JPH04270731A - ゴム板 - Google Patents
ゴム板Info
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- JPH04270731A JPH04270731A JP40645290A JP40645290A JPH04270731A JP H04270731 A JPH04270731 A JP H04270731A JP 40645290 A JP40645290 A JP 40645290A JP 40645290 A JP40645290 A JP 40645290A JP H04270731 A JPH04270731 A JP H04270731A
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール巻き状態からの
巻きほぐしが容易であると共に積み重ねたときの密着を
防止したゴム板に関する。
巻きほぐしが容易であると共に積み重ねたときの密着を
防止したゴム板に関する。
【0002】
【従来の技術】パッキング等のゴム製品を加工するには
、板状に成形されたゴム板が素材として使用される。 このようなゴム板がロール巻きにして出荷される場合、
出荷先でのゴム板の巻きほぐしを容易にするため、或い
はゴム板を打ち抜いて製品化したパッキング等を積み重
ねたときに相互にくっつき合い密着しないようにするた
め、離型剤を配合したゴム組成物を用いてゴム板を製作
し、加硫後に離型剤をゴム板表面に滲み出すようにした
り、ゴム板の表面に離型剤を塗布したりする方法が適用
されている。しかし、このような方法は、離型剤の配合
量や塗布量の変動により密着性が著しく変動したり、雰
囲気温度によって密着性が変動するという問題があった
。また、ゴム板の取り扱い性を良くするため、その片面
に粘着剤を塗布又は両面接着テープを貼り合わせて粘着
性を付与しているが、離型剤を除去するクリーニングを
行う必要があり煩雑であった。
、板状に成形されたゴム板が素材として使用される。 このようなゴム板がロール巻きにして出荷される場合、
出荷先でのゴム板の巻きほぐしを容易にするため、或い
はゴム板を打ち抜いて製品化したパッキング等を積み重
ねたときに相互にくっつき合い密着しないようにするた
め、離型剤を配合したゴム組成物を用いてゴム板を製作
し、加硫後に離型剤をゴム板表面に滲み出すようにした
り、ゴム板の表面に離型剤を塗布したりする方法が適用
されている。しかし、このような方法は、離型剤の配合
量や塗布量の変動により密着性が著しく変動したり、雰
囲気温度によって密着性が変動するという問題があった
。また、ゴム板の取り扱い性を良くするため、その片面
に粘着剤を塗布又は両面接着テープを貼り合わせて粘着
性を付与しているが、離型剤を除去するクリーニングを
行う必要があり煩雑であった。
【0003】本発明者らは、先に、図2に示すように、
スチーム等により加熱される主ロール1と、この主ロー
ル1の外周面に摺接する第1加圧ロール2及び第2加圧
ロール3と、これら主ロール1,第1及び第2加圧ロー
ル2,3に掛回した無端状のスチールベルトSを駆動す
るための駆動ロール4と、このスチールベルトSに一定
の張力を付与するテンションロール5とからなり、上記
の主ロール1の表面又はスチールベルトSの表面の少な
くとも一方の面をブラスト加工した加硫装置を用いて、
未加硫のゴム板Wを加硫成形(ロートキュアと称する)
し、その表面にミクロンオーダーの微細な凹凸部を形成
し、所謂梨地状にすることによって解消されることを見
出し提案した。
スチーム等により加熱される主ロール1と、この主ロー
ル1の外周面に摺接する第1加圧ロール2及び第2加圧
ロール3と、これら主ロール1,第1及び第2加圧ロー
ル2,3に掛回した無端状のスチールベルトSを駆動す
るための駆動ロール4と、このスチールベルトSに一定
の張力を付与するテンションロール5とからなり、上記
の主ロール1の表面又はスチールベルトSの表面の少な
くとも一方の面をブラスト加工した加硫装置を用いて、
未加硫のゴム板Wを加硫成形(ロートキュアと称する)
し、その表面にミクロンオーダーの微細な凹凸部を形成
し、所謂梨地状にすることによって解消されることを見
出し提案した。
【0004】しかしながら、このような装置によりゴム
板を製造すると、従来のゴム組成物は上述のロートキュ
ア中に未加硫のゴム板から析出物が発生して、主ロール
やスチールベルトのブラスト加工面に付着し、その凹凸
を消失させたり、ゴム板表面に析出して色調を変色させ
たり、巻きほぐし性を阻害したり、積み重ねたときに密
着するという問題があった。
板を製造すると、従来のゴム組成物は上述のロートキュ
ア中に未加硫のゴム板から析出物が発生して、主ロール
やスチールベルトのブラスト加工面に付着し、その凹凸
を消失させたり、ゴム板表面に析出して色調を変色させ
たり、巻きほぐし性を阻害したり、積み重ねたときに密
着するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ゴム
を変色させたり、粘着剤の塗布や粘着テープの貼り合せ
を阻害することなしに、容易に巻きほぐすことができ、
また、重ね合わせたときの密着を防止することができる
微細な凹凸を表裏面の少なくとも一方の面に有するゴム
板を提供することにある。
を変色させたり、粘着剤の塗布や粘着テープの貼り合せ
を阻害することなしに、容易に巻きほぐすことができ、
また、重ね合わせたときの密着を防止することができる
微細な凹凸を表裏面の少なくとも一方の面に有するゴム
