JPH05340641A - ヒートポンプ装置 - Google Patents

ヒートポンプ装置

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Publication number
JPH05340641A
JPH05340641A JP4146098A JP14609892A JPH05340641A JP H05340641 A JPH05340641 A JP H05340641A JP 4146098 A JP4146098 A JP 4146098A JP 14609892 A JP14609892 A JP 14609892A JP H05340641 A JPH05340641 A JP H05340641A
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JP
Japan
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heat exchanger
side heat
hot water
valve
water supply
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Application number
JP4146098A
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English (en)
Inventor
Takashi Shiga
隆司 志賀
Naoki Tanaka
直樹 田中
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷房・暖房・高温給湯・冷房高温給湯の四つ
の運転モードを効率良く安定して運転するとともに、給
湯温度を高く維持できる装置を提供すること。 【構成】 冷房・暖房・高温給湯・冷房高温給湯の四つ
の運転モードに応じて電磁弁32〜39を切り替える。
高温時には圧縮機12の能力を低下させる。高温時には
給湯用水熱交換器14と第二非利用側熱交換器17とを
接続する。この四つの運転モードに応じて一つの減圧膨
張装置19で冷媒流量を適宜減圧制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電磁弁など汎用の開閉
弁を操作するだけで、冷凍サイクルを切り替えて、冷房
単独、暖房単独、給湯単独、冷房給湯併行の四通りの運
転が可能であり、しかもこの四通りの運転が全て同一の
減圧膨張装置で制御できるとともに、給湯単独、冷房給
湯併行運転については、圧縮機の能力制御を行う、圧縮
機の高温吐出ガスの加熱蒸気部(デスーパーヒート部)
を利用して、給湯供給水温を高く維持できるようにした
ヒートポンプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷房給湯併行の運転を行わせる冷暖房給
湯装置としては、例えば実公昭48−17102号公報
に示される装置が従来からあるが、この冷暖房給湯装置
は図6に示す冷媒回路により形成されており、系統中に
冷房単独・冷房給湯併行と、給湯単独とに切り替えるた
めの四方切り替え弁が必要であることと、絞り装置品で
ある膨張弁が2個必要である。
【0003】この従来の冷暖房給湯装置において、実線
の矢印は給湯のみ、波状の矢印は冷房給湯の場合の冷媒
の流れを示している。この図4において、冷房給湯併行
運転時、圧縮機1からの高温冷媒ガスは三路切替え弁2
をえて、給湯用水側熱交換器3で凝縮し、四方切替え弁
2を通って、室外コイル4へいき、そこで外気と熱交換
し、さらに逆止弁5をおよび受液器6をえて、膨張弁7
で減圧され、室内コイル8で室内空気と熱交換して蒸発
され、加熱ガスとなって四方切替弁9より、圧縮機1へ
戻る。なお、10は逆止弁、11は膨張弁である。
【0004】このとき、給湯用水側熱交換器3と室外コ
イル4は冷凍サイクルが直列に接続されているため、室
外コイル4の周囲温度が低い外気条件で運転される場
合、室外コイル4で凝縮熱交換され給湯用水側熱交換器
3への熱交換能力が室外コイル4側に移行し、冷房給湯
併行運転の効率が低下する。すなわち、冷房排熱回収の
給湯運転が完全に実施されないことになる。
【0005】また、給湯温度の上昇、すなわち、冷凍サ
イクルの凝縮温度を高く維持する高圧運転を継続させよ
うとしても、室外コイル4の周囲温度が低い場合、冷媒
ガスはここで凝縮し、この相当飽和温度となって、冷凍
サイクルの凝縮温度を高く、給湯温度を高くできない。
【0006】さらに、冷房、給湯、冷房給湯併行の三通
りの運転を行わせるためには、系統中に冷房単独、冷房
給湯併行の両運転兼用の膨張弁7と給湯単独専用の膨張
弁11とが必要であって、後者の膨張弁11について
は、冷媒流通量が相互に異なる二通りの運転に共用させ
ている関係上、これを単独にキャピラリーチューブ代替
は不可能であり、高価な自動膨張弁を使用せざるを得な
いため、コスト増をもたらす点も問題点であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のこ
の種の冷暖房給湯装置は給湯用水側熱交換器3と室外コ
イル4が冷房給湯併行運転時、直列に接続されているの
で、室外コイル4の周囲温度が低い外気条件での運転
時、室外コイル側で熱交換、凝縮してしまい、給湯用水
側熱交換器3の能力が低下してしまい、凝縮温度を高く
できないなどの課題があった。
