】ポジコン制御とは周知のようにアクセルペ
ダル22の操作量の増加に伴いポジコン制限部11Pに
作用する制御圧(ポジコン圧)P2を増加させてポンプ
押除け容積(傾転角、傾転量あるいは単に傾転ともい
う)を増加するという制御である。電磁弁26が位置イ
に切り換えられると、パイロットバルブ23からのパイ
ロット圧P1がポジコン制限部11Pにそのまま作用す
る。これによって、ポンプ傾転量は図2に示すように特
性S1に沿って比例的に増加し、ペダル操作量が最大s
maxのときポンプ傾転量はqpmaxとなる。これに対し、
電磁弁26が位置ロに切り換えられると、パイロット圧
P1は減圧弁27を介して導かれるため、ポジコン圧P
2は減圧弁27で規定された値に制限される。その結
果、ポンプ傾転量は図2に示すように特性S2に沿って
変化し、ペダル22を最大smaxに操作しても、ポンプ
傾転量は所定値qp1以上に増加しない。減圧弁27の
バネ設定圧は手動操作によって変更可能であり、これに
よって所定値qp1を微調整することができる。
ダル22の操作量の増加に伴いポジコン制限部11Pに
作用する制御圧(ポジコン圧)P2を増加させてポンプ
押除け容積(傾転角、傾転量あるいは単に傾転ともい
う)を増加するという制御である。電磁弁26が位置イ
に切り換えられると、パイロットバルブ23からのパイ
ロット圧P1がポジコン制限部11Pにそのまま作用す
る。これによって、ポンプ傾転量は図2に示すように特
性S1に沿って比例的に増加し、ペダル操作量が最大s
maxのときポンプ傾転量はqpmaxとなる。これに対し、
電磁弁26が位置ロに切り換えられると、パイロット圧
P1は減圧弁27を介して導かれるため、ポジコン圧P
2は減圧弁27で規定された値に制限される。その結
果、ポンプ傾転量は図2に示すように特性S2に沿って
変化し、ペダル22を最大smaxに操作しても、ポンプ
傾転量は所定値qp1以上に増加しない。減圧弁27の
バネ設定圧は手動操作によって変更可能であり、これに
よって所定値qp1を微調整することができる。
【0012】電磁弁26のソレノイドは速度制限スイッ
チ30を介してブレーキスイッチ31のT接点31Tに
接続されている。速度制限スイッチ30は工場出荷時等
に操作されるかくしスイッチであり、オペレータによる
操作を禁止している。ブレーキスイッチ31は走行,作
業,駐車時に対応する位置に操作され、走行時にT接点
31Tに、作業時にW接点31Wに、駐車時にP接点3
1Pにそれぞれ切り換えられる。ブレーキスイッチ31
のT接点31Tには駐車ブレーキ解除用のソレノイド3
2が接続され、W接点31Wにはサービスブレーキ作動
用のソレノイド33が接続されている。これによって、
ブレーキスイッチ31がT接点31Tに切り換えられる
と駐車ブレーキを解除し、ブレーキペダルによるサービ
スブレーキの作動を許容する。作業位置31Wに切り換
えられると駐車ブレーキとサービスブレーキを作動す
る。駐車位置31Pに切り換えられると駐車ブレーキを
作動する。速度制限スイッチ30はブレーキスイッチ3
1がT接点31Tに切り換えられたときに有効となり、
速度制限スイッチ30のオン/オフにより電磁弁26が
位置ロ/イにそれぞれ切り換えられる。その他の場合
は、電磁弁26は常に位置イに切り換えられる。
チ30を介してブレーキスイッチ31のT接点31Tに
接続されている。速度制限スイッチ30は工場出荷時等
に操作されるかくしスイッチであり、オペレータによる
操作を禁止している。ブレーキスイッチ31は走行,作
業,駐車時に対応する位置に操作され、走行時にT接点
31Tに、作業時にW接点31Wに、駐車時にP接点3
1Pにそれぞれ切り換えられる。ブレーキスイッチ31
のT接点31Tには駐車ブレーキ解除用のソレノイド3
2が接続され、W接点31Wにはサービスブレーキ作動
用のソレノイド33が接続されている。これによって、
ブレーキスイッチ31がT接点31Tに切り換えられる
と駐車ブレーキを解除し、ブレーキペダルによるサービ
スブレーキの作動を許容する。作業位置31Wに切り換
えられると駐車ブレーキとサービスブレーキを作動す
る。駐車位置31Pに切り換えられると駐車ブレーキを
作動する。速度制限スイッチ30はブレーキスイッチ3
1がT接点31Tに切り換えられたときに有効となり、
速度制限スイッチ30のオン/オフにより電磁弁26が
位置ロ/イにそれぞれ切り換えられる。その他の場合
は、電磁弁26は常に位置イに切り換えられる。
【0013】ポンプレギュレータ11A,11Bのトル
ク制限部11Tにはポンプ吐出圧力がフィードバックさ
れ、馬力制御が行なわれる。馬力制御とは図3に示すよ
うないわゆるP−qp制御である。この馬力制御によ
り、ポンプ吐出圧力とポンプ傾転量とで決定される負荷
がエンジン出力を上回らないように、レギュレータ11
A,11Bによってポンプ傾転量が制御される。すなわ
ち、上記フィードバックポンプ圧力がレギュレータ11
A,11Bに導かれると、図3のP―qp線図に沿って
ポンプ傾転量が制御される。図3はペダル操作量が最大
smaxのときの特性図であり、パイロット圧P1がポジ
コン制限部11Pにそのまま作用するときは、特性Pq
1で示すように、ポンプ傾転量の最大値はqpmaxとな
る。パイロット圧P1が減圧弁27で制限されてポジコ
ン制限部11Pに導かれるときは、特性Pq2で示すよ
うに、ポンプ傾転量の最大値はqp1となる。
ク制限部11Tにはポンプ吐出圧力がフィードバックさ
れ、馬力制御が行なわれる。馬力制御とは図3に示すよ
