JPH04264890A - テレビ会議システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、テレビカメラ駆動装置
を有するテレビ会議システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】図２は従来のテレビ会議システムの一例
を示すブロック図で、会議出席者Ｓ１からＳｎの中で出
席者Ｓ３が発言する場合について述べる。会議の司会者
は、テレビカメラ９の向きを移動することにより出席者
Ｓ３の映像を撮影しようとする。司会者は、テレビカメ
ラ操作盤５上に設けられている出席者分のボタンのうち
の出席者Ｓ３に該当するボタンＢを押す。ボタンＢ３が
押されるとテレビカメラ操作盤５より、ボタンＢ３が押
された信号がテレビカメラ位置制御装置３に送られる。 ボタンＢ３からの信号を受け取るとテレビカメラ位置制
御装置３は、ボタンＢ３と出席者Ｓ３の関係より予め記
憶装置４に記憶されている出席者Ｓ３を映し出すための
テレビカメラ９の移動方向と移動量を導きだしてテレビ
カメラ駆動装置７に送る。テレビカメラ駆動装置７は移
動方向と移動量を受け取ると台座８と共にテレビカメラ
９の撮影箇所を出席者Ｓ３まで移動させて、テレビカメ
ラ９は出席者Ｓ３を撮影する。そして出席者Ｓ３の映像
は伝送装置１４を通り回線を介して、相手先のテレビ会
議システムのモニタに映し出されることとなる。

【０００３】以上がシステム全体の運用方法であるが、
従来は記憶装置４に各出席者を映し出すための各々の移
動方向と移動量を記憶させる方法として以下の方法を実
施していた。 （１）出席者の座席位置にテレビカメラ操作盤５により
テレビカメラ９を移動させる。その時のテレビカメラ９
の移動方向と移動量を検出する。 （２）検出した値を記憶装置４に記憶させる。 （３）次の座席位置にテレビカメラを移動させて（１）
（２）と同じ処理を行う。 （４）上記の（１）〜（３）を出席者の人数分だけ行う
。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来、テレビ会議シス
テムでは、複数の出席者の中の座席位置を記憶させて置
く場合において、座席位置をテレビカメラで撮影して映
し出された映像をモニタで確認しながら、操作盤より手
動でテレビカメラを操作して、テレビカメラの移動方向
と移動量を記憶させなければならない。そのために、出
席者の人数や会議室の座席の配置が変更になるとその度
にテレビカメラの映し出す座席位置を改めて記憶させな
ければならず、人手と時間と面倒な操作が必要であると
言った問題点があった。

【０００５】それ故に本発明の課題は、会議室の座席位
置の変更や出席者数の増減への対応性に優れたテレビ会
議システムを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】複数の出席者の中の発言
者の映像をテレビカメラによって撮影し、回線を介して
相手先に送出して、相手先では受け取った発言者の映像
をモニタに映し出す事によって双方向の会議を進行させ
ていくテレビ会議システムにおいて、本発明は、発言者
を撮影するテレビカメラと、前記テレビカメラを台座に
固定して前記台座を駆動させることにより前記ビデオカ
メラの撮影箇所を移動させることができるビデオカメラ
駆動装置と、前記複数の出席者に対応するように机上に
置かれた複数のマイクロホンと、前記テレビカメラに固
定されて撮影箇所と同方向に一定の信号音を拡声するこ
とができるスピーカと、前記テレビカメラの移動方向と
移動量を書き込んだり読み出したりできる記憶装置と、
前記複数のマイクロホンからの信号を入力して各々の音
圧レベルを検出するとともに前記記憶装置に予め記憶さ
れている前記テレビカメラの移動方向と移動量を出力す
るテレビカメラ位置制御装置と、前記テレビカメラ位置
制御装置からの移動方向と移動量に従ってテレビカメラ
の撮影箇所を移動させることができるテレビカメラ駆動
装置とを有することを特徴とする。

【０００７】

【実施例】次に本発明について図面を参照して説明する
。図１は、本発明の一実施例によるテレビ会議システム
を示すブロック図である。図に附されている番号で図２
と同じ機能のものについては同一番号としている。図３
は、本発明の図１のテレビカメラ位置制御装置３の詳細
を示したブロック図のうちのマイクロホンの個数分だけ
比較検出部２１を設けたものである。図４は、図３にラ
イン切換部２２を設けることにより各マイクロホン毎の
比較検出部２１を共用して１つにしたものである。