【0008】また、冷房、給湯、冷房給湯併行の運転を
行うためには、二つの自動膨張弁が必要となり、高価で
あり、コスト増をもたらすなどの課題もあった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、効率の良い安定した給湯単独、
冷房給湯併行運転ができるとともに、圧縮機の能力制御
を行ってヒートポンプ装置の運転を続行させることによ
り、給湯温度を高く維持することができるヒートポンプ
装置を得ることを目的とする。
【0010】また、非利用空気側熱交換器を分割して第
1および第2の熱交換器とし、この第2の熱交換器は給
湯用熱交換器と直列に接続することにより、ヒートポン
プ装置の運転を続行させ、凝縮温度を低く維持して圧縮
機のデスーパーヒート部の高温部の利用で給湯温度を高
く維持することができるヒートポンプ装置を得ることを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるヒート
ポンプ装置においては、内部で容量制御可能な圧縮機、
第一および第二の非利用側熱交換器、利用水側熱交換
器、給湯用水側熱交換器、四路切換弁、液溜、アキュム
レータ、および減圧膨張機構により冷凍サイクルが構成
され、冷房運転モード、暖房運転モード、給湯運転モー
ド、冷房給湯併用運転モードを備えたヒートポンプ装置
において、上記第一の非利用側熱交換器と減圧膨張機構
間に接続される第1の開閉弁と、上記利用水側熱交換器
への冷媒の流通を制御する第2の開閉弁と、上記給湯用
水側熱交換器の入口に接続される第3の開閉弁と、上記
給湯用水側熱交換器の出口に接続される第4の開閉弁
と、利用水側熱交換器と給湯用水側熱交換器に接続され
る第5の開閉弁と、利用水側熱交換器と四路切換弁に接
続される第6の開閉弁と、これらの機器を制御する制御
装置等を備え、上記制御装置は、冷房運転モードのとき
は、第1の開閉弁を開いて上記第一の非利用側熱交換器
を作動させ、第2、第5の開閉弁を開いて利用水側熱交
換器を作動させ、第3、第4の開閉弁と第6の開閉弁を
閉じて給湯用水側熱交換器を停止させ、暖房運転モード
のときは、第1の開閉弁を開いて上記第一の非利用側熱
交換器を作動させ、第2、第5の開閉弁を開いて利用水
側熱交換器を作動させ、第3、第4の開閉弁と第6の開
閉弁を閉じて給湯用水側熱交換器を停止させ、給湯運転
モードのときは、第1の開閉弁を開いて上記第一の非利
用側熱交換器を作動させ、第2、第5、第6の開閉弁を
閉じて利用水側熱交換器を停止させ、第3、第4の開閉
弁を開いて給湯用水側熱交換器を作動させ、冷房給湯併
用運転モードのときは、第1の開閉弁を閉じて上記第一
の非利用側熱交換器を停止させ、第2、第5の開閉弁を
閉じ且つ第6の開閉弁を開いて利用水側熱交換器を作動
させ、第3、第4の開閉弁を開いて給湯用水側熱交換器
を作動させるように制御する制御装置とするとともに、
上記冷凍サイクルの圧力上昇を検知する圧力検知手段
と、上記冷凍サイクルの圧力上昇に応じて上記圧縮機の
出力を低減して容量制御運転を行う圧縮機制御装置とを
備えるという手段を講じた。また、冷凍サイクルの圧力
上昇を検知する圧力検知手段等を備え、上記第二の非利
用熱交換器に接続される第7の開閉弁で形成される第2
の凝縮回路を第4の開閉弁と並列に接続して選択可能に
構成し、上記冷凍サイクルの圧力が設定圧力を越えると
きは、上記第4の開閉弁を閉じて上記第2の凝縮回路を
開放して給湯用水側熱交換器と直列に接続して給湯用水
側熱交換器は上記圧縮機の高温部の加熱蒸気部と熱交換
するよう制御する制御装置とを備えてもよい。また、冷
凍サイクルの圧力上昇を検知する圧力検知手段等を備
え、上記第二の非利用熱交換器に接続される凝縮圧力調
整弁とで形成される第2の凝縮回路を第4の開閉弁と並
列に接続して選択可能に構成し、上記冷凍サイクルの圧
力上昇に応じて上記凝縮圧力調整弁を調整し、上記第2
の凝縮回路に冷媒を流通させて上記冷凍サイクルの圧力
上昇を抑制するよう制御する制御装置とを備えてもよ
い。また、第一および第二の非利用側熱交換器をフィン
と銅管からなるフレートフィン式熱交換器とし、かつ各
々の熱交換器のフィンを相互に熱伝導可能に連結された
一体構造のフィン構造とするとともに、冷凍サイクルの
圧力上昇を検知する圧力検知手段と、上記冷凍サイクル
の圧力上昇に応じて上記圧縮機の出力を低減して容量制
御運転を行う圧縮機制御装置とを備えてもよい。
【0012】
【作用】この発明においては、開閉弁の開閉により冷房
運転は第一の非利用空気側熱交換器と利用水側熱交換
器、暖房運転は利用水側熱交換器と第一の非利用空気側
熱交換器、給湯運転は給湯用水側熱交換器と第一の非利
用空気側熱交換器または第二の非利用空気側熱交換器、
冷房給湯運転は給湯用水側熱交換器と利用水側熱交換器
または第二の非利用空気側熱交換器が接続され、減圧膨
張弁により、冷房運転、暖房運転、給湯運転、冷房給湯
併行の四通りの運転に応じて冷媒流量を調節する。ま
た、冷房運転時には利用水側熱交換器で冷水を作り、暖
房運転時には、利用水側熱交換器で温水を作り、給湯運
転時には給湯用水側熱交換器で給湯温水を供給し、冷房
給湯併行運転時には給湯用水側熱交換器で給湯用温水を
作るとともに利用水側熱交換器で冷水を作る。
【0013】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図にしたがって
説明する。図1および図3において、図1はその一実施
例の系統図を示したものであり、圧縮機12、四方切替
