JPH04265773A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はインクシートを用いて記
録を行う記録装置に関し、更に詳しくは前記インクシー
トを安定して搬送することが可能な記録装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】今日、情報処理システムの発達に伴い、
種々の情報処理機器が開発されている。これら機器のう
ち、ファクシミリ装置やプリンタ等の記録装置はオフィ
スのみならず、一般家庭においても広く使用されるよう
になっている。

【０００３】これらファクシミリ装置等にあっては小型
化を容易にするために、加熱により発色する感熱シート
を使用した所謂感熱記録方式が一般的に使用されている
が、近年ではインクシートを使用した所謂熱転写記録方
式に係るファクシミリ装置も開発されている。これは図
６に示すようにベースフィルムにインクを塗布したイン
クシート５０を供給リール５１及び巻取リール５２に巻
き付けて装置本体に装填する。そして記録に際しては巻
取リール５２を駆動回転してインクシート５０を巻き取
り搬送すると共に、記録シート５３をプラテンローラ５
４で搬送し、記録ヘッド５５を画信号に応じて発熱させ
ることによって記録を行うものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前記の如くインクシー
ト５０を搬送する構成にあっては以下の如き課題がある
。 ■巻取リール５２のロール径は、インクシート５０を巻
き取るに従って大きくなり、巻取リール５２を回転させ
る駆動モータにかかる負荷が大きくなる。従って、前記
負荷の増大を考慮した高駆動トルクを有するモータを使
用すると、使用初期の巻取ロール径が小さいときは、搬
送負荷が小さいにも関わらずモータトルクが大きいため
に、トルク過剰となって装置の騒音や振動等が発生し易
くなる。また高駆動トルクのモータは装置のコストアッ
プや大型化の原因となってしまう。

【０００５】■更にインクシート５０のベースフィルム
は極薄の材質、例えば６μｍ程度のポリエステルフィル
ムによって構成されているために、必要以上のトルクで
引っ張られると、巻取リール５２と記録位置Ｐとの間で
インクシート５０に伸びが生じてしまう。そのため記録
位置Ｐでインクシート５０が正確に送られなくなり、記
録品位が低下してしまう等の課題がある。

【０００６】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、インクシートを安定して搬送
することにより高品位の記録を行うことが可能な記録装
置を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明に係る代表的な手段は、インクシートを搬送し
て記録媒体に記録を行う記録装置に於いて、前記インク
シートを巻き取るための巻取部材と、前記巻取部材に巻
き取られるインクシートに作用して前記記録媒体に記録
を行うための記録手段と、前記記録手段と前記巻取部材
との間のインクシートに当接し、前記インクシートに搬
送力を付与するための補助搬送回転体と、前記補助搬送
回転体を前記インクシートの搬送速度よりも速い速度で
回転させるよう駆動伝達するための駆動手段とを設けた
ことを特徴としてなる。また前記駆動手段による駆動力
をトルクリミッタを介して前記補助搬送回転体に伝達す
ることを特徴としてなる。

【０００８】

【作用】前記手段にあっては、インクシートに対する搬
送力は、補助搬送回転体からも付与されるため、巻取部
材による巻取ロール径の変化による影響が少なくなり、
インクシートの搬送が安定するようになる。

【０００９】

【実施例】次に前記手段を適用した記録装置の一実施例
について説明する。

【００１０】この実施例に係る記録装置はファクシミリ
装置の記録系として構成されており、図１はインクシー
ト搬送構成及び記録シート搬送構成の説明図であり、図
２はファクシミリ装置の全体構成説明図である。

【００１１】（ファクシミリ全体説明）先ず、図２によ
りファクシミリ装置の全体構成を説明する。このファク
シミリ装置は図２に示すように記録装置としての記録系
Ａと、原稿に記載された画像を読み取るための読取系Ｂ
とによって構成されている。

【００１２】記録系Ａは他機から伝送された画信号、或
いは後述する読取系Ｂから伝送された画信号に応じて記
録シート１に画像を記録するものである。即ち、重合し
た記録シート１とインクシート２とを記録手段３を構成
する記録ヘッド３ａによってプラテンローラ３ｂ側に押
圧し、プラテンローラ３ｂを図１の矢印方向へ駆動回転
させることで記録シート１を矢印ａ方向へ搬送すると共
に、後述するインクシート搬送手段によってインクシー
ト２を矢印ｂ方向へ搬送する。前記記録シート１及びイ
ンクシート２の搬送と同期して記録ヘッド３ａを画信号
に応じて発熱させてインクシート２に塗布したインクを
溶融（昇華を含む、以下同じ）させ、溶融したインクを
記録シート１に転写して画像を形成するものである。

