JP2001248933A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JP2001248933A JP2001248933A JP2000059772A JP2000059772A JP2001248933A JP 2001248933 A JP2001248933 A JP 2001248933A JP 2000059772 A JP2000059772 A JP 2000059772A JP 2000059772 A JP2000059772 A JP 2000059772A JP 2001248933 A JP2001248933 A JP 2001248933A
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- heat exchanger
- indoor
- operation mode
- valve
- air conditioner
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 暖房運転モード時は室内補助熱交換器により
効果的に過冷却を行い暖房効率を向上させるとともに、
冷房運転モード時は室内補助熱交換器による圧力損失を
防止し冷房効率の低下を防止した空気調和機を提供す
る。 【解決手段】 圧縮機1の吐出口2から吐出される冷媒
を、四方弁5、室外熱交換器6、膨張機構7、室内補助
熱交換器8、室内熱交換器9、前記四方弁5を経て前記
圧縮機1の吸込口3へ循環するヒートポンプ式冷凍サイ
クルを備えてなる空気調和機において、前記膨張機構7
と前記室内補助熱交換器8との間に絞り機構10を設
け、同絞り機構10と前記膨張機構7間と、前記室内補
助熱交換器8と前記室内熱交換器9間とを開閉弁12を
備えたバイパス管11にて接続する。
効果的に過冷却を行い暖房効率を向上させるとともに、
冷房運転モード時は室内補助熱交換器による圧力損失を
防止し冷房効率の低下を防止した空気調和機を提供す
る。 【解決手段】 圧縮機1の吐出口2から吐出される冷媒
を、四方弁5、室外熱交換器6、膨張機構7、室内補助
熱交換器8、室内熱交換器9、前記四方弁5を経て前記
圧縮機1の吸込口3へ循環するヒートポンプ式冷凍サイ
クルを備えてなる空気調和機において、前記膨張機構7
と前記室内補助熱交換器8との間に絞り機構10を設
け、同絞り機構10と前記膨張機構7間と、前記室内補
助熱交換器8と前記室内熱交換器9間とを開閉弁12を
備えたバイパス管11にて接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係わ
り、より詳細には、室内補助熱交換器を備えたヒートポ
ンプ式冷凍サイクルにおいて、冷房運転モード時の効率
向上を図る構成に関する。
り、より詳細には、室内補助熱交換器を備えたヒートポ
ンプ式冷凍サイクルにおいて、冷房運転モード時の効率
向上を図る構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機は、図6にて示すよう
に、1は冷媒蒸気を圧縮する圧縮機、5は同圧縮機1よ
り吐出する冷媒の流れを運転モードに応じて切り換える
四方弁、6は室外に設置され外気に対して冷媒の熱交換
を行う室外熱交換器、7は冷媒が通過して膨張する膨張
機構である電子膨張弁、8と9は室内に設置され室内空
気に対して冷媒の熱交換を行う室内補助熱交換器と室内
熱交換器という構成であった。本構成において、暖房運
転モード時、凝縮器として機能する前記室内補助熱交換
器により冷媒が過冷却されることにより、エンタルピを
低下させることができるため、蒸発器として機能する前
記室外熱交換器におけるエンタルピの増加を増大させて
冷凍能力を向上させ、運転効率を向上させることができ
る。
に、1は冷媒蒸気を圧縮する圧縮機、5は同圧縮機1よ
り吐出する冷媒の流れを運転モードに応じて切り換える
四方弁、6は室外に設置され外気に対して冷媒の熱交換
を行う室外熱交換器、7は冷媒が通過して膨張する膨張
機構である電子膨張弁、8と9は室内に設置され室内空
気に対して冷媒の熱交換を行う室内補助熱交換器と室内
