JPH04259969A - 磁気デイスク駆動装置のスイングアームラツチ解除法 - Google Patents

磁気デイスク駆動装置のスイングアームラツチ解除法

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JPH04259969A
JPH04259969A JP11953791A JP11953791A JPH04259969A JP H04259969 A JPH04259969 A JP H04259969A JP 11953791 A JP11953791 A JP 11953791A JP 11953791 A JP11953791 A JP 11953791A JP H04259969 A JPH04259969 A JP H04259969A
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JP
Japan
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swing arm
solenoid
magnetic disk
magnetic head
actuator
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JP11953791A
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Hideyasu Takemura
秀康 竹村
Hiroshi Wakuta
宏 涌田
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気デイスク駆動装置の
スイングアームラツチ解除法に係り、特に、消費電力を
大幅に削減してラツチ解除動作ができる磁気デイスク駆
動装置のスイングアームラツチ解除法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は磁気デイスク駆動装置に対して、
その非運転状態においてはソレノイドへの通電を断つと
、ねじりコイルばねの弾性によつて作動レバーが移動し
、作動レバーの一端がスイングアームのピンに係合して
磁気ヘツドを保持したスイングアームを磁気デイスクの
内周方向に回動させてラツチした状態でロツクされる。 この状態では、作動レバーの他端と係合するアクチユエ
ータはソレノイド本体から突出した状態となつている。 そして、運転時にはソレノイドに通電が行なわれて、ア
クチユエータがソレノイド内に引き込まれ、作動レバー
がねじりコイルばねの弾性力に抗して回動されてスイン
グアームとのラツチが解除される。このようにしてラツ
チが解除されると、スイングアームは駆動可能な状態と
なりホストコンピユータからの指令によつて、0トラツ
クリストアを実行して待機状態に入る。
【0003】先ず従来のラツチ動作の対象となる磁気デ
イスク駆動装置の構成とそのラツチ動作及びラツチ解除
動作を図面を参照して具体的に説明する。
【0004】図4は従来の磁気デイスク駆動装置(以下
、ハードデイスク装置と称する)の蓋を外した斜視図、
図5はハードデイスク装置の内部構造を示す平面図であ
る。
【0005】これらの図において、ハードデイスク装置
1は、アルミダイキヤストによつて成形されたシヤーシ
3と、このシヤーシ3を外周側で保持し、機器に装着す
るためのフレーム5と、シヤーシ3の図において中央左
側に回転自在に軸支された磁気デイスク(以下、ハード
デイスクと称する)7と、ハードデイスク7の記録層に
対して信号の書込/読出を行なう磁気ヘツド9と、一端
側で磁気ヘツド9を支持ばね11を介して支持するとと
もに、支軸13に回動自在に支持されたスイングアーム
15と、スイングアーム15の他端側に備えられた磁気
ヘツド移送用モータとしての可動コイル型モータ(以下
、ボイスコイルモータと称する)17と、一端がスイン
グアーム15の一部に係合し、スイングアーム15を図
示反時計方向に回動させる作動レバー19と、この作動
レバー19の他端と係合し、作動レバー19を図示反時
計方向に駆動させるソレノイド21とシヤーシ3の下面
