JPH04270247A - 2−シクロヘキセノン誘導体 - Google Patents

2−シクロヘキセノン誘導体

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JPH04270247A
JPH04270247A JP5023191A JP5023191A JPH04270247A JP H04270247 A JPH04270247 A JP H04270247A JP 5023191 A JP5023191 A JP 5023191A JP 5023191 A JP5023191 A JP 5023191A JP H04270247 A JPH04270247 A JP H04270247A
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JP
Japan
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group
dione
compound
substituted
cyclohexenone
Prior art date
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Pending
Application number
JP5023191A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Tateishi
桂一 立石
Naoto Yanagihara
直人 柳原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジアゾ化合物(ジアゾニ
ウム塩)の感光性を利用した記録材料に用いられるカッ
プリング成分や、除草剤や植物成長抑制剤の中間体とし
て有用な2−シクロヘキセノン誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】シクロヘキサン−1,3−ジオンはジア
ゾ化合物とカップリングし発色するカップリング成分の
骨格として知られている。例えば、特開平2−5425
1号には、シクロヘキサン−1,3−ジオンを記録材料
中に使用する例がある。また、シクロヘキサン−1,3
−ジオン誘導体は除草剤や植物成長抑制剤の出発物質と
しても知られている。例えば、米国特許4938793
号、特開昭54−63052号、特開平2−19395
6号などには、該シクロヘキサン−1,3−ジオン誘導
体からエステル化、アシル転位、オキシム化を経て2−
シクロヘキセノン骨格を持つ除草剤や植物成長抑制剤に
導いた例が記載されている。
【0003】本発明者らは該シクロヘキサン−1,3−
ジオン誘導体周辺のカップリング成分の探索を行ってい
たところ、偶然にも、2−シクロヘキセノン誘導体の中
でカップリング活性が高く、記録材料として実質的に用
いることができるものを見出した。
【0004】また、この化合物は2−シクロヘキセノン
骨格を持つ除草剤や植物成長抑制剤の中間体としても有
用であることがわかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、2−
シクロヘキセノン誘導体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、2−シ
クロヘキセノンの3位の置換基が酸素原子を介して結合
する置換基を有することを特徴とする2−シクロヘキセ
ノン誘導体によって達成された。
【0007】本発明に係る2−シクロヘキセノン誘導体
のうち、ジアゾ化合物とのカップリング活性の点からは
3位に置換カルボニルオキシ基、置換スルホニルオキシ
基を有することが好ましく、2位は無置換(水素原子の
まま)が好ましい。
【0008】本発明に係る2−シクロヘキセノン誘導体
の5位は合成の容易さ、原材料の入手し易さの点からア
リール基が好ましい。
【0009】本発明に係る2−シクロヘキセノン誘導体
のうち、下記一般式(I)で表される化合物が好ましい
。本発明に係る2−シクロヘキセノン誘導体は互変異性
体である一般式(II)または(III)を含有してい
てもよい。 一般式(I)
【0010】
【化2】
【0011】一般式(II)
【0012】
【化3】
【0013】一般式 (III)
【0014】
【化4】
【0015】(上式中、R1 およびR2 は同一でも
異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、アリール
基、アラルキル基、置換アミノ基、置換カルボニル基、
シアノ基を表し、R3 は置換カルボニル基、シアノ基
を、Arは芳香環を、Rは置換カルボニル基、置換スル
ホニル基を表す。)
【0016】更に好ましくは、一般式(I)においてR
1 、およびR2 で表される基としては水素原子、炭
素原子数1〜10のアルキル基、炭素原子数6〜20の
アリール基、炭素原子数2〜25のアルコキシカルボニ
ル基、炭素原子数2〜25のアルキルカルボニル基、炭
素原子数7〜35のアリールカルボニル基、シアノ基が
好ましい。
