JPH0426610A

JPH0426610A - 美白化粧料

Info

Publication number: JPH0426610A
Application number: JP2131988A
Authority: JP
Inventors: Mitsuaki Shimizu; 清水　満章; Yoshiji Ozasa; 小笹　祥次; Yukari Takarada; 宝田　ゆかり
Original assignee: Sunstar Inc
Current assignee: Sunstar Inc
Priority date: 1990-05-22
Filing date: 1990-05-22
Publication date: 1992-01-29
Anticipated expiration: 2014-04-12
Also published as: JP2881333B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野］本発明は、日焼け（紫外線）による皮膚の黒化あるいは
シミ、ソバカスなど皮膚の色素沈着を消失もしくは淡色
化し、あるいはこれらを予防する美白化粧料に関する。

［従来の技術および課題］従来、美白化粧料組成物としてはビタミンＣおよびその
誘導体、あるいは還元剤、プラセンタエキスなどチロツ
ンからメラニンを生成するヂロンナーゼの活性阻害剤を
配合したものが知られている。

例えば、特開昭６１−１９４００８号公報には、Ｌ−ア
スコルビン酸（ビタミンＣ）およびそのエステルから選
ばれた一種または二種以上と、ヘヂマの液汁とを含有す
る化粧料について記載されている。また、特開昭５７−
７７６１０号公報には、ウリ科植物のメラニン産生抑制
作用について記載されている。

しかしながら、これら従来の美白化粧料は培養細胞によ
るｉｎ　ｖｉｔｒｏの実験ではメラニン産生抑制作用な
どを示すものの、実際の皮膚に適用した場合、充分な色
素沈着の消失もしくは淡色化などの効果は得られず、ま
た皮膚に対する刺激がある等の副作用があった。

本発明の目的は、優れた美白効果を有し、かつ皮膚に対
する刺激のない化粧料を提供することにある。

［課題を解決するための手段］本発明者らは、優れた美白化粧料を得るべく鋭意研究を
重ねた結果、ヘヂマ水にプラセンタエキス、リノール酸
、ビタミンＡなどの特定成分を加えることにより、その
ヂロシナーゼ活性阻害作用が強化されると共に、皮膚刺
激の少ない化粧料が得られることを知り、本発明を完成
するに至った。

すなわち、本発明は、ヘチマ水と；プラセンタエキス、
リノール酸およびその塩またはエステル、リノレン酸お
よびその塩またはエステル、トウキエキス、エイコサペ
ンタエン酸およびその塩またはそのエステル、ヘキサド
コザエン酸およびその塩またはエステル、パントテン酸
およびその塩またはエステル、ビタミンＡ１ビタミンＢ
１ヒタミンＥおよびその塩またはエステル、感光素２０
１号、感光素４０１号並びにコウジ酸およびその塩また
はエステルより選ばれた少なくとも１種の成分とを配合
したことを特徴とする美白化粧料を提供するものである
。

本発明で使用する「ヘヂマ」はウリ科（Ｃｕｃｕｒｂｉｔａｃｅａｅ）のＬｕｆｆａ　ｃｙｌ
ｉｎｄｒｉｃａ　Ｒｏｅｍである。本発明で使用するヘ
チマ水は、ヘチマの果実または茎から滲出する液ｔ（−
であり、公知の方法により採取することができる。

採取したヘヂマ水はそのまま放置すると、腐敗、菌の繁
殖等が生ずる。このため採取したヘヂマ水にエタノール
、バラオキン安息香酸エステルまたはその塩、安息香酸
またはその塩、ザリヂル酸またはその塩、ソルビン酸ま
たはその塩、デヒドロ酢酸またはその塩、イソプロピル
メチルフェノール、オルトフェニルフェノール、クレゾ
ール、フェノキンエタノールなどの防腐剤を適宜添加す
ることが望ましい。

本発明の化粧料中におけるｌ＼チマ水の配合量は、３〜
９９重量％、好ましくは、５〜９５重量％、さらに好ま
しくは５〜９０重量％である。

ヘヂマ水の配合量が３％未満であると皮膚の色素沈着の
消失、もしくは淡色化の効果が低く、方９９％を越える
と防腐剤、安定剤、保存剤の配合が制限されヘヂマ水の
保存安定性が低下し好ましくない。