熱交換器という構成であった。本構成において、暖房運
転モード時、凝縮器として機能する前記室内補助熱交換
器により冷媒が過冷却されることにより、エンタルピを
低下させることができるため、蒸発器として機能する前
記室外熱交換器におけるエンタルピの増加を増大させて
冷凍能力を向上させ、運転効率を向上させることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、前記室内補助熱交換器は補助熱交換器という位
置付けから前記室内補助熱交換器を収納する室内機の外
形サイズを大きくしないように熱交換器の放熱フィンの
大きさが限定される場合が多く、冷房運転モード時、蒸
発器として機能する前記室内補助熱交換器は、放熱面積
の増大による熱交換効率向上効果よりも、熱交換器の伝
熱チューブの延長による圧力損失により圧縮機の吸込圧
力を低下させて冷凍能力を低下させるというマイナス作
用の方が大きくなる場合が多いという問題点があった。
本発明においては、上記の問題点に鑑み、暖房運転モー
ド時は室内補助熱交換器により効果的に過冷却を行い暖
房効率を向上させるとともに、冷房運転モード時は室内
補助熱交換器による圧力損失を防止し冷房効率の低下を
防止した空気調和機を提供することを目的とする。
成では、前記室内補助熱交換器は補助熱交換器という位
置付けから前記室内補助熱交換器を収納する室内機の外
形サイズを大きくしないように熱交換器の放熱フィンの
大きさが限定される場合が多く、冷房運転モード時、蒸
発器として機能する前記室内補助熱交換器は、放熱面積
の増大による熱交換効率向上効果よりも、熱交換器の伝
熱チューブの延長による圧力損失により圧縮機の吸込圧
力を低下させて冷凍能力を低下させるというマイナス作
用の方が大きくなる場合が多いという問題点があった。
本発明においては、上記の問題点に鑑み、暖房運転モー
ド時は室内補助熱交換器により効果的に過冷却を行い暖
房効率を向上させるとともに、冷房運転モード時は室内
補助熱交換器による圧力損失を防止し冷房効率の低下を
防止した空気調和機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、圧縮機の吐出口から吐出される冷媒を、四
方弁、室外熱交換器、膨張機構、室内補助熱交換器、室
内熱交換器、前記四方弁を経て前記圧縮機の吸込口へ循
環するヒートポンプ式冷凍サイクルを備えてなる空気調
和機において、前記膨張機構と前記室内補助熱交換器と
の間に絞り機構を設け、同絞り機構と前記膨張機構間
と、前記室内補助熱交換器と前記室内熱交換器間とを開
閉弁を備えたバイパス管にて接続した構成となってい
る。
決するため、圧縮機の吐出口から吐出される冷媒を、四
方弁、室外熱交換器、膨張機構、室内補助熱交換器、室
内熱交換器、前記四方弁を経て前記圧縮機の吸込口へ循
環するヒートポンプ式冷凍サイクルを備えてなる空気調
和機において、前記膨張機構と前記室内補助熱交換器と
の間に絞り機構を設け、同絞り機構と前記膨張機構間
と、前記室内補助熱交換器と前記室内熱交換器間とを開
閉弁を備えたバイパス管にて接続した構成となってい
る。
【0005】また、前記開閉弁を、電磁弁とした構成と
なっている。
なっている。
【0006】また、前記電磁弁を冷房運転モード時には
開放し、暖房運転モード時には閉塞した構成となってい
る。
開放し、暖房運転モード時には閉塞した構成となってい
る。
【0007】また、前記開閉弁を、冷房運転モード時に
は流通し、暖房運転モード時には閉塞する逆止弁とした
構成となっている。
は流通し、暖房運転モード時には閉塞する逆止弁とした
構成となっている。
【0008】更に、前記絞り機構を、キャピラリチュー
ブとした構成となっている。
ブとした構成となっている。
【0009】
【発明の実施の形態】図1乃至図5にて示す本発明の実
施例により、本発明の実施の形態について説明する。先
ず、図1乃至図4に示す、本発明の第一の実施例につい
て説明する。図1の冷媒回路図に示すように、1は吐出
口2と吸込口3とアキュムレータ4とを備えた冷媒蒸気
を圧縮する圧縮機、5は同圧縮機1より吐出する冷媒の
