JPH0335846Y2 - - Google Patents

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JPH0335846Y2
JPH0335846Y2 JP1985054672U JP5467285U JPH0335846Y2 JP H0335846 Y2 JPH0335846 Y2 JP H0335846Y2 JP 1985054672 U JP1985054672 U JP 1985054672U JP 5467285 U JP5467285 U JP 5467285U JP H0335846 Y2 JPH0335846 Y2 JP H0335846Y2
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cooling water
control valve
temperature
internal combustion
combustion engine
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P7/00Controlling of coolant flow
    • F01P7/02Controlling of coolant flow the coolant being cooling-air
    • F01P7/04Controlling of coolant flow the coolant being cooling-air by varying pump speed, e.g. by changing pump-drive gear ratio
    • F01P7/042Controlling of coolant flow the coolant being cooling-air by varying pump speed, e.g. by changing pump-drive gear ratio using fluid couplings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D35/00Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
    • F16D35/02Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part
    • F16D35/021Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P5/00Pumping cooling-air or liquid coolants
    • F01P5/10Pumping liquid coolant; Arrangements of coolant pumps
    • F01P5/12Pump-driving arrangements

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Temperature-Responsive Valves (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車等の車輛に用いられる内燃機
関の冷却フアン用流体カツプリング装置に係り、
特に内燃機関の温度に関連してトルク伝達特性が
自動的に制御される冷却フアン用流体カツプリン
グ装置に係る。
[従来の技術] 自動車等の車輛に於いて、内燃機関の冷却フア
ンを内燃機関より流体カツプリング装置を経て駆
動し、内燃機関の温度に関連して流体カツプリン
グ装置のトルク伝達特性を自動的に変え、内燃機
関の昇温状態に応じて冷却フアンを適切な強さで
駆動することについては、従来より種々の提案が
なされている。流体カツプリング装置はポンプイ
ンペラにより流体を介してタービンライナを駆動
する基本構成を有し、ポンプインペラとタービン
ライナの間に供給される流体の流量を制御するこ
とによりそのトルク伝達特性が容易に制御される
ので、前記流体の流量を如何に制御するかが、こ
の技術の分野に於ける技術開発上の一つの課題と
なつている。
このような課題に関し、本願出願人と同一人
は、先の特願昭59−182266号(特開昭61−58913
号公報)及び特願昭59−201379号(特開昭61−
79032号公報)に於て、流体カツプリング用流体
の流路を、各々が開弁することにより該流路を増
大して流体カツプリング装置の最大トルク伝達量
を増大する二つの制御弁により制御し、このうち
の第一の制御弁の開閉をラジエータ通過空気温度
に応じて開閉するスパイラルバイメタルの如き第
