JPH04268728A - エッチング方法および装置 - Google Patents

エッチング方法および装置

Info

Publication number
JPH04268728A
JPH04268728A JP3026391A JP3026391A JPH04268728A JP H04268728 A JPH04268728 A JP H04268728A JP 3026391 A JP3026391 A JP 3026391A JP 3026391 A JP3026391 A JP 3026391A JP H04268728 A JPH04268728 A JP H04268728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
chamber
etched
vacuum
chlorine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3026391A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Kawai
和彦 河合
Toru Otsubo
徹 大坪
Seiichi Kato
誠一 加藤
Katsuharu Moriwaki
克治 森脇
Arihiro Hasebe
有弘 長谷部
Masayuki Kojima
雅之 児島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Priority to JP3026391A priority Critical patent/JPH04268728A/ja
Publication of JPH04268728A publication Critical patent/JPH04268728A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エッチング技術に関し
、特に、塩素系のエッチングガスによる珪素系の物質の
エッチングなどに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、半導体装置の製造プロセスに
おいては、Si系の薄膜に所望のエッチングを施して、
目的の回路パターンを形成することが行われている。と
ころで、Si系の薄膜に対するエッチングには、従来、
フッ素系のエッチングガスが主に用いられているが、環
境汚染問題への関心の高まりを背景として、半導体装置
の製造分野などにおいても、フッ素系物質の使用を抑制
する趨勢にあり、フッ素系から、たとえば塩素系へのエ
ッチングガスの切り替えが必要となっている。
【0003】なお、従来の半導体装置の製造プロセスに
おけるエッチング技術については、たとえば、株式会社
工業調査会、昭和60年11月20日発行、「電子材料
」1985年11月号別刷、P119〜P124、など
の文献に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、塩素系のエッチングガスを用いてSi系の薄膜をエ
ッチングすると、エッチング後、マスクとして薄膜上に
被着されていたホトレジストを除去する工程において、
SiO2 の残滓が異物となって残るという問題がある
ことを本発明者は見出した。このSiO2 の残滓はエ
ッチング時に塩素と珪素による反応生成物(Six c
ly )がホトレジスト表面に付着し、ホトレジスト膜
中の微量なH2 Oと反応して生成され、且つ、大気開
放時に空気中の水分(H2 O)と反応して生成される
ものと考えられる。
【0005】なお、これまでも、CCl4 などの塩素
系のエッチングガスを用いてSi系物質をエッチングす
る技術は知られているが、平行平板型のエッチング装置
が主流であり、高バイアスのエッチングがおこなれるた
め、ホトレジスト表面に付着する塩素と珪素の化合物が
前記高バイアスで加速されたイオンなどの衝突エネルギ
によって削りとられ、上述の、SiO2 の残滓が異物
となってホトレジスト上に残る現象が回避されていたも
のと考えられる。
【0006】近年では、半導体装置の回路構造の一層の
微細化などにより、基板に対するエッチング時の損傷の
低減を実現すべく、低バイアス下のエッチングが主流に
なりつつある。このため、塩素系のエッチングガスによ
るSi系物質のエッチングにおいて、上記の残滓発生の
問題が顕在化する懸念は大きい。
【0007】従って、本発明の目的は、塩素系のエッチ
ングガスを用いた珪素系物質のエッチングにおける残滓
の発生を確実に抑止することが可能なエッチング技術を
提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0010】すなわち、本発明になるエッチング方法は
、塩素系ガスを用いて珪素系の被エッチング物をエッチ
ングするエッチング方法であって、エッチング後に、当
該エッチング時の真空度を維持したままで被エッチング
物を所望の温度に加熱するものである。
