JPH04266772A - 防火戸の閉戸ロツク装置 - Google Patents
防火戸の閉戸ロツク装置Info
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- JPH04266772A JPH04266772A JP3050537A JP5053791A JPH04266772A JP H04266772 A JPH04266772 A JP H04266772A JP 3050537 A JP3050537 A JP 3050537A JP 5053791 A JP5053791 A JP 5053791A JP H04266772 A JPH04266772 A JP H04266772A
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
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- Wing Frames And Configurations (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物に固設した枠に建
具を開戸方向に付勢して取り付けて、火災発生時には建
具を閉戸位置に移動させて防火、防煙を図るようにした
防火戸において、建具を閉戸姿勢に保持するためのロツ
ク装置であつて、防火戸を確実に閉戸しておくことがで
きるようにした閉戸ロツク装置に関するものである。
具を開戸方向に付勢して取り付けて、火災発生時には建
具を閉戸位置に移動させて防火、防煙を図るようにした
防火戸において、建具を閉戸姿勢に保持するためのロツ
ク装置であつて、防火戸を確実に閉戸しておくことがで
きるようにした閉戸ロツク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
上記のような防火戸の一例としての外倒し窓においては
、建物に固設した窓枠に障子を開窓方向に付勢して取り
付けて、火災発生時には窓枠と障子との間に滑車を介し
て掛け渡したワイヤを巻き取ることにより障子を閉戸位
置に保持するようになつていた。
上記のような防火戸の一例としての外倒し窓においては
、建物に固設した窓枠に障子を開窓方向に付勢して取り
付けて、火災発生時には窓枠と障子との間に滑車を介し
て掛け渡したワイヤを巻き取ることにより障子を閉戸位
置に保持するようになつていた。
【0003】ところで、ワイヤを枠と建具との間に掛け
渡すための滑車を保持するブラケツトとしては、一般に
、ダイキヤスト成形したものが用いられているが、この
ダイキヤスト製のブラケツトは枠や建具に比べて耐熱性
が低い。したがつて、従来の装置においては、火災発生
時に障子の周囲の温度が高温度になると、ブラケツトが
熱のために軟化して変形することにより滑車が窓枠や障
子から外れ、障子が開放されて炎や煙を防ぐことができ
なくなるという欠点があつた。
渡すための滑車を保持するブラケツトとしては、一般に
、ダイキヤスト成形したものが用いられているが、この
ダイキヤスト製のブラケツトは枠や建具に比べて耐熱性
が低い。したがつて、従来の装置においては、火災発生
時に障子の周囲の温度が高温度になると、ブラケツトが
熱のために軟化して変形することにより滑車が窓枠や障
子から外れ、障子が開放されて炎や煙を防ぐことができ
なくなるという欠点があつた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、第1の発明は、請求項1に記載したよう
に、枠と建具のいずれか一方に、高温度に設定した復帰
温度において所定の記憶形状に復帰する形状記憶合金か
らなる耐熱温度の高い係止体を変形可能に固定し、常に
は係止体を建具の開閉移動の妨げとならないように記憶
形状とは異なる形状に変形させておき、係止体が記憶形
状に復帰した状態においてはその係止体が枠と建具の他
方に係止して建具を閉戸姿勢に保つようにした構成とし
た。
の手段として、第1の発明は、請求項1に記載したよう
に、枠と建具のいずれか一方に、高温度に設定した復帰
温度において所定の記憶形状に復帰する形状記憶合金か
らなる耐熱温度の高い係止体を変形可能に固定し、常に