一の感熱アクチユエータにより制御し、第二の制
御弁の開閉を内燃機関冷却水温度に応じて開閉す
るサーモワツクス式アクチユエータの如き第二の
感熱アクチユエータにより制御することにより、
内燃機関の昇温状態に応じた冷却フアンの駆動
を、ラジエータ通過空気温度と内燃機関冷却水温
度とをパラメータとし、前記第一及び第二の制御
弁のいずれもが閉じている状態、前記第一の制御
弁のみが開き前記第二の制御弁が閉じている状
態、前記第一及び第二の制御弁のいずれもが開い
ている状態、の三段階に制御することを提案し
た。
[考案が解決しようとする課題] 上記の先の提案による如く、内燃機関の昇温状
態に応じた冷却フアンの駆動制御を、ラジエータ
通過空気温度と内燃機関冷却水温度とをパラメー
タとして三段階に切換えて行うことにより、内燃
機関の昇温状態に応じた冷却フアンの駆動制御を
よりきめ細く適切に行うことが可能となるが、上
記の先の提案は、ラジエータ通過空気温度と内燃
機関冷却水温度とをパラメータとする冷却フアン
の駆動制御に当つて、更に内燃機関の冷却水の循
環が冷却水温度に応じて別途冷却水循環制御弁に
より制御されていることを考慮してこれを制御に
組入れるには至つていなかつた。
本考案は、この点に関し更に改良を加え、内燃
機関の昇温状態に応じた冷却フアンの駆動制御
を、ラジエータ通過空気温度と内燃機関冷却水温
度とをパラメータとし、更に、内燃機関の冷却水
の循環が冷却水温度に応じて別途冷却水循環制御
弁により制御されていることに作動的に関連させ
て、三段階に行うよう改良された内燃機関の冷却
フアン用流体カツプリング装置を提供することを
課題としている。
[課題を解決するための手段] 上述の如き課題は、本考案によれば、機関冷却
水の温度に感応して機関冷却水循環系を開閉する
機関冷却水循環系制御弁を備えた内燃機関の冷却
フアンのための流体カツプリング装置にして、
各々開弁することにより流体カツプリング用流体
の流路を増大して最大トルク伝達量を増大する第
一及び第二の制御弁と、前記第一の制御弁を内燃
機関ラジエータ通過空気温度に応じて開閉する第
一の感熱アクチユエータと、前記第二の制御弁を
内燃機関冷却水温度に応じて開閉する第二の感熱
アクチユエータとを有し、前記第一及び第二の感
熱アクチユエータ及び前記機関冷却水循環系制御
弁は、内燃機関冷却水温度が次第に上昇すると
き、前記第一の制御弁が前記第二の制御弁より先
に開き、前記第二の制御弁が前記機関冷却水循環
系制御弁より後から開き、内燃機関冷却水温度が
次第に降下するとき、前記第一の制御弁が前記第
二の制御弁より後から閉じ、前記第二の制御弁が
前記機関冷却水循環系制御弁より先に閉じるよ
う、各々の感応温度を設定されていることを特徴
とする流体カツプリング装置によつて達成され
る。
[考案の作用及び効果] 上述の如き構成によれば、内燃機関冷却水温度
が次第に上昇するとき、内燃機関ラジエータ通過
空気温度をパラメータとして制御される前記第一
の制御弁が、内燃機関冷却水温度をパラメータと
して制御される前記第二の制御弁より先に開き、
内燃機関冷却水温度が次第に下降するとき、内燃
機関ラジエータ通過空気温度をパラメータとして
制御される前記第一の制御弁が、内燃機関冷却水
温度をパラメータとして制御される前記第二の制
御弁より後から閉じるよう構成されていることに
より、内燃機関の昇温状態に応じて内燃機関の冷
却フアン駆動強さを三段階に切換えるきめ細な切
換制御が確保され、また内燃機関冷却水温度が次
第に上昇するとき、内燃機関冷却水温度をパラメ
ータとして制御される前記第二の制御弁が、機関
冷却水の温度に応じて機関冷却水の循環を制御す
る前記機関冷却水循環系制御弁より後から開き、
内燃機関冷却水温度が次第に下降するとき、内燃
機関冷却水温度をパラメータとして制御される前
記第二の制御弁が、機関冷却水の温度に応じて機
関冷却水の循環を制御する前記機関冷却水循環系
制御弁より先に閉じるよう構成されていることに
より、内燃機関の冷却フアンの駆動強さの制御を
機関冷却水循環系の温度による循環制御に関連ず
け、ラジエータに機関冷却水が循環されいてない
ときに不必要に冷却フアンを強く駆動することの
ないように冷却フアンの駆動制御を合理化しつ
つ、内燃機関の確実な冷却を確保することができ
る。
[実施例] 以下に添付の図を参照して本考案を実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図及び第2図は本考案による内燃機関の冷
却フアン用流体カツプリング装置の一つの実施例
を示している。図に於て、1はプーリを示してお
り、プーリ1はボルト2によつてバツクアツププ
