JPH0426721Y2 - - Google Patents

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JPH0426721Y2
JPH0426721Y2 JP18044487U JP18044487U JPH0426721Y2 JP H0426721 Y2 JPH0426721 Y2 JP H0426721Y2 JP 18044487 U JP18044487 U JP 18044487U JP 18044487 U JP18044487 U JP 18044487U JP H0426721 Y2 JPH0426721 Y2 JP H0426721Y2
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JP
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oil
tank
outlet pipe
welded
outlet
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JP18044487U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はオイルタンク、主として車両におけ
るかじ取りや変速装置の切換えおよび車体の高さ
調整などの油圧システムに用いられるオイルタン
クに関する。
(従来の技術) 最近の自動車では、車両の動力がじ取り、変速
機構の自動切換え、または走行中における車体の
高さ調整などに油圧制御システムが用いられ、タ
ンク中のオイルをポンプで取出し、切換えバルブ
を介して所定のアクチユエータに送り、ハンドル
操作や切換えまたは調整動作を行うようにしてい
る。
上記の油圧システムに用いられているこれまで
のオイルタンクの一例を示せば、第4図のとおり
であり、細長な有底筒状のボデー1の上端にコツ
プ状のオイルこし器5を吊持したカバー2がかし
め付けられ、また、カバー2の開口端には下面に
レベル検知棒4を垂設させたキヤツプ3(しか
し、検知棒のないものもある)がバヨネツト式に
嵌め外し自在に被着されており、底壁または側壁
底部には油圧回路から帰還するオイルの入口パイ
プ6が取付けられる一方、側壁上部にはポンプに
つながるL字状の出口パイプ7が気密に取付けら
れている。
この出口パイプ7はボデー1の側壁を貫通する
水平部7aと直立部7bからなり、水平部7aの
内端と直立部7bの上端とは斜めにカツトされて
突き合せられ、その突き合せ部は溶接されてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、オイルタンクの出口パイプは、振動
によつてオイルが動揺したり、瞬時的操作に基づ
くオイルの急激な流出があつたにしても、オイル
から露出しないように先端部を深く挿入しておく
必要があるが、エンジンルームは諸種の機器で混
み合つていて、余分なスペースが無いところか
ら、オイルタンクは図示のように細長に形成され
ており、かつ、タンク内にはオイルこし器が垂設
されているため、出口パイプはこれに衝突しない
ようにセツトする必要から、一つのパイプを丸味
を付けて90°に湾曲させたものは用いることがで
きず、上記のように水平パイプと直立パイプの二
つの部材を斜めに突き合せて溶接した構成になつ
ている。
このような溶接構造のものはエアリークの恐れ
があり、エアリークがある場合には、オイル中に
エアが混入しポンプ内で異音を生じたり、オイル
切れを生じるため、リークテスト(タンクを一つ
の口以外はシールして水中に入れ、一つの口から
空気を入れる)を行わなければならないが、上記
従来の出口パイプでは、溶接部がタンク中に位置
するため、外側から簡単に確認することができ
ず、テストができない実情にある。
そこで、この考案は出口パイプの溶接部のエア
リークの有無を外側から簡単に確認できるオイル
タンクを提供するものである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、内部にオイルこし器を備えた車両
用のオイルタンクとして、筒状ボデーの側壁の一
部にかけて内側に絞り込まれかつ下端に開口を有
する樋状の出口通路を設け、該出口通路の外側に
は、上部に出口通路に通じる出口パイプを備えた
カバープレートを添設して周縁をボデーに溶接し
たことを特徴としている。タンクの組立て後に、
出口パイプやキヤツプを密封して、タンク全体を
水中に入れ、入口パイプからタンク内に空気を送
ることにより、カバープレートおよび出口パイプ
の溶接部における空気洩れの有無を外部から知る
ことができる。
(実施例) 以下、第1図ないし第3図を参照してこの考案
の実施例につき説明する。11は細長な有底筒状
のボデーであつて、その上端にはコツプ状のオイ
ルこし器15を吊持したカバー12の周縁がかし
めつけられ、また、カバー12の開口端には中心
部にレベル検知棒14を垂設したキヤツプ13が
バヨネツト式に着脱可能に被着されており、底壁