弁13、圧縮機12からの吐出冷媒ガスと給湯水との間
を熱交換する給湯用水側熱交換器14、負荷側のファン
コイルユニットなど(図示せず)の空気調和機(以下、
空調機という)との間を冷水、あるいは温水を介して熱
交換する利用水側熱交換器15、第一および第二非利用
空気側熱交換器16,17はファン18により強制熱交
換されるようになっている。
【0014】また、19は逆止弁20,21,22,2
3と電磁弁24、電磁式膨張弁25、毛細管26,2
7,28などにより構成される減圧膨張装置であり、条
件に応じてそれぞれ開閉し、きめ細かに流通する冷媒量
を制御する。29はドライヤーである。30はアキュム
レータである。
【0015】すなわち、逆止弁20と21,22と23
がそれぞれ直列に連結されており、この逆止弁20と2
1,22と23との連結点間に、ドライヤー29と電磁
弁24、毛細管28が直列にして連結され、さらに、逆
止弁20と22との接続点と、ドライヤー29と電磁弁
24との接続点間に、毛細管26が連結されている。こ
の電磁弁24に並列に、電磁式膨張弁25が接続されて
おり、電磁弁24、ドライヤー29との接続点は毛細管
27を介して、また、逆止弁23はそれぞれ液溜31に
連結されている。さらに、逆止弁20と22との接続点
は、第1の開閉弁としての電磁弁32を介して第一の非
利用空気側熱交換器16(以下、第1空気熱交換器と呼
ぶ)が連結されている。
【0016】一方、第4、第3の電磁弁34,35は給
湯用水側熱交換器14の両側に接続されて開閉する電磁
弁であり、給湯および冷房給湯併行運転時に解放され
る。電磁弁35は四方切替弁13に連結され、電磁弁3
4は受液器14に連結されている。
【0017】電磁弁34の両端には、第7の電磁弁36
と直列に接続された第2の非利用空気側熱交換器17
(以下、第2空気熱交換器と呼ぶ)が並列に連結され、
運転に応じてこの第2の非利用空気側熱交換器17への
冷媒流通を制御する。この電磁弁34は高温運転時の給
湯および冷房給湯併行運転時に解放される。
【0018】33,37は利用水側熱交換器15(以
下、水熱交換器と呼ぶ)の片方側に接続される第6、第
2の電磁弁であり、電磁弁37は四方切替弁13との間
に、また、電磁弁33は四方切替弁13と第1の非利用
空気側熱交換器16との間に接続される。
【0019】第5の電磁弁38は給湯用水側熱交換器1
4の電磁弁34と水熱交換器15との間に接続され、電
磁弁39は第2空気熱交換器17の電磁弁32と水熱交
換器15との間に接続される。
【0020】この電磁弁32は減圧膨張装置19と第2
空気熱交換器17との間に接続される電磁弁であり、冷
房、暖房、給湯運転時に解放される。
【0021】なお、上記液溜31は冷凍装置内の余剰冷
媒を溜める役目をなし、バイパス回路38は逆止弁39
とキャピラリーチューブ40からなり、給湯用水側熱交
換器14内に閉じこめられた冷媒を低圧圧力側に逃し、
たまらないようにするようになっている。
【0022】さらに、電磁弁41と42は圧縮機の内部
中間圧力部へ加えるためのものであり、圧縮機12の吐
出側と吸い込み側に接続され、連結の中間部と圧縮機の
内部中間圧力部とが接続される。この電磁弁41と42
を解放すると圧縮機12が容量制御条件となり、約60
%の能力となる。高温運転時の給湯および冷房給湯併行
運転時に解放される。
【0023】図3は圧縮機12の特性図を示したもの
で、圧縮機12が容量制御条件となり、約60%の能力
となると冷凍装置のバランスで、高圧圧力は下がり、低
圧圧力は上昇する。(A点からB点へ移行する。)した
がって、高温給湯を考えれば給湯用水側熱交換器14は
圧縮機12からの加熱部(デスーパーヒート)と凝縮部
とで熱交換しているが、この加熱部(デスーパーヒー
ト)の能力相当部分は変わらず、この部分は100℃前
後あり、高温の給湯温水が得られる。さらに、高圧圧力
が下がった分だけ、運転を続行でき、元の高圧圧力
(B’点)まで給湯および冷房給湯併行運転が可能とな
り、高温の給湯温水が得られる。
【0024】次に動作について(1)冷房運転、(2)
暖房運転、(3)高温給湯運転、(4)冷房高温給湯併
行の四通りの運転について説明する。なお、実線矢印は
暖房時の冷媒流れ方向を示し、破線の矢印は冷房時の冷
媒流れ方向を示し、実線に黒点を付した矢印は冷房給湯
併行時の冷媒流れ方向を示している。
【0025】(1)冷房運転 圧縮機12からの高温冷媒ガスは四方切替弁13を通っ
て第1空気熱交換器16へゆき、ここでファン18と強
制熱交換器され、ガス冷媒は凝縮されて高圧の液冷媒と
なり、さらに電磁弁32をえて減圧膨張装置19へ入
り、逆止弁20、ドライヤー29を通って冷媒は電磁式
膨張弁25、冷却用毛細管27,28で減圧され、逆止
弁20と電磁弁38を通って水熱交換器15で蒸発し、
ここで熱交換器し、冷水を作り、負荷の空調機(図示せ
ず)へ供給される。この水熱交換器15で蒸発されたガ
ス冷媒は電磁弁37、四方切替弁13を介して圧縮機1
2へ戻り、冷房運転が繰り返される。
【0026】このときの解放される電磁弁は32,3
8,37であり、他の電磁弁33,35,39,34,
36は閉じられる。給湯用水側熱交換器14は両端の電
磁弁34,35により閉じられており、ここへ冷媒が寝
込んで、冷凍サイクルの運転が不安定となることもな
い。
【0027】(2)暖房運転 冷房運転とは逆の冷凍サイクルで運転され、圧縮機1
2、四方切替弁13、電磁弁37、水熱交換器15、電
磁弁38、液溜31、減圧膨張装置19の逆止弁21、