は係止体を建具の開閉移動の妨げとならないように記憶
形状とは異なる形状に変形させておき、係止体が記憶形
状に復帰した状態においてはその係止体が枠と建具の他
方に係止して建具を閉戸姿勢に保つようにした構成とし
た。
【0005】また、第2の発明は、請求項2に記載した
ように、枠と建具のいずれか一方に固定される耐熱温度
の高い基体に、その基体から突出することにより枠と建
具の他方に係止して建具を閉戸姿勢に保つ耐熱温度の高
い可動係止体を移動自由に嵌装するとともに、高温度に
設定した復帰温度において所定の記憶形状に復帰する形
状記憶合金からなる耐熱温度の高い作動体を変形可能に
装着し、常には可動係止体を基体側に引込ませた状態で
作動体を記憶形状とは異なる形状に変形させておき、作
動体の記憶形状への復帰力によつて可動係止体を突出方
向に移動させるようにした構成とした。
ように、枠と建具のいずれか一方に固定される耐熱温度
の高い基体に、その基体から突出することにより枠と建
具の他方に係止して建具を閉戸姿勢に保つ耐熱温度の高
い可動係止体を移動自由に嵌装するとともに、高温度に
設定した復帰温度において所定の記憶形状に復帰する形
状記憶合金からなる耐熱温度の高い作動体を変形可能に
装着し、常には可動係止体を基体側に引込ませた状態で
作動体を記憶形状とは異なる形状に変形させておき、作
動体の記憶形状への復帰力によつて可動係止体を突出方
向に移動させるようにした構成とした。
【0006】
【発明の作用及び効果】第1の発明においては、火災発
生時に防火戸を閉じた際に、防火戸の周囲の温度が高く
なつて係止体の復帰温度に達すると、係止体が変形を生
じて所定の記憶形状に復帰し、枠と建具のうちの相手側
となる方に係止して建具の開戸方向への移動を阻止する
。
生時に防火戸を閉じた際に、防火戸の周囲の温度が高く
なつて係止体の復帰温度に達すると、係止体が変形を生
じて所定の記憶形状に復帰し、枠と建具のうちの相手側
となる方に係止して建具の開戸方向への移動を阻止する
。
【0007】また、第2の発明においては、火災発生時
に防火戸を閉じた際に、防火戸の周囲の温度が高くなつ
て作動体の復帰温度に達すると、作動体が変形を生じて
所定の記憶形状に復帰する。これにともない、作動体の
復帰力によつて可動係止体が突出方向に移動し、枠と建
具のうちの相手側となる方に係止して建具の開戸方向へ
の移動を阻止する。
に防火戸を閉じた際に、防火戸の周囲の温度が高くなつ
て作動体の復帰温度に達すると、作動体が変形を生じて
所定の記憶形状に復帰する。これにともない、作動体の
復帰力によつて可動係止体が突出方向に移動し、枠と建
具のうちの相手側となる方に係止して建具の開戸方向へ
の移動を阻止する。
【0008】上記作用によつて説明したように、第1の
発明及び第2の発明の閉戸ロツク装置は、周囲の温度が
上昇したときにロツクの作動が行われるようになつてい
るから、火災発生時に防火戸を確実に閉戸しておくこと
ができる効果がある。
発明及び第2の発明の閉戸ロツク装置は、周囲の温度が
上昇したときにロツクの作動が行われるようになつてい
るから、火災発生時に防火戸を確実に閉戸しておくこと
ができる効果がある。
【0009】
【実施例】以下、第1の発明にかかる第1実施例を図1
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0010】防火戸として用いられる外倒し窓Aは、ア
ルミ合金製の窓枠(本発明の構成要素である枠に相当す
る)1の図示しない下枠に、アルミ合金製の框3に図示
しない金網入りのガラス板を嵌めた障子(本発明の構成
要素である建具に相当する)2を揺動自由に、かつ、図
示しないステイダンパーにより外側に傾倒して開窓する
方向に付勢した構造になる。窓枠1の上枠1aには、滑
車4がダイキヤスト製のブラケツト5を介すことによつ
て取り付けられているとともに、障子2の上框3aには
、滑車6が同じくダイキヤスト製のブラケツト7を介す
ことによつて取り付けられており、これらの滑車4、6
には、図示しない巻取装置に連結された鋼製のワイヤ8
が掛け渡されている。
ルミ合金製の窓枠(本発明の構成要素である枠に相当す
