JPH0427132Y2 - - Google Patents

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JPH0427132Y2
JPH0427132Y2 JP1988008118U JP811888U JPH0427132Y2 JP H0427132 Y2 JPH0427132 Y2 JP H0427132Y2 JP 1988008118 U JP1988008118 U JP 1988008118U JP 811888 U JP811888 U JP 811888U JP H0427132 Y2 JPH0427132 Y2 JP H0427132Y2
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plunger
magnet
yoke
spacer
coil
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、コイルに流れる電流の方向によつ
て磁界を生じまたは打消すようにした自己保持形
双方向ソレノイドに関し、特にコイルよつて生ず
る磁気ループの強化を図つた構造に関する。
(従来の技術) 自己保持形双方向ソレノイドは、プランジヤと
ヨーク及びフレーム、スペーサー間にマグネツト
を介して磁気回路を形成し、該マグネツトの吸引
力によつて常時プランジヤをヨークに吸着すると
ともに、前記プランジヤの外周に配置されたコイ
ルに印加されるパルス電流の方向に応じてコイル
から発生する磁界を作用させて前記磁気回路を消
失または強化させ、前記プランジヤに対するヨー
クの吸着力を消失または生じさせる。
このソレノイドは、ガスメータやガス遮断弁に
内蔵され、異常事態の発生時に外部からの駆動電
源によつて作動し、ガス通路を遮断するととも
に、安全状態が確認された段階で再び駆動電源に
よつてガス通路を開くことの出来る遮断弁に用い
られる。
第3図、第4図は従来の自己保持形双方向ソレ
ノイドを用いた遮断弁の構造を示している。
図においては、1はソレノイド、2はソレノイ
ド1の中央に進退自在に配置され、弁ハウジング
の内部に突出するプランジヤであり、プランジヤ
2の先端には弁棒3を介して弁体4が設けられ、
この弁体4は圧縮コイルスプリングSpの付勢力
によつてハウジング内に設けたノズル5に対向し
て常時突出付勢されている。
前記ソレノイド1は、前記プランジヤ2を進退
自在に挿通したスリーブ6と、スリーブ6の下部
外周に多段に嵌合された矩形状のスペーサー7を
介して対向配置された一対のマグネツト8と、ス
リーブ6の上部外周にボビン9を介して巻回され
たコイル10と、これらマグネツト8及びコイル
10の外周を包囲する矩形枠状のフレーム11
と、フレーム11の上部中央に固定され、スリー
ブ6の上部内周に嵌合配置されたヨーク12から
なつている。
そして、通常状態では、前記マグネツト8から
発生する磁界はスペーサ7→プランジヤ2→ヨー
ク12→フレーム11→マグネツト8のループの
磁気回路が形成され、スプリングSpのばね圧に
抗して常時プランジヤ2をヨーク12側に吸着
し、弁体4を開放状態に保持している。
また、異常事態が生じた場合には、コイル10
に通電する励磁パルスの方向に応じた磁界が前記
磁気回路のとは反対のループで磁界を打ち消す方
向となり、これによつてヨーク12のプランジヤ
2に対する吸着力が消失し、プランジヤ2の自重
とスプリングSpのばね圧によつてプランジヤ2
は押し下げられ、弁体4をノズル5に当接し、ガ
ス流路を遮断する。
また、異常事態が復旧した場合には、逆方向の
励磁パルスをコイル10に印加することで、前記
磁気回路と同一方向のループの磁界が発生して磁
気回路の磁界が強化され、その吸着力によりスプ
リングSpのばね圧に抗して再びプランジヤ2は
上昇し、ヨーク12に吸着して弁体4を解放す
る。
その後、励磁パルスが消失しても前記マグネツ
ト8の磁力による磁気回路によつてプランジヤ2
を吸着状態に維持する。
(考案が解決しようとする課題) コイル10で発生する磁界は励磁パルスの方向
に応じてフレーム11→マグネツト8→スペーサ
→プランジヤ2→ヨーク12→フレーム11のル
ープまたは逆方向のループの磁気回路を形成す
る。
しかしながら、第4図に示すように、前記スペ
ーサ7が矩形状であつて、これにマグネツト8が
接触位置しており、特に逆方向のループを発生す
るときにはマグネツト8の厚み分の距離dがコイ
ル10で発生した磁界に対する空隙となり、コイ
ル10から発生した磁束に対するロスが大きかつ
た。
この考案は以上の課題を解決するものであつ
て、その目的は、コイルから発生した磁束がマグ
ネツトをバイパスすることによつて発生した磁束
のロスを少なくした自己保持形双方向ソレノイド
を提供するものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、この考案は、プラン
ジヤとヨーク間に、スペーサの外側部とフレーム
の内側部間に挟まれたマグネツトを介して磁気回
路を形成し、該マグネツトの吸引力に応じて常時
プランジヤをヨークに吸着するとともに、前記プ
ランジヤの外周に同軸に配置されたソレノイドコ
イルに印加されるパルス電流の方向に応じて前記
磁気回路と同一または反対のループの磁気回路を
発生することにより、前記プランジヤに対するヨ
ークの吸着力を消失または強化させるようにした
自己保持形双方向ソレノイドにおいて: 前記スペーサの外側部に凹部を形成し、該凹部
内に前記マグネツトを嵌合するとともに、凹部の
両端が前記フレームに接触位置するようにしたこ
とを特徴とする。
(作用) 以上の構成によれば、コイルで発生した磁束
は、フレームからスペーサの凹部両端を通じてプ
ランジヤ側にバイパスするループの磁界となり、
発生磁束のロスを防止できる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
第1図、第2図はこの考案をソレノイド式遮断
弁に適用した場合の一実施例を示す。