ドライヤー29、毛細管26、膨張弁25、毛細管2
8、逆止弁22、電磁弁32、第1空気熱交換器16、
アキュムレータ30の順で構成される。圧縮機12から
の高温冷媒ガスは四方切替弁13を通って水熱交換器1
5で熱交換し、温水を供給する。
【0028】この水熱交換器15で凝縮された冷媒は液
溜31に溜められ、ここで暖房運転における余剰冷媒を
収容するとともに逆止弁21、ドライヤー29を通って
膨張弁25、加熱用毛細管26で減圧される。
【0029】このときの解放される電磁弁37,38,
32であり、他の電磁弁33,35,39,34,36
は閉じこめられる。給湯用水側熱交換器14は両端の電
磁弁34,35により閉じこめられておりここへ冷媒が
寝込んで、冷凍サイクルの運転が不安定となることもな
い。
【0030】(3)高温給湯運転 暖房運転と同様の冷凍サイクルで運転され、圧縮機1
2、四方切替弁13、電磁弁35、給湯用水側熱交換器
14、電磁弁34、液溜31、減圧膨張装置19、電磁
弁32、第1空気熱交換器16、アキュムレータ30の
順で構成される。
【0031】この場合、圧縮機12からの高温冷媒ガス
は四方切替弁13を通って給湯用水側熱交換器14で熱
交換し、給湯用温水を供給する。この給湯用水側熱交換
器14で凝縮された冷媒は液溜31に溜められ、ここで
暖房運転における余剰冷媒を収容する。
【0032】さらに、液溜31に溜めらた冷媒は逆止弁
21、ドライヤー29を通って膨張弁25、加熱用毛細
管26で減圧される。減圧膨張装置19はすべてドライ
ヤー29を通って同一経路で減圧される。
【0033】このときの解放される電磁弁は35,3
4,32であり、他の電磁弁33,37,38,39,
36は閉じられる。水側熱交換器15は両端の電磁弁3
3,37,39により閉じられており、ここへ冷媒が寝
込んで、冷凍サイクルの運転が不安定となることもな
い。
【0034】次に、給湯用水側熱交換器14により熱交
換された貯湯タンク(図示せず)からの温水は次第に水
温が上昇して貯湯タンク内の水温を上げるが、上限の設
計圧力(設定圧力、約28K/cm2 G)に近付くと、
圧縮機12を停止させようとするが、このときの圧力相
当の飽和温度(冷媒R−22の場合)は約67℃であ
り、給湯用水側熱交換器14との熱交換後の温度は圧縮
機12からの加熱部(デスーパーヒート)と凝縮部とで
熱交換しても、給湯温度は60〜65℃が限度である。
これ以上高くしようとすると、圧力上昇を招く。例え
ば、給湯用水側熱交換器14への入り口温度55℃、出
口温度60℃とすると、貯湯タンク内の水温は約55℃
+60℃/2=57.5℃となる。このとき、圧縮機1
2を停止させる前に圧縮機12の両端に接続された電磁
弁41と42が開かれ、圧縮機12が容量制御運転に切
り替えられて約60%の能力となる。能力が低下する
が、給湯用水側熱交換器14と第1空気熱交換器16は
逆に伝熱面積が過大となる方向へ移行するので、冷凍装
置のバランスで、高圧圧力は下がり、低圧圧力は上昇す
る。高圧圧力は下がっても、温水温度は下がらず、貯湯
タンク内の水温は逆に上昇する。例えば、能力が低下分
だけ入り口温度と出口温度の差が減少する。5deg差
→5×0.6=3deg差、給湯用水側熱交換器14へ
の入り口温度58℃、出口温度60℃とすると、貯湯タ
ンク内の水温は約58℃+60℃/2=59℃となる。
この様に、圧縮機12の容量制御運転を行うと能力は低
下するが、実質的に入口温度と出口温度との差が縮ま
り、平均温度は上昇する。図4に入口−出口温度との関
係を示す。
【0035】(4)冷房高温給湯併行運転 圧縮機12、四方切替弁13、電磁弁35、給湯用水側
熱交換器14、電磁弁34、液溜31、減圧膨張装置1
9、電磁弁39、水側熱交換器14、電磁弁33、四方
切替弁13、アキュムレータ30の順で構成される。
【0036】この場合、圧縮機12からの高温冷媒ガス
は四方切替弁13を通って給湯用水側熱交換器14で熱
交換し、給湯用温水を供給する。この給湯用水側熱交換
器14で凝縮された冷媒は液溜31に溜められ、ここで
余剰冷媒を収容する。
【0037】さらに、液溜31に溜めらた冷媒は逆止弁
21、ドライヤー29を通って膨張弁25、加熱用毛細
管26で減圧される。減圧膨張装置19はすべてドライ
ヤー29を通って同一経路で減圧される。
【0038】この減圧された蒸発冷媒は電磁弁39を通
って水側熱交換器15で熱交換され、蒸発して冷水を作
り、空調機へ冷水供給する。減圧膨張装置19はすべて
ドライヤー29を通って同一経路で減圧される。
【0039】なお、減圧膨張装置19中の電磁弁24は
冷凍負荷が増大し、冷媒循環量を多く必要とする際、解
放される。
【0040】この様に、必要冷凍負荷に応じて、減圧膨
張装置19内の構成部品は開閉制御がきめ細かく行われ
る。
【0041】このときの解放される電磁弁は35,3
4,39,33であり、他の電磁弁37,38,32,
36は閉じられる。したがって、第1および第2空気熱
交換器16,17は冷媒が循環しておらず、閉じられて
おり、ここへ冷媒が寝込んで、冷凍サイクルの運転が不
安定となることもない。
【0042】また、冷房給湯併行運転時は第1空気熱交
換器16は不要であり、ファン18の運転も停止させ、
従来例の課題であった寝込みによる冷凍サイクルの不安
定運転を解消できる。なお、貯湯温度の上昇のための圧
縮機の能力制御方法については(3)給湯運転と同様で
ある。
【0043】以上のように、この実施例によれば、給湯