【0017】一般式(I)において、Arで表される芳
香環は置換基を有していてもよく、置換基としてはアル
キル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アリール基
、ハロゲン原子、置換アミノ基、アルキルチオ基、アリ
ールチオ基が好ましい。特に、アルキル基、アルコキシ
基、アルキルチオ基が好ましい。
【0018】Arで表される芳香環のうちベンゼン環、
ナフタレン環、ピリジン環、ピリミジン環などが好まし
い。特には、ベンゼン環、ナフタレン環が好ましい。
【0019】R3 は炭素原子数2〜25のアルコキシ
カルボニル基、炭素原子数2〜25のアルキルカルボニ
ル基、炭素原子数7〜30のアリールカルボニル基、シ
アノ基が好ましい。
【0020】一般式(I)においてRで表される置換カ
ルボニル基、置換スルホニル基の置換基としてはアルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、
置換アミノ基、ヘテロ環残基が好ましい。これらの置換
基は更に、置換基を有していてもよい。
【0021】更に好ましいRとしては炭素原子数2〜2
0のアルキルカルボニル基、炭素原子数7〜20のアリ
ールカルボニル基、炭素原子数2〜20のアルキルスル
ホニル基、炭素原子数7〜20のアリールスルホニル基
、炭素原子数2〜20のアルコキシカルボニル基、炭素
原子数2〜20の置換カルバモイル基が好ましい。
【0022】次に本発明に係るカップリング成分の具体
例を下記に示すが、本発明はこれによって限定されるも
のではない。
【0023】
【化5】
【0024】
【化6】
【0025】
【化7】
【0026】
【化8】
【0027】などが挙げられる。
【0028】本発明に係る2−シクロヘキセノン誘導体
はシクロヘキサン−1,3−ジオン誘導体をエステル化
することにより容易に得られる。
【0029】エステル化の方法としては(1)シクロヘ
キサン−1,3−ジオン誘導体を塩基性条件下、カルボ
ン酸ハライドを作用させる方法、(2)シクロヘキサン
−1,3−ジオン誘導体を酸性条件下、カルボン酸を作
用させる方法などがある。特には(1)の方法(下式)
が温和で好ましい。
【0030】
【化9】
【0031】具体的には、塩基としてトリエチルアミン
、ピリジンなどの有機塩基を用いて、非水系で行うのが
好ましい。
【0032】以下、本発明を実施例によって更に詳述す
るが本発明はこれらの実施例によって制限されるもので
はない。
【0033】
【実施例】実施例1 5−フエニル−4−メトキシカルボニル−シクロヘキサ
ン−1,3−ジオン24.6g、トリエチルアミン10
.6gをアセトニトリル100mlに溶解し、氷冷下、
ピバロイルクロリド12.5gをゆっくりと滴下した。 滴下終了後、同温で1時間攪拌し、反応混合物を水50
0mlにあけた。析出した結晶をろ過し、アルコールで
再結晶し、化合物(2)29.5g(収率=89%,m
.p.=115〜117℃)を得た。
【0034】化合物(2)の構造は融点、 1H−NM
R(2次元含む)、MSより決定した。以下にそれらの
デ−タを示す。
【0035】 1H−NMR(アセトンd6,δ値):
1.28(9H,s)2.64−2.72(1H,dd
,J=4.8Hz,18.0Hz)3.00−3.11
(1H,ddd,J=2.3Hz,11.5Hz,18
.0Hz)3.49(3H,s)3.69−3.79(
1H,ddd,J=4.8Hz,11.5Hz,13.
1Hz)3.97−4.02(1H,d,J=13.1
Hz)6.01(1H,d,J=2.3Hz)7.27
−7.44(5H,m)
【0036】M/e=330
【0037】実施例2 実施例1において、ピバロイルクロリドを使用する代わ
りにクロルギ酸メチル9.9gを使用した以外は、実施
例1と同様に反応を行い化合物(3)27.4g(収率
=90%,m.p.=78〜79℃)を得た。
【0038】実施例3 実施例1において、ピバロイルクロリドを使用する代わ
りにN,N−ジメチルカルバミン酸クロリド11.3g
を使用した以外は、実施例1と同様に反応を行い化合物
(4)25.4g(収率=80%,m.p.=96〜9
7℃)を得た。
【0039】実施例4 実施例1において、ピバロイルクロリドを使用する代わ
りにクロルギ酸ドデシル23.8gを使用した以外は、
実施例1と同様に反応を行い化合物(11)43.5g
(収率=95%,m.p.=38〜40℃)を得た。
【0040】実施例5 実施例2において、5−フエニル−4−メトキシカルボ
ニル−シクロヘキサン−1,3−ジオンを使用する代わ
りに5−(4−デシルオキシ−フェニル)−4−メトキ
シカルボニル−1,3−ジオン40.2gを使用した以
外は、実施例2と同様に反応を行い化合物(14)37
.7g(収率=82%,m.p.=54〜57℃)を得
た。
【0041】実施例6 実施例2において、5−フエニル−4−メトキシカルボ
ニル−シクロヘキサン−1,3−ジオンを使用する代わ
りに5−(4−ドデシルオキシフェニル)−4−メトキ
シカルボニル−1,3−ジオン43.0gを使用した以