流れを運転モードに応じて切り換える四方弁、6は室外
に設置され外気に対して冷媒の熱交換を行う室外熱交換
器、7は冷媒が通過して膨張する膨張機構である電子膨
張弁、8と9は室内に設置され室内空気に対して冷媒の
熱交換を行う室内補助熱交換器と室内熱交換器、10は
前記電子膨張弁7と前記室内補助熱交換器8との間に設
けて前記室内補助熱交換器8方向への流路抵抗となるこ
とにより、後記バイパス管11方向へ冷媒が流れること
を促進する絞り機構であるキャピラリチューブ、11は
運転モードに応じて開閉される電磁弁からなる開閉弁1
2を備えたバイパス管である。
施例により、本発明の実施の形態について説明する。先
ず、図1乃至図4に示す、本発明の第一の実施例につい
て説明する。図1の冷媒回路図に示すように、1は吐出
口2と吸込口3とアキュムレータ4とを備えた冷媒蒸気
を圧縮する圧縮機、5は同圧縮機1より吐出する冷媒の
流れを運転モードに応じて切り換える四方弁、6は室外
に設置され外気に対して冷媒の熱交換を行う室外熱交換
器、7は冷媒が通過して膨張する膨張機構である電子膨
張弁、8と9は室内に設置され室内空気に対して冷媒の
熱交換を行う室内補助熱交換器と室内熱交換器、10は
前記電子膨張弁7と前記室内補助熱交換器8との間に設
けて前記室内補助熱交換器8方向への流路抵抗となるこ
とにより、後記バイパス管11方向へ冷媒が流れること
を促進する絞り機構であるキャピラリチューブ、11は
運転モードに応じて開閉される電磁弁からなる開閉弁1
2を備えたバイパス管である。
【0010】次に、図2のブロック図により、本発明の
第一の実施例の制御系の構成について説明する。13は
使用者の操作により冷房、暖房等の運転モードを切り換
える運転モード切換スイッチ、14は同運転モード切換
スイッチ13の運転モード選択内容を検知し、その運転
モードに応じて各々の運転モード信号を後記室外機制御
部15へ発信する室内機制御部、15は同室内機制御部
36からの運転モード信号を受信し、その運転モードに
応じて前記四方弁5の切り換えと、前記開閉弁12の開
閉とを制御する室外機制御部である。
第一の実施例の制御系の構成について説明する。13は
使用者の操作により冷房、暖房等の運転モードを切り換
える運転モード切換スイッチ、14は同運転モード切換
スイッチ13の運転モード選択内容を検知し、その運転
モードに応じて各々の運転モード信号を後記室外機制御
部15へ発信する室内機制御部、15は同室内機制御部
36からの運転モード信号を受信し、その運転モードに
応じて前記四方弁5の切り換えと、前記開閉弁12の開
閉とを制御する室外機制御部である。
【0011】上記構成において、次にその作用と効果に
ついて説明する。先ず、図1と図3の項番1にて示す冷
房運転モードについて説明する。使用者が前記運転モー
ド切換スイッチ13を操作して冷房運転モードにする
と、前記室内機制御部14はそれを検知して前記室外機
制御部15に対して冷房運転モード信号を発信する。前
記室外機制御部15は前記室内機制御部14からの冷房
運転モード信号を受信すると、前記四方弁5を前記圧縮
機1の吐出口2と前記室外熱交換器6とを接続し、前記
圧縮機1の吸込口3と前記室内熱交換器9とを接続する
ように切り換え、前記開閉弁12を開放するように制御
する。前記圧縮機1の吐出口2より吐出した高温高圧の
冷媒蒸気は、前記四方弁5を通り、前記室外熱交換器6
にて外気に放熱することにより凝縮して、高温高圧の冷
媒液となり、同高温高圧の冷媒液は前記電子膨張弁7に
て膨張することにより低温低圧の冷媒液となり、同低温
低圧の冷媒液は前記キャピラリチューブ10により流路
抵抗の大きな前記室内補助熱交換器8方向を避けて、よ
り流路抵抗の小さな前記バイパス管11方向へと流れ、
同バイパス管11を通って前記室内熱交換器9へ流入し
て室内空気から吸熱し、冷房することにより蒸発して低
温低圧の冷媒蒸気となり、同低温低圧の冷媒蒸気は前記
四方弁5を通り前記圧縮機1の吸込口3へ戻る。
ついて説明する。先ず、図1と図3の項番1にて示す冷
房運転モードについて説明する。使用者が前記運転モー
ド切換スイッチ13を操作して冷房運転モードにする