側に設けられた駆動制御回路を搭載したプリント配線板
37と、これらの各部品を搭載したシヤーシ3のハード
デイスク搭載側の面をOリング22を介して密閉する蓋
体24とから主に構成されている。
【0006】ハードデイスク7はスピンドルモータのロ
ータと一体に形成された回転軸39にねじ止めされ、ロ
ータと一体に回転するようになつている。このハードデ
イスク7の表面には、言うまでもなく磁気記録層が形成
されているが、その内周側はコンタクト・ストツプ・ア
ンド・スタート(CSS)を行なうためのシツピングゾ
ーンSZとなり、この領域で磁気ヘツド9はハードデイ
スク7に接触する。このシツピングゾーンSZの外周側
の領域はデータゾーンDZであつて、この領域では磁気
ヘツド9の浮上が保証されなければならない。また、磁
気ヘツド9はスイングアーム15の揺動によつてハード
デイスク7の最内周側から最外周側までの移送が保証さ
れている。
【0007】スイングアーム15は図6および図7に示
すように、中央部に前記支軸13が挿入され、軸受と止
めねじを介して回動自在に支持される取付孔44を有し
、一端にコイル41が取り付けられ、他端に図5に示す
ようにフレキシヤとも称される支持ばね11が取り付け
られている。コイル41は絶縁性材料からなるコイルボ
ビン43に一体的に支持され、2本のピン45によつて
電気的導通が図られている。
【0008】支持ばね11は図6からもわかるようにス
イングアーム15の二股に分かれた他端側の互いに対向
する2つの取付面46に対し、かしめ孔50に支持ばね
11の一部をそれぞれかしめることによつて固定され、
支持ばね11の先端に磁気ヘツド9が互いに対向するよ
うに取り付けられている。これにより、ハードデイスク
7の両面に対して信号の書き込まれた読み出しが可能に
なつている。なお、図5において支持ばね11の中央に
沿つて伸び、スイングアーム15の側面に回り込んでい
るリード線47は、磁気ヘツド9のヘツドコイルとヘツ
ドアンプ48の入出力端子とを接続するもので、これに
より、ヘツドアンプ48を介して信号の書き込みおよび
読み出しが行なえるようになつている。
【0009】このスイングアーム15の取付孔44の近
傍であつて、ソレノイド21の設置側には図8の要部拡
大図に示すようにピン49が立設されるとともに、幅の
狭い溝51が切溝されている。ピン49は作動レバー1
9の一端に形成された後述の段部が係合可能な高さだけ
スイングアーム15の上面から突出している。溝51は
ヘツドアンプ48を搭載したフレキシブルプリント配線
板53の延出部55を挟持し、フレキシブルプリント配
線板53がスイングアーム15の揺動を阻害することに
ならにように意図されている。
【0010】ボイスコイルモータ17のコイル41部分
と離間した状態で対向するヨークは、第1ヨーク(以下
、上側ヨークと称する)57と第2ヨーク(以下、下側
ヨークと称する)59とからなる。両ヨーク57,59
とも図9および図10に示すように略扇型に形成されて
いる。下側ヨーク59には、中央部にマグネツト61が
固設され、両端部に上側ヨーク57取付用の支軸63,
65が突設されている。また、これらの支軸63,65
に隣接して下側ヨーク59をシヤーシ3に取り付けるた
めの止めねじを挿通する取付孔67,69が穿設されて
いる。なお、支軸63と取付孔67の間に見える小判孔
71は、シヤーシ3に下側ヨーク59を取り付ける際の
位置決めに使用する位置決め用の孔である。上側ヨーク
57には、上記支軸63,65に対応する個所に取付孔
73,75が穿設され、中央下面にストツパ81が垂設
されている。支軸63,65の上端の突起部分77,7
9は上記取付孔73,75にそれぞれ挿入することによ
つて上側および下側ヨーク57,59を一体にするため
のものである。
【0011】なお、図10において右側に位置する下側
ヨーク59の支軸65は、作動レバー19の回動支点で
あつて、この支軸65には、図11に示す作動レバー1
9の中央部に形成された挿通孔83が回動自在に挿入さ
れる。この回動性を確保するため作動レバー19は摩擦
の少ない材質によつて一体に成形されている。また、こ
の作動レバー19には2本の突起85,87が延出して