うないわゆるP−qp制御である。この馬力制御によ
り、ポンプ吐出圧力とポンプ傾転量とで決定される負荷
がエンジン出力を上回らないように、レギュレータ11
A,11Bによってポンプ傾転量が制御される。すなわ
ち、上記フィードバックポンプ圧力がレギュレータ11
A,11Bに導かれると、図3のP―qp線図に沿って
ポンプ傾転量が制御される。図3はペダル操作量が最大
smaxのときの特性図であり、パイロット圧P1がポジ
コン制限部11Pにそのまま作用するときは、特性Pq
1で示すように、ポンプ傾転量の最大値はqpmaxとな
る。パイロット圧P1が減圧弁27で制限されてポジコ
ン制限部11Pに導かれるときは、特性Pq2で示すよ
うに、ポンプ傾転量の最大値はqp1となる。
【0014】走行モータ1は自己圧傾転制御機構を備え
ており、モータ駆動圧力Pmとモータ傾転量qmの関係
を示す特性線図である図4に示すように、圧力がPm1
〜Pm2の間で、モータ傾転量qmはqmmaxとqmmin
との間でポンプ圧力に依存して増減する。圧力は図1に
示すようにシャトルバルブ13から走行モータ1のコン
トロールピストン14,サーボピストン15に作用す
る。圧力が所定値Pm1以上になるとコントロールピス
トン14が切り換えられてサーボピストン15のボトム
室に圧油が導かれ、モータ傾転量を大きくし、圧力が所
定値Pm2以上になるとモータ傾転量を最大qmmaxと
して走行モータ1を低速・高トルクで駆動する。ポンプ
圧力が所定値Pm1以下では、図示のようにコントロー
ルピストン14が切り換えられ、モータ傾転量を最小q
mminとして走行モータ1を高速・低トルクで駆動す
る。
ており、モータ駆動圧力Pmとモータ傾転量qmの関係
を示す特性線図である図4に示すように、圧力がPm1
〜Pm2の間で、モータ傾転量qmはqmmaxとqmmin
との間でポンプ圧力に依存して増減する。圧力は図1に
示すようにシャトルバルブ13から走行モータ1のコン
トロールピストン14,サーボピストン15に作用す
る。圧力が所定値Pm1以上になるとコントロールピス
トン14が切り換えられてサーボピストン15のボトム
室に圧油が導かれ、モータ傾転量を大きくし、圧力が所
定値Pm2以上になるとモータ傾転量を最大qmmaxと
して走行モータ1を低速・高トルクで駆動する。ポンプ
圧力が所定値Pm1以下では、図示のようにコントロー
ルピストン14が切り換えられ、モータ傾転量を最小q
mminとして走行モータ1を高速・低トルクで駆動す
る。
【0015】次に、図1を用いて走行用油圧回路の基本
的な動作を説明する。図1は速度制限スイッチ30がオ
フで、前後進切換バルブ25が中立(N位置)、走行パ
イロットバルブ23が操作されていない状態を示してい
る。したがって、コントロールバルブ4A,4Bは中立
位置にあって、メインポンプ3からの圧油はタンクに戻
り、車両は停止している。その状態から前後進切換バル
ブ25を前進(F位置)または後進(R位置)に切り換
え、アクセルペダル22を踏込み操作すると、アクセル
ペダル22の操作に比例してパイロット圧P1が発生す
る。そのパイロット圧P1は前後進切換バルブ25を通
って前進側パイロット圧油または後進側パイロット圧油
として出力され、コトロールバルブ4A,4Bのパイロ
ットポートに作用する。これによって、コントロールバ
ルブ4A,4Bはパイロット圧P1に応じてF位置また
はR位置に切り換えられる。走行パイロット圧油は図1
の圧力センサ41で検出され、後述するパイロット圧力
信号Ptとして出力される。
的な動作を説明する。図1は速度制限スイッチ30がオ
フで、前後進切換バルブ25が中立(N位置)、走行パ
イロットバルブ23が操作されていない状態を示してい
る。したがって、コントロールバルブ4A,4Bは中立
位置にあって、メインポンプ3からの圧油はタンクに戻
り、車両は停止している。その状態から前後進切換バル
ブ25を前進(F位置)または後進(R位置)に切り換
え、アクセルペダル22を踏込み操作すると、アクセル
ペダル22の操作に比例してパイロット圧P1が発生す
る。そのパイロット圧P1は前後進切換バルブ25を通
って前進側パイロット圧油または後進側パイロット圧油
として出力され、コトロールバルブ4A,4Bのパイロ
ットポートに作用する。これによって、コントロールバ
ルブ4A,4Bはパイロット圧P1に応じてF位置また
はR位置に切り換えられる。走行パイロット圧油は図1
の圧力センサ41で検出され、後述するパイロット圧力
信号Ptとして出力される。
【0016】走行中にアクセルペダル22を離すと走行
パイロットバルブ23がパイロットポンプ21からの圧
油を遮断し、その出口ポートがタンクと連通される。こ
の結果、コントロールバルブ4A,4Bのパイロットポ
ートに作用していた圧油が前後進切換バルブ25,スロ
ーリターンバルブ24,走行パイロットバルブ23を介
してタンクに戻る。このとき、スローリターンバルブ2
4の絞りにより戻り油が絞られるから、コントロールバ
ルブ4A,4Bは徐々に中立位置に切り換わる。コント
ロールバルブ4A,4Bが中立位置に切り換わると、メ
インポンプ3A,3Bからの吐出油はタンクへ戻り、走
行モータ1への駆動圧油の供給が遮断され、カウンタバ
ランスバルブ5も図示の中立位置に切り換わる。
パイロットバルブ23がパイロットポンプ21からの圧
油を遮断し、その出口ポートがタンクと連通される。こ
の結果、コントロールバルブ4A,4Bのパイロットポ
ートに作用していた圧油が前後進切換バルブ25,スロ