と、前記室内機制御部14はそれを検知して前記室外機
制御部15に対して冷房運転モード信号を発信する。前
記室外機制御部15は前記室内機制御部14からの冷房
運転モード信号を受信すると、前記四方弁5を前記圧縮
機1の吐出口2と前記室外熱交換器6とを接続し、前記
圧縮機1の吸込口3と前記室内熱交換器9とを接続する
ように切り換え、前記開閉弁12を開放するように制御
する。前記圧縮機1の吐出口2より吐出した高温高圧の
冷媒蒸気は、前記四方弁5を通り、前記室外熱交換器6
にて外気に放熱することにより凝縮して、高温高圧の冷
媒液となり、同高温高圧の冷媒液は前記電子膨張弁7に
て膨張することにより低温低圧の冷媒液となり、同低温
低圧の冷媒液は前記キャピラリチューブ10により流路
抵抗の大きな前記室内補助熱交換器8方向を避けて、よ
り流路抵抗の小さな前記バイパス管11方向へと流れ、
同バイパス管11を通って前記室内熱交換器9へ流入し
て室内空気から吸熱し、冷房することにより蒸発して低
温低圧の冷媒蒸気となり、同低温低圧の冷媒蒸気は前記
四方弁5を通り前記圧縮機1の吸込口3へ戻る。
【0012】次に、図4と図3の項番2にて示す暖房運
転モードについて説明する。使用者が前記運転モード切
換スイッチ13を操作して暖房運転モードにすると、前
記室内機制御部14はそれを検知して前記室外機制御部
15に対して暖房運転モード信号を発信する。前記室外
機制御部15は前記室内機制御部14からの暖房運転モ
ード信号を受信すると、前記四方弁5を前記圧縮機1の
吐出口2と前記室内熱交換器9とを接続し、前記圧縮機
1の吸込口3と前記室外熱交換器6とを接続するように
切り換え、前記開閉弁12を閉塞するように制御する。
前記圧縮機1の吐出口2より吐出した高温高圧の冷媒蒸
気は、前記四方弁5を通り、前記室内熱交換器9にて室
内空気に放熱し、暖房することにより凝縮することによ
り、そのエンタルピを低下させた高温高圧の冷媒液とな
り、同高温高圧の冷媒液は前記室内補助熱交換器8にて
更に放熱し冷却され過冷却状態の高温高圧の冷媒液とな
ることにより、更にそのエンタルピを低下させ、前記過
冷却状態の高温高圧の冷媒液は前記電子膨張弁7にてエ
ンタルピ一定のまま膨張することにより低温低圧の冷媒
液となり、同エンタルピを低下させた低温低圧の冷媒液
は前記室外熱交換器6へと流入して外気から吸熱するこ
とにより蒸発してエンタルピの増加した低温低圧の冷媒
蒸気となり、同低温低圧の冷媒蒸気は前記四方弁5を通
り前記圧縮機1の吸込口3へ戻る。
転モードについて説明する。使用者が前記運転モード切
換スイッチ13を操作して暖房運転モードにすると、前
記室内機制御部14はそれを検知して前記室外機制御部
15に対して暖房運転モード信号を発信する。前記室外
機制御部15は前記室内機制御部14からの暖房運転モ
ード信号を受信すると、前記四方弁5を前記圧縮機1の
吐出口2と前記室内熱交換器9とを接続し、前記圧縮機
1の吸込口3と前記室外熱交換器6とを接続するように
切り換え、前記開閉弁12を閉塞するように制御する。
前記圧縮機1の吐出口2より吐出した高温高圧の冷媒蒸
気は、前記四方弁5を通り、前記室内熱交換器9にて室
内空気に放熱し、暖房することにより凝縮することによ
り、そのエンタルピを低下させた高温高圧の冷媒液とな
り、同高温高圧の冷媒液は前記室内補助熱交換器8にて
更に放熱し冷却され過冷却状態の高温高圧の冷媒液とな
ることにより、更にそのエンタルピを低下させ、前記過
冷却状態の高温高圧の冷媒液は前記電子膨張弁7にてエ
ンタルピ一定のまま膨張することにより低温低圧の冷媒
液となり、同エンタルピを低下させた低温低圧の冷媒液
は前記室外熱交換器6へと流入して外気から吸熱するこ
とにより蒸発してエンタルピの増加した低温低圧の冷媒
蒸気となり、同低温低圧の冷媒蒸気は前記四方弁5を通
り前記圧縮機1の吸込口3へ戻る。
【0013】以上のように、暖房運転モード時は、循環
する冷媒は前記室内補助熱交換器8により過冷却されて
凝縮過程におけるエンタルピの低下を大きくすることが
できることにより、前記室外熱交換器6における蒸発過
程でのエンタルピの増加を大きくすることができるた
