JPH04261790A - 関節型ロボットの制御装置 - Google Patents

関節型ロボットの制御装置

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Publication number
JPH04261790A
JPH04261790A JP2204791A JP2204791A JPH04261790A JP H04261790 A JPH04261790 A JP H04261790A JP 2204791 A JP2204791 A JP 2204791A JP 2204791 A JP2204791 A JP 2204791A JP H04261790 A JPH04261790 A JP H04261790A
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JP
Japan
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force
control
arm
wrist mechanism
control means
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Withdrawn
Application number
JP2204791A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Nakada
康之 中田
Hitoshi Komoriya
均 小森谷
Yasuki Yamamoto
山本 泰機
Koichi Oikawa
浩一 及川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、関節型ロボットの制御
装置に係り、詳しくは、工場の組立作業の自動化等の分
野に用いて好適な、関節型ロボットの動作を制御する関
節型ロボットの制御装置に関する。 【0002】近年、工場の組立作業では、比較的安価で
稼動範囲の広い、図16に示すようなスカラ型ロボット
と呼ばれる関節型ロボットが多用されており、これに伴
って、関節型ロボットの制御装置が数多く開発されてい
る。 【0003】しかし、例えば、図17に示すように、作
業の対象となる物体(以下、対象物という)にアームの
先端を一定した圧力で押し付けて接触を保つ制御は難し
い。そこで、アームの先端を対象物に予め設定された圧
力で正確に押圧する関節型ロボットの制御装置が要求さ
れる。 【0004】 【従来の技術】従来のこの種の関節型ロボットの制御装
置としては、例えば、図15に示すようなブロック構成
のものがある。 【0005】図15に示す関節型ロボットの制御装置は
、大別して、位置制御手段1、力制御手段2、制御指令
生成手段である制御指令生成部3から構成され、位置制
御手段1は位置検出部4、及び位置制御部5から、力制
御手段2は力検出部6、及び力制御部7から構成されて
いる。なお、8は操作部、9はスカラ型ロボットのアー
ムであり、アーム9は図16に示すように、第1リンク
10、第2リンク11、ステージ土台部分12、ステー
ジ可動部分13、力覚センサ14、ハンド15から構成
され、例えば、環状の第1部材16を棒状の第2部材1
7に対して嵌め合い作業を行うものである。 【0006】スカラ型ロボットの制御装置は、組立作業
で嵌め合い等を容易に行うために、位置と力とのハイブ
リッド制御装置を備えている。位置と力とのハイブリッ
ド制御は、図18に示すように、位置制御部5と力制御
部7とによる制御であり、位置制御部5は、転置直交変
換行列(RT )演算部18、選択行列(I−Sf )
演算部19、直交変換行列(R)演算部20、位置フィ
ードバックゲイン(Cp )21から構成され、力制御
部7は、転置直交行列(RT )演算部22、選択行列
(Sf )演算部23、直交変換行列(R)演算部24
、力フィードバックゲイン(Cr )25から構成され
ている。 【0007】以上の構成において、まず、位置検出部4
によって制御対象であるアーム9の位置や姿勢が検出さ
れ、アーム9の位置や姿勢の情報が位置制御部5に出力
される。位置制御部5では、位置検出部4からの情報に
基づいて各演算部(転置直交変換行列演算部18、選択
行列演算部19、直交変換行列演算部20、位置フィー
ドバックゲイン21)により、アーム9の位置制御が行
われる。 【0008】また、同様に、力検出部6によって制御対
象であるアーム9が受ける力も検出されるとともに、検
出した力の情報が力制御部7に出力され、力検出部6か
らの情報に基づいて各演算部(転置直交行列演算部22
、選択行列演算部23、直交変換行列演算部24、力フ