る)1の図示しない下枠に、アルミ合金製の框3に図示
しない金網入りのガラス板を嵌めた障子(本発明の構成
要素である建具に相当する)2を揺動自由に、かつ、図
示しないステイダンパーにより外側に傾倒して開窓する
方向に付勢した構造になる。窓枠1の上枠1aには、滑
車4がダイキヤスト製のブラケツト5を介すことによつ
て取り付けられているとともに、障子2の上框3aには
、滑車6が同じくダイキヤスト製のブラケツト7を介す
ことによつて取り付けられており、これらの滑車4、6
には、図示しない巻取装置に連結された鋼製のワイヤ8
が掛け渡されている。
【0011】かかる外倒し窓Aを開窓する際には、ワイ
ヤ8を巻取装置から繰り出し、ステイダンパーの付勢に
よつて障子2を外側へ揺動させる。また、閉窓する際に
は、ワイヤ8を巻取装置に巻き取ることによりステイダ
ンパーの付勢に抗して障子2を窓枠1側に引つ張り、閉
窓したところで巻取装置をワイヤ8の繰出し不能の状態
にロツクする。
ヤ8を巻取装置から繰り出し、ステイダンパーの付勢に
よつて障子2を外側へ揺動させる。また、閉窓する際に
は、ワイヤ8を巻取装置に巻き取ることによりステイダ
ンパーの付勢に抗して障子2を窓枠1側に引つ張り、閉
窓したところで巻取装置をワイヤ8の繰出し不能の状態
にロツクする。
【0012】外倒し窓Aは、平常時は、上記の操作のみ
によつて開閉が行われるのであるが、火災発生時に防火
戸として用いる場合には、詳しくは後述する閉戸ロツク
機構Bにより障子2を閉窓状態にロツクし、外倒し窓A
を通つて炎や煙が外側に噴き出すのを防止するようにな
つている。
によつて開閉が行われるのであるが、火災発生時に防火
戸として用いる場合には、詳しくは後述する閉戸ロツク
機構Bにより障子2を閉窓状態にロツクし、外倒し窓A
を通つて炎や煙が外側に噴き出すのを防止するようにな
つている。
【0013】この外倒し窓Aのアルミ合金製の窓枠1と
障子2及び鋼製のワイヤ8は高い耐熱性を有しており、
高温度においても熱による変形を生じることがないよう
になつている。一方、滑車4、6を保持するダイキヤス
ト製のブラケツト5、7は、窓枠1、障子2及びワイヤ
8に比べて耐熱性が低い。
障子2及び鋼製のワイヤ8は高い耐熱性を有しており、
高温度においても熱による変形を生じることがないよう
になつている。一方、滑車4、6を保持するダイキヤス
ト製のブラケツト5、7は、窓枠1、障子2及びワイヤ
8に比べて耐熱性が低い。
【0014】次に、火災が発生した際に外倒し窓Aを閉
窓状態にロツクするための閉戸ロツク機構Bについて説
明する。
窓状態にロツクするための閉戸ロツク機構Bについて説
明する。
【0015】障子2の上框3aの内側の面には、耐熱温
度の高い形状記憶合金からなる板状の係止体10が、そ
の基端部10bを耐熱温度の高いスペーサ11を介して
ビス12で止めることによつて固定されている。この係
止体10は、図1に実線で示すように先端部10aを起
立させて窓枠1の上枠1aの内面に係止させる形状が記
憶形状として設定されているとともに、その記憶形状に
復帰する復帰温度が260〜300℃程度であつてブラ
ケツト5、7の耐熱温度よりも低い温度に設定されてい
る。
度の高い形状記憶合金からなる板状の係止体10が、そ
の基端部10bを耐熱温度の高いスペーサ11を介して
ビス12で止めることによつて固定されている。この係
止体10は、図1に実線で示すように先端部10aを起
立させて窓枠1の上枠1aの内面に係止させる形状が記
憶形状として設定されているとともに、その記憶形状に
復帰する復帰温度が260〜300℃程度であつてブラ
ケツト5、7の耐熱温度よりも低い温度に設定されてい
る。
【0016】本実施例は上記構成になり、外倒し窓Aを
使用するのに先立ち、まず、係止体10を、その復帰温
度よりも低い常温状態において、その先端部10aを図
1に鎖線で示すように内側に屈曲させて窓枠1の上枠1
aよりも低い高さまで倒した形状に変形させておく。こ
れにより、平常時は、係止体10が窓枠1と干渉するこ
となく障子2の揺動が行われて外倒し窓Aが開閉される
。
使用するのに先立ち、まず、係止体10を、その復帰温
度よりも低い常温状態において、その先端部10aを図
