JPH04270873A - ヒートポンプ装置 - Google Patents

ヒートポンプ装置

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JPH04270873A
JPH04270873A JP1512191A JP1512191A JPH04270873A JP H04270873 A JPH04270873 A JP H04270873A JP 1512191 A JP1512191 A JP 1512191A JP 1512191 A JP1512191 A JP 1512191A JP H04270873 A JPH04270873 A JP H04270873A
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JP
Japan
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heat exchanger
hot water
water supply
water
refrigerant
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JP1512191A
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English (en)
Inventor
Takashi Shiga
隆司 志賀
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電磁弁など汎用の開閉
弁を操作するだけで、冷凍サイクルを切り換えて、冷房
単独・暖房単独・給湯単独・冷房給湯併行の4通りの運
転が可能であり、しかもこの4通りの運転が全て同一の
減圧膨張装置で制御できるとともに、給湯単独・冷房給
湯運転については圧縮機の能力制御を行なうようにした
ヒートポンプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷房給湯併行の運転を行なわせる冷暖房
給湯装置としては、たとえば実公昭48−17102号
公報に示される装置が従来からあるが、この冷暖房給湯
装置は図4に示す冷媒回路により形成されており、系統
中に冷房単独・冷房給湯併行と、給湯単独とに切り換え
るための四方切換弁が必要であることと、冷房単独のみ
の三路切換弁が必要であることと、絞り装置部品である
膨張弁が2個必要である。
【0003】この従来の冷暖房給湯装置において、実線
の矢印は冷房のみ、破線の矢印は給湯のみ、波状の矢印
は冷房給湯の場合の冷媒の流れを示している。この図4
において、冷房・給湯併行運転時、圧縮機1からの高温
冷媒ガスは三路切換弁26を経て給湯用水熱交換器2で
凝縮し、四方切換弁5を通って室外コイル3へ行き、そ
こで外気と熱交換し、さらに逆止弁7bおよび受液器1
1を経て膨張弁19で減圧され、室内コイル4で室内空
気と熱交換して蒸発され、過熱ガスとなって四方切換弁
5より圧縮機1へ戻る。なお、7aは逆止弁、20は膨
張弁である。
【0004】このとき、給湯用水熱交換器2と室外コイ
ル3は冷凍サイクルが直列に接続されているため、室外
コイル3の周囲温度が低い外気条件で運転される場合、
室外コイル3で凝縮熱交換され給湯用水熱交換器2への
熱交換能力が室外コイル3側に移行し、冷房・給湯併用
の運転効率が低下する。すなわち、冷房排熱回収の給湯
運転が完全に実施されないことになる。
【0005】また、給湯温度の上昇、すなわち、冷凍サ
イクルの凝縮温度を高く維持する高圧運転を継続させよ
うとしても、室外コイル3の周囲温度が低い場合、冷媒
ガスはここで凝縮し、この相当飽和温度となって、冷凍
サイクルの凝縮温度を高く、給湯温度を高く出来ない。
【0006】さらに、冷房、給湯、冷房・給湯併行の3
通りの運転を行わせるためには、系統中に冷房単独、冷
房給湯併行の両運転兼用の膨張弁19と給湯単独専用の
膨張弁20とが必要であって、後者の膨張弁20につい
ては、冷媒流通量が相互に異る2通りの運転に共用させ
ている関係上、これを単純にキャピラリーチューブ代替
は不可能であり、高価な自動膨張弁を使用せざるを得な
いため、コスト増をもたらす点も問題点であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のこ
の種の冷暖房給湯装置は給湯用水熱交換器2と室外コイ
ル3が冷房給湯併行運転時、直列に接続されているので
