JPH0426812Y2 - - Google Patents
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- JPH0426812Y2 JPH0426812Y2 JP7688586U JP7688586U JPH0426812Y2 JP H0426812 Y2 JPH0426812 Y2 JP H0426812Y2 JP 7688586 U JP7688586 U JP 7688586U JP 7688586 U JP7688586 U JP 7688586U JP H0426812 Y2 JPH0426812 Y2 JP H0426812Y2
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Landscapes
- Electric Stoves And Ranges (AREA)
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はオーブントースタなどの調理器に関す
る。
る。
第4図は従来の調理器の一例であるオーブント
ースタの前側部分を示している。同図中1は前面
開口の調理室2を形取る内箱で、上側反射板3お
よび前側下部反射板4等を備えている。また、5
は内箱1を覆つて設けられた板金製の外箱で、こ
れは天板部とこの天板部の左右両端に側板部を一
体に折曲げてなる外箱ケースの後面に外箱後板を
取付けて形成されている。そして、これら内箱1
と外箱5との各前縁にわたつて板金製の前枠6が
取付けられている。この前枠6は、その下縁6a
を除く外周縁6bを外箱ケースの前縁に形成した
段状の嵌合縁部5aに被嵌させるとともに、上記
下縁6aを内箱1の底板1aにねじ7で止めるこ
とによつて固定され、この固定によつて内周縁6
cの先端を内箱1の前面開口を形取る上側および
図示しない左右両側の前フランジ3aおよび上記
反射板4の前面に当接させている。そして、この
前枠6には内箱1の前面開口を開閉する扉8が収
納され、この扉8はその下縁を中心として回動自
在に前枠6に取付けられている。なお、図中9は
脚である。
ースタの前側部分を示している。同図中1は前面
開口の調理室2を形取る内箱で、上側反射板3お
よび前側下部反射板4等を備えている。また、5
は内箱1を覆つて設けられた板金製の外箱で、こ
れは天板部とこの天板部の左右両端に側板部を一
体に折曲げてなる外箱ケースの後面に外箱後板を
取付けて形成されている。そして、これら内箱1
と外箱5との各前縁にわたつて板金製の前枠6が
取付けられている。この前枠6は、その下縁6a
を除く外周縁6bを外箱ケースの前縁に形成した
段状の嵌合縁部5aに被嵌させるとともに、上記
下縁6aを内箱1の底板1aにねじ7で止めるこ
とによつて固定され、この固定によつて内周縁6
cの先端を内箱1の前面開口を形取る上側および
図示しない左右両側の前フランジ3aおよび上記
反射板4の前面に当接させている。そして、この
前枠6には内箱1の前面開口を開閉する扉8が収
納され、この扉8はその下縁を中心として回動自
在に前枠6に取付けられている。なお、図中9は
脚である。
しかし、以上の従来構造によれば、閉じ状態の
扉8の全周縁を覆うようにしてこの扉8を収納す
る前枠6は、内箱1の前フランジ3a等の端面お
よび外箱5の前側端面の露出をなくすために必要
不可欠であり、そのため部品点数および組立て工
数が多い。これとともに、前枠8を製造するに当
り、その扉収納部に相当する部分は、スクラツプ
として無駄に捨てられるものである。したがつ
て、これらの理由により従来ではコスト高である
という問題があつた。さらに、外箱5の嵌合縁部
5aに連なる部位5bの先端面によつて、組立て
時等における取扱いの最中に怪我をする恐れがあ
る。
扉8の全周縁を覆うようにしてこの扉8を収納す
る前枠6は、内箱1の前フランジ3a等の端面お
よび外箱5の前側端面の露出をなくすために必要
不可欠であり、そのため部品点数および組立て工
数が多い。これとともに、前枠8を製造するに当
り、その扉収納部に相当する部分は、スクラツプ
として無駄に捨てられるものである。したがつ
て、これらの理由により従来ではコスト高である
という問題があつた。さらに、外箱5の嵌合縁部
5aに連なる部位5bの先端面によつて、組立て
時等における取扱いの最中に怪我をする恐れがあ
る。
本考案は、製造時等における安全性を確保でき