または側壁底部には油圧回路から帰還するオイル
の入口パイプ16が取付けられている。
そして、ボデー1の側壁の一部には、上部から
下部にかけてボデー1の半分高さ程度の内側に半
円状に絞り込まれ下端に開口17aを有する樋状
の出口通路17が形成されており、この樋状の出
口通路17の外側にはカバープレート18が被せ
られて、その周縁はボデー11に溶接され、ま
た、カバープレート18は上部に出口通路17に
開口するパイプ挿入孔18aを備えていて、その
挿入孔18aにはポンプにつながる出口パイプ1
9の内端が嵌挿され、周縁が溶接されてプレート
18に固定されている。
上記のように構成されているので、タンクの組
立が終つた段階で、キヤツプ13の周縁および出
口パイプ19の出口を密封して、タンク全体を水
中に入れ、入口パイプ16からタンク中に空気を
送り込み、カバープレート18の溶接部分および
出口パイプ19の溶接部分からの空気洩れの有無
を点検する。
その際、溶接の不完全なところがあれば、その
部分から気泡が出て、その状態が外部から容易に
確認できる。空気洩れがなければ、キヤツプ13
を取外してボデー11中に所要量のオイルを収容
し、そのオイルはパイプの作動により出口通路1
7および出口パイプ19を介して、ボデー11内
のオイルが取出されて所定のアクチユエータに送
られ、ハンドルのかじ取り、変速機構の切換えな
どを行う一方、油圧回路から戻つたオイルは入口
パイプ16からボデー11中に入る。
(考案の効果) 以上のようにこの考案では、車両用のオイルタ
ンクとして、細長なボデーの側壁の一部に所要高
さの出口通路を内側に絞り込んで形成し、その通
路の外側に、通路に通じるパイプ挿入孔を設けた
カバープレートを添設して周縁をボデーに溶接す
る一方、挿入孔には出口パイプの内端を嵌挿して
プレートに溶接したので、カバープレートと出口
パイプの溶接部はタンクの表面に露出し、タンク
の組立て後にそれらの溶接部における空気洩れの
有無をテストにより、外部から容易に確認するこ
とができ、製品の良し悪しを区別することがで
き、循環オイルに空気が混入する恐れがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の断面図。第2図は
X−Xに沿つた切断平面図。第3図は出口通路部
分の分解斜視図。第4図は従来のオイルタンクの
断面図。 図中、11……ボデー、12……カバー、13
……キヤツプ、14……レベル検知棒、15……
オイルこし器、16……入口パイプ、17……出
口パイプ、18……カバーブレート、19……出
口パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入出口パイプを有する有底筒状のボデーにオイ
    ルこし器を配設し、キヤツプを設けたカバーを施
    したオイルタンクにおいて、上記ボデーの側壁の
    一部に上部から下部にかけて内側に絞り込まれか
    つ下端に開口を有する樋状の出口通路を設け、該
    出口通路の外側には、上部に出口通路を通じる出
    口パイプを備えたカバープレートを添設して周縁
    をボデーに溶接してなる車両用のオイルタンク。
JP18044487U 1987-11-28 1987-11-28 Expired JPH0426721Y2 (ja)

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JP18044487U JPH0426721Y2 (ja) 1987-11-28 1987-11-28

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JP18044487U JPH0426721Y2 (ja) 1987-11-28 1987-11-28

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Publication Number Publication Date
JPH0185501U JPH0185501U (ja) 1989-06-07
JPH0426721Y2 true JPH0426721Y2 (ja) 1992-06-26

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JP18044487U Expired JPH0426721Y2 (ja) 1987-11-28 1987-11-28

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JP6616370B2 (ja) 2017-09-21 2019-12-04 株式会社アドヴィックス リザーバタンク

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JPH0185501U (ja) 1989-06-07

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