、室外コイル3の周囲温度が低い外気条件下での運転時
、室外コイル3側で熱交換、凝縮してしまい、給湯用水
熱交換器2の能力が低下し、給湯温度を高く出来ないな
どの課題があった。
【0008】また、冷房、暖房、冷房給湯併行の運転を
行うためには、二つの自動膨張弁が必要となり、高価で
あり、コスト増をもたらすなどの課題もあった。
【0009】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、効率の良い安定した給湯単独、冷
房給湯併行運転ができるとともに、圧縮機の能力制御を
行なってヒートポンプ装置の運転を続行させることによ
り、給湯温度を高く維持することができるヒートポンプ
装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るヒートポ
ンプ装置は、給湯用水熱交換器、利用水側熱交換器、非
利用空気側熱交換器の三つの熱交換器と電磁弁の開閉弁
を各々目的ごとの冷房、暖房、給湯、冷房給湯に応じて
切り換えるとともに、圧縮機の吸入側に接続された比例
式の電磁開閉弁を開閉して能力制御が行なわれるように
した冷凍サイクルと、これらの冷凍サイクルの運転時の
冷媒流量を制御する1個の減圧膨張装置とを設けたもの
である。
【0011】
【作用】この発明においては、電磁弁の開閉により冷房
運転は非利用空気側熱交換器と利用水側熱交換器、暖房
運転は利用水側熱交換器と非利用空気側熱交換器、給湯
運転は給湯用水熱交換器と非利用空気側熱交換器、冷房
給湯運転は給湯用水熱交換器と利用水側熱交換器が接続
され、減圧膨張弁により、冷房運転、暖房運転、給湯運
転、冷房給湯併行運転の4通りの運転時に応じて冷媒流
量を調節する。また、冷房運転時には利用水側熱交換器
で冷水を作り、暖房運転時には利用水側熱交換器で温水
を作り、給湯運転時には給湯用水熱交換器で給湯用温水
を供給し、冷房・給湯併行運転時には給湯用水熱交換器
で給湯用温水を作るとともに利用水側熱交換器で冷水を
作る。
【0012】
【実施例】以下、この発明のヒートポンプ装置の実施例
を図について説明する。図1はその一実施例の冷媒系統
図を示したものであり、圧縮機1、四方切換弁5、圧縮
機1からの吐出ガス冷媒と給湯用水との間を熱交換する
給湯用水熱交換器2、負荷側のファンコイルユニットな
ど(図示せず)の空気調和機(以下、空調機という)と
の間を冷水、あるいは温水を介して熱交換する利用水側
熱交換器4、非利用空気側熱交換器3はファン16によ
り強制熱交換されるようになっている。
【0013】また、6は逆止弁7a,7b,7c,7d
と電磁弁9、電磁式膨張弁10、毛細管8a,8b,8
cなどより構成される減圧膨張装置であり、条件に応じ
てそれぞれ開閉し、きめ細かに流通する冷媒量を制御す
る。11はドライヤである。12はアキュムレータであ
る。
【0014】すなわち、逆止弁7aと7b,7cと7d
がそれぞれ直列に連結されており、この逆止弁7aと7
b,7cと7dとの連結点間に、ドライヤ11と電磁弁
9、毛細管8cが直列にして連結され、さらに、逆止弁
7aと7cとの接続点と、ドライヤ11と電磁弁9との
接続点間に毛細管8aが連結されている。この電磁弁9
に並列に、電磁式膨張弁10が接続されており、電磁弁
9とドライヤ11との接続点は毛細管8bを介して、ま
た、逆止弁7dはそれぞれ液溜14に連結されている。 さらに、逆止弁7aと7cとの接続点は電磁弁13fを
介して非利用空気側熱交換器3に連結されている。
【0015】一方、13c,13gは給湯用水熱交換器
2の両側に接続され開閉する電磁弁であり、給湯および
冷房給湯併行運転時に開放される。電磁弁13cは四方
切換弁5に連結され、電磁弁13gは受液器14に連結
されている。
【0016】13a,13bは利用水側熱交換器4(以
下、水熱交換器と呼ぶ)の片方側に接続される電磁弁で
あり、電磁弁13bは四方切換弁5との間に、また電磁
弁13aは四方切換弁5と非利用空気側熱交換器3(以
下、空気熱交換器と呼ぶ)との間に接続される。
【0017】電磁弁13dは給湯用水熱交換器2の電磁
弁13gと水熱交換器4との間に接続され、電磁弁13
eは空気熱交換器3の電磁弁13fと水熱交換器4との
間に接続される。
【0018】この電磁弁13fは減圧膨張装置6と空気
熱交換器3との間に接続される電磁弁であり、冷房,暖
房,給湯運転時に開放される。
【0019】なお、上記液溜14は冷凍装置内の余剰冷
媒を溜める役目をなし、バイパス回路18は逆止弁18
