JPH04271652A

JPH04271652A - ターミナルアダプタ

Info

Publication number: JPH04271652A
Application number: JP3314091A
Authority: JP
Inventors: Toshiharu Imanishi; 今西　利晴
Original assignee: Omron Corp; Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1991-02-27
Filing date: 1991-02-27
Publication date: 1992-09-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、アナログ用端末装置
およびディジタル用端末装置をＩＳＤＮ等のディジタル
公衆網に接続するためのターミナルアダプタに関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ファクシミリ／モデム等のアナロ
グ用端末装置をＩＳＤＮ等のディジタル公衆網に接続す
るには、いわゆるターミナルアダプタを用いて接続する
方法が知られている。また、このＩＳＤＮ等のディジタ
ル公衆網にディジタル用端末装置を接続する場合は、別
のターミナルアダプタが必要となる。

【０００３】そこで、これらのターミナルアダプタを統
合して１つのターミナルアダプタを構成し、このターミ
ナルアダプタにアナログ用端末装置とディジタル用端末
装置の２種類の端末装置を接続する構成が考えられてい
る。

【０００４】このような構成において、相手端末装置か
らＩＳＤＮ等のディジタル公衆網を介して着信があった
場合、どちらの端末装置に着信させるかを判断する装置
としては、従来、特開平１−２２３８６７号公報に開示
されたものが知られている。この特開平１−２２３８６
７号公報に開示されたものは、エンベロープ変換回路や
モデム等の回路を用いて相手端末装置からの信号により
相手端末装置を識別するものである。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置はエンベロープ変換回路やモデム等の回
路を用いて相手端末装置を識別するため、（１）回路が
複雑になる。（２）部品のコストが上がる。（３）特定のプロトコルを持ったアナログ用端末装置し
か接続できない。という問題点があった。

【０００６】そこで、この発明は、このような従来の問
題点に着目してなされたもので、ＩＳＤＮ等のディジタ
ル公衆網から着信があった場合、アナログ用端末装置に
着信させるか、ディジタル用端末装置に着信させるかを
簡単な構成により判別できるようにしたターミナルアダ
プタを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この発明では、上記目的
を達成するため、アナログ用端末装置およびディジタル
用端末装置をディジタル公衆網に接続するターミナルア
ダプタにおいて、前記ディジタル公衆網からの着信に際
して、前記ディジタル公衆網からの呼設定情報に基づき
前記アナログ用端末装置に対する着信か前記ディジタル
用端末装置に対する着信かを判別する判別手段と、前記
判別手段の判別結果に対応して前記ディジタル公衆網か
らの着信信号の処理を切換える切換手段と、を具備した
ことを特徴とする。

【０００８】

【作用】ディジタル公衆網からの着信に際して、ディジ
タル公衆網からの呼設定情報に含まれる情報転送能力情
報が、例えば、「３．１ｋＨｚオーディオ」であれば切
換手段によりアナログ用端末装置に着信させ、「非制限
ディジタル情報」であればディジタル用端末装置に着信
させるように切換える。

【０００９】

【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。

【００１０】図１は、この発明のターミナルアダプタの
一実施例を全体機能ブロック図で示したものである。ま
た図２はこの実施例のターミナルアダプタを用いて構成
した通信システムの一例を示したものである。

【００１１】図１において、データ端末装置１はアナロ
グ用端末装置またはディジタル用端末装置である。なお
、このデータ端末装置１はアナログ用端末機能とディジ
タル用端末機能の両機能を有するものでもよい。

【００１２】ターミナルアダプタ１０は、データ端末装
置１と接続され、データ端末装置１を制御するための端
末インターフェース部２、ディジタル／アナログ変換機
能を含み、相手アナログ用モデムとの通信ができるプロ
トコル機能を有するモデム部３、アナログ信号とディジ
タル信号の双方向変換ができるアナログ／ディジタル変
換器部４、データ端末装置１からのディジタルデータを
ＴＴＣ標準ＪＴ−Ｖ１１０などに基づいてＩＳＤＮ等の
ディジタル公衆網上のディジタルデータに変換するディ
ジタルデータ変換器部５、ディジタル公衆網と接続する
ためのディジタル網制御装置部６、モデム部３、アナロ
グ／ディジタル変換器部４を介する経路と、ディジタル
データ変換器部５を介する経路とを切換える切換器７ａ
，７ｂから構成される。