板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明は、炭素原子数16〜22のカルボキシル基含
有化合物の量がメタノール抽出分中0.5%以下である
ゴム組成物から板状に成形され、表裏面の少なくとも一
面に微細な凹凸を有することを特徴とする。このように
ゴム板を構成するゴム組成物中の炭素原子数16〜22
のカルボキシル基含有化合物の量をメタノール抽出分中
0.5%以下とすることによりゴム板表面の色調や粘着
性を損なうことなく表裏面の少なくとも一面に微細な凹
凸を形成し、巻きほぐしを容易にし、重ね合わせたとき
の密着を防止することができる。
る本発明は、炭素原子数16〜22のカルボキシル基含
有化合物の量がメタノール抽出分中0.5%以下である
ゴム組成物から板状に成形され、表裏面の少なくとも一
面に微細な凹凸を有することを特徴とする。このように
ゴム板を構成するゴム組成物中の炭素原子数16〜22
のカルボキシル基含有化合物の量をメタノール抽出分中
0.5%以下とすることによりゴム板表面の色調や粘着
性を損なうことなく表裏面の少なくとも一面に微細な凹
凸を形成し、巻きほぐしを容易にし、重ね合わせたとき
の密着を防止することができる。
【0007】本発明において、メタノール抽出分とは、
JIS K6350第6.5項の「アセトン・クロロ
ホルム抽出分の定量」に規定されている方法に準じて測
定した値をいう。図1は本発明のゴム板の1例を示す断
面図である。ゴム板Wの上側面は平滑であるが、下側面
には微細な凹凸9が多数規則的に形成されている。この
ような微小凹凸を形成することにより、ゴム板をロール
巻きにしたときの巻きほぐしが容易になり、積み重ねた
ときの密着を防止することができる。
JIS K6350第6.5項の「アセトン・クロロ
ホルム抽出分の定量」に規定されている方法に準じて測
定した値をいう。図1は本発明のゴム板の1例を示す断
面図である。ゴム板Wの上側面は平滑であるが、下側面
には微細な凹凸9が多数規則的に形成されている。この
ような微小凹凸を形成することにより、ゴム板をロール
巻きにしたときの巻きほぐしが容易になり、積み重ねた
ときの密着を防止することができる。
【0008】このゴム組成物中の炭素原子数16〜22
のカルボキシル基含有化合物は、ゴム板の製造時に軟化
溶融又は揮発してゴム板表面に析出すると同時に、主ロ
ールやスチールベルトのブラスト加工面を汚染するが、
その量をメタノール抽出分中0.5%以下にすることに
より、このような障害を実質的に防止し、ゴム板表面に
微細な凹凸を形成すると共に表面の変色や粘着性の低下
を防止することができる。
のカルボキシル基含有化合物は、ゴム板の製造時に軟化
溶融又は揮発してゴム板表面に析出すると同時に、主ロ
ールやスチールベルトのブラスト加工面を汚染するが、
その量をメタノール抽出分中0.5%以下にすることに
より、このような障害を実質的に防止し、ゴム板表面に
微細な凹凸を形成すると共に表面の変色や粘着性の低下
を防止することができる。
【0009】このゴム組成物中の炭素原子数16〜22
のカルボキシル基含有化合物の量をメタノール抽出分中
0.5%以下にするには、ゴム成分として、天然ゴムと
溶液重合SBRを単独で使用するか又は両成分を併用し
、乳化重合SBRや再生ゴムのようなゴムを使用しない
ようにする。また、配合薬品の中でステアリン酸のよう
な炭素原子数16〜22のカルボキシル基含有化合物を
配合しないようにする。
のカルボキシル基含有化合物の量をメタノール抽出分中
0.5%以下にするには、ゴム成分として、天然ゴムと
溶液重合SBRを単独で使用するか又は両成分を併用し
、乳化重合SBRや再生ゴムのようなゴムを使用しない
ようにする。また、配合薬品の中でステアリン酸のよう
な炭素原子数16〜22のカルボキシル基含有化合物を
配合しないようにする。
【0010】本発明のゴム板において、その微細な凹凸
は大きすぎると製品の表面の凹凸が目立ち外観を損ねる
し、小さすぎると接触面積が大きくなり過ぎて、その巻
ほぐし性を低下し、かつ積み重ねた時の密着を十分に防
止することができない。このため、微細な凹凸は大きさ
は、1μm〜15μm、好ましくは2μm〜12μmに
することが望ましい。
は大きすぎると製品の表面の凹凸が目立ち外観を損ねる
し、小さすぎると接触面積が大きくなり過ぎて、その巻
ほぐし性を低下し、かつ積み重ねた時の密着を十分に防
止することができない。このため、微細な凹凸は大きさ
は、1μm〜15μm、好ましくは2μm〜12μmに
することが望ましい。
【0011】このようなゴム板は、例えば、図2の装置
を使用して製造することができる。即ち、炭素原子数1
6〜22のカルボキシル基含有化合物の量がメタノール
抽出分中0.5%以下のゴム組成物からなる未加硫のゴ
ム板Wを主ロール1と第1加圧ロール2との間に挿入し
、スチールベルトSの上面を押さえた状態で加硫領域X
を通過させ、主ロール1又はスチールベルトSの表面に
形成した凹凸を未加硫ゴム板の表面に転写しながら加硫
することにより製作することができる。
を使用して製造することができる。即ち、炭素原子数1
6〜22のカルボキシル基含有化合物の量がメタノール
抽出分中0.5%以下のゴム組成物からなる未加硫のゴ
ム板Wを主ロール1と第1加圧ロール2との間に挿入し
、スチールベルトSの上面を押さえた状態で加硫領域X
を通過させ、主ロール1又はスチールベルトSの表面に
形成した凹凸を未加硫ゴム板の表面に転写しながら加硫
することにより製作することができる。
