JPH04269434A - 蛍光表示管 - Google Patents
蛍光表示管Info
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- JPH04269434A JPH04269434A JP2974291A JP2974291A JPH04269434A JP H04269434 A JPH04269434 A JP H04269434A JP 2974291 A JP2974291 A JP 2974291A JP 2974291 A JP2974291 A JP 2974291A JP H04269434 A JPH04269434 A JP H04269434A
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Landscapes
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は蛍光表示管に関し、特に
分割されたグリッドとガラス基板上に導電材にて固着せ
しめるタイプの蛍光表示管に関する。
分割されたグリッドとガラス基板上に導電材にて固着せ
しめるタイプの蛍光表示管に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の蛍光表示管は、図２に示す
ように、ガラス基板１上に給電配線層２（ここでは、グ
リッド用給電配線を示した）をＡｇ又はＡｌにて形成し
、絶縁層３，スルーホール層４，グラファイト電極層５
，蛍光体層６を順次塗布形成し、スルーホール層４上に
グリッド８の支持部を導電材からなるペーストにて固着
し、約５００℃にて焼成することにより導電層１７を形
成し、グリッド８を蛍光体層６と相対する位置に固定配
設していた。
ように、ガラス基板１上に給電配線層２（ここでは、グ
リッド用給電配線を示した）をＡｇ又はＡｌにて形成し
、絶縁層３，スルーホール層４，グラファイト電極層５
，蛍光体層６を順次塗布形成し、スルーホール層４上に
グリッド８の支持部を導電材からなるペーストにて固着
し、約５００℃にて焼成することにより導電層１７を形
成し、グリッド８を蛍光体層６と相対する位置に固定配
設していた。
【０００３】尚、この種の蛍光表示管に用いる導電材は
、少なくともＡｇ粉末，Ｐｂ−Ｓｉ−Ｚｎ−Ｂ系ガラス
粉末をエチルセルロース等の樹脂分をブチルカルビトー
ル等の溶剤分に溶解した液と混合したペースト状のもの
であり、塗布焼成後、少なくともＡｇ及びガラスを含有
する導電層１７を得ていた。この従来の導電性ペースト
の組成を表１に示す。
、少なくともＡｇ粉末，Ｐｂ−Ｓｉ−Ｚｎ−Ｂ系ガラス
粉末をエチルセルロース等の樹脂分をブチルカルビトー
ル等の溶剤分に溶解した液と混合したペースト状のもの
であり、塗布焼成後、少なくともＡｇ及びガラスを含有
する導電層１７を得ていた。この従来の導電性ペースト
の組成を表１に示す。
【０００４】
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この従来の蛍光表示管
において、導電層はＡｇ，ガラスを含有し、熱膨張係数
７０〜９０×１０−７／℃であるのに対し、固着するグ
リッド８は、例えば、４２％Ｎｉ−６％Ｃｒ−残Ｆｅ合
金を用いた場合、熱膨張係数１００×１０−７ｍｉｎ／
℃ａｔ５００℃〜と高く、この熱膨張率の差により、約
５００℃で焼成した導電層１７とグリッド８の接触界面
には、微小クラックが発生していた。
において、導電層はＡｇ，ガラスを含有し、熱膨張係数
７０〜９０×１０−７／℃であるのに対し、固着するグ
リッド８は、例えば、４２％Ｎｉ−６％Ｃｒ−残Ｆｅ合
金を用いた場合、熱膨張係数１００×１０−７ｍｉｎ／
℃ａｔ５００℃〜と高く、この熱膨張率の差により、約
５００℃で焼成した導電層１７とグリッド８の接触界面
には、微小クラックが発生していた。
【０００６】この微小クラックにより、導電層１７とグ
リッド８の導通抵抗は、増大し（例えば、１０Ω以上と
なる場合がある）、かつ、導電層１７とグリッド８の固
着強度が減少（例えば、引っ張り強度：５ｇ以下）する
ために、微弱な衝撃（蛍光表示管製造プロセス中の搬送
時等に発生するもの）でもグリッド８が剥離したり、印
加電圧に対するロスが大きく、グリッド８に正規の電圧
が印加されない等の不具合が生ずるという問題点があっ
た。
リッド８の導通抵抗は、増大し（例えば、１０Ω以上と
なる場合がある）、かつ、導電層１７とグリッド８の固
着強度が減少（例えば、引っ張り強度：５ｇ以下）する
ために、微弱な衝撃（蛍光表示管製造プロセス中の搬送
時等に発生するもの）でもグリッド８が剥離したり、印
加電圧に対するロスが大きく、グリッド８に正規の電圧
が印加されない等の不具合が生ずるという問題点があっ
た。
【０００７】本発明の目的は、導電層とグリッドの導通
抵抗の増大や固着強度の減少のない蛍光表示管を提供す
ることにある。
抵抗の増大や固着強度の減少のない蛍光表示管を提供す
ることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくともガ
ラス基板上に電極層用給電配線層及びグリッド用給電配
線層を設け、絶縁層，スルーホール層，電極層，蛍光体
層を塗布形成し、更に、前記グリッド用給電配線層上に
形成した前記スルーホール層と前記絶縁層の一部に導電
材にて分割されたグリッドの支持部を固着せしめ前記蛍
光体層に相対する位置に間隔をおいてグリッドを配設す
るタイプの蛍光表示管において、前記導電材が少なくと
もＡｇ、ガラス及びグラファイトと、カーボンと、グラ
ファイトとカーボンの混合物のうちの１種を含有するこ
とを特徴とする。なお、グラファイトとカーボンとグラ
ファイトとカーボンの混合物のいずれか一種をＡｇ比１
０重量パーセント乃至１００重量パーセント含有させる
。
ラス基板上に電極層用給電配線層及びグリッド用給電配
線層を設け、絶縁層，スルーホール層，電極層，蛍光体
層を塗布形成し、更に、前記グリッド用給電配線層上に
形成した前記スルーホール層と前記絶縁層の一部に導電
材にて分割されたグリッドの支持部を固着せしめ前記蛍
光体層に相対する位置に間隔をおいてグリッドを配設す
るタイプの蛍光表示管において、前記導電材が少なくと
もＡｇ、ガラス及びグラファイトと、カーボンと、グラ
ファイトとカーボンの混合物のうちの１種を含有するこ
とを特徴とする。なお、グラファイトとカーボンとグラ
ファイトとカーボンの混合物のいずれか一種をＡｇ比１
０重量パーセント乃至１００重量パーセント含有させる
。
【０００９】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１０】図１は本発明の一実施例の要部断面図であ
る。
る。
【００１１】まず、Ａｇ粉末，Ｐｂ−Ｓｉ−Ｚｎ−Ｂ系
ガラス粉末（熱膨張係数８０×１０−７／℃）グラファ
イト粉末を準備し、表２の比率の混合物を作成した。
ガラス粉末（熱膨張係数８０×１０−７／℃）グラファ
イト粉末を準備し、表２の比率の混合物を作成した。
【００１２】
【００１３】次に、エチルセルロースをブチルカルビト
ールアセテート，ターピネオール混液に溶解したものを
調合し、表２の混合物と混練し導電性ペーストを得た。
ールアセテート，ターピネオール混液に溶解したものを
調合し、表２の混合物と混練し導電性ペーストを得た。
【００１４】これらのペーストを用い、図１に示すよう
に、蛍光表示管のガラス基板１のスルーホール層４とグ
リッド８の固着を行い（ここでは、導電性ペーストの塗
布はスクリーン印刷にて行った）、焼成後、導電層７と
グリッド８の導通抵抗及び引っ張り試験による固着強度
を測定した。
に、蛍光表示管のガラス基板１のスルーホール層４とグ
リッド８の固着を行い（ここでは、導電性ペーストの塗
布はスクリーン印刷にて行った）、焼成後、導電層７と
グリッド８の導通抵抗及び引っ張り試験による固着強度
を測定した。
【００１５】その結果、表３の結果を得、Ａｇ粉末比２
５〜５０ｗｔ％のグラファイト粉末添加により導通抵抗
及び固着強度の飛躍的改善が図られた。
５〜５０ｗｔ％のグラファイト粉末添加により導通抵抗
及び固着強度の飛躍的改善が図られた。
【００１６】
【００１７】又、この効果は、グラファイト粉末の添加
比率を変えることによって、他金属材料（例えば、ＳＵ
Ｓ４３０：熱膨張係数１１３×１０−７／℃ａｔ５００
℃）をグリッド８に使用した場合においても得られ、そ
の添加比率は、１０ｗｔ％未満では、クラック抑制効果
に乏しく、又、１００ｗｔ％以上では導電層７そのもの
の強度劣化により引っ張り強度が減ずる。従って、グラ
ファイト粉末の添加率は、Ａｇ粉末比１０〜１００ｗｔ
％が望ましい。
比率を変えることによって、他金属材料（例えば、ＳＵ
Ｓ４３０：熱膨張係数１１３×１０−７／℃ａｔ５００
℃）をグリッド８に使用した場合においても得られ、そ
の添加比率は、１０ｗｔ％未満では、クラック抑制効果
に乏しく、又、１００ｗｔ％以上では導電層７そのもの
の強度劣化により引っ張り強度が減ずる。従って、グラ
ファイト粉末の添加率は、Ａｇ粉末比１０〜１００ｗｔ
％が望ましい。
【００１８】尚、本実施例においては、グラファイト粉
末のみの添加について記述したが、カーボン粉末、或い
は、グラファイト粉末とカーボン粉末の混合物でも同様
の効果が得られる。
末のみの添加について記述したが、カーボン粉末、或い
は、グラファイト粉末とカーボン粉末の混合物でも同様
の効果が得られる。
【００１９】又、使用するグラファイト粉末，カーボン
粉末は、酸化雰囲気中で焼成する場合、その酸化開始温
度が焼成温度よりも高いものを用いる必要があるのは云
うまでもない。
粉末は、酸化雰囲気中で焼成する場合、その酸化開始温
度が焼成温度よりも高いものを用いる必要があるのは云
うまでもない。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、少なくと
もＡｇ，ガラスからなる導電材にグラファイト及び／若
しくはカーボンを含有せしめた導電性ペーストにてグリ
