JPH04270202A - 水性懸濁剤組成物 - Google Patents

水性懸濁剤組成物

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JPH04270202A
JPH04270202A JP5307691A JP5307691A JPH04270202A JP H04270202 A JPH04270202 A JP H04270202A JP 5307691 A JP5307691 A JP 5307691A JP 5307691 A JP5307691 A JP 5307691A JP H04270202 A JPH04270202 A JP H04270202A
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JP
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water
compound
composition
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present
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JP5307691A
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Hideo Morinaka
秀夫 森中
Kazuo Sekiya
和夫 関谷
Kenji Tsuzuki
続木 建治
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水性懸濁剤組成物に関し
、詳しくは水に難溶性の除草剤有効成分,界面活性剤,
水およびゼオライトを含有することを特徴とする水性懸
濁剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】農薬組成物の製剤形態としては、粉剤,
粒剤,水和剤,乳剤および水性懸濁剤等があり、有効成
分の性状,目的および使用場面に応じてそれぞれ使用さ
れている。
【0003】水性懸濁剤は一般に農薬有効成分が固体の
場合、有効成分を平均粒径で0.5〜10μm程度の微
粉末状に粉砕し、水を分散媒として界面活性剤および必
要に応じて水溶性高分子等の増粘剤等を配合し、農薬有
効成分を分散懸濁化させた製剤であり、ゾル剤あるいは
フロアブルとも呼ばれる液状の製剤形態である。
【0004】水性懸濁剤は分散媒が水であり、乳剤の様
に大量の有機溶剤を使用する必要がないため、有機溶剤
に起因する人畜,小動物に対する毒性や刺激性,悪臭の
問題、あるいは引火性等の問題が無い。また、水あるい
は有機溶剤に難溶性の農薬有効成分でも液状に製剤化す
ることが可能である。さらに、水性懸濁剤は液状である
ために、水和剤等に比べて計量が容易であること、水希
釈時の粉立ちが無いことなど、多くの優れた特徴を有し
ている。水性懸濁剤は、水和剤と同様に水に希釈して散
布される。
【0005】この水性懸濁剤に関して、除草剤有効成分
を含有する水性懸濁剤組成物を、湛水下水田に直接原液
滴下散布する方法が提案されている(特開昭62−45
501号,特開昭62−289502号,特開昭63−
107901号各公報)。
【0006】水性懸濁剤を水田に直接原液滴下散布する
と、製剤処方によって、また湛水深が浅い等の場合には
、水田土壌表面に薬剤の処理跡が残ることがある。通常
この処理跡は時間と共に徐々に消失して行くが、処方に
よっては長時間処理跡が残ることがある。長時間処理跡
が残る場合、薬剤が土壌表面に局在していることになり
、有効成分の種類によっては効果むら、あるいは移植水
稲への薬害を生じることがある。このため、散布した薬
剤が短時間で拡散し、処理跡が後に残らない製剤処方が
望まれる。
【0007】一方、ゼオライトを農薬製剤分野において
補助剤として使用する例としては、水和剤、粒剤等の固
形製剤に使用する例が知られいてる(特公昭47−27
026号,特公昭55−12401号,特開昭51−1
648号,特開昭53−115820号各公報)。しか
しながら、これらは全て固形製剤への適用であり、水を
分散媒とする水性懸濁剤への使用は今まで知られていな
かった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、水性懸
濁剤組成物で、水田に直接原液滴下散布した際に生じる
ことのある、水田土壌表面の薬剤処理跡を少なくでき、
しかも短時間で拡散して後に残ることが少なく、かつ実
用上問題のない製剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果
、本発明を完成した。
【0009】
