JPH0426740Y2 - - Google Patents

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JPH0426740Y2
JPH0426740Y2 JP2395086U JP2395086U JPH0426740Y2 JP H0426740 Y2 JPH0426740 Y2 JP H0426740Y2 JP 2395086 U JP2395086 U JP 2395086U JP 2395086 U JP2395086 U JP 2395086U JP H0426740 Y2 JPH0426740 Y2 JP H0426740Y2
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JP
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oil
rotor
viscous fluid
driven
joint
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  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は内燃機関の出力軸と、内燃機関の冷却
装置との間に配設され、自動車用内燃機関の冷却
用に利用できる粘性流体継手に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来内燃機関の冷却用の粘性流体継手として、
実開昭59−152133号公報に示すものが提案されて
いる。この公報に示すものは、第2図の如くウオ
ータポンプ20を用いて冷却水21を図示しない
ラジエータよりエンジンに循環するエンジン冷却
装置において、ウオータポンプ20の回転軸22
には粘性流体継手23を介してエンジン回転が伝
達されるようになつている。また粘性流体継手に
はオイル流入管24及びオイル流出管25が接続
され、該オイル流入管24には冷却水の温度が低
い時は閉じ、温度が上昇すると開く制御バルブ2
6が配設され、冷却水の温度により粘性流体継手
23を制御するようにしたものである。なお、図
中27はオイルタンク、28は駆動軸、29,3
0はロータ、31は粘性流体継手ケースである。
しかしながらこの第2図の粘性流体継手は、オ
イル流入管24から先ずロータ29の背面にオイ
ルが流入し、ロータ29,30の側面を通り、オ
イル流入管25より流出して循環するため、ケー
ス31に一杯にオイルが入らないとロータ29,
30間にオイルが行きわたらず、クラツチが働ら
かない。。またロータ29,30と粘性流体継手
ケース31との間に、オイルによる剪断力が働
き、これが伝達トルクの損失に繋がると共に、制
御バルブ26のみの開閉による制御のため、粘性
流体継手はON.OFFのみの制御となるなどの問
題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 従来の粘性流体継手では伝達トルクの損失の問
題があり、また継手がON.OFFのみの制御とな
るなどの問題があつた。本考案はこれらの問題点
を解決しようとするもので、燃費の向上、暖機性
の向上を図ることができる粘性流体継手を提供し
ようとするものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) このため本考案は、内燃機関の出力軸と該内燃
機関の冷却装置との間に配設され、外部より別手
段によりオイルが供給される粘性流体継手におい
て、該粘性流体継手を構成するドライブロータと
ドリブンロータ及び該ドリブンロータと一体の被
駆動軸を粘性流体継手ケース内に回転自在に支持
し、該ドライブロータとドリブンロータ間の継手
部に供給されるオイルは、エンジン回転数と冷却
水温により制御されるオイルポンプにより前記被
駆動軸内を経て供給されるようにし、該オイルは
前記ロータの継手部に至り、更にドライブロータ
により形成され、ドリブンロータを覆う中空円盤
状のオイルが溜るコ字状断面をなす外周部に穿設
した複数のオリフイスより遠心力により流出する
ようにし、かつ該オリフイスからの流出オイル量
が、前記粘性流体継手ケース下部の流出管より自
然流下するオイル量より少なくなるようにオリフ
イスの孔数と径を設定してなるもので、これを問
題点解決のための手段とするものである。
(作用) エンジン回転数と冷却水温により制御された回
転数でオイルポンプが回転すると、オイルはオイ
ルリザーブから被駆動軸内のオイル通路を経て、
ドライブロータとドリブンロータ間の継手部に流
入し、更にドライブロータの中空円盤状のコ字状
断面をなす外周部に溜り、該外周部に設けたオリ
フイスより遠心力より流出し、ケース下部のオイ
ルと共にオイル流出管より自然流下する。
(実施例) 以下本考案を図面の実施例について説明する
と、第1図は本考案の実施例を示し、図中1は粘
性流体継手ケースで、図示しないエンジン本体と
一体になつており、該ケース1の中心部にはベア
リング2,3,4により回転自在に被駆動軸5が
支持されており、該軸5の両端にはウオータポン
プインペラ6、冷却フアン7等の冷却補機が設け
られている。またケース1の内部には被駆動軸5
と一体になつたドリブンロータ8があり、該ロー
タ8とオイルによりトルク伝達可能なドライブロ
ータ9が、粘性流体ケース1と被駆動軸5とにベ
アリング3,4により回転自在に支持されている
またドライブロータ9は入力プーリ10と一体に
なつている。
ドライブロータ9のトルク伝達部、即ちドリブ
ンロータ8とドライブロータ9との継手部を覆う
ように、該ドライブロータ9は被駆動軸5の貫通
部を除いて中空円盤状のケース9aになつてお
り、ドライブロータ9の回転時に遠心力によりオ
イルが溜るように形成されたコ字状断面をなす外
周部9bには、均一にオリフイス11を8個以上
穿設し、該オリフイス11から遠心力により流出
するオイル量が、ケース1の下部に設けたオイル
流出管15を自然流下するオイル量より少なくな
るようオリフイス11の径は設定されている。こ