【0011】また、本発明になるエッチング方法は、塩
素系ガスを用いて珪素系の被エッチング物をエッチング
するエッチング方法であって、エッチング後、当該エッ
チング時の真空度よりもさらに高い真空雰囲気に被エッ
チング物を所定の時間だけ放置するものである。
【0012】また、本発明になるエッチング方法は、塩
素系ガスを用いて珪素系の被エッチング物をエッチング
するエッチング方法であって、エッチング後、被エッチ
ング物に残存する塩素をフッ素またはフッ素を含むプラ
ズマ内に曝し、フッ素で置換するものである。あるいは
、エッチング後、レジスト表面に生成したSiO2 の
残滓のOをフッ素で置換し除去するものである。
【0013】また、本発明になるエッチング方法は、塩
素系ガスを用いて珪素系の被エッチング物をエッチング
するエッチング方法であって、エッチング後、被エッチ
ング物を真空を維持したままアッシングするものである
【0014】本発明になるエッチング装置は、被エッチ
ング物に対してエッチング処理を行う第1の室と、この
第1の室とは独立に設けられ、第1の室におけるエッチ
ング時の真空度を維持したままで被エッチング物を所望
の温度に加熱する加熱手段を有する第2の室とを備えた
ものである。
【0015】また、本発明になるエッチング装置は、加
熱手段を有する第2の室が、被エッチング物の第1の室
に対する搬入/搬出経路に設けられた真空ロードロック
室を兼ねるようにしたものである。
【0016】また、本発明になるエッチング装置は、被
エッチング物に対してエッチング処理を行う第1の室と
、この第1の室とは独立に設けられ、第1の室における
エッチング時の第1の真空度を維持したままで、被エッ
チング物が位置される雰囲気を、第1の真空度よりも高
い第2の真空度にする真空排気手段を有する第3の室と
を備えたものである。
【0017】また、本発明になるエッチング装置は、第
3の室が、被エッチング物の第1の室に対する搬入/搬
出経路に設けられた真空ロードロック室を兼ねるように
したものである。
【0018】
【作用】上記した本発明のエッチング方法によれば、エ
ッチング前または後における被エッチング物の加熱や高
真空雰囲気への放置によって、エッチング前の被エッチ
ング物に付着したホトレジストなどに存在する水分の除
去、さらには、エッチング後に被エッチング物の表面に
存在する塩素と珪素の化合物の大気開放前の除去を確実
に行うことができる。このため、エッチング時に被エッ
チング物の表面に生成する塩素と珪素との反応生成物が
、被エッチング物中の水分や大気中の水分と反応して酸
化シリコンなどの安定な異物を生成することが確実に阻
止され、塩素系のエッチングガスを用いた珪素系物質の
エッチングにおける残滓の発生を確実に抑止することが
可能となる。
【0019】また、本発明になるエッチング装置によれ
ば、エッチングが行われる第1の室とは独立な第2また
は第3の室における、エッチング前またはエッチング後
の被エッチング物に対する加熱処理や高真空雰囲気フッ
素を含むプラズマへの放置が行われるので、エッチング
前の被エッチング物に付着したホトレジストなどに存在
する水分の除去、さらには、エッチング後に被エッチン
グ物の表面に存在する塩素と珪素とによる反応生成物の
大気開放前の除去を確実に行うことができる。
【0020】このため、エッチング時に被エッチング物
の表面に形成される塩素と珪素とによる反応生成物が、
被エッチング物中の水分や大気中の水分と反応して酸化
シリコンなどの異物を生成することが確実に阻止され、
塩素系のエッチングガスを用いた珪素系物質のエッチン
グにおける残滓の発生を確実に抑止することが可能とな
る。
【0021】また、第2または第3の室が、真空ロード
ロック室を兼ねる構成とすることにより、エッチング装
置全体の規模や構成が必要以上に大きくなることもない
【0022】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例であるエッチング方法および装置の一例について詳細
に説明する。図1は、本実施例のエッチング装置の構成
の一例を模式的に示すブロック図であり、図2、図3お
よび図4は、その一部を取り出して示す略断面図である
【0023】本実施例のエッチング装置は、エッチング
室10と、このエッチング室10の真空度を損なうこと
なく、ウェハ1の当該エッチング室10内への搬入およ
び搬出を可能にする真空ロードロック室20および真空
ロードロック室30を備えている。ウェハ1は、たとえ
ば、シリコン(Si)などからなる半導体の表面にシリ
コン系の薄膜1aを全面に被着し、さらにその上に、エ
ッチング時のマスクとして機能するホトレジスト1bを
所望のパターンに被着したものである。そして、外部か
ら所望の搬送治具50に収納されて到来する複数のウェ
ハ1は、個別に真空ロードロック室20を介してエッチ
ング室10に搬入され、後述のような所望のエッチング
処理が施された後、真空ロードロック室30を介して外
部に取り出され、順次、搬送治具50に収納されて次の