ィードバックゲイン25)により、アーム9の力制御が
行われる。 【0009】すなわち、位置制御部5によってアーム9
の先端が対象物に接触するまでのロボットの位置移動や
、接触したあとの力の制御方向、及び制御方向に直交す
る方向への位置移動を行うための操作指令が操作部8へ
送られて、ロボットが制御され、力制御部7によって、
制御対象であるロボットアームの先端に取り付けられた
力検出部6(6軸力覚センサ)で検出されたアームの先
端と対象物との接触力Fを、所定の設定力にするように
操作部8へ操作指令が送られ、アーム9が制御される。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の関節型ロボットの制御装置にあっては、関節
部を有するロボットの位置、及び力制御を行うという構
成となっていたため、アームを高速、かつ、正確に駆動
する制御を行う場合、その制御性能はアームの機構上の
問題から限界があるという問題点があった。 【0011】すなわち、スカラ型ロボットのような関節
型ロボットは、図16に示すように、一般に、片持ち支
持梁機構となっているため、アームを高速に動作させる
と、ロボット固有のコンプライアンスによりアームの先
端が振動し、予め設定された圧力に対して正確に追従で
きないためである。 【0012】[目的]そこで本発明は、ロボットアーム
側の振動をアームに先端に伝えないようにする関節型ロ
ボットの制御装置を提供することを目的としている。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明による関節型ロボ
ットの制御装置は上記目的達成のため、複数部材を互い
に揺動自在に支持して関節部を形成するアームと、該ア
ームの先端部に回動自在に設けられた手首機構と、所定
の制御対象の位置や姿勢を検出し、検出した位置情報に
基づいて該制御対象の位置を制御する位置制御手段と、
該制御対象が受ける力を検出し、検出した力情報に基づ
いて該制御対象によって外部に及ぼす力を制御する力制
御手段と、該位置制御手段、及び力制御手段にそれぞれ
発行すべき制御指令を生成する制御指令生成手段とを備
え、前記位置制御手段、及び力制御手段は前記アーム、
及び手首機構をそれぞれ独立して制御するように構成し
ている。 【0014】また、前記制御指令生成手段は予め設定さ
れた所定の設定位置、及び所定の設定力、並びに制御対
象の位置、及び制御対象が受ける力を比較する比較手段
を有し、該比較手段による比較結果に基づいて前記位置
制御手段、及び力制御手段の制御状態を切り換えるよう
に構成してもよく、この場合、前記手首機構の位置が動
作範囲の限界位置近傍にあるかどうかを監視する位置監
視手段と、該位置監視手段の監視結果に基づいて、前記
手首機構が動作範囲の限界位置近傍以外に位置するよう
にアームの動作を制御し、該手首機構の可動範囲を補償
する可動範囲補償手段とを備えることが好ましい。 【0015】 【作用】本発明では、位置制御手段、及び力制御手段に
よりアーム、及び手首機構がそれぞれ独立して制御され
、例えば、関節型ロボットが片持ち支持梁機構となって
いてもロボット固有のコンプライアンスと比較してより
小さなコンプライアンスの手首機構が動作制御される。 【0016】すなわち、アームの先端部分に位置する手
首機構に伝わるロボットアーム側の振動が防止され、対
象物に対して予め設定された圧力で正確にアームの先端
が押圧される。 【0017】 【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明に係る関節型ロボットの制御装置の実施例1
を示す図である。なお、関節型ロボットは図16に示す
従来例のスカラ型ロボットと同一である。 【0018】まず、構成を説明する。 【0019】図1において、図15に示した従来例に付
された番号と同一番号は同一部分を示す。本実施例の関
節型ロボットの制御装置は、アーム9に手首機構26が
設けられ、アーム9と手首機構26とは独立に動作する
ため、手首機構26用の位置検出部4a、位置制御部5
a、力制御部7a、操作部8aが追加されて設けられて
おり、アーム9の制御を行う操作部8と手首機構26の
制御を行う操作部8aとが独立している。 【0020】図2,3は図1の詳細を示すブロック図で
ある。図2,3に示すように、位置検出部4は、エンコ
ーダ&カウンタ27、タコメータ28からなり、位置検
出部4aは、位置センサ29、速度計30から構成され
、力検出部6は、力覚センサ14、力覚センサ14で検
出した力をハンド15の座標系からロボットの基準座標
系へ変換する座標変換部31から構成されている。 【0021】操作部8は、サーボモータ32、パワーア
ンプ33、D/Aコンバータ34、補償器35からなり
