JPH04261317A - 同軸線の端末処理における外部導体除去方法 - Google Patents

同軸線の端末処理における外部導体除去方法

Info

Publication number
JPH04261317A
JPH04261317A JP3019892A JP1989291A JPH04261317A JP H04261317 A JPH04261317 A JP H04261317A JP 3019892 A JP3019892 A JP 3019892A JP 1989291 A JP1989291 A JP 1989291A JP H04261317 A JPH04261317 A JP H04261317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer conductor
coaxial line
coaxial
conductor
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3019892A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Kimura
正美 木村
Yukihiro Yagata
矢形 幸博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP3019892A priority Critical patent/JPH04261317A/ja
Publication of JPH04261317A publication Critical patent/JPH04261317A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Terminals (AREA)
  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同軸線の端末処理にお
ける外部導体除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】同軸線の端末処理における従来の外部導
体除去方法を、図24〜図28により説明する。
【0003】まず、図24に示す外部被覆除去工程60
により、同軸線1の端末の外部被覆2を除去し、外部導
体3を露出させる。次に、図25に示す外部導体分離工
程61により、同軸線1の端末の外部導体3と内部被覆
4を分離する。ついで、図26に示す外部導体捩り工程
62により、前記分離した外部導体3を捩ってまとめる
。さらに、図27に示す迎え半田工程63により、やに
入り半田58と半田ごて59を用いて外部導体3に迎え
半田を施す。そして、図28に示す外部導体切断工程6
4により、不要な外部導体9を切断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、外
部導体の分離、外部導体の捩りまとめ、外部導体への迎
え半田、外部導体の切断等を手作業で行っており、しか
も作業工数が多いので、能率が悪い問題があった。
【0005】本発明の目的は、同軸線の外部導体の除去
作業を機械化に適した作業に改善して自動化し、かつ作
業工数の低減を図り、作業能率の向上を図り得る同軸線
の端末処理における外部導体除去方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は同軸線の端末の外部被覆を除去し、外部導
体を露出させる外部被覆除去工程と、露出された外部導
体を溶解半田に浸漬させ、銅拡散の作用を利用して外部
導体を除去する外部導体除去工程とを備えて構成したも
のである。
【0007】また、前記目的を達成するために、本発明
は同軸線の端末の外部被覆を除去し、外部導体を露出さ
せる外部被覆除去工程と、露出された外部導体に迎え半
田を施す迎え半田工程と、露出された外部導体を溶解半
田に浸漬させ、銅拡散の作用を利用して外部導体を除去
する外部導体除去工程とを備えて構成したものである。
【0008】さらに、前記目的を達成するために、本発
明は同軸線の端末の外部被覆を除去し、外部導体を露出
させる外部被覆除去工程と、露出された外部導体をエッ
チング液に浸漬させ、エッチング作用を利用して外部導
体を除去する外部導体除去工程とを備えて構成したもの
である。
【0009】
【作用】本発明の請求項1記載の発明では、外部被覆除
去工程により、同軸線の端末の不要な外部被覆を除去し