ッドをスルーホール層上に固着，焼成することにより、
導電層とグリッドの接触界面に発生していた熱膨張率の
差による微小クラックは抑制され、導通抵抗を１／１０
以下に、かつ、固着強度を１０倍以上に改善出来、表示
状態，信頼性共に大幅に改善された蛍光表示管を提供出
来る。
もＡｇ，ガラスからなる導電材にグラファイト及び／若
しくはカーボンを含有せしめた導電性ペーストにてグリ
ッドをスルーホール層上に固着，焼成することにより、
導電層とグリッドの接触界面に発生していた熱膨張率の
差による微小クラックは抑制され、導通抵抗を１／１０
以下に、かつ、固着強度を１０倍以上に改善出来、表示
状態，信頼性共に大幅に改善された蛍光表示管を提供出
来る。
【００２１】尚、上記効果は、グラファイト及び／若し
くはカーボンの含有量がＡｇ比１０〜１００ｗｔ％の範
囲において顕著に表われる。
くはカーボンの含有量がＡｇ比１０〜１００ｗｔ％の範
囲において顕著に表われる。
【図１】本発明の一実施例の要部断面図である。
【図２】従来の蛍光表示管の一例の要部断面図である。
１ ガラス基板
２ 給電配線層
３ 絶縁層
４ スルーホール層
５ グラファイト電極層
６ 蛍光体層
７，１７ 導電層
８ グリッド
９ フィラメント
１０ カバーガラス
Claims (2)
- 【請求項１】 少なくともガラス基板上に電極層用給
電配線層及びグリッド用給電配線層を設け、絶縁層，ス
ルーホール層，電極層，蛍光体層を塗布形成し、更に、
前記グリッド用給電配線層上に形成した前記スルーホー
ル層と前記絶縁層の一部に導電材にて分割されたグリッ
ドの支持部を固着せしめ前記蛍光体層に相対する位置に
間隔をおいてグリッドを配設するタイプの蛍光表示管に
おいて、前記導電材が少なくともＡｇ、ガラス及びグラ
ファイトと、カーボンと、グラファイトとカーボンの混
合物のうちの１種を含有することを特徴とする蛍光表示
管。 - 【請求項２】 前記グラファイトと、カーボンと、グ
ラファイトとカーボンの混合物のうちのいずれか１種の
含有量は、Ａｇ比１０重量パーセント乃至１００重量パ
ーセントの範囲であることを特徴とする請求項１記載の
蛍光表示管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3029742A JP2747119B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 蛍光表示管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3029742A JP2747119B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 蛍光表示管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04269434A true JPH04269434A (ja) | 1992-09-25 |
| JP2747119B2 JP2747119B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=12284558
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3029742A Expired - Fee Related JP2747119B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 蛍光表示管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2747119B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50111986A (ja) * | 1974-11-30 | 1975-09-03 | ||
| JPS63313456A (ja) * | 1987-06-16 | 1988-12-21 | Nec Kagoshima Ltd | 蛍光表示管 |
-
1991
- 1991-02-25 JP JP3029742A patent/JP2747119B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50111986A (ja) * | 1974-11-30 | 1975-09-03 | ||
| JPS63313456A (ja) * | 1987-06-16 | 1988-12-21 | Nec Kagoshima Ltd | 蛍光表示管 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2747119B2 (ja) | 1998-05-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980113 |
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