JPH0534323Y2 - - Google Patents

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JPH0534323Y2
JPH0534323Y2 JP1987197353U JP19735387U JPH0534323Y2 JP H0534323 Y2 JPH0534323 Y2 JP H0534323Y2 JP 1987197353 U JP1987197353 U JP 1987197353U JP 19735387 U JP19735387 U JP 19735387U JP H0534323 Y2 JPH0534323 Y2 JP H0534323Y2
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inlet
oil
outlet pipe
inlet pipe
pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両においてかじ取りや変速機構の
切換えならびに車体の高さ調整などを行う油圧シ
ステムに用いられるオイルタンクに関する。
(従来の技術) 最近の自動車では、車体の動力かじ取り、変速
機構の自動切換え、または走行中における車体の
高さ調整などに油圧装置が用いられ、オイルタン
ク中のオイルをポンプで取出し、切換えバルブを
介して所定のアクチユエータに送り、ハンドル操
作やギヤの切換えまたは高さの調整動作を行うよ
うにしている。
そして、上記油圧装置に組み込まれているオイ
ルタンクは、通常狭隘なエンジンルームに配置さ
れており、セツトスペースならびに他の機器との
レイアウトの関係から、その一つとして、第6図
のようにボデー1は細長な有底筒状をなしてい
て、その側壁のほぼ中央高さ位置に油圧回路につ
ながる入口パイプ4と出口パイプ5とが貫通状態
に取付けられ、上端にはこれらのパイプと干渉し
合わないようにオイルこし器6を吊持したカバー
2がかしめ付けられ、カバー2には図のように中
心部にレベル検知棒7を備えたキヤツプ3または
備えないキヤツプが着脱可能に被着したものが用
いられている。
また、車両用のオイル容器として、合成樹脂か
らなる上部半体と下部半体とで中空容器を形成
し、下部半体の周壁に沿つて、上端が三日月状の
開口部により容器中に連通する一方、下端が外部
に開口する縦向きとい状の流入口を下部半体と一
体に形成し、下部半体の底部には流出口を横向き
に突設すると共に底部には流出口の開口端より上
部の位置に表面に複数の突起を備えた取付け座を
設け、この取付け座の突起にスクリーン部材の環
状支持枠の通孔を嵌め込んでスクリーン部材を取
付け座上に置き、支持枠に対し突起をかしめ付け
てスクリーン部材を固定するようにしたものが実
公昭62−34573号により提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記前者のオイルタンクにおける入
口パイプ4は出口パイプ5と同様に、車体の傾き
や振動によるオイルの動揺または瞬時的操作に基
づくオイルの急激な流出などによつても、下端が
オイルから露出して異常音の原因となる空気の流
入を防ぐためと、オイル中の異物をタンク底部に
向けるためにほぼ直角に下側に向かつて曲げられ
ており、そして、入口パイプ4の出口端には、オ
イルが油圧回路を一巡する間にオイル中に入り込
んだ異物を除去するため、目の細かなスクリーン
かご8が取付けられているが、これは、通常、入
口パイプ4をボデー11に装着した上で、その下
端にクリツプピン8aで組付けるようにしてお
り、狭い場所での組付けなので作業性が悪く、ま
た、第6図ロのようにスクリーンかご8は入口パ
イプ4の出口端にルーズに取付けられるので、パ
イプとの間の隙間から汚れたオイルが洩れる恐れ
があり、更に直径の小さなボデーの場合には取付
け不能になるなどの難点がある。また、後者のオ
イル容器では、スクリーン部材ととい状の流入口
は別部材であり、スクリーン部材は容器底部の取
付け座上の複数の突起に通孔を嵌め合わせた上で
各突起を支持枠にかしめ付けて固定しなければな
らず、スクリーン部材の組付けに手間がかかり、
そして、容器が細長なものである場合にはかしめ
付け作業が甚だやりにくく、また、このものでは