【問題点を解決するための手段および作用】本発明は、
水に難溶性の除草剤有効成分,界面活性剤,水およびゼ
オライトを含有することを特徴とする水性懸濁剤組成物
(以下、本発明組成物という)を提供するものである。
【0010】本発明組成物で用いられる界面活性剤とし
ては、特に制限はなく、従来より農薬製剤分野において
使用されている種々のアニオン性界面活性剤,非イオン
性界面活性剤等が用いられる。
【0011】アニオン性界面活性剤としては、例えば、
アルキルスルホン酸,アルファオレフィンスルホン酸,
リグニンスルホン酸,アルキルベンゼンスルホン酸,ア
ルキルナフタレンスルホン酸,ナフタレンスルホン酸ホ
ルマリン縮合物,ジアルキルスルホサクシネート等のス
ルホン酸系界面活性剤およびそれらの塩、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテルサルフェート,ポリオキシエチ
レンアルキルアリルエーテルサルフェート,ポリオキシ
エチレンスチリルフェニルエーテルサルフェート,ポリ
オキシエチレンフェニルアルキルアリルエーテルサルフ
ェート,ポリオキシアルキレングリコールサルフェート
,高級アルコールサルフェート,脂肪酸エステルサルフ
ェート,フェニルフェノール(EO)硫酸塩等のサルフ
ェート系界面活性剤およびそれらの塩、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルホスフェート,ポリオキシエチレ
ンアルキルアリルホスフェート,フェニルフェノール(
EO)リン酸エステル塩,ポリオキシエチレンフェニル
アルキルアリルエーテルホスフェート,高級アルコール
ホスフェート,ポリオキシエチレントリベンジルフェノ
ールホスフェート等のホスフェート系界面活性剤および
それらの塩、高級脂肪酸塩、ポリカルボン酸型界面活性
剤およびそれらの塩等を挙げることができる。上記各界
面活性剤におけるそれらの塩としては、ナトリウム,カ
リウム,マグネシウム,カルシウム,アンモニウム,エ
タノールアミン,ジエタノールアミン,トリエタノール
アミン,種々のアミン類等の塩が含まれる。
【0012】非イオン性界面活性剤としては、例えば、
ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル,ポリオキ
シエチレンスチリルフェニルエーテル,ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル,ポリオキシエチレンフェニルア
ルキルアリルエーテル,ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル,ポリオキシエチレングリコール,ポリ
オキシエチレンアルキルエステル,ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンブロックコポリマー,ポリオキシ
アルキレングリコール,アルキンジオール(アセチレン
グリコール),アルキニレンポリオキシエチレンジオー
ル,ソルビタン脂肪酸エステル,アルキルアリールエー
テルホルマリン縮合物等を挙げることができる。
【0013】これらの界面活性剤は一種または二種以上
混合してもよく、混合する場合の比率も自由に選択でき
る。また、本発明組成物中の添加量は適宜選択できるが
、好ましくは0.1〜10%の範囲で選択することがで
きる。
【0014】本発明組成物で使用されるゼオライトは、
結晶性のアルミノケイ酸塩で、天然物および合成品の各
種ゼオライトを使用することができ、例えば、モルデナ
イト、クリノプチロライト、ホージャサイト、A型ゼオ
ライト、L型ゼオライト、チャバサイト、フェリエライ
ト、オフレタイト、エリオナイト等を挙げることができ
る。ゼオライトに含まれるカチオンとしては、アルカリ
金属またはアルカリ土類金属等を挙げることができる。 これらのゼオライトは、一種または二種以上混合しても
よく、混合する場合の比率も自由に選択できる。また、
本発明組成物中の添加量は適宜選択できるが、好ましく
は0.1〜10%の範囲で適宜選択することができる。
【0015】本発明組成物では水溶性高分子化合物,ス
メクタイト系粘土鉱物等の各種増粘剤を使用することが
できる。使用される増粘剤としては、特に制限はなく、
有機,無機の天然物,合成品あるいは半合成品を用いる
ことができ、例えば、グアーガム,ローカストビーンガ
ム,クインスシードガム,タラガム,トラガカントガム
,カラヤガム,ザンサンガム(キサンタンガム),ウエ
ランガム,ラムザンガム,カラギーナン,アラビアガム
等のヘテロ多糖類等の種々のガム類、アルギン酸ナトリ
ウム,アルギン酸アンモニウム,アルギン酸プロピレン
グリコールエステル等のアルギン酸誘導体、ポリビニル
アルコール,ポリビニルピロリドン,ポリビニルメタア