レート3を介してポンプ駆動軸4と駆動連結され
且フアン駆動軸5と駆動連結されている。
ポンプ駆動軸4は軸受6によつてポンプカバー
7より回転可能に支持され、ポンプカバー7は図
示されていないエンジンブロツクに固定されるポ
ンプハウジング8に固定連結されている。ポンプ
カバー7とポンプハウジング8とはその内部に渦
巻状のポンプ室9を郭定しており、該ポンプ室に
はポンプインペラ10がポンプ駆動軸4の先端部
に固定された態様にて設けられている。ポンプイ
ンペラ10は、図示されていない吸入ポートより
内燃機関の冷却水をポンプ室9内に吸入し、該冷
却水を吐出ポート11へ送り出すようになつてい
る。
フアン駆動軸5は冷却フアン用流体カツプリン
グ装置20の入力軸を成しており、ボール軸受2
1によつてカツプリングハウジング22とカツプ
リングカバー23との組立体24を回転可能に支
持している。組立体24には取付けボルト25が
取付けられており、該ボルトによつて図示されて
いない冷却フアンが組立体24に固定されるよう
になつている。
組立体24はその内部をねじ26によつてカツ
プリングカバー23に固定された仕切板27によ
りカツプリング作動室28と液体貯蔵室29とに
区分されており、該両室内にはシリコンオイルの
如き適度の粘性を有する作動液体が適当量だけ充
填封入されている。カツプリング作動室28内に
はカツプリング装置の駆動側部材であるロータ3
0がフアン駆動軸5の先端部に固定された態様に
て設けられている。ロータ30の一方の面部とカ
ツプリングハウジング20との間には該両者によ
つて流体カツプリング作用を行う第一のラビリン
ス通路31が形成されており、またロータ30の
他方の面部と仕切板27との間には該両者によつ
て流体カツプリング作用を行う第二のラビリンス
通路32が形成されている。
仕切板27にはカツプリング作動室28と液体
貯蔵室29とを互いに連通接続する第一の弁ポー
ト33と第二の弁ポート34とが設けられてお
り、またロータ30には作動液体を仕切板27の
側より第一のラビリンス通路31へ導くための連
通孔35が設けられている。
ロータ30の外周部にはポンプノツチ36が、
またカツプリングカバー23にはポンプ突起37
が各々設けられており、更に仕切板27にはカツ
プリング作動室28より液体貯蔵室29へ作動液
体を戻すための戻しポート38が設けられてい
る。
液体貯蔵室29内には板状の弁要素39が設け
られている。弁要素39は、第一の弁ポート33
を開閉する第一の制御弁と第二の弁ポート34を
開閉する第二の制御弁とを兼ねており、第2図に
良く示されている如く、第一の回動位置Aと第二
の回動位置Bとの間を回動変位することによつて
第一の弁ポート33を開閉し、軸線方向(第1図
で見て左右方向)に移動することにより第二の弁
ポート34を開閉するようになつている。
弁要素39は連繋部材40と41とにより軸線
方向に移動可能な態様にてバイメタル軸42に回
転方向に駆動連結されている。バイメタル軸42
はカツプリングカバー23に回転自在に支持され
ており、該バイメタル軸にはカツプリングカバー
23の前面に取付けられたスパイラルバイメタル
43と駆動連結されている。スパイラルバイメタ
ル43は、ラジエータ通過空気温度に感応し、ラ
ジエータ通過空気温度が所定値、例えば60℃を越
えて上昇した時には弁要素39を第一の回動位置
Aより第二の回動位置Bへ回動駆動、即ち開弁駆
動し、これに対しラジエータ通過空気温度が所定
値、例えば55℃を越えて降下した時には弁要素3
9を第二の回動位置Bより第一の回動位置Aへ回
動駆動、即ち閉弁駆動するようになつている。
ラジエータ通過空気温度が、上記の如く例えば
60℃を越えて上昇するのは、酷暑の熱帯地域等を
除く一般の車輛運転地に於ては、内燃機関がある
程度暖機した状態でラジエータに機関冷却水が通
されているときであり、また内燃機関が十分に暖
機したときには、機関冷却水の温度は以下に例示
する如く90℃近辺に達するので、ラジエータ通過
空気温度が60℃程度に達したところでこれに感応
して開かれる第一のポート33は、内燃機関の暖
機の比較的速い時期に開かれる。
弁要素39はフアン駆動軸5にその軸線方向に
移動可能に支持されたスラストロツド44とボー
ル48を介して回転可能に連結されている。スラ
ストロツド44はポンプ駆動軸6の内部を貫通し
て設けられたもう一つのスラストロツド45と駆
動連結されている。スラストロツド45はポンプ
駆動軸4の先端部に取付けられた感熱アクチユエ
ータ46と駆動連結されている。感熱アクチユエ
ータ46は、サーモワツクス式のものであり、ポ
ンプ室9内にあつて冷却水温度に感応し、冷却水
温度が第一の所定温度Tf1を越えて上昇した時に
