JPH04263090A - 金属を電着させるための装置とその装置に使用される陽極アセンブリおよび陽極 - Google Patents

金属を電着させるための装置とその装置に使用される陽極アセンブリおよび陽極

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JPH04263090A
JPH04263090A JP3284988A JP28498891A JPH04263090A JP H04263090 A JPH04263090 A JP H04263090A JP 3284988 A JP3284988 A JP 3284988A JP 28498891 A JP28498891 A JP 28498891A JP H04263090 A JPH04263090 A JP H04263090A
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anode
plate
drum
metal
cathode
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JP3284988A
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English (en)
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Robert D Dewitt
ロバート ディー. デウィット
Adam G Bay
アダム ジー. ベイ
Tibor Paraday
ティバー パラデイ
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Gould Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D1/00Electroforming
    • C25D1/04Wires; Strips; Foils

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)
  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属を電着させる技術
に関する。詳しくは、金属箔を電気鋳造するための装置
に関する。本発明は、特にプリント回路板の製造におい
て使用するための銅箔の形成に適用し得るので、以下、
特にこの適用に関連して説明する。当然ながら、本発明
は他の金属箔の電鋳および金属の電着に適用しても有益
であることは明かである。
【0002】
【従来の技術】電着箔を形成するに際して用いられる基
本的な技術は、幾年もの間それほど変化していない。こ
の点に関して、電着銅箔の形成は、一般には、銅イオン
を含有する電解溶液中に、回転しているドラム陰極を浸
漬させることにより行われる。この電解溶液に、導電性
材料よりなる1つ以上の弓型部により形成される陽極を
浸漬して、これら電極間の間隔が規定されるようにドラ
ム陰極に隣接して配置する。電解溶液の制限電流密度よ
り低い電流密度の電流を陽極および陰極に印可すること
により、回転ドラム陰極上に銅箔が形成される。連続し
た箔の生成が可能になるように、箔がドラム陰極から連
続して取り出されので電着箔が電解溶液から連続して溶
出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高品質で均一な厚さの
沈着箔を形成するとき、いくつかのパラメータが重要で
あることは当業者には既知である。例えば、ドラム陰極
と陽極との間に均一で正確な間隔を維持することは箔の
製造にとって極めて重要である。この点において、陽極
と陰極との間の間隔が、部分によって異なれば、間隔が
大きい部分ほど陰極の電流密度は小さくなり、このため
この部分での金属の堆積は減少する。
【0004】いくつかの例では、生成する箔に所望の特
性を与えるための設計的な選択として、電極間の間隙を
変動させている。例えば、Parthasarathi
による米国特許第4,692,221号は、電極間の間
隙が様々に異なるメッキ領域を有しており、これにより
、新たに生成される箔に樹枝状結晶が生成可能であるよ
うにした装置を開示している。同様の結果をもたらすた
めに(すなわち金属箔のもとの位置での表面処理を行う
ために)、Luce他による米国特許第4,898,6
47号は、第1と第2の陽極をもち、電極間の間隔がほ
ぼ均一である装置を開示している。第1および第2陽極
が第1および第2領域を規定し、ここで第1領域より第
2領域の電流密度を大きくすると箔に突起が生成される
。これらの装置および他の電鋳装置にとって重要なこと
は、設計された電極間の間隔を均一にまた一定に維持す
る必要があるということである。
【0005】陽極と陰極との間の間隔を均一に維持する
ことは、可溶の陽極の場合は溶解が不均一となり得るた
め、不溶の陽極の場合の方が容易である。金属箔の電鋳
には鉛の陽極が広く使用されている。鉛陽極は、一般に
「不溶」陽極とされているが、真に不溶ではなく、また
永久のものでもない。この点において、陽極に使用され
るときは陽極の表面に二酸化鉛が生成され、酸素が、鉛
の表面においてよりも酸化鉛の表面から開放される。連
続して使用すると、二酸化鉛は、ほぼ溶解して剥がれ、
陽極と陰極との間の間隔を増大させて、一定の電流密度
または全浸漬領域に対する全体的な電流を維持するため
には、電圧を大きくすることが必要となる。
【0006】鉛陽極に関連するもう1つの問題は、通常
の寿命を終えたあとの廃棄に関するものである。鉛およ
び鉛の副産物の適切な廃棄は、時間と経費を要する工程
となっている。従って、電極間の間隙を均一に維持する
ためには、電解溶液と反応しない陽極材料を、また、好
ましくは鉛陽極に伴う廃棄問題を生じさせることもない
材料を利用することが望ましい。