スクリーン部材の上方が未処理側となつているた
め、オイル中の異物でスクリーン部材で捕捉され
るものの他に沈降堆積するものが加わつて、スク
リーン部材の目詰まりが早いなどの問題点があ
る。
そこで、この考案はオイルタンクに対するスク
リーン部材の組付けが容易で、細長なタンクに対
しても能率よく装着でき、入口パイプへの空気の
流入を防止すると同時に油圧回路からの戻りオイ
ルが過されずに流出するのを防ぎ、かつスクリ
ーン部材が早く目詰まりしないようにすることを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的のもとにこの考案は、車両用のオイル
タンクとして、有底筒状のボデーの上端にカバー
を取付け、側壁のほぼ中央部に入口パイプと出口
パイプを設け、入口パイプの出口端と出口パイプ
の入口端の間におけるボデー内部には、下面にス
クリーンを取付け外径がボデー内径より僅かに大
きな枠状の水平部と、その一側においてボデーの
側壁内面に一致する形体をなして立上り、上端部
が入口パイプに連通し下端開口部が出口パイプの
入口端より下方のボデー底部に位置する入口通路
を形成する起立部とからなるスクリーン部材を圧
入して装着したことを特徴としている。
(実施例) 第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示
すものであり、細長な有底筒状のボデー11の上
端にはコツプ状のオイルこし器16を吊持したカ
バー12の周縁がかしめ付けられ、カバー12の
開口端にはレベル検知棒17を備えまたは備えな
いキヤツプ13がバヨネツト式に着脱可能に被着
され、側壁の中央部でオイルこし器16より若干
下になる位置には一対のパイプ挿入部11a,1
1bが設けられ、そこには油圧回路に接続されて
いる入口パイプ14と出口パイプ15がそれぞれ
取付けられている。
そして、この考案では、出口パイプ15は前記
のように側壁を貫通してほぼ直角に下側に向つて
曲げられているが、入口パイプ14は短く出口端
は側壁の部位に止まつており、ボデー11の内部
における入口パイプ14の出口端と出口パイプ1
5の入口端の間の位置には第3図のようなスクリ
ーン部材18が配設されている。
すなわちスクリーン部材18は、外径がボデー
11の内径より僅かに大きく周囲に支持縁18c
を備えた円形の水平部18aと、その一側におい
てボデー11の側壁内面に一致する形体をなして
立上り、上部が入口パイプ14の出口端と連通し
合い下端開口部が出口パイプ15の入口端より下
方に位置する入口通路18dを形成する起立部1
8bとで構成されていて、その水平部18aは欠
円状の窓孔18eが設けられて枠状をなし、その
下面には目の細かなスクリーン19が配設されて
周囲部が溶接、接着などにより固着されている。
そして、上記のスクリーン部材18は、カバー
12および出口パイプ15の取付けに先立つて、
ボデー11の内部に圧入して第1図のような定位
置に装着される。
その使用に当たつては、入口パイプ14および
出口パイプ15をホース部材によつて油圧機器に
接続し、キヤツプ13を取外してボデー11内に
所要のオイルを収容し、ポンプを作動させれば、
ボデー11中のオイルは出口パイプ15から取出
されて所定のアクチユエータに送られ、ハンドル
のかじ取りや変速機構の切換えなどを行ない、そ
して、油圧回路を一巡したオイルは入口パイプ1
4からスクリーン部材18の入口通路18dを経
てボデー11中に入り、水平部18aのスクリー
ン19を通り抜けることにより過されて、再び
出口パイプ15から出ていく。
その際、スクリーン部材18はボデー11に圧
入により気密に取付けられ、かつ起立部18bの
入口通路18dの下端開口部は出口パイプ15の
下端より下方のボデー底部に位置しているので、
汚れた戻りオイルが過されないまま出口パイプ
側に流れたり、また、車体の傾きや振動があつて
も、空気が入口通路18d中に入ることがない。
第4図、第5図はスクリーン部材18の皿状水
平部18aをほぼ半円状にする一方、一側の起立
部18bをボデー11の斜截面の一部をなすよう
に形成した変更例を示すものであるが、その機能
は上述のものと変りない。
また、スクリーン部材18の装着に当たり、そ
の支持縁18cに接着剤を塗布してボデー11内