、外部導体を露出させる。次に、外部導体除去工程によ
り、前記露出された外部導体を溶解半田に浸漬させ、銅
拡散作用を利用して、半田に銅製の外部導体を食わせ、
不要な外部導体を除去する。
【0010】これにより、同軸線の外部導体の除去作業
を機械化に適した作業に改善でき、その結果自動化を図
ることが可能となり、かつ作業工数の低減を図ることが
でき、その結果作業能率の向上を図ることが可能となる
【0011】また、本発明の請求項2記載の発明では、
外部被覆を除去し、外部導体を露出させたのち、迎え半
田工程により前記外部導体に迎え半田を施し、その後銅
拡散作用を利用して外部導体を除去する。
【0012】このように、迎え半田工程で外部導体に予
め半田を施すことによって、迎え半田と溶解半田とが良
く融合するので、銅拡散作用を促進させ、外部導体の除
去をより一層能率良く行うことができる。
【0013】さらに、本発明の請求項3記載の発明では
、外部被覆除去工程により、同軸線の端末の不要な外部
被覆を除去し、外部導体を露出させる。ついで、外部導
体除去工程により、前記露出された外部導体をエッチン
グ液に浸漬させ、エッチング作用を利用して、不要な外
部導体を除去する。
【0014】これにより、この請求項3記載の発明にお
いても、同軸線の外部導体の除去作業を機械化に適した
作業に改善でき、その結果作業の自動化が可能となり、
かつ作業工数の低減を図ることができ、その結果作業能
率の向上を図ることが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明する
【0016】図1は本発明方法を実施するための同軸線
端末処理機を示し、図2は処理すべき同軸線の端末を示
し、図3〜図10は図1に示す同軸線端末処理機により
実施する同軸線の端末の処理工程を示し、図11は同軸
線の端末の外部被覆や内部被覆を除去するストリッパの
一例を示す。
【0017】その図1に示す同軸線端末処理機は、同軸
線ホルダ10と、パレット11と、コンベア12と、制
御部13と、ハーフストリップ部14と、フラックス供
給部15と、半田槽18と、洗浄槽20と、外部被覆・
外部導体除去部22と、内部被覆除去部23と、端子圧
着部24とを備えて構成されている。
【0018】前記同軸線ホルダ10には、処理すべき同
軸線1の端末を挿入し、支持するようになっている。ま
た、同軸線ホルダ10はパレット11上に搭載されてい
る。さらに、この同軸線ホルダ10は垂直面内で90°
の範囲で回転可能に構成され、同軸線1の端末を水平状
態と垂直状態に姿勢制御し得るようになっている。
【0019】前記パレット11は、コンベア12上に載
置されている。
【0020】前記コンベア12は、パレット11上に搭
載された同軸線ホルダ10を介して、処理すべき同軸線
1の端末を各処理部に間欠的に送り込むようになってい
る。
【0021】前記制御部13は、同軸線ホルダ10、コ
ンベア12および各処理部を予め決められたシーケンス
に従って順序動作されるようになっている。
【0022】前記ハーフストリップ部14には、図11
に示すようなストリッパ26が配備されている。このス
トリッパ26は、2個一対の同軸線固定部27a,27
bと、ブロック28a,28bに取り付けられた2個一
対のストリップ用刃物29a,29bとを備えて構成さ
れている。前記同軸線固定部27a,27bは、図12
の矢印X方向に同期的に動作し、同軸線ホルダ10から
差し出された同軸線1の端末を把持し、固定するように
なっている。前記ストリップ用刃物29a,29bは、
ブロック28a,28bを介して図11の矢印X方向と
、Y方向とに同期的に動作し、同軸線固定部27a,2
7bに固定された同軸線1の端末の外部被覆2や内部被
覆4に切り込みを入れながら、同軸線1の端部方向に押
し出し、ハーフストリップの状態またはパーフェクトス
トリップの状態に処理し得るように構成されている。 そして、このハーフストリップ部14では前記ストリッ
パ26により、同軸線1の端末の外部被覆2をハーフス
トリップの状態に処理するようになっている。
【0023】前記フラックス供給部15では、図1およ
び図4に示すように、容器16内にフラックス17が収
容されている。この容器16は、図45に示す矢印Z方
向に昇降可能に設けられており、予め決められた上昇位
置にセットされたとき、同軸線1の端末の露出されてい
る外部導体3にフラックス15を供給するようになって
