JPH0426109Y2 - - Google Patents

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JPH0426109Y2
JPH0426109Y2 JP1988121416U JP12141688U JPH0426109Y2 JP H0426109 Y2 JPH0426109 Y2 JP H0426109Y2 JP 1988121416 U JP1988121416 U JP 1988121416U JP 12141688 U JP12141688 U JP 12141688U JP H0426109 Y2 JPH0426109 Y2 JP H0426109Y2
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catheter
catheter body
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ultrasonic waves
tip
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JP1988121416U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はカテーテル、特に超音波誘導下でそ
の位置等が確認できるカテーテルに関するもので
ある。
従来の技術 近年、無侵襲で手軽に、かつリアルタイムで画
像が得られることから、超音波が各科の診断や治
療に頻繁に使われるようになつてきた。
従来、例えば脳外科手術において前記のような
超音波を使つて、脳の腫瘍、血腫などを吸引して
ドレーンする場合は、第4図に示すようなスタイ
レツト付きカテーテル1が用いられている。この
カテーテル1はカテーテル本体2とスタイレツト
3からなつている。カテーテル本体2は例えばシ
リコーンゴム等からなつており、その先端面には
開口5が、かつ先端部周壁には側孔6が、それぞ
れカテーテル本体2の内腔7と連通して形成され
ている。内腔7にはカテーテル本体2の後端開口
からスタイレツト3が挿入され、このスタイレツ
ト3はその先端部の表面が超音波を乱反射させる
粗面8に加工されている。なすわち、この粗面8
により超音波が乱反射することによつて、スタイ
レツト3の先端部の位置が確認される。なお、カ
テーテル本体2の外周面には所定長さにわたりマ
ーキング部10と目盛11が等間隔(例えば1
cm)で施され、カテーテル本体2が先端からどの
位の長さ、挿入されたか目視等により確認できる
ようになつている。
使用に際しては、第5図に示すように開頭して
超音波診断装置の探触子12を固定用アーム13
を介して固定した後、図示しない穿刺針(これも
先端部表面が超音波を乱反射させる粗面に加工さ
れている)で血腫を穿刺する。
その後、この穿刺針を抜き、替わりにカテーテ
ル1を前記穿刺針のガイドも兼ねるガイド筒15
を介して該穿刺針の抜いた跡へ挿入し、先端が血
腫に入つたらスタイレツト3をカテーテル本体2
の内腔7から抜去し、カテーテル本体2のみを留
置する(第5図の状態)。次に、カテーテル本体
2の後端開口部に注射器のシリンジを接続して超
音波の画像を見ながら、カテーテル本体2の先端
部を適切な位置に動かして、血腫を取り残しなく
吸引、ドレーンする。
考案が解決しようとする課題 ところで、前記のような血腫を隅から隅まで取
り残しなく吸引して、ドレーンするには、カテー
テル本体2の先端部をその適切な位置に動かすこ
とが必要である。しかしながら、前記カテーテル
の場合、スタイレツト3を一度抜去してしまう
と、超音波でその位置を確認することができない
ため、カテーテル本体2の先端部が血腫の適切な
位置にあるかどうかわからず、血腫を隅から隅ま
で取り残しなく吸引し、ドレーンすることがなか
なか困難で、手術に時間がかかつてしまうという
問題点があつた。
そこで、この考案は前記従来のカテーテルのも
つ問題点を解決し、血腫などを吸引してドレーン
する際、カテーテル本体の位置等を超音波で確実
に確認することができるカテーテルを提供するこ
とを目的とする。
課題を解決するための手段 前記目的を達成するため、この考案に係わるカ
テーテルは、超音波で反応する反応手段をカテー
テル本体の生体内に挿入される適所に一体に設け
たことを特徴とする。
前記反応手段はカテーテル本体の先端部に設け
てもよいし、カテーテル本体のほぼ全長にわたつ
て設けてもよい。
また、前記反応手段としては、超音波を乱反射
させる粗面をもつた部材や、超音波を反射させる
空気溜りが好ましく、しかも前者の場合は、金属
又はセラミツクとし、これをカテーテル本体の先
端部に埋設するとよい。
作 用 超音波反応手段がカテーテル本体の生体内に挿
入される適所に設けられた前記のようなカテーテ
ルの場合、血腫などの吸引、ドレーンに際して、
超音波で反応手段が反応してカテーテル本体の適
所位置を確実に確認することが可能となる。した
がつて、反応手段をその先端部に設けておけば該
先端部が、また全長にわたつて設けておけばカテ
ーテル本体の全体が確認される。
実施例 第1図はこの考案の一実施例を示し、この実施
例のカテーテル本体22には先端部の開口25の
回りに金属又はセラミツクからなり、例えば表面
が粗面となつた超音波反応手段としてのリング2
