JP3232151B2 - 倒し金物 - Google Patents

倒し金物

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JP3232151B2
JP3232151B2 JP00887193A JP887193A JP3232151B2 JP 3232151 B2 JP3232151 B2 JP 3232151B2 JP 00887193 A JP00887193 A JP 00887193A JP 887193 A JP887193 A JP 887193A JP 3232151 B2 JP3232151 B2 JP 3232151B2
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克巳 八木
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株式会社八木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は倒し金物に関する。さら
に詳しくは、下端縁を支点に上部が倒れて開く、いわば
上部開放式の窓に取り付けられ、窓の開度を2段階に保
持しうる倒し金物に関する。
【0002】
【従来の技術】家屋などの鴨居の上部には、換気のため
の上部開放式の窓が備えられることが多い。かかる窓は
一般に40°前後までしか開かないようにされている(た
とえば図5参照)。これは、換気用としては40°程度で
充分であり、一方、90°など大きく開くと、家屋内の人
に圧迫感を与えたり、邪魔になったり、また、外部から
覗かれやすく、雨なども侵入しやすいためである。
【0003】かかる窓の開度を40°近辺に制限する金物
として、従来より図6に示されるようなものが用いられ
ている。
【0004】この金物51は、たがいの下端を支点として
開きうる、窓枠Fの内側に固定される第1部材52および
窓Wの側縁に固定される第2部材53と、両部材52、53そ
れぞれの中腹に枢支されたリンク部材54とから構成され
ている。リンク部材54は2本のリンクからなり、一方の
リンクの一端が第1部材52に枢支され、他方のリンクの
一端が第2部材53に枢支され、両者の他端同士が回転自
在に枢支されることにより、いわば中折れ式のリンク部
材を構成している。そして、リンク部材54は、窓Wを閉
止すると同時に折り畳まれ、全開すると延びきって開度
を40°近辺に制限する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとく、従来の
金物51によれば窓Wは40°前後までしか開かないため、
窓Wの外面の拭き掃除などがきわめてやっかいな作業と
なっている。また、窓Wの外側に網戸やルーバーなどを
設置しているばあい、これを家屋の内側から掃除するこ
とができない。
【0006】本発明は、かかる問題を解消するためにな
されたものであり、通常は窓をたとえば40°前後の開度
に保持し、必要に応じてワンタッチでたとえば約90°ま
で開くことのできる倒し金物を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の倒し金物は、窓
枠内側に固定される長尺の第1部材と、該第1部材の下
端近辺において、第1部材の長手方向に沿ってその下端
部が摺動自在に連結された、窓の側縁に固定される長尺
の第2部材と、その一端が第1部材の上端近辺に回転自
在に連結され、その他端が第2部材の下端からわずか上
端寄りに回転自在に連結されたステーとからなり、前記
第1部材と第2部材とがたがいの下端連結点を支点に開
きうるように構成されており、かつ、前記第部材が、
部材の下端に係止されることによりたがいを中間開
度に保持し、係止が解除されることによりたがいを全開
にしうるストッパを有しており、前記第1部材の下端近
辺に長手方向に沿う第1長孔が形成されており、該第1
長孔内を長手方向に移動しうるように嵌挿される第1突
起が第2部材の下端部に突設されており、前記ストッパ
が、その下端部に前記第1突起に係止して第2部材の開
き方向の移動を制止する係止部を備え、その中間部が第
1部材の中間部に回転自在に枢止され、かつその上端近
辺に第2突起が形成された長尺部材であり、前記第1部
材に、ストッパの回転に伴い前記第2突起が移動しうる
ように嵌挿される第2長孔が形成されており、第1部材