いる。図11の平面図において左側に突出している突起
85はスイングアーム15作動用のものであつて、上方
に突出している突起87はソレノイド21のアクチユエ
ータ89と係合して作動レバー19を駆動するためのも
のである。突起85には、その先端に2段にわたつて段
部91,93が形成され、そのそれぞれでピン49と段
部91,93との相対位置に応じてピン49と係合する
ことができるようになつている。
【0012】また、突起87には、図12の右側面図に
示すようにアクチユエータ89と係合するための切欠き
95が下面側に形成されている。この作動レバー19の
前記挿通孔83形成部分の外周には、図5に示すように
作動レバー19を反時計方向に弾性付勢するねじりコイ
ルばね97を装着するための装着溝99が形成されてい
る。ねじりコイルばね97はこの装着溝99に装着され
たあと、一端が突起87部分に、他端がソレノイド21
の取付部材106の取付片107の一方に係止される。
【0013】ソレノイド21は、アクチユエータ89が
後退(吸引)位置にあるとき、その位置を保持する自己
保持型のもので、この保持位置にあるときにコイルに通
電されると、アクチユエータ89を保持していたマグネ
ツトの磁力がキヤンセルされ、自己保持力を失うように
設定されている。このように、自己保持力を失つたあと
は、コイルに上記と反対方向に電流を流すとアクチユエ
ータ89を吸引し、再度アクチユエータ89を後退位置
で保持できるようになつている。
【0014】シヤーシ3の裏面側のプリント配線側のプ
リント配線板に搭載された駆動回路23は、図15のブ
ロツク図に示すような概略構成を有している。すなわち
、駆動回路23は通電停止を検出する検出器125と、
スピンドルモータ121の駆動コイル123の接続を切
り換える切り換えスイツチ129と、切り換えスイツチ
129に対し、検出器125からの通電停止信号によつ
て切り換えスイツチ129を作動させ、切り換えスイツ
チ129を切り換えてパルス状の逆起電力を出力させる
スイツチング制御回路127と、駆動コイル123から
のパルス状の逆起電力を整流する整流回路131とから
なり、スイツチング制御回路127によつて切り換えス
イツチ129に対して切換信号が出力されると、整流回
路131を介してソレノイド21にパルス状の電流が瞬
間的に印加される。
【0015】このように構成されたハードデイスク装置
1は、非運転時には、図13に示すように、ソレノイド
21の通電が断たれて作動レバー19がねじりコイルば
ね97の弾性力により図において最も時計方向に回動し
た位置にある。この状態のとき、スイングアーム15の
ピン49に作動レバー19の第2の段部93の先端側が
当接し、ピン49を支軸13に関し最も反時計方向に回
動させた位置に保持することになる。この保持位置はス
トツパ81が図13においてコイル41の左側の内面に
当接することによつて規定され、これにより、磁気ヘツ
ド9はハードデイスク7の最内周位置に位置することに
なる。
【0016】このような非運転状態から、ホストコンピ
ユータに通電され、ハードデイスク装置1の運転が開始
されると、ソレノイド21に通電され、アクチユエータ
89が引き込まれる。これにより、図14に示すように
作動レバー19が反時計方向に回動して前記第2の段部
93がピン49から離間し、ロツク状態を解除する。こ
のロツク解除によりスイングアーム15の駆動が可能に
なる。ロツク解除状態は前述の原理によつて作動する自
己保持型のソレノイドによつて保持される。このように
してロツクが解除されると、ホストコンピユータ側から
0トラツクリストアの指令が出力され、予め設定された
方式で0トラツクリストアを実行し、シーク指令がホス
トコンピユータ側から出力されるまでこの位置で待機す
る。
【0017】そして、待機状態からシーク指令が入力さ
れると、駆動制御回路23側からターゲツトトラツクに
シークするような制御電流がボイスコイルモータ17の
コイル41に印加され、ターゲツトトラツクにシークし
た後、シークコンプリート信号が出力されて信号の書き
込みまたは読み出しが行なわれる。書き込みまたは読み