aとキャピラリーチューブ18bからなり、給湯用水熱
交換器2内に閉じ込められた冷媒を低圧圧力側に逃がし
、溜まらないようにするようになっている。
【0020】さらに、電磁開閉弁21は圧縮機1とアキ
ュムレータ12間に接続される比例式の電磁開閉弁であ
り、内部の冷媒流通路を自在に制御し、圧縮機1へ吸入
される冷媒量をコントロールすることで能力を可変する
【0021】図2は圧縮機1の特性図を示したもので、
圧縮機1への冷媒量(=低圧圧力)と能力とは、低圧の
低下とともに能力も低下する。したがって電磁開閉弁2
1を閉じると低圧圧力は低下している。
【0022】次に、動作について、(1) 冷房運転、
(2) 暖房運転、(3) 給湯運転、(4) 冷房給
湯併行運転を項目に分けて説明する。なお、実線の矢印
は暖房時の冷媒流れ方向を示し、破線の矢印は冷房時の
冷媒の流れ方向を示し、実線に黒点を付した矢印は冷房
・給湯時の冷媒の流れ方向を示している。
【0023】(1) 冷房運転 圧縮機1から吐出される高温、高圧のガス冷媒は四方切
換弁5を通って空気熱交換器3へ行き、ここでファン1
6と強制熱交換され、ガス冷媒は凝縮されて高圧の液冷
媒となり、さらに電磁弁13fを経て減圧膨張装置6へ
入り、逆止弁7a、ドライヤ11を通って冷媒は電磁式
膨張弁10、冷却用毛細管8b,8cで減圧され、逆止
弁7aと電磁弁13dを通って水熱交換器4で蒸発し、
ここで熱交換し、冷水を作り、負荷の空調機(図示せず
)へ供給する。この水熱交換器4で蒸発されたガス冷媒
は電磁弁13b、四方切換弁5を介して圧縮機1へ戻り
、冷房運転が繰り返される。
【0024】このときの開放される電磁弁は電磁弁13
f,13d,13b、電磁開閉弁21であり、他の電磁
弁13a,13c,13e,13gは閉じられる。給湯
用水熱交換器2は両端の電磁弁13g,13cにより閉
じられており、ここへ冷媒が寝込んで、冷凍サイクルの
運転が不安定となることもない。
【0025】(2) 暖房運転 冷房運転とは逆の冷凍サイクルで運転され、圧縮機1、
四方切換弁5、電磁弁13b、水熱交換器4、電磁弁1
3d、液溜14、減圧膨張装置6の逆止弁7b、ドライ
ヤ11、毛細管8a、膨張弁10、毛細管8c、逆止弁
7c、電磁弁13f、空気熱交換器3、アキュムレータ
12の順で構成される。圧縮機1から出た高圧ガス冷媒
は水熱交換器4で熱交換し、温水を供給する。
【0026】この水熱交換器4で凝縮された冷媒は液溜
14に溜められ、ここで暖房運転における余剰冷媒を収
容するとともに、逆止弁7b、ドライヤ11を通って膨
張弁10、過熱用毛細管8aで減圧される。
【0027】このとき、開放される電磁弁は13b,1
3d,13f、電磁開閉弁21であり、他の電磁弁13
a,13c,13e,13gは閉じられる。給湯用水熱
交換器2は両端の電磁弁13c,13gにより閉じられ
ており、ここへ冷媒が寝込んで冷凍サイクルの運転が不
安定となることもない。
【0028】(3) 給湯運転 暖房運転と同様の冷凍サイクルで運転され、圧縮機1、
四方切換弁5、電磁弁13c、給湯用水熱交換器2、電
磁弁13g、液溜14、減圧膨張装置6、電磁弁13f
、空気熱交換器3、アキュムレータ12の順で構成され
る。
【0029】この場合、圧縮機1から出た高圧ガス冷媒
は給湯用水熱交換器2で熱交換し、給湯用温水を供給す
る。この給湯用水熱交換器2で凝縮された冷媒は液溜1
4に溜められ、ここで給湯運転における余剰冷媒を収容
する。
【0030】さらに、液溜14に溜められた冷媒は逆止
弁7b、ドライヤ11を通って膨張弁10、加熱用の毛
細管8aで減圧される。減圧膨張装置6はすべてドライ
ヤ11を通って同一経路で減圧される。
【0031】このとき、開放される電磁弁は13c,1
3g,13f、電磁開閉弁21であり、他の電磁弁13
a,13b,13d,13eは閉じられる。
【0032】このとき、水熱交換器4は両端の電磁弁1
3a,13b,13eにより閉じられており、ここへ冷
媒が寝込んで、冷凍サイクルの運転が不安定となること
もない。
【0033】次に、給湯用水熱交換器2により熱交換さ
れた貯湯タンク(図示せず)からの温水は次第に水温が
上昇して貯湯タンク内の水温を上げるが、設定温度に近
づくと、圧縮機1が停止しようとする。例えば給湯用水
熱交換器2への入口温度55℃、設定温度60℃、出口
温度60℃とすると、圧縮機1は停止する。このとき、
貯湯タンク内の水温は約60℃+55℃/2=57.5
℃となる。