【０００８】出席者各々には座席位置Ｐ１〜Ｐｎが割り
付けられていて、座席位置Ｐ１〜Ｐｎとマイクロホンの
設置場所Ｍ１〜Ｍｎがそれぞれ対応しているものとする
。座席位置Ｐ３を映し出す出すためのテレビカメラ９の
移動方向と移動量を記憶装置４に記憶させる方法を考え
てみる。まず始めに各マイクロホンＭ１〜Ｍｎの感度レ
ベルをすべて等しくして置く必要がある。 （１）テレビカメラ９を会議卓１に向かって、一番右側
へ向ける。 （２）テレビカメラ９に固定されたスピーカ１１より、
一定の信号音を出力する。 この信号音は、周囲の雑音に紛れる事なくマイクロホン
Ｍ１〜Ｍｎに受信されればどのような信号音でも問題は
ない。 （３）テレビカメラ９を徐々に左方向へ回転させながら
マイクロホンＭ１の音圧レベルを検出して音圧レベルが
最大値と成った時点で、テレビカメラ９の移動方向と移
動量を記憶装置４に記憶する。このときのマイクロホン
Ｍ１の設置場所と出席者Ｓ１の座席位置Ｐ１が対応して
いるためにテレビカメラ９の撮影位置が出席者Ｓ１を映
し出す位置であり、テレビカメラ９の移動方向と移動量
が座席位置Ｐ１の値として記憶装置４に記憶されること
となる。 （４）続いて、現在の位置からテレビカメラ９を徐々に
左方向に回転しながらマイクロホンＭ２の音圧レベルを
検出して、座席位置Ｐ２を映し出すための移動方向と移
動量を記憶装置４に記憶させる。 （５）同様にしてＰ３〜Ｐｎまでの座席位置を映し出す
ためのテレビカメラ９の移動方向と移動量を記憶装置４
に記憶させる。Ｐｎまでの座席位置を記憶し終わったな
らスピーカ１１からの出力を停止する。

【０００９】実施例（１）〜（５）の詳細を図１と図３
を使用して説明する。まず制御部１５は、音源開閉部１
９を閉じることにより音源２０からの信号音をスピーカ
１１へ出力させる。同時に第一の制御部１５は、移動方
向と移動量を徐々に変化させながらテレビカメラ駆動装
置７に送る。これによりテレビカメラ９は徐々に左方向
に回転することとなる。そのとき、テレビカメラ９に固
定されているスピーカ１１も回転するためにマイクロホ
ンＭ１からの音圧レベルに変化が起こる。音圧レベルの
変化をマイクロホンＭ１に接続されている比較検出器２
１で検出することにより、音圧レベルの最大値を検出す
る。検出した時点で情報開閉器１７を開くことでそのと
きのテレビカメラ９の移動量と移動方向とアドレス１発
生部Ｈ１から出力されるマイクロホンＭ１のアドレス情
報がアドレス混合部１６により付加されて記憶装置４に
送られる。記憶装置４はアドレス情報を使用して座席位
置Ｐ１の記憶領域に、移動方向と移動量を記憶すること
となる。図５に音圧レベルの変化とテレビカメラ９の移
動量、移動方向の関係を示す。

【００１０】図３のマイクロホンに同数の比較検出部２
１は、ライン切換部２２を設けることにより１つにする
ことができる。また、移動方向、移動量を記憶装置４に
記憶するときに必要となるアドレス情報を出力するアド
レス発生部Ｈ１〜Ｈ２も、ライン切換部２２の切換えと
同期して第二の制御部２３より各マイクロホン毎のアド
レス情報を出力することにより省くことができる。

【００１１】この場合の詳細を図１と図４を使用して説
明する。まず第二の制御部２３は、ライン切換部２２を
制御してマイクロホンＭ１と比較検出部２１を接続する
。そしてアドレス混合部１６に対してマイクロホン１の
アドレス情報を出力し続ける。次に、音源開閉部１９を
閉じることにより音源２０からの信号音をスピーカ１１
へ出力する。同時に第二の制御部２３は、移動方向と移
動量を徐々に変化させながらテレビカメラ駆動装置７に
送る。これによりテレビカメラ９は徐々に左方向に回転
することとなる。そのとき、テレビカメラ９に固定され
ているスピーカ１１も回転するためにマイクロホンＭ１
からの音圧レベルに変化が起こる。音圧レベルの変化を
比較検出部２１で検出することにより、音圧レベルの最
大値を検出する。検出した時点で情報開閉部１７を開く
ことでそのときのテレビカメラ９の移動量と移動方向と
第二の制御部２３から出力されているマイクロホンＭ１
のアドレス情報が、情報混合部１８により付加されて記
憶装置４に送られる。記憶装置４はアドレス情報を使用
して座席位置Ｐ１の記憶領域に、移動方向と移動量を記
憶することとなる。