め、その冷凍能力を向上させることができ、省エネルギ
運転が可能となる。
する冷媒は前記室内補助熱交換器8により過冷却されて
凝縮過程におけるエンタルピの低下を大きくすることが
できることにより、前記室外熱交換器6における蒸発過
程でのエンタルピの増加を大きくすることができるた
め、その冷凍能力を向上させることができ、省エネルギ
運転が可能となる。
【0014】また、前記絞り機構をキャピラリチューブ
10とすることにより、前記室内補助熱交換器8方向の
流路抵抗を安価な構成にて大きくできるため、冷房運転
モード時、循環する冷媒を前記バイパス管11方向へ安
価な構成にて導くことができる。なお、暖房運転モード
時、前記キャピラリチューブ10により絞られた分、前
記電子膨張弁7の絞り開度を開くことにより、適性な絞
り量を維持することが可能である。
10とすることにより、前記室内補助熱交換器8方向の
流路抵抗を安価な構成にて大きくできるため、冷房運転
モード時、循環する冷媒を前記バイパス管11方向へ安
価な構成にて導くことができる。なお、暖房運転モード
時、前記キャピラリチューブ10により絞られた分、前
記電子膨張弁7の絞り開度を開くことにより、適性な絞
り量を維持することが可能である。
【0015】次に、図5に示す、本発明の第二の実施例
について説明する。上記第一の実施例とは、バイパス管
の構成が異なる。前記電子膨張弁7と前記キャピラリチ
ューブ10間と、前記室内補助熱交換器8と前記室内熱
交換器9間とを、この順の方向に流通方向となるような
逆止弁16を備えたバイパス管17にて接続している。
について説明する。上記第一の実施例とは、バイパス管
の構成が異なる。前記電子膨張弁7と前記キャピラリチ
ューブ10間と、前記室内補助熱交換器8と前記室内熱
交換器9間とを、この順の方向に流通方向となるような
逆止弁16を備えたバイパス管17にて接続している。
【0016】このような構成とすることにより、図5に
示すように、冷房運転モード時には、冷媒の循環方向は
前記逆止弁16に対して順方向となるため、冷媒は前記
バイパス管17を流れて前記室内補助熱交換器8をバイ
パスする。また、暖房運転モード時(図示省略)には、
冷媒の循環方向は前記逆止弁16に対して逆方向となる
ため、冷媒は前記室内補助熱交換器8を流れる。以上の
ように、本第二の実施例においては、冷房運転モード時
と暖房運転モード時とにおける前記バイパス管17への
冷媒の流入と非流入との切り換えは、前記逆止弁16に
より自動的に行われるため、制御回路による制御が不要
となり、制御回路部品コストを削減し安価な構成とする
ことができるとともに、制御ソフトのデバッグの手間を
軽減し開発コストを削減することができる。
示すように、冷房運転モード時には、冷媒の循環方向は
前記逆止弁16に対して順方向となるため、冷媒は前記
バイパス管17を流れて前記室内補助熱交換器8をバイ
パスする。また、暖房運転モード時(図示省略)には、
冷媒の循環方向は前記逆止弁16に対して逆方向となる
ため、冷媒は前記室内補助熱交換器8を流れる。以上の
ように、本第二の実施例においては、冷房運転モード時
と暖房運転モード時とにおける前記バイパス管17への
冷媒の流入と非流入との切り換えは、前記逆止弁16に
より自動的に行われるため、制御回路による制御が不要
となり、制御回路部品コストを削減し安価な構成とする
ことができるとともに、制御ソフトのデバッグの手間を
軽減し開発コストを削減することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
暖房運転モード時は室内補助熱交換器により効果的に過
冷却を行い暖房効率を向上させるとともに、冷房運転モ
ード時は室内補助熱交換器による圧力損失を防止し冷房
効率の低下を防止した空気調和機となる。
暖房運転モード時は室内補助熱交換器により効果的に過
冷却を行い暖房効率を向上させるとともに、冷房運転モ
ード時は室内補助熱交換器による圧力損失を防止し冷房
効率の低下を防止した空気調和機となる。
【図1】本発明による空気調和機の第一の実施例の冷媒
回路図であり、冷房運転状態を示す。