るとともに、前枠を省略でき、かつ、前面開口縁
部の強度を向上できる調理器を得るために、天板
部とこの天板部の左右両端に側板部を一体に折曲
げてなる板金製の外箱ケースの後面に外箱後板を
取付けて形成された前面開口の外箱と、上記外箱
ケースの天板部および左右側板部にわたる前端部
を、上記外箱ケースの内側に縁巻きして形成され
た断面円形のカール前縁と、上記外箱内に収納さ
れ調理室を形取る前面開口の内箱と、この内箱の
天井板と左右側板の前縁を上記内箱の前面開口の
周囲外方に向けて張出すように折曲げて形成さ
れ、その先端部が上記カール前縁の後側に係合さ
れた前フランジと、上記外箱の前面開口と略同じ
大きさで、上記カール前縁の左右両側下端部に回
動自在に取付けられて上記内箱の前面開口を開閉
自在に閉じるとともに、その閉じ状態において上
端面および左右両側面が上記カール前縁で覆われ
る扉とを具備したものである。
るとともに、前枠を省略でき、かつ、前面開口縁
部の強度を向上できる調理器を得るために、天板
部とこの天板部の左右両端に側板部を一体に折曲
げてなる板金製の外箱ケースの後面に外箱後板を
取付けて形成された前面開口の外箱と、上記外箱
ケースの天板部および左右側板部にわたる前端部
を、上記外箱ケースの内側に縁巻きして形成され
た断面円形のカール前縁と、上記外箱内に収納さ
れ調理室を形取る前面開口の内箱と、この内箱の
天井板と左右側板の前縁を上記内箱の前面開口の
周囲外方に向けて張出すように折曲げて形成さ
れ、その先端部が上記カール前縁の後側に係合さ
れた前フランジと、上記外箱の前面開口と略同じ
大きさで、上記カール前縁の左右両側下端部に回
動自在に取付けられて上記内箱の前面開口を開閉
自在に閉じるとともに、その閉じ状態において上
端面および左右両側面が上記カール前縁で覆われ
る扉とを具備したものである。
上記解決手段を備えた調理器は、外箱ケースの
前縁部に形成した内巻きのカール前縁によつて、
外箱ケースの前側端面の露出をなくして、この前
端が視認されたり、組立て時等において上記前端
に手が触れることをなくすことができる。また、
カール前縁の裏側に内箱の前フランジの先端を係
合させたことによつて、前フランジ先端の露出と
その視認とをなくすことができる。そして、この
ことと相まつてカール前縁で扉の上端面および左
右両端面を覆つたから、調理器の前面を上記カー
ル前縁と扉のみで形成でき、製造上においてスク
ラツプを生じることが不可避であつた従来必要不
可欠な前枠を省略できる。また、カール前縁の断
面は円形であるので、このカール前縁自体の強度
が大きいことと相俟つて、カール前縁に係合した
内箱の前フランジが、外箱の前面開口縁部をその
内側から支えるので、外箱の前面開口縁部の強度
を大きくできる。
前縁部に形成した内巻きのカール前縁によつて、
外箱ケースの前側端面の露出をなくして、この前
端が視認されたり、組立て時等において上記前端
に手が触れることをなくすことができる。また、
カール前縁の裏側に内箱の前フランジの先端を係
合させたことによつて、前フランジ先端の露出と
その視認とをなくすことができる。そして、この
ことと相まつてカール前縁で扉の上端面および左
右両端面を覆つたから、調理器の前面を上記カー
ル前縁と扉のみで形成でき、製造上においてスク
ラツプを生じることが不可避であつた従来必要不
可欠な前枠を省略できる。また、カール前縁の断
面は円形であるので、このカール前縁自体の強度
が大きいことと相俟つて、カール前縁に係合した
内箱の前フランジが、外箱の前面開口縁部をその
内側から支えるので、外箱の前面開口縁部の強度
を大きくできる。
以下、第1図から第3図に示す一実施例を説明
する。なお、本実施例に係る調理器はオーブント
ースタである。
する。なお、本実施例に係る調理器はオーブント
ースタである。
図中11は内部空間が調理室11aとして用い
られる内箱で、その前面は開口されている。内箱
11は、いずれも板金からなる左右一対の側板1
2、底板23、前側下部反射板14、天井板とし
ての上側反射板15、後部反射板16を組立てて
形成されている。側板12の前端および上側反射
板15の前端には、夫々内箱11の前面開口の周
囲外方に向けて張出すように折れ曲がる前フラン
ジ17が設けられているとともに、これら前フラ
ンジ17の先端には夫々斜め前向きの傾斜部17
aが折曲げられている。左右側板12にわたつて
設けられた前側下部反射板14の前面は前フラン