出しが行なわれると、そのトラツク位置で待機したり、
あるいは、シツピングゾーンSZに戻つてハードデイス
ク7の回転を停止して電力消費を抑える場合もある。
【0018】ここで、書き込みまたは読み出しが行なわ
れているいないにかかわらず、ハードデイスク回転時に
ハードデイスク装置1への通電が遮断されると、スピン
ドルモータのロータが慣性で回転し、スピンドルモータ
の駆動コイルに逆起電力が発生する。一方、駆動回路2
3の検出器125は、その電流の遮断、すなわち、通電
停止を検出し、スイツチング制御回路127に通電停止
信号を出力する。これにより、スイツチング制御回路1
27は切り換えスイツチ129を切り換え、パルス状の
逆起電力を整流回路131側に出力させ、瞬間的にソレ
ノイド21に印加する。この印加により、ソレノイド2
1のコイルに通電され、マグネツトによるアクチユエー
タ89の保持力が解除される。この保持力の解除により
、作動レバー19にねじりコイルばね97の弾性力が付
与され、作動レバー19は時計方向に回動する。この回
動過程で作動レバー19の第1の段部91がピン49に
当接してスイングアーム15を反時計方向に回動させ、
ストツパ81にコイル41の内面が当接するまでハード
デイスク7の内周側に磁気ヘツド9を戻す(図13)。 この位置は当然初期位置、すなわちシツピングゾーンS
Zとなる。
【0019】このように初期位置に戻つたときには、作
動レバー19の第2の段部93がピン49に当接してこ
れを押した状態になつている。この状態では、図13に
示すようにスイングアーム15の回動中心となる支軸1
3の中心と、作動レバー19の回動中心となる支軸65
の中心とを結ぶ線より、ピン49と作動レバー19の第
2の段部93との当接点Aが磁気ヘツド9側、言い換え
ればヘツドリトラツク作動側に出ている。そこで、スイ
ングアーム15に何らかの原因で磁気ヘツド9をハード
デイスク7の外周方向に回動させる力が加わると、ピン
49は図8に示すように第2の段部93の第1の段部9
1と隣接する側の側面92に当接して作動レバー19を
反時計方向に回動させようとする力が加わり、丁度当接
点Aと支軸13の中心とを結ぶ線M、当接点Aと支軸6
5の中心とを結ぶ線N、および支軸13の中心と支軸6
5の中心とを結ぶ線Lとによつて三角形が形成される。 このため、ピン49と作動レバー19の上記側面92と
の間で突つ張るような状態になつて、これ以上ピン49
が戻るようなことはなくなる。すなわち、上記三角形の
形成によつてピン49が言わばセルフロツクされた形と
なり、作動レバー19が反時計方向に回動しない限りピ
ン49が時計方向に回動することはなく、確実にシツピ
ングゾーンSZに磁気ヘツド9を位置させておくことが
できる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】近年この種の磁気デイ
スク駆動装置においても、装置の小型化と共に省電力化
の要求が強くなつている。前述した従来のラツチ解除で
は、非運転状態からホストコンピユータに通電が行なわ
れて、ハードデイスク装置1の運転が開始されると、ソ
レノイド21に通電されてアクチユエータが引き込まれ
ることにより、作動レバー19が回動して第2の段部9
3がピン49から離れてラツチ状態が解除される。この
作動レバー19の反時計方向への回動には、かなりの回
転モーメントが必要であり、従来はソレノイド21に1
2vの電圧を与えて、このラツチ解除を行なつていた。 したがつて、ソレノイド21の小型化に限界があつた。
【0021】本発明は前述したような磁気デイスク駆動
装置の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、
ラツチ解除に必要な電力を大幅に削減することができ、
全体として小型化を図ることができ、磁気デイスク駆動
装置のスイングアームラツチ解除法を提供することにあ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、磁気デイスクに対して信号の書込/読出
を行なう磁気ヘツドを支持し、第1の支軸を中心に回動
自在に配設されるスイングアームと、前記磁気ヘツドを
