JP2524538Y2 - リザーバ - Google Patents

リザーバ

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JP2524538Y2
JP2524538Y2 JP1993004989U JP498993U JP2524538Y2 JP 2524538 Y2 JP2524538 Y2 JP 2524538Y2 JP 1993004989 U JP1993004989 U JP 1993004989U JP 498993 U JP498993 U JP 498993U JP 2524538 Y2 JP2524538 Y2 JP 2524538Y2
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filter
tank body
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ring
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直広 長谷川
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Kojima Industries Corp
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  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のパワーステア
リングなどのオイル回路に組込まれるリザーバに関し、
とくに樹脂製リザーバに関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂製リザーバは、たとえば、実公昭6
3−44296号公報、実公昭63−28056号公
報、実開平3−104502号公報などに開示されてい
る。
【0003】従来の樹脂製リザーバの構造は、たとえば
図3に示すようになっている。すなわち、従来のリザー
バは、オイルを貯めておくタンク本体1、ごみがポンプ
へ流れ込むのを防ぐフィルタ2、タンク本体1に流れ込
んでくる油圧を利用してオイルをフィルタ2に通過させ
るとともにオイルの熱膨張などを上方のエアとオイルが
入っている空間で吸収する調節器3、タンク本体1の上
方開口部を覆う蓋7、を有する。
【0004】タンク本体1は高さ方向途中に段差部を有
し、フィルタ2の外周部を段差部上に支持し、その上か
ら調節器3の外周部で押え、調節器3の外周部とタンク
本体段差部近傍を溶着して(溶着部6)、フィルタ2を
その外周部でタンク本体1に固定している。また、オイ
ル入口9から流入したオイルの流れの力が入口チャンバ
上端開口部5でフィルタ2にかかってフィルタ2が仕切
壁8からもち上りフィルタ2を通らずにオイル出口10
へと流れてしまうことを防止するために、フィルタ2は
仕切壁8の上端部にも溶着されている(溶着部4)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このため、従来構造で
は、フィルタの仕切壁上端への溶着が必要となり、その
分溶着工数が多くコスト高を招くという問題があった。
また、溶着によるバリが発生してそれがとれてポンプへ
流れ出すとポンプに不具合を生じるおそれがあった。
【0006】本考案の目的は、フィルタの仕切壁からの
もち上りなどの不具合を生じることなく、フィルタと仕
切壁との溶着を除去したリザーバを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】樹脂製のタンク本体、樹
脂製の調節器、フィルタ、リング、および蓋から成り、
前記タンク本体は、高さ方向途中に段差部を有するほぼ
有底円筒状の外壁、前記段差部より下方の外壁内空間を
オイルの入口チャンバおよび出口チャンバを含む複数の
チャンバに仕切る仕切壁、前記入口チャンバに開口する
ように前記外壁に設けられたオイル入口、前記出口チャ
ンバに開口するように前記外壁に設けられたオイル出
口、前記仕切壁および外壁段差部のうち前記入口チャン
バの上端開口部の周縁を郭定する部分に全周にわたって
形成された座部、を有し、前記フィルタは、前記入口チ
ャンバ上端開口部を除いて前記複数のチャンバを覆うメ
ッシュ部、該メッシュ部の外周部に位置して前記段差部
上に着座されるフィルタ外周部、前記入口チャンバ上端
開口部に対応して前記メッシュ部に設けられた穴の周縁