回路図であり、冷房運転状態を示す。
【図2】本発明による空気調和機の第一の実施例の制御
系のブロック図である。
系のブロック図である。
【図3】本発明による空気調和機の第一の実施例の制御
の内容を示す説明図である。
の内容を示す説明図である。
【図4】本発明による空気調和機の第一の実施例の冷媒
回路図であり、暖房運転状態を示す。
回路図であり、暖房運転状態を示す。
【図5】本発明による空気調和機の第一の実施例の冷媒
回路図であり、冷房運転状態を示す。
回路図であり、冷房運転状態を示す。
【図6】従来の空気調和機の冷媒回路図である。
1 圧縮機 2 吐出口 3 吸込口 5 四方弁 6 室外熱交換器 7 電子膨張弁(膨張機構) 8 室内補助熱交換器 9 室内熱交換器 10 キャピラリチューブ(絞り機構) 11 バイパス管 12 開閉弁(電磁弁) 16 逆止弁 17 バイパス管
Claims (5)
- 【請求項1】 圧縮機の吐出口から吐出される冷媒を、
四方弁、室外熱交換器、膨張機構、室内補助熱交換器、
室内熱交換器、前記四方弁を経て前記圧縮機の吸込口へ
循環するヒートポンプ式冷凍サイクルを備えてなる空気
調和機において、 前記膨張機構と前記室内補助熱交換器との間に絞り機構
を設け、同絞り機構と前記膨張機構間と、前記室内補助
熱交換器と前記室内熱交換器間とを開閉弁を備えたバイ
パス管にて接続してなることを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 前記開閉弁を、電磁弁としてなることを
特徴とする請求項1記載の空気調和機。 - 【請求項3】 前記電磁弁を冷房運転モード時には開放
し、暖房運転モード時には閉塞してなることを特徴とす
る請求項2記載の空気調和機。 - 【請求項4】 前記開閉弁を、冷房運転モード時には流
通し、暖房運転モード時には閉塞する逆止弁としてなる
ことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。 - 【請求項5】 前記絞り機構を、キャピラリチューブと
してなることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000059772A JP2001248933A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000059772A JP2001248933A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001248933A true JP2001248933A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18580181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000059772A Pending JP2001248933A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001248933A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020090952A (ko) * | 2002-10-09 | 2002-12-05 | 민태식 | 히트 펌프 사이클 |
EP1757877A2 (en) * | 2005-08-22 | 2007-02-28 | Emerson Climate Technologies, Inc. | Compressor with vapor injection system |
WO2013031837A1 (ja) * | 2011-09-02 | 2013-03-07 | サンデン株式会社 | 熱交換器及びそれを用いたヒートポンプシステム |
-
2000
- 2000-03-06 JP JP2000059772A patent/JP2001248933A/ja active Pending
Cited By (7)
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