【0012】
【実施例】図2の装置を使用して、表1に示す4種類の
ゴム組成物からなる図1に示した表面凹凸を有するゴム
板をそれぞれ成形した。これらのゴム板の成形時の耐汚
染性を評価し、結果を表1に示した。
ゴム組成物からなる図1に示した表面凹凸を有するゴム
板をそれぞれ成形した。これらのゴム板の成形時の耐汚
染性を評価し、結果を表1に示した。
【0013】
【表1】
表1から、実施例(イ)及び実施例(ロ)は、炭素原子
数16〜22のカルボキシル基含有化合物の量をメタノ
ール抽出分中0.5%以下にしたため、従来例や比較例
に比べて優れた耐汚染性を示すことが判る。
数16〜22のカルボキシル基含有化合物の量をメタノ
ール抽出分中0.5%以下にしたため、従来例や比較例
に比べて優れた耐汚染性を示すことが判る。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、ゴム板を炭素原子数1
6〜22のカルボキシル基含有化合物の量がガスクロマ
トグラフによるメタノール抽出分で0.5%以下のゴム
組成物から構成したから、その表面の色調や粘着性を損
なうことなく表裏面の少なくとも一面に微細な凹凸を形
成し、巻きほぐしが容易で、重ね合わせたときの密着を
防止することができる。
6〜22のカルボキシル基含有化合物の量がガスクロマ
トグラフによるメタノール抽出分で0.5%以下のゴム
組成物から構成したから、その表面の色調や粘着性を損
なうことなく表裏面の少なくとも一面に微細な凹凸を形
成し、巻きほぐしが容易で、重ね合わせたときの密着を
防止することができる。
【図1】本発明のゴム板の1例を示す断面図である。
【図2】本発明のゴム板の加工に使用する未加硫のゴム
組成物を板状に加硫成形する装置の概略図である。
組成物を板状に加硫成形する装置の概略図である。
W ゴム板
9 微細な凹凸
1 主ロール(加熱ロール)
2 第1加圧ロール
3 第2加圧ロール
4 駆動ロール
5 テンションロール
S スチールベルト
Claims (1)
- 【請求項1】炭素原子数16〜22のカルボキシル基含
有化合物の量がメタノール抽出分中0.5%以下のゴム
組成物から板状に成形され、表裏面の少なくとも一面に
微細な凹凸を有するゴム板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40645290A JPH04270731A (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | ゴム板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40645290A JPH04270731A (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | ゴム板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04270731A true JPH04270731A (ja) | 1992-09-28 |
Family
ID=18516071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40645290A Pending JPH04270731A (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | ゴム板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04270731A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007120688A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Nifco Inc | 回転ダンパ |
JP2008225204A (ja) * | 2007-03-14 | 2008-09-25 | Bridgestone Corp | トナー搬送ローラ及びそれを用いた画像形成装置、並びにトナー搬送ローラの検査方法 |
JP2009112917A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 帯状部材の成形方法及びその装置 |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP40645290A patent/JPH04270731A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007120688A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Nifco Inc | 回転ダンパ |
JP4657083B2 (ja) * | 2005-10-31 | 2011-03-23 | 株式会社ニフコ | 回転ダンパ |
JP2008225204A (ja) * | 2007-03-14 | 2008-09-25 | Bridgestone Corp | トナー搬送ローラ及びそれを用いた画像形成装置、並びにトナー搬送ローラの検査方法 |
JP2009112917A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 帯状部材の成形方法及びその装置 |
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