【0007】チタニウム、ステンレススチール、クロミ
ウム、コロンビウム、タンタルなどのいくつかの金属、
またはこれらの合金は、通常は電解液と反応せず、所望
のサイズとなるように安定である。しかし、これらの材
料は鉛と比べると導電性が低く、既知の陽極設計ではこ
れらの材料は役立たず、返ってこれら金属の低い導電特
性が誇張されるだけである。既知の陽極は、ほぼ平らな
または湾曲した形状をもつ細長い棒として設計される。 このような陽極が前述の金属により形成されると、該棒
の陰極に対向する表面に沿った電流分布は鉛に比較して
低下する。
【0008】本発明は、金属の電着を行うための装置に
おいて、電極間の間隙を正確に均一に維持するという課
題を克服するため、電解溶液と反応しない大きさの安定
した金属を使用し得る陽極設計を提供し、また、このよ
うな金属の相対的に低い導電特性を克服し、これにより
電極間の間隙を極めて正確で均一にしてこれを維持する
と共に、陽極の耐用期間を向上させる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、陽極ア
センブリと、めっき表面をもつ移動陰極とを備えた、金
属を電着させるための装置が提供される。該陽極アセン
ブリと該陰極とは離れて位置しており、これらの電極間
に間隙を規定する。該陽極アセンブリは、該陰極に対向
する一定の輪郭の非導電性表面を有する陽極架台と、ほ
ぼ均一な厚さの複数の変形可能な金属陽極とを備えてい
る。該陽極は、該陽極架台の表面の輪郭にほぼ一致する
形状をもつ。この変形可能な陽極は、該陽極が該陽極架
台の該非導電性表面と接合するように変形して該表面の
一定の輪郭に一致するように、該陽極架台に固定される
。該陽極は電源に接続される。
【0010】本発明の別の面によれば、外部めっき表面
をもち、ほぼ平行な軸の回りを回転可能であるドラム陰
極を備えた、金属箔を生成する装置が提供される。非導
電性材料によりなる半円柱表面をもつ陽極架台が、該ド
ラム陰極に対向して提供され、該架台は、該ドラム陰極
のめっき表面から離れ、これら電極間にほぼ均一な間隙
が規定されるような大きさとされる。通常は変形可能な
複数の薄いチタニウム陽極が該陽極架台の表面に取り付
けられ、陽極は陽極架台の表面の輪郭に一致する。陽極
は、それぞれ個別の電源に接続可能である。2つの陽極
の間に形成された入口ポートにより、電解液が該入口ポ
ートを通って、該ドラム陰極と陽極との間で規定された
間隙に流入する。
【0011】本発明の別の面によれば、堆積させる金属
イオンを一定濃度含有する電解質を含むセルを備えた、
金属を電着させるための装置が提供される。陰極は少な
くとも一部が該電解質に浸漬される。非導電性表面をも
つ陽極キャリアを備えた陽極アセンブリが、該陰極に対
向して提供され、これらの間に電解液が位置される。該
陽極キャリアは該セルの少なくとも一部を形成し、貫通
して該セルへ延びる複数の穴部を有する。一方の側方に
延びるコネクタ手段をもつ、少なくとも1つの変形可能
な、ほぼ平坦な金属陽極が提供される。該コネクタ手段
は、電源に接続可能であり、該陽極キャリアの穴部と一
致しまた該穴部を貫通する大きさにされる。締付手段が
、該陽極を該キャリアに固定し、該陽極を変形させて該
陽極が該キャリアの該非導電性表面の輪郭となるように
作用する。
【0012】本発明の別の面によれば、円柱状ドラムと
共に使用するための陽極アセンブリが提供される。該ド
ラムは、表面に金属を電着させるため、ほぼ水平な軸の
回りを回転可能である。該陽極アセンブリには、該ドラ
ムに対向する、半円柱状で非導電性の表面をもつ陽極架
台を含む。該架台は、該ドラムの下に一定の距離をあけ
て配置され、該ドラムと該非導電性表面との間に環状の
間隔を形成する大きさである。細長いほぼ長方形の複数
の陽極プレートが、該ドラムの外周の該間隙内に完全に
配置される。陽極プレートは、該ドラムの軸にほぼ平行
な長手方向に配向される。取付手段が、該陽極プレート
を該陽極架台の該非導電性表面に固定するために提供さ
れる。接続手段が該陽極プレートを電源に接続する。
【0013】本発明の別の手段によれば、表面に金属を
電着させるための、ほぼ水平な軸の回りを回転可能な円
柱状ドラムと共に使用するための陽極が提供される。該
陽極は、ほぼ細長い薄い金属プレートであり、該ドラム
の長さに対応する長さと、該ドラムの一定の円周部に等
しい幅と、該プレートを規定された程度だけ変形可能と
する厚さとをもつ。該陽極は、側部間において該ドラム
の湾曲半径より大きい湾曲半径をもつように形成される
。該ドラムに隣接してプレートを取り付けるための複数
の取付ピンが該プレートの一方の側部から延長する。
【0014】
【作用】本発明では、金属箔の電鋳、または現存する金
属の上に金属を電着させる際に、回転するドラムと、該
ドラムの外周に配置された陽極アセンブリとの間の間隙
が極めて正確に均一であり、長期間使用した後でも均一
さが維持される。電極間の間隙の電解質をさらに制御お
よび監視することが可能となる。
【0015】また、陽極アセンブリは、支持体表面の形
状に一致するような大きさの変形可能な複数の薄い金属
ストリップを備えており、大きさの安定した陽極(DS
A、dimensionally stable an
ode)が提供される。
【0016】複数の陽極は、それぞれが個別に異なった
電源に接続され得るため、陽極間における印加電圧を容
易に変更し得る。
【0017】陽極は、大きさが安定しており、耐用期間
が長く、またメンテナンスが少なくて済む。しかも、電
解液と反応せず、鉛より環境への危害が少ない金属を利
用し得る。陽極は、チタニウムまたは他の非反応性金属
材料よりなり、電源に接続されると十分な電流密度を提
供する。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の1つの好適な実施態様であ
る、金属箔を電気鋳造するための電鋳装置10を示す。 本発明は特に銅箔を形成するために適用され、ここでは