【0034】(4) 冷房給湯併行運転圧縮機1、四方
切換弁5、電磁弁13c、給湯用水熱交換器2、電磁弁
13g、液溜14、減圧膨張装置6、電磁弁13e、水
熱交換器4、電磁弁13a、四方切換弁5、アキュムレ
ータ12の順で構成される。
【0035】このとき、圧縮機1から出た高圧のガス冷
媒は給湯用水熱交換器2で熱交換し、給湯用温水を供給
する。そこで凝縮された高圧液冷媒は液溜14で余剰分
が溜められ、さらに逆止弁7b、ドライヤ11を通って
減圧膨張装置6へ行き、膨張弁10、加熱用の毛細管8
aで減圧される。
【0036】この減圧された蒸発冷媒は電磁弁13eを
通って水熱交換器4で熱交換され、蒸発して冷水を作り
空調機へ冷水供給する。減圧膨張装置6はすべてドライ
ヤ11を通って同一経路で減圧される。
【0037】なお、減圧膨張装置6中の電磁弁9は冷凍
負荷が増大し、冷媒循環量を多く必要とする際、開放さ
れる。
【0038】このように、必要冷凍負荷に応じて、減圧
膨張装置6内の構成部品は開閉制御がきめ細かく行なわ
れる。
【0039】このとき、開放される電磁弁は13c,1
3g,13e,13a、電磁開閉弁21であり、他の電
磁弁13b,13d,13fは閉じられる。したがって
、空気熱交換器3は冷媒が循環しておらず、ここへ冷媒
が溜まることもない。すなわち、空気熱交換器3と減圧
膨張装置6との間に電磁弁13fで閉じられる。空気熱
交換器3の他端は四方切換弁5と接続され、ここは低圧
回路側のため、ガス冷媒であり、冷媒も寝込まない。
【0040】また、冷房・給湯併行運転時は空気熱交換
器3は不要であり、ファン16の運転も停止させ、従来
例の課題であった寝込みによる冷凍サイクルの不安定運
転を解消できる。なお、貯湯温度の上昇のための圧縮機
の能力制御方法については(3) 給湯運転と同様であ
る。
【0041】以上のように、この実施例によれば、給湯
用水熱交換器2、水熱交換器4、空気熱交換器3の三つ
の熱交換器と電磁弁からなる開閉弁を各々の運転モード
に応じて切り換えるようにして、不使用な熱交換器へは
冷媒を流通させないように冷凍サイクルを構成した。
【0042】また、給湯・冷房給湯モードにおいて、圧
縮機1の吸入側に接続された比例式の電磁開閉弁21を
開閉制御するようにしたので、圧縮機1の能力を減少さ
せるようにし、給湯用水熱交換器からの出口水温が設定
温度に近づく際、比例式の電磁開閉弁21を制御するよ
うにした。
【0043】これらの冷凍サイクルの運転がすべて同一
の減圧膨張機構で制御させるようにしたので、次のよう
な利点が得られる。
【0044】冷房給湯併行運転時に空気熱交換器3には
、高圧液冷媒が流れなく、冷媒が凝縮して寝込むことも
なく、冷房用排熱を100%給湯に回収できて、給湯用
加熱量が大きい。
【0045】このとき、圧縮機1の運転を停止させずに
続行させ、比例式の電磁開閉弁21の開度を調整し、能
力を50%に減少させるように制御する。図2は電磁開
閉弁21の開度に対する給湯能力、低圧圧力の関係を示
す特性図であり、このとき、図2のA点からB点へ冷凍
サイクルの動作点が移動する。
【0046】いま、図3(給湯運転状態を示す説明図)
に示すように、設定温度60℃直前の温度に達したら、
50%の能力になるとすると、出口水温は60℃から半
分の57.5℃、入口水温は変わらず55℃となり、圧
縮機1は停止せず、運転を続行する。このままで運転を
続けてゆき、水温が再び設定温度に達すると、圧縮機1
は停止し、給湯運転が完了する。このときの出口水温は
60℃、入口水温は57.5℃となり、貯湯タンク内の
水温は約60℃+57.5℃/2=58.75℃と上昇
する。
【0047】このように、設定温度に近づくにつれて、
圧縮機1の能力を低下させると、運転が続行でき、熱交
換器間の入口−出口温度差が縮まり、水温を高くするこ
とができる。
【0048】また、低外気温時、空気熱交換器3と熱交
換し、凝縮温度が低下することによる給湯温水の低下も
なく、給湯用水熱交換器2の凝縮温度に相当した給湯温
水を得ることができる。
【0049】さらに、給湯時の水温を実質的に上昇させ
るために圧縮機1の能力制御を応用し、能力を減少させ
て、給湯用水熱交換器の入口水温を上昇するまで、ヒー
トポンプ装置の運転を続行させるようにしたので、給湯
時の貯湯温度を上げることができる。
【0050】汎用の構造簡単な開閉弁のみを使用する回
路であって、切換不能を起し易い三路切換弁などの複雑
な制御弁を省略し得るので、制御面での信頼性が向上す
る。