いる。
【0024】前記半田槽18には、溶解半田19が収容
されている。この溶解半田19は半田の溶融温度よりも
少し高い、例えば280℃に保持されている。前記半田
槽18は、図5および図6に示す矢印Z方向に昇降可能
に設けられており、予め決められた位置から図5に示す
最も高い第1の位置H1と、この第1の位置H1よりも
少し低い図6に示す第2の位置H2とに上昇操作される
ようになっている。そして、図5に示すように、第1の
位置H1にセットされたときは同軸線1の端末の露出し
ている外部導体3に迎え半田を施し、図6に示すように
、第2の位置H2にセットされたときは銅拡散作用を利
用して前記外部導体3を除去するようになっている。
【0025】前記洗浄槽20には、洗浄液としてアルコ
ール21が収容されている。この洗浄槽20も、図7に
示す矢印Z方向に昇降可能に設けられており、予め決め
られた上昇位置にセットされたとき、同軸線1の端末に
付着されているフラックスをアルコール21で洗い流す
ようになっている。
【0026】前記外部被覆・外部導体除去部22には、
図11に示すストリッパ26と同様のストリッパが配備
されている。この外部被覆・外部導体除去部22では、
ストリッパ26により同軸線1の端末の不要な外部被覆
・外部導体8を押し出して除去し、内部被覆4の端部を
露出させるようになっている。
【0027】前記内部導体除去部23にも、図11に示
すストリッパ26と同様のストリッパが配備されている
。この内部導体除去部23は、ストリッパにより同軸線
1の端部の露出している内部被覆4に切り込みを入れ、
その内部被覆4を押し出して除去し、内部導体5の端部
を露出させるようになっている。
【0028】前記端子圧着部24は、端子25を1個ず
つ取り出し、同軸線1の端部の露出している内部導体5
に圧着させて取り付ける得るように構成されている。
【0029】次に、図1に示す同軸線端末処理機を使用
して実施する本発明方法を図2〜図10により工程順に
説明する。
【0030】(1)  準備工程で、図2に示すような
同軸線1の端末を同軸線ホルダ10に挿入し、その同軸
線ホルダ10をパレット11上に搭載し、そのパレット
11をコンベア12上に載置する。ついで、処理すべき
同軸線1の端末を水平状態に保ち、コンベア12、パレ
ット11および同軸線ホルダ10を介して、同軸線1を
図3に示す外部被覆除去工程30に送付する。
【0031】(2)  外部被覆除去工程30では、ハ
ーフストリップ部14に配備されたストリップにより、
同軸線1の端末の外部被覆2に切り込みを入れながら外
部被覆2を同軸線1の端部に向かって途中まで押し出し
、外部導体3の一部を露出させ、ハーフストリップの状
態に処理する。このハーフストリップの状態に処理され
た部分を、図3に符号6で示す。このように、同軸線1
の端末の外部被覆2を途中まで押し出したハーフストリ
ップの状態に処理することにより、露出している外部導
体3が以後の処理工程でばらばらにならないようにまと
めておくことができる。ついで、ハーフストリップの状
態に処理された同軸線1の端末を水平状態に保ち、同軸
線1を図4に示すフラックス塗布工程31に送付する。
【0032】(3)  フラックス塗布工程31では、
フラックス供給部15の容器16の上方で同軸線ホルダ
10を回転させ、同軸線1の端末を水平状態から垂直状
態に立てる。また、フラックス供給部15の容器16を
上昇させ、フラックス17内に同軸線1の端末を浸漬さ
せ、同軸線1の端末の露出している外部導体3にフラッ
クス17を塗布する。ついで、容器16を原位置に下降
させる。また、同軸線ホルダ10を回転させ、同軸線1
の端末を垂直状態から水平状態に戻す。次に、同軸線1
を図5に示す迎え半田工程32に送付する。
【0033】(4)  迎え半田工程32では、半田槽
18の上方で、同軸線ホルダ10を回転させ、同軸線1
の端末を水平状態から垂直状態に立てる。また、半田槽
20を第1の位置H1まで上昇させ、溶解半田21内に
同軸線1の端末を浸漬させ、同軸線1の端末の露出して
いる外部導体3に迎え半田を施す。外部導体3に迎え半
田を施した部分を、図5に符号7で示す。前述のごとく
、外部導体3に迎え半田を施したのち、同軸線1の端末
を垂直状態に立てたまま、図6に示す外部導体除去工程
33に移行する。
【0034】(5)  外部導体除去工程33では、半
田槽18を第1の位置H1よりも少し低い第2の位置H
