JPH0426110Y2 - - Google Patents

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JPH0426110Y2
JPH0426110Y2 JP1987122698U JP12269887U JPH0426110Y2 JP H0426110 Y2 JPH0426110 Y2 JP H0426110Y2 JP 1987122698 U JP1987122698 U JP 1987122698U JP 12269887 U JP12269887 U JP 12269887U JP H0426110 Y2 JPH0426110 Y2 JP H0426110Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、シングルニードルY管留置針に関
し、さらに詳しく言うと、人工腎臓透析装置の血
液回路と患者の血管とを接続する際に使用する透
析用留置針として好適に利用することのできるシ
ングルニードルY管留置針に関する。
[従来の技術およびその問題点] 人工腎臓透析装置の血液回路と患者の血管との
接続は、一端を患者の血管内に挿入したままで使
用する留置針と血液回路の血液チユーブ先端に設
けた継手とを接続することにより行なわれてい
る。
そして、この留置針としては、一つの貫通路を
有する針を二本使用し、これらを血管内の二カ所
に穿刺したまま留置することによつて血液導出路
と血液導入路とを形成するいわゆるダブルニード
ル型のものと、針先が共通で、且つ、血液導出路
と血液流入路とを併有するシングルニードル型の
ものとが用いられている。これらのうち、特にシ
ングルニードル型の留置針は患者の血管内に一つ
の針先を挿入したまま留置するだけで血液導出路
と血液流入路とを同時に形成することができるの
で、患者の負担を軽減するうえに有利である。
従来、シングルニードル型の留置針としては、
たとえば、第6図に示すように外筒針aとこの外
筒針aに一直線状に連なる貫通管bと、この貫通
管bの中間部から分岐する側方貫通管cとからな
るものが知られている。この留置針は、次のよう
にして使用するものである。
すなわち、貫通管bの一端開口部から、金属
製の内針を外筒針a内に挿通し、内針の先端を外
筒針aの先端より突出させる。外筒針aの先端
より突出した内針の先端で患者の皮膚および血管
を穿刺して外筒針aの先端を血管内に案内する。
外筒針aの先端が血管内に達した後、内針だけ
を引き抜く。その後、貫通管bおよび側方貫通
管c内に血液が満ちるのを待つて、貫通管bおよ
び側方貫通管cの開放端に血液回路の継手を接続
する。
しかし、この留置針においては、貫通管bの開
放端から内針を挿入したうえで、この内針を外筒
針a内に挿通しなければならない。したがつて、
内針に要求される長さは、少なくとも外筒針aの
長さと貫通管bの長さと外筒針aの先端より突出
する部分の長さとを合計した長さとなり、使用す
る内針の全長が長く、取り扱いが不便であるとい
う問題があつた。
[考案の目的] この考案の目的は、前記問題を解消して、全長
の短い内針を使用することができるので取り扱い
に便利であり、内針を引き抜いた後の気泡抜き操
作や漏血防止を簡便に行なうことができ、しかも
部品点数の少ない留置針を提供することにある。
[前記目的を達成するための手段] 前記目的を達成するために、この考案者が鋭意
検討を重ねた結果、Y字状貫通管の特定の部位に
内針穿刺挿通部を設けてなる留置針は、全長の短
い内針を使用することができて取り扱いに便利で
あることを見出して、この考案に到達した。
すなわち、この考案の概要は、外筒針を有した
血液導出入路形成部と、この血液導出入路形成部
から二股に分岐する血液導出路形成部および血液
導入路形成部と、前記血液導出路形成部の開口端
および前記血液導入路形成部の開口端のそれぞれ
に液体流通管を装着する装着部と、血液導出路形
成部と血液導入路形成部との股間部に設けられた
内針穿刺挿通部とを有し、前記血液導出路形成部
と、前記血液導入路形成部と、前記装着部と、前