クリレート,ポリエチレンオキシド,ポリアクリル酸,
ポリアクリル酸ナトリウム,ポリアクリルアミド等の合
成有機水溶性高分子化合物、デキストリン,ペクチン,
ゼラチン,カゼイン,ニカワ,アルブミン等の天然物水
溶性高分子化合物、メチルセルロース,カルボキシメチ
ルセルロース,カルボキシエチルセルロース,ヒドロキ
シエチルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース等
のセルロース誘導体、カルボキシメチルスターチナトリ
ウム,ヒドロキシエチルスターチ等のスターチ誘導体、
モンモリロナイト,サポナイト,ヘクトライト,ベイデ
ライト,ノントロナイト,サウコライト,ステペンサイ
ト,ベントナイト等の無機スメクタイト系粘土鉱物等を
例示することができる。これらの増粘剤は一種または二
種以上混合してもよく、混合する場合の比率も自由に選
択できる。これらの増粘剤はそのまま添加してもよく、
またあらかじめ水に分散させたものを添加してもよい。 また、本発明組成物に添加する際の添加量も自由に選択
することができる。
【0016】本発明組成物は、寒冷期における凍結防止
剤を用いることができる。用いることのできる凍結防止
剤としては、例えばエチレングリコール,ジエチレング
リコール,プロピレングリコール,グリセリン,メタノ
ール,エタノール,イソプロパノール等のアルコール類
、尿素等の水溶性有機化合物、塩化ナトリウム,塩化カ
リウム,硫酸ナトリウム,炭酸ナトリウム,塩化アンモ
ニウム,硫酸アンモニウム,硝酸アンモニウム,塩化カ
ルシウム,リン酸ナトリウム,リン酸カリウム,酢酸ナ
トリウム,酢酸アンモニウム等の無機あるいは有機塩類
等を加えることができる。また、本発明組成物に添加す
る際の添加量も自由に選択することができる。
【0017】また、本発明組成物には、例えばホワイト
カーボン等の無機物質、石油樹脂,クマロン樹脂,エス
テルガム等の樹脂類、流動パラフィン、炭化水素溶剤等
の種々の物質を目的に応じて適当量加えることができる
【0018】さらに、シリコン系エマルジョン等の消泡
剤、あるいは防菌防黴剤,着色剤の様な他の成分を配合
してもよい。防菌防黴剤としては、種々の物を用いるこ
とが出来るが、例えばソルビン酸およびその塩,安息香
酸およびその塩,デヒドロ酢酸およびその塩,パラオキ
シ安息香酸エステル類,チアベンダゾール,BIT,チ
アゾロン,BNPK,ネオメッキンス(上野製薬(株)
製),ホクサイトLX−2(北興化学工業(株)製),
デルトップ,デルトップ33(以上、武田薬品工業(株
)製),ビオサイド800A,ビオサイド800S(以
上、台商(株)製),プロクセルCRL,プロクセルG
XL,プロクセルXL−2,プロクセルTN(以上、ア
イ・シー・アイ社製),バイオタック,バイオエース,
バイオホープ(以上、ケイ・アイ化成(株)製)等の物
を用いることができる。この他にも種々の防菌防黴剤か
ら適宜選択して用いることができる。また、本発明組成
物に添加する際の添加量も自由に選択することができる
【0019】本発明組成物において用いることのできる
除草剤有効成分としては、水に難溶性のものであれば特
に限定はないが、水に対する溶解度が25℃において1
00ppm以下のものがより好ましい。
【0020】例えば、O−4−tert−ブチルフェニ
ル=N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N−メチル
−チオカーバメート[化合物No.1]、O−3−te
rt−ブチルフェニル=N−(6−メトキシ−2−ピリ
ジル)−N−メチル−チオカーバメート[一般名:ピリ
ブチカルブ,化合物No.2]、O−4−クロロ−3−
エチルフェニル=N−(6−メトキシ−2−ピリジル)
−N−メチル−チオカーバメート[化合物No.3]、
O−4−ブロモ−3−エチルフェニル=N−(6−メト
キシ−2−ピリジル)−N−メチル−チオカーバメート
[化合物No.4]、3−tert−ブチル−4−クロ
ロフェニル=N−(6−メトキシ−2−ピリジル)−N
−メチルカーバメート[化合物No.5]、O−4−ト
リフルオロメチルフェニル=N−(6−メトキシ−2−
ピリジル)−N−メチル−チオカーバメート[化合物N
o.6]、S−4−クロロベンジル=N,N−ジエチル
チオカーバメート[一般名:ベンチオカーブ,化合物N
o.7]、S−α,α−ジメチルベンジル=N,N−ペ
ンタメチレンチオカーバメート[一般名:ジメピペレー
ト,化合物No.8]、S−ベンジル=N−エチル−N
−(1,2,−ジメチルプロピル)チオカーバメート[
一般名:エスプロカルブ,化合物No.9]等のカーバ
メート系除草剤有効成分;1−(α,α−ジメチルベン
ジル)−3−(4−メチルフェニル)ウレア[一般名:
ダイムロン,化合物No.10]、1−(2−クロロ

