JPH0124530Y2 - - Google Patents

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JPH0124530Y2
JPH0124530Y2 JP6627481U JP6627481U JPH0124530Y2 JP H0124530 Y2 JPH0124530 Y2 JP H0124530Y2 JP 6627481 U JP6627481 U JP 6627481U JP 6627481 U JP6627481 U JP 6627481U JP H0124530 Y2 JPH0124530 Y2 JP H0124530Y2
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water supply
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heat exchanger
valve
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は3個の開閉弁と3個のキヤピラリーチ
ユーブとを用いて冷房単独、給湯単独、冷房給湯
併行の3通りの運転が可能であつて、高価な四路
切換弁および膨脹弁を用いないでそれぞれ最適な
運転を行い得る低コストの冷房給湯装置に関す
る。
冷房給湯の運転を行わせる冷凍装置としては、
例えば実公昭48−17102号公報に示される装置が
従来からあるが、この装置は第2図に展開示する
回路に形成されていて、系統中に冷房単独・冷房
給湯併行と、給湯単独とに切り換えるための四路
切換弁18が必要不可欠であつた。
系統中の各種制御弁のうちで特に四路切換弁1
8があることによつて、高圧冷媒と吸入ガス冷媒
とがこの切換弁18内で、熱交換し吸入ガス冷媒
が過熱される結果、低圧々力が上昇することは避
けられなく、室外コイル3での外気からの吸熱量
が減少して、特に給湯用熱交換器2が熱交換作用
を行つている給湯運転の際には、該熱交換器2に
対する加熱々量が減少する一方、冷凍サイクル中
の循環量が若干増大して、圧縮機1の入力が増加
する。
従つて給湯運転時におけるエネルギー有効比
(EER)、すなわち給湯用加熱量が圧縮機の入力
に対する比が低下する不経済な面があつた。
また、給湯単独運転への切換え、この逆の切換
えを行うには四路切換弁22を切換え操作して冷
凍サイクルを逆サイクルにしなければならなく、
その結果、四路切換弁18内における冷媒の流れ
が転換することによる切換音が大きくて好ましく
なかつた。
さらに、3通りの運転を行わせるためには、系
統中に冷房単独・冷房給湯併行の両運転兼用の膨
脹弁19と給湯単独専用の膨脹弁20とが必要で
あつて、後者の膨脹弁20はキヤピラリーチユー
ブに代替可能でも、前者の膨脹弁19については
冷媒流通量が相互に異る2通りの運転に共用させ
ている関係上、これを単純にキヤピラリーチユー
ブ代替が不可能であり、高価な自動膨脹弁を使用
せざるを得ないためにコスト増をもたらす点も問
題であつた。
このように従来のこの種冷凍装置が実用面での
種々の欠陥を有している点に対処して、本考案は
高価な四路切換弁を省略して汎用の開閉弁を操作
するだけで冷房、給湯、冷房・給湯の3通りの運
転が行え、しかも給湯運転の際のEERを向上し、
かつ冷房・給湯同時運転の場合に給湯のための加
熱量を十分確保し得る如き改善された冷房給湯装
置を提供しようとして成されたものであつて、特
に給湯用熱交換器、室内側熱交換器、室外側熱交
換器の3つの熱交換器と、冷房専用、給湯専用、
冷房給湯併行用の3つのキヤピラリーチユーブお
よび3つの開閉弁とを組合せて特定の配管接続を
行わしめることにより、前記3つの開閉弁から1
つを選択的に開放操作するだけで3通りの運転の
切換えが行える如くした構成を特徴とする。
本考案を添付図面の1例にもとづいて、その構
成の詳細につき以下説明する。
第1図は本考案の1実施例に係る装置回路図で
あり、吐出ガス冷媒と給湯用水との間の熱交換を
なす給湯用熱交換器2、室外側熱交換器3例えば
フアン16を備えた対空気形熱交換器(以下室外