、操作部8aはサーボモータ36、パワーアンプ37、
D/Aコンバータ38、補償器39から構成されている
。 【0022】ちなみに、力制御部7,7aは力制御動作
時に、力検出部6により検出された力F0 、設定力(
力指令Fr )、及び力制御パラメータに基づいて力制
御方向の速度指令信号Vf を発するものであり、位置
制御部5,5aは位置検出部4,4aで検出された位置
X0 、設定位置(位置指令Xr )、及び位置制御パ
ラメータに基づいて速度指令信号Vp を発するもので
ある。 【0023】なお、40,41は加算部であり、位置制
御部5,5a、及び力制御部7,7aから出力された速
度についての加算を行うものである。42,43は逆ヤ
コビ変換部であり、加算部40,41で加算された速度
をアーム9の各関節の角速度d2θ/dt2に変換する
ものである。座標変換部44,45では、位置検出部4
,4aで検出されたアーム9の関節角θs を基準座標
系での位置X0 に変換するものである。 【0024】制御指令生成部3では、アーム9、手首機
構26の位置、及びロボット先端と対象物体間で生じた
接触力を検出し、■  位置指令Xr 、及び位置制御
パラメータの転送、■  力指令Fr 、及び力制御パ
ラメータの転送、■  現在位置X0 の受信、■  
現在時刻の接触力F0 の受信、を行うものであり、オ
ペレータが与えた作業シーケンス、現在の位置、接触力
に従って、位置指令Xr 、力指令Fr 、制御パラメ
ータを位置制御部5,5a、及び力制御部7,7aへそ
れぞれ出力するものである。 【0025】次に作用を説明する。まず、力覚センサ1
4で検出された力Fh は、ハンド15の座標系で記述
されており、座標変換部31により基準座標系での力F
0 に変換される。 【0026】ここで、ハンド15の座標系を直交座標系
とし、位置制御方向の単位ベクトルがo,oに直交し、
反力がゼロに保たれるように力制御が行われる、力制御
方向の単位ベクトルをn,aとする。(但し、n,o,
aは、a=n×oを満たすものとする。)n,o,aを
基準座標系で記述すると、n=[nx ,ny ,nz
 ]T  o=[ox ,oy ,oz ]T  【0027】 【数1】 【0028】で表される。なお、Tは転置行列を示し、
各ベクトルの成分は、アーム9、及び手首機構26のそ
れぞれの関節角θs を同次変換や、Denavit−
Hartenberg記法で基準座標系に変換すること
で算出される。これらのベクトルを用いて、力覚センサ
14で検出された力Fh を基準座標系での力F0 に
変換する座標変換行列を表すと、 T=[n  o  a] となる。(但し、トルク成分については省略する。)同
様にして、ベクトルn,o,aを用いて力制御座標系か
らロボット基準座標系へ座標変換する直交座標変換行列
Rは、次式で与えられる。 【0029】 【数2】 【0030】図18に示すように、選択行列演算部19
の選択行列(Sf )は、例えば、X方向を力制御方向
、Y,Zを位置制御方向とすると、 【0031】 【数3】 【0032】となる。力フィードバックゲイン(Cf 
)は、基準座標系に関して、 【0033】 【数4】 【0034】で与えられる。また、位置フィードバック
ゲインCp は同様にして、 【0035】 【数5】 【0036】で与えられる。次に、図2,3に示すよう
な構成で関節型ロボットの制御装置を構築した場合、ロ
ボットアームの振動を先端に伝えずに、接触力を正確に
保ちながら力制御を伴う作業が行えることを説明する。 【0037】ロボットアームの振動は、主にアームのイ
ナーシャJと関節部の減速機、及びリンク等の剛性Kと
によって決定され、その共振周波数fは、【0038】 【数6】 【0039】で与えられる。ロボットアームにスカラ型
ロボットを使用した場合、共振周波数は通常10〜20
Hzである。 【0040】一方、本実施例による手首機構26を、ボ
ールねじ、リニアモータ等からなる一般的な直動機構で
作製した場合、共振周波数は 100Hz程度になる。 【0041】ロボットアームで力制御を行った場合、関
節部のモータへの駆動トルクに共振点付近の周波数成分
が含まれているとアーム9が振動を起こし、ロボット先
端での力制御が不能となる。すなわち、アーム9の振動
を止めるためには、低い周波数成分のトルクで駆動する
必要があるが、そうすると、アーム9の動作速度が遅く
なってしまう。 【0042】手首機構26は、アーム9に比べて駆動す
る負荷の質量が小さく、また、モータ(アクチュエータ
)からロボットの先端までに介在する機構が少ないため
、アーム9よりも剛性が高い。つまり、手首機構26を
用いるとアーム9よりも高い周波数成分を持つ駆動力で