外は、実施例2と同様に反応を行い化合物(15)39
.0g(収率=80%,m.p.=67〜69℃)を得
た。
【0042】実施例7 実施例2において、5−フエニル−4−メトキシカルボ
ニル−シクロヘキサン−1,3−ジオンを使用する代わ
りに5−(4−テトラデシルオキシフェニル)−4−メ
トキシカルボニル−1,3−ジオン45.8gを使用し
た以外は、実施例2と同様に反応を行い化合物(16)
45.4g(収率=88%,m.p.=77〜79℃)
を得た。
【0043】実施例8 実施例2において、5−フエニル−4−メトキシカルボ
ニル−シクロヘキサン−1,3−ジオンを使用する代わ
りに5−(2−テトラデシルオキシフェニル)−4−メ
トキシカルボニル−1,3−ジオン45.8gを使用し
た以外は、実施例2と同様に反応を行い化合物(17)
43.9g(収量=85%,m.p.=63〜64℃)
を得た。
【0044】実施例9 実施例1において、ピバロイルクロリドを使用する代わ
りにメタンスルホニルクロライド12.0gを使用した
以外は、実施例1と同様に反応を行い化合物(19)3
0.1g(収率=93%,m.p.=151〜153℃
)を得た。
【0045】実施例10 実施例1において、5−フエニル−4−メトキシカルボ
ニル−シクロヘキサン−1,3−ジオンを使用する代わ
りに5−(2−テトラデシルオキシフェニル)−4−メ
トキシカルボニル−1,3−ジオン45.8g、ピバロ
イルクロリドを使用する代わりにメタンスルホニルクロ
ライド12.0gを使用した以外は、実施例1と同様に
反応を行い化合物(21)45.9g(収率=86%,
m.p.=52〜54℃)を得た。
【0046】実施例11 実施例1において、5−フエニル−4−メトキシカルボ
ニル−シクロヘキサン−1,3−ジオンを使用する代わ
りに5−(2−デシルオキシ−1−ナフチル)−4−メ
トキシカルボニル−1,3−ジオン45.2g、ピバロ
イルクロリドを使用する代わりにN,N−ジメチルカル
バミン酸クロリド11.3gを使用した以外は、実施例
1と同様に反応を行い化合物(26)48.6g(収率
=93%,m.p.=65〜66℃)を得た。
【0047】実施例12 実施例2において、5−フエニル−4−メトキシカルボ
ニル−シクロヘキサン−1,3−ジオンを使用する代わ
りに5−(4−デシルオキシ−3−メトキシフェニル)
−4−メトキシカルボニル−1,3−ジオン43.2g
を使用した以外は、実施例2と同様に反応を行い化合物
(29)40.7g(収率=83%,m.p.=79〜
80℃)を得た。
【0048】実施例13 実施例2において、5−フエニル−4−メトキシカルボ
ニル−シクロヘキサン−1,3−ジオンを使用する代わ
りに5−(4−ドデシルオキシ−3−メトキシフェニル
)−4−メトキシカルボニル−1,3−ジオン46.0
gを使用した以外は、実施例2と同様に反応を行い化合
物(30)44.0g(収率=85%,m.p.=79
〜81℃)を得た。
【0049】実施例14 実施例2において、5−フエニル−4−メトキシカルボ
ニル−シクロヘキサン−1,3−ジオンを使用する代わ
りに5−(4−テトラデシルオキシ−3−メトキシフェ
ニル)−4−メトキシカルボニル−1,3−ジオン48
.8gを使用した以外は、実施例2と同様に反応を行い
化合物(31)43.7g(収率=80%,m.p.=
83〜84℃)を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    一般式(I)で表される2−シク
    ロヘキセノンの3位の置換基が酸素原子を介して結合す
    る置換基を有することを特徴とする2−シクロヘキセノ
    ン誘導体。 一般式(I) 【化1】 (上式中、R1 およびR2 は同一でも異なっていて
    もよく、水素原子、アルキル基、アリール基、アラルキ
    ル基、置換アミノ基、置換カルボニル基、シアノ基を表
    し、R3 は置換カルボニル基、シアノ基を、Arは芳
    香環を、Rは置換カルボニル基、置換スルホニル基を表
    す。)
JP5023191A 1991-02-25 1991-02-25 2−シクロヘキセノン誘導体 Pending JPH04270247A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007535516A (ja) * 2004-04-30 2007-12-06 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 環式ジケトンの製造方法

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JP2007535516A (ja) * 2004-04-30 2007-12-06 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 環式ジケトンの製造方法

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