ーリターンバルブ24,走行パイロットバルブ23を介
してタンクに戻る。このとき、スローリターンバルブ2
4の絞りにより戻り油が絞られるから、コントロールバ
ルブ4A,4Bは徐々に中立位置に切り換わる。コント
ロールバルブ4A,4Bが中立位置に切り換わると、メ
インポンプ3A,3Bからの吐出油はタンクへ戻り、走
行モータ1への駆動圧油の供給が遮断され、カウンタバ
ランスバルブ5も図示の中立位置に切り換わる。
【0017】この場合、車体は慣性力により走行を続
け、走行モータ1はモータ作用からポンプ作用に変わ
り、図中Bポート側が吸入、Aポート側が吐出となる。
走行モータ1からの圧油は、カウンタバランスバルブ5
の絞り(中立絞り)により絞られるため、カウンタバラ
ンスバルブ5と走行モータ1との間の圧力が上昇して走
行モータ1にブレーキ圧として作用する。これにより走
行モータ1はブレーキトルクを発生し車体を制動させ
る。ポンプ作用中に吸入油量が不足すると、走行モータ
1にはメイクアップポート16より油量が補充される。
ブレーキ圧はリリーフバルブ17,18により、その最
高圧力が規制される。
け、走行モータ1はモータ作用からポンプ作用に変わ
り、図中Bポート側が吸入、Aポート側が吐出となる。
走行モータ1からの圧油は、カウンタバランスバルブ5
の絞り(中立絞り)により絞られるため、カウンタバラ
ンスバルブ5と走行モータ1との間の圧力が上昇して走
行モータ1にブレーキ圧として作用する。これにより走
行モータ1はブレーキトルクを発生し車体を制動させ
る。ポンプ作用中に吸入油量が不足すると、走行モータ
1にはメイクアップポート16より油量が補充される。
ブレーキ圧はリリーフバルブ17,18により、その最
高圧力が規制される。
【0018】リリーフバルブ17,18の戻り油は走行
モータ1の吸入側に導かれているので、リリーフ中はモ
ータ内部で閉回路となり、作動油温が上昇し機器に悪影
響を及ぼすおそれがある。そのため、カウンタバランス
バルブ5の中立絞りから小流量の圧油を逃がしてコント
ロールバルブ4A,4Bに導き、コントロールバルブ4
A,4B内ではA,Bポートを連通し(A−B連通)、
再度、走行モータ1吸入側に戻す循環回路を形成し、作
動油温を冷却している。
モータ1の吸入側に導かれているので、リリーフ中はモ
ータ内部で閉回路となり、作動油温が上昇し機器に悪影
響を及ぼすおそれがある。そのため、カウンタバランス
バルブ5の中立絞りから小流量の圧油を逃がしてコント
ロールバルブ4A,4Bに導き、コントロールバルブ4
A,4B内ではA,Bポートを連通し(A−B連通)、
再度、走行モータ1吸入側に戻す循環回路を形成し、作
動油温を冷却している。
【0019】下り坂でアクセルペダル22を離している
場合は、上述した減速時同様、油圧ブレーキが発生し、
車両を制動させながら慣性走行で坂を下る。降坂時は、
アクセルペダル22を踏込み操作している場合でもカウ
ンタバランスバルブ5が作動し、メインポンプ3A,3
Bから走行モータ1への流入流量に応じたモータ回転速
度(走行速度)になるよう油圧ブレーキ圧を発生させ
る。
場合は、上述した減速時同様、油圧ブレーキが発生し、
車両を制動させながら慣性走行で坂を下る。降坂時は、
アクセルペダル22を踏込み操作している場合でもカウ
ンタバランスバルブ5が作動し、メインポンプ3A,3
Bから走行モータ1への流入流量に応じたモータ回転速
度(走行速度)になるよう油圧ブレーキ圧を発生させ
る。
【0020】図5は作業アタッチメント油圧回路を代表
してブーム油圧回路を示している。なお、図示は省略す
るがアーム油圧回路、バケット油圧回路なども同様に構
成されている。ブーム操作レバー35を操作すると、そ
の操作量に応じて減圧弁(パイロットバルブ)36で減
圧された圧力により油圧パイロット切換式のブーム用制
御弁37が切換わり、メインポンプ(例えば3A)から
の吐出油が制御弁37を介してブームシリンダ38に導
かれ、ブームシリンダ38の伸縮によりブームが昇降す
る。ブーム操作レバー35をブーム上げ側に操作すると
ブームシリンダ38のボトム側にメインポンプからの吐
出油が供給され、ブーム下げ側に操作するとブームシリ
ンダ38のロッド側にメインポンプからの吐出油が供給
される。減圧弁37からのパイロット圧はシャトル弁3
9を介して図1のシャトル弁28に導かれる。
してブーム油圧回路を示している。なお、図示は省略す
るがアーム油圧回路、バケット油圧回路なども同様に構
成されている。ブーム操作レバー35を操作すると、そ
の操作量に応じて減圧弁(パイロットバルブ)36で減
圧された圧力により油圧パイロット切換式のブーム用制
御弁37が切換わり、メインポンプ(例えば3A)から
の吐出油が制御弁37を介してブームシリンダ38に導
かれ、ブームシリンダ38の伸縮によりブームが昇降す
る。ブーム操作レバー35をブーム上げ側に操作すると
ブームシリンダ38のボトム側にメインポンプからの吐
出油が供給され、ブーム下げ側に操作するとブームシリ
ンダ38のロッド側にメインポンプからの吐出油が供給
される。減圧弁37からのパイロット圧はシャトル弁3
9を介して図1のシャトル弁28に導かれる。
【0021】続いて、エンジン回転数の制御について説
明する。図6はエンジン回転数を制御する制御回路のブ
ロック図であり、CPUなどで構成されるコントローラ
50により各機器が制御される。エンジン2のガバナ5
1は、リンク機構52を介してパルスモータ53に接続
され、パルスモータ53の回転によりエンジン2の回転