に位置し前記座部に着座されるフィルタ穴周縁部、を有
し、前記リングは、前記フィルタ穴周縁部を前記座部と
の間に挾持するように前記座部に嵌着され、前記調節器
は、前記フィルタのメッシュ部に設けられた穴の直上に
上方に突出する凹部を有し、前記座部により下方の動き
が拘束される前記リングの周方向の少なくとも一部を上
方から押えるとともに、前記フィルタ外周部を上方から
押えて前記タンク本体に前記段差部近傍で溶着され、前
記蓋は前記タンク本体の上端開口を覆うように前記タン
ク本体に固定されている、ことを特徴とするリザーバ。
【0008】
【作用】上記本考案のリザーバでは、フィルタの穴周縁
部が、座部に着座されてその上からリングで全周にわた
って押えられ、このリングは調節器で押えられるので、
フィルタは仕切壁上端部からもち上ることはない。この
リングによるもち上り防止によって、フィルタの、仕切
壁上端部への溶着が除去でき、溶着工数低減、コストダ
ウン、切断バリのポンプへの流出のおそれの除去などの
作用効果が得られる。
【0009】
【実施例】図1、図2は本考案の望ましい実施例を示し
ている。図示のように、本考案実施例のリザーバは、タ
ンク本体11、フィルタ12、調節器13、リング1
4、および蓋18から成る。このうち、少なくともタン
ク本体11と調節器13とは樹脂製である。その他の部
材は樹脂製であってもなくてもよいが、実施例では樹脂
製とされている。
【0010】タンク本体11は、外壁19、仕切壁2
0、オイル入口21、オイル出口22、座部23を有す
る。外壁19は、高さ方向途中に段差部24を有すほぼ
有底円筒状の容器壁から成る。段差部24は上部の方が
下部より径が大きい段差となっている。仕切壁20は、
段差部24より下方の外壁内空間を、オイル入口チャン
バ25、オイル出口チャンバ26を含む複数のチャンバ
に仕切っている。オイル入口21はオイル入口チャンバ
25に開口し、オイル出口22はオイル出口チャンバ2
6に開口している。オイル入口21にはリターンパイプ
16が外壁19から外側に向けて突設されており、オイ
ル出口22にはサクションパイプ17が外壁19から外
側に向けて突設されている。リターンパイプ16、サク
ションパイプ17はタンク本体11と一体に形成されて
も、別体に形成されてもよい。
【0011】仕切壁20および外壁段差部24のうち、
入口チャンバ25の上端開口部の周縁を郭定する部分に
は、上端開口部周縁の全周にわたって、座部23が形成
されている。この座部23は、水平な下面23aと、そ
の内周部から立上る円筒状壁の外周面23bとを有す
る。
【0012】フィルタ12は、入口チャンバ25の上端
開口部を除いて複数のチャンバを覆いオイルを通過させ
るメッシュ部27と、メッシュ部の外周部に位置して段
差部24上に着座されるフィルタ外周部28と、入口チ
ャンバ上端開口部に対応してメッシュ部に設けられた穴
の周縁に位置するフィルタ穴周縁部29とを有する。フ
ィルタ穴周縁部29は座部23に着座される。
【0013】リング14は、断面が矩形の、円形環状リ
ングから成る。リング14は、フィルタ穴周縁部29が
座部23に嵌着された後に座部23に嵌着され、フィル
タ穴周縁部29を座部23との間に挾持する。リング1
4とフィルタ穴周縁部29と座部23とは互いに溶着さ
れない。
【0014】調節器13は、フィルタ12を上方から覆
い、下方内部にオイルが充満して流れるスペースを有
し、上方外部にエア等の気体とオイルとが存在するスペ
ースを有し、上下のスペースを連通する開口部を有して
いる。調節器13は、フィルタ12のメッシュ部27に
形成された穴の直上に上方に突出する凹部13aを有し
ている。調節器13はオイル入口チャンバ25から流れ
込んでくるオイルをフィルタ12のメッシュ部27に導
いて通し、オイル出口チャンバ26へと流す。調節器1
3は、リング14の周方向の少なくとも一部を上方から
押えるとともに、フィルタ外周部28を上方から押える
底面31を有し、段差部24またはその近傍でタンク本
体11に溶着される。15はこの溶着部を示している。
蓋18はタンク本体11の上端開口を覆うようにタンク
本体11に固定される。
【0015】つぎに、作用を説明する。オイル入口21
からのオイルは、オイルの入口チャンバ25、調節器1
3内スペースを通ってフィルタ12のメッシュ部27に
流れ、そこでゴミ等をとられて、出口チャンバ26に入
り、オイル出口22からポンプに吸引される。
【0016】フィルタ12は、フィルタ穴周縁部29に