6が一体に埋設されている。そのほかの構成は、
スタイレツト23の先端部表面に従来のような粗
面が設けられていない点以外は同様となつてい
る。
このカテーテルの場合、例えば第5図に示すよ
うな超音波誘導下での血腫の吸引、ドレーンに際
して、超音波がリング26の粗面で乱反射するこ
とから、該リングのあるカテーテル本体22の先
端部の位置が確認され、これによつてカテーテル
本体22の先端部を血腫の適切な位置へ動かせ
る。
第2図は別の実施例を示し、この実施例のカテ
ーテル本体32はその周壁の軸方向に内腔37と
平行な小ルーメン33を全長にわたつて有し、こ
の小ルーメン33の両端がカテーテル本体32と
同材質の円柱状詰物34で閉塞されることによ
り、詰物34間の小ルーメン33が超音波反応手
段としての空気溜り35に形成されている。
このカテーテルの場合、超音波が空気溜り35
で反射することから、カテーテル本体32の全長
の位置が確認される。
第3図は前記した実施例以外のさらに別の実施
例を示す。同図においてAは第1図のリング26
が埋設されるべきカテーテル本体22の先端部に
リングを埋設せず、リング状の空気溜り42を形
成したもの、Bは第2図のカテーテル本体32の
小ルーメン33のほぼ全長に金属、セラミツク等
からなり、表面が粗面となつた多数の小球43を
嵌入したもので、これによりそれぞれ第1図、第
2図のカテーテル本体22,32と同様に先端部
の位置、全長の位置が確認される。
また、同図C,Dはカテーテル本体22,32
の先端からの所定位置(例えば側孔の配設位置)
を確認するために、前記側孔の近傍にリング又は
空気溜り45を形成したものC、前記小ルーメン
に適宜の数の、表面が粗面の小球又は詰物46を
位置決め嵌入したものDである。
尚、前記した各実施例は好ましい例を示したに
すぎず、超音波反応手段としてこれ以外のもの、
例えば超音波を反射させるものだけでなく、吸収
させるものを設けてもよいことは言うまでもな
い。また、反射させるものの一例としてのリング
26の材質を金属、セラミツク以外としたり、空
気溜り35を小ルーメン33を利用しないで形成
したりすることも可能であり、この考案は要旨を
変更しない範囲で種々の設計変更ができる。
考案の効果 この考案は前記のように超音波で反応する反応
手段をカテーテル本体の生体内に挿入させる適所
に一体に設けたので、脳の腫瘍、血腫などの吸
引、ドレーンに際し、前記反応手段によりカテー
テル本体の適所位置等を超音波で確実に確認する
ことができ、その吸引、ドレーンの容易化、迅速
化を効果的に図ることができる。また請求項4の
場合には、部材の粗面で超音波を乱反射させるこ
とにより、請求項6の場合には、空気溜りで超音
波を反射させることにより、それぞれ簡単に前記
確認ができる。さらに請求項5の場合には、構成
が簡素となつて、場所を取らないことから最も実
用的であるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す要部破断の
正面図、第2図は別の実施例を示し、Aはその一
部省略の正面図、BはAのB−B線に沿う断面
図、第3図AないしDは同上のさらに別の実施例
を示す要部正面図、第4図は従来例を示し、Aは
要部破断で、全長の一部を省略した平面図、Bは
その要部平面図、第5図は同上のカテーテルを用
いた脳外科の手術例を示す図面である。 22,32……カテーテル本体、26……リン
グ、35……空気溜り。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 カテーテル本体と、超音波で反応する反応手
    段とを具えたカテーテルにおいて、前記反応手
    段がカテーテル本体の生体内に挿入される適所
    に一体に設けられていることを特徴とするカテ
    ーテル。 2 前記反応手段がカテーテル本体の先端部に設
    けられている請求項1記載のカテーテル。 3 前記反応手段がカテーテル本体のほぼ全長に
    わたつて設けられている請求項1記載のカテー
    テル。 4 前記反応手段が超音波を乱反射させる粗面を
    もつた部材である請求項1ないし3のいずれか
    1項に記載のカテーテル。 5 前記部材が金属又はセラミツクからなるリン
    グであつて、カテーテル本体の先端部に埋設さ
    れている請求項4記載のカテーテル。 6 前記反応手段が超音波を反射させる空気溜り
    である請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    のカテーテル。
JP1988121416U 1988-09-16 1988-09-16 Expired JPH0426109Y2 (ja)

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JPH0242647U JPH0242647U (ja) 1990-03-23
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JP2016513544A (ja) * 2013-03-14 2016-05-16 ボルケーノ コーポレイション エコー源性特性を有するフィルタ

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