JPH0426833A - 光学系のミラー支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光学系のミラー支持装置に関し、詳しくはミラ
ーを板部材によって所定の向きに支持するミラー支持装
置に関するものである。

従来の技術 例えば原稿を光学系により走査して感光体に画像露光を
行う電子写真方式の複写機では、前記走査している原稿
の画像を投影レンズにより感光体上に結像させるのに、
投影レンズの前後に複数のミラーを配設している。これ
らのミラーは露光光学系の仕様に応して、原稿を走査す
るために移動する部材や、固定的に設けられる部材の上
に板部材によって支持されている。

ところで露光光学系のミラーはそれぞれ平行で所定の角
度をもって対向し合う必要がある。

それに少しでも狂いがあると複写画像にピントのズレや
歪みと言った種々の影響が出て画質を損なう。

そこで従来、例えば第４図に示すような支持構造を採っ
ている。この支持構造では支持板ａのミラー支持縁すに
、突起Ｃと折曲片ｄとを設け、この突起Ｃと折曲片ｄに
ねし込んだネジｅとによって、ミラーｆの端部の左右２
点を支持し、バネｇによって弾性的に保持するようにし
ている。そしてネジｅのねじ込みやねし戻しによってミ
ラーｆの角度や捩れを調節するようにしている。

発明が解決しようとする課題 しかしそのような調節は実機ごとに実際の投影状態を見
ながら行う微妙なものとなり、作業に熟練と時間を要す
るので、コスト上昇の原因となっている。

本発明はこのような点に鑑み、ミラー支持板によるミラ
ー支持構造を改良して前記従来のような問題を解消する
ことができる光学系のミラー支持装置を提供することを
課題とするものである。

課題を解決するための手段 上記のような課題を達成するために本願筒１の発明は、
ミラーを所定の向きに支持する光学系のミラー支持装置
において、ミラーの各端部を支持する各ミラー支持板を
ミラー支持基台に固着し、各ミラー支持板の前記ミラー
支持基台への固着部分から自身の折り曲げ部を経ない位
置に、ミラーの端部左右２点を支持する２つの支持部を
ミラー支持板自身の打ち抜き板金加工による切断端面と
して形成したことを特徴とするものである。

本願筒２の発明は、ミラー支持板のミラー支持基台への
固着がプラズマ溶接によってなされていることを特徴と
するものである。

作用 本願筒１の発明の上記構成によれば、ミラー支持板の各
支持部は、ミラー支持板のミラー支持基台への固着部か
らミラー支持板自身の折り曲げ部を経ない位置に、ミラ
ー支持板自身の打ち抜き板金加工による切断端面として
形成されているので、各支持部は打ち抜き板金加工によ
る高い加工精度によってミラー支持板自身の所定位置に
高精度に形成されることができる。そしてミラー支持板
のミラー支持基台への固着部から前記各支持部までの間
にはミラー支持板の折り曲げ部はなく、前記各支持部の
ミラー支持板を介したミラー支持基台との間の位置を折
り曲げによる影響な（適正に設定することができる。

したがってミラー支持板をミラー支持基台に適正な位置
関係で固着しさえすれば、ミラー支持基台上での各支持
部の前記適正な位置を確保することができ、前記適正な
位置関係での固着は、治具等を利用した位置決め状態に
て実機とは無関係に容易に達成することができる。

本願筒２の発明の上記構成によれば、第１の発明におい
てさらに、ミラー支持板とミラー支持基台との固着がプ
ラズマ溶接によってなされているので、ミラー支持板と
ミラー支持基台との双方に熱歪みが生じるようなことは
なく、ミラー支持基台上での前記支持部の必要な位置精
度を容易に得ることができる。

実施例 以下第１図〜第３図に示す本発明の一実施例としての光
学系のミラー支持装置について説明する。

第１図は本発明に係るミラー支持装置を持った複写機の
場合を示している。この複写機は露光光学系１と、露光
光学系１による露光によって画像を形成しそれを転写シ
ート２に転写する作像機構３と、作像機構３に転写シー
ト２を給送する給紙機構４とを有している。これら露光
光学系１、作像機構３、給紙機構４はそれぞれ独立した
光学系ボックス６、作像ボックス７、給紙ボックス８に
個別に収容されている。各ボックス６〜８は積み重ね状
態にして結合されて機体９をなしている。

露光光学系１は、プラテンガラス１１の下を移動する第
１スライダ１２に支持されてプラテンガラス１１上の原
稿を走査するランプ１３および第１ミラー１４、第２ス
ライダ１５、第３スライダ１６に支持されて光路長を一
定に保つために移動する第２〜第５各ミラー１７〜２０
、第３、第４各ミラー１８．１９の間に設けられた投影
レンズ２１、投影レンズ２１の光軸方向の移動による変
倍時の光路長補正を行う第６ミラー２２を備えている。