に圧入させれば、気密性をより高めることができ
る。
(考案の効果) 以上のようにこの考案では、車両用のオイルタ
ンクとして、有底筒状のボデーの上端にカバーを
取付け、側壁のほぼ中央部に入口パイプと出口パ
イプを設け、入口パイプの出口端と出口パイプの
入口端の間におけるボデー内部には、下面にスク
リーンを取付け外径がボデー内径より僅かに大き
な枠状の水平部と、その一側においてボデーの側
壁内面に一致する形体をなして立上り、上端部が
入口パイプに連通し下端開口部が出口パイプの入
口端より下方のボデー底部に位置する入口通路を
形成する起立部とからなるスクリーン部材を圧入
して装着したので、これまでのようにスクリーン
部材を入口パイプの出口端にピン結合したり、ま
たはボデー内の取付け座にかしめ付けたりするも
のに比べ、ボデーに対する組付け作業が甚だ容易
であり、細長なボデーに対しも効率よく組付ける
ことができ、そして、車体の傾きや振動によりオ
イルが動揺したり、瞬時的な操作によつてオイル
が急激に流出したりしても、入口通路の下端がオ
イルから露出することなく、空気の流入を防ぐこ
とができ、しかもスクリーン部材はボデーに気密
に取付けられているので、油圧回路からの戻りオ
イルが過されずに出口パイプ側に流出する恐れ
がない。
また、スクリーン部材の下側がオイルの未処理
側になつているので、戻りオイル中の異物のうち
大きなものはボデー底端に沈積し、小さなものが
スクリーン下面に捕捉され、そのスクリーン下面
に捕捉された異物が増え、ケーキ層状になればス
クリーンから剥離してボデー底端に落ちることに
なり、スクリーンは目詰まりしにくく、目詰まり
によつて操作部へのオイル供給量が不足するなど
のトラブルを適切に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の断面図。第2図
は第1図のX−X線に沿つた平断面図。第3図は
スクリーン部材の一側の斜視図。第4図は他の実
施例の上半部を切除した断面図。第5図はスクリ
ーン部の変更例の斜視図。第6図イは従来のオイ
ルタンクの断面図。同図ロはその入口パイプ下端
部の拡大断面図。 図中、11……ボデー、11a,11b……パ
イプ挿入部、12……カバー、13……キヤツ
プ、14……入口パイプ、15……出口パイプ、
16……オイルこし器、18……スクリーン部
材、18a……水平部、18b……起立部、18
c……支持縁、18d……入口通路、19……ス
クリーン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 有底筒状のボデーの上端にカバーを取付け、側
    壁のほぼ中央部に入口パイプと出口パイプを設
    け、入口パイプの出口端と出口パイプの入口端の
    間におけるボデー内部には、下面にスクリーンを
    取付け外径がボデー内径より僅かに大きな枠状の
    水平部と、その一側においてボデーの側壁内面に
    一致する形体をなして立上り、上端部が入口パイ
    プに連通し下端開口部が出口パイプの入口端より
    下方のボデー底部に位置する入口通路を形成する
    起立部とからなるスクリーン部材を圧入して装着
    してなる車両用のオイルタンク。
JP1987197353U 1987-12-28 1987-12-28 Expired - Lifetime JPH0534323Y2 (ja)

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JPH01102502U JPH01102502U (ja) 1989-07-11
JPH0534323Y2 true JPH0534323Y2 (ja) 1993-08-31

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6234573U (ja) * 1985-08-16 1987-02-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6234573U (ja) * 1985-08-16 1987-02-28

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