【００１３】第２図において、ターミナルアダプタ１０
は、図１に示したこの発明の一実施例に係わるターミナ
ルアダプタ１０と同一構成をとるものであり、このター
ミナルアダプタ１０は、アナログ用端末装置またはディ
ジタル用端末装置からなるデータ端末装置１とＩＳＤＮ
等のディジタル公衆網６０との間に接続される。

【００１４】データ端末装置１ａは通常のディジタル用
端末装置で、このデータ端末装置１ａは通常のディジタ
ル用端末のターミナルアダプタ３０を介してディジタル
公衆網６０に接続されている。このターミナルアダプタ
３０は、図３に示すように、データ端末装置１ａを制御
するための端末インターフェース部３１、データ端末装
置１ａからのディジタルデータをＴＴＣ標準ＪＴ−Ｖ１
１０などに基づいてディジタル公衆網６０上のディジタ
ルデータに変換するディジタルデータ変換器部３２、デ
ィジタル公衆網６０と接続するためのディジタル網制御
装置部３３を備えて構成される。

【００１５】データ端末装置１ｂは通常のアナログ用端
末装置で、このデータ端末装置１ｂは通常のアナログ用
のモデム４ａを介してアナログ公衆網７０に接続されて
いる。このモデム４ａは、図４に示すように、データ端
末装置１ｂを制御するための端末インターフェース部４
１、相手アナログ用モデムとの通信ができるプロトコル
機能を有するモデム部４２、アナログ公衆網７０と接続
するためのアナログ網制御装置部４３を備えて構成され
る。

【００１６】データ端末装置１ｃは通常のアナログ用端
末装置で、このデータ端末装置１ｃは通常のアナログ用
のモデム４ｂ、ターミナルアダプタ５０を介してディジ
タル公衆網６０に接続されている。ここで、モデム４ｂ
は、図４に示したアナログ用のモデム４ａと同様の構成
をとるものであり、ターミナルアダプタ５０は、図５に
示すように、モデム４ｂを介してデータ端末装置１ｃを
制御するためのアナログ端末制御部５１、アナログ信号
とディジタル信号の双方向変換ができるアナログ／ディ
ジタル変換器部５２、ディジタル公衆網６０と接続する
ためのディジタル網制御装置部３３を備えて構成される
。

【００１７】かかる構成において、この発明に係わるタ
ーミナルアダプタ１０に接続されたデータ端末装置１が
モデム４ａに接続されたデータ端末装置１ｂまたはモデ
ム４ｂに接続されたデータ端末装置１ｃと通信をしよう
とする場合は、データ端末装置１からその旨の信号をこ
の発明に係わるターミナルアダプタ１０に送信する。こ
の発明に係わるターミナルアダプタ１０の端末インター
フェース部２（図１）はこの信号を判別して、切換器７
ａをモデム部３、アナログ／ディジタル変換器部４を介
する経路を選択するように切換え、図２に示したモデム
４ａまたはモデム４ｂを選択して通信を開始する。

【００１８】同様に、この発明に係わるターミナルアダ
プタ１０に接続されたデータ端末装置１がターミナルア
ダプタ３０に接続されたデータ端末装置１ａと通信をし
ようとする場合は、データ端末装置１からその旨の信号
をこの発明に係わるターミナルアダプタ１０に送信する
。この発明に係わるターミナルアダプタ１０の端末イン
ターフェース部２（図１）はこの信号を判別して、切換
器７ａをディジタルデータ変換器部５を介する経路を選
択するように切換え、図２に示したターミナルアダプタ
３０を選択して通信を開始する。