記内針穿刺挿通部とが柔軟部材で一体成形されて
なることを特徴とするシングルニードルY管留置
針である。
[作用] この考案のシングルニードルY管留置針におい
て、Y字状貫通管は三方向への貫通路を有し、そ
れぞれの貫通路の一端は貫通管の開口端に一致し
ている。三方向への貫通路のうち、一の貫通路は
体内から導出された血液と体内へ導入する血液と
が交互に流通する血液導出入路であり、他の一の
貫通路は体内から導出された血液が流通する血液
導出路であり、残りの一の貫通路は体内へ導入す
る血液が流通する血液流入路である。すなわち、
このY字状貫通管は血液導出入路形成部とこの血
液導出入路形成部から二股に分岐する血液導出路
形成部および血液流入路形成部とからなる。
血液導出入路形成部には先端を患者の血管内に
挿入する外筒針が形成してあり、この外筒針の内
周面と前記血液導出入路とは一致している。
この外筒針の先端からその先端が突出するよう
に内針を外筒針内に挿通し、内針の先端で患者の
皮膚および血管を穿刺、挿通すれば、外筒針の先
端は患者の血管内に案内される。
一方、前記血液導出路形成部および血液導入路
形成部のそれぞれの開口端には、液体流通管を接
続する装着部が設けてあり、この装着部に人工腎
臓透析装置の血液回路の継手を嵌合する。
また、前記血液導出路形成部と血液導入路形成
部との股間部には内針を穿刺挿通して外筒針内に
内針を挿通するための内針穿刺挿通部が設けてあ
り、前記血液導出路形成部と、前記血液導入路形
成部と、前記装着部と、前記内針穿刺挿通部とが
柔軟部材により一体成形してある。
この考案のシングルニードルY管留置針におい
て、外筒針内に内針を挿通するには、従来のシン
グルニードル型の留置針における場合のように、
血液導出路形成部および血液導入路形成部のいず
れかの開放端から内針を挿入する必要はなく、こ
れらの開放端よりもさらに外筒針の先端に近い位
置に形成してある前記内針穿刺挿通部から内針を
挿入する。したがつて、この考案のシングルニー
ドルY管留置針において使用する内針に必要な長
さは、従来のシングルニードル型の留置針に使用
する内針に必要な長さに比較して短い。
[考案の効果] この考案によると、従来のシングルニードル型
の留置針に使用する内針に比較して全長の短い内
針を使用するので、取り扱いに便利であるという
利点を有し、また、血液導出路形成部と、血液導
入路形成部と、装着部と、内針穿刺挿通部とが柔
軟部材により一体成形してあるので、内針を引き
抜いた後の気泡抜き操作や漏血防止を簡便に行な
うことができ、部品点数の少ないシングルニード
ルY管留置針を提供することができる。
[実施例] 次に、この考案の実施例を示し、この考案につ
いてさらに具体的に説明する。
(実施例 1) 第1図は、この考案のシングルニードルY管留
置針の一例を示す断面図である。
第1図に示すように、たとえば軟質塩化ビニル
樹脂、シリコーンゴム、ブチルゴム、エチレン−
プロピレンゴム、ポリウレタンなどの柔軟部材か
らなるY字状貫通管は、血液導出入路形成部2
とこの血液導出入路形成部2から二又に分岐する
血液導出路形成部3および血液導入路形成部4と
を有する。このY字状貫通管は、一体成形によ
り形成してもよいし、それぞれ別体に形成した血
液導出入路形成部2、血液導出路形成部3および
血液導入路形成部4を接続することにより形成し
てもよいが、部品点数の減少を図るために、血液
導出路形成部3と血液導入路形成部4とを、柔軟
部材により一体成形する。
血液導出入路形成部2の内部には、この血液導
出入路形成部2を貫通する血液導出入路5が形成
してある。また、血液導出路形成部3の内部に
は、この血液導出路形成部3を貫通する血液導出
路6が形成してあり、血液導入路形成部4の内部
にはこの血液導入路形成部4を貫通する血液導入
路7が形成してある。すなわち、血液導出入路5
と血液導出路6と血液導入路7とは、Y字状貫通
の会合部8において出会うようになつてい
る。
血液導出路形成部3と血液導入路形成部4との
股間部9には、柔軟部材からなる内針穿刺挿通部
10が設けてある。この内針穿刺挿通部10の形