ジ17と面一に連なつているとともに、この反射
板14にはタイマー18が内蔵されている。タイ
マー18の操作軸18aは前方に突出されている
とともに、これにはタイマー摘み19が取付けら
れている。
られる内箱で、その前面は開口されている。内箱
11は、いずれも板金からなる左右一対の側板1
2、底板23、前側下部反射板14、天井板とし
ての上側反射板15、後部反射板16を組立てて
形成されている。側板12の前端および上側反射
板15の前端には、夫々内箱11の前面開口の周
囲外方に向けて張出すように折れ曲がる前フラン
ジ17が設けられているとともに、これら前フラ
ンジ17の先端には夫々斜め前向きの傾斜部17
aが折曲げられている。左右側板12にわたつて
設けられた前側下部反射板14の前面は前フラン
ジ17と面一に連なつているとともに、この反射
板14にはタイマー18が内蔵されている。タイ
マー18の操作軸18aは前方に突出されている
とともに、これにはタイマー摘み19が取付けら
れている。
上記内箱11内の例えば上部と下部には、直管
形の石英管に抵抗発熱線を内蔵した電気ヒータな
どの熱源20が夫々設けられ、これらは左右側板
12間に横架されている。さらに、内箱11には
上下の熱源20間において金属製の焼き網21が
収納されている。この焼き網21は側板12に設
けた前後方向に細長いガイド孔22(第2図参
照)および側板12の内面に突設したガイド軸2
3(第1図参照)を案内として、前後方向に沿つ
て移動自在に設けられている。
形の石英管に抵抗発熱線を内蔵した電気ヒータな
どの熱源20が夫々設けられ、これらは左右側板
12間に横架されている。さらに、内箱11には
上下の熱源20間において金属製の焼き網21が
収納されている。この焼き網21は側板12に設
けた前後方向に細長いガイド孔22(第2図参
照)および側板12の内面に突設したガイド軸2
3(第1図参照)を案内として、前後方向に沿つ
て移動自在に設けられている。
そして、内箱11は外箱24で覆われている。
外箱24は、カラー鋼板等の板金製の外箱ケース
25と、板金製の外箱後板26とから形成されて
いる。
外箱24は、カラー鋼板等の板金製の外箱ケース
25と、板金製の外箱後板26とから形成されて
いる。
外箱ケース25は、上側反射板15の上面を覆
う天板部25aの左右両端に、側板12を覆う側
板部25bを一体に折曲して形成されている。こ
の外箱ケース25の天板部25aおよび左右側板
部25bにわたる前端部は第1図に詳しく示すよ
うに内側に縁巻きされ、これにより外箱ケース2
5には断面円形のカール前縁27が形成されてい
る。このカール前縁27は後述の扉32が閉じ状
態に配置された場合に扉32の上端面および左右
両側端面を覆うようになつている。そして、この
カール前縁27の裏側隅部には上記前フランジ1
7の傾斜部17a先端が係合されており、それに
よつてカール前縁27部分を外箱24の内側から
支えている。また、外箱ケース25の後面には上
記外箱後板26取付けられている。しかも、外箱
ケース25、外箱後板26を形成するブランクの
夫々には第2図に示すようにスリツト28,29
が間隔的に夫々設けられている。これらスリツト
28,29を中心にしてこれらよりも下側の固定
部25c,26cは手で曲げ得るようになつてお
り、固定部25c,26cは上記の手曲げによつ
て上記底板13の左右両側下面に重ねられて、底
板13に固定されるようになつている。なお、第
1図〜第3図中30は調理器全体の持運び用把手
を兼ねる合成樹脂製の脚で、これら左右一対の脚
30をねじ31で底板13に固定することによ
り、この脚30と底板13との間に上記固定部2
5cを夫々挟着している。
う天板部25aの左右両端に、側板12を覆う側
板部25bを一体に折曲して形成されている。こ
の外箱ケース25の天板部25aおよび左右側板
部25bにわたる前端部は第1図に詳しく示すよ
うに内側に縁巻きされ、これにより外箱ケース2
5には断面円形のカール前縁27が形成されてい
る。このカール前縁27は後述の扉32が閉じ状
態に配置された場合に扉32の上端面および左右
両側端面を覆うようになつている。そして、この
カール前縁27の裏側隅部には上記前フランジ1
7の傾斜部17a先端が係合されており、それに
よつてカール前縁27部分を外箱24の内側から
支えている。また、外箱ケース25の後面には上
記外箱後板26取付けられている。しかも、外箱
ケース25、外箱後板26を形成するブランクの