2に下降させる。そして、同軸線1の端末における迎え
半田を施した部分7の下部側を溶解半田19に浸漬させ
、銅拡散作用を利用して、銅製の外部導体3を溶解半田
19に食わせて除去する。この実施例で、外部導体除去
工程33の前の迎え半田工程32により、除去すべき外
部導体3に迎え半田を施すことによって迎え半田と溶解
半田19とが欲融合するので、銅拡散作用による外部導
体3の除去を促進させ、処理能率を向上させることがで
きる。前記外部導体3を除去したのち、半田槽18を第
2の位置H2から原位置に下降させる。また、同軸線ホ
ルダ10を回転させ、同軸線1の端末を垂直状態から水
平状態に戻す。ついで、外部導体3の除去された同軸線
1を図7に示す洗浄工程34に送付する。
【0035】(6)  洗浄工程34では、洗浄槽20
の上方で同軸線ホルダ10を回転させ、同軸線1の端末
を水平状態から垂直状態に立てる。また、洗浄槽20を
上昇させ、アルコール21内に同軸線1の端末を浸漬さ
せ、この端末に付着しているフラックスを洗い流す。フ
ラックスを除去したのち、洗浄槽20を原位置に下降さ
せる。
【0036】また、同軸線ホルダ10を回転させ、同軸
線1の端末を垂直状態から水平状態に戻す。ついで、同
軸線1を図8に示す外部被覆・外部導体除去工程35に
送付する。
【0037】(7)  外部被覆・外部導体除去工程3
5では、外部被覆・外部導体除去部22に配備されたス
トリッパにより、同軸線1の端末に付着している不要な
外部被覆・外部導体8を同軸線1の端部に向かって押し
出して除去し、内部被覆4の端部を露出させる。ついで
、同軸線1を図9に示す内部被覆除去工程36に送付す
る。
【0038】(8)  内部被覆除去工程36では、内
部被覆除去部23に配備されたストリッパにより、同軸
線1の端末の露出している内部被覆4に切り込みを入れ
ながら同軸線1の端部に向かって押し出して除去し、内
部導体5の端部を露出させる。ついで、同軸線1を図1
0に示す端子圧着工程37に送付する。
【0039】(9)  端子圧着工程37では、端子圧
着部24で端子25を取り出し、その端子25を同軸線
1の露出している内部導体5に圧着して取り付ける。こ
のように、同軸線1の端末に端子25を取り付けたのち
、同軸線1を検査工程等の次工程に送付する。
【0040】以上のように、この図1〜図10に示す実
施例では、同軸線1の外部導体3の除去に必要な作業か
ら内部導体5への端子25の圧着・取り付けに至る作業
を、機械化に適する作業に改善することができ、これに
より自動化を図ることが可能となる。また、従来の人手
による作業に比べて大幅に作業工数を低減でき、その結
果作業能率の向上を図ることが可能となる。
【0041】次に、図12は本発明方法を実施するため
の別の同軸線端末処理機を示し、図13は処理すべき同
軸線の端末を示し、図14〜図23は図12に示す同軸
線端末処理機を使用して実施する同軸線の端末の処理工
程を示す。
【0042】その図12に示す同軸線端末処理機は、同
軸線ホルダ10と、パレット11と、コンベア12と、
制御部13と、外部被覆除去部38と、エッチング槽3
9と、洗浄槽41と、ハーフストリップ部14と、フラ
ックス供給部15と、半田槽18と、洗浄槽20と、外
部被覆除去部43と、内部被覆除去部23と、端子圧着
部24とを備えて構成されている。
【0043】前記同軸線ホルダ10、パレット11、コ
ンベア12および制御部13は、前記図1に示す実施例
と同様に構成されている。
【0044】前記外部被覆除去部38には、図11に示
すようなストリッパが配備されており、このストリッパ
により、同軸線1の端末の外部被覆2に切り込みを入れ
ながら外部被覆2を同軸線1の端部に向かって押し出し
て除去し、外部導体3を露出させるようになっている。
【0045】前記エッチング槽39には、図15に示す
ように、エッチング液40が収容されている。また、エ
ッチング槽39は図15に示す矢印Z方向に昇降可能に
設けられ、上昇位置にセットされたときに、露出してい
る外部導体3をエッチング液40に浸漬させるようにな
っている。
【0046】前記洗浄槽41には、洗浄液として水42
が入っている。この洗浄槽41も、図16に示す矢印Z
方向に昇降可能に設けられていて、上昇位置にセットさ
れたときに、同軸線1の端末を水42に浸漬させるよう
になっている。
【0047】前記ハーフストリップ部14およびフラッ