成に用いる柔軟部材としては、たとえば軟質塩化
ビニル樹脂、シリコーンゴム、ブチルゴム、エチ
レン−プロピレンゴム、ポリウレタンなどが挙げ
られる。内針穿刺挿通部10は血液導出路形成部
3および血液導入路形成部4と一体成形により形
成する。この実施例においては一体成形により形
成してある。
血液導出路形成部3の開口端11の内周面に
は、体内から導出した血液を人工腎臓透析装置へ
導く血液回路の継手を嵌合する装着部12が血液
導出路形成部3と一体成形により形成してある。
この装着部12の内径は血液導出路形成部3の開
口端11側から血液導出入路側に向けて次第に小
さくなるようにしてあり、血液回路の継手をこの
装着部12に嵌合すると、血液回路の継手はその
端面が装着部12の内周面に当接した状態で装着
部12内に保持される。
血液導入路形成部4の開口端13の内周面に
は、人工腎臓透析装置で透析した血液を体内へ導
く血液回路の継手を嵌合する装着部12′が血液
導入路形成部4と一体成形により形成してある。
この装着部12′は前記装着部12と同様である
ので、説明を省略する。
前記血液導出路形成部3の開口端11および血
液導入路形成部4の開口端13には、それぞれ着
脱可能な蓋20が取り付けてある。この蓋20
は、血液導出路形成部3の開口端11および血液
導入路形成部4の開口端13にそれぞれ血液回路
の継手を接続する前に、開口端11または開口端
13から血液が流れ出すのを防止するものであ
り、血液回路の継手を接続するには、この蓋20
を取り外して開口端11および開口端13を露出
させた状態で行なう。
蓋20の形成に用いる材料としては、たとえば
塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネート、シリコーンゴム、ブタジ
エンゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴ
ム、ポリウレタン、クロロプレンラバー、シリコ
ーン発泡体などが挙げられる。
一方、血液導出入路形成部2には外筒針14が
形成してある。この外筒針14は、透析用留置針
であり、先端を患者の血管内に臨ませたまま留置
して使用するものである。外筒針14の先端を患
者の血管内に臨ませるには、外筒針14に、この
外筒針14の全長よりも長い全長を有する金属製
の内針15を挿通し、この内針15の先端に設け
た穿刺部16で患者の皮膚および血管を穿刺する
ことによつて外筒針14の先端を血管内に案内す
る。すなわち、内針15を外筒針14に挿入した
ときに、内針15の先端に設けた穿刺部16は外
筒針14の先端より突出することになるのである
が、この内針15の突出する部分の長さ(第2図
中、lで示す。)は、外筒針14の先端が血管内
に臨むとともに内針15の穿刺部16が血管を突
き破らない程度であることが好ましい。内針15
の突出する部分の長さlをこのように設定するた
めには、第2図に示すように、内針15の一端に
設けた操作部17に、内針穿刺挿通部10に当接
して内針15の侵入を阻止する当接部18を設け
ておくのもよい この実施例のシングルニードルY管留置針にお
いて、内針15を外筒針14に挿入するには、内
針15の操作部17を片手に持ち、穿刺部16で
内針穿刺挿通部10を穿刺して操作部17に設け
た当接部18がこの内針穿刺挿通部10に当接す
るまで内針10を押し込む。当接部18が内針穿
刺挿通部10に当接すると、内針15の穿刺部1
6を含む先端が所定の長さだけ外筒針14の先端
より突出する。ここで、この考案のシングルニー
ドルY管留置針において使用する内針15は、従
来のシングルニードル型の留置針において使用す
る内針のように血液導出路の開口端および血液導
入路の開口端のいずれかの開口端から外筒針内に
挿入する必要はなく、これらの開口端よりもさら
に外筒針の先端に近い位置に設けた内針穿刺挿通
部10から外筒針14内に挿入するものであか
ら、その全長は従来の内針に比較して短くなる。
外筒針14の先端より突出した内針15の穿刺
部16で患者の皮膚および血管を穿刺すると、そ
れに伴なつて外筒針14の先端が血管内に臨む。