夫々には第2図に示すようにスリツト28,29
が間隔的に夫々設けられている。これらスリツト
28,29を中心にしてこれらよりも下側の固定
部25c,26cは手で曲げ得るようになつてお
り、固定部25c,26cは上記の手曲げによつ
て上記底板13の左右両側下面に重ねられて、底
板13に固定されるようになつている。なお、第
1図〜第3図中30は調理器全体の持運び用把手
を兼ねる合成樹脂製の脚で、これら左右一対の脚
30をねじ31で底板13に固定することによ
り、この脚30と底板13との間に上記固定部2
5cを夫々挟着している。
また、上記内箱11および外箱24の各前面開
口全体は扉32で開閉自在に閉じられている。扉
32は、外箱24の前面開口と略同じ大きさであ
つて、その下縁に左右方向に沿つて貫通して取付
けた枢軸33の両端を、上記カール前縁27の左
右両下端部に設けた図示しない軸受孔に挿入させ
て、この枢軸33を中心として回動自在に取付け
られている。なお、図中34は透明ガラス、35
は把手である。この扉32の下部には上記タイマ
ー摘み19を収納する通孔36が設けられてい
る。この通孔36の径はタイマー摘み19の外形
よりやや大きく形成されているが、図示の例とは
異なりタイマー摘み19の周部の前表面を扉32
の前表面よりも後側に配置する場合には、タイマ
ー摘み19と通孔36との間に必要とされる間隙
を狭くでき、外観をより向上し得るものである。
そして、扉32と上記焼き網21とは、上記側板
12と一体の前フランジ17に形成された縦長孔
37(第2図参照)を挿通して設けられた金属製
レバー38を介して連結されている。しかも、レ
バー38は第2図に示すようにコイルばね39で
常に後向きに夫々付勢されている。したがつて、
このレバー38を介して扉32の開閉に連動して
焼き網21が前後に移動されるようになつてい
る。なお、第2図、第3図中40は印刷表示部で
ある。
口全体は扉32で開閉自在に閉じられている。扉
32は、外箱24の前面開口と略同じ大きさであ
つて、その下縁に左右方向に沿つて貫通して取付
けた枢軸33の両端を、上記カール前縁27の左
右両下端部に設けた図示しない軸受孔に挿入させ
て、この枢軸33を中心として回動自在に取付け
られている。なお、図中34は透明ガラス、35
は把手である。この扉32の下部には上記タイマ
ー摘み19を収納する通孔36が設けられてい
る。この通孔36の径はタイマー摘み19の外形
よりやや大きく形成されているが、図示の例とは
異なりタイマー摘み19の周部の前表面を扉32
の前表面よりも後側に配置する場合には、タイマ
ー摘み19と通孔36との間に必要とされる間隙
を狭くでき、外観をより向上し得るものである。
そして、扉32と上記焼き網21とは、上記側板
12と一体の前フランジ17に形成された縦長孔
37(第2図参照)を挿通して設けられた金属製
レバー38を介して連結されている。しかも、レ
バー38は第2図に示すようにコイルばね39で
常に後向きに夫々付勢されている。したがつて、
このレバー38を介して扉32の開閉に連動して
焼き網21が前後に移動されるようになつてい
る。なお、第2図、第3図中40は印刷表示部で
ある。
上記構造の調理器を組立てるには、まず、左右
側板12、底板13、各反射板14〜16を組立
てて(なお、前側下部反射板14にはタイマー1
8を予め取付けて置く。)内箱11を形成して、
この内箱11に焼き網21、レバー38およびコ
イルばね39を取付ける。一方、外箱ケース25
の後面に外箱後板26を取付けて外箱24を形成
する。そして、これら用意された外箱24の内側
に内箱11を収納するとともに、内箱11の前フ
ランジ17の傾斜部17a先端を外箱ケース24
のカール前縁27の裏側隅部に係合させる。次
に、扉32の下縁に貫通された枢軸33の左右両
端部を、カール前縁27の左右両下端部に設けら
れている軸受孔に挿入して、扉32を外箱ケース
25に回動自在に取付ける。そして、この扉32
と上記レバー38の先端とを連結する。最後に、
スリツト29を中心に外箱後板26の固定部26
cを手曲げして、これを底板13に重ねて固定す
る。これとともに、スリツト28を中心に外箱ケ
ース25の固定部25cを手曲げして底板13の
下面に重ねてから、この固定部25cの下面に重
なるようにして脚30を配置し、この脚30をね
じ31で底板13に固定する。以上の手順で、組
立てが完了する。
側板12、底板13、各反射板14〜16を組立