0021】ベンジル)−3−(α,α−ジメチルベンジ
ル)ウレア[試験名:JC−940,化合物No.11
]等のウレア系除草剤有効成分;N−(α,α−ジメチ
ルベンジル)−2−ブロモ−3,3−ジメチルブチルア
ミド[一般名:ブロモブチド,化合物No.12]、N
−メチル−2−(2−ベンゾチアゾリルオキシ)アセト
アニリド[一般名:メフェナセット,化合物No.13
]、2´,3´−ジクロロ−4−エトキシメトキシベン
ズアニリド[試験名:HW−52,化合物No.14]
、N−〔2´(3´−メトキシ)−チエニルメチル〕−
N−クロロアセト−2,6−ジメチルアニリド[試験名
:NSK−850,化合物No.15]、N−ブトキシ
メチル−2−クロロ−2´,6´−ジエチルアセトアニ
リド[一般名:ブタクロール,化合物No.16]、N
−プロポキシエチル−2−クロロ−2´,6´−ジエチ
ルアセトアニリド[一般名:プレチラクロール,化合物
No.17]等のアミド系除草剤有効成分;2−(2−
ナフチルオキシ)プロピオンアニリド[一般名:ナプロ
アニリド,化合物No.18]、2−(2,4−ジクロ
ロ−3−メチルフェノキシ)プロピオンアニリド[一般
名:クロメプロップ,化合物No.19]等のフェノキ
シ系除草剤有効成分;4−(2,4−ジクロロベンゾイ
ル)−1,3−ジメチル−5−ピラゾリル=p−トルエ
ンスルホネート[一般名:ピラゾレート,化合物No.
20]、4−(2,4−ジクロロベンゾ
【0022】イ
ル)−1,3−ジメチル−5−フェナシルオキシピラゾ
ール[一般名:ピラゾキシフェン,化合物No.21]
、4−(2,4−ジクロロ−3−メチルベンゾイル)−
1,3−ジメチル−5−(4−メチルフェナシルオキシ
)ピラゾール[一般名:ベンゾフェナップ,化合物No
.22]、5−ベンジルオキシ−4−(2,4−ジクロ
ロベンゾイル)−1−メチルピラゾール[試験名:NC
−310,化合物No.23]等のピラゾール系除草剤
有効成分;2,4,6−トリクロロフェニル=4−ニト
ロフェニルエーテル[一般名:クロルニトロフェン,化
合物No.24]、2,4−ジクロロフェニル=3−メ
トキシ−4−ニトロフェニルエーテル[一般名:クロメ
トキシニル,化合物No.25]、2,4−ジクロロフ
ェニル=3−メトキシカルボニル−4−ニトロフェニル
エーテル[一般名:ビフェノックス,化合物No.26
]、2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェニル=4
−ニトロ−3−(テトラヒドロピラン−3−イルオキシ
)フェニルエーテル[試験名:MT−124,化合物N
o.27]等のジフェニルエーテル系除草剤有効成分;
2−アミノ−3−クロロ−1,4−ナフトキノン[一般
名:ACN,化合物No.28]等のキノン系除草剤有
効成分;2−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−
イル)アミノカルボニルアミノスルホニルメチル〕安息
【0023】香酸メチルエステル[一般名:ベンスルフ
ロンメチル,化合物No.29]、5−〔(4,6−ジ
メトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニルアミ
ノスルホニル〕−1−メチルピラゾール−4−カルボン
酸エチルエステル[一般名:ピラゾスルフロンエチル,
化合物No.30]、3−(4,6−ジメトキシ−1,