この適用に関連して述べるが、本発明は、他の金属箔を
形成するために、または現存する金属表面に金属を電着
させるためにも適用し得ることは明かであろう。
【0019】広い意味で述べると、電鋳装置10は、通
常は、ドラム陰極12と、図面において14で示される
陽極アセンブリとからなる。陽極アセンブリ14は、陽
極架台16と、これに固定された複数の陽極18とを有
する。陽極アセンブリ14はドラム陰極12の下に配置
されており、ドラム陰極12から一定の距離だけ離れて
位置するような寸法とされている。ここで、陽極18は
ドラム陰極12の回りに均一な距離だけ離れた状態で配
置されており、これらの間に環状の間隙20が規定され
ている。陽極アセンブリ14の最下部には、電解質供給
導管22が配置されており、間隙20に電解液を供給す
る。重要なことは、本発明によれば、陽極アセンブリは
電解液を間隙20に閉じ込めるように機能し得ることで
ある。つまり、陽極アセンブリ14は、陽極18をドラ
ム陰極12に隣接して支持および配置することに加えて
、本質的には電解液を保持するためのタンクである。 このため、陽極アセンブリ14は、ドラム陰極12の約
半分が間隙20の電解溶液に浸漬されるような寸法とさ
れる。ハウジング24(図1に仮想線で示す)は、ドラ
ム陰極12、陽極アセンブリ14、および電鋳装置10
の他の構成要素のための取付プラットフォームとして提
供される。ハウジング24は、電鋳装置10により生成
される電鋳金属箔が巻き取られる巻取ローラ26と中間
引っ張りローラ28とを支持する。電力分配ネットワー
ク30がハウジング24内に納められており、後に詳述
する方法によりドラム12と陽極アセンブリ14とに電
源が供給される。
【0020】ドラム陰極12は、ほぼ円柱形状であり、
適切な従来の手段によりハウジング24に取り付けられ
ていて、ほぼ水平な軸の回りを回転する。図示した実施
態様においては、ドラム陰極12は軸32の回りを回転
し、軸32は両端部をピローブロック軸受34(図1お
よび2に仮想線で示す)により支持されている。軸受3
4はハウジング24の水平面に固定される。ドラム陰極
12は、鉛、ステンレススチール、コロンビウム、タン
タル、チタニウム、またはこれらの合金を含む適切な導
電性金属または金属合金により形成され得る。本発明に
よれば、ドラム陰極12は、好ましくは、磨かれためっ
き表面36をもつステンレススチールよりなる。このめ
っき表面はチタニウム、クロミウム、コロンビウム、タ
ンタルまたはこれらの合金により形成され得る。ドラム
陰極12は、当業者には既知の適切なモーター駆動装置
(図示せず)により回転され得る。ドラム陰極12の回
転速度は、好ましくは、めっき表面36が所望の箔厚を
得るのに十分な期間にわたって、間隙20の電解液との
接触を維持できるような周速とする。
【0021】ドラム陰極12の両端部には、図7に示す
密封装置40が配備されている。密封装置40は、通常
は環状リング44と46との間に配置された密封要素4
2を有している。密封要素42は、リング44と46と
の間で規定されるほぼ長方形の部分48と、ドラム陰極
12のめっき表面36を越えて延びる大きさの外部延長
アーム50とを有している。外部リング44は従来の締
付具により内部リング46に締め付けられ、これらの間
に密封要素42を支持して規定する。
【0022】次に図2を参照すると、陽極アセンブリ1
4は、上述のように、陽極架台16と細長いほぼ長方形
の複数の陽極18とを有している。陽極架台16は、陰
極ドラム12を収容し得る大きさのほぼ半円柱状のタン
クである。この点において、陽極架台16は、本質的に
は、図面で16A、16Bとして示す2つの架台部より
なる。架台部16Aおよび16Bは、ほぼ相互に対称に
なっている。従って、以下には1つの架台部のみを詳細
に述べるが、これは他の架台部にも同等に適用される。 図2に示される陽極架台部16Aは、湾曲構造のプレー
ト54とこれに固定される複数の補強リブ56とよりな
る。プレート54は好ましくは、ドラム陰極12のめっ
き表面36の湾曲半径に一致する。リブ56はプレート
54から外側に放射状に延びており、また架台部16A
の端部から端部まで縦方向に延びている。プレート54
は上縁部60と下縁部62とを有している。ほぼ長方形
の樋部64(特に図12に示す)がプレート54の上縁
部60近くから外側に延びている。樋部64はプレート
54に固定されて、陽極架台16の一方の端部から他方
の端部へと延びている。樋部64は、上縁部60よりあ
ふれ出る間隙20からの電解液を回収する大きさとされ
る。樋部64は、あふれ出る電解液を回収するための電
解液貯蔵部(図示せず)に接続可能なドレインポート6
6を有している。陽極架台プレート54の下縁部62は
、該下縁部に固定された複数の構造部材よりなる取付構
造68を有する。取付構造68は、陽極架台16を電解
質供給導管22に接続させる際に使用する取付パッド7
0を有している。タンクとして完成させるために、陽極
プレート54の両端部が、特に図7に示すように、ほぼ
垂直な端部プレート72に固定される。図7に示すよう
に、端部プレート72に接着する部分である湾曲架台プ
レート54の端部は、凹部74を有しており、ドラム陰
極12の各端部に取り付けられた密封要素42を収容す
る。陽極架台部16A、16Bのプレート54と端部プ
レート72とによって半円柱状のタンクが形成され、こ
れは上述のようにドラム陰極12を内部に収容する大き
さである。この点において、湾曲プレート54と端部プ
レート72とにより形成されるタンクは、ドラム陰極1
2の軸に対してほぼ対称である。
【0023】本発明によれば、湾曲架台プレート54は
複数の細長いスロット76(特に図8に示す)を有して
おり、スロット76は、プレート54の一方の端部から
他方の端部にまでほぼ延びている。スロット76は陽極
18を陽極架台16へ取り付けるために設けられており