てて(なお、前側下部反射板14にはタイマー1
8を予め取付けて置く。)内箱11を形成して、
この内箱11に焼き網21、レバー38およびコ
イルばね39を取付ける。一方、外箱ケース25
の後面に外箱後板26を取付けて外箱24を形成
する。そして、これら用意された外箱24の内側
に内箱11を収納するとともに、内箱11の前フ
ランジ17の傾斜部17a先端を外箱ケース24
のカール前縁27の裏側隅部に係合させる。次
に、扉32の下縁に貫通された枢軸33の左右両
端部を、カール前縁27の左右両下端部に設けら
れている軸受孔に挿入して、扉32を外箱ケース
25に回動自在に取付ける。そして、この扉32
と上記レバー38の先端とを連結する。最後に、
スリツト29を中心に外箱後板26の固定部26
cを手曲げして、これを底板13に重ねて固定す
る。これとともに、スリツト28を中心に外箱ケ
ース25の固定部25cを手曲げして底板13の
下面に重ねてから、この固定部25cの下面に重
なるようにして脚30を配置し、この脚30をね
じ31で底板13に固定する。以上の手順で、組
立てが完了する。
この組立てにおいて内箱11を外箱24に収納
する際等に、外箱ケース25の前側を作業者がつ
かんでも、カール前縁27によつて手を傷付ける
おそれがなく、安全に取扱うことができる。
する際等に、外箱ケース25の前側を作業者がつ
かんでも、カール前縁27によつて手を傷付ける
おそれがなく、安全に取扱うことができる。
そして、以上のようにして組立てられた調理器
においては、外箱ケース25の前縁部に形成した
内巻きのカール前縁27によつて、外箱ケース2
5の前端の露出をなくすことができるとともに、
内箱11の前フランジ17の先端を隠すことがで
きるから、これらの端面が視認されることがな
い。そして、このことに加えて、カール前縁27
はその左右両下端部に枢着した扉32の左右両端
面および上端面を覆つており、このカール前縁2
7と扉32のみで調理器の前面を形成する構造で
あるから、従来において必要不可欠であつた前枠
(これは、製造時において無駄なスクラツプを生
じる。)を省略できるとともに、この省略に応じ
た組立て工数の削減もできる。したがつて、コス
トダウンを図ることができる。
においては、外箱ケース25の前縁部に形成した
内巻きのカール前縁27によつて、外箱ケース2
5の前端の露出をなくすことができるとともに、
内箱11の前フランジ17の先端を隠すことがで
きるから、これらの端面が視認されることがな
い。そして、このことに加えて、カール前縁27
はその左右両下端部に枢着した扉32の左右両端
面および上端面を覆つており、このカール前縁2
7と扉32のみで調理器の前面を形成する構造で
あるから、従来において必要不可欠であつた前枠
(これは、製造時において無駄なスクラツプを生
じる。)を省略できるとともに、この省略に応じ
た組立て工数の削減もできる。したがつて、コス
トダウンを図ることができる。
なお、上記一実施例は以上のように構成した
が、本考案においてタイマー18はその摘み19
を外箱ケース25の側板部25aから突出する配
置にして設けてもよい。その他、本考案の実施に
当つては、考案の要旨に反しない限り、調理室、
内箱およびその前フランジ、外箱の天板部、外箱
の側板部、カール前縁、扉等の具体的な構造、形
状、位置等は、上記一実施例に制約されることな
く、種々の態様に構成して実施できることは勿論
である。
が、本考案においてタイマー18はその摘み19
を外箱ケース25の側板部25aから突出する配
置にして設けてもよい。その他、本考案の実施に
当つては、考案の要旨に反しない限り、調理室、
内箱およびその前フランジ、外箱の天板部、外箱
の側板部、カール前縁、扉等の具体的な構造、形
状、位置等は、上記一実施例に制約されることな
く、種々の態様に構成して実施できることは勿論
である。
上記実用新案登録請求の範囲に記載の構成を要
旨とする本考案によれば、外箱ケースの前端部に
カール前縁を備えるとともに、この前縁の裏側に
内箱の前フランジの先端を係合させたことによつ
て、前フランジの端面および外箱ケースの前側端
面の露出をなくして、組立て時等において外箱の
前縁を安全に取扱うことができる。そして、カー
ル前縁とこれに枢着した扉のみによつて調理器の
前面を形成するようにしたから、製造上において
スクラツプを生じることが不可避で、かつ従来の
調理器では必要不可欠であつた前枠を省略でき、