数が制御される。すなわち、パルスモータ53の正転で
回転数が上昇し、逆転で低下する。このパルスモータ5
3の回転は、コントローラ50からの制御信号により制
御される。ガバナ51にはリンク機構52を介してポテ
ンショメ−タ54が接続される。このポテンショメ−タ
54によりエンジン2の回転数に応じたガバナレバー角
度を検出し、エンジン制御回転数Nθとしてコントロー
ラ50に入力される。コントローラ50にはまた、運転
室に設けられた燃料レバー55aの手動操作に応じた目
標回転数FLを指令するポテンショメータ55と、走行
パイロット圧力Ptを検出するパイロット圧力センサ4
1とがそれぞれ接続されている。燃料レバー55aは主
に作業時の回転数を設定する際に操作され、手を離して
もその位置で保持される。
明する。図6はエンジン回転数を制御する制御回路のブ
ロック図であり、CPUなどで構成されるコントローラ
50により各機器が制御される。エンジン2のガバナ5
1は、リンク機構52を介してパルスモータ53に接続
され、パルスモータ53の回転によりエンジン2の回転
数が制御される。すなわち、パルスモータ53の正転で
回転数が上昇し、逆転で低下する。このパルスモータ5
3の回転は、コントローラ50からの制御信号により制
御される。ガバナ51にはリンク機構52を介してポテ
ンショメ−タ54が接続される。このポテンショメ−タ
54によりエンジン2の回転数に応じたガバナレバー角
度を検出し、エンジン制御回転数Nθとしてコントロー
ラ50に入力される。コントローラ50にはまた、運転
室に設けられた燃料レバー55aの手動操作に応じた目
標回転数FLを指令するポテンショメータ55と、走行
パイロット圧力Ptを検出するパイロット圧力センサ4
1とがそれぞれ接続されている。燃料レバー55aは主
に作業時の回転数を設定する際に操作され、手を離して
もその位置で保持される。
【0022】図7はコントローラ50の詳細を説明する
概念図である。関数発生器501はアクセルペダル22
の踏み込み量に比例した走行用目標エンジン回転数Nt
を出力し、関数発生器502は燃料レバー55aの操作
量に比例した目標エンジン回転数Ndを出力する。すな
わち、関数発生器501は、走行パイロット圧力センサ
41で検出されるパイロット圧Ptとエンジン2の目標
回転数を対応付けた関数(回転数特性)L1によって定
まる走行目標回転数Ntを出力する。関数発生器502
は、燃料レバー55aの操作量に依存した信号FLとエ
ンジン2の目標回転数を対応づけた関数(回転数特性)
L2によって定まる作業レバー目標回転数Ndを出力す
る。これら目標回転数Nt,Ndは特性L1,L2によっ
て定められたアイドル回転数Ntmin,Ndminと最大回
転数Ntmax,Ndmaxの間で決定される。なお、特性L
1はL2よりも目標回転数の立ち上がり、すなわち傾き
が急峻となっており、アイドル回転数はNtmin>Ndm
in、最大回転数はNtmax>Ndmaの関係を満たすよう
に設定されている。
概念図である。関数発生器501はアクセルペダル22
の踏み込み量に比例した走行用目標エンジン回転数Nt
を出力し、関数発生器502は燃料レバー55aの操作
量に比例した目標エンジン回転数Ndを出力する。すな
わち、関数発生器501は、走行パイロット圧力センサ
41で検出されるパイロット圧Ptとエンジン2の目標
回転数を対応付けた関数(回転数特性)L1によって定
まる走行目標回転数Ntを出力する。関数発生器502
は、燃料レバー55aの操作量に依存した信号FLとエ
ンジン2の目標回転数を対応づけた関数(回転数特性)
L2によって定まる作業レバー目標回転数Ndを出力す
る。これら目標回転数Nt,Ndは特性L1,L2によっ
て定められたアイドル回転数Ntmin,Ndminと最大回
転数Ntmax,Ndmaxの間で決定される。なお、特性L
1はL2よりも目標回転数の立ち上がり、すなわち傾き
が急峻となっており、アイドル回転数はNtmin>Ndm
in、最大回転数はNtmax>Ndmaの関係を満たすよう
に設定されている。
【0023】関数発生器501から出力される目標回転
数Ntと関数発生器502から出力される目標回転数N
dとは最大値選択回路503に入力され、ここで両者が
比較される。最大値選択回路503は2入力のうち大き
い方を選択する。最大値選択回路503から出力される
目標回転数は、目標回転数Nyとしてサーボ制御部50
4に入力される。サーボ制御部504では目標回転数N
yがポテンショメ−タ54により検出したガバナレバー
の変位量に相当する制御回転数Nθと比較され、図8に
示す手順にしたがって両者が一致するようパルスモータ
53が制御される。
数Ntと関数発生器502から出力される目標回転数N
dとは最大値選択回路503に入力され、ここで両者が
比較される。最大値選択回路503は2入力のうち大き
い方を選択する。最大値選択回路503から出力される
目標回転数は、目標回転数Nyとしてサーボ制御部50
4に入力される。サーボ制御部504では目標回転数N
yがポテンショメ−タ54により検出したガバナレバー
の変位量に相当する制御回転数Nθと比較され、図8に
示す手順にしたがって両者が一致するようパルスモータ
53が制御される。
【0024】図8において、まずステップS21で目標
回転数指令値Nyと制御回転数Nθとをそれぞれ読み込
み、ステップS22に進む。ステップS22では、Nθ
−Nyの結果を回転数差Aとしてメモリに格納し、ステ