作像機構３は、感光ドラム３１とそのまわりに配設され
た帯電チャージャ３２、現像装置３３、転写チャージャ
３４、分離チャージャ１３５、クリーニング装置１３６
等を有し、公知の電子写真方式によって感光ドラム３１
上に露光にかかる原稿画像に対応するトナー像を形成し
、給送されてくる転写シート２に転写する。

感光ドラム３１と転写チャージャ３４とが対向する転写
部の手前には、給紙ボックス８から受は入れた転写シー
ト２を転写部に送り込む給紙搬送路３５が設けられ、ま
たその途中にタイミングローラ３６が設けられている。

タイミングローラ３６は停止状態で転写シート２を送り
付けられ、その先端の整合により斜行を矯正する一方、
搬送を開始する時期によって転写シート２を転写部に給
送するタイミングを調整する。

転写部の後には転写後の転写シート２をベルトに吸着し
ながら搬送する搬送装置３７、搬送装置３７によって搬
送されてくる転写シート２に定着処理を行う定着器３８
、定着器３８から送り出されてくる転写シート２を排出
する排紙ローラ３９が設けられている。

給紙機構４は、異なったサイズの転写シート２を収容し
て選択的に給紙する３つの給紙部４１〜４３を有してい
る。各給紙部４１〜４３はそれぞれ給紙カセット４４〜
４６内の転写シート２を送り出すビックアンプローラ４
７〜４９と、送り出される転写シート２を一枚づつに捌
く捌きパッド５１とを有している。各給紙部４１〜４３
はそれぞれブロック化されており、２つのブロックを多
数枚用の１つのブロックと交換するといったブロックの
取り換えが可能なようにしである。各給紙部４１〜４３
の給紙カセット４４〜４６はそれぞれ機体９の前面側か
ら、第１図では紙面の手前側から抜き差しするフロント
ローディング方式にしである。

光学系ボックス６は第１図に示すように、その左右の各
側壁５３．５４に架設した前後のガイドバー５５．５６
によって第１スライダ１２と第２スライダ１５とをガイ
ドし、底板５７上に設けたガイドレール５８によって第
３スライダ１６をガイドするようになっている。これら
第１スライダ１２、第２スライダ１５、第３スライダ１
６のそれぞれは、第１〜第５ミラー１４．１７〜２０を
保持しており、これらミラー１４．１７〜２０が感光ド
ラム３１を含めて相互に平行であるように支持する必要
がある。また相互に所定の距離を保つようにする必要も
ある。

これを可能にした本実施例でのミラー支持構造につき、
第３スライダ１６を例にとって説明する。理解を容易に
するため第２図は上下反転状態で示し、第３図は王立状
態で示している。第３スライダ１６は浅いチャンネル型
に板金加工された金属製のミラー支持基台６１を有して
いる。

ミラー支持基台６１の一端外側には前記のガイドレール
５８に案内される凹溝６２と、駆動ギヤ６３に噛み合う
ラック６４とを持った樹脂部材６５がネジ６０によって
固着され、光学系ボックス６の底板５７上を正確に水平
移動できる。

ミラー支持基台６１の水平な底部には長手方向の窓６６
が開設されている。この窓６６の両端縁に下向きの折曲
縁６７が形成され、この折曲片６７に金属製のミラー支
持板６８が垂直に固着されている。この固着は、図示し
ない治具を利用した位置決め状態でプラズマ溶接によっ
てなされている。６９はその溶接部を示している。

ミラー支持板６８はその上端と、下端とにミラー支持凹
部７１を有している。このミラー支持凹部７１の底部左
右にミラー支持部７２．７３が形成され、これらによっ
てミラー１９．２０の端部の左右２箇所を第２図に示す
ように裏側から支持するようになっている。ミラー支持
凹部７１の各ミラー支持部７２．７３の間には、それよ
り低い位置がら側方へ延び、かつその側方位置がら立ち
上がる折曲片７４を有している。この折曲片７４と前記
ミラー支持凹部７１の側面とでミラー１９．２ｏの端部
がミラー支持部７２．７３から脱落しないようにしてい
る。そしてミラー支持基台６１の長手方向に形成されて
いる一方の折曲縁７５にミラー押えバネ７６がネジ７７
によって取付けられ、ミラー１９、２０を前記ミラー支
持部７２．７３に押圧し前記イ置決め状態を保持するよ
うになっている。