駆動が可能となり作業スピードが上がる。 【0043】したがって、本実施例では、手首機構26
を用いることにより設定された接触力により正確に追従
でき、かつ、力制御を伴う作業を高速に行うことができ
る。 【0044】図4は本発明に係る関節型ロボットの制御
装置の実施例2を示す図である。まず、構成を説明する
。なお、図4において、図1〜3に示した実施例1に付
された番号と同一番号は同一部分を示す。 【0045】本実施例は、実施例1の制御指令生成部3
に比較手段である位置の切替条件比較部46、力の切替
条件比較部47、及びパラメータ変更部48を追加して
設けたものである。 【0046】位置、及び力の切替条件比較部46,47
は、切替条件と、現在の検出位置、あるいは検出力とを
比較し、条件を満たした場合に条件一致の信号を出すも
のであり、パラメータ変更部48は、前述の条件一致信
号を検出すると位置制御部5,5a、または力制御部7
,7aに送るパラメータを変更し、アーム9、及び手首
機構26の制御状態を変える。これらの処理はリアルタ
イムで自動的に行われる。 【0047】なお、位置、及び力の切替条件比較部46
,47で与えられる切替条件、及びパラメータ変更部4
8に設定されるパラメータは、オペレータが予め入力す
るか、オペレータが予め入力しておいた値に基づいて算
出したものである。 【0048】これによって、制御指令生成部3は動作開
始時のパラメータ設定や、異常動作時の目標力、目標位
置の設定を行う。 【0049】図5は位置の切替条件比較部46の動作例
を示すフローチャートである。位置の切替条件比較部4
6では、まず位置の切替条件と現在位置とが比較され、
切替条件を満たしていれば、条件一致信号が送出され、
切替条件を満たしていない場合は、再び現在位置が読み
込まれ、切替条件との比較が行われる。切替条件は、オ
ペレータ、または位置を用いた計算によって与えられ、
位置の切替条件比較部46内のメモリに格納される。格
納された切替条件は、作業中に順次読み込まれる。 【0050】図6は力の切替条件比較部47の動作例を
示すフローチャートである。力の切替条件比較部も位置
の切替条件比較部46と同様に、まず力の切替条件と現
在の検出力とが比較され、切替条件を満たしていれば、
条件一致信号が送出され、切替条件を満たしていない場
合は、再び現在の力と読み込み切替条件との比較が行わ
れる。切替条件は、オペレータ、または力を用いた計算
によって与えられ、力の切替条件比較部47内のメモリ
に格納される。格納された切替条件は、作業中に順次読
み込まれる。 【0051】図7はパラメータ変更部48の動作例を示
すフローチャートである。パラメータ変更部48では、
位置の切替比較部46、あるいは力の切替条件比較部4
7からの条件一致信号が検出された場合、アーム9の位
置制御部5、力制御部7のパラメータ、または手首機構
26の位置制御部5a、力制御部7aのパラメータを変
更し、アーム9、及び手首機構26の制御状態が変更さ
れる。変更されるパラメータは、オペレータによって与
えられ、パラメータ変更部48内のメモリに格納される
。 【0052】ちなみに、制御指令生成部3では、オペレ
ータが与えられた作業シーケンス、現在の位置、接触力
、すなわち、対象物の種別(例えば、硬さ等の違い)に
応じて目標力指令、目標位置指令を位置制御部5,5a
、力制御部7,7aに出力するものである。 【0053】次に、具体的な作業例について示す。 【0054】ロボットアームは、図16に示すように、
θ1 、θ2 、z3 、θ4 軸の4自由度を有する
スカラ型ロボットであり、手首機構26は、直交する2
つの直進方向(h軸、v軸)に動作する直交ステージで
ある。 【0055】手首機構26には、力覚センサ14、ハン
ド15が搭載され、組み立てを行う第1部材16を把持
する。組立作業は、ハンド15で把持した第1部材16
を第2部材17に嵌め込み、第1部材16を第2部材1
7に順に重ねていくというものである。 【0056】図8に組み立て時の作業状態を示し、図9
,10に作業シーケンスを示す。図9,10に示すよう
に、位置の切替条件比較部46、力の切替条件比較部4
7によってアーム9、及び手首機構26のシーケンスを
切り換えると、第1部材16と第2部材17とが組み立
てられる。 このとき、位置の切替条件比較部、力の切替条件比較部
、パラメータ変更部内のそれぞれのメモリに設定される
値は、図11のように与えられる。 【0057】したがって、本実施例では、手首機構26
を調節することにより可動範囲の微調整ができ、実施例
1と比較してより追従性の向上を図ることができる。図
12は本発明に係る関節型ロボットの制御装置の実施例
3を示す図である。 【0058】まず、構成を説明する。なお、図12にお