ップS23において、予め定めた基準回転数差Kを用い
て、|A|≧Kか否かを判定する。肯定されるとステッ
プS24に進み、回転数差A>0か否かを判定し、A>
0ならば制御回転数Nθが目標回転数指令値Nyよりも
大きい、つまり制御回転数が目標回転数よりも高いか
ら、エンジン回転数を下げるためステップS25でモー
タ逆転を指令する信号をパルスモータ53に出力する。
これによりパルスモータ53が逆転しエンジン2の回転
数が低下する。
回転数指令値Nyと制御回転数Nθとをそれぞれ読み込
み、ステップS22に進む。ステップS22では、Nθ
−Nyの結果を回転数差Aとしてメモリに格納し、ステ
ップS23において、予め定めた基準回転数差Kを用い
て、|A|≧Kか否かを判定する。肯定されるとステッ
プS24に進み、回転数差A>0か否かを判定し、A>
0ならば制御回転数Nθが目標回転数指令値Nyよりも
大きい、つまり制御回転数が目標回転数よりも高いか
ら、エンジン回転数を下げるためステップS25でモー
タ逆転を指令する信号をパルスモータ53に出力する。
これによりパルスモータ53が逆転しエンジン2の回転
数が低下する。
【0025】一方、A≦0ならば制御回転数Nθが目標
回転数指令値Nyよりも小さい、つまり制御回転数が目
標回転数よりも低いから、エンジン回転数を上げるため
ステップS26でモータ正転を指令する信号を出力す
る。これにより、パルスモータ53が正転し、エンジン
2の回転数が上昇する。ステップS23が否定されると
ステップS27に進んでモータ停止信号を出力し、これ
によりエンジン2の回転数が一定値に保持される。ステ
ップS25〜S27を実行すると始めに戻る。
回転数指令値Nyよりも小さい、つまり制御回転数が目
標回転数よりも低いから、エンジン回転数を上げるため
ステップS26でモータ正転を指令する信号を出力す
る。これにより、パルスモータ53が正転し、エンジン
2の回転数が上昇する。ステップS23が否定されると
ステップS27に進んでモータ停止信号を出力し、これ
によりエンジン2の回転数が一定値に保持される。ステ
ップS25〜S27を実行すると始めに戻る。
【0026】以上のように構成された速度制御装置の特
徴的な動作を説明する。 (1)最高速大仕様 国内仕様などで車両最高速を大きく設定する場合には、
速度制限スイッチ30をオフする。これによって、ブレ
ーキスイッチ31をT接点31Tに切り換えても電磁弁
26のソレノイドは通電されず、ポンプ傾転量は最大値
qpmaxまで上昇可能となる。ここで、燃料レバー55
aを最小に操作し、アクセルペダル22を非操作とする
と、ポンプ傾転量、エンジン回転数とも最小とされる。
その状態から前後進切換バルブ25を前進または後進に
切り換え、アクセルペダルを22踏み込み操作すると、
踏み込み量に応じて走行パイロット圧P1およびポジコ
ン圧P2が増加する。これによって、エンジン回転数が
図7の特性L1に沿って制御され、ポンプ傾転量が図2
の特性S1に沿って制御される。その結果、ペダル22
を最大に踏み込み操作した場合には図3の特性Pq1に
示すようにポンプ傾転量が最大値qpmaxまで上昇可能
となり、車両を最高速で走行可能となる。
徴的な動作を説明する。 (1)最高速大仕様 国内仕様などで車両最高速を大きく設定する場合には、
速度制限スイッチ30をオフする。これによって、ブレ
ーキスイッチ31をT接点31Tに切り換えても電磁弁
26のソレノイドは通電されず、ポンプ傾転量は最大値
qpmaxまで上昇可能となる。ここで、燃料レバー55
aを最小に操作し、アクセルペダル22を非操作とする
と、ポンプ傾転量、エンジン回転数とも最小とされる。
その状態から前後進切換バルブ25を前進または後進に
切り換え、アクセルペダルを22踏み込み操作すると、
踏み込み量に応じて走行パイロット圧P1およびポジコ
ン圧P2が増加する。これによって、エンジン回転数が
図7の特性L1に沿って制御され、ポンプ傾転量が図2
の特性S1に沿って制御される。その結果、ペダル22
を最大に踏み込み操作した場合には図3の特性Pq1に
示すようにポンプ傾転量が最大値qpmaxまで上昇可能
となり、車両を最高速で走行可能となる。
【0027】作業時にはブレーキスイッチ31をW接点
31Wに切り換える。また、燃料レバー55aを操作
し、エンジン回転数を作業に適した値に設定する。その
状態で例えばブーム操作レバー35を操作すると、その
操作量に応じたパイロット圧がポジコン制限部11Pに
作用し、ポンプ傾転量が制御される。
31Wに切り換える。また、燃料レバー55aを操作
し、エンジン回転数を作業に適した値に設定する。その
状態で例えばブーム操作レバー35を操作すると、その
操作量に応じたパイロット圧がポジコン制限部11Pに
作用し、ポンプ傾転量が制御される。
【0028】(2)最高速小仕様 輸出仕様などで車両最高速を小さく設定する場合には、
速度制限スイッチ30をオンする。これによって、電磁
弁26は位置ロに切り換えられ、ポジコン制限部11P
に作用するポジコン圧P2の上限は減圧弁27で制限さ
れる。その結果、エンジン回転数は図7の特性L1に沿
って制御されるものの、ポンプ傾転量は図2の特性S2
に沿って制御され、ポンプ傾転量の最大値が低減され
る。これによって、最大ポンプ吐出量が抑えられ、車両
最高速が制限される。なお、タイヤの径が変化すると車
両速度が変化するため車両最高速を設定し直す必要があ
るが、この場合には減圧弁27のバネ設定圧を調整して
ポジコン圧P2の上限値を決めればよい。