3,5−トリアジン−2−イル)−1−〔2−(2−メ
トキシエトキシ)フェニルスルホニル〕ウレア[一般名
:シノスルフロン,化合物No.31]、1−(2−ク
ロロイミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−3−イルスルホ
ニル)−3−(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル
)尿素[試験名:TH−913,化合物No.32]等
のスルホニルウレア系除草剤有効成分;5−tert−
ブチル−3−(2,4−ジクロロ−5−イソプロポキシ
フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H
)−オン[一般名:オキサジアゾン,化合物No.33
]、3,7−ジクロロ−8−キノリンカルボン酸[一般
名:キンクロラック,化合物No.34]、3−クロロ
−2−〔2−フルオロ−4−クロロ−5−(1−プロピ
ニルオキシ)フェニル〕−4,5,6,7−テトラハイ
ドロ−2H−インダゾール[試験名:S−275,化合
物No.35]、S,S−ジメチル=2−ジフルオロメ
チル−4−(2−メチルプロピル)−6−トリフルオロ
メチル−3,5−ピリジンカルボチオエート[一般名:
ジチオピル,化合物No.36]、3−クロロ−4−メ
チル−6−(N−2−クロロ−2−プロペニル−N−フ
ェニルアミノ)ピリダジン[試験名:MT−128,化
合物No.37]等の複素環系除草剤有効成分等を用い
ることができる。
【0024】発明組成物において用いることのできる除
草剤有効成分が、上記の化合物に限定されるものでない
ことは、言うまでもない。これらの除草剤有効成分は、
除草の対象とする雑草の草種に応じて一種だけ単独で、
あるいは二種以上混合して配合してもよく、混合する場
合の配合比も任意に選択できる。本発明組成物中に含ま
れる除草剤有効成分の合計含有割合も適宜選択できるが
、好ましくは重量比で60%以下の範囲で適宜選択する
ことが望ましい。なお、前記化合物No.は、以下の記
載に引用される。
【0025】本発明組成物は、必要に応じて殺虫剤,殺
菌剤,植物成長調節剤あるいは肥料等の有効成分を含有
してもよく、またこれらのものと併用することもできる
【0026】本発明組成物の製法としては、例えばエア
ーミル,ピンミルあるいはハンマーミル等の乾式粉砕機
で、本発明組成物に含まれる固体成分の全てあるいは一
部をあらかじめ微粉砕してから界面活性剤等のその他成
分と共に水に分散させる方法、界面活性剤,増粘剤等の
成分を添加混合した水中に本発明組成物に含まれる固体
成分を混合し、ボールミル,サンドミル等の湿式粉砕機
で微粒化処理しながら分散させる方法、上記の様に湿式
粉砕機で微粒化処理した分散物にさらに界面活性剤等の
水分散液を加える方法、本発明組成物に含まれる固体成
分をあらかじめ乾式粉砕機である程度微粉砕してから界
面活性剤等のその他成分と共に水に分散させた後、さら
に前述の湿式粉砕機で微粒化処理する方法等が挙げられ
る。
【0027】湿式粉砕機としては、例えばビスコミル,
サンドグラインダー(以上、五十嵐機械製造(株)製)
,アトライター((株)三井三池製作所製),ダイノミ
ル(ウィリー・エー・バッコーフェン社製)等を挙げる
ことが出来る。
【0028】本発明組成物中の除草剤有効成分は、平均
粒径が好ましくは10μm以下,さらに好ましくは0.
1〜5μmの範囲に微粉砕することが望ましい。
