JPH04269783A - クリーニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、クリーニング装置に関
し、詳しくは、残留トナーを現像装置あるいはトナー回
収部まで搬送する搬送手段を有するクリーニング装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、画像形成装置にあっては、転写
紙に感光体ドラムによってトナー像を転写した後に感光
体ドラム表面にトナーが残留してしまうため、この残留
トナーをクリーニング装置によって除去するようにして
いる。従来、この種のクリーニング装置としては、例え
ば、実開昭６１−２７１５９号公報に記載されたような
ものがある。

【０００３】このものは、画像形成装置の感光体ドラム
に近接して配設された本体と、該本体に収納され、感光
体ドラム表面に付着した残留トナーを除去するブレード
と、該ブレードの下部および本体下部の側壁から現像装
置あるいはトナー回収部まで延在する搬送パイプに収納
されるとともに、回転軸の外周部に搬送スクリューを有
するトナー搬送部材とを備えており、該搬送スクリュー
の外周部に本体の下部内壁に接触して回転するブラシを
有している。

【０００４】このような構成を有するクリーニング装置
では、ブラシによって本体の下部内壁に落下するトナー
を掻き上げて該トナーを搬送パイプの内周部と搬送スク
リューの外周部の間に画成される空間部を通して現像装
置あるいはトナー回収部まで搬送するようにしている。 このため、本体の下部内壁に落下したトナーをブラシで
掻き上げて搬送パイプ内に効率よく搬送することができ
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のクリーニング装置にあっては、搬送パイプの
内周部と搬送スクリューの外周部の間に空間部が画成さ
れる構成であったため、トナーを搬送する際にこの空間
部でトナーが停滞してまった。このため、この停滞した
トナーが搬送パイプの内周部等に固着してしまい、搬送
効率が悪化してしまうという問題があった。そして、こ
のように搬送パイプの内周部等にトナーが固着すると、
トナーを搬送する際に固着されたトナーが前記内周部か
ら剥離して塊となって現像ユニット等に送られてしまい
、異常画像の原因となってしまうという不具合が発生し
てしまった。また、搬送スクリューの外周部に本体の下
部内壁に接触して回転するブラシを設けていたため、ト
ナーがこのブラシに固着してしまいトナーの搬送効率を
悪化させてしまった。このため、トナーの搬送方向上流
側でもトナーの停滞を招いてしまい上述した問題を一層
誘発してしまった。

【０００６】そこで本発明は、トナーが搬送経路上で停
滞するのを防止することができ、トナーの搬送効率およ
び搬送性能を向上させることができるクリーニング装置
を提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
上記課題を達成するために、画像形成装置の感光体ドラ
ムに近接して配設された本体と、該本体に収納され、感
光体ドラム表面に付着した残留トナーを除去する除去手
段と、除去手段の下部および本体下部の側壁から現像装
置あるいはトナー回収部まで延在する搬送パイプに収納
されるとともに、回転軸の外周部に螺旋状の羽根部材を
有するトナー搬送手段とを備え、除去手段によって除去
された残留トナーを搬送手段によって現像装置あるいは
トナー回収部まで搬送するようにしたクリーニング装置
において、前記搬送パイプの内周部に螺旋状の溝部を形
成したことを特徴としている。

【０００８】請求項２記載の発明は、上記課題を達成す
るために、前記羽根部材の外周部に溝部の底部と摺接可
能なパッキン部材を設けたことを特徴としている。請求
項３記載の発明は、上記課題を達成するために、前記パ
ッキン部材が弾性部材であることを特徴としている。

【０００９】

【作用】請求項１記載の発明では、トナー搬送部材を収
納する搬送パイプの内周部に螺旋状の溝部を形成してい
る。したがって、トナーが溝部に沿って搬送され、搬送
パイプの内周部と羽根部材の外周部との間に停滞するこ
とがない。この結果、トナーの伝達効率が大幅に向上さ
れる。また、トナーが螺旋状に形成された溝に沿って搬
送されるので、トナーが反重力上方、すなわち、搬送パ
イプ内で下方から上方にスムースに搬送され、搬送性能
が向上する。

【００１０】請求項２記載の発明では、羽根部材の外周
部に溝部の底部と摺接可能なパッキン部材が設けられる
。したがって、搬送パイプの内周部とパッキン部材の外
周部との間に空間部が形成されず、トナーが溝に沿って
より一層効率よく搬送される。請求項３記載の発明では
、パッキン部材が弾性部材から構成される。したがって
、パッキン部材を介して羽根部材が搬送パイプの内周部
に円滑に摺接して、トナーの搬送が妨げられることがな
い。