速度制限スイッチ30をオンする。これによって、電磁
弁26は位置ロに切り換えられ、ポジコン制限部11P
に作用するポジコン圧P2の上限は減圧弁27で制限さ
れる。その結果、エンジン回転数は図7の特性L1に沿
って制御されるものの、ポンプ傾転量は図2の特性S2
に沿って制御され、ポンプ傾転量の最大値が低減され
る。これによって、最大ポンプ吐出量が抑えられ、車両
最高速が制限される。なお、タイヤの径が変化すると車
両速度が変化するため車両最高速を設定し直す必要があ
るが、この場合には減圧弁27のバネ設定圧を調整して
ポジコン圧P2の上限値を決めればよい。
【0029】作業時にはブレーキスイッチ30の切り換
えにより電磁弁26は位置に切り換えられるので、最高
速大仕様と同様、ポンプ傾転量は減圧弁27で制限され
ることなく最大値qpmaxまで上昇可能である。
えにより電磁弁26は位置に切り換えられるので、最高
速大仕様と同様、ポンプ傾転量は減圧弁27で制限され
ることなく最大値qpmaxまで上昇可能である。
【0030】このように第1の実施の形態によると、速
度制限スイッチ30のオンにより減圧弁27で設定され
た値にポンプ傾転の上限を制限するようにした。これに
よって、モータ1を大型化することなく、効率よく車両
の最高速度を抑えることができる。また、走行時以外は
スイッチ30の操作を無効化したので、作業時にポンプ
能力を最大限に発揮することができ、馬力不足など他の
アクチュエータの駆動に悪影響を与えることはない。さ
らに、エンジン回転数はスイッチ30の操作とは無関係
なので、P−qp特性のカーブをむやみに変化させるこ
とはなく、ポンプ傾転量の制御がソフト的にも容易であ
る。
度制限スイッチ30のオンにより減圧弁27で設定され
た値にポンプ傾転の上限を制限するようにした。これに
よって、モータ1を大型化することなく、効率よく車両
の最高速度を抑えることができる。また、走行時以外は
スイッチ30の操作を無効化したので、作業時にポンプ
能力を最大限に発揮することができ、馬力不足など他の
アクチュエータの駆動に悪影響を与えることはない。さ
らに、エンジン回転数はスイッチ30の操作とは無関係
なので、P−qp特性のカーブをむやみに変化させるこ
とはなく、ポンプ傾転量の制御がソフト的にも容易であ
る。
【0031】さらにまた、コントロールバルブ4A,4
Bの駆動を強制的に制限する方式では、すなわち、コン
トロールバルブ4A,4Bの一方を強制的に中立位置に
戻す方式では、モータ1への流量の変化量が大きくな
り、他のアクチュエータとの複合操作の時に速度が出な
いなどの問題が発生する。しかしながら、本実施の形態
ではポンプ傾転量を制限し、コントロールバルブ4A,
4Bの駆動を制限しないので、このような問題が生じる
こともない。
Bの駆動を強制的に制限する方式では、すなわち、コン
トロールバルブ4A,4Bの一方を強制的に中立位置に
戻す方式では、モータ1への流量の変化量が大きくな
り、他のアクチュエータとの複合操作の時に速度が出な
いなどの問題が発生する。しかしながら、本実施の形態
ではポンプ傾転量を制限し、コントロールバルブ4A,
4Bの駆動を制限しないので、このような問題が生じる
こともない。
【0032】−第2の実施の形態− 図9を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態ではポジコン制御と馬力制御によって
ポンプ傾転量を制御したが、第2の実施の形態では馬力
制御のみでポンプ傾転量を制御する。図9は第2の実施
の形態に係わる速度制御装置を構成する主にポンプレギ
ュレータの詳細を示す回路図である。なお、図1と同一
の箇所には同一の符号を付し、その説明を省略するとと
もに、図9に示した以外の構成は図1と同様であり、そ
の説明を省略する。
第1の実施の形態ではポジコン制御と馬力制御によって
ポンプ傾転量を制御したが、第2の実施の形態では馬力
制御のみでポンプ傾転量を制御する。図9は第2の実施
の形態に係わる速度制御装置を構成する主にポンプレギ
ュレータの詳細を示す回路図である。なお、図1と同一
の箇所には同一の符号を付し、その説明を省略するとと
もに、図9に示した以外の構成は図1と同様であり、そ
の説明を省略する。
【0033】図9に示すように、ポンプ3A,3Bのレ
ギュレータ60のシリンダボトム室には自己のポンプ圧
力が作用し、ポンプ斜板に連結されたピストン61は最
大傾転部62と最小傾転部63の間で移動可能となって
いる。レギュレータ60のシリンダボトム室には油圧シ
リンダ64のピストン64aが挿入されている。シリン
ダ64のボトム室は速度制限スイッチ30の操作によっ
て切り換えられる電磁切換弁65を介し、油圧源66ま
たはタンクに連通されている。速度制限スイッチ30を
オンすると、シリンダ64のボトム室には油圧源66か
らの圧油が作用し、シリンダ64のピストン64aが図
の右方に移動する。このとき、ピストン64aの先端は
最大傾転部62よりも右方に達するように設定される。
これによって、レギュレータ60のピストン61が右方
へ押され、ポンプ最大傾転量はピストン64aで規定さ
れた値となる。速度制限スイッチ30がオフのときは、
ピストン61は右方に押されることなく、ポンプ最大傾
転量は最大傾転部62で規定された値となる。
ギュレータ60のシリンダボトム室には自己のポンプ圧
力が作用し、ポンプ斜板に連結されたピストン61は最
大傾転部62と最小傾転部63の間で移動可能となって
いる。レギュレータ60のシリンダボトム室には油圧シ
