JPH04266820A - 骨粗鬆症予防治療剤 - Google Patents

骨粗鬆症予防治療剤

Info

Publication number
JPH04266820A
JPH04266820A JP4557191A JP4557191A JPH04266820A JP H04266820 A JPH04266820 A JP H04266820A JP 4557191 A JP4557191 A JP 4557191A JP 4557191 A JP4557191 A JP 4557191A JP H04266820 A JPH04266820 A JP H04266820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
osteoporosis
octacosanol
preventive
bone
treating agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4557191A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyouji Masuko
益子詔次
Hiroyuki Matsumoto
松本浩幸
Tadashi Funada
船田 正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority to JP4557191A priority Critical patent/JPH04266820A/ja
Publication of JPH04266820A publication Critical patent/JPH04266820A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天然ワックスより得ら
れる炭素数22から38の直鎖飽和アルコール、特にオ
クタコサノールを有効成分とする骨粗鬆症予防治療剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】骨はタンパク質を主体とする基質と、カ
ルシウムおよびリンを主体とする骨塩から形成されおり
、正常では骨形成と骨吸収(骨塩溶出)とのバランスが
巧妙に保たれている。骨粗鬆症はこのバランスがくずれ
たために、骨の機械的強度が低下し、容易に骨折を生じ
る疾患をいう。その主要症状は脊椎の圧迫骨折・変形、
大腿骨頸部、橈骨下端、肋骨および上腕骨上端等の骨折
である。その原因は、エストロゲン欠如、カルシウムの
吸収能および摂取量の低下、ビタミンD活性化障害等多
様である。
【0003】従来、治療薬としては、骨代謝回転を低下
させるものとして、主に骨吸収を抑制するカルシトニン
およびカルシウム剤等、骨吸収を抑制すると同時に骨形
成を促進するエストロゲン製剤等、骨代謝回転を高める
ものとしてビタミンD等が知られている。(村上元孝、
「新老年病学」、南江堂、1984。金木正夫、白木正
孝、「メビオ」、メジカルビュー社、1990)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
治療薬を投与する場合、投与対象が限定されたり、効果
が不確実である場合もあり十分な効果が得られていない
。特に、骨粗鬆症の典型的症状である骨の機械的強度、
すなわち骨の破断力および応力の低下、さらには、骨の
骨塩の主体をなすカルシウムやリンの含有量の低下につ
いて、これを改善する効果を持つ物質は知られていない
【0005】本発明の目的は、骨の破断力および応力を
向上させ、骨塩中のカルシウムおよびリンの含有量を増
加させることが出来る骨粗鬆症予防治療剤を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、炭素数22か
ら38の直鎖飽和アルコールの一種または二種以上を有
効成分とする骨粗鬆症予防治療剤である。以下、本発明
につき詳細に説明する。
【0007】本発明で用いることのできる炭素数22か
ら38の直鎖飽和アルコールとしては、例えば、テトラ
コサノール(炭素数24)、ヘキサコサノール(炭素数
26)、オクタコサノール(炭素数28)、トリアコン
タノール(炭素数30)、ドトリアコンタノール(炭素
数32)、テラトリアコンタノール(炭素数34)があ
る。これらのうち特にオクタコサノールが好ましい。こ
れらは単独で用いても混合物で用いても良い。
【0008】本発明に使用される炭素数22から38の
直鎖飽和アルコ−ルは、主に小麦胚芽油や米糠油から分
離抽出精製することによって、直鎖飽和アルコール混合
物として得ることができる。直鎖飽和アルコール混合物
においてオクタコサノールの純度は高いほど骨粗鬆症予
防治療剤としての効果は高い。
【0009】本発明の骨粗鬆症予防治療剤は、直鎖飽和
アルコールと必要に応じて、薬学上許容される各種添加
剤を配合してカプセル、錠剤などの飲み薬とすることが
できる。投与量は1日当たり直鎖飽和アルコールの摂取
量として5〜500mg/kg体重、オクタコサノール
の摂取量として2〜100mg/kg体重程度が好まし
い。
【0010】
【発明の効果】本発明の骨粗鬆症予防治療剤は、骨の機
械的強度の指標となる破断力および応力を向上させ、骨
の骨塩の主体をなすカルシウムおよびリンの含有量を高
めることができる。
【0011】
【実施例】実施例で用いた直鎖飽和アルコール混合物は
米糠油から食品衛生法に準拠した方法で抽出精製したも
ので、炭素数22から38までの直鎖飽和アルコールの
混合物(炭素数28のオクタコサノールを約12%含有
)である。
【0012】飼育方法 ラットおよびマウスとも、餌料は市販粉末粗餌料、飲料
水は水道水を用い自由摂取とした。飼育室は7〜19時
を明期、19〜7時間を暗期、室温は23±1℃に調節
し飼育を行なった。なお、直鎖飽和アルコール混合物は
、オクタコサノールの摂取量が体重Kg当たり約10m
gとなるように飼料に混ぜて給餌した。
【0013】実施例1・比較例1 生後4週齢のSD系雄ラット20匹を、10匹ずつ直鎖
飽和アルコール混合物投与群(実施例1)、直鎖飽和ア
ルコール混合物非投与群(比較例1)に分けて4週間飼
育を行なった。
【0014】骨の強度は、破断特性測定装置(DYN−
1255,飯尾電気製)を用いて筋肉組織を取り除いた
大腿骨の破断力および応力を支点間距離10mm、走破
速度100mm/min、付加重量50kgで測定した
。応力は比較例1の応力を1.00としたときの相対値
として表わした。結果を表1に示した。
【0015】
【表1】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━              
                     実施例1
            比較例1━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━    破断力(dyne)        5.
07±0.02    4.70±0.03    応
力(相対値)            1.47±0.
20    1.00━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【001
6】実施例2・比較例2 生後4週齢のICR系雄マウス10匹を5匹ずつ、直鎖
飽和アルコール混合物投与群(実施例2)、直鎖飽和ア
ルコール混合物非投与群(比較例2)に分けて4週間飼
育した。  直鎖飽和アルコール混合物の投与は、オク
タコサノールとしての摂取量が体重Kg当たり約4mg
となるように飼料に混ぜて給餌した。
【0017】骨の強度は大腿骨を実施例1、比較例1で
示した方法に準じて破断力および応力を測定した。さら
に、骨の成分について、カルシウム含量(原子吸光法、
[土壌養分分析法、231ー232(1971)])お
よびリン含量(バナドモリブデイト法、[Soil c
hemical analysis.,Prantic
e−hall,inc.Englewood Clif
fs,N.G.151−154(1958)]について
測定した。結果を表2に示した。
【0018】
【表2】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━              
                  実施例2   
             比較例2━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━  破断力(dyne)          1
.79±0.12      1.58±0.10  
応力(相対値)              1.10
±0.02      1.00カルシウム(mg/g
)      94.7  ±7.4      92
.5  ±3.2リン(mg/g)         
 102.4  ±4.7    100.8  ±4
.0━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━
【0019】実施例1〜2
および比較例1〜2の結果から、直鎖飽和アルコール混
合物の投与が骨の強度(破断力および応力)を著しく高
め、さらに骨の骨塩をなすカルシウムおよびリンの含有
量を著しく高める作用を有することを示している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素数22から38の直鎖飽和アルコール
    の一種または二種以上を有効成分とする骨粗鬆症予防治
    療剤
  2. 【請求項2】請求項1の直鎖飽和アルコールが炭素数2
    8のオクタコサノールである骨粗鬆症予防治療剤
JP4557191A 1991-02-20 1991-02-20 骨粗鬆症予防治療剤 Pending JPH04266820A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4557191A JPH04266820A (ja) 1991-02-20 1991-02-20 骨粗鬆症予防治療剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4557191A JPH04266820A (ja) 1991-02-20 1991-02-20 骨粗鬆症予防治療剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04266820A true JPH04266820A (ja) 1992-09-22