なお、図に於いて、従来と同等の部分は同一符
号を付し、異なる部分に付いてのみ符号を変えて
説明する。
すなわち、20はこの考案による自己保持形双
方向ソレノイドであり、2はソレノイド20の中
央に進退自在に配置され、図示しない弁ハウジン
グの内部に突出するプランジヤであって、プラン
ジヤ2の先端には弁棒3を介して弁体4が設けら
れ、この、弁体4は圧縮コイルスプリングSpの
付勢力によつてハウジング内に設けたノズル5に
対向して常時突出付勢されている。
前記ソレノイド20は、前記プランジヤ2を進
退自在に保持するスリーブ6と、スリーブ6の下
部外周に多段に嵌合されたスペーサー22と、ス
ペーサ22の外側部に配置された一対の矩形状マ
グネツト8と、スリーブ6の上部外周にボビン9
を介して巻回されたコイル10と、これらマグネ
ツト8及びコイル10の外周を包囲する矩形枠状
のフレーム11と、フレーム11の上部中央に固
定され、スリーブ6の上部内周に配置されたヨー
ク12からなつている。
以上の構成において、前記スペーサ22の外側
部には凹部24が形成され、マグネツト8はこの
凹部24の内部に嵌合され、かつ凹部24の両端
部24aは前記フレーム11側に接している。
したがつて、コイル10に対する非通電時には
マグネツト8から発生した磁束は、従来と同様に
スペーサ22→プランジヤ2→ヨーク12→フレ
ーム11→マグネツト8のループの磁界を生じ、
これによつてプランジヤ2をスプリングSpのば
ね圧に抗してヨーク12側に吸着保持している。
これに対し、コイル10に前記磁気回路とは逆
の磁界が発生した場合、そのループは、フレーム
11→ヨーク12→プランジヤ2→スペーサ22
の凹部両端→フレーム11のループの磁束とな
り、マグネツト8の厚みd分の部分をバイパスす
るので、磁束のロスがなく、完全な閉ループの磁
界を生ずる。
なお、復帰パルスの場合も前記とは逆の完全な
閉ループの磁界を生ずる。
なお、実施例ではこの考案をソレノイド式遮断
弁に適用した場合を示したが、その他のソレノイ
ド使用機器に適用できることは勿論である。
(考案の効果) 以上実施例によつて詳細に説明したように、こ
の考案による自己保持形双方向ソレノイドにあつ
ては、コイルで発生した磁界は、フレームからス
ペーサの凹部両端を通じてプランジヤ側に通ずる
ループの磁界となり、発生磁束の大幅なロスを防
止できる。
したがつて、この考案では、コイルの巻回数や
通電電流を小さくしても従来と同様な磁力を発生
でき、小形化、省電力化が可能である。また、従
来と同一の仕様であるならば、磁力の大幅な増加
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自己保持形双方向ソレ
ノイドの側断面図、第2図は第1図の−線断
面図、第3図は従来の自己保持形双方向ソレノイ
ドの側断面図、第4図は第3図の−線断面図
である。 2……プランジヤ、8……マグネツト、10…
…コイル、11……フレーム、12……ヨーク、
20……自己保持形双方向ソレノイド、22……
スペーサ、24……凹部、24a……両端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 プランジヤとヨーク間に、スペーサの外側部と
    フレームの内側部間に挟まれたマグネツトを介し
    て磁気回路を形成し、該マグネツトの吸引力に応
    じて常時プランジヤをヨークに吸着するととも
    に、前記プランジヤの外周に同軸に配置されたソ
    レノイドコイルに印加されるパルス電流の方向に
    応じて前記磁気回路と同一または反対のループの
    磁気回路を発生することにより、前記プランジヤ
    に対するヨークの吸着力を消失または強化させる
    ようにした自己保持形双方向ソレノイドにおい
    て: 前記スペーサの外側部に凹部を形成し、該凹部
    内に前記マグネツトを嵌合するとともに、凹部の
    両端が前記フレームに接触位置するようにしたこ
    とを特徴とする自己保持形双方向ソレノイド。
JP1988008118U 1988-01-27 1988-01-27 Expired JPH0427132Y2 (ja)

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JP1988008118U JPH0427132Y2 (ja) 1988-01-27 1988-01-27

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JP1988008118U JPH0427132Y2 (ja) 1988-01-27 1988-01-27

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JPH01113307U JPH01113307U (ja) 1989-07-31
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JP2002221279A (ja) * 2001-01-25 2002-08-09 Foster Electric Co Ltd 流量コントロール弁
JP2011079070A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Kondo Seisakusho:Kk 電動ハンド

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JPS62271404A (ja) * 1986-05-20 1987-11-25 Mitsubishi Mining & Cement Co Ltd 電磁アクチュエ−タ

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JPH01113307U (ja) 1989-07-31

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