用水側熱交換器14、水側熱交換器15、第1の空気熱
交換器16の三つの熱交換器と電磁弁からなる開閉弁を
各々の運転モードに応じて切り替えるようにして、不必
要な熱交換器へは冷媒を流通させないように冷凍サイク
ルを構成した。
【0044】また、給湯・冷房給湯モードにおいて、圧
縮機に容量制御機能を持たせ、圧縮機の能力を減少させ
るようにし、給湯用水側熱交換器からの出口水温を高
く、平均水温を高く維持するように制御した。
【0045】これらの冷凍サイクルの運転がすべて同一
の減圧膨張機構で制御させるようにしたので次の利点が
得られる。
【0046】冷房給湯併行運転時に第1空気熱交換器1
6には、高圧冷媒が流れなく、冷媒が凝縮して寝込むこ
ともなく、冷房用排熱を100%給湯に回収できて、給
湯用加熱量が大きい。
【0047】このとき、圧縮機12の運転を停止させず
に続行させ、高温水に達したら容量制御運転に切り替え
て、能力を60%に減少させるようにおこなう。図2は
圧縮機の高圧圧力(凝縮温度)、低圧圧力(蒸発温度)
の関係を示す特性図であり、このとき、図2のA点から
B点へ冷凍サイクルの動作点が移動する。
【0048】いま、図4(給湯運転状態を示す説明図)
に示すように、設定温度60℃直前の温度に達したら、
容量制御運転に切り替えて、能力を60%になるとする
と、冷凍サイクルのバランス点が移行し、高圧圧力が下
がる。これにより、出口温度は60℃から60%の58
℃、入り口温度は変わらず55℃となり、圧縮機12は
停止せず、運転を続行する。このままで運転を続けいて
いき、水温が再び60℃に達しても、圧縮機12は能力
は低下するが、給湯用水側熱交換器14と第1空気熱交
換器16は逆に伝熱面積が過大となる方向へ移行するの
で冷凍装置のバランスで、高圧圧力は下がり、低圧圧力
は上昇し、設定の高圧圧力の上限に達し余裕ができ、再
び、設定の高圧圧力まで運転ができるので出口温度の上
昇は可能となる。さらに、給湯用水側熱交換器14の出
口−入口温度差が縮まり、実質的に貯湯タンク内の温度
を高くすることができる。いま、給湯用水側熱交換器1
4への入り口温度63℃、出口温度65℃とすると、貯
湯タンク内の水温は63℃+65℃/2=64℃とな
り、高温化が可能となる。
【0049】実施例2.図2は他の実施例について示し
たものである。図2において、36は第二の非利用側熱
交換器と接続される電磁開閉弁であり、第2の凝縮回路
45を形成し、電磁開閉弁34と並列に接続される。こ
の第2の凝縮回路45は選択して給湯用水側熱交換器1
4と接続される。
【0050】すなわち、冷凍サイクルの許容高圧圧力よ
り1Kg/cm2 G程度低い圧力スイッチ(図示せず)
と接続されて給湯運転における給湯用水側熱交換器14
からの温水温度が所定の高温温度に達したら選択可能と
して、電磁開閉弁34を閉じ、電磁開閉弁36を開いて
第2の凝縮回路45を開放し給湯用水側熱交換器14と
直列に接続して、給湯用水側熱交換器14は上記圧縮機
の高温部の加熱蒸気部と熱交換し、上記第2の凝縮回路
45で上記冷凍サイクルの高圧圧力を抑えて冷凍サイク
ルの運転を続行させるようにする。
【0051】次に高温給湯運転の場合について動作を説
明する。 (3)高温給湯運転 暖房運転と同様の冷凍サイクルで運転され、圧縮機1
2、四方切替弁13、電磁弁35、給湯用水側熱交換器
14、電磁弁34、液溜31、減圧膨張装置19、電磁
弁32、第1空気熱交換器16、アキュムレータ30の
順で構成される。
【0052】この場合、圧縮機12からの高温冷媒ガス
は四方切替弁13を通って給湯用水側熱交換器14で熱
交換し、給湯用温水を供給する。この給湯用水側熱交換
器14で凝縮された冷媒は液溜31に溜められ、ここで
給湯運転における余剰冷媒を収容する。
【0053】さらに、液溜31に溜めらた冷媒は逆止弁
21、ドライヤー29を通って膨張弁25、加熱用毛細
管26で減圧される。減圧膨張装置19はすべてドライ
ヤー29を通って同一経路で減圧される。
【0054】このときの開放される電磁弁は35,3
4,32であり、他の電磁弁33,37,38,39,
36は閉じられる。水側熱交換器15は両端の電磁弁3
3,37,39により閉じられており、ここへ冷媒が寝
込んで、冷凍サイクルの運転が不安定になることもな
い。
【0055】次に、給湯用水側熱交換器14により熱交
換された貯湯タンク(図示せず)からの温水は次第に水
温が上昇して貯湯タンク内の水温を上げるが、上限の設
計圧力(設定圧力、約28K/cm2 G)に近付くと、
圧縮機12を停止させようとするが、このときの圧力相
当の飽和温度(冷媒R−22の場合)は約67℃であ
り、給湯用水側熱交換器14との熱交換後の温度は圧縮
機からの加熱部(デスーパーヒート)と凝縮部とで熱交
換しても、供給温度は60〜65℃が限度である。これ
以上高くしようとすると、圧力上昇を招く。例えば、給
湯用水側熱交換器14への入り口温度55℃、出口温度
60℃とすると、貯湯タンク内の水温は約55℃+60
℃/2=57.5℃となる。このとき、電磁開閉弁34
を閉じ、電磁開閉弁36を開いて第2の凝縮回路45を
解放し給湯用水側熱交換器14と直列に接続する。圧縮
機12からの高温の加熱ガスは給湯用水側熱交換器14
と熱交換器し、次に第二非利用側熱交換器17へ行き、
ここで熱を外気へ排出して熱交換するが、凝縮温度を外
気温度相当プラス15℃程度に抑え、ここで冷凍サイク
ルの全体の凝縮温度相当の高圧圧力に抑えるようにな
る。第二の非利用側熱交換器17で熱を外気へ排出する