リンダ64のピストン64aが挿入されている。シリン
ダ64のボトム室は速度制限スイッチ30の操作によっ
て切り換えられる電磁切換弁65を介し、油圧源66ま
たはタンクに連通されている。速度制限スイッチ30を
オンすると、シリンダ64のボトム室には油圧源66か
らの圧油が作用し、シリンダ64のピストン64aが図
の右方に移動する。このとき、ピストン64aの先端は
最大傾転部62よりも右方に達するように設定される。
これによって、レギュレータ60のピストン61が右方
へ押され、ポンプ最大傾転量はピストン64aで規定さ
れた値となる。速度制限スイッチ30がオフのときは、
ピストン61は右方に押されることなく、ポンプ最大傾
転量は最大傾転部62で規定された値となる。
【0034】なお、油圧源66として、図1に示す走行
パイロットバルブ23の下流側管路から分岐させた圧油
を利用することも可能である。この場合、アクセルペダ
ル22を操作したときのみ、圧油が油圧シリンダ64に
供給可能となるため、走行操作時のみ速度制限スイッチ
30のオンにより、ポンプ最大傾転量を規定することが
できる。
パイロットバルブ23の下流側管路から分岐させた圧油
を利用することも可能である。この場合、アクセルペダ
ル22を操作したときのみ、圧油が油圧シリンダ64に
供給可能となるため、走行操作時のみ速度制限スイッチ
30のオンにより、ポンプ最大傾転量を規定することが
できる。
【0035】このように第2の実施の形態によると、ポ
ジコン制御を行わないものについても速度制限スイッチ
30のオンによってポンプ傾転の上限が制限される。こ
れによって、モータ1を大型化することなく、効率よく
車両の最高速度を抑えることができる。
ジコン制御を行わないものについても速度制限スイッチ
30のオンによってポンプ傾転の上限が制限される。こ
れによって、モータ1を大型化することなく、効率よく
車両の最高速度を抑えることができる。
【0036】なお、ネガティブコントロール制御、すな
わち、すべての操作レバーが非操作時にポンプ傾転量を
最小にするものにも本発明を適用することができる。ま
た、上記実施の形態では、アクセルペダル22または燃
料レバー55aの操作量に応じてエンジン目標回転数を
設定する例を示したが、アップダウンスイッチで目標回
転数を設定するものにも本発明を適用することができ
る。さらに、上記実施の形態では、走行用油圧回路に油
圧ポンプ3A,3Bとコントロールバルブ4A,4Bをそ
れぞれ一対備えたが、必ずしも複数備える必要はない。
また、ホイール式油圧ショベル以外のホイール式油圧走
行車両にも本発明を同様に適用できる。
わち、すべての操作レバーが非操作時にポンプ傾転量を
最小にするものにも本発明を適用することができる。ま
た、上記実施の形態では、アクセルペダル22または燃
料レバー55aの操作量に応じてエンジン目標回転数を
設定する例を示したが、アップダウンスイッチで目標回
転数を設定するものにも本発明を適用することができ
る。さらに、上記実施の形態では、走行用油圧回路に油
圧ポンプ3A,3Bとコントロールバルブ4A,4Bをそ
れぞれ一対備えたが、必ずしも複数備える必要はない。
また、ホイール式油圧ショベル以外のホイール式油圧走
行車両にも本発明を同様に適用できる。
【0037】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、ポンプレギュレータ11A,11Bおよび60がポ
ンプ傾転調節手段を、コントロールバルブ4A,4Bが
制御弁を、速度制限スイッチ30が制限指令手段を、電
磁弁26と減圧弁27および油圧シリンダ64と電磁切
換弁65が制限手段をそれぞれ構成し、qp1が第1の
値に、qpmaxが第2の値にそれぞれ対応する。
て、ポンプレギュレータ11A,11Bおよび60がポ
ンプ傾転調節手段を、コントロールバルブ4A,4Bが
制御弁を、速度制限スイッチ30が制限指令手段を、電
磁弁26と減圧弁27および油圧シリンダ64と電磁切
換弁65が制限手段をそれぞれ構成し、qp1が第1の
値に、qpmaxが第2の値にそれぞれ対応する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下のような効果を奏することができる。 (1)請求項1の発明によれば、制限指令手段により最
高速度の制限指令が出力されるとポンプ傾転量の最大値
を第1の値に制限し、指令が出力されないと出し1の値
よりも大きい第2の値に制限するようにした。これによ
って、モータを大型化することなく効率よく車両の最高
速を抑えることができる。 (2)請求項2の発明によれば、走行指令が出力されな
いとき、最高速度の制限指令を無効化してポンプ傾転量
の最大値を第2の値に制限するようにしたので、作業時
にポンプ能力を最大限に発揮させることができる。 (3)請求項3の発明によれば、ポンプ傾転量の制限値
である第1の値を可変としたので、タイヤの径が変化し
た場合等で車両の最高速を微調整しなければならないと
きにも、容易に対応することができる。
下のような効果を奏することができる。 (1)請求項1の発明によれば、制限指令手段により最
高速度の制限指令が出力されるとポンプ傾転量の最大値
を第1の値に制限し、指令が出力されないと出し1の値
よりも大きい第2の値に制限するようにした。これによ
って、モータを大型化することなく効率よく車両の最高
速を抑えることができる。 (2)請求項2の発明によれば、走行指令が出力されな
いとき、最高速度の制限指令を無効化してポンプ傾転量