前記スイングアームを介して前記磁気デイスクの半径方
向に移送する磁気ヘツド移送用モータと、この磁気ヘツ
ド移送用モータの作動を制御する制御手段と、第2の支
軸を中心に回動自在に配設され、一端を前記磁気デイス
クの半径方向の内側に回動させた前記スイングアームに
係合させてラツチする作動レバーと、この作動レバーを
常時前記スイングアームを前記内側にに向かうように弾
性付勢する付勢手段と、前記作動レバーの他端と係合す
るアクチユエータを有し、前記作動レバーの作動を制御
するソレノイドとを備えてなる磁気デイスク駆動装置で
あつて、前記ラツチ状態のまま前記制御手段の制御によ
つて前記磁気ヘツド移送用モータを駆動することにより
、前記スイングアームの磁気ヘツド支持側を前記磁気デ
イスクの半径方向の外側に回動させ、このスイングアー
ムの回動に伴つて前記作動レバーを介して前記アクチユ
エータを前記ソレノイド内に押し込んだ後に、前記ソレ
ノイドに通電して前記アクチユエータを吸引保持する構
成にしてある。
【0023】
【作用】前記手段により、スイングアームを作動レバー
とラツチ状態のままで、制御手段の制御によつて磁気ヘ
ツド移送用モータを駆動してスイングアームの磁気ヘツ
ド支持側を磁気デイスクの半径方向の外周方向の所定位
置まで回動させる。これにより、作動レバーを介してア
クチユエータをソレノイド内に押し込んだ後に、ソレノ
イドに通電してアクチユエータを吸引する。つまり、作
動レバーは付勢手段の弾性力に抗して、スイングアーム
によつて回動してアクチユエータをソレノイド内に押し
込んだ状態でソレノイドの励磁力が作用するので、アク
チユエータを引き込む力は小さくて済み、ソレノイドへ
のラツチを解除するためのアクチユエータ引き込みの電
力の供給を削減できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面(図1〜図3)
を参照して説明する。ここで図1乃至図3は磁気デイス
ク駆動装置のラツチ解除動作の各過程を示す説明図であ
り、これらの図に示すように磁気デイスク駆動装置では
磁気ヘツド9により検出したサーボデータが制御回路1
01に入力されて磁気ヘツド9の位置及び速度が検出さ
れるようになつている。制御回路101の出力端子はボ
イスコイルモータ駆動回路102並びにソレノイド励磁
回路103とに接続してあり、ボイスコイルモータ駆動
回路102とソレノイド励磁回路103との出力端子は
、それぞれボイスコイルモータ17とソレノイド21と
に接続してある。また制御回路101にはホストコンピ
ユータ105が接続され、制御回路101は位置及び速
度の検出信号に基づいて、現在の磁気ヘツド9の位置座
標と移動速度とを演算し、これらの演算値に対応してそ
れぞれの指令信号をボイスコイルモータ駆動回路102
とソレノイド励磁回路103とにフイードバツクして制
御している。
【0025】本実施例に係る磁気デイスク駆動装置のそ
の他の部分の構成は、すでに図4乃至図14を参照して
説明した従来の磁気デイスク駆動装置と同一である。
【0026】次に実施例に係るスイングアームのラツチ
解除法を説明する。図1はすでに図13で説明した非運
転時における作動レバー19によるスイングアーム15
のラツチ状態を示し、ソレノイド21の通電が断たれて
作動レバー19がねじりコイルばね97の弾性力によつ
て最も時計方向に回動変位されている。この時スイング
アーム15のピン49に作動レバー19の第2の段部9
3の先端が当接し、前述した如くセルフロツク形でピン
49は支軸13に対して最も時計方向に回動し、この保
持位置はストツパ81が図1においてコイル41の一側
方の内面に当接して規定され、磁気ヘツド9はハードデ
イスク7の最内周位置に位置している。また、ソレノイ
ド21のアクチユエータ89は最も突出した状態となつ
ている。
【0027】この図1の運転状態からホストコンピユー
タ105よりハードデイスク装置1の運転開始の指令信
号が制御回路101に入力されると、制御回路101は
ボイスコイルモータ駆動回路102に0トラツクリスト
ア指令を発し、この0トラツクリストア指令に基づいて
ボイスコイルモータ駆動回路102からボイスコイルモ