【００１１】

【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。 図１〜４は本発明に係るクリーニング装置の一実施例を
示す図である。まず、構成を説明する。図１において、
１は画像形成装置内に設けられた画像形成用の感光体ド
ラムであり、このドラム１近傍にはクリーニング装置２
の本体３が配設されている。この本体３は内部にクリー
ニングブレード４を収納しており、このブレード４は先
端部が感光体ドラム１に接触して感光体ドラム１に付着
したトナーを掻き落とすようになっている。

【００１２】このブレード４の下部にはファーブラシ５
が配設されており、このブラシ５は先端部が感光体ドラ
ム１に接触し、矢印ａ方向に回転して感光体ドラム１表
面の残留トナーを本体３下部に搬送するようになってい
る。また、本体３の所定箇所にはＰＣＣ６が設けられて
おり、このＰＣＣ６は感光体ドラム１に付着したトナー
を正に帯電してトナーを感光体ドラム１表面から除去し
易いようにしている。また、上述したクリーニングブレ
ード４およびファーブラシ５は除去手段を構成している
。

【００１３】本体３の下部には搬送手段の一部を構成す
るトナー回収スクリュー７の一部が収納されており、こ
の回収スクリュー７は図２に示すように回転軸７ａおよ
びこの回転軸７ａの外周部に固着された螺旋状の羽根部
材７ｂから構成されている。また、本体３下部から外方
にはトナー回収パイプ８が設けられており、この回収パ
イプ８にはトナー回収スクリュー７の残りの部分が収納
されている。なお、図２において３ａで示す部分は本体
１の下部を示している。

【００１４】トナー回収パイプ８にはトナーリサイクル
パイプ９の一端がリサイクルジョイント９ａを介して接
続されており、このパイプ９の他端は現像ユニット１０
（現像装置）のトナー回収器１０ａに接続されている。 このパイプ９内には搬送手段の一部を構成するトナーリ
サイクルスクリュー１１が収納されており、このスクリ
ュー１１は回転軸１１ａおよびこの回転軸１１ａの外周
部に固着された螺旋状の羽根部材１１ｂから構成されて
いる。なお、図２においてはパイプ９の一部のみを示し
ているが、このパイプ９はリサイクルスクリュー１１を
収納して一端から他端に延在している。

【００１５】また、搬送スクリュー１１の端部にはかさ
歯歯車１２が取付けられており、この歯車１２は駆動用
のかさ歯歯車１３に歯合している。このため、スクリュ
ー１１はかさ歯歯車１２を介してかさば歯歯車１３によ
って回転駆動されるようになっている。また、上述した
トナー回収スクリュー７およびトナーリサイクルスクリ
ュー１１は搬送手段を構成し、トナー回収パイプ８およ
びトナーリサイクルパイプ９は回収パイプを構成してい
る。

【００１６】一方、トナー回収パイプ８およびトナーリ
サイクルパイプ９の内周部には図３に示すように螺旋状
の溝部８ａ、９ａが形成されており、溝部８ａ、９ａは
搬送面がスクリュー７、１１の回転方向と同方向になっ
ている。また、図４に示すようにスクリュー７、１１の
外周部には弾性部材から構成されたパッキン部材１４が
設けられており（図４はスクリュー７、１１が同様の構
成であるためスクリュー７のみを示す）、このパッキン
部材１４は溝部８の底部と摺接可能になっている。なお
、図１において１５は画像形成装置の図示しないレール
部材に摺動可能に係合され本体３を図１の紙面と垂直方
向に案内するレール部材であり、図２において１６は回
収器１０ａに搬送されたトナーを現像ユニット１０内に
搬送する搬送スクリューである。

【００１７】次に、作用を説明する。感光体ドラム１に
よって転写紙に画像が形成された後、この感光体ドラム
１表面にトナーが残留する。この残留トナーは、まず、
クリーニングブレード４によって掻き落とされた後、フ
ァーブラシ５によって本体３の下部３ａに搬送される。 このトナーは回収スクリュー７によってトナー回収パイ
プ８に搬送された後、トナーリサイクルジョイント９ａ
に落下する。次いで、このトナーはリサイクルスクリュ
ー１１によってリサイクルパイプ９内を搬送された後、
回収器１０ａに回収され、次いで、搬送スクリュー１６
によって現像ユニット１０に回収される。