1に鎖線で示すように内側に屈曲させて窓枠1の上枠1
aよりも低い高さまで倒した形状に変形させておく。こ
れにより、平常時は、係止体10が窓枠1と干渉するこ
となく障子2の揺動が行われて外倒し窓Aが開閉される
。
【0017】火災の発生時に外倒し窓Aを閉窓すると、
外倒し窓Aの周囲の温度が低いあいだは、障子2は滑車
4、6の間に掛け渡したワイヤ8の緊張力によつて閉窓
姿勢に保持される。外倒し窓Aの周囲の温度が上昇して
係止体10の復帰温度に達すると、係止体10は、先端
部10aを起立させつつ変形を生じて図1に実線で示す
記憶形状に復帰し、起立させた先端部10aを上枠1a
の内面に係止させた状態に形状を維持する。
外倒し窓Aの周囲の温度が低いあいだは、障子2は滑車
4、6の間に掛け渡したワイヤ8の緊張力によつて閉窓
姿勢に保持される。外倒し窓Aの周囲の温度が上昇して
係止体10の復帰温度に達すると、係止体10は、先端
部10aを起立させつつ変形を生じて図1に実線で示す
記憶形状に復帰し、起立させた先端部10aを上枠1a
の内面に係止させた状態に形状を維持する。
【0018】この後、外倒し窓Aの周囲の温度がさらに
上昇すると、滑車4、8を保持するダイキヤスト製のブ
ラケツト5、7が熱により軟化してワイヤ8の緊張力の
作用により変形し、滑車4、6が窓枠1や障子2から外
れたり滑車4、6からワイヤ8が外れたりすることとな
り、ワイヤ8の緊張力によつて障子2を閉窓姿勢に保つ
ことはできなくなる。
上昇すると、滑車4、8を保持するダイキヤスト製のブ
ラケツト5、7が熱により軟化してワイヤ8の緊張力の
作用により変形し、滑車4、6が窓枠1や障子2から外
れたり滑車4、6からワイヤ8が外れたりすることとな
り、ワイヤ8の緊張力によつて障子2を閉窓姿勢に保つ
ことはできなくなる。
【0019】しかしながら、係止体10は、スペーサ1
1とともに窓枠1及び障子2と同じく高温度に耐えて、
図1に実線で示す記憶形状を維持するため、係止体10
が障子2から外れたり係止体10の先端部10aが窓枠
1から外れたりすることはないのであつて、これにより
、障子2は閉窓姿勢に保持され、外倒し窓Aは閉窓状態
にロツクされ続ける。
1とともに窓枠1及び障子2と同じく高温度に耐えて、
図1に実線で示す記憶形状を維持するため、係止体10
が障子2から外れたり係止体10の先端部10aが窓枠
1から外れたりすることはないのであつて、これにより
、障子2は閉窓姿勢に保持され、外倒し窓Aは閉窓状態
にロツクされ続ける。
【0020】本実施例においては、係止体10の基端部
10aを障子2に固定して先端部10aを窓枠1に係止
させるようにしたが、これとは逆に、係止体10の基端
部10bを窓枠1に固定して先端部10aを外側から障
子2に係止させるようにしてもよい。
10aを障子2に固定して先端部10aを窓枠1に係止
させるようにしたが、これとは逆に、係止体10の基端
部10bを窓枠1に固定して先端部10aを外側から障
子2に係止させるようにしてもよい。
【0021】次に、第1の発明にかかる第2実施例を図
2に基づいて説明する。
2に基づいて説明する。
【0022】本第2実施例の閉戸ロツク機構Cは、耐熱
温度の高い形状記憶合金製の板状をなす係止体20から
なる。係止体20は、その基端部20aの側縁に直角に
連成した取付板部20cをスペーサ21を介してビス2
2で止めることにより、障子2の上框3aの内側の面に
直角に固定されている。係止体20は、図2に鎖線で示
すように板面が平坦となるように先端部20bを起立さ
せてその側縁を上枠1aの内側の面に係止させる形状が
記憶形状として設定されているとともに、その記憶形状
に復帰する復帰温度が260〜300℃であつて図示し
ない滑車保持用のダイキヤスト製ブラケツトの耐熱温度
よりも低い温度に設定されている。
温度の高い形状記憶合金製の板状をなす係止体20から
なる。係止体20は、その基端部20aの側縁に直角に
連成した取付板部20cをスペーサ21を介してビス2
2で止めることにより、障子2の上框3aの内側の面に
直角に固定されている。係止体20は、図2に鎖線で示
すように板面が平坦となるように先端部20bを起立さ
せてその側縁を上枠1aの内側の面に係止させる形状が