【００１３】そして所定の画像を形成した記録シート１
を更に矢印ａ方向に搬送し、カッター４によって切断し
た後、排出ローラ対５ａ，５ｂによって搬送して装置外
へ排出する。

【００１４】前記記録シート１は、装置本体６に設けた
ロールホルダー７に収納されており、このロールホルダ
ー７及びプラテンローラ３ｂ、カッター４、更には排出
ローラ対５ｂは夫々装置本体６に設けられている。

【００１５】一方、読取系Ｂは原稿８に光を照射してそ
の反射光を電気信号に変換し、この信号を操作モードに
応じて他機に伝送し、或いは自己の記録系Ａに伝送する
ものである。即ち、記録カバー９の上面に形成された原
稿載置台９ａに原稿８を複数枚載置し、この原稿８を予
備搬送ローラ１０ａ及び押圧片１０ｂで予備搬送すると
共に、分離ローラ１１ａ及びこれに圧接する圧接片１１
ｂによって一枚ずつ分離給送し、その原稿８を搬送ロー
ラ対１２ａ，１２ｂ及び排出ローラ対１３ａ，１３ｂに
よって搬送して排出トレイ１４へ排出するように構成し
ている。そして前記原稿８が搬送される間に光源１５か
ら原稿面に光照射し、その反射光をミラー１６及びレン
ズ１７を介してＣＣＤ等の光電変換素子１８に至らせ、
その画信号をコピーモードの場合には自己の記録系に伝
送し、送信モードの場合は他機の記録系に伝送する。次
に上記記録系Ａの各部の構成について具体的に説明する
。

【００１６】（記録シート）記録シート１としては、普
通紙やプラスチックシート等及びその他の材質であって
、インクを転写し得るものを用いることが可能である。 本実施例では、Ｂ４サイズ幅又はＡ４サイズ幅の長尺状
の普通紙を記録シート１として用いる。そして記録シー
ト１をロール状に巻いたシートロール１ａを装置本体６
の所定位置（図２の略中央）に設けたロールホルダー７
に収納している。

【００１７】また本実施例ではランニングコストの低減
を図るために記録シート１の搬送速度よりも、インクシ
ート２の搬送速度を遅くして記録を行う所謂マルチプリ
ント方式を採用している。このマルチプリント方式は、
記録時に於ける記録シート１の搬送長さＬよりも、イン
クシート２の搬送長さｌを短く、（Ｌ／ｌ＝ｎ＞１）と
して記録を行うものである。このようにすると、記録シ
ート１とインクシート２の搬送長さを同じにした従来の
記録方式（Ｌ／ｌ＝１）に比べてインクシート２の使用
効率をｎ倍にすることが出来る。

【００１８】（インクシート）インクシート２は前述し
た如くマルチプリントを行うために、同一部分でｎ回分
のインク転写が可能となるように構成している。そのた
め、本実施例ではインクシート２を図３に示すように第
１層の耐熱コート層２ａ、第２層のベースフィルム層２
ｂ、第３層のインク層２ｃ、第４層のトップコーティン
グ層２ｄの４層で構成してなる。前記耐熱コート層２ａ
は記録ヘッド３ａの熱からベースフィルム層２ｂを保護
するものであり、ベースフィルム層２ｂはインクシート
２の支持体となるものである。またインク層２ｃは記録
シート１にｎ回分の転写が可能な量のインクを含有した
層である。このインク成分は、接着剤としてのＥＶＡ等
の樹脂、着色のためのカーボンブラックやニグロシン染
料、バインディング材としてのカルナバワックス、パラ
フィンワックス等を主成分として同一箇所でｎ回の使用
に耐えるように配合されている。またトップコーティン
グ層２ｄは記録しない部分で記録シート１に前記インク
層が圧力転写されるのを防止するためのものであり、一
般に透明なワックス等で構成されている。

【００１９】尚、インクシート２の構成はこの実施例の
ものに限定されるものでなく、例えば支持体となるベー
ス層及びベース層の片側に設けられたインクが含有され
た多孔性インク保持層とからなるものでも良く、またベ
ースフィルム上に微細多孔質網状構造を有する耐熱性イ
ンク層を設け、そのインク層内にインクを含有させたも
のでも良い。前記インクシート２は供給リール１９及び
巻取リール２０に巻き付けられ、これを装置本体６に装
填するものである。