と第2部材とが重なり合うように閉じたとき、前記ステ
ーが前記第2突起を押すことによりストッパを第1突起
との係止位置に移動させるように構成されてなることを
特徴としている。
【0008】
【0009】前記第2部材の下端に、第1部材の位置と
反対方向に突出する、窓の位置決め用の舌片が形成され
ていれば一層好ましい。
【0010】
【作用】本発明の倒し金物によれば、第1部材に備えら
れたストッパによって窓はたとえば40°前後までしか開
かないようにされている。すなわち、窓を開くにつれて
第2部材(窓)の下端縁は第1部材(窓枠)の長手方向
に沿って上昇し、第1部材の下端がストッパに当接す
る。このときの窓の位置が40°開度に相当する。
【0011】そして、ストッパをワンタッチ操作するこ
とにより前記当接が解除され、窓はさらに大きい開度へ
と開かれる。
【0012】なお、特許請求の範囲でいう中間開度を、
ここでは40°前後としているが、とくに40°前後に限定
されることはなく、30°や45°などであってもよい。
【0013】
【実施例】つぎに、添付図面を参照しながら本発明の倒
し金物を詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の倒し金物の一実施例を示す
一部切欠斜視図、図2〜4はそれぞれ図1の倒し金物の
動作の説明図、図5は倒し金物が取り付けられた上部開
放式窓の一例を示す斜視図である。
【0015】図5に示すごとく倒し金物1は、家屋など
の鴨居Sの上部に設置される上部開放式の窓Wとその窓
枠Fとのあいだに、窓Wの開度を制限するために取り付
けられる。そして、倒し金物1は窓Wの両側縁に取り付
けてもよく、または一側縁のみに取り付けてもよい。
【0016】この倒し金物1は、図1に示されるよう
に、窓枠F側に固定される第1部材2と、窓W側に固定
される第2部材3と、両部材を連結するステー4と、第
1部材に備えられたストッパ5とから構成されている。
【0017】第1部材2は長方形の板状を呈しており、
その辺6がわずかに窓枠F側へ折り曲げられることによ
り、窓枠Fに固定されたときに、窓枠Fとのあいだにス
トッパ5を収容するスペース7が生じるようにされてい
る。また第1部材2の下端近辺には長手方向に沿う長孔
8が穿設されている。この長孔8に、第2部材3の下端
に突設された第1突起9が貫入し、係合されることによ
り、第1部材2と第2部材3とが前記係合部を支点とし
てたがいの上部が開くようにされている。両部材2、3
がたがいに開くに伴い、第1突起9は長孔8内を上方に
移動する。
【0018】ステー4は、第1部材2と第2部材3との
あいだに配置され、その一端が第1部材2の上端近辺に
回転自在に枢支され、他端が第2部材3の下端から若干
上方の部位に回転自在に枢支されることにより、所定の
開度で窓Wを支持する。
【0019】ストッパ5は第1部材2の中腹部に回転自
在に枢支され、開窓動作に伴い上昇してくる前記第1突
起9と当接することにより窓Wの開度を制限(本実施例
では開き角度40°)しうるようにされている(図2にお
ける2点鎖線で示す)。
【0020】図2に示すように、ストッパ5の下端の、
第1突起9との当接部には第1突起9との当接を確実に
するための円弧状の切欠10が形成されている。この切欠
10によって、たとえば窓Wの開閉に伴うストッパ5と第
1突起9との衝突の繰返しにより、ストッパ5が自然に
回転して前記当接が外れてしまうことが防止される。
【0021】また、図1および図4に示すごとくストッ
パ5の上端近辺には第2突起11が突設され、第1部材2
に穿設された円弧状のガイド孔12に貫入することによ
り、ストッパ5の回転範囲が規制されるようにされてい
る。一方、第2突起11はガイド孔12を貫入してステー4
側にまで突出しているので、この第2突起11を図2〜3
における矢印A方向に押してストッパ5をわずかに回転
させることにより、ストッパ5の下端と第1突起9との
当接を解除すれば、長孔8の上端に第1突起9が当接す
る(本実施例では窓Wの開き角度90°)まで窓Wを開く
ことができる(図3参照)。
【0022】つぎに、窓Wを閉止すれば、第1部材2、
第2部材3およびステー4がたがいに重なり合うように
移動するが、このとき、図4に示すようにステー4が前
記第2突起11を矢印B方向に押すため、ストッパ5は第