【００１２】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、テレビカ
メラに固定されたスピーカから一定信号音を出席者の座
席に対応する机上に置かれたマイクロホンに対して、信
号音を出力しながらテレビカメラを移動させることで、
出席者の座席位置を自動的に検出して記憶することがで
きる。このことにより、会議室内の配置替えなどによる
座席位置の変更や会議ごとの出席者数の増減がおきた場
合に、テレビカメラの映し出す位置の変更調整に早期に
対応することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例によるテレビ会議システムの
概略構成図である。

【図２】従来のテレビ会議システムの一例の概略構成図
である。

【図３】図１のテレビ会議システムにおけるテレビカメ
ラ位置制御装置の詳細図である。

【図４】テレビカメラ位置制御装置の他の例を示す詳細
図である。

【図５】マイクロホンの音圧レベルとテレビカメラの移
動量、移動位置との関係を示した図である。

【符号の説明】

１　　　　会議卓 ２　　　　音声混合器 ３　　　　テレビカメラ位置制御装置 ４　　　　記憶装置 ５　　　　テレビカメラ操作盤 ６　　　　発言者モニタ ７　　　　テレビカメラ駆動装置 ８　　　　台座 ９　　　　テレビカメラ １０　　　　映像分配器 １１　　　　スピーカ １２　　　　相手先発言者モニタ １３　　　　相手先スピーカ １４　　　　伝送装置 Ｓ１〜Ｓｎ　　　　テレビ会議出席者 Ｐ１〜Ｐｎ　　　　出席者座席位置 Ｍ１〜Ｍｎ　　　　マイクロホン１〜ｎＢ１〜Ｂｎ　　
　　ボタン１〜ｎ ｎ　　　　会議出席者数 １５　　　　第一の制御部 １６　　　　アドレス混合部 １７　　　　情報開閉部 １８　　　　情報混合部 １９　　　　音源開閉部 ２０　　　　音源 ２１　　　　比較検出器 ２２　　　　ライン切換部 Ｈ１〜Ｈｎ　　　　アドレス発生部〜アドレスｎ発生部
２３　　　　第二の制御部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　複数の出席者の中の発言者の映像をテ
   レビカメラによって撮影し、回線を介して相手先に送出
   して、相手先では受け取った発言者の映像をモニタに映
   し出す事によって双方向の会議を進行させていくテレビ
   会議システムにおいて、発言者を撮影するテレビカメラ
   と、前記テレビカメラを台座に固定して前記台座を駆動
   させることにより前記ビデオカメラの撮影箇所を移動さ
   せることができるビデオカメラ駆動装置と、前記複数の
   出席者に対応するように机上に置かれた複数のマイクロ
   ホンと、前記テレビカメラに固定されて撮影箇所と同方
   向に一定の信号音を拡声することができるスピーカと、
   前記テレビカメラの移動方向と移動量を書き込んだり読
   み出したりできる記憶装置と、前記複数のマイクロホン
   からの信号を入力して各々の音圧レベルを検出するとと
   もに前記記憶装置に予め記憶されている前記テレビカメ
   ラの移動方向と移動量を出力するテレビカメラ位置制御
   装置と、前記テレビカメラ位置制御装置からの移動方向
   と移動量に従ってテレビカメラの撮影箇所を移動させる
   ことができるテレビカメラ駆動装置を有するテレビ会議
   システム。
2. 【請求項２】　　請求項１記載のテレビ会議システムに
   おいて、テレビカメラ位置制御装置は前記複数マイクロ
   ホンと同数の比較検出部、情報開閉部、アドレス発生部
   、アドレス混合部と、第一の制御部と情報混合部と音源
   開閉部と音源から構成されることを特徴としたテレビ会
   議システム。
3. 【請求項３】　　請求項１記載のテレビ会議システムに
   おいて、テレビカメラ位置制御装置はライン切換部と比
   較検出部と第二の制御部とアドレス混合部と情報開閉部
   と音源開閉部と音源から構成されることを特徴としたテ
   レビ会議システム。