、プレート54内をドラム陰極12の軸に対してほぼ平
行に延びている。この点において、スロット76は互い
に平行であり、好ましくは、架台プレート54の上縁部
60と下縁部62との間で、間隔が等しくされる。
【0024】上述の陽極架台16を形成する構成要素は
、好ましくは金属により形成され、また好ましくは締め
付けられて一体構造とされる。図示した実施態様では、
各構成要素は熱間圧延鋼製プレートにより形成され、従
来の溶接方法により溶接して一体化されている。
【0025】本発明によれば、金属陽極架台構造の外側
表面全体が、硬質の導電性材料による層80により覆わ
れている。図示した実施態様では、層80は厚さが1/
8インチから3/16インチの間で変化する半硬質(硬
度90−97デュロメーター)のゴムよりなる。ゴム塗
膜の目的は鋼製架台の溶接部を酸性の電解溶液から保護
するためであることは明かであろう。
【0026】重要なことは、陽極架台16の内部の凹部
側、すなわち陽極架台16のドラム陰極12に対向する
側の層80は、好ましくは機械加工された陽極18を取
り付けるための滑らかな円柱状の取付表面82である。 この点において、陽極架台16の内側の層80は、好ま
しくはドラム陰極12の軸の回りを回転する切削具(図
示せず)により機械加工されて、可能な限り正確で精密
な円柱状の取付表面82を提供する。このような方法で
取付表面82を機械加工することにより、取付表面82
とドラム陰極12のメッキ表面36との間に規定される
環状間隙はきわめて正確に、しかも均一となる。
【0027】細長くほぼ長方形の複数の陽極18が陽極
架台16に取り付けられている。図8〜10に示すよう
に、陽極18は、ほぼ一致した間隔をあけられた複数の
取付ピン92を一方の側部に固定してもつ陽極プレート
90からなる。取付ピン92はプレート90上にこれに
沿って整列した状態で配置されており、陽極架台16の
スロット76内に収容される。
【0028】陽極プレート90は基本的には、図3およ
び4に示すような直線の端部96と横方向の側縁部98
とを有する導電性材料の薄い長方形プレートである。図
示した実施例では、陽極プレート90は突合せライン1
04に沿って当接する2つの整合した陽極部100、1
02により形成される。陽極プレート90は好ましくは
1つの連続体として形成されるが、図示されるように分
割して形成され、これにより装置10およびプレート9
0自体のサイズにより、形成、塗膜または組立が容易に
なる。陽極プレート90は鉛またはその合金などの当業
者には既知の適切な導電性金属により形成され得るが、
好ましくは、電解液中にて大きさが正確で安定し、また
鉛または鉛合金材料に伴う環境問題を生じさせないよう
な金属により形成される。この点において、陽極90は
チタニウム、クロミウム、コロンビウム、タンタル、プ
ラチナ、ステンレススチール、またはこれらの合金によ
り形成され得る。
【0029】本発明によれば、陽極プレート90は横方
向の側部間において僅かに湾曲した輪郭をもつ。この点
において、陽極プレート90の側部間の湾曲半径は、陽
極架台16の取付表面82の湾曲半径より僅かに大きい
。つまり、陽極プレート90を取付表面82上に長手方
向に沿って陽極プレート90がその軸にほぼ平行に延び
るように配置すると、陽極プレート90は図5Aに示す
ように取付表面82上に両側縁部98を支柱として横た
わる。図5Aにおいて、陽極プレート90と表面82と
の湾曲半径の相違は明確化のために誇張されている。 陽極プレート90は均一な一定の厚さをもつ。この点に
おいて、陽極プレート90の湾曲半径とその厚さは、一
般には、プレート90を形成している材料の物理特性に
関係する。1つの好適な実施例についての以下のさらな
る説明により、陽極プレート90の厚さは好ましくは、
取付ピン92の軸に沿って力が負荷されるとき、陽極プ
レート90が限定された程度だけ変形可能であるような
厚さであることは明かであろう。
【0030】取付ピン92はほぼ円柱形状であり、陽極
プレート90の凸部側に固定されていて、該陽極プレー
ト90にほぼ垂直な方向に延びている。取付ピン92は
適切な導電性材料により形成されており、相互に通電し
得る方法で陽極プレート90に固定されている。図示し
た実施態様においては、取付ピンは陽極プレート90を
形成している材料と同じ金属材料、すなわちチタニウム
により形成され、これに溶接されている。取付ピン92
は陽極架台16のスロット76を貫通するような大きさ
とされている。取付ピンの自由端部92はネジ切り部1
06を備えている。
【0031】次に図6および図8〜10を参照すると、
各陽極18には導電性材料により形成される接合バー1
10が接続されており、陽極18を電源に接続する。接
合バー110は好ましくは銅またはその合金により形成
される。接合バー110は陽極18に固定され、また陽
極架台16のスロット76内に収容されるような大きさ
とされている。この点において、接合バー110は、第
1端部112および第2端部114をもつ断面がほぼ長
方形の細長いバーである。端部112は陽極プレートの
凸部側および第2端部114と導電接触するように形成
される。陽極プレート90と接合バー110との間の良
好な電気接触が促進されるように、接触バーの端部11
2は、好ましくは、陽極プレート90が陽極架台16に
取り付けられるときに陽極プレート90の湾曲半径と同
じ湾曲半径をもつように形成される。つまり、端部11
2は、通常は、取付表面82の湾曲半径に等しい湾曲半
径をもつ。陽極プレート90と接合バー110との間の
電気接続を高めるために、接合バー110の端部112
または陽極プレート90の凸部表面が、金、銀、または
プラチナでめっきされる。接合バー110は複数の穴部
116を有しており、これらは接合バー110に沿って
陽極18上の取付ピン92と一致して配置される。穴部
116は内部に取付ピンを収容し得るような大きさであ