本発明化粧料においてヘチマ水と共に配合される成分と
しては、プラセンタエキス、リノール酸およびその塩ま
たはエステル、リノレン酸およびその塩またはエステル
、トウキエキス、エイコサペンタエン酸およびその塩ま
たはエステル、ヘキザドコサエン酸およびその塩または
エステル、パントテン酸およびその塩またはエステル、
ビタミンＡ１　ビタミンＢ１　ビタミンＥおよびその塩
またはエステル、感光素２０１号、感光素４０１号、並
びにコウジ酸およびその塩またはエステルなどが挙げら
れる。これらは単独でまた併用して配合されてよい。

リノール酸の誘導体としては、リノール酸カリウム、リ
ノール酸ナトリウムなどの塩、およびリノール酸メチル
、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピルなどのエ
ステルが挙げられる。

リノレン酸としては、α−リノレン酸、γ−リルン酸が
挙げられ、その誘導体としてはα−リノレン酸ナトリウ
ムなどの塩、γ−リノレン酸エヂルなどのエステルが挙
げられる。

パントテン酸の誘導体としてはパントテン酸カルシウム
、パントテン酸ナトリウムなどの塩、バントテニルエチ
ルエーテル、アセチルパントテニルエチルエーテルなど
が挙げられる。

ビタミンＡ（レチノール）の誘導体としては、酢酸レチ
ノール、パルミチン酸レチノールなどのエステル、およ
びデヒドロレチノールなどが挙げられる。

ビタミンＥ　（ＤＬ−α−トコフェロール）の誘導体と
しては、酢酸ｄｆｆ−α−トコフェロール、リノール酸
ｄｆ！−ａ−トコフェロール、リノレン酸ｄρ−α−ト
コフェロールなどのエステルが挙げられる。

コウジ酸の誘導体としては、コウジ酸ナトリウムなどの
塩、コウジ酸エチルなどのエステルが挙げられる。

従来これら各成分とヘチマ水との併用により、皮膚に対
する美白効果が増強されることについては知られていな
い。

これら各成分とヘチマ水とを配合した化粧料についてそ
の色素沈着抑制作用を評価した結果をつぎに示す。

試験方法　Ｅｎｇｌｉｓｈ系茶色モルモットの背部を刺
毛し、紫外線（ＵＶ８強度：　Ｉ　Ｊ／ａｍ２）を照射
した。この操作を３日間繰り返し、その間後記第１表に
示す検体（試験例１〜２４）を紫外線照射部に塗布した
。ＩＯ日間放置後、以下に示す判定基準に従い、色素沈
着度を肉眼判定した。

二色素沈着なし ±　わずかな色素沈着＋　中等度の色素沈着＋＋：強度の色素沈着結果を第１表に示す。

？第１表より明らかなごとく、ヘチマ水とプラセンタエキ
スなどの成分とを併用した場合は、他の場合に比べて色
素沈着の顕著な淡色化が認められる。

これらヘヂマ水とともに本発明化粧料に配合される成分
の配合量は、各成分に応じて適宜調整される。グラセン
タエキス。リノール酸、リノレン酸、エイコサペンクエ
ン酸、ヘキザトコザエン酸およびこれらの塩またはエス
テルは、いずれも化粧料全量に対して００５〜５０重里
％、好ましくはＯＩ〜１０重量％重量％孔。トウキエキ
ス、コウジ酸およびその塩またはエステルは、いずれも
０．０５〜１０重量％、好ましくは０．１〜５重量％配
合する。また、パントテン酸およびその塩またはエステ
ルは、００１〜１０重量％、好ましくは０．１−１０重
量％配合する。ビタミンＡ１ヒタミンＢ１ビタミンＥは
、０．０１〜１０重量％、好ましくはＯＩ〜５重量％配
合する。感光素２０１号、感光素４０１号は、０．００
０１〜０５重量％、好ましくは０００１〜０１重量％配
合する。

これらヘヂマ水と共に本発明化粧料に配合される各成分
の量が前記範囲よりも少ないと充分な美白効果か得られ
ず、一方、上限を超えると皮膚刺激を生ずる。

本発明の美白化粧料は、公知の方法によりクリーム、乳
液、化粧水、パック、ファンデーション、エツセンスな
どの化粧料として調製される。また、本発明の化粧料に
は、その種類に応じ性能を損なわない範囲において、適
宜公知の成分を配合することができる。すなわち、本発
明の化粧料には」二記必須成分の他に、通常化粧料に用
いられ配合される成分、例えば、油分、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、界面活性剤、防腐剤、香料、水、アルコー
ル、増粘剤、色素等を必要に応じて適宜配合することが
できる。