【００２０】（インクシート巻取手段）前記巻取リール
２０の一端にはリールギヤ２０ａが取り付けられ、巻取
リール２０を装置本体６に装填すると、図１に示すよう
に前記リールギヤ２０ａがインクシートモータ２１のモ
ータギヤ２１ａと噛合する。従って、記録時にインクシ
ートモータ２１が図１の矢印ｃ方向へ駆動回転すると、
巻取リール２０が回転してインクシート２を供給リール
１９から引き出すと共に、矢印ｂ方向へ搬送しつつ巻取
リール２０に巻き取るものである。

【００２１】（補助ローラ）前記の如く搬送されるイン
クシート２には補助搬送回転体である補助ローラ２２に
よって補助的な搬送力が付与される。この補助ローラ２
２は、図１及び図２に示すようにインクシート２の搬送
経路に於ける記録手段３と巻取リール２０との間であっ
て、記録手段３の近傍に配設されており、この補助ロー
ラ２２に対してピンチローラ２３が図示しないバネ等に
より圧接するように構成されている。そしてインクシー
ト２をセットすると、前記補助ローラ２２がインクシー
ト２のベースフィルム２ｂ側に接触すると共に、ピンチ
ローラ２３がインク層２ｃ側に接触し、補助ローラ２２
の駆動回転によってインクシート２に搬送力を付与する
ものである。前記補助ローラ２２は図１に示すようにロ
ーラ軸２２ａにクロロプレンゴム等の高摩擦材で構成し
たローラ部２２ｂが形成されており、このローラ部２２
ｂはインクシート２に対してスリップしないようになっ
ている。

【００２２】（補助ローラ駆動手段）前記補助ローラ２
２へは前記インクシートモータ２１の駆動力がトルクリ
ミッタ２４を介して伝達されるものであり、インクシー
トモータ２１の駆動力は所定トルク以上は伝達されない
ようになっている。

【００２３】ここで本実施例で用いているトルクリミッ
タ２４の構成について説明すると、図４（ａ）の分解図
及び図４（ｂ）の断面図に示すように、Ｄカット嵌合部
２４ａ１を有する軸部２４ａにスプリングバネ２４ｂが
締めつけるように取り付けられ、このバネ２４ｂにフッ
ク部２４ｂ１が形成されている。そして前記バネ２４ｂ
を取り付けた軸部２４ａにギヤ２５を遊嵌すると共に、
この軸部２４ａを鍔２４ｃの貫通孔２４ｃ１に挿通し、
Ｅリング２４ｄ，２４ｅを軸部２４ａの端部に取り付け
て抜け止めする。このとき前記スプリングバネ２４ｂの
フック部２４ｂ１がギヤ２５に形成した凹部２５ａに係
止するように取り付ける。更に前記鍔２４ｃを中空状の
補助ローラ２２のローラ軸２２ａに嵌入し、鍔２４ｃの
外周部に突設した凸部２４ｃ２をローラ軸２２ａの端部
に形成したコ字形溝２２ａ１に嵌入係止して取り付ける
。

【００２４】前記構成に於いて、図１に示すようにイン
クシートモータ２１が矢印ｃ方向（巻取リール２０がイ
ンクシート２を巻き取る方向）に回転すると、モータギ
ヤ２１ａと噛合したギヤ２５が矢印ｄに回転し、このと
き軸部２４ａを締めつけているスプリングバネ２４ｂは
ゆるみ方向に回転力を受け、軸部２４ａの外周とスプリ
ングバネ２４ｂの内周との間に摩擦負荷が発生する。こ
の摩擦負荷を受けて補助ローラ２２が図４（ａ）の矢印
ｅ方向にに回転してインクシート２に搬送力を付与する
ものである。前記スプリングバネ２４ｂは所定以上のト
ルクを受けると軸部２４ａの外周を前記所定トルクを付
与しながら滑る。従って、補助ローラ２２は常に一定の
トルクで回転力が付与されるものである。