記憶形状として設定されているとともに、その記憶形状
に復帰する復帰温度が260〜300℃であつて図示し
ない滑車保持用のダイキヤスト製ブラケツトの耐熱温度
よりも低い温度に設定されている。
【0023】かかる閉戸ロツク機構Cを使用する際には
、係止体20を、その先端部20bを図2に実線で示す
ように屈曲させて上枠1aよりも低い高さまで倒した形
状に変形させておく。これにより、平常時は、係止体2
0が窓枠1と干渉することなく障子2の揺動が行われて
外倒し窓Aが開閉される。
、係止体20を、その先端部20bを図2に実線で示す
ように屈曲させて上枠1aよりも低い高さまで倒した形
状に変形させておく。これにより、平常時は、係止体2
0が窓枠1と干渉することなく障子2の揺動が行われて
外倒し窓Aが開閉される。
【0024】火災発生にともなつて閉窓した状態におい
て、周囲の温度が上昇して係止体20の復帰温度に達す
ると、係止体20はその先端部20bを起立させつつ変
形を生じて図2に鎖線で示す記憶形状に復帰し、起立し
た先端部20bが上枠1aに係止することにより障子2
が閉窓姿勢にロツクされる。
て、周囲の温度が上昇して係止体20の復帰温度に達す
ると、係止体20はその先端部20bを起立させつつ変
形を生じて図2に鎖線で示す記憶形状に復帰し、起立し
た先端部20bが上枠1aに係止することにより障子2
が閉窓姿勢にロツクされる。
【0025】次に、第2の発明にかかる第3実施例を図
3乃至図5に基づいて説明する。
3乃至図5に基づいて説明する。
【0026】方形をなす耐熱温度の高い基体30にはそ
の上面に開口する収容室31が形成されており、この収
容室31内には、耐熱温度の高い可動係止体32が、収
容室31の内周を案内として収容室31から上向きに突
出する作動姿勢と収容室31内に下がつた待機姿勢との
間で自由に摺動するように嵌装されている。収容室31
内の可動係止体32よりも下の底部空間内には、耐熱温
度の高い形状記憶合金からなり、中央部で屈曲した細長
い形状をなす作動体33が、その下側の直線部33aを
収容室31の底面に固定するとともに上側の直線部33
bを可動係止体32の下面と対応させた状態で装着され
ており、以上により閉戸ロツク機構Dが構成されている
。
の上面に開口する収容室31が形成されており、この収
容室31内には、耐熱温度の高い可動係止体32が、収
容室31の内周を案内として収容室31から上向きに突
出する作動姿勢と収容室31内に下がつた待機姿勢との
間で自由に摺動するように嵌装されている。収容室31
内の可動係止体32よりも下の底部空間内には、耐熱温
度の高い形状記憶合金からなり、中央部で屈曲した細長
い形状をなす作動体33が、その下側の直線部33aを
収容室31の底面に固定するとともに上側の直線部33
bを可動係止体32の下面と対応させた状態で装着され
ており、以上により閉戸ロツク機構Dが構成されている
。
【0027】この閉戸ロツク機構Dの作動体33は、図
5に示すように両直線部33a、33bが開いたV字形
をなす形状が記憶形状として設定されており、その記憶
形状に戻る復帰温度が、260〜300℃であつて滑車
4、6を保持するダイキヤスト製のブラケツト5、7の
耐熱温度よりも低い温度に設定されている。
5に示すように両直線部33a、33bが開いたV字形
をなす形状が記憶形状として設定されており、その記憶
形状に戻る復帰温度が、260〜300℃であつて滑車
4、6を保持するダイキヤスト製のブラケツト5、7の
耐熱温度よりも低い温度に設定されている。
【0028】かかる閉戸ロツク機構Dを使用する際には
、基体30をスペーサ35を介して障子2の上框3aに
固定するとともに、可動係止体32を待機姿勢まで押し
下げることにより、作動体33を図4に示すように両直
線部33a、33bが閉じたヘアピン状に変形させた状
態にしておく。
、基体30をスペーサ35を介して障子2の上框3aに
固定するとともに、可動係止体32を待機姿勢まで押し
下げることにより、作動体33を図4に示すように両直
線部33a、33bが閉じたヘアピン状に変形させた状
態にしておく。
【0029】火災が発生して閉戸ロツク機構Dの周囲が
高温度になると、ブラケツト5、7が軟化するより前に