コストダウンを図ることができる等の効果を有す
る。さらに、外箱の前面開口縁部は、断面円形で
ある故に強度が大きいカール前縁を有しているだ
けでなく、内箱の前フランジにより内側から支持
されることにより、外箱の前面開口縁部の強度を
向上できる。
旨とする本考案によれば、外箱ケースの前端部に
カール前縁を備えるとともに、この前縁の裏側に
内箱の前フランジの先端を係合させたことによつ
て、前フランジの端面および外箱ケースの前側端
面の露出をなくして、組立て時等において外箱の
前縁を安全に取扱うことができる。そして、カー
ル前縁とこれに枢着した扉のみによつて調理器の
前面を形成するようにしたから、製造上において
スクラツプを生じることが不可避で、かつ従来の
調理器では必要不可欠であつた前枠を省略でき、
コストダウンを図ることができる等の効果を有す
る。さらに、外箱の前面開口縁部は、断面円形で
ある故に強度が大きいカール前縁を有しているだ
けでなく、内箱の前フランジにより内側から支持
されることにより、外箱の前面開口縁部の強度を
向上できる。
第1図から第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は一部を断面した側面図、第2図は分解斜
視図、第3図は斜視図である、第4図は従来の調
理器の一部を示す縦断側面図である。 11……内箱、11a……調理室、17……前
フランジ、24……外箱、25……外箱ケース、
25a……天板部、25b……側板部、26……
外箱後板、27……カール前縁、32……扉。
第1図は一部を断面した側面図、第2図は分解斜
視図、第3図は斜視図である、第4図は従来の調
理器の一部を示す縦断側面図である。 11……内箱、11a……調理室、17……前
フランジ、24……外箱、25……外箱ケース、
25a……天板部、25b……側板部、26……
外箱後板、27……カール前縁、32……扉。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 天板部とこの天板部の左右両端に側板部を一体
に折曲げてなる板金製の外箱ケースの後面に外箱
後板を取付けて形成された前面開口の板金製外箱
と、 上記外箱ケースの天板部および左右側板部にわ
たる前端部を、上記外箱ケースの内側に縁巻きし
て形成された断面円形のカール前縁と、 上記外箱内に収納され調理室を形取る前面開口
の板金製内箱と、 この内箱の天井板と左右側板の前縁を上記内箱
の前面開口の周囲外方に向けて張出すように折曲
げて形成され、その先端部が上記カール前縁の後
側に係合された前フランジと、 上記外箱の前面開口と略同じ大きさで、上記カ
ール前縁の左右両側下端部に回動自在に取付けら
れて上記内箱の前面開口を開閉自在に閉じるとと
もに、その閉じ状態において上端面および左右両
側面が上記カール前縁で覆われる扉とを具備した
ことを特徴とする調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7688586U JPH0426812Y2 (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7688586U JPH0426812Y2 (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62189508U JPS62189508U (ja) | 1987-12-02 |
JPH0426812Y2 true JPH0426812Y2 (ja) | 1992-06-26 |
Family
ID=30924376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7688586U Expired JPH0426812Y2 (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0426812Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-05-23 JP JP7688586U patent/JPH0426812Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62189508U (ja) | 1987-12-02 |
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