【0029】除草剤原体が常温で液体の場合には、例え
ば原体と界面活性剤をあらかじめ混合し、攪拌しながら
か各種補助剤を含む水溶液を徐々に加えて均一に分散さ
せる、界面活性剤および各種補助剤を含む水溶液に原体
を混合し、さらに攪拌して均一に分散させる等の方法が
あげられる。
【0030】本発明組成物に関わる除草剤有効成分,界
面活性剤,ゼオライト,水およびその他の副配合剤を加
える順序は、その工程あるいは製剤の起泡性などにより
適宜変更することができる。
【0031】本発明組成物は、水性懸濁剤組成物で、水
田に直接原液滴下散布した際に生じることのある、水田
土壌表面の薬剤処理跡を少なくでき、しかも短時間で拡
散して後に残ることが少なく、かつ実用上問題のない製
剤である。
【0032】本発明組成物の10アール当りの使用量は
、適用場面,施用時期,施用方法,対象草種等に応じて
適宜選択することができるが、好ましくは0.1〜4l
程度が望ましい。
【0033】本発明組成物は原液のまま散布可能である
が、水で適当な濃度に希釈して散布することもできる。 希釈する際の希釈量も適宜選択できるが、好ましくは希
釈した後の液量が10アール当り0.5〜200l程度
になる様希釈するのが望ましい。
【0034】また、本発明組成物を水に希釈して散布す
る場合、本発明組成物を水中に懸濁させると、その有効
成分自体の性質や希釈する水の種類,水温等の水希釈時
の種々の条件の影響を受けにくく、安定な懸濁状態を与
えることができる。
【0035】本発明組成物は、湛水下水田において、田
植前はもちろんのこと、田植後すなわち水稲移植後にお
ける除草剤散布にも用いることができる。
【0036】本発明組成物は、本発明組成物の原液ある
いは水希釈液を、湛水下の水田全面に滴下処理を行うか
、噴霧器等の器具を用いて散布することができる。また
、田植時には作業のために落水操作を行い田植後に入水
を行うが、入水前の落水状態で散布を行い、入水により
薬剤を圃場土壌表面に均一に行き渡らせることもできる
。さらに田植後の入水の際に、水田の水の取入れ口で流
入水に直接滴下処理を行うことにより、水田全面に薬剤
を行き渡らせることも可能である。
【0037】
【実施例】次に、本発明組成物の製剤の実施例および比
較に用いた水性懸濁剤の製剤の比較例を説明する。実施
例および比較例中で、「部」は重量部を示す。なお、本
発明がこれら実施例に限定されるものでないことは言う
までもない。
【0038】実施例1 あらかじめ、ピンミル160Z型[富士産業(株)製]
にて乾式粉砕を行った、化合物NO.2  12部に、
エチレングリコール6部,キサンタンガム(ザンサンガ
ム)0.15%+グアーガム0.15%水溶液74.5
部,ゼオライト3部,ソルポール9838P[商品名、
東邦化学工業(株)製]2部,ソルポール9047K[
商品名、東邦化学工業(株)製]2部,シリコンエマル
ジョン0.5部を加えて高速撹拌機で撹拌した後、粉砕
用の直径1〜1.5mmの硬質ガラスビーズを加え、四
筒式サンドグラインダー(五十嵐機械製造(株)製)で
微粉砕して均一な水中懸濁剤を得た。
【0039】以下の実施例では、実施例1と同様の操作
を行い、水中懸濁剤を得た。以下、各実施例の成分を記
す。なお、各成分以外に水を加えて、合計が100部に
なる様に製剤した。
【0040】実施例2   化合物No.1                
                         