て、リング14によって座部23に押しつけられている
ので、フィルタ12が仕切壁20の上端部からもち上る
ことはなく、フィルタ12を通らないで入口チャンバ2
5から出口チャンバ26にオイルが流れることが防止さ
れる。この場合、リング14の水平方向の動きは座部の
円筒状面23bによって拘束され、上下方向の動きは座
部の水平な下面23aと調節器13によって拘束され
る。すなわち、リング14は、座部23の下面23aに
よって下方の動き規制されるとともに、調整器13によ
って上方の動きが規制されるので、リング14は座部2
3に嵌着された状態に維持される。したがって、フィル
タ穴周縁部29はリング14と座部23とによって確実
に挟持され、仕切壁20から持ち上がることはなくな
る。
【0017】フィルタ穴周縁部29の座部23への固定
は、調節器13によって押えられたリング14の押えつ
けによって行われており、フィルタと仕切壁上端とは溶
着されない。これによって、従来必要であったフィルタ
の仕切壁上端への溶着の工程が除去される。
【0018】
【発明の効果】本考案によれば、フィルタをリングでタ
ンク本体の座部に対して押え、リングを調節器で押えて
調節器をタンク本体に溶着するようにしたので、フィル
タのタンク本体の仕切壁上端部への溶着を除去でき、そ
の分、溶着工数の低減、溶着ばりのポンプへの流出によ
る不具合の発生等の問題を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るリザーバの断面図であ
る。
【図2】図1のリザーバの分解斜視図である。
【図3】従来のリザーバの断面図である。
【符号の説明】
11 タンク本体 12 フィルタ 13 調節器 14 リング 15 溶着部 16 リターンパイプ 17 サクションパイプ 18 蓋 19 外壁 20 仕切壁 21 オイル入口 22 オイル出口 23 座部 24 段差部 25 入口チャンバ 26 出口チャンバ 27 メッシュ部 28 フィルタ外周部 29 フィルタ穴周縁部 30 開口部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製のタンク本体、樹脂製の調節器、
    フィルタ、リング、および蓋から成り、 前記タンク本体は、高さ方向途中に段差部を有するほぼ
    有底円筒状の外壁、前記段差部より下方の外壁内空間を
    オイルの入口チャンバおよび出口チャンバを含む複数の
    チャンバに仕切る仕切壁、前記入口チャンバに開口する
    ように前記外壁に設けられたオイル入口、前記出口チャ
    ンバに開口するように前記外壁に設けられたオイル出
    口、前記仕切壁および外壁段差部のうち前記入口チャン
    バの上端開口部の周縁を郭定する部分に全周にわたって
    形成された座部、を有し、 前記フィルタは、前記入口チャンバ上端開口部を除いて
    前記複数のチャンバを覆うメッシュ部、該メッシュ部の
    外周部に位置して前記段差部上に着座されるフィルタ外
    周部、前記入口チャンバ上端開口部に対応して前記メッ
    シュ部に設けられた穴の周縁に位置し前記座部に着座さ
    れるフィルタ穴周縁部、を有し、 前記リングは、前記フィルタ穴周縁部を前記座部との間
    に挾持するように前記座部に嵌着され、 前記調節器は、前記フィルタのメッシュ部に設けられた
    穴の直上に上方に突出する凹部を有し、前記座部により
    下方の動きが拘束される前記リングの周方向の少なくと
    も一部を上方から押えるとともに、前記フィルタ外周部
    を上方から押えて前記タンク本体に前記段差部近傍で溶
    着され、 前記蓋は前記タンク本体の上端開口を覆うように前記タ
    ンク本体に固定されている、 ことを特徴とするリザーバ。
JP1993004989U 1993-02-17 1993-02-17 リザーバ Expired - Fee Related JP2524538Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60184403U (ja) * 1984-05-17 1985-12-06 株式会社アツギユニシア リザ−バ−タンク
JP3051674U (ja) * 1997-08-11 1998-09-02 親志 野村 身の回り品の落下を防止する連結器

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