ミラー支持部７２．７３はそれを有するミラー３持板６
８自身の打ち抜き板金加工による切断端口として形成さ
れている。またミラー支持板６８番。

ミラー支持基台６１への固着部がら各ミラー支を部７２
．７３に至る部分には折り曲げ部を有しなし構造としで
ある。

以上のミラー支持構造では、ミラー支持板６の各支持部
７２．７３は、ミラー支持板６８のミラー支持基台６１
への固着部からミラー支持板６８自濃の折り曲げ部を経
ない位置に、ミラー支持板自身の打ち抜き板金加工によ
る切断端面として元成されているので、各支持部７２．
７３は打ち抜き板金加工による高い加工精度によってミ
ラー（持板６８自身の所定位置に高精度に形成される。

そしてミラー支持板６８のミラー支持基台６１へに固着
部から前記各支持部７２．７３までの間にはミラー支持
板６８の折り曲げ部はなく、前記各支持部７２．７３の
ミラー支持ｔｔＩｉ６１を介したミラー支持基台６１と
の間の位置を折り曲げによる影響なく適正に設定するこ
とができる。

またミラー支持板６８はミラー支持基台６１との治具に
よる位置決め状態で固着されるので、ミラー支・持基台
６１上での各支持部７２．７３の前記適正な位置を確保
することができる。

さらに、ミラー支持板６８とミラー支持基台６１との固
着がプラズマ溶接によってなされているので、ミラー支
持板６８とミラー支持基台６１との双方に熱歪みが生じ
るようなことはなく、ミラー支持基台６１上での前記支
持部７２．７３の必要な位置精度を容易に得ることがで
きる。

なお上記第３スライダ１６上でのミラー１９．２゜の支
持構造は、他の第１スライダ１２、第２スライダ１５に
おける他のミラー１４．１７．１８の支持構造にも同様
に適用することができる。またそれらスライダのように
移動するミラー支持基台に限らず固定的なものも含め、
どのような形態のミラー支持基台にミラーを支持する場
合にも本発明は同様に通用され得る。

発明の効果 本発明によれば、ミラー支持板の各支持部はミラー支持
板のミラー支持基台への固着部からミラー支持板自身の
折り曲げ部を経ない位置に、ミラー支持板自身の打ち抜
き板金加工による切断端面として形成され、この各支持
部が打ち抜き板金加工による高い加工精度によってミラ
ー支持板自身の所定位置に高精度に形成されるとともに
、ミラー支持板のミラー支持基台への固着部から前記各
支持部までの間にはミラー支持板の折り曲げ部はなく、
前記各支持部のミラー支持板を介したミラー支持基台と
の間の位置を折り曲げによる影響なく適正に設定される
ので、ミラー支持板をミラー支持基台に適正な位置関係
で固着しさえすれば、ミラー支持基台上での各支持部の
前記適正な位置を確保することができ、前記適正な位置
関係での固着は、治具等を利用した位置決め状態にて実
機とは無関係に容易に達成することができるので、ミラ
ーを簡単な構造および組立作業によって適正に保持する
ことができる。

本願第２の発明によれば、第１の発明においてさらに、
ミラー支持板とミラー支持基台との固着がプラズマ溶接
によってなされ、ミラー支持板とミラー支持基台との双
方に熱歪みが生じるようなことはなく、ミラー支持基台
上での前記支持部の必要な位置精度を容易に得ることが
できるので、ミラーの適正な保持作業上、位置調整が一
切不要となり、組立作業がさらに簡略化する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としてのミラーの支持装置を
有した複写機の継断正面図、第２図、第３図は第３スラ
イダのミラー支持構造を示す倒立した組立状態と正立し
た分解状態との各斜視図、第４図は従来例の一部側面図
である。 露光光学系 光学系ボックス 第３スライダ ミラー 底板 ガイドレール ミラー支持基台 折曲片 ミラー支持板 溶接部 ミラー支持凹部 ミラー支持部 ミラー押えバネ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ミラーを所定の向きに支持する光学系のミラー支
   持装置において、ミラーの各端部を支持する各ミラー支
   持板をミラー支持基台に固着し、各ミラー支持板の前記
   ミラー支持基台への固着部分から自身の折り曲げ部を経
   ない位置に、ミラーの端部左右２点を支持する２つの支
   持部をミラー支持板自身の打ち抜き板金加工による切断
   端面として形成したことを特徴とする光学系のミラー支
   持装置。
2. （２）ミラー支持板のミラー支持基台への固着がプラズ
   マ溶接によってなされている請求項１記載の光学系のミ
   ラー支持装置。