はサーモワツクスの膨張によつてスラストロツド
45と44とを介して弁要素39を第1図に示さ
れている如く仕切板27に接合して第二の弁ポー
ト34を閉じる第一の軸線方向位置よりこれが仕
切板27より引離されて第二の弁ポート34を開
く第二の軸線方向位置へ圧縮コイルばね47のば
ね力に抗して軸線方向へ駆動し、これに対し冷却
水温度が第二の所定温度Tf2を越えて降下した時
にはサーモワツクスが凝縮することによつて圧縮
コイルばね47のばね力により弁要素39が前記
第二の軸線方向位置より前記第一の軸線方向位置
へ戻ることを許すようになつている。
第3図に示されている如く、第一の所定温度
Tf1と第二の所定温度Tf2とは機関冷却水循環系
の図示されていない周知の感温式制御弁の開弁開
始温度Thoと全開温度Thwとに応じて定められ
ている。即ち、第一の所定温度Tf1は前記機関冷
却水循環系制御弁の開弁開始温度Tho、例えば88
℃より高く且前記機関冷却水循環系制御弁の全開
温度Thw、例えば92℃より低い所定温度Tw1
例えば90℃より第一の所定値ΔT1、例えば10℃高
い温度に設定され、第二の所定温度Tf2は所定温
度Tw1より第一の所定値ΔT1に比して小さい第二
の所定値ΔT2、例えば5℃高い温度に設定されて
いる。尚、第一の所定温度Tf1と第二の所定温度
Tf2とは共に内燃機関の運転上に於ける冷却水の
許容上限温度Tw2、例えば118℃より低い温度で
ある。第一の所定温度Tf1と第二の所定温度Tf2
とは感熱アクチユエータ46のサーモワツクスの
種類の選択によつて適宜に設定される。
従つて、上記の温度例よりも理解される通り、
ラジエータ通過空気温度に感応するスパイラルバ
イメタル43によつて開閉制御されラジエータ通
過空気温度が例えば60℃を越えて上昇した時開か
れる第一の弁ポート33は、機関冷却水温度に感
応する感熱アクチユエータ46によつて機関冷却
水温度が92℃或いはそれより更に10℃高い温度を
越えて上昇した時に開かれる第二の弁ポート34
よりも機関冷却水温度上昇のより早い時期に開か
れる。
上述の如き構成に於いて、平坦路で走行負荷が
通常の条件下にて車輛が運転されているときに
は、冷却水の温度が前記感温弁の開閉によつて制
御され、該感温弁が開き、ラジエータを通つて冷
却水が循環されるときには、冷却水はラジエータ
にて第一の弁ポート33を経て流れる流体によつ
て駆動される冷却フアンによつてかなりの程度冷
却されるので、冷却水の温度通常第一の所定温度
T1より高くなることがない。従つてこの時には、
弁要素39は前記第一の軸線方向位置に保持さ
れ、ラジエータ通過空気温度に応じてスパイラル
バイメタル43が作動することにより弁要素39
は前記第一の軸線方向位置にて第一の回動位置A
と第二の回動位置Bとの間を回動して第一の弁ポ
ート33を開閉し、これにより冷却フアン用流体
カツプリング装置はオフ状態とミドル状態との間
で切換わる。即ち、第一の弁ポート33が開かれ
ると、液体貯蔵室29内の作動流体が第一の弁ポ
ート33を経てカツプリング作動室28に供給さ
れ、これにより冷却フアン用流体カツプリング装
置はオフ状態からミドル状態へ切換わる。
高速走行時或いは登坂走行時には冷却負荷が大
きくなつて冷却水温度が平坦路走行時に比して高
くなり、冷却水温度が第一の所定温度Tf1を越え
て上昇することがある。冷却水温度が第一の所定
温度Tf1を越えて上昇すると、この時既にスパイ
ラルバイメタル43によつて第二の回動位置Bに
ある弁要素39は前記第一の軸線方向位置より感
熱アクチユエータ46によつて前記第二の軸線方
向位置へ駆動され、これにより第一の弁ポート3
3に加えて第二の弁ポート34が開かれるように
なる。この時には液体貯蔵室29よりカツプリン
グ作動室28へ供給される作動流体の流量が増大
し、これに応じて冷却フアン用流体式カツプリン
グ装置はミドル状態時に比して最大伝達トルク量
が大きいハイ状態になり、冷却フアンの最大回転
数が高くなる。尚、この時には当然前記感温弁は
既に開いており、ラジエータを通つて冷却水が循
環されており、増大された冷却フアン回転数によ
つて生ずる冷却風は有効に利用される。
冷却フアンの回転数の増大によつてラジエータ
に於ける冷却水の冷却能力が高まり、冷却水温度
が第二の所定温度Tf2を越えて低下すると、感熱
アクチユエータ46のサーモワツクスが凝縮する
ことによつて圧縮コイルばね47のばね力により
弁要素39が前記第二の軸線方向位置より前記第
一の軸線方向位置に戻り、第二の弁ポート34が
閉じられるようになる。この時には、第一の弁要
素33のみが開かれた状態、即ちミドル状態にな
り、ハイ状態に比して最大トルク伝達量が低下