、熱によつて作動体33が両直線部33a、33bを開
きつつ図5に示す記憶形状に復帰し、その復帰にともな
う上側の直線部33bの押し上げ力により可動係止体3
2が収容室31から突出する。この突出した可動係止体
32が窓枠1の上枠1aに係止することにより、障子2
が閉窓姿勢にロツクされる。
高温度になると、ブラケツト5、7が軟化するより前に
、熱によつて作動体33が両直線部33a、33bを開
きつつ図5に示す記憶形状に復帰し、その復帰にともな
う上側の直線部33bの押し上げ力により可動係止体3
2が収容室31から突出する。この突出した可動係止体
32が窓枠1の上枠1aに係止することにより、障子2
が閉窓姿勢にロツクされる。
【0030】次に、第2の発明にかかる第4実施例を図
6に基づいて説明する。
6に基づいて説明する。
【0031】上面に開口する収容室41を形成した基体
40には、可動係止体42が軸43を中心として図6に
実線で示すように収容室41から突出する起立姿勢と同
図に鎖線で示すように収容室41内に収容される待機姿
勢との間での揺動自由に支持されている。軸43には、
形状記憶合金をねじりコイルばね状に成形してなる作動
体45が外嵌されており、その一方の腕部45aが収容
室41の底面に係止し、他方の腕部45bの先端が可動
係止体42の取付孔46に嵌合している。
40には、可動係止体42が軸43を中心として図6に
実線で示すように収容室41から突出する起立姿勢と同
図に鎖線で示すように収容室41内に収容される待機姿
勢との間での揺動自由に支持されている。軸43には、
形状記憶合金をねじりコイルばね状に成形してなる作動
体45が外嵌されており、その一方の腕部45aが収容
室41の底面に係止し、他方の腕部45bの先端が可動
係止体42の取付孔46に嵌合している。
【0032】この作動体45は、図6に実線で示すよう
に両腕部45a、45bが開いた形状を記憶していると
ともに、その記憶形状に復帰する温度が図示しない滑車
保持用のダイキヤスト製ブラケツトの耐熱温度よりも低
い260〜300℃に設定されている。
に両腕部45a、45bが開いた形状を記憶していると
ともに、その記憶形状に復帰する温度が図示しない滑車
保持用のダイキヤスト製ブラケツトの耐熱温度よりも低
い260〜300℃に設定されている。
【0033】上記構成になる閉戸ロツク機構Eは、常に
は、可動係止体42を収容室41内に押し込むことによ
つて、作動体45を図6に鎖線で示すように両腕部45
a、45bが閉じた形状に変形させておく。
は、可動係止体42を収容室41内に押し込むことによ
つて、作動体45を図6に鎖線で示すように両腕部45
a、45bが閉じた形状に変形させておく。
【0034】火災発生時には、周囲の温度が上昇して作
動体45の復帰温度に達すると、作動体45が図6に実
線で示す記憶形状に復帰し、これにともなつて、作動体
45の復帰力により可動係止体42が起立方向に揺動し
て突出し、図示しない窓枠と障子のうちの相手側に係止
することによつて障子が閉窓姿勢にロツクされる。
動体45の復帰温度に達すると、作動体45が図6に実
線で示す記憶形状に復帰し、これにともなつて、作動体
45の復帰力により可動係止体42が起立方向に揺動し
て突出し、図示しない窓枠と障子のうちの相手側に係止
することによつて障子が閉窓姿勢にロツクされる。
【0035】本発明は、上記実施例において説明した外
倒し窓に限らず、突出し窓のような他の形式の開閉窓や
、通路の開口をドアの揺動によつて開閉するようにした
ものなどの他の防火戸にも適用することができるもので
ある。
倒し窓に限らず、突出し窓のような他の形式の開閉窓や
、通路の開口をドアの揺動によつて開閉するようにした
ものなどの他の防火戸にも適用することができるもので
ある。
【図1】第1の発明にかかる第1実施例の断面図である
。
。
【図2】第1の発明にかかる第2実施例の斜視図である
。
。
【図3】第2の発明にかかる第3実施例の断面図である
。
。
【図4】第3実施例の閉戸ロツク機構の待機状態をあら
わす断面図である。
わす断面図である。
【図5】第3実施例の閉戸ロツク機構のロツク作動状態
をあらわす断面図である。
をあらわす断面図である。