のため粘性流体継手ケース1とドライブ、ドリブ
ンロータ9,8間には、オイルによる伝達トルク
損失は起らないようになつている。
また12はオイルポンプ、13はエンジン回転
数と冷却水温を感知してオイルポンプ12の回転
数を制御する制御機構、14は被駆動軸5中に設
けられたオイル通路で、オイルポンプ12により
オイルリザーバ17内のオイルが、オイル流入管
18を経て送られるケース1内のベアリング2と
メカニカルシール16間の第1室19aと、ロー
タ8,9間の第2室19bとに両端が開口し、第
1室19aから第2室19bにオイルを流入させ
る。
次に作用を説明する。エンジン回転数と冷却水
温を感知した制御機構13により制御された回転
数でオイルポンプ12が回転すると、オイルリザ
ーバ17内のオイルはオイル流入管18、第1室
19a、オイル通路14を経てドライブロータ9
とドリブンロータ8間の第2室19bに流入し、
該オイルは該ロータ8,9の継手部に至り、オイ
ルポンプ12の制御された回転数により変化した
オイル量で、粘性流体継手の伝達トルクを制御す
る。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した如く本考案は、ドライブロ
ータのコ字状断面をなす外周部に穿設した複数の
オリフイスからの流出オイル量は、粘性流体継手
ケース下部の流出管より自然流出するオイル量よ
り少なくなるようにオリフイスの孔数と径を設定
したので、粘性流体継手内のオイルは2つのロー
タ間にした溜らず、ロータと粘性流体継手ケース
間では、オイルの剪断力による伝達トルク損失は
起らない。また従来の粘性流体継手はON.OFF
のみの制御であつたが、本考案では2つのロータ
間のオイル量を制御して伝達トルクを可変にでき
るため、粘性流体継手内でのトルク損失が少な
く、また必要最少限のエンジン冷却ができ、燃費
が向上する。更にエンジン停止時には、粘性流体
継手内のオイルが全てケース下部の流出管よりリ
ザーバタンクへ自然流下し、次回のエンジン始動
時には、制御機構によりオイルポンプが回り出す
まではトルク伝達しないため、エンジンの暖機性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す粘性流体継手の
側断面図、第2図は従来の粘性流体継手の1例を
示す側断面図である。 図の主要部分の説明、1……粘性流体継手ケー
ス、2,3,4……ベアリング、5……被駆動
軸、8……ドリブンロータ、9……ドライブロー
タ、11……オリフイス、12……オイルポン
プ、13……制御機構、14……オイル通路、1
5……オイル流出管、17……オイルリザーバ、
9a……ケース、19a……第1室、19b……
第2室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関の出力軸と該内燃機関の冷却装置との
    間に配設され、外部より別手段によりオイルが供
    給される粘性流体継手において、該粘性流体継手
    を構成するドライブロータとドリブンロータ及び
    該ドリブンロータと一体の被駆動軸を粘性流体継
    手ケース内に回転自在に支持し、該ドライブロー
    タとドリブンロータ間の継手部に供給されるオイ
    ルは、エンジン回転数と冷起水温により制御され
    るオイルポンプにより前記被駆動軸内を経て供給
    されるようにし、該オイルは前記ロータの継手部
    に至り、更にドライブロータにより形成され、ド
    リブンロータを覆う中空円盤状のオイルが溜るコ
    字状断面をなす外周部に穿設した複数のオリフイ
    スより遠心力により流出するようにし、かつ該オ
    リフイスからの流出オイル量が、前記粘性流体継
    手ケース下部の流出管より自然流下するオイル量
    より少なくなるようにオリフイスの孔数と径を設
    定したことを特徴とする粘性流体継手。
JP2395086U 1986-02-21 1986-02-21 Expired JPH0426740Y2 (ja)

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JP2395086U JPH0426740Y2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21

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JP2395086U JPH0426740Y2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21

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JPS62136630U JPS62136630U (ja) 1987-08-28
JPH0426740Y2 true JPH0426740Y2 (ja) 1992-06-26

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ID=30822732

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JP2395086U Expired JPH0426740Y2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21

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JP2006275110A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Aisin Seiki Co Ltd 外部制御式粘性流体継手装置及び車両用冷却ファン装置

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JPS62136630U (ja) 1987-08-28

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