ため、給湯用水側熱交換器14の熱交換能力は圧縮機1
2の加熱部の飽和蒸気部相当となり、能力が低下する
が、高温水が得られるようになる。
【0056】例えば、図5に示すように圧縮機12の加
熱部の飽和蒸気部の能力低下分だけ入り口温度と出口温
度の差が減少する。能力が40%とすると、5deg差
→5×0.4=2deg差、給湯用水側熱交換器14へ
の入り口温度68℃、出口温度70℃とすると、貯湯タ
ンク内の水温は約68℃+70℃/2=69℃となる。
高温水が得られても上限の設計圧力(設定圧力、約28
K/cm2 G)以内に抑えることが可能となる。
【0057】実施例3.図2は他の実施例について示し
たものである。図2において、46は第二の非利用側熱
交換器17、電磁開閉弁36と接続される凝縮圧力調整
弁であり、第2の凝縮回路45を形成し、電磁開閉弁3
4と並列に接続される。この第2の凝縮回路45は選択
して給湯用水側熱交換器14と接続される。この凝縮圧
力調整弁46は予め設定された凝縮圧力に近付くと第二
の非利用側熱交換器17へ流す冷媒を自動的に増やして
凝縮圧力を下げようとして制御する。他の構成において
は実施例2の構成と同じである。
【0058】動作について説明する。すなわち、冷凍サ
イクルの許容高圧圧力より1Kg/cm2 G程度低い圧
力スイッチ(図示せず)と接続されて給湯運転における
給湯用水側熱交換器14からの温水温度が所定の高温温
度にまず達したら選択可能として、電磁開閉弁36を開
いて第2の凝縮回路45を解放し給湯用水側熱交換器1
4と直列に接続して、給湯用水側熱交換器14は上記圧
縮機12の高温部の加熱蒸気部と熱交換し、上記第2の
凝縮回路45で凝縮圧力調整弁46が流す冷媒量を制御
し、上記冷凍サイクルの高圧圧力を抑えて冷凍サイクル
の運転を続行させるようにする。この凝縮圧力調整弁4
6は第二の非利用側熱交換器17へ流す冷媒量を自動的
に制御するので第2の凝縮回路から外気へ熱量を最小限
に抑える効果がある。高温水の取り出しについては実施
例2と同様である。
【0059】実施例4.図2は他の実施例について示し
たものである。第一および第二の非利用側熱交換器1
6,17はフィンと銅管とからなるプレートフィン式熱
交換器であり、フィンは一体で構成されている。第一は
上部に、第二は下部に構成される。この様に一体で構成
されているので、それぞれの運転においてはフィンの伝
熱面積が増大することになり、効率の上昇を図れる。ま
た、低外気時での給油運転においては第2の凝縮回路4
5の熱量がフィンを通して第一の非利用側熱交換器16
と熱交換器するので低圧圧力を引き上げることができ、
熱交換量アップを図れる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば以下の
効果が得られる。 給湯用水側熱交換器、利用水側熱交換器、第一およ
び第二非利用空気側熱交換器の四つの熱交換器と電磁弁
の開閉弁を各々目的ごとの冷房、暖房、給湯、冷房給湯
に応じて切り替えるとともに、圧縮機の能力制御が行わ
れるようにした冷凍サイクルと、これらの冷凍サイクル
の運転時の冷媒流量を制御する一個の減圧膨張装置とを
設けて制御するようにしたので、効率の良い安定した高
温給湯単独、冷房高温給湯併行運転ができるとともに、
圧縮機の能力制御を行ってヒートポンプ装置の運転を続
行させることにより、給湯温度を高く維持することがで
きるという効果が得られる。また、冷房高温給湯併行運
転時には第一および第二非利用側熱交換器には高圧液冷
媒が100%流れず、冷媒が凝縮して寝込むこともな
く、冷房用排熱を100%給湯に回収でき、水温を高く
でき、給湯用加熱量を大きくできるという効果も得られ
る。この様に、圧縮機の能力制御が行われるようにした
ので高圧圧力を低減して、運転を続行することで給湯温
度を高く維持できる。
【0061】 また、非利用側熱交換器を分割して第
一および第二非利用側熱交換器とし、第2の熱交換器は
給湯用熱交換器と直列に接続することにより、ヒートポ
ンプ装置の運転を続行させ凝縮温度を低く維持して圧縮
機のデスーパーヒート部の利用で給湯温度を高く維持で
きるという効果が得られる。
【0062】 さらに、第二非利用側熱交換器へ流す
冷媒量を凝縮調整弁で自動制御し、給湯用水側熱交換器
の熱交換量を最大限に取り出すようにし、かつ高圧圧力
を抑えるようにして給湯温度を高く維持できるという効
果も得られる。
【0063】 そして、第一および第二非利用側熱交
換器はフィンを一体で構成したのでそれぞれフィンを介
して伝熱面積の増大を図れ、効率の上昇を図れるという
効果が得られる。この様にこの発明の実用的価値は大で
あり、その効果は計り知れない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるヒートポンプ装置を
示す図である。
【図2】この発明の一実施例によるヒートポンプ装置を
示す図である。
【図3】この発明の一実施例による圧縮機特性図を示し
た図である。
【図4】この発明の一実施例による高温給湯運転の状態
を示した図である。
【図5】この発明の一実施例による冷凍サイクルのモリ
エル線図を示した図である。
【図6】従来のヒートポンプ装置を示す図である。
【符号の説明】