【図6】第2の発明にかかる第4実施例の閉戸ロツク機
構の断面図である。
構の断面図である。
A:外倒し窓(防火戸) B、C、D、E:閉戸ロツ
ク機構 1:窓枠(枠)
ク機構 1:窓枠(枠)
Claims (2)
- 【請求項1】 建物に固設した枠に建具を開戸方向に
付勢して取り付けて、火災発生時には前記建具を閉戸位
置に保持して防火、防煙を図るようにした防火戸におい
て、前記枠と前記建具のいずれか一方に、高温度に設定
した復帰温度において所定の記憶形状に復帰する形状記
憶合金からなる耐熱温度の高い係止体を変形可能に固定
し、常には前記係止体を前記建具の開閉移動の妨げとな
らないように記憶形状とは異なる形状に変形させておき
、前記係止体が記憶形状に復帰した状態においては該係
止体が前記枠と前記建具の他方に係止して前記建具を閉
戸姿勢に保つようにしたことを特徴とする防火戸の閉戸
ロツク装置。 - 【請求項2】 建物に固設した枠に建具を開戸方向に
付勢して取り付けて、火災発生時には前記建具を閉戸位
置に保持して防火、防煙を図るようにした防火戸におい
て、前記枠と前記建具のいずれか一方に固定される耐熱
温度の高い基体に、該基体から突出することにより前記
枠と前記建具の他方に係止して前記建具を閉戸姿勢に保
つ耐熱温度の高い可動係止体を移動自由に嵌装するとと
もに、高温度に設定した復帰温度において所定の記憶形
状に復帰する形状記憶合金からなる耐熱温度の高い作動
体を変形可能に装着し、常には前記可動係止体を前記基
体側に引込ませた状態で前記作動体を記憶形状とは異な
る形状に変形させておき、前記作動体の記憶形状への復
帰力によつて前記可動係止体を突出方向に移動させるよ
うにしたことを特徴とする防火戸の閉戸ロツク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3050537A JPH04266772A (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 防火戸の閉戸ロツク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3050537A JPH04266772A (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 防火戸の閉戸ロツク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04266772A true JPH04266772A (ja) | 1992-09-22 |
Family
ID=12861760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3050537A Pending JPH04266772A (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 防火戸の閉戸ロツク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04266772A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014074285A (ja) * | 2012-10-04 | 2014-04-24 | Lixil Corp | 開口部装置 |
JP2016089452A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
-
1991
- 1991-02-22 JP JP3050537A patent/JPH04266772A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014074285A (ja) * | 2012-10-04 | 2014-04-24 | Lixil Corp | 開口部装置 |
JP2016089452A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
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