 15    部  エチレングリコール      
                         
         6    部  ウエランガム  
0.8%水分散液                 
         28    部  クニピアF[商
品名、クニミネ工業(株)製]5%水分散液  20 
   部  Y型ゼオライト            
                         
       2    部  ソルポール7678[
商品名、東邦化学工業(株)製]        1.
5部  ソルポール7290P[商品名、東邦化学工業
(株)製]      1    部  シリコンエマ
ルジョン                     
                 0.5部
【004
1】実施例3   化合物No.2                
                         
 12    部  エチレングリコール      
                         
         8    部  アグリゾール10
4FA[商品名、花王(株)製]          
12    部  クニゲルVA[商品名、クニミネ工
業(株)製]8%水分散液16    部  Y型ゼオ
ライト                      
                      2  
  部  KP−1436[商品名、花王(株)製] 
                   2    部
  T−32[商品名、東邦化学工業(株)製]   
               0.8部  サーフィ
ノール104E[商品名、エアープロダクツ社製]  
  0.05部  シリコンエマルジョン      
                         
       0.5部
【0042】実施例4   化合物No.24               
                         
35    部  エチレングリコール       
                         
        6    部  ウエランガム  0
.8%水分散液                  
        25    部  クニゲルVA  
8%水分散液                   
           12    部  Y型ゼオラ
イト                       
                     3   
 部  KP−1436              
                         
     2    部  サーフィノール104E 
                         
          0.05部  シリコンエマルジ
ョン                       
               0.5部
【0043】
実施例5   化合物No.2                
                         
 12    部  エチレングリコール      
                         
         6    部  アグリゾール10
0F[商品名、花王(株)製]           
   9    部  クニピアF  5%水分散液 
                         
      10    部  Y型ゼオライト   
                         
                3    部  K
P−1436                   
                         
3    部  サーフィノール440[商品名、エア
ープロダクツ社製]      0.05部
【0044
】実施例6   化合物No.13               
                         
12    部  エチレングリコール       
                         
        6    部  ウエランガム  0
.8%水分散液                  
        30    部  クニゲルVA  
8%水分散液                   
           16    部  Y型ゼオラ
イト                       
                     2   
 部  KP−1436              
                         
     2    部  サーフィノール104E 
                         
          0.05部  シリコンエマルジ
ョン                       
               0.5部
【0045】
以下の実施例7〜8では、実施例6の除草剤有効成分で
ある化合物No.13のみを以下の除草剤有効成分に置
き換え、さらに成分合計が100部になる様に水で調製
して水性懸濁製剤を得た。
【0046】実施例7   化合物No.25               
                         
25    部実施例8   化合物No.2                
                         
   6    部  化合物No.24      
                         
         20    部
【0047】実施例
9   化合物No.2                
                         
 12    部  化合物No.16       
                         
          8    部  エチレングリコ
ール                       
                 6    部  
ウエランガム  0.8%水分散液         
                 28    部 
 クニピアF[商品名、クニミネ工業(株)製]5%水
分散液  20    部  Y型ゼオライト    
                         
               2    部  ソル
ポール7678[商品名、東邦化学工業(株)製]  
      1.5部  ソルポール7290P[商品
名、東邦化学工業(株)製]      1    部
  シリコンエマルジョン             
                         
0.5部
【0048】実施例10   化合物No.2                
                         
 12    部  エチレングリコール      
                         
         6    部  ウエランガム  
0.8%水分散液                 
         28    部  クニゲルVA 
 8%水分散液                  
            14    部  A型ゼオ
ライト                      
                      3  
  部  KP−1436             
                         
      2.2部  T−32         
                         
                0.8部  サーフ
ィノール104E                 
                   0.05部 
 シリコンエマルジョン              
                        0
.5部
【0049】以下の実施例11〜16では、実施
例10のA型ゼオライトのみを以下の様に置き換え、さ
らに成分合計が100部になる様に水で調製して水性懸
濁製剤を得た。
【0050】実施例11   A型ゼオライト                
                         