クス供給部15は、前記図1に示す実施例と同様に構成
されている。
【0048】前記半田槽18には、溶解半田19が収容
されており、この溶解半田19は通常の溶融温度である
例えば230℃に保たれている。また、半田槽18は図
19に示す矢印Z方向に昇降可能に設けられており、上
昇位置にセットされたときに、同軸線1の端末の露出し
ている外部導体3を溶解半田19に浸漬させるようにな
っている。
【0049】前記洗浄槽20は、前記図1に示す実施例
と同様に構成されている。
【0050】前記外部被覆除去部43には、図11に示
すようなストリッパが配備されている。このストリッパ
は、同軸線1の端末の途中まで押し出された状態で同軸
線1に付いている外部被覆2を、同軸線1の端部までさ
らに押し出して除去するようになっている。
【0051】前記内部被覆除去部23および端子圧着部
24は、前記図1に示す実施例と同様に構成されている
【0052】続いて、図12に示す同軸線端末処理機を
使用して実施する本発明方法の一例を図13〜図23に
より工程順に説明する。
【0053】(1)  準備工程で、図13に示すよう
な同軸線1の端末を同軸線ホルダ10に挿入し、その同
軸線ホルダ10をパレット11上に搭載し、そのパレッ
ト11をコンベア12上に載置する。ついで、同軸線1
の端末を水平状態に保ち、コンベア12、パレット11
および同軸線ホルダ10を介して、同軸線1を図14に
示す第1の外部被覆除去工程44に送付する。
【0054】(2)  第1の外部被覆除去工程44で
は、外部被覆除去部38に配備されたストリッパにより
、同軸線1の端末の外部被覆2に切り込みを入れながら
外部被覆2を同軸線1の端部に向かって押し出して除去
し、外部導体3を露出させる。ついで、外部導体3を露
出させた同軸線1の端末を水平状態に保ち、同軸線1を
図15に示す外部導体除去工程45に送付する。
【0055】(3)  外部導体除去工程45では、同
軸線ホルダ10を回転させ、同軸線1の端末を水平状態
から垂直状態に立てる。また、エッチング槽39を上昇
させ、エッチング液40内に同軸線1の端末における露
出している外部導体3を浸漬させ、エッチング作用によ
り外部導体3を除去する。外部導体除去後、エッチング
槽39を原位置に下降させる。また、同軸線ホルダ10
を回転させ、同軸線1の端末を垂直状態から水平状態に
戻す。次に、同軸線1を図16に示す第1の洗浄工程4
6に送付する。
【0056】(4)  第1の洗浄工程46では、洗浄
槽41の上方で、同軸線ホルダ10を回転させ、同軸線
1の端末を水平状態から垂直状態に立てる。また、洗浄
槽41を上昇させ、水42内に同軸線1の端末を浸漬さ
せ、同軸線1の端末に付着しているエッチング液を洗い
落とす。ついで、洗浄槽41を原位置に下降させる。ま
た、同軸線ホルダ10を回転させ、同軸線1の端末を垂
直状態から水平状態に戻す。次に、同軸線1を図17に
示す第2の外部被覆除去工程47に送付する。 (5)  第2の外部被覆除去工程47では、ハーフス
トリップ部14に配備されたストリッパにより、同軸線
1の端末の外部被覆2に再び切り込みを入れながら外部
被覆2を同軸線1の端部に向かって途中まで押し出し、
外部導体3の一部を露出させ、ハーフストリップの状態
に処理する。なお、ハーフストリップの状態に処理され
た部分を、図17に符号6で示す。この実施例において
も、ハーフストリップの状態に処理することにより、露
出している外部導体3が以後の処理工程でばらばらにな
らないようにまとめておくことができる。ついで、ハー
フストリップの状態に処理された同軸線1の端末を水平
状態に保ち、同軸線1を図18に示すフラックス塗布工
程48に送付する。
【0057】(6)  フラックス塗布工程48では、
フラックス供給部15の容器16の上方で同軸線ホルダ
10を回転させ、同軸線1の端末を水平状態から垂直状
態に立てる。また、容器16を上昇させ、フラックス1
7内に同軸線1の端末を浸漬させ、同軸線1の端末の露
出している外部導体3にフラックス17を塗布する。つ
いで、容器16を原位置に下降させる。また、同軸線ホ
ルダ10を回転させ、同軸線1の端末を垂直状態から水
平状態に戻す。次に、同軸線1を図19に示す半田付着
工程49に送付する。
【0058】(7)  半田付着工程49では、半田槽
18の上方で、同軸線ホルダ10を回転させ、同軸線1
の端末を水平状態から垂直状態に立てる。また、半田槽