り、このため、穴部116は端部112に沿って円錐型
に広がり、図6および7に示すように、取付ピン92が
陽極プレート90に接合される溶接部を収容可能にされ
ている。接合バー110は、図7に示すように、従来の
ワッシャおよびネジ切り締付具により陽極18に接続さ
れている。
【0032】接合バー110は、図10に示すように接
合バー110の端部114に固定された1つ以上の電気
ケーブル118により電源に接続されている。電気ケー
ブル118は取付突出部120を備えており、該取付突
出部120を貫通してネジ切り穴部122に延びる従来
通りにネジ切りされた締付具により接合バー110に固
定されている。1つ以上の電気ケーブル120は、図6
に示すように接合バー110に沿って配置される。1つ
以上の電気ケーブル118が接合バー110に取り付け
られるとき、このようなケーブル118は、好ましくは
接合バー110に沿って間隔をあけて配置され、陽極プ
レート90に電流を均一に均等に分配する。電気ケーブ
ル118は、図1に示す電力分配ネットワーク30から
電力を接合バー110に供給する。
【0033】図示した実施態様では、電力分配ネットワ
ーク30は複数のメインバスバー124よりなる格子状
の装置であり、メインバスバー124はこれらの間を延
びるるバスバークロス部材126により接続されている
。メインバスバー124の上端部はU形状のバスバーコ
ネクタ128に接続されており、コネクタ128は電源
(図示せず)に接続されている。電力分配ネットワーク
30の配列は、本質的には、それ自体は本発明にとって
は重要ではなく、ネットワーク30は装置10の電力お
よび分配の必要条件を満たす十分な電流供給容量をもつ
ものであることのみが重要である。
【0034】陽極18および接合バー110は、特に図
6および7に示すように、1つ以上のクランプ130お
よびスペーサ132により陽極架台16に固定されてい
る。陽極架台16を覆う材料により形成される一段高く
されたパッド134が陽極架台16のスロット76の両
側に沿って形成されている。各スペーサ132はパッド
134に対向して配置されるような大きさの薄いほぼ平
らな金属プレートであり、架台16のスロット76に一
致する大きさの細長い開口部136を有している。図示
した実施態様では、クランプ130はほぼU形状であり
、1つ以上の取付ピン92を貫通させる1つ以上の穴部
138を有しており、いくつかの異なる長さで使用され
る。取付ピン92のネジ切り部106には、従来のネジ
切り締付具およびワッシャが取り付けられており、図9
に示すように陽極18を陽極架台16に固定する。この
点において、陽極プレート90の湾曲半径は取付表面8
2の湾曲半径より大きいため、取付ピン92のネジ切り
部106に締付具を締め付けると陽極プレート90が変
形して、取付表面82の輪郭にほぼ一致する。陽極プレ
ート90と取付表面82との間の液体密封を確実にする
ために、プレート90の下面には好ましくは密封材料の
塗膜が形成される。図示した実施態様では、純シリコン
接着剤の均一な薄層(約1/32インチ)が使用される
【0035】重要なことは、陽極プレート90は、それ
ぞれ一定の均一な厚さをもつため、取付表面82に取り
付けられると、陽極18はドラム陰極12のめっき表面
36と共に既知の大きさのきわめて正確な電極間環状間
隙20を規定することである。本発明によれば、陽極1
8は好ましくは実質的には陽極架台16の取付表面82
を覆う大きさとされる。重要なことは、隣接した陽極プ
レート90の横方向側部98同士は、近接しているが互
いに接着していないことである。この点において、図2
および図6に示すように、隣接した陽極プレート90の
横方向側部98の間には小さな間隙142が規定される
。上述のように、陽極架台16のスロット76は、ドラ
ム陰極12の軸に整合されて平行に延びている。この結
果、陽極プレート90はドラム陰極12の軸にほぼ平行
になっている。
【0036】次に図11を参照して、電解質供給導管2
2について述べる。導管22は通常はダクトアセンブリ
146およびノズル148よりなる。ノズル148は、
陽極架台部16A、16Bの下縁部62の間に配置され
た隣合った傾斜プレート150、152を有する。プレ
ート150、152は好ましくはチタニウムなどの非侵
食性材料により形成される。プレート150、152は
、上端部で間隙20と連通する入口ポート156をもつ
くさび形状の穴部154を規定する。入口ポート156
はドラム陰極12のほぼ全長にわたって延びる。ダクト
アセンブリ146は、通常はダクト158よりなる。 ダクト158は、断面が長方形で取付フランジ160、
162の間に延びている。一対の補強プレート164、
166がダクト158に沿って配置されており、ダクト
158を構造的に支持している。第1取付フランジ16
0は従来の締付具により陽極架台16のパッド70に締
め付けられている。第2取付フランジ162は電解液供
給パイプ(図11に仮想線で示す)に接続され、該パイ
プは電解液貯蔵部と電解液を環状間隙20に吸入し得る
ポンプ(図示せず)に接続可能である。
【0037】次に装置10の操作に関して、各陽極18
は電力分配ネットワーク30を介して電源に接続される
。当業者に既知の適切な電源が使用され得る。上述のよ
うに、図示した実施態様では、陽極18は導電性が比較
的低いチタニウムにより形成されるが、この問題は、複
数の間隔をあけた電気接続を表面にもつ薄いプレートを
提供する本発明により解決する。陽極上に多数の電気接
続を設けると、プレートに沿って十分な電力分配が提供
されるため、チタニウムの本来の低い電気特性が克服さ
れる。同時に、チタニウムの非反応特性により陽極18
の大きさが安定すること、および機械加工された円柱状
表面に取り付けられることにより陽極プレート90がド
ラム陰極12の回りに正確に位置決めされることにより
、電極間の均一な間隙20が提供され、この均一性は長