   6    部実施例12   Y型ゼオライト                
                         
   1    部実施例13   Y型ゼオライト                
                         
   3    部実施例14   Y型ゼオライト                
                         
   5    部実施例15   Y型ゼオライト                
                         
   8    部実施例16   ハイシリカゼオライト             
                         
2    部
【0051】比較例1〜10 上記実施例1〜10からゼオライトのみを除き、代わり
に等量の水を成分合計が100部になる様に添加して実
施例1と同様の操作を行い、水中懸濁剤を得た。比較例
1〜10はそれぞれ実施例1〜10に対応する。
【0052】次に、前記実施例および比較例で調製した
試料について行った試験例を以下に示す。
【0053】試験例1 直径60cmのプラスチック容器に水田土壌を底から3
cmの深さまで均一に入れた後、2.5cmの湛水条件
とした。翌日、前記実施例および比較例で調製した水性
懸濁剤のそれぞれの原液0.3mlを、1mの高さから
前記プラスチック容器に滴下した。滴下後30分ごとに
観察し、薬剤処理跡がほぼ見えなくなるまでの時間を測
定した。得られた結果を表1に示した。
【0054】
【表1】
【0055】試験例2 水田を耕起し、代かきを行った後、田植機を用いて3葉
期の水稲苗(品種:ヤマホウシ)を移植した。その後、
板および畦畔板を用いて2×10mの区画を作成し、区
画内全面にノビエの種子を播種した。翌日、3〜4cm
の湛水を行った。水稲苗移植6日後(ノビエ0.5〜1
葉期)に、区画の2mの片側の辺沿いにのみ、辺に平行
に、辺から30cmの距離で、各薬剤の所定量を1mの
高さから筋状に滴下散布した。一つの薬剤および散布量
について、2つの区画を用い、それぞれ反対側の辺から
のみ滴下散布を行った。
【0056】散布の翌日、薬剤処理部分の処理跡の様子
を観察し、下記の基準に従って評価した。その後、3〜
4cmの湛水深を保った。薬剤処理1カ月後に、除草効
果および水稲に対する薬害を観察し、下記の基準に従っ
て評価した。なお、薬効は薬剤を処理した反対側の辺か
ら2mまでで評価し、薬害は薬剤を処理した側の辺から
2mまでで評価して、それぞれ2つの区画の平均を求め
た。得られた結果を表2および表3に示した。
【0057】 処理跡評価基準 評価    処理跡状態 無      処理跡無し 微      わずかに処理跡が残る 少      少し処理跡が残る 中      中程度処理跡が残る 多      大部分の処理跡がそのまま残る
【005
8】     除草効果判定基準             
             水稲薬害判定基準    
評価                       
               評価    薬害程度
    5    100%防除(残草量    0%
)      −      無害    4    
  80%防除(残草量  20%)      ± 
     微小害    3      60%防除(
残草量  40%)      +      小害 
   2      40%防除(残草量  60%)
      ++    中害    1      
20%防除(残草量  80%)      +++ 
 大害    0        0%防除(残草量1
00%)      ×      枯死
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】
【0061】
【発明の効果】これまでの実施例および比較例を用いた
試験例から明らかな様に、本発明組成物は、水田に直接
原液滴下した際に生じることのある、水田土壌表面の薬
剤処理跡を少なくでき、しかも薬剤処理跡が生じた場合
でも短時間で拡散して後に残ることが少なく、有効成分
の種類によらず効果むら、あるいは移植水稲への薬害を
生じにくく、かつ実用上問題のない優れた製剤である。 以上のごとく、本発明組成物は優れた特徴を有しており
、実用性の大きいものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  水に難溶性の除草剤有効成分,界面活
    性剤,水およびゼオライトを含有することを特徴とする
    水性懸濁剤組成物。
JP5307691A 1991-02-26 1991-02-26 水性懸濁剤組成物 Pending JPH04270202A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017137274A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 Oatアグリオ株式会社 除草水性懸濁製剤、その製造方法及びその製剤による薬害の軽減方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017137274A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 Oatアグリオ株式会社 除草水性懸濁製剤、その製造方法及びその製剤による薬害の軽減方法

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