18を上昇させ、溶解半田19内に同軸線1の端末を浸
漬させ、同軸線1の端末の露出している外部導体3に半
田を施す。外部導体3に半田を施した部分を、図19に
符号7で示す。前記同軸線1の端末の外部導体3に半田
を施したのち、半田槽18を原位置に下降させる。また
、同軸線ホルダ10を回転させ、同軸線1の端末を垂直
状態から水平状態に戻す。ついで、同軸線1を図20に
示す第2の洗浄工程50に送付する。
【0059】(8)  第2の洗浄工程50では、洗浄
槽20の上方で同軸線ホルダ10を回転させ、同軸線1
の端末を水平状態から垂直状態に立てる。また、洗浄槽
20を上昇させ、アルコール21内に同軸線1の端末を
浸漬させ、この端末に付着しているフラックスを洗い流
す。ついで、洗浄槽20を原位置に下降させる。また、
同軸線ホルダ10を回転させ、同軸線1の端末を垂直状
態から水平状態に戻す。次に、同軸線1を図21に示す
第3の外部被覆除去工程51に送付する。
【0060】(9)  第3の外部被覆除去工程51で
は、第2の外部被覆除去部43に配備されたストリッパ
により、同軸線1の端部の途中に付いている不要な外部
被覆2を同軸線1の端部に向かって押し出して除去し、
内部被覆4の端部を露出させる。
【0061】ついで、同軸線1を図22に示す内部被覆
除去工程52に送付する。
【0062】(10)  内部被覆除去工程52では、
内部被覆除去部23に配備されたストリッパにより、同
軸線1の端末の露出している内部被覆4に切り込みを入
れながら同軸線1の端部に向かって押し出して除去し、
内部導体5の端部を露出させる。
【0063】ついで、同軸線1を図23に示す端子圧着
工程53に送付する。
【0064】(11)  端子圧着工程53では、端子
圧着部24で端子25を取り出し、その端子25を同軸
線1の露出している内部導体5に圧着して取り付ける。 このように、同軸線1の端末に端子25を取り付けたの
ち、同軸線1を検査工程等の次工程に送付する。
【0065】以上のように、図12〜図23に示す実施
例においても、同軸線1の外部導体3の除去に必要な作
業から内部導体5への端子25の圧着・取り付けに至る
作業を、機械化に適する作業に改善することができ、こ
れにより自動化を図ることが可能となる。また、従来の
人手による作業に比べて大幅に作業工数を低減でき、そ
の結果作業能率の向上を図ることが可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1記載の発
明によれば、同軸線の端末の外部被覆を除去し、外部導
体を露出させ、ついで露出された外部導体を溶解半田に
浸漬させ、銅拡散作用を利用して外部導体を溶解半田に
食わせて除去するようにしているので、同軸線の端末の
外部導体の除去作業を機械化に適する作業に改善できる
結果、自動化を図り得る効果があり、しかも作業工数の
低減を図り得るので、作業能率の向上を図り得る効果が
ある。
【0067】また、本発明の請求項2記載の発明によれ
ば、同軸線の端末の外部導体を露出させ、その露出され
た外部導体に迎え半田を施したのち溶解半田に浸漬させ
、銅拡散作用を利用して外部導体を除去するようにして
いるので、銅拡散を行う際、迎え半田と溶解半田とが良
く融合するため、銅拡散作用を促進させ、外部導体の除
去をより一層能率良く行い得る効果がある。
【0068】さらに、本発明の請求項3記載の発明によ
れば、同軸線の端末の外部被覆を除去し、外部導体を露
出させ、その露出された外部導体をエッチング液に浸漬
させ、エッチング作用により外部導体を除去するように
しているので、この発明においても同軸線の端末の外部
導体の除去作業を機械化に適する作業に改善できる結果
、自動化を図り得る効果があり、さらに作業工数の低減
を図り得るので、作業能率の向上を図り得る効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための同軸線端末処理機
の一例を示す斜視図である。
【図2】処理すべき同軸線の端末を示す図である。
【図3】同軸線の端末の外部被覆除去工程を示す説明図
である。
【図4】同軸線の端末の外部導体に対するフラックス塗
布工程の説明図である。
【図5】同軸線の端末の外部導体に対する迎え半田工程
を示す説明図である。
【図6】同軸線の端末の外部導体除去工程を示す説明図
である。
【図7】同軸線の端末の洗浄工程を示す説明図である。