工程に搬出される。
【0024】エッチング室10は、たとえば、図4に示
されるように、半球状の石英容器11の内部に位置し、
ウェハ1が載置されるステージ12と、石英容器11を
一端の内部に収容するとともに、他端側にはマイクロ波
源13が接続され、マイクロ波源13から放射されるマ
イクロ波13aを石英容器11の内部に導く導波管14
と、石英容器11の周囲に配置され、当該石英容器11
の内部に所望の強さの磁場を形成するソレノイド15な
どによって構成されている。また、石英容器11の下部
には、たとえば塩素系のエッチングガス16aを供給す
るノズル16と、石英容器11の内部を所望の真空度に
排気する図示しない真空ポンプに接続された排気管17
と、前記真空ロードロック室20および真空ロードロッ
ク室30の側にそれぞれ設けられ、ウェハ1の搬入およ
び搬出が行われるゲートバルブ18aおよびゲートバル
ブ18bとが設けられている。
【0025】この場合、エッチング室10と、当該エッ
チング室10からのウェハ1の搬出が行われる真空ロー
ドロック室30との間には、前記ゲートバルブ18bを
介して、たとえば、図2に示されるような構造の後処理
室40が設けられている。すなわち、この後処理室40
は、エッチング室10から搬出されたウェハ1が載置さ
れるステージ41と、当該ステージ41の内部に設けら
れ、ウェハ1の加熱処理を行うヒータ42と、後処理室
40の内部を所望の真空度に排気する真空ポンプ43と
を備えており、エッチング室10における真空状態のま
まで、当該エッチング室10から搬出されたウェハ1を
所望の温度に加熱する動作が可能になっている。
【0026】以下、本実施例のエッチング方法およびエ
ッチング装置の作用の一例について、前述の図1〜図4
さらには図6および図7などを参照しながら説明する。
【0027】エッチング室10を構成する石英容器11
の内部は、所望の真空度に排気されている。そして、真
空ロードロック室20からゲートバルブ18aを通じて
、未処理のウェハ1が石英容器11の真空状態を損なう
ことなく搬入され、ステージ12の上に載置される。 その後、ソレノイド15によって石英容器11の内部に
磁場を形成するとともに、マイクロ波源13からマイク
ロ波13aを導入しつつ、さらにノズル16を通じて、
たとえばCCl4 やCl2 なとの塩素系ガスと所望
の不活性ガスとを混合してなるエッチングガス16aを
石英容器11の内部に供給する。このとき、石英容器1
1の内部に導入されたエッチングガス16aは、マイク
ロ波13aとソレノイド15による磁場との相互作用に
よる電子サイクロトロン共鳴現象などによって活性化さ
れ、ウェハ1の表面に所望のパターンで被着されている
ホトレジスト1bから露出した薄膜1aのエッチングを
行う。
【0028】このとき、薄膜1aを構成するシリコン原
子と、エッチングガス16aを構成する塩素原子との反
応によって、ウェハ1の表面に被着されたホトレジスト
1bの表面には、シリコンと塩素の反応生成物が付着す
る。
【0029】所定の時間のエッチングによって、ウェハ
1の薄膜1aのエッチングが完了すると、ウェハ1は、
ゲートバルブ18bを介して、予め石英容器11の内部
と同程度の真空度に排気済みの後処理室40に搬出され
、ステージ41に載置される。そして、この後処理室4
0においては、雰囲気を所望の真空度に維持しつつステ
ージ41の内部に設けられたヒータ42によってウェハ
1を比較的高温度に加熱する。この時、前段のエッチン
グにおいて生成し、ウェハ1のホトレジスト1bの表面
などに付着していた反応生成物は、加熱によって蒸発し
、ウェハ1の表面から除去される。
【0030】所定の時間の加熱処理によって、表面に存
在する前記反応生成物が除去されたウェハ1は、真空ロ
ードロック室30を通じて大気中に搬出され、搬送治具
50に収納されて所定の工程に払い出される。この時、
従来の場合には、図7に示されるように、エッチング中
の反応生成物がウェハ1に付着したままであるため、大
気開放時に、外気中の水分と、当該反応生成物が反応し
て、酸化珪素(SiO2 )などの安定な異物を発生さ
せ、当該異物は、有機物からなるホトレジスト1bの、
周知のアッシングなどによる除去後もウェハ1の上に残
滓となって存在することとなる。
【0031】これに対して、本実施例のエッチング方法
および装置の場合には上述のように、エッチング後、ウ
ェハ1を大気に開放する前にエッチング時の真空度を維
持したままで加熱処理を施し、残滓の発生原因である反
応生成物を除去するので、図6に示されるようにアッシ
ングによるホトレジスト1bの除去後のウェハ1は残滓
などの存在しない清浄な状態となる。
【0032】このため、当該残滓などの異物に起因する
半導体装置の製造プロセスでの種々の不良を減少させる
ことができ、半導体装置の製造工程における製品の信頼
性および歩留りを大きく向上させることができる。
【0033】また、後処理室40における加熱処理は、