ータ17に駆動電流が流される。このためにボイスコイ
ルモータ17が作動して、スイングアーム15の磁気ヘ
ツド保持側がハードデイスク7の外周方向に移動する。 この移動に際しては、磁気ヘツド9からサーボデータの
検出信号が制御回路101に逐次取り込まれ、これらの
検出信号に基づいて制御回路101では磁気ヘツド9の
座標位置と移動速度を演算し、これらの演算値に基づい
てボイスコイルモータ駆動回路102に時々刻々最適の
制御信号を発する。この制御信号によつてボイスコイル
モータ17で、スイングアーム15が回動制御されて磁
気ヘツド9を所定位置へ移動させ、磁気ヘツド9は外方
の所定位置に向かつて移動していく。このスイングアー
ム15の支軸13を中心とする回動によつて、ピン49
を介して作動レバー19がねじりコイルばね97の弾性
力に抗して反時計方向に回動させられ、図2に示すよう
に作動レバー19の突起87によつてアクチユエータ8
9がソレノイド21内に押し込まれる。この際、ピン4
9を時計方向に回動して支軸13の中心と支軸65の中
心とを結ぶ線L(図1に示す)を越えることにより、セ
ルフロツクが解除される。
【0028】このようにしてアクチユエータ89がソレ
ノイド21内に押し込まれたことを検知すると、制御回
路101からソレノイド励磁回路103にラツチ解除指
令が与えられ、ソレノイド励磁回路103からソレノイ
ド21に励磁電流が供給されてソレノイド21によつて
アクチユエータ89が押し込まれた(引き込まれた)状
態で吸引保持される。つまり、この状態で、作動レバー
19とスイングアーム15とのラツチは完全に解除され
ており、この解除状態が維持され、スイングアーム15
は磁気ヘツド9を0トラツクに位置させて待機状態に入
る。その後はホストコンピユータ105からのシーク指
令に基づいて制御回路101から発せられる指令信号に
よつてボイスコイルモータ駆動回路102からボイスコ
イルモータ17に電流が供給され、図3に示すようにタ
ーゲツトトラツクへのシークが行なわれ、信号の書込或
いは読出が行なわれる。そして、そのトラツク位置で待
機したり或いはシツピングゾーンSZに戻つてハードデ
イスク7の回転を停止して電力消費を抑える動作を行な
つたりする。
【0029】このようにして、前記実施例によると運転
停止状態でスイングアーム15のロツクのために行なわ
れていた作動レバー19のスイングアーム15へのラツ
チの解除に際しては、運転の開始で支軸13を中心にボ
イスコイルモータ17によつて回動するスイングアーム
15により作動レバー19を介してアクチユエータ89
がソレノイド21内に押し込められる。このためアクチ
ユエータ89の吸引する距離が短くなり、アクチユエー
タ89の吸引のためにソレノイド21に大きな電流を流
す必要がなく、前記ラツチの解除動作ではアクチユエー
タ89が押し込まれた後にソレノイド21内に押し込ま
れたアクチユエータ89を吸引保持するための電流を供
給するだけでよい。従つて前記実施例によると、運転停
止状態からスイングアーム15のロツクを解除するため
に必要な電力を削減することができ、実際には従来12
vであつたソレノイド21への供給電圧を4.5vに低
減することができる。また、前記実施例では磁気ヘツド
9で検出したサーボデータに基づいて、磁気ヘツド9の
位置と速度が制御回路101で逐次演算され、この演算
値に対応してボイスコイルモータ駆動回路102によつ
て、ボイスコイルモータ17が適確に作動されるので、
磁気ヘツド9のハードデイスク7上での移動制御は極め
て精度よくスムーズに行なえ、前述したスイングアーム
15の回動によるラツチ解除をスムーズに行なえる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
運転開始時の支持部材のロツク解除に際しては、作動レ
バーをスイングアームにラツチさせた状態のままで、制
御手段の制御によつて磁気ヘツド移送用モータを駆動す
ることにより、スイングアームの磁気ヘツド支持側を磁
気デイスクの半径方向の所定位置まで回動させ、作動レ
バーを介してアクチユエータをソレノイド内に押し込ん