Family

ID=12723035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4557191A Pending JPH04266820A (ja) 1991-02-20 1991-02-20 骨粗鬆症予防治療剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04266820A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004105739A1 (ja) * 2003-05-28 2004-12-09 Eisai Co., Ltd. 高級脂肪酸誘導体含有組成物及び飲食物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004105739A1 (ja) * 2003-05-28 2004-12-09 Eisai Co., Ltd. 高級脂肪酸誘導体含有組成物及び飲食物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07179358A (ja) 骨質量増加用医薬複合剤の投与用キット
US7528108B2 (en) Compositions and methods for treating or preventing overweight or obesity with zinc-charged protein fragments
JP2003113117A (ja) 抗うつ剤、抗更年期障害剤、抗老人性痴呆症剤、抗アルツハイマー剤
JP2003095971A (ja) 骨粗鬆症治療剤または組成物
WO2016110167A1 (zh) 20(R)-人参皂苷Rg3在制备用于治疗骨质疏松症的药物或保健品中的应用及药物
EP0629400A1 (en) Idebenone compositions for treating Alzheimer's disease
US5985335A (en) Agent for acting upon bone formation disturbances containing alkaline citrates, lactates and/or malates
JPH04266820A (ja) 骨粗鬆症予防治療剤
Martin The Evanston Dental Caries Study: I. Determination of Fluorine in Foods, Bones, and Teeth
US20040097429A1 (en) Method for the reduction of the mammalian appetite
JP2000143546A (ja) メラトニンの酸化分解抑制剤
CN108125941A (zh) 一种e-10-羟基-2-癸烯酸在制备防治骨质疏松症的药品或保健品中的应用
Touger-Decker et al. Position of the American Dietetic Association: the impact of fluoride on health
JP4279668B2 (ja) 落花生種皮処理物を用いたアレルギー性疾患治療又は予防剤
KR102276379B1 (ko) IF1 (ATPase inhibitory factor 1)을 유효성분으로 함유하는 골질환의 예방 또는 치료용 약학 조성물
JPH0215032A (ja) 肝疾患治療、予防剤及び強肝機能性飲食、し好物
JP3373544B2 (ja) 月経困難症を緩和する効果のある、カルシウム利用性に優れた飲食品及び医薬品
CN107496503A (zh) 一种用于增加骨密度的胶囊制剂
JP3248170B2 (ja) コンドロイチン硫酸蛋白複合体含有食品
KR100190452B1 (ko) 생약을 함유하는 칼슘 보충제 및 그 제조방법
JPH07109222A (ja) 骨粗鬆症予防及び治療剤
US20040005366A1 (en) Healthy bone formulation
CN110876766A (zh) 牡丹籽油在制备改善男性骨生物力学性能的药品及保健食品的应用
CN104161936B (zh) 一种预防和治疗绝经后骨质疏松的中药组合物及其制备方法
WO2018222164A9 (en) USE OF HERB-BASED PREPARATION CONTAINING POUPINE OIL CONTAINING POULTRY OIL IN THE TREATMENT OF BPH