【００１８】本実施例では、上述したパイプ８、９の内
周部に溝部８ａ、９ａが形成されているため、トナーが
回収スクリュー７およびリサイクルスクリュー１１によ
って回収パイプ８およびリサイクルパイプ９内を搬送さ
れる際、トナーを溝部８ａ、９ａに沿って案内すること
ができ、トナーが搬送経路上で停滞して固着するのを防
止することができ、トナーを円滑に搬送することができ
る。また、羽根部材７ｂ、１１ｂの外周部にパッキン部
材１４を設け、このパッキン部材１４を溝部８ａ、９ａ
の底部に摺接させているため、回収パイプ８およびリサ
イクルパイプ９の内周部とパッキン部材１４の外周部と
の間に空間部を形成しないようにすることができ、トナ
ーを溝部８ａ、９ａに沿ってより一層効率よく搬送する
ことができる。また、パッキン部材１４を弾性部材から
構成しているため、トナーの搬送の際にパッキン部材１
４を介して羽根部材７ｂ、１１ｂを回収パイプ８および
リサイクルパイプ９の内周部に円滑に摺接させることが
できる。なお、本実施例では、トナーを現像ユニット１
２に回収しているが、通常のトナー回収部に回収して収
容してもよい。

【００１９】

【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、トナー搬
送部材を収納する搬送パイプの内周部に螺旋状の溝部を
形成しているので、トナーを溝部に沿って搬送すること
ができ、搬送パイプの内周部と羽根部材の外周部との間
にトナーを停滞させないようにすることができる。この
結果、トナーの伝達効率を大幅に向上させることができ
る。また、トナーを螺旋状に形成した溝に沿って搬送す
ることができるので、トナーを反重力上方、すなわち、
搬送パイプ内で下方から上方にスムースに搬送すること
ができ、搬送性能を向上させることができる。

【００２０】請求項２記載の発明によれば、羽根部材の
外周部に溝部の底部と摺接可能なパッキン部材を設けて
いるので、搬送パイプの内周部とパッキン部材の外周部
との間に空間部を形成しないようにすることができ、ト
ナーを溝に沿ってより一層効率よく搬送することができ
る。請求項３記載の発明によれば、パッキン部材を弾性
部材から構成しているので、パッキン部材を介して羽根
部材を搬送パイプの内周部に円滑に摺接させることがで
き、トナーの搬送を妨げるのを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るクリーニング装置の構成図である
。

【図２】その搬送パイプおよび搬送スクリューの斜視図
である。

【図３】（ａ）は搬送パイプの断面図であり、（ｂ）は
（ａ）におけるＡ部の拡大断面図である。

【図４】搬送スクリューの正面断面図である。

【符号の説明】

１　　　　感光体ドラム ２　　　　クリーニング装置 ３　　　　本体 ４　　　　クリーニングブレード（除去手段）５　　　
　ファーブラシ（除去手段） ７　　　　トナー回収スクリュー（トナー搬送手段）７
ａ　　　　回転軸 ７ｂ　　　　羽根部材 ８　　　　トナー回収パイプ（搬送パイプ）８ａ　　　
　溝部 ９　　　　トナーリサイクルパイプ（搬送パイプ）９ａ
　　　　溝部 １０　　　　現像装置 １１　　　　トナーリサイクルスクリュー（トナー搬送
手段）１１ａ　　　　回転軸 １１ｂ　　　　羽根部材 １４　　　　パッキン部材

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】画像形成装置の感光体ドラムに近接して配
   設された本体と、該本体に収納され、感光体ドラム表面
   に付着した残留トナーを除去する除去手段と、除去手段
   の下部および本体下部の側壁から現像装置あるいはトナ
   ー回収部まで延在する搬送パイプに収納されるとともに
   、回転軸の外周部に螺旋状の羽根部材を有するトナー搬
   送手段とを備え、除去手段によって除去された残留トナ
   ーを搬送手段によって現像装置あるいはトナー回収部ま
   で搬送するようにしたクリーニング装置において、前記
   搬送パイプの内周部に螺旋状の溝部を形成したことを特
   徴とするクリーニング装置。
2. 【請求項２】前記羽根部材の外周部に溝部の底部と摺接
   可能なパッキン部材を設けたことを特徴とする請求項１
   記載のクリーニング装置。
3. 【請求項３】前記パッキン部材が弾性部材であることを
   特徴とする請求項２記載のクリーニング装置。