12 圧縮機 13 四方切替弁 14 給湯用水側熱交換器 15 水熱交換器 16 第一非利用側熱交換器 17 第二非利用側熱交換器 19 減圧膨張装置 20,22 逆止弁 26,28 毛細管 24 電磁弁 25 電磁弁 29 ドライヤー 30 アキュムレータ 31 液溜 32 (第1の)電磁弁 33 (第6の)電磁弁 34 (第4の)電磁弁 35 (第3の)電磁弁 36 (第7の)電磁弁 37 (第2の)電磁弁 38 (第5の)電磁弁 39 電磁弁 45 第2の凝縮回路 46 凝縮圧力調整弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部で容量制御可能な圧縮機、第一およ
    び第二の非利用側熱交換器、利用水側熱交換器、給湯用
    水側熱交換器、四路切換弁、液溜、アキュムレータ、お
    よび減圧膨張機構により冷凍サイクルが構成され、冷房
    運転モード、暖房運転モード、給湯運転モード、冷房給
    湯併用運転モードを備えたヒートポンプ装置において、
    上記第一の非利用側熱交換器と減圧膨張機構間に接続さ
    れる第1の開閉弁と、上記利用水側熱交換器への冷媒の
    流通を制御する第2の開閉弁と、上記給湯用水側熱交換
    器の入口に接続される第3の開閉弁と、上記給湯用水側
    熱交換器の出口に接続される第4の開閉弁と、利用水側
    熱交換器と給湯用水側熱交換器に接続される第5の開閉
    弁と、利用水側熱交換器と四路切換弁に接続される第6
    の開閉弁と、これらの機器を制御する制御装置を備え、
    上記制御装置は、冷房運転モードのときは、第1の開閉
    弁を開いて上記第一の非利用側熱交換器を作動させ、第
    2、第5の開閉弁を開いて利用水側熱交換器を作動さ
    せ、第3、第4の開閉弁と第6の開閉弁を閉じて給湯用
    水側熱交換器を停止させ、暖房運転モードのときは、第
    1の開閉弁を開いて上記第一の非利用側熱交換器を作動
    させ、第2、第5の開閉弁を開いて利用水側熱交換器を
    作動させ、第3、第4の開閉弁と第6の開閉弁を閉じて
    給湯用水側熱交換器を停止させ、給湯運転モードのとき
    は、第1の開閉弁を開いて上記第一の非利用側熱交換器
    を作動させ、第2、第5、第6の開閉弁を閉じて利用水
    側熱交換器を停止させ、第3、第4の開閉弁を開いて給
    湯用水側熱交換器を作動させ、冷房給湯併用運転モード
    のときは、第1の開閉弁を閉じて上記第一の非利用側熱
    交換器を停止させ、第2、第5の開閉弁を閉じ且つ第6
    の開閉弁を開いて利用水側熱交換器を作動させ、第3、
    第4の開閉弁を開いて給湯用水側熱交換器を作動させる
    ように制御する制御装置とするとともに、上記冷凍サイ
    クルの圧力上昇を検知する圧力検知手段と、上記冷凍サ
    イクルの圧力上昇に応じて上記圧縮機の出力を低減して
    容量制御運転を行う圧縮機制御装置とを備えたことを特
    徴とするヒートポンプ装置。
  2. 【請求項2】 内部で容量制御可能な圧縮機、第一およ
    び第二の非利用側熱交換器、利用水側熱交換器、給湯用
    水側熱交換器、四路切換弁、液溜、アキュムレータ、お
    よび減圧膨張機構により冷凍サイクルが構成され、冷房
    運転モード、暖房運転モード、給湯運転モード、冷房給
    湯併用運転モードを備えたヒートポンプ装置において、
    上記第一の非利用側熱交換器と減圧膨張機構間に接続さ
    れる第1の開閉弁と、上記利用水側熱交換器への冷媒の
    流通を制御する第2の開閉弁と、上記給湯用水側熱交換
    器の入口に接続される第3の開閉弁と、上記給湯用水側
    熱交換器の出口に接続される第4の開閉弁と、利用水側
    熱交換器と給湯用水側熱交換器に接続される第5の開閉
    弁と、利用水側熱交換器と四路切換弁に接続される第6
    の開閉弁と、これらの機器を制御する制御装置と、上記
    冷凍サイクルの圧力上昇を検知する圧力検知手段等と備
    え、上記制御装置は、冷房運転モードのときは、第1の
    開閉弁を開いて上記第一の非利用側熱交換器を作動さ
    せ、第2、第5の開閉弁を開いて利用水側熱交換器を作
    動させ、第3、第4の開閉弁と第6の開閉弁を閉じて給
    湯用水側熱交換器を停止させ、暖房運転モードのとき
    は、第1の開閉弁を開いて上記第一の非利用側熱交換器
    を作動させ、第2、第5の開閉弁を開いて利用水側熱交
    換器を作動させ、第3、第4の開閉弁と第6の開閉弁を
    閉じて給湯用水側熱交換器を停止させ、給湯運転モード
    のときは、第1の開閉弁を開いて上記第一の非利用側熱
    交換器を作動させ、第2、第5、第6の開閉弁を閉じて
    利用水側熱交換器を停止させ、第3、第4の開閉弁を開
    いて給湯用水側熱交換器を作動させ、冷房給湯併用運転
    モードのときは、第1の開閉弁を閉じて上記第一の非利
    用側熱交換器を停止させ、第2、第5の開閉弁を閉じ且
    つ第6の開閉弁を開いて利用水側熱交換器を作動させ、
    第3、第4の開閉弁を開いて給湯用水側熱交換器を作動
    させるように制御する制御装置とするとともに、上記第
    二の非利用熱交換器に接続される第7の開閉弁で形成さ
    れる第2の凝縮回路を第4の開閉弁と並列に接続して選
    択可能に構成し、上記冷凍サイクルの圧力が設定圧力を
    越えるときは、上記第4の開閉弁を閉じて上記第2の凝
    縮回路を開放して給湯用水側熱交換器と直列に接続して
    給湯用水側熱交換器は上記圧縮機の高温部の加熱蒸気部
    と熱交換するよう制御する制御装置とを備えたことを特