コイル3と称する)、室内側熱交換器4例えばフ
アン17を備えた対空気形交換器(以下室内コイ
ル4と称する)の3個の熱交換器と、冷房単独運
転時に開く第1開閉弁5例えば電磁弁、給湯単独
運転時に開く第2開閉弁6例えば電磁弁、冷房給
湯併行運転時に開く第3開閉弁7例えば電磁弁の
3個の電磁弁と、給湯専用キヤピラリーチユーブ
8、冷房給湯併行運転用キヤピラリーチユーブ
9、冷房専用キヤピラリーチユーブ10の3個の
キヤピラリーチユーブと、圧縮機1とを要素とし
て循環冷媒回路に形成している。
そして、室内コイル4とフアン17とによつて
室内ユニツトAを、その他の各要素によつて室外
ユニツトBを夫々形成して、所謂分離形装置とな
している。
上記装置において、圧縮機1、室外コイル3、
冷房専用キヤピラリーチユーブ10および室内コ
イル4により周知の冷凍サイクルを構成して、圧
縮機1の吐出口1aと室外コイル3の冷媒入口と
を接続する吐出管11中に第1電磁弁5を介設す
ると共に、給湯用熱交換器2と給湯専用キヤピラ
リーチユーブ8とからなる直列冷媒回路13を第
1電磁弁5の入口・出口間に接続している。
また、給湯単独運転時に開く前記第2電磁弁6
を介して有する第1バイパス回路14を室外コイ
ル3の冷媒出口と圧縮機1の吸入口1bに連絡す
る吸入管12との間に接続し、さらに前記第3電
磁弁7と冷房給湯併行運転用キヤピラリーチユー
ブ9とを直列に介して有する第2バイパス回路1
5を給湯用熱交換器2の冷媒出口と冷房専用キヤ
ピラリーチユーブ10の出口との間に接続してい
る。
第1図中、19は給湯用水を供給するためのポ
ンプである。
叙上の構成になる装置の運転態様を次に説明す
る。
(イ) 冷房単独運転 第1開閉弁5を開き、圧縮機1およびフアン1
6,17を付勢すると共に、給水ポンプ19を停
止の状態にする。
冷凍回路における冷媒の流れは第1図において
実線矢示の通りとなり、圧縮機1吐出口1a→吐
出管11→第1電磁弁5→室外コイル3(凝縮器
として作用する)→冷房専用キヤピラリーチユー
ブ10→室内コイル4(蒸発器として作用する)
→吸入管12→圧縮機1吸入口1bの閉回路が形
成され、室外コイル3で冷媒の凝縮熱が放出さ
れ、一方、蒸発熱は室内コイル4において室内空
気から奪取することにより通常の冷房運転が行わ
れる。
この場合、第1電磁弁5が給湯用熱交換器2と
給湯専用キヤピラリーチユーブ8との直列回路の
両端部を短絡せしめているので、吐出ガス冷媒の
大半は第1電磁弁5を有する吐出管11に流れて
給湯用熱交換器2は実質的に作動しない。
但し、この熱交換器2には僅かに冷媒が流れる
ことがあるが、給水ポンプ19の停止によつて冷
媒と給湯用水との間の熱交換が行われない状態と
なり、高圧冷媒が一部熱交換器2内に滞溜するだ
けで熱交換を殆ど行わない。
(ロ) 給湯単独運転 第2開閉弁6を開き、フアン16、給水ポンプ
19および圧縮機1を付勢する。第1開閉弁5、
第3開閉弁7およびフアン17は停止する。
冷凍回路における冷媒の流れは第1図において
破線矢示の通りとなり、圧縮機1吐出口1a→給
湯用熱交換器2(凝縮器として使用する)→給湯
専用キヤピラリーチユーブ8→室外コイル3(蒸
発器として作用する)→第1バイパス回路14→
吸入管12→圧縮機1吸入口1bの閉回路が形成
されて室外ユニツトB側のみでの冷媒循環が成さ
れる。
その結果、冷媒の凝縮熱は全量が給湯用熱交換
器2において給湯用水の加熱に寄与し、一方、室
内コイル4では低圧ガスが過熱状態となり充満し
ているだけで冷却作用は全く行われなく、また系
統中の循環冷媒量が不足する問題もなくて、安定
かつ能力大なる給湯単独運転が可能である。
(ハ) 冷房給湯併行運転 第3開閉弁7を開き、フアン17、ポンプ19
および圧縮機1を付勢する。
第1開閉弁5、第2開閉弁6は閉止し、かつフ
アン16は停止の状態にする。
冷凍回路における冷媒の流れは第1図において
波線矢示の通りとなり、圧縮機1吐出口1a→給
湯用熱交換器2(凝縮器として作用する)→第3
開閉弁7→冷房給湯併行運転用キヤピラリーチユ
ーブ9→室内コイル4(蒸発器として作用する)
→圧縮機1吸入口1bの閉回路が形成され、冷媒