エッチング室10におけるエッチング処理と並行して遂
行できるので、加熱処理の追加によるエッチング工程で
の処理能力の低下を生じることもない。
【0034】なお、上記の説明では、後処理室40にお
いてウェハ1を加熱することによって、エッチング時の
反応生成物を除去しているが、これに限らず、たとえば
、図3に示されるように、後処理室40に超高真空を実
現可能な真空ポンプ44を真空ポンプ43とともに設け
、超高真空雰囲気にウェハ1を所定の時間放置して、前
述のような反応生成物の除去を行うようにしても同様の
効果がある。なお、この場合に加熱処理を併用してもよ
いことは言うまでもない。
【0035】次に、図5を参照しながら、本発明の他の
実施例であるエッチング方法および装置の一例について
説明する。
【0036】この図5の実施例の場合には、エッチング
室10の前後に接続される複数の真空ロードロック室2
0および真空ロードロック室30が、前述の図1〜図4
の実施例における後処理室40を作用を兼ねるようにし
たものである。
【0037】すなわち、エッチング室10に対して、当
該エッチング10の真空状態などを損なうことなくウェ
ハ1を搬入する真空ロードロック室20、およびエッチ
ング室10から当該エッチング室10の真空状態を損な
うことなくエッチング済みのウェハ1を搬出する真空ロ
ードロック室30の内部には、ウェハ1が載置されるス
テージ21およびステージ31が設けられており、これ
らのステージ21およびステージ31の内部には、エッ
チング前およびエッチング後のウェハ1を所望の温度に
加熱するヒータ22およびヒータ32が設置されている
【0038】また、真空ロードロック室20および真空
ロードロック室30には、当該真空ロードロック室20
および30を所望の高真空に排気可能な図示しない真空
ポンプに接続された排気管23および排気管33が設け
られており、前述のようなエッチング室10に対する搬
入および搬出動作における適時の真空排気および真空解
除などの動作を行うとともに、真空ロードロック室20
および30の内部を、エッチング室10におけるエッチ
ング時の真空度よりもさらに高い真空度に排気すること
が可能になっている。
【0039】そして、エッチング処理されるウェハ1は
、エッチング室10に搬入される前に、まず、真空ロー
ドロック室20において、所望の真空度の雰囲気でヒー
タ22によって所望の温度に所定の時間だけ加熱され、
この加熱処理によって、ホトレジスト1bなどに存在す
る水分を蒸発除去された後、エッチング室10に搬入さ
れて前述のようなエッチング処理が施される。さらに、
エッチング後には、真空ロードロック室30においては
、エッチング室10における真空状態を維持したままで
、さらに高真空度の雰囲気に放置されるとともに、ステ
ージ31に設けられたヒータ32によって所定の温度に
加熱される。これにより、前段のエッチング処理中に発
生してウェハ1の表面に付着している塩素と珪素とによ
る反応生成物は蒸発して除去される。
【0040】そして、このように反応生成物が除去され
た後、ウェハ1は、大気に開放される。
【0041】このため、エッチング室10におけるエッ
チング処理中、さらには、大気開放時のいずれにおいて
も、エッチング中の前記反応生成物などに起因する酸化
シリコンなどの異物の発生が確実に回避される。その結
果、アッシングなどによるホトレジスト1bの除去後に
、ウェハ1の表面は異物などの存在しない清浄な状態と
なる。
【0042】これにより、たとえば、前記エッチング処
理によってウェハ1に形成される半導体装置などの信頼
性や歩留りを向上させることができる。
【0043】なお、上記図1〜図4、さらには図5に例
示した実施例の場合には、いずれもエッチング室10の
外部において、ウェハ1に存在する水分の除去や、エッ
チング中に発生した反応生成物の除去を行っているが、
エッチング室10内において所望のエッチング処理の前
後に加熱処理や高真空雰囲気での放置処理を行ってもよ
い。すなわち、エッチング室10において、所望の真空
度の状態でエッチングガスを含まないアルゴンガスなど
の不活性ガスのみを供給し、マイクロ波などによって励
起することにより、エッチングの前後において、随時、
ウェハ1の加熱処理を行わせる。この場合には、エッチ
ング処理全体の所要時間が若干長くなることを除けば、
前記図1〜図5に例示した実施例と同様の効果を得るこ
とができる。
【0044】また、塩素系のエッチングガスによる上述
のようなエッチング処理を経たウェハ1を、たとえばフ
ッ酸溶液に浸漬して、ウェハ1上に残存する塩素をフッ
素と置換するとともに、残滓の除去を行うようにしても
よい。
【0045】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0046】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0047】すなわち、本発明のエッチング方法によれ
ば、塩素系のエッチングガスを用いた珪素系物質のエッ