期にわたる使用の後でも維持される。
【0038】装置10が動作している間、電解液は貯蔵
部(図示せず)から、陽極18と制御された速度で回転
しているドラム陰極12との間の電極間の間隙20へ連
続的に吸入される。陽極18へ電流を印可すると、電解
質からの金属がドラム陰極12のめっき表面36に堆積
する。電解溶液は電解質供給導管22から間隙20へ吸
入され、陽極架台16の上縁部60をあふれ出ると、樋
部64により回収される。形成された金属箔は、当業者
には既知の適切な方法によりドラム陰極12から取り出
される。例えば、処理された箔をドラム陰極から剥すた
めにナイフブレード(図示せず)が使用され、これが巻
取ロール26に巻き取られる。
【0039】重要なことは、装置10は、箔形成に影響
を及ぼすパラメータの監視および制御がこれまで以上に
可能であることである。間隙20は基本的には陽極18
、めっき表面32、ドラム陰極12、およびドラム陰極
12の端部に配備された密封要素42により規定される
。この点において、一定の識別可能な既知容積の間隙が
規定される。電解液の濃度および電解液が間隙20を通
過する流量を監視することにより、箔の生成が最適化さ
れるように箔形成工程を監視および制御することが可能
である。特に、既知のイオン濃度をもつ電解液の一定の
流速は、陽極18とドラム陰極12の回転において確立
された電流レベルに関連して確立され得る。
【0040】本発明は共通の電源により充電される複数
の陽極をもつものとして述べられているが、各陽極を個
別の電源に接続してドラム陰極12の通路に沿って様々
な異なる電流密度を確立し得る。例えば選択的にいくつ
かの陽極のベース電流密度を制限電流密度より低くして
、めっき表面36に均一な厚さをもつ比較的滑らかな金
属堆積を形成し、他の方向(ドラム陰極12の方向)に
それに続く陽極には、制限電流密度より大きい第2電流
密度を生じさせる別の電源により第2電流を印可して、
銅箔上に突起または樹枝性結晶を形成させ得る。このよ
うに、本発明による装置は、金属箔の形成に影響を及ぼ
すパラメータの監視および制御を向上させるのみでなく
、このような箔の処理においても柔軟性を提供する。
【0041】本発明は金属箔の電鋳に関連して述べたが
、本発明により開示される陽極構造は、現存する金属箔
での処理、すなわちその上に金属層を堆積させる場合に
も適用可能であることも明かである。
【0042】従って、本発明は好適な実施態様に関連し
て述べたが、本明細書を読み理解すれば他の者にも修正
および変更は可能である。このような修正および変更は
すべて、クレームされた特許またはその均等物の範囲内
である限り包含されるものとされる。
【0043】
【発明の効果】本発明の装置は、このように、電極間の
間隙を正確に、且つ均一に維持し得る。従って、陽極は
、電解溶液と反応しない大きさの安定した金属を使用し
得て、陽極の態様期間を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの好適な実施態様を示す、電鋳銅
箔のための装置の部分断面端面図である。
【図2】本発明の別の面を示す陰極−陽極セルの、図1
に示す装置の部分拡大断面図である。
【図3】図1に示す装置に使用される陽極切片の拡大平
面図である。
【図4】図に示す装置で使用される陽極プレートを形成
する2つの陽極切片の平面図である。
【図5】(a)および(b)は、それぞれ陽極切片を図
1の装置に取り付ける方法を誇張して示した断面図であ
る。
【図6】図2の6−6線に沿った側面図である。
【図7】図2の7−7線に沿った拡大断面図である。
【図8】陽極切片を装置に取り付ける方法を示す拡大断
面図である。
【図9】陽極切片を装置に取り付ける方法を示す拡大断
面図である。
【図10】陽極切片に取り付けられる電気コネクタの拡
大断面図である。
【図11】電解質供給導管を示す拡大断面図である。
【図12】電解溶液のオーバーフロートラフの拡大断面
図である。
【符号の説明】
10  電鋳装置 12  ドラム陰極 14  陽極アセンブリ 16  陽極架台 18  陽極 20  間隙 22  電解質供給導管 30  電力分配ネットワーク 32  軸 36  めっき表面 40  密封装置

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  金属箔を生成させて該金属を電着する
    ための装置であり、電解溶液を保持するための半円柱状
    内周面をもつタンク手段と、該タンク手段の該内周面に
    取り付けられた非導電性ライニングと、めっき表面を有
    しており、該めっき表面と該タンク手段とのライニング
    との間にほぼ均一な間隙を規定するように該タンク手段
    内に取り付けられた陰極ドラムと、該タンク手段の非導
    電性ライニング上に該ライニングの輪郭に一致するよう
    に、またそれぞれが該陰極ドラムから均一な距離だけ離
    れるように配置されており、該陰極ドラムの外周の該間
    隙内で該タンク手段に取り付けられている、変形可能な
    複数の金属陽極と、該陽極のそれぞれを、1つのまたは
    それ以上の個別の電源に接続する手段と、電解溶液を該
    間隙に導入する手段と、を備えた装置。
  2. 【請求項2】  前記陽極が、前記ドラムにほぼ平行に
    延びる、細長くてほぼ長方形の金属のプレートである、
    請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】  前記陽極が、前記ライニングの長手方
    向に沿ったいくつかの地点で電源に接続可能である、請
    求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】  前記陽極が、前記プレートの一方の端
    部から延びる取付手段を有しており、前記タンク手段が