の凝縮熱は全量が給湯用水の加熱に寄与し、蒸発
熱は全量が室内空気の冷却に寄与する。ただし、
室外コイル3では僅かに熱交換が行われるが、こ
れは極く微量であつて、減圧後の過熱ガス充満状
態と考えられ、冷房能力には何等問題とならな
い。
以上、本考案装置の構成および作用について詳
述したが、次に効果について挙示すると、次の通
りである。
(1) 3通りの運転に対して夫々専用のキヤピラリ
ーチユブにより流量制御するようにしているの
で、各運転に対して最適な容量のキヤピラリー
チユーブが選定可能であり、装置の簡素化をは
かりながら十分な能力を保つことができる。
(2) 減圧器をキヤピラリー化することによつて低
コストで汎用性に富む装置となし得る。
(3) 3個の開閉弁の操作で3通りの運転が確実に
行えて操作が容易である。
(4) 四路切換弁を使用しない回路であるから、該
四路切換弁内での高い低圧冷媒熱交換が行われ
る従来装置の問題点は解消され、特に給湯運転
時におけるEER(給湯用加熱量/圧縮機入力)
が向上する。
(5) 四路切換弁を用いた場合の高圧・低圧間の冷
媒漏れは本考案においては全然生じなく安定し
た冷凍運転が可能である。
(6) 四路切換弁を用いた場合の弁内圧力損失を解
消し得る。
(7) 3種の運転を切換えて行う場合に、冷媒回路
が逆サイクルにならない構成としたから、切換
音が発生しなくて静粛運転が可能となる。
(8) 汎用の構造簡単な開閉弁のみを使用する回路
であつて、切換不能を起し易い四路切換弁等の
複雑な制御弁を省略し得るので制御面での信頼
性が向上する。
(9) 給湯・冷房併行運転時に室外コイル3には高
圧液冷媒が流れなく、放熱を排除し得るため
に、冷房用排熱を100%給湯に回収できて、給
湯用加熱量が大きい。
叙上の如く本考案は種々のすぐれた効果を奏す
る冷凍装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案冷凍装置の1例に係る冷凍回路
展開図、第2図は従来の冷凍装置の冷凍回路展開
図である。 1……圧縮機、1a……吐出口、1b……吸入
口、2……給湯用熱交換器、3……室外側熱交換
器、4……室内側熱交換器、5……第1開閉弁、
6……第2開閉弁、7……第3開閉弁、8……給
湯専用キヤピラリーチユーブ、9……冷房給湯併
行運転用キヤピラリーチユーブ、10……冷房専
用キヤピラリーチユーブ、11……吐出管、12
……吸入管、13……直列冷媒回路、14……第
1バイパス回路、15……第2バイパス回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮機1、室外側熱交換器3、冷房専用キヤピ
    ラリーチユーブ10および室内側熱交換器4によ
    り冷凍サイクルを構成して、圧縮機1の吐出口1
    aと室外側熱交換器3の冷媒入口とを接続する吐
    出管11中に冷房単独運転時に開く第1開閉弁5
    を介設すると共に、吐出ガス冷媒と給湯用水との
    間で熱交換を行う給湯用熱交換器2と給湯専用キ
    ヤピラリーチユーブ8とからなる直列冷媒回路1
    3を前記第1開閉弁5の入口・出口間に接続する
    一方、給湯単独運転時に開く第2開閉弁6を有す
    る第1バイパス回路14を、室外側熱交換器3の
    冷媒出口と圧縮機1の吸入口1bに連絡する吸入
    管12との間に接続し、さらに、冷房給湯併行運
    転時に開く第3開閉弁7と冷房給湯併行運転用キ
    ヤピラリーチユーブ9とを直列に介して有する第
    2バイパス回路15を給湯用熱交換器2の冷媒出
    口と冷房専用キヤピラリーチユーブ10の出口と
    の間に接続したことを特徴とする冷房給湯装置。
JP6627481U 1981-05-07 1981-05-07 Expired JPH0124530Y2 (ja)

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JPS57179077U JPS57179077U (ja) 1982-11-12
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