【００２５】前記トルクリミッタ２４を介して補助ロー
ラ２２に伝達されるトルク値、即ちインクシートの搬送
力は、記録位置Ｐに於けるインクシート２の搬送抵抗力
（記録ヘッド３ａとプラテンローラ３ｂとによるインク
シート２の挟持力）よりも小さくなるように設定されて
いる。また前記補助ローラ２２へ伝達される回転周速度
は、巻取リール２０に伝達される回転周速度よりも常に
速くなるように、前記ギヤ２０ａ，２１ａ，２５のギヤ
比が設定されている。尚、このように設定しても補助ロ
ーラ２２とインクシート２との摩擦負荷により、トルク
リミッタ２４に滑りが生じ、補助ローラ２２の回転周速
度は巻取リール２０によって巻き取られるインクシート
２の搬送速度と同じになる。

【００２６】（記録手段）次に記録手段３について説明
する。本実施例で用いている記録ヘッド３ａは通電によ
り発熱する複数の発熱素子を一列に配列したライン型の
サーマルヘッドであり、図２に示すように記録カバー９
に設けたヘッド支持部３ｃに揺動可能に取り付けられて
いる。また記録ヘッド３ａは、該ヘッド３ａと記録カバ
ー９との間に配設されたバネ３ｄによってプラテンロー
ラ３ｂ側に付勢されている。そしてこの付勢力によって
、重合した記録シート１とインクシート２とをプラテン
ローラ３ｂ側に圧接している。

【００２７】また装置本体６に回動可能に取り付けられ
たプラテンローラ３ｂの軸部には、図１に示す如くプラ
テンギヤ２６が固着されている。このギヤ２６はプラテ
ンモータ２７のモータギヤ２７ａと噛合しており、該モ
ーター２７の駆動によりプラテンローラ３ｂが駆動回転
して記録シート１を搬送するものである。

【００２８】（記録動作）次に前記構成の装置に於ける
記録動作について説明する。記録開始信号を入力すると
、インクシートモータ２１、プラテンモータ２７がそれ
ぞれ駆動すると共に記録ヘッド３ａが駆動して記録シー
ト１へ記録を行う。即ち、プラテンローラ３ｂの回転に
よって記録シート１を図２の矢印ａ方向へ搬送すると同
時に、巻取リール２０の回転によってインクシート２を
矢印ｂ方向へ搬送し、この搬送動作に同期して記録ヘッ
ド３ａを画信号に応じて発熱させて記録を行う。本実施
例の記録手段３はマルチプリント方式であり、前記記録
動作にあっては記録シート１ライン分の画像を形成する
毎にインクシート２を１／ｎライン分だけ搬送して記録
を行う。これによってインクシート２の消費量が節約さ
れる。

【００２９】これを具体的に説明すると、図５に示すよ
うにプラテンローラ３ｂと記録ヘッド３ａとの間には記
録シート１とインクシート２とが所定圧で挟持されてい
る。この記録シート１は矢印ａ方向へ速度Ｖで搬送され
、インクシート２は矢印ｂ方向へ速度Ｖ／ｎで搬送され
る。尚、インクシート２は停止している状態をも取り得
る。

【００３０】前記状態で記録ヘッド３ａの発熱体３ａ１
が通電発熱すると、図５に於けるインクシート２の斜線
部分２ｅで示す部分が加熱される。この加熱されたイン
ク層２ｃのインクは溶融し、そのうち２ｃ１で示す部分
が記録シート１に転写される。この転写されるインク層
部分２ｃ１はインク層２ｃの略１／ｎに相当している。

【００３１】前記転写時に於いて、インク層２ｃの境界
線２ｃ２でインクに対する剪断力を生じさせ、インク層
部分２ｃ１だけを記録シート１に転写する必要がある。 しかしながら、前記剪断力はインク層の温度により異な
り、インク層の温度が低いほど大きくなる傾向にある。 従って、インクシート２の加熱時間を短くすると、イン
ク層内での剪断力が大きく必要となる。このときインク
シート２と記録シート１との相対速度を大きくすると、
前記剪断力が大きくなり、転写すべきインク層をインク
シート２から確実に剥離させることが出来る。

【００３２】この実施例によれば、記録ヘッド３ａの加
熱時間が約　０．６ｍｓと短いため、前記の如くインク
シート２の搬送方向と記録シート１の搬送方向とを逆方
向にすることによりインクシート２と記録シート１との
相対速度を上げるようにしている。