1突起9と当接しうる位置(図2参照)に戻される。
【0023】このように、窓Wを閉止位置から開くと、
常に開度40°前後に保持される。そして、窓Wの外面
や、網戸などの内面を清掃するために窓Wを90°まで開
いたとしても、再度全閉にすれば常に40°開度で窓Wを
保持するようにすることができる。
【0024】また図1に示すように、第2部材3の下端
には、組付時に窓Wを一時的に載置しうる舌片13が突設
されているため、窓Wの位置決めが容易であり、組立作
業に費す時間が大幅に短縮される。
【0025】さらに、この倒し金物1においては、第1
部材2と第2部材3とのヒンジ機構が前述のごとく長孔
8に係合した第1突起9とから構成されているため、窓
Wの開閉によっても第2部材3の下端部が第1部材2か
ら外方へも下方へもはみ出ない。したがって網戸やルー
バーを損傷するとこもなく、また窓枠Fの下端部と干渉
することもない。また、図6に示す従来の金物51のごと
く、前記はみ出しを防止するために第1部材52と第2部
材53との枢支部を内方へ突出させる必要がないため、外
観がスッキリして美しい。
【0026】
【発明の効果】本発明の倒し金物は、常時は窓を中間開
度に保持し、必要に応じてワンタッチの操作によって大
きい開度に開くことができる。そして、室内より簡単に
外部の取付網戸やルーバーなどの掃除、取り外しができ
る。しかも、かかる効果を簡単な構成によって達成して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の倒し金物の一実施例を示す一部切欠斜
視図である。
【図2】図1の倒し金物の動作の説明図である。
【図3】図1の倒し金物の動作の説明図である。
【図4】図1の倒し金物の動作の説明図である。
【図5】倒し金物が取り付けられた上部開放式窓の一例
を示す斜視図である。
【図6】従来の金物の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 倒し金物 2 第1部材 3 第2部材 4 ステー 5 ストッパ 8 長孔 9 第1突起 11 第2突起 12 ガイド孔 13 舌片 W 窓 F 窓枠

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠内側に固定される長尺の第1部材
    と、該第1部材の下端近辺において、第1部材の長手方
    向に沿ってその下端部が摺動自在に連結された、窓の側
    縁に固定される長尺の第2部材と、その一端が第1部材
    の上端近辺に回転自在に連結され、その他端が第2部材
    の下端からわずか上端寄りに回転自在に連結されたステ
    ーとからなり、前記第1部材と第2部材とがたがいの下
    端連結点を支点に開きうるように構成されており、か
    つ、前記第部材が、第部材の下端に係止されること
    によりたがいを中間開度に保持し、係止が解除されるこ
    とによりたがいを全開にしうるストッパを有しており、 前記第1部材の下端近辺に長手方向に沿う第1長孔が形
    成されており、該第1長孔内を長手方向に移動しうるよ
    うに嵌挿される第1突起が第2部材の下端部に突設され
    ており、前記ストッパが、その下端部に前記第1突起に
    係止して第2部材の開き方向の移動を制止する係止部を
    備え、その中間部が第1部材の中間部に回転自在に枢止
    され、かつその上端近辺に第2突起が形成された長尺部
    材であり、前記第1部材に、ストッパの回転に伴い前記
    第2突起が移動しうるように嵌挿される第2長孔が形成
    されており、第1部材と第2部材とが重なり合うように
    閉じたとき、前記ステーが前記第2突起を押すことによ
    りストッパを第1突起との係止位置に移動させるように
    構成されてなる ことを特徴とする倒し金物。
  2. 【請求項2】 前記第2部材の下端に、第1部材の位置
    と反対方向に突出する、窓の位置決め用の舌片が形成さ
    れてなる請求項1記載の倒し金物。
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JPH06221044A JPH06221044A (ja) 1994-08-09
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