いて、図1〜3に示した実施例1に付された番号と同一
番号は同一部分を示す。 【0059】本実施例は、実施例1の制御指令生成部3
に手首機構26の位置監視手段である位置監視部49、
アーム9の可動範囲補償手段である可動範囲補償部50
を追加して設けたものである。 【0060】位置監視部49は、図13に示すように、
手首機構26の位置を監視し、手首機構26の位置が予
め設定された動作範囲の限界位置近傍であるアラーム領
域に達した場合、可動範囲補償部50にアラーム信号を
出力するものであり、可動範囲補償部50は、位置監視
部49から出力されるアラーム信号を検出すると、アー
ム9の先端位置を移動する制御指令を生成してアラーム
領域にある手首機構26の位置を補正するものである。 【0061】また、図14に示すように、設定状態によ
っては、アーム9の力制御状態と手首機構の位置・力制
御状態を変えて、手首機構の位置を補正するようにして
もよく、このような補正方法として以下のような方法が
ある。 【0062】■  手首機構26を可動範囲の中心位置
へ移動させ、アーム9を手首機構26の移動方向と逆方
向に同スピードで移動させる。 【0063】■  手首機構26が可動範囲の中心位置
になるようにアーム9を位置制御で移動させ、ハンド1
5と対象物体との接触状態が保たれるように手首機構2
6を力制御する。 【0064】なお、これらの処理はリアルタイムで自動
的に行われ、上記した■、■の方法のうち、いずれを選
択するかはオペレータが予め入力しておく。 【0065】そして、制御指令生成部3では、動作開始
時のパラメータ設定や、異常動作時の目標力、目標位置
の設定を行う。次に作用を説明する。 【0066】例えば、図17に示すように、曲面に塗布
作業することを考える。なお、手首機構26は直進方向
の1自由度のみで、可動範囲は±aとし、対象物に力F
を加えるように力制御されているものとする。 【0067】このとき、アームの先端がE方向へ移動す
ると、手首機構は力制御されているので、点Aのように
対象物体が手首機構の可動範囲内にあれば、ハンド15
と対象物体との接触は保たれる。 【0068】しかし、点Bのように対象物体が手首機構
26の可動範囲外にあると、ハンド15が対象物体から
離れるため、点Bには塗布されない。 【0069】すなわち、実施例2において、手首機構2
6の可動範囲は、位置分解能を高くするため、ロボット
アーム9よりも可動範囲を狭く(例えば、1/100程
度)設定することが一般的であるが、すると、アーム9
で行う作業を手首機構26を用いて行った場合、手首機
構26の動きのみでは前述の例のように動作範囲を越え
る場合がある。 【0070】したがって、本実施例では、位置監視部4
9で手首機構26の位置・姿勢を監視しておき、手首機
構26が可動範囲の限界位置に達した場合、限界位置を
回避するような制御指令をロボットアームに与えること
ができ、実施例2と比較してもより大きな幅での追従性
の向上を図ることができる。 【0071】このように本実施例では、ロボット固有の
コンプライアンスと比較してより小さなコンプライアン
スの手首機構を動作制御することにより、アームの先端
部分に位置する手首機構に伝わるロボットアーム側の振
動を防止でき、対象物に対して予め設定された圧力で正
確にアームの先端を押圧できる。 【0072】したがって、設定された接触力により正確
に追従でき、力制御を伴う作業をより高速に行うことが
できる。 【0073】 【発明の効果】本発明では、ロボット固有のコンプライ
アンスと比較してより小さなコンプライアンスの手首機
構を動作制御することにより、アームの先端部分に位置
する手首機構に伝わるロボットアーム側の振動を防止で
き、対象物に対して予め設定された圧力で正確にアーム
の先端を押圧できる。 【0074】したがって、設定された接触力により正確
に追従でき、力制御を伴う作業を高速に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の全体構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の詳細を示すブロック図である。
【図3】図1の詳細を示すブロック図である。
【図4】本発明実施例2の制御指令生成部のブロック図
である。
【図5】位置の切替条件比較部の動作例を示すフローチ
ャートである。
【図6】力の切替条件比較部の動作例を示すフローチャ
ートである。
【図7】パラメータ変更部の動作例を示すフローチャー
トである。
【図8】第1,2部材の組み立て時の作業状態を示す図
である。
【図9】位置、及び力の切替条件比較部、並びにパラメ
ータ変更部の作業シーケンスを説明するための図である