の最大値を第2の値に制限するようにしたので、作業時
にポンプ能力を最大限に発揮させることができる。 (3)請求項3の発明によれば、ポンプ傾転量の制限値
である第1の値を可変としたので、タイヤの径が変化し
た場合等で車両の最高速を微調整しなければならないと
きにも、容易に対応することができる。
【図1】第1の実施の形態に係る速度制御装置を有する
ホイール式油圧ショベルの走行用油圧回路図。
ホイール式油圧ショベルの走行用油圧回路図。
【図2】図1の可変容量油圧ポンプのポジコン制限部の
特性を示す図。
特性を示す図。
【図3】図1の可変容量油圧ポンプのP−qp線図。
【図4】図1の可変容量油圧モータのP−qm線図。
【図5】作業機油圧回路のうちブーム回路を示す図。
【図6】エンジン回転数を制御する制御回路を説明する
図。
図。
【図7】図6に示す制御回路の詳細を説明する図。
【図8】エンジン回転数の制御手順を示すフローチャー
ト。
ト。
【図9】第2の実施の形態に係る速度制御装置の要部を
示す油圧回路図。
示す油圧回路図。
1 走行モータ 2 エンジン 3A,3B 油圧ポンプ 4A,4B コント
ロールバルブ 11A,11B ポンプレギュレータ 26 電磁弁 27 減圧弁 30 速度制限ス
イッチ 31 ブレーキスイッチ 60 ポンプレギ
ュレータ 64 油圧シリンダ 65 電磁切換弁
ロールバルブ 11A,11B ポンプレギュレータ 26 電磁弁 27 減圧弁 30 速度制限ス
イッチ 31 ブレーキスイッチ 60 ポンプレギ
ュレータ 64 油圧シリンダ 65 電磁切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D003 AA01 AB01 AB05 AB06 BA01 CA04 DA03 DA04 DB02 DB04 DC02 3H089 AA32 CC09 DA03 DA07 DA13 DB03 DB05 DB08 DB33 DB46 DB49 EE07 EE13 EE14 EE15 EE16 EE22 FF09 GG02 JJ02 JJ20 3J053 AA02 AB02 AB12 AB32 DA02 FB03
Claims (3)
- 【請求項1】原動機で駆動される可変容量油圧ポンプ
と、 前記油圧ポンプの傾転量を調節するポンプ傾転調節手段
と、 前記油圧ポンプから吐出される圧油で駆動される走行用
油圧モータと、 前記油圧ポンプから前記油圧モータに供給される圧油の
流れを制御する制御弁とを有するホイール式油圧走行車
両の速度制御装置において、 前記油圧モータの最高速度を制限する指令を出力する制
限指令手段と、 前記指令が出力されると、前記油圧ポンプの傾転量の最
大値を第1の値に制限し、前記指令が出力されないと
き、前記第1の値よりも大きい第2の値に制限するよう
に前記ポンプ傾転調節手段を制御する制限手段とを備え
ることを特徴とするホイール式油圧走行車両の速度制御
装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のホイール式油圧走行車両
の速度制御装置において、 走行指令を出力する走行指令手段を有し、前記制限手段
は、前記走行指令が出力されると、前記制限指令手段か
らの指令を有効化し、前記走行指令が出力されないと
き、前記制限指令手段からの指令を無効化して前記油圧
ポンプの傾転量を前記第2の値に制限するように前記ポ
ンプ傾転調節手段を制御することを特徴とするホイール
式油圧走行車両の速度制御装置。 - 【請求項3】請求項1または2に記載のホイール式油圧
走行車両の速度制御装置において、 前記第1の値を可変としたことを特徴とするホイール式
油圧走行車両の速度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000273737A JP2002081540A (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | ホイール式油圧走行車両の速度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000273737A JP2002081540A (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | ホイール式油圧走行車両の速度制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002081540A true JP2002081540A (ja) | 2002-03-22 |
Family
ID=18759623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000273737A Pending JP2002081540A (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | ホイール式油圧走行車両の速度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002081540A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-09-08 JP JP2000273737A patent/JP2002081540A/ja active Pending
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