JPH0426491B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は表示画面認識装置に関し、特にTSS
方式で運用される情報処理システムにおいて画面
表示装置に接続して用いられ、利用者プログラム
から送られてきた同一の画面表示要求に対し、デ
イスプレー型端末装置の型式および端末利用者が
設定するセツシヨンの表示モードを認識し、該当
する表示モードの画面オプジエクトを格納媒体よ
り取り出し端末装置に表示させる表示画面認識装
置に関する。

〔従来の技術〕

TSS方式の情報処理システムにおける各端末
装置への画面表示処理は、第３図に示すように、
従来、画面表示装置３が利用者プログラム２から
渡された画面識別情報をキーとして画面オブジエ
クト格納媒体４から画面オブジエクトを取り出
し、これをデイスプレー型端末装置５へ送出する
ことによつて行われている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来の画面表示装置のみでは、単に指
定された画面オブジエクトを格納媒体より取り出
し、これをデイスプレー型端末装置へ送出するの
みであるから、利用者プログラムは同一内容のも
のであつても端末の表示条件（英字，日本語の相
異）によつて指定を行わねばならないという問題
点がある。本発明の目的は、端末利用者の使用す
るデイスプレー型端末の型式や端末利用者の設定
したセツシヨンの表示モードなどの情報により、
格納媒体より取り出すべき画面オブジエクトを動
的に変更することにより、利用者プログラムの構
造を簡易化できる表示画面認識装置を提供するこ
とである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の表示画面認識装置は、画面表示装置に
接続して使用され、端末利用者の使用しているデ
イスプレー型端末装置の型式を識別する端末識別
手段と、端末利用者の設定したセツシヨンの表示
モードを識別するセツシヨン識別手段と、利用者
プログラムから送られてきた画面識別情報を変更
する識別情報変更手段と、これらを制御する制御
手段とを備え、前記端末識別手段および前記セツ
シヨン識別手段の識別結果に基いて前記識別情報
変更手段により変更された画面識別情報を前記画
面表示装置に渡すように構成されている。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して詳細に説
明する。第１図は本発明の一実施例のブロツク
図、第２図はその動作の詳細を示すフローチヤー
トである。第１図に示すように、本発明の表示画
面認識装置１は、画面表示装置３に接続して用い
られ、主制御部６，端末識別部７，セツシヨン識
別部８，識別情報変換部９から構成されている。
画面表示装置３は、表示すべき画面の画面識別情
報を受け取るとこれをキーとして画面オブジエク
ト格納媒体４から該当する画面オブジエクトを取
り出し、これをデイスプレー型端末装置５へ送出
する従来の画面表示装置である。画面オブジエク
ト格納媒体４には、あらかじめ、デイスプレー型
端末装置の型式やセツシヨンの表示モードに合わ
せた画面オブジエクトがそれぞれ画面識別情報で
区別できるように格納されている。端末識別部７
はオペレーシヨンシステムからの情報により端末
利用者の使用するデイスプレー型端末装置５の型
式を知り、日本語表示が可能な端末装置か否かを
判断する判断機能を有し、セツシヨン識別部８は
オペレーシヨンシステムからの情報より端末利用
者のセツシヨンの表示モードを認識する部分であ
る。セツシヨンの表示モードは端末利用者ごとに
設定され、(1)標準形式（英文字）で表示をする
か、(2)日本語で表示をするか，(3)端末の型式に依
存するかを規定するものである。識別情報変更部
９は、上記２つの情報により利用者プログラム２
から与えられた画面識別情報を変更する部分、主
制御部６はこれらを制御する制御部である。

次に第２図を参照してその動作を詳細に説明す
る。利用者プログラムから画面表示指示を受ける
と、(i)端末識別部７より使用しているデイスプレ
ー型端末装置５が日本語表示が可能か否かを判断
し、可能であればセツシヨンの表示モードの判断
(ii)に移る。日本語表示が不可能な場合には、(iii)利
用者プログラム２より渡された画面識別情報をそ
のままパラメータとして指定し画面表示装置３に
制御を移す。デイスプレー型端末装置５が日本語
表示の可能なものであれば、(ii)セツシヨン識別部
８により端末利用者のセツシヨンの表示モードを
知る。表示モードには、前述したように以下の３
種類(1)標準モード，(2)日本語モード，(3)端末型式
依存モードがあるが、このうち(2)および(3)の場合
には日本語用画面を表示するため、(iv)利用者プロ
グラム２から渡された画面識別情報を識別情報変
更部９で日本語を示す情報を付加した画面識別情
報に変更し、変更された画面識別情報をパラメー
タとして画面表示装置３に制御を移す。画面表示
装置３の処理が終了すると、画面認識装置の処理
も終了し利用者プログラム２に制御を戻す。ただ
し、(v)画面表示装置３から変更された画面識別情
報を持つ画面オブジエクトが存在しない旨の通知
とともに制御が戻つてきた場合は、標準の画面を
表示させるために利用者プログラム２から渡され
た画面識別情報をパラメータとして再び画面表示
装置３に制御を移す。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、デイス
プレー型端末装置の型式や端末利用者のセツシヨ
ンの表示モードを利用者プログラムが何も意識し
なくても、表示すべき画面を自動的に振り分ける
ことができるで、利用者プログラムの構造が著し
く容易になるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第２図は第１図の動作を示すフローチヤート、第
３図は従来の画面表示装置の使用例を示すブロツ
ク図である。 １……表示画面認識装置、２……利用者プログ
ラム、３……画面表示装置、４……画面オブジエ
クト格納媒体、５……デイスプレー型端末装置、
６……主制御部、７……端末識別部、８……セツ
シヨン識別部、９……識別情報変更部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 画面表示装置に接続して使用され、端末利用
   者の使用しているデイスプレー型端末装置の型式
   を識別する端末識別手段と、端末利用者の設定し
   たセツシヨンの表示モードを識別するセツシヨン
   識別手段と、利用者プログラムから送られてきた
   画面識別情報を変更する識別情報変更手段と、こ
   れらを制御する制御手段とを備え、前記端末識別
   手段および前記セツシヨン識別手段の識別結果に
   基いて前記識別情報変更手段により変更された画
   面識別情報を前記画面表示装置に渡すよう構成さ
   れたことを特徴とする表示画面認識装置。