だ後に、ソレノイドに通電してアクチユエータを吸引保
持させるので、作動レバーのスイングアームからのラツ
チ解除に必要な電力を大幅に削減することができ、全体
として、小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のラツチ解除動作のラツチ状
態を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施例のラツチ解除動作の説明図で
ある。
【図3】本発明の一実施例のラツチ解除時の説明図であ
る。
【図4】従来の磁気デイスク駆動装置の蓋を外した斜視
図である。
【図5】従来の磁気デイスク駆動装置の内部構造を示す
平面図である。
【図6】従来の磁気デイスク駆動装置のボイスコイルモ
ータのコイルを組み込んだスイングアームの側面図であ
る。
【図7】従来の磁気デイスク駆動装置のボイスコイルモ
ータのコイルを組み込んだスイングアームの平面図であ
る。
【図8】従来の磁気デイスク駆動装置のスイングアーム
の要部の説明図である。
【図9】従来の磁気デイスク駆動装置のボイスコイルモ
ータの上側ヨークの説明図である。
【図10】従来の磁気デイスク駆動装置のボイスコイル
モータの下側ヨークの説明図である。
【図11】従来の磁気デイスク駆動装置の作動レバーの
平面図である。
【図12】従来の磁気デイスク駆動装置の作動レバーの
側面図である。
【図13】従来の磁気デイスク駆動装置のラツチ時の説
明図である。
【図14】従来の磁気デイスク駆動装置のラツチ解除時
の説明図である。
【図15】駆動回路のブロツク図である。
【符号の説明】
1  ハードデイスク装置 7  ハードデイスク 9  磁気ヘツド 13  支軸 15  スイングアーム 17  ボイスコイルモータ 19  作動レバー 21  ソレノイド 49  ピン 65  支軸 89  アクチユエータ 101  制御回路 102  ボイスコイルモータ駆動回路103  ソレ
ノイド励磁回路 105  ホストコンピユータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  磁気デイスクに対して信号の書込/読
    出を行なう磁気ヘツドを支持し、第1の支軸を中心に回
    動自在に配設されるスイングアームと、前記磁気ヘツド
    を前記スイングアームを介して前記磁気デイスクの半径
    方向に移送する磁気ヘツド移送用モータと、この磁気ヘ
    ツド移送用モータの作動を制御する制御手段と、第2の
    支軸を中心に回動自在に配設され、一端を前記磁気デイ
    スクの半径方向の内側に回動させた前記スイングアーム
    に係合させてラツチする作動レバーと、この作動レバー
    を常時前記スイングアームを前記内側に向かうように弾
    性付勢する付勢手段と、前記作動レバーの他端と係合す
    るアクチユエータを有し、前記作動レバーの作動を制御
    するソレノイドとを備えてなる磁気デイスク駆動装置で
    あつて、前記ラツチ状態のまま前記制御手段の制御によ
    つて前記磁気ヘツド移送用モータを駆動することにより
    、前記スイングアームの磁気ヘツド支持側を前記磁気デ
    イスクの半径方向の外側に回動させ、このスイングアー
    ムの回動に伴つて前記作動レバーを介して前記アクチユ
    エータを前記ソレノイド内に押し込んだ後に、前記ソレ
    ノイドに通電して前記アクチユエータを吸引保持してラ
    ツチを解除することを特徴とする磁気デイスク駆動装置
    のスイングアームラツチ解除法。
  2. 【請求項2】  前記制御手段でサーボデータを監視し
    ながら、磁気ヘツド移送用モータを駆動して前記スイン
    グアームを回動させることを特徴とする請求項1に記載
    の磁気デイスク駆動装置のスイングアームラツチ解除法
JP11953791A 1991-02-14 1991-02-14 磁気デイスク駆動装置のスイングアームラツチ解除法 Withdrawn JPH04259969A (ja)

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