この状態で内針15を内針穿刺挿通部10の方向
から引き抜いくのであるが、内針穿刺挿通部10
は柔軟部材からなり自己閉鎖性を有するととも
に、血液導出路形成部3の開口端11および血液
導入路形成部4の開口端13には、それぞれ着脱
可能な蓋20が取り付けてあるので、血液が漏出
することはない。
この実施例のシングルニードルY管留置針を使
用するにあたつては、内針15を引き抜いた後、
いわゆる気泡抜きの操作を行なうために、血液導
出路形成部3の中間部および血液導入路形成部4
の中間部を、たとえば嵌子などで挟み、血液導出
路6および血液導入路7を閉じておくことが好ま
しい。なお、血液導出路形成部3および血液導入
路形成部4は、いずれも柔軟部材からなるので、
中間部のクランプにより容易に血液導出路6およ
び血液導入路7の閉塞が実現する。
血液導入路形成部4のクランプはそのままで、
血液導出路形成部3のクランプのみを徐々に緩め
ると、血液が血液導出路6内に徐々に流入し、や
がて血液導出路形成部3の開口端11の内周面に
形成した装着部12に達して、血液導出路形形部
3内の空気は開口端11から排出される。しかる
後、この装着部12内に臨ませた血液回路の一方
の継手の先端を、第2図中の矢印Aの方向に押し
込んで装着部12内に嵌合すれば、血液導出路6
と血液回路との接続が完了する。
次いで、血液導出路形成部3の中間部を再び挟
んで血液導出路6を閉じるとともに、血液導入路
7のクランプを徐々に緩めると、血液が血液導入
路7内に徐々に流入し、やがて血液導入路形成部
4の開口端13の内周面に形成した装着部12′
に達して、血液導入路形成部4内の空気は開口端
13から排出される。しかる後、この装着部1
2′内に臨ませた血液回路の他方の継手の先端を、
第2図中の矢印Bの方向に押し込んで装着部1
2′内に嵌合すれば、血液導入路7と血液回路と
の接続が完了する。
また、内針14を引き抜く際に内針穿刺挿通部
10に形成されることになる内針挿通孔は、この
内針穿刺挿通部10が柔軟部材からなるので、自
己閉鎖性を有するが、内針挿通孔からの漏血の防
止をより確実なものとするために、たとえば第3
図に示すように内針穿刺挿通部圧迫具30を、Y
字状貫通管の外側に装着してもよい。この内針
穿刺挿通部圧迫具30は、たとえば塩化ビニル樹
脂、ポリカーボネート、ABS樹脂などの硬質部
材により偏平なラツパ管状に形成してあり、第3
図中の矢印の方向に移動させることにより血液導
出路形成部3および血液導入路形成部4の外側か
ら内針穿刺挿通部10を圧迫して内針挿通孔を確
実に閉鎖するものである。
この考案のシングルニードルY管留置針におい
て、外筒針14の先端を患者の血管内に挿入した
まま留置した状態で、血液導出路6と血液回路と
の接続および血液導入路7と血液回路との接続が
完了した後の使用方法は従来のシングルニードル
型の留置針と同様であり、一定の時間間隔で血液
導出路6および血液導入路7を交互に開閉して使
用する。
(実施例 2) 第4図はこの考案のシングルニードルY管留置
針の他の例を示す断面図である。
第4図に示すように、この実施例のシングルニ
ードルY管留置針においては、前記実施例1のシ
ングルニードルY管留置針と同様のシングルニー
ドルY管留置針の血液導出路形成部3の開口端1
1および血液導入路形成部4の開口端13のそれ
ぞれに装着する蓋20を血液導出路形成部3およ
び血液導入路形成部4のそれぞれと一体に形成す
るとともに、破断可能としてある。
第5図に示すように、この蓋20には、たとえ
ばその膜面を極薄に形成してなる溝21が形成し
てあり、この溝21に沿つて蓋20は破断可能で
ある。また、この溝21を装着部12および1
2′とは反対側の表面に形成すれば、外筒針14
を血管内に挿入した場合に、血圧により第4図中
の矢印の方向に押さえた空気は蓋20の破断片に
残存する溝21に沿つて、開口端11または開口
端13から排出される。さらに、この蓋20を、
たとえばシリコーン発泡体(例;商品名「連泡フ
イルター」、信越ポリマー(株)製)などのように気
体透過性を有すると同時に液体不透過性を有する