【００１９】また、モデム４ａに接続されたデータ端末
装置１ｂまたはモデム４ｂに接続されたデータ端末装置
１ｃからこの発明に係わるターミナルアダプタ１０に対
して通信要求があった場合は、この発明に係わるターミ
ナルアダプタ１０のディジタル網制御装置部６（図１）
がこの要求を判別する。この場合、通信要求の「呼設定
」信号内の「伝達能力」情報要素内にある「情報転送能
力」項が「３．１ｋＨｚオーディオ」であるので、これ
によりディジタル網制御装置部６は切換器７ａを制御し
て、アナログ／ディジタル変換器部４、モデム部３を介
する経路を選択し、データ端末装置１と接続して通信を
開始する。

【００２０】同様に、ターミナルアダプタ３０に接続さ
れたデータ端末装置１ａからこの発明に係わるターミナ
ルアダプタ１０に対して通信要求があった場合は、この
発明に係わるターミナルアダプタ１０のディジタル網制
御装置部６（図１）がこの要求を判別する。この場合、
通信要求の「呼設定」信号内の「伝達能力」情報要素内
にある「情報転送能力」項が「非制限ディジタル情報」
であるので、これによりディジタル網制御装置部６は切
換器７ａを制御して、ディジタルデータ変換器部５を介
する経路を選択し、データ端末装置１と接続して通信を
開始する。

【００２１】ところで、図２の構成において、モデム４
ａに接続されたデータ端末装置１ｂとモデム４ｂに接続
されたデータ端末装置１ｃとの間での相互通信は可能で
あるが、ターミナルアダプタ３０に接続されたデータ端
末装置１ａとモデム４ａに接続されたデータ端末装置１
ｂとの間、ターミナルアダプタ３０に接続されたデータ
端末装置１ａとモデム４ｂに接続されたデータ端末装置
１ｃとの間での相互通信はできない。

【００２２】しかし、この発明のターミナルアダプタ１
０を用いることにより、このターミナルアダプタ１０に
接続されたデータ端末装置１は、ターミナルアダプタ３
０に接続されたデータ端末装置１ａ、モデム４ａに接続
されたデータ端末装置１ｂ、モデム４ｂに接続されたデ
ータ端末装置１ｃのいずれとも相互通信が可能となる。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
ディジタル公衆網からの着信に際して、ディジタル公衆
網からの呼設定情報に含まれる情報転送能力情報が、例
えば、「３．１ｋＨｚオーディオ」であれば切換手段に
よりアナログ用端末装置に着信させ、「非制限ディジタ
ル情報」であればディジタル用端末装置に着信させるよ
うに構成したので、（１）複雑な判断回路が不要となり、ターミタルアダプ
タを構成するスペースが縮小される。（２）それにともない、製作のためのコストが下がる。（３）判別後接続するまでの時間が早い。（４）アナログ用端末装置の機種は問わずに使用できる
。という効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明のターミナルアダプタの一実施例を示
すブロック図。

【図２】図１に示した実施例のターミナルアダプタを用
いて構成した通信システムの構成図。

【図３】図２に示したターミナルアダプタ３０の一構成
例を示すブロック図。

【図４】図２に示したモデム４ａの一構成例を示すブロ
ック図。

【図５】図２に示したターミナルアダプタ５０の一構成
例を示すブロック図。

【符号の説明】

１，１ａ，１ｂ，１ｃ　　　　データ端末装置２　　　
　端末インタフェース部３　　　　モデム部４　　　　アナログ／ディジタル変換器部４ａ，４ｂ　
　　　モデム５　　　　ディジタルデータ変換器部６　　　　ディジタル網制御装置部１０，３０，５０　　　　ターミナルアダプタ６０　　
　　ディジタル公衆網７０　　　　アナログ公衆網

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】アナログ用端末装置およびディジタル用端
末装置をディジタル公衆網に接続するターミナルアダプ
タにおいて、前記ディジタル公衆網からの着信に際して
、前記ディジタル公衆網からの呼設定情報に基づき前記
アナログ用端末装置に対する着信か前記ディジタル用端
末装置に対する着信かを判別する判別手段と、前記判別
手段の判別結果に対応して前記ディジタル公衆網からの
着信信号の処理を切換える切換手段と、を具備したこと
を特徴とするターミナルアダプタ。