チングにおける残滓の発生を確実に抑止することができ
るという効果が得られる。
【0048】また、本発明のエッチング装置によれば、
塩素系のエッチングガスを用いた珪素系物質のエッチン
グにおける残滓の発生を確実に抑止することができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるエッチング装置の構成
の一例を模式的に示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例であるエッチング装置の構成
の一部を取り出して示す略断面図である。
【図3】本発明の一実施例であるエッチング装置の構成
の一部を取り出して示す略断面図である。
【図4】本発明の一実施例であるエッチング装置の構成
の一部を取り出して示す略断面図である。
【図5】本発明の他の実施例であるエッチング装置の構
成の一例を示す略断面図である。
【図6】本発明の一実施例であるエッチング方法および
装置の作用の一例を示す説明図である。
【図7】従来のエッチング方法における残滓発生の過程
の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1  ウェハ 1a  薄膜 1b  ホトレジスト 10  エッチング室 11  石英容器 12  ステージ 13  マイクロ波源 13a  マイクロ波 14  導波管 15  ソレノイド 16  ノズル 16a  エッチングガス 17  排気管 18a  ゲートバルブ 18b  ゲートバルブ 20  真空ロードロック室 21  ステージ 22  ヒータ 23  排気管 30  真空ロードロック室 31  ステージ 32  ヒータ 33  排気管 40  後処理室 41  ステージ 42  ヒータ 43  真空ポンプ 44  真空ポンプ 50  搬送治具

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  塩素系ガスを用いて珪素系の被エッチ
    ング物をエッチングするエッチング方法であって、エッ
    チング後に、当該エッチング時の真空度を維持したまま
    で前記被エッチング物を所望の温度に加熱することを特
    徴とするエッチング方法。
  2. 【請求項2】  塩素系ガスを用いて珪素系の被エッチ
    ング物をエッチングするエッチング方法であって、前記
    エッチング後、当該エッチング時の真空度よりもさらに
    高い真空雰囲気に前記被エッチング物を所定の時間だけ
    放置することを特徴とするエッチング方法。
  3. 【請求項3】  塩素系ガスを用いて珪素系の被エッチ
    ング物をエッチングするエッチング方法であって、前記
    エッチング後、前記被エッチング物に残存する塩素及び
    生成したSiO2 をフッ素またはフッ素を含むプラズ
    マを発生させて置換あるいは除去することを特徴とする
    エッチング方法。
  4. 【請求項4】  エッチング後の前記被エッチング物を
    フッ酸に浸漬することによって前記被エッチング物に生
    成したSiO2 を除去することを特徴とする請求項3
    記載のエッチング方法。
  5. 【請求項5】  塩素系ガスを用いて珪素系の被エッチ
    ング物をエッチングするエッチング方法であって、前記
    エッチング後、真空を維持したままレジスト除去(アッ
    シング)することを特徴とするエッチング方法。
  6. 【請求項6】被エッチング物に対してエッチング処理を
    行う第1の室と、この第1の室とは独立に設けられ、前
    記第1の室におけるエッチング時の真空度を維持したま
    まで前記被エッチング物を所望の温度に加熱する加熱手
    段を有する第2の室とを備えたことを特徴とするエッチ
    ング装置。
  7. 【請求項7】  前記第2の室が、前記被エッチング物
    の前記第1の室に対する搬入/搬出経路に設けられた真
    空ロードロック室であることを特徴とする請求項6記載
    のエッチング装置。
  8. 【請求項8】  被エッチング物に対してエッチング処
    理を行う第1の室と、この第1の室とは独立に設けられ
    、前記第1の室におけるエッチング時の第1の真空度を
    維持したままで、前記被エッチング物が位置される雰囲
    気を、前記第1の真空度よりも高い第2の真空度にする
    真空排気手段を有する第3の室とを備えたことを特徴と
    するエッチング装置。
  9. 【請求項9】  前記第3の室が、前記被エッチング物
    の前記第1の室に対する搬入/搬出経路に設けられた真
    空ロードロック室であることを特徴とする請求項8記載
    のエッチング装置。