材質で形成した場合には、前記溝21を形成しな
くても、貫通管内の空気は漏血を伴なうことな
く蓋20から排出される。
この実施例のシングルニードルY管留置針にお
いて、血液導出路6と血液回路の継手とを接続す
るには、継手の先端で蓋20を押し破り、この継
手を装着部12に嵌合すればよい。同様に、血液
導入路7と血液回路の他方の継手とを接続するに
は、継手の先端で蓋20を押し破り、この継手を
装着部12′に嵌合すればよい。
血液回路の継手を装着部12および装着部1
2′に嵌合することによつて血圧との圧力差を生
じた貫通管内の血液導出入路5に流入した血液
を貫通管内の空気を開口端11または開口端1
3の方向へ押しやりながら流入を続ける。したが
つて、貫通管内の空気は、蓋20の破断片に残
存する溝21に沿つて、開口端11または開口端
13から排出される。なお、この蓋20が気体透
過性を有すると同時に液体不透過性を有する材質
からなる場合には、内針14を引き抜くだけで、
Y字状貫通管内の空気は蓋20から排出され
る。
すなわち、この実施例のシングルニードルY管
留置針においては、血液導出路6、血液導入路7
のクランプおよび気泡抜きの操作を必要とせず
に、血液回路の継手を接続することができる。
また、この実施例のシングルニードルY管留置
針においても、前記実施例1と同様に、第3図に
示すような内針穿刺挿通部圧迫具30をY字状貫
通管の外側に装着して図中の矢印の方向に移動
させることにより内針穿刺挿通部10を圧迫すれ
ば、内針14を引き抜く際に内針穿刺挿通部10
に形成される内針挿通孔からの漏血の防止をより
確実なものとすることができる。なお、この実施
例において、内針14の挿入方法および血液導出
路6と血液回路との接続および血液導入路7と血
液回路との接続が完了した後の使用方法は前記実
施例1の場合と同様である。
この実施例のシングルニードルY管留置針によ
ると、短い内針が使用できて取り扱いが容易であ
るばかりでなく、血液回路の継手の先端で蓋20
を押し破り、そのまま継手を装着部12,12′
に嵌合するだけで、血液回路と血液導出路および
血液回路と血液導入路とを接続することができる
ので、従来のシングルニードル型の留置針のよう
に接続の際に面倒な気泡抜きの操作が不要とな
る。さらに、内針穿刺挿通部圧迫具30を用いれ
ば、内針挿通孔からの漏血をより確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案のシングルニードルY管留
置針の一例を示す断面図、第2図および第3図は
同じくその使用状態を示す説明図、第4図はこの
考案のシングルニードルY管留置針の他の一例を
示す断面図、第5図は同じくそのシングルニード
ルY管留置針における蓋の一例を示す説明図、第
6図は従来のシングルニードル型の留置針の一例
を示す説明図である。 ……Y字状貫通管、2……血液導出入路形成
部、3……血液導出路形成部、4……血液導入路
形成部、9……股間部、10……内針穿刺挿通
部、11,13……開口端、12,12′……装
着部、14……外筒針。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外筒針を有した血液導出入路形成部と、この血
    液導出入路形成部から二股に分岐する血液導出路
    形成部および血液導入路形成部と、前記血液導出
    路形成部の開口端および前記血液導入路形成部の
    開口端のそれぞれに液体流通管を装着する装着部
    と、血液導出路形成部と血液導入路形成部との股
    間部に設けられた内針穿刺挿通部とを有し、前記
    血液導出路形成部と、前記血液導入路形成部と、
    前記装着部と、前記内針穿刺挿通部とが柔軟部材
    で一体成形されてなることを特徴とするシングル
    ニードルY管留置針。
JP1987122698U 1987-08-10 1987-08-10 Expired JPH0426110Y2 (ja)

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