    、前記取付手段を収容する大きさの1つ以上の貫通穴を
    有する湾曲プレートを備えている、請求項2に記載の装
    置。
  5. 【請求項5】  前記取付手段が、前記陽極プレートに
    固定されたピンである、請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】  前記陽極が、側部間における湾曲半径
    が前記タンク手段の前記内周面の半径よりも大きい、細
    長くてほぼ長方形の金属プレートである、請求項1に記
    載の装置。
  7. 【請求項7】  前記陽極が、前記プレートの一方の端
    部から延びる複数の取付ピンを有しており、前記タンク
    手段が、該取付ピンを収容する大きさの少なくとも1つ
    の貫通穴を有する湾曲プレートを備えている、請求項6
    に記載の装置。
  8. 【請求項8】  前記間隙からの過剰の電解液を収容し
    得るように該間隙の両端部に配置された容器手段をさら
    に備えた、請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】  金属箔を生成して該金属を電着するた
    めの装置であり、外側にめっき表面を有しており、ほぼ
    水平な軸の回りに回転可能になっている陰極ドラムと、
    該陰極ドラムとの間にほぼ均一な間隙を規定するような
    大きさとなるように該陰極ドラムのめっき表面から間隔
    をあけて該陰極ドラムに対向して配置されており、非導
    電性材料よりなる半円柱状表面をもつ陽極架台と、該陽
    極架台の該半円柱状表面に、該表面の輪郭に一致するよ
    うに取り付けられており、それぞれが1つまたはそれ以
    上の個別の電源に接続可能である、変形可能な薄い複数
    の陽極と、2つの陽極の間に形成される入口ポートと、
    該入口ポートを通って電解液を該間隙に流入させる手段
    と、を備えた装置。
  10. 【請求項10】  前記陽極のいくつかの部分が前記陽
    極架台を貫通し、その部分が前記電源に接続可能である
    、請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】  前記陽極架台が、非導電性材料の塗
    膜が設けられた湾曲する金属プレートを備えており、ま
    た、前記陽極が該陽極架台を貫通する取付ピンを有する
    、請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】  前記間隙からあふれ出る過剰の電解
    液を収容する手段をさらに備えた、請求項9に記載の装
    置。
  13. 【請求項13】  前記陽極が、前記ドラムにほぼ平行
    に長手方向に延びるほぼ細長い薄いプレートであり、該
    プレートのそれぞれが該プレートの長手方向に沿ったい
    くつかの地点で電源に接続可能である、請求項9に記載
    の装置。
  14. 【請求項14】  前記プレートが、側部間において前
    記陽極架台の半円柱の湾曲半径より大きい湾曲半径を有
    する、請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】  前記陽極架台が、外部がほぼ均一な
    非導電性ライニングで覆われて半円柱形状に形成された
    、ほぼ平坦な金属プレートである、請求項9に記載の装
    置。
  16. 【請求項16】  金属を電着させるための装置であり
    、陽極と、めっき表面をもつ移動陰極とを備え、該陽極
    と該陰極とは離れて位置してこれらの間に間隙を限定し
    ており、該陽極は、該陰極に対向する一定の輪郭の非導
    電性表面を有する陽極架台と、該陽極架台の表面の該輪
    郭にほぼ一致する形状を有するほぼ均一な厚さの複数の
    変形可能な金属要素と、該金属要素を電源に接続する手
    段と、該金属要素を該非導電性表面の一定の輪郭に一致
    するように接続して該金属要素を該陽極架台に固定する
    固定手段と、を備えている、装置。
  17. 【請求項17】  前記陰極が、ほぼ水平な軸の回りに
    回転可能な円柱状のドラムであり、前記陽極架台が、該
    陰極にほぼ一致する半円柱形状であり、さらに、前記金
    属要素が、該陰極の軸にほぼ平行になった細長いほぼ長
    方形のストリップである、請求項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】  前記金属要素を前記架台に固定する
    固定手段が、該金属要素の一方の側部から該架台を貫通
    して延びるネジ切りされたロッドを備えている、請求項
    17に記載の装置。
  19. 【請求項19】  前記陽極架台が、外部をほぼ均一な
    非導電性ライニングにより覆われている半円柱形状に形
    成された、ほぼ平坦な金属プレートである、請求項16
    に記載の装置。
  20. 【請求項20】  前記金属要素が、チタニウム、プラ
    チナ、クロミウム、タンタル、コロンビウム、ステンレ
    ススチール、またはこれらの合金よりなるグループの1
    つである金属により形成されており、一方の側部に延び
    る1つ以上の取付ピンを有し、さらに、前記陽極架台が
    、該取付ピンを収容する大きさの複数の貫通穴を有する
    、請求項16に記載の装置。
  21. 【請求項21】  金属を電着させるための装置であり
    、堆積させる金属イオンを一定濃度含有する電解質を含
    むセルと、少なくとも一部が該電解質に浸漬される陰極
    と、陽極と、を有しており、該陽極が、該陰極および該
    電解液に対向しており、該セルの少なくとも一部を形成
    するように貫通して該セルへ延びる複数の穴部を有する
    、非導電性表面の陽極キャリアと、電源に接続可能であ