［実施例］つぎに本発明を実施例にもとづきさらに具体的に説明す
る。配合量は全て重量％である。

実施例１（クリーム）成　　　　　分モノステアリン酸ソルヒタン自己乳化型モノステアリン酸グリセリンミリスヂン酸セ
ヂルミリスチン酸イソプロビルセタノールステアリン酸流動パラフィントリエタノールアミンパラオキシ安息香酸メチルパラオキシ安息香酸メチル１．３−ブヂレングリコールヘヂマ水エタノ−ルブラセンタエキストウキエキス香料精製水計配合量３、Ｏ３，０２，０２，００，４０，２０、＋６．０５．０＋０残部実施例２（乳液）成　　　　　分自己乳化型モノステアリン酸グリセリンステアリン酸セタノール流動パラフィンパルミヂン酸イソプロピルトリエタノールアミンポリオキシエチレンモノステアリン酸ソルビタン（２０Ｅ、Ｏ，）パラオキシ安息香酸エヂルプロピレングリコールヘヂマ水カルボキシビニルポリマーリノール酸感光素４０１号香料精製水計醋命気３、Ｏ１，００，３０，３５，００，３３，０残部実施例３（化粧水）（４，０Ｅ、０．）エタノール香料感光素２０１号ｌ　３−ブヂレングリコールクエン酸クエン酸ナトリウムｄｌ−ピロリドンカルボン酸ナトリウムヘヂマ水プラセンタエキス精製水計０．１５．００．２７０．０残部実施例４（パック）成　　　　　分ポリビニルアルコールエタノール酊税斑１５．０プロピレングリコールオキシエチレン（２０Ｅ、０．）セチルエーテル香料ヘヂマ水コウジ酸酸化チタンタルクリノール酸エチル精製水計０、＋５５０．０２．０１．０残部実施例５（化粧用エツセンス）成　　　　　分エイコサベンクエン酸エチルグリセリンエタノールポリオギソエヂレン硬化ヒマン１ＩＩ（６０Ｅ、Ｏ）パラオキシ安息香酸エチル酊命鳳１．０１５．０ ■ ヘヂマ水香料カルホキノビニルポリマートリエタノールアミン精製水計残部実施例６（パウダー）成　　　　　分へギサドコザエン酸デキストリンタルクステアリン酸デカグリセリル酊今爪１．０実施例７（バンク）成　　　　　分パントテン酸カルシウムヘヂマ水酢酸ヒニル・スヂレン共重合体ポリビニルアルコール酊命欺ソルビット酸化チタンカオリンエタノール香料パラオキシ安息香酸メチル精製水計５．０８．０残部実施例８（乳液）成　　　　　分酢酸レヂノールヘチマ水流動パラフィンワセリンミツロウセスキオレイン酸ソルビタンポリオキシエチレンオレイルエーテル（２０Ｅ、Ｏ）パラオキシ安息香酸エチル酪合回７０．０２．００．３プロピレングリコールカルボキノビニルポリマ水酸化カリウム香料精製水計０．１残部実施例９（クリーム）成　　　　　分リノール酸トコフェロールザラシミツロウセタノールステアリン酸ミリスヂン酸イソプロピルラノリン流動パラフィン自己乳化型モノステアリン酸グリセリルモノステアリン
酸ポリオキンエチレンソルビタン（２０Ｅ、Ｏ）パラオキシ安息香酸プロピル醋命爪１．０２．０３．０１．８パラオキシ安息香酸メチルプロピレングリコールヘチマ水香料精製水計残部実施例１０（化粧水）成　　　　　分塩酸ピリドキシングリセリンエタノールポリオキンエチレン硬化ヒマン浦（４，０Ｅ、Ｏ）パラオキシ安息香酸メチルクエン酸クエン酸ナトリウムｄＱ−ピロリドンカルボン酸ナトリウム精製水計醋命Ｕ４．０１０．０ θ　０５１．０残部実施例１〜ＩＯの化粧料は、いずれも優れた美白効果を
有していた。

［発明の効果］本発明の美白化粧料は優れた美白効果を有し、かつ皮膚
に対する刺激がない。

特許出願人　ザンスター株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

　ヘチマ水と；プラセンタエキス、リノール酸およびそ
の塩またはエステル、リノレン酸およびその塩またはエ
ステル、トウキエキス、エイコサペンタエン酸およびそ
の塩またはエステル、ヘキサドコサエン酸およびその塩
またはエステル、パントテン酸およびその塩またはエス
テル、ビタミンＡ、ビタミンＢ、ビタミンＥおよびその
塩またはエステル、感光素２０１号、感光素４０１号並
びにコウジ酸およびその塩またはエステルより選ばれた
少なくとも１種の成分とを配合したことを特徴とする美
白化粧料。