    徴とするヒートポンプ装置。
  3. 【請求項3】 内部で容量制御可能な圧縮機、第一およ
    び第二の非利用側熱交換器、利用水側熱交換器、給湯用
    水側熱交換器、四路切換弁、液溜、アキュムレータ、お
    よび減圧膨張機構により冷凍サイクルが構成され、冷房
    運転モード、暖房運転モード、給湯運転モード、冷房給
    湯併用運転モードを備えたヒートポンプ装置において、
    上記第一の非利用側熱交換器と減圧膨張機構間に接続さ
    れる第1の開閉弁と、上記利用水側熱交換器への冷媒の
    流通を制御する第2の開閉弁と、上記給湯用水側熱交換
    器の入口に接続される第3の開閉弁と、上記給湯用水側
    熱交換器の出口に接続される第4の開閉弁と、利用水側
    熱交換器と給湯用水側熱交換器に接続される第5の開閉
    弁と、利用水側熱交換器と四路切換弁に接続される第6
    の開閉弁と、これらの機器を制御する制御装置と、上記
    冷凍サイクルの圧力上昇を検知する圧力検知手段等と備
    え、上記制御装置は、冷房運転モードのときは、第1の
    開閉弁を開いて上記第一の非利用側熱交換器を作動さ
    せ、第2、第5の開閉弁を開いて利用水側熱交換器を作
    動させ、第3、第4の開閉弁と第6の開閉弁を閉じて給
    湯用水側熱交換器を停止させ、暖房運転モードのとき
    は、第1の開閉弁を開いて上記第一の非利用側熱交換器
    を作動させ、第2、第5の開閉弁を開いて利用水側熱交
    換器を作動させ、第3、第4の開閉弁と第6の開閉弁を
    閉じて給湯用水側熱交換器を停止させ、給湯運転モード
    のときは、第1の開閉弁を開いて上記第一の非利用側熱
    交換器を作動させ、第2、第5、第6の開閉弁を閉じて
    利用水側熱交換器を停止させ、第3、第4の開閉弁を開
    いて給湯用水側熱交換器を作動させ、冷房給湯併用運転
    モードのときは、第1の開閉弁を閉じて上記第一の非利
    用側熱交換器を停止させ、第2、第5の開閉弁を閉じ且
    つ第6の開閉弁を開いて利用水側熱交換器を作動させ、
    第3、第4の開閉弁を開いて給湯用水側熱交換器を作動
    させるように制御する制御装置とするとともに、上記第
    二の非利用熱交換器に接続される凝縮圧力調整弁とで形
    成される第2の凝縮回路を第4の開閉弁と並列に接続し
    て選択可能に構成し、上記冷凍サイクルの圧力上昇に応
    じて上記凝縮圧力調整弁を調整し、上記第2の凝縮回路
    に冷媒を流通させて上記冷凍サイクルの圧力上昇を抑制
    するよう制御する制御装置とを備えたことを特徴とする
    ヒートポンプ装置。
  4. 【請求項4】 内部で容量制御可能な圧縮機、第一およ
    び第二の非利用側熱交換器、利用水側熱交換器、給湯用
    水側熱交換器、四路切換弁、液溜、アキュムレータ、お
    よび減圧膨張機構により冷凍サイクルが構成され、冷房
    運転モード、暖房運転モード、給湯運転モード、冷房給
    湯併用運転モードを備えたヒートポンプ装置において、
    上記第一および第二の非利用側熱交換器をフィンと銅管
    からなるプレートフィン式熱交換器とし、かつ各々の熱
    交換器のフィンを相互に熱伝導可能に連結された一体構
    造のフィン構造とするとともに、上記第一の非利用側熱
    交換器と減圧膨張機構間に接続される第1の開閉弁と、
    上記利用水側熱交換器への冷媒の流通を制御する第2の
    開閉弁と、上記給湯用水側熱交換器の入口に接続される
    第3の開閉弁と、上記給湯用水側熱交換器の出口に接続
    される第4の開閉弁と、利用水側熱交換器と給湯用水側
    熱交換器に接続される第5の開閉弁と、利用水側熱交換
    器と四路切換弁に接続される第6の開閉弁と、これらの
    機器を制御する制御装置を備え、上記制御装置は、冷房
    運転モードのときは、第1の開閉弁を開いて上記第一の
    非利用側熱交換器を作動させ、第2、第5の開閉弁を開
    いて利用水側熱交換器を作動させ、第3、第4の開閉弁
    と第6の開閉弁を閉じて給湯用水側熱交換器を停止さ
    せ、暖房運転モードのときは、第1の開閉弁を開いて上
    記第一の非利用側熱交換器を作動させ、第2、第5の開
    閉弁を開いて利用水側熱交換器を作動させ、第3、第4
    の開閉弁と第6の開閉弁を閉じて給湯用水側熱交換器を
    停止させ、給湯運転モードのときは、第1の開閉弁を開
    いて上記第一の非利用側熱交換器を作動させ、第2、第
    5、第6の開閉弁を閉じて利用水側熱交換器を停止さ
    せ、第3、第4の開閉弁を開いて給湯用水側熱交換器を
    作動させ、冷房給湯併用運転モードのときは、第1の開
    閉弁を閉じて上記第一の非利用側熱交換器を停止させ、
    第2、第5の開閉弁を閉じ且つ第6の開閉弁を開いて利
    用水側熱交換器を作動させ、第3、第4の開閉弁を開い
    て給湯用水側熱交換器を作動させるように制御する制御
    装置とするとともに、上記冷凍サイクルの圧力上昇を検
    知する圧力検知手段と、上記冷凍サイクルの圧力上昇に
    応じて上記圧縮機の出力を低減して容量制御運転を行う
    圧縮機制御装置とを備えたことを特徴とするヒートポン
    プ装置。
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