【図10】位置、及び力の切替条件比較部、並びにパラ
メータ変更部の作業シーケンスを説明するための図であ
る。
【図11】組立作業で設定する切替条件、変更パラメー
タを示す図である。
【図12】本発明実施例3の制御指令生成部のブロック
図である。
【図13】位置監視部の動作例を説明するためのフロー
チャートである。
【図14】可動範囲補償部の動作例を説明するためのフ
ローチャートである。
【図15】従来例の全体構成を示すブロック図である。
【図16】関節型ロボットの全体構成を示す斜視図であ
る。
【図17】アームの動作例を説明するための図である。
【図18】位置と力とのハイブリッド制御を説明するた
めのブロック図である。
【符号の説明】
1    位置制御手段 2    力制御手段 3    制御指令生成部(制御指令生成手段)4  
  位置検出部 5    位置制御部 6    力検出部 7    力制御部 8    操作部 9    アーム 10    第1リンク 11    第2リンク 12    ステージ土台部分 13    ステージ可動部分 14    力覚センサ 15    ハンド 16    第1部材 17    第2部材 18    転置直交変換行列演算部 19    選択行列演算部 20    直交変換行列演算部 21    位置フィードバックゲイン22    転
置直交行列演算部 23    選択行列演算部 24    直交変換行列演算部 25    力フィードバックゲイン 26    手首機構 27    エンコーダ&カウンタ 28    タコメータ 29    位置センサ 30    速度計 31    座標変換部 32,36    サーボモータ 33,37    パワーアンプ 34,38    D/Aコンバータ 35,39    補償器 40,41    加算部 42,43    逆ヤコビ変換部 44,45    座標変換部 46    位置の切替条件比較部 47    力の切替条件比較部 48    パラメータ変更部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数部材を互いに揺動自在に支持して
    関節部を形成するアームと、該アームの先端部に回動自
    在に設けられた手首機構と、所定の制御対象の位置や姿
    勢を検出し、検出した位置情報に基づいて該制御対象の
    位置を制御する位置制御手段と、該制御対象が受ける力
    を検出し、検出した力情報に基づいて該制御対象によっ
    て外部に及ぼす力を制御する力制御手段と、該位置制御
    手段、及び力制御手段にそれぞれ発行すべき制御指令を
    生成する制御指令生成手段と、を備え、前記位置制御手
    段、及び力制御手段は前記アーム、及び手首機構をそれ
    ぞれ独立して制御することを特徴とする関節型ロボット
    の制御装置。
  2. 【請求項2】  前記制御指令生成手段は予め設定され
    た所定の設定位置、及び所定の設定力、並びに制御対象
    の位置、及び制御対象が受ける力を比較する比較手段を
    有し、該比較手段による比較結果に基づいて前記位置制
    御手段、及び力制御手段の制御状態を切り換えることを
    特徴とする請求項1の関節型ロボットの制御装置。
  3. 【請求項3】  前記手首機構の位置が動作範囲の限界
    位置近傍にあるかどうかを監視する位置監視手段と、該
    位置監視手段の監視結果に基づいて、前記手首機構が動
    作範囲の限界位置近傍以外に位置するようにアームの動
    作を制御し、該手首機構の可動範囲を補償する可動範囲
    補償手段と、を備えることを特徴とする請求項2の関節
    型ロボットの制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015199149A (ja) * 2014-04-04 2015-11-12 キヤノン株式会社 ロボット制御方法、ロボット装置、プログラム及び記録媒体
JP2018001370A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 株式会社ダイヘン 振動低減制御装置、及びロボット
JP2019018298A (ja) * 2017-07-19 2019-02-07 キヤノン株式会社 ロボット装置、ロボット装置の制御方法、ロボット装置を用いた組立方法
JP2020034994A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 株式会社デンソー 強化学習装置

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