【００３３】前記の如くインクシート２を１／ｎライン
毎に搬送するために、インクシート２の搬送は安定する
ことが望ましい。この点、本実施例では前述した如くイ
ンクシート２への搬送力は巻取リール２０の回転のみな
らず、補助ローラ２２によっても付与される。このため
巻取ロール径が大きくなっても、インクシートモータ２
１が巻取リール２０を回転させるためのトルク負荷は従
来の如く大きく必要としない。従って、インクシートモ
ータ２１として小型のモータを用いることが出来、且つ
インクシート２の搬送は巻取ロール径の変化に影響され
ることが少ない。また補助ローラ２２は記録手段３の近
傍に配設されているために、記録位置Ｐに於いてはイン
クシート２の伸びの影響が少ない。このためインクシー
ト２が安定して搬送されるものである。

【００３４】〔他の実施例〕次に前述した記録装置に於
ける各部の他の実施例について説明する。前述した実施
例では記録シート１とインクシート２とを逆方向へ搬送
して記録を行うマルチプリント方式を例示したが、ワン
タイムインクシートを用い、記録シートとインクシート
とを同一方向へ搬送して記録を行うワンタイムプリント
方式であっても当然可能である。

【００３５】また前述した実施例ではトルクリミッタ２
４として補助ローラ軸２２ａに内蔵する構成のものを示
したが、トルクリミッタはこれに限定する必要はなく、
例えば圧接した摩擦板が一定以上のトルクによってスリ
ップすることにより、一定トルクを伝達する構成のトル
クリミッタ等、種々のものを使用し得る。

【００３６】更に補助ローラ２２に於けるローラ部２２
ｂの材質として、インクシート２に対して一定トルク以
上で回転する場合にスリップする摩擦係数のものを使用
するようにすれば、前述した実施例のようにトルクリミ
ッタ２４を用いなくても良い。

【００３７】更に前述した実施例では補助ローラ２２は
ピンチローラ２３とでインクシート２を挟持するように
した例を示したが、補助ローラ２２に於けるローラ部２
２ｂとして高摩擦係数の材質（例えばインクシート２に
対する摩擦係数　２．６程度のシリコンゴム等）を用い
、且つこのローラ部２２ｂがインクシート２に対して充
分な巻付角をもって接触するようにすれば、ピンチロー
ラ２３はなくても良い。

【００３８】

【発明の効果】本発明は前述した如く、巻取部材に巻き
取られるインクシートに対し、補助搬送回転体によって
搬送力を付与することにより、巻取部材による巻取ロー
ル径の変化による影響を少なくし、インクシートを安定
して搬送することが出来る。これによって高品位の記録
を行うことが出来るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係るインクシート搬送手段
の斜視説明図である。

【図２】前記インクシート搬送手段を用いたファクシミ
リ装置の構成説明図である。

【図３】インクシートの断面説明図である。

【図４】トルクリミッタの構成説明図である。

【図５】記録原理の説明図である。

【図６】従来技術の説明図である。

【符号の説明】

Ａ　　　　　　　　　　記録系 Ｂ　　　　　　　　　　読取系 Ｃ　　　　　　　　　　操作パネル １　　　　　　　　　　記録シート ２　　　　　　　　　　インクシート ３　　　　　　　　　　記録手段 ３ａ　　　　　　　　記録ヘッド ３ｂ　　　　　　　　プラテンローラ ４　　　　　　　　　　カッター ５ａ，５ｂ　　排出ローラ ６　　　　　　　　　　装置本体 ７　　　　　　　　　　ロールホルダー９　　　　　　
　　　　記録カバー １９　　　　　　　　　　供給リール ２０　　　　　　　　　　巻取リール ２１　　　　　　　　　　インクシートモータ２２　　
　　　　　　　　補助ローラ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　インクシートを搬送して記録媒体に記
   録を行う記録装置に於いて、前記インクシートを巻き取
   るための巻取部材と、前記巻取部材に巻き取られるイン
   クシートに作用して前記記録媒体に記録を行うための記
   録手段と、前記記録手段と前記巻取部材との間のインク
   シートに当接し、前記インクシートに搬送力を付与する
   ための補助搬送回転体と、前記補助搬送回転体を前記イ
   ンクシートの搬送速度よりも速い速度で回転させるよう
   駆動伝達するための駆動手段と、を有する記録装置。
2. 【請求項２】　　前記駆動手段による駆動力をトルクリ
   ミッタを介して前記補助搬送回転体に伝達するよう構成
   した請求項１記載の記録装置。
3. 【請求項３】　　前記トルクリミッタを介して前記補助
   搬送回転体に伝達される搬送力は、前記記録手段で生ず
   るインクシート搬送抵抗よりも小さいことを特徴とする
   請求項２記載の記録装置。