し、これに応じて冷却フアンの最大回転数は低下
するようになる。
これにより冷却フアンは冷却水温度に応じて過
不足状態を生じることなく適切な回転数にて回転
駆動される。
かくして、上記の構成によれば、内燃機関冷却
水温度が次第に上昇するとき、第一の制御弁ポー
ト33は第二の制御ポート34より先に開き、第
二の制御ポート34は機関冷却水循環系制御弁よ
り後から開き、内燃機関冷却水温度が次第に降下
するとき、第一の制御ポート33は第二の制御ポ
ート34より後から閉じ、第二の制御ポート34
は機関冷却水循環系制御弁より先に閉じる。
以上に於ては、本考案を特定の実施例について
詳細に説明したが、本考案は、これに限定される
ものではなく、本考案の範囲内にて種々の実施例
が可能であることは当業者にとつて明らかであろ
う。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による内燃機関の冷却フアン用
流体カツプリング装置の一つの実施例を示す縦断
面図、第2図は第1図に示された本考案による冷
却フアン用流体カツプリング装置の弁装置部分を
示す正面図、第3図は本考案による冷却フアン用
流体カツプリング装置の作動特性を示すグラフで
ある。 1……プーリ、2……ボルト、3……バツクア
ツププレート、4……ポンプ駆動軸、5……フア
ン駆動軸、6……軸受、7……ポンプカバー、8
……ポンプハウジング、9……ポンプ室、10…
…ポンプインペラ、11……吐出ポート、20…
…冷却フアン用流体カツプリング装置、21……
ボール軸受、22……カツプリングハウジング、
23……カツプリングカバー、24……組立体、
25……取付けボルト、26……ねじ、27……
仕切板、28……カツプリング作動室、29……
液体貯蔵室、30……ロータ、31……第一のラ
ビリンス通路、32……第二のラビリンス通路、
33……第一の弁ポート、34……第二の弁ポー
ト、35……連通孔、36……ポンプノツチ、3
7……ポンプ突起、38……戻しポート、39…
…弁要素、40,41……連繋部材、42……バ
イメタル軸、43……スパイラルバイメタル、4
4,45……スラストロツド、46……感熱アク
チユエータ、47……圧縮コイルばね、48……
ボール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関冷却水の温度に感応して機関冷却水循環系
    を開閉する機関冷却水循環系制御弁を備えた内燃
    機関の冷却フアンのための流体カツプリング装置
    にして、各々開弁することにより流体カツプリン
    グ用流体の流路を増大して最大トルク伝達量を増
    大する第一及び第二の制御弁と、前記第一の制御
    弁を内燃機関ラジエータ通過空気温度に応じて開
    閉する第一の感熱アクチユエータと、前記第二の
    制御弁を内燃機関冷却水温度に応じて開閉する第
    二の感熱アクチユエータとを有し、前記第一及び
    第二の感熱アクチユエータ及び前記機関冷却水循
    環系制御弁は、内燃機関冷却水温度が次第に上昇
    するとき、前記第一の制御弁が前記第二の制御弁
    より先に開き、前記第二の制御弁が前記機関冷却
    水循環系制御弁より後から開き、内燃機関冷却水
    温度が次第に降下するとき、前記第一の制御弁が
    前記第二の制御弁より後から閉じ、前記第二の制
    御弁が前記機関冷却水循環系制御弁より先に閉じ
    るよう、各々の感応温度を設定されていることを
    特徴とする流体カツプリング装置。
JP1985054672U 1985-04-12 1985-04-12 Expired JPH0335846Y2 (ja)

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JP1985054672U JPH0335846Y2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12
US06/849,954 US4687132A (en) 1985-04-12 1986-04-09 Engine cooling fan coupling system controlled in concert with a cooling system thermostat

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JPS61171823U JPS61171823U (ja) 1986-10-25
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