    って、該穴部と一致して該穴部を挿通する大きさになっ
    た、一方の側方に延びるコネクタ手段を有する、少なく
    とも1つの変形可能な、ほぼ平坦な金属陽極と、該金属
    陽極を該陽極キャリアに固定し、該金属陽極を変形させ
    て該金属陽極が該非導電性表面の輪郭となるようにする
    締付手段と、を有する、装置。
  22. 【請求項22】  前記陰極が、ほぼ平行な軸の回りに
    回転可能なドラムであり、前記陽極キャリアが半円柱状
    のタンクであり、該ドラムと該タンクがこれらの間に環
    状の間隙を規定する、請求項21に記載の装置。
  23. 【請求項23】  加圧下の電解液を前記間隙に導入す
    る手段をさらに有する、請求項22に記載の装置。
  24. 【請求項24】  前記電解液を前記間隙内に封じ込め
    る手段をさらに有する、請求項23に記載の装置。
  25. 【請求項25】  前記封じ込める手段が、前記ドラム
    の両端部の環状シールを有しており、該シールは前記陽
    極キャリアと密封状態で係合している、請求項24に記
    載の装置。
  26. 【請求項26】  前記金属陽極が、チタニウム、プラ
    チナ、クロミウム、タンタル、コロンビウム、ステンレ
    ススチール、またはこれらの合金よりなるグループの1
    つである金属により形成されている、請求項21に記載
    の装置。
  27. 【請求項27】  前記コネクタ手段が前記金属陽極に
    固定されたピンであり、該ピンは前記陽極キャリアの前
    記穴部を貫通する、請求項21に記載の装置。
  28. 【請求項28】  表面に金属を電着させるための、ほ
    ぼ水平な軸の回りを回転可能な円柱状ドラムと共に使用
    するための陽極アセンブリであり、該ドラムに対向する
    半円柱状で非導電性の表面を有しており、該ドラムと該
    非導電性表面との間に環状の間隔を形成するように該ド
    ラムの下に一定の距離を開けて配置された陽極架台と、
    該ドラムの外周の該間隙内に完全に配置されており、該
    ドラムの軸にほぼ平行な長手方向に配向された、細長い
    ほぼ長方形の複数の陽極プレートと、該陽極プレートを
    該陽極架台の該非導電性表面に固定するための取付手段
    と、該陽極プレートを電源に接続するための接続手段と
    、を備えた陽極アセンブリ。
  29. 【請求項29】  前記陽極プレートが、通常は前記ド
    ラムの長さに等しい長さと、該陽極プレートが僅かに変
    形され得るような一定の厚さ、および側部間において前
    記非導電性表面の湾曲半径より僅かに大きい湾曲半径を
    有しており、また、前記接続手段が、該非導電性表面の
    湾曲に一致させるように該陽極プレートを変形させる、
    請求項28に記載の陽極アセンブリ。
  30. 【請求項30】  前記取付手段が、前記陽極プレート
    から前記非導電性表面を通って延びる1つ以上のピンを
    有しており、前記接続手段が、該陽極プレートを該非導
    電性表面と接合させて該プレートを該表面に一致させる
    ように作用する、請求項29に記載の陽極アセンブリ。
  31. 【請求項31】  前記陽極架台が、前記間隙と交差す
    るように該架台を貫通して延びる複数の穴部を有してお
    り、前記陽極プレートが、一方の側方に延長するように
    、該穴部を貫通する大きさであって該穴部と一致して配
    置された複数の取付ピンを有し、前記取付手段が、電解
    液を前記間隙に保持するように、密封可能な方法で該陽
    極プレートを前記非導電性表面に取り付ける、請求項2
    8に記載の陽極アセンブリ。
  32. 【請求項32】  前記取付ピンが電源に接続可能であ
    る、請求項31に記載の陽極アセンブリ。
  33. 【請求項33】  前記陽極プレートが、側部有間にお
    いて、前記陽極架台の前記非導電性表面の湾曲半径より
    大きい湾曲半径と、該プレートを規定された程度だけ変
    形可能とする厚さとを有しており、前記取付手段が、該
    陽極プレートを変形させて該プレートを前記非導電性表
    面の湾曲半径とする、請求項28に記載の陽極アセンブ
    リ。
  34. 【請求項34】  前記取付手段が、前記陽極プレート
    から前記非導電性表面を通って延びる1つ以上のピンを
    有しており、前記接続手段が、該陽極プレートを該非導
    電性表面と接合させて該プレートを該表面と一致させる
    ように作用する、請求項33に記載の陽極アセンブリ。
  35. 【請求項35】  表面に金属を電着させるための、ほ
    ぼ水平な軸の回りに回転可能な円柱状ドラムと共に使用
    するための陽極であり、該ドラムの長さに対応する長さ
    と、該ドラムの一定の円周部に等しい幅と、該プレート
    を規定された程度だけ変形可能とする厚さとを有してお
    り、側部間において該ドラムの湾曲半径より大きい湾曲
    半径を有するように形成された、ほぼ細長い薄い金属プ
    レートと、該金属プレートの一方の側部から延びる複数
    の取付ピンと、を備えた陽極。
  36. 【請求項36】  前記金属プレートが、チタニウム、
    プラチナ、クロミウム、タンタル、コロンビウム、ステ
    ンレススチール、またはこれらの合金よりなるグループ
    の1つである金属により形成される、請求項35に記載
    の陽極。
JP3284988A 1990-10-30 1991-10-30 金属を電着させるための装置とその装置に使用される陽極アセンブリおよび陽極 Withdrawn JPH04263090A (ja)

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