【0051】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、給湯
用水熱交換器、水熱交換器、空気熱交換器の三つの熱交
換器と電磁弁の開閉を冷房運転、暖房運転、給湯運転、
冷房給湯併行運転のそれぞれの目的に応じて切り換える
とともに、圧縮機の吸入側に接続された比例式の電磁開
閉弁を開閉して、能力制御が行われるように冷凍サイク
ルを構成するとともに、これらの各運転モードをすべて
同一の減圧膨張装置で制御するようにしたので、冷房、
暖房、給湯単独、冷房給湯併行運転ができるとともに、
冷房給湯併行運転時に空気熱交換器には高圧液冷媒が流
れなく、冷媒が凝縮して寝込むこともなく、冷房用排熱
を100%給湯に回収でき、水温を高くでき、給湯用加
熱量を大きくできる。
【0052】また、低外気温時に、給湯温水の低下もな
く、給湯時の貯湯温度を上げることができ、かつ簡単な
電磁弁の開閉のみで、冷媒回路切換えができ、制御面で
の信頼性が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるヒートポンプ装置の
全体構成を示す冷媒回路図である。
【図2】図1のヒートポンプ装置における比例式の電磁
開閉弁の特性図である。
【図3】図1のヒートポンプ装置の給湯運転時の動作説
明図である。
【図4】従来の冷暖房給湯装置の冷媒回路図である。
【符号の説明】
1  圧縮機 2  給湯用水熱交換器 3  空気熱交換器 4  水熱交換器 5  四方切換弁 6  減圧膨張装置 7a〜7c  逆止弁 8a〜8c  毛細管 9,10,13a〜13g  電磁弁 11  ドライヤ 12  アキュムレータ 21  比例式の電磁開閉弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  冷房運転時に四方切換弁を介して導入
    された圧縮機からの高温高圧ガス冷媒を外気と熱交換し
    て高圧液冷媒に変換しかつ暖房運転時と給湯運転時には
    液冷媒を蒸発させて上記四方切換弁を介して上記圧縮機
    に戻す非利用空気側熱交換器と、冷房運転時および、冷
    房給湯併行運転時に冷媒を蒸発して冷水を作り、かつ暖
    房運転時には上記四方切換弁を介して導入された上記圧
    縮機からの高温高圧ガスを凝縮して温水を作る利用水側
    熱交換器と、給湯運転時および冷房給湯併行運転時に上
    記四方切換弁を介して導入された上記圧縮機からの高温
    高圧ガス冷媒を凝縮して給湯温水を作る給湯用水熱交換
    器と、上記冷房運転時と上記暖房運転時に閉弁して上記
    給湯用水熱交換器に冷媒の流通を阻止し、かつ上記給湯
    運転時と上記冷房給湯運転時に開弁して上記給湯用水熱
    交換器に冷媒を流通させる第1の電磁弁と、上記冷房運
    転時と上記暖房運転時と上記給湯運転時には開弁して上
    記非利用空気側熱交換器に冷媒を流通させ、かつ上記冷
    房給湯併行運転時に閉弁して上記非利用空気側熱交換器
    に冷媒の流通を阻止する第2の電磁弁と、上記冷房運転
    時と上記暖房運転時に開放して上記利用水側熱交換器に
    冷媒を流通させ、かつ上記給湯運転時および冷房給湯併
    行運転時に上記利用水側熱交換器への冷媒の流通を阻止
    する第3の電磁弁と、上記圧縮機の吸入側と上記四方切
    換弁との間に設けられたアキュムレータと、このアキュ
    ムレータと上記圧縮機の吸入側間に設けられ全閉から全
    開まで比例的に開閉制御可能な機構を有し、上記給湯運
    転時および上記冷房給湯運転時に比例的に開弁制御して
    上記圧縮機の能力を制御する電磁開閉弁と、上記非利用
    空気側熱交換器と上記給湯用水熱交換器および上記利用
    水側熱交換器との間に位置して流通する冷媒量を制御す
    る減圧膨張装置とを備えたヒートポンプ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007178008A (ja) * 2005-12-26 2007-07-12 Zeneral Heat Pump Kogyo Kk エアコン他機能付加装置
CN114279104A (zh) * 2021-11-15 2022-04-05 珠海格力电器股份有限公司 养殖舍用冷热源机组及养殖舍环控系统

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