JP3026391A 1991-02-25 1991-02-25 エッチング方法および装置 Pending JPH04268728A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3026391A JPH04268728A (ja) 1991-02-25 1991-02-25 エッチング方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3026391A JPH04268728A (ja) 1991-02-25 1991-02-25 エッチング方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04268728A true JPH04268728A (ja) 1992-09-24

Family

ID=12298820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3026391A Pending JPH04268728A (ja) 1991-02-25 1991-02-25 エッチング方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04268728A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008109136A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Applied Materials Inc 熱プロセスによってエッチングされた基板からハロゲン残渣を除去するための統合された方法
US9735002B2 (en) 2006-10-26 2017-08-15 Applied Materials, Inc. Integrated apparatus for efficient removal of halogen residues from etched substrates

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008109136A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Applied Materials Inc 熱プロセスによってエッチングされた基板からハロゲン残渣を除去するための統合された方法
CN102243989A (zh) * 2006-10-26 2011-11-16 应用材料股份有限公司 通过热处理从所蚀刻的衬底去除卤素残余物的集成方法
US9735002B2 (en) 2006-10-26 2017-08-15 Applied Materials, Inc. Integrated apparatus for efficient removal of halogen residues from etched substrates

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6254721B1 (en) Method and apparatus for processing samples
KR0145645B1 (ko) 드라이에칭 장치의 에칭실을 클리닝하는 방법
KR101773806B1 (ko) 기판의 클리닝 방법 및 기판의 클리닝 장치
WO1994028578A1 (fr) Procede de traitement au plasma
JPH03261138A (ja) 半導体装置のクリーニング方法およびクリーニング装置
CN112635317B (zh) 蚀刻方法、损伤层的去除方法和存储介质
JP2002050600A (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
JPH04268728A (ja) エッチング方法および装置
JP2004319540A (ja) 半導体装置の製造方法およびドライエッチング装置
JP4405236B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP3102826B2 (ja) 基板処理装置
JPH10233388A (ja) プラズマクリーニング方法
JP2544129B2 (ja) プラズマ処理装置
JPH0344058A (ja) 半導体装置の製造方法および製造装置
TWI785987B (zh) 電漿處理裝置的檢查方法
JP2003035962A (ja) 基板処理方法およびそのシステム
TWI850625B (zh) 電漿處理裝置、及電漿處理方法
JP2626782B2 (ja) 真空処理装置
JPH0239523A (ja) 半導体基板への成膜方法
JPH028379A (ja) ドライエッチング装置
JP2728483B2 (ja) 試料後処理方法と装置
JPH11145115A (ja) アッシング装置のクリーニング方法
TW202238664A (zh) 電漿處理裝置、及電漿處理方法
JPH06252143A (ja) Al合金膜の処理方法及びその装置
JP3015744B2 (ja) 連続処理装置