【図8】同軸線の端末の外部被覆・外部導体除去工程を
示す説明図である。
【図9】同軸線の端末の内部被覆除去工程を示す説明図
である。
【図10】同軸線の端末の内部導体に対する端子圧着工
程を示す説明図である。
【図11】ストリッパの一実施例を示す斜視図である。
【図12】本発明方法を実施するための同軸線端末処理
機の別の実施例を示す斜視図である。
【図13】処理すべき同軸線の端末を示す説明図である
【図14】同軸線の端末の第1の外部被覆除去工程を示
す説明図である。
【図15】同軸線の端末の外部導体除去工程を示す説明
図である。
【図16】同軸線の端末の第1の洗浄工程を示す説明図
である。
【図17】同軸線の端末の第2の外部被覆除去工程を示
す説明図である。
【図18】同軸線の端末の外部導体に対するフラックス
塗布工程を示す説明図である。
【図19】同軸線の端末の外部導体に対する半田付着工
程を示す説明図である。
【図20】同軸線の端末の第2の洗浄工程を示す説明図
である。
【図21】同軸線の端末の第3の外部被覆除去工程を示
す説明図である。
【図22】同軸線の端末の内部被覆除去工程を示す説明
図である。
【図23】同軸線の端末の内部導体に対する端子圧着工
程を示す説明図である。
【図24】従来技術における同軸線の端末の外部被覆除
去工程を示す説明図である。
【図25】従来技術における同軸線の端末の外部導体分
離工程を示す説明図である。
【図26】従来技術における同軸線の端末の外部導体捩
り工程を示す説明図である。
【図27】従来技術における同軸線の端末の外部導体に
対する迎え半田工程を示す説明図である。
【図28】従来技術における同軸線の端末の不要な外部
導体切断工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1    同軸線 2    外部被覆 3    外部導体 4    内部被覆 5    内部導体 6    ハーフストリップの状態に処理された部分7
    迎え半田を施した部分 8    不要な外部被覆・外部導体 10  同軸線ホルダ 11  パレット 12  コンベア 13  制御部 14  ハーフストリップ部 15  フラックス供給部 17  フラックス 18  半田槽 19  溶解半田 20  洗浄槽 21  アルコール 22  外部被覆・外部導体除去部 23  内部被覆除去部 24  端子圧着部 25  端子 26  ストリッパ 30  外部被覆除去工程 31  フラックス塗布工程 32  迎え半田工程 33  外部導体除去工程 34  洗浄工程 35  外部被覆・外部導体除去工程 36  内部被覆除去工程 37  端子圧着工程 38  第1の外部被覆除去部 39  エッチング槽 40  エッチング液 41  洗浄槽 42  水 43  第2の外部被覆除去部 44  第1の外部被覆除去工程 45  外部導体除去工程 46  第1の洗浄工程 47  第2の外部被覆除去工程 48  フラックス塗布工程 49  半田付着工程 50  第2の洗浄工程 51  第3の外部被覆除去工程 52  内部被覆除去工程 53  端子圧着工程

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同軸線の端末の外部被覆を除去し、外部導
    体を露出させる外部被覆除去工程と、露出された外部導
    体を溶解半田に浸漬させ、銅拡散の作用を利用して外部
    導体を除去する外部導体除去工程とを備えていることを
    特徴とする同軸線の端末処理における外部導体除去方法
  2. 【請求項2】同軸線の端末の外部被覆を除去し、外部導
    体を露出させる外部被覆除去工程と、露出された外部導
    体に迎え半田を施す迎え半田工程と、露出された外部導
    体を溶解半田に浸漬させ、銅拡散の作用を利用して外部
    導体を除去する外部導体除去工程とを備えていることを
    特徴とする同軸線の端末処理における外部導体除去方法
  3. 【請求項3】同軸線の端末の外部被覆を除去し、外部導
    体を露出させる外部被覆除去工程と、露出された外部導
    体をエッチング液に浸漬させ、エッチング作用を利用し
    て外部導体を除去する外部導体除去工程とを備えている
    ことを特徴とする同軸線の端末処理における外部導体除
    去方法。
JP3019892A 1991-02-13 1991-02-13 同軸線の端末処理における外部導体除去方法 Pending JPH04261317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3019892A JPH04261317A (ja) 1991-02-13 1991-02-13 同軸線の端末処理における外部導体除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3019892A JPH04261317A (ja) 1991-02-13 1991-02-13 同軸線の端末処理における外部導体除去方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04261317A true JPH04261317A (ja) 1992-09-17

Family

ID=12011849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3019892A Pending JPH04261317A (ja) 1991-02-13 1991-02-13 同軸線の端末処理における外部導体除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04261317A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9240662B2 (en) 2012-04-27 2016-01-19 Yazaki Corporation Terminal treatment method and terminal treatment apparatus for coaxial cable

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9240662B2 (en) 2012-04-27 2016-01-19 Yazaki Corporation Terminal treatment method and terminal treatment apparatus for coaxial cable

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0775450B2 (ja) 被覆電線の中間皮剥き方法
JPH02278679A (ja) 自動圧接機におけるシールドリボンケーブルの切断処理方法及びその装置
CN111403979A (zh) 同轴电缆沾锡方法及沾锡机构
JPH04261317A (ja) 同軸線の端末処理における外部導体除去方法
JPH0332312A (ja) 同軸ケーブル及びその端末処理方法及び端末処理装置
JP2004343986A (ja) 平形導線のストリッピング
US2564874A (en) Terminal wiring method and apparatus
JP2001119829A (ja) 被覆電線の中間部皮剥き方法および装置
CN114498243A (zh) 一个hdmi加头自动化加工方法
JP3549586B2 (ja) 2芯ケーブル圧着装置
JPS5814129B2 (ja) 被覆電線中間剥離装置
JP2006034097A (ja) 電線皮剥き方法及び電線皮剥き装置
CN117913708A (zh) 剥线机械废料双级清除系统
CN219659144U (zh) 一种屏蔽网切断工具
CN212114252U (zh) 同轴电缆沾锡机构
JP3013558B2 (ja) ワイヤハーネスにおける本線と分岐線のジョイント方法およびジョイント装置
JPH1085929A (ja) 浸漬ろう付け時のエナメル残滓の除去方法及び装置
JPS6086781A (ja) リ−ド線の製造方法
CN114178678A (zh) 一种数据线芯线脱皮沾锡方法和设备
GB2023477A (en) Improvements relating to binding together the wires at a non- insulated multi-wire conductor
JP2000217220A (ja) 同軸ケ―ブルにおけるシ―ルド部導体のストリップ方法
JP2746688B2 (ja) 半田コート複合帯材の製造方法及び装置
JPS5818410Y2 (ja) リボン電線端末処理装置
JPH09103014A (ja) 